JP2010017322A - ドラム式洗濯乾燥機 - Google Patents

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Abstract

【課題】脱水終了後の洗濯物がはがれないまま乾燥工程へ移行することを防止する。
【解決手段】洗濯物を投入する回転ドラム53を収容した水槽52と、回転ドラム53の駆動用モータ54と、水槽52の振動を検出する振動検出手段56と、周波数成分計算手段59および、回転時間制御手段60および、一連の工程を制御するシーケンス制御手段61とで構成した制御手段57と備え、制御手段57は、布はがし工程で回転ドラム53駆動中の水槽52の振動より、振動検出手段56あるいは周波数成分計算手段59により得た結果から、回転ドラム53の回転速度の周期に相当する振動出力と、異なる周期に相当する振動出力とを比較して、回転ドラム53内の洗濯物の布はがれ状態を判定する布はがし工程を設けたことにより、乾燥工程移行前に確実に回転ドラム53側面から洗濯物をはがし、未乾燥という不具合の発生を防止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、有底円筒形に形成された回転ドラムを、水槽内に設置し、回転ドラムを回転駆動することにより回転ドラム内に収容した洗濯物を洗濯するドラム式洗濯乾燥機に関するものである。
従来、この種のドラム式洗濯乾燥機は、脱水工程において回転ドラムを高速回転させて遠心力により洗濯物の水分の脱水を行うため、回転ドラム側面に洗濯物がはりつく状態になる。前記の回転ドラム側面に洗濯物が張り付いた状態で乾燥工程に移行した場合、乾燥用空気と洗濯物の接触面積が限られるため、未乾燥のまま乾燥工程が終了してしまう。
そこで、回転ドラム側面への洗濯物の張り付きを解消する為、布はがし工程として回転ドラムを微小角度で正逆回転させて洗濯物をはがしたり、ほぐしたりする等のドラム駆動方式が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図6は、特許文献1に記載された従来のドラム式洗濯乾燥機の構成を示す縦断面図である。図6に示すように、サスペンション構造4によって支持された水槽3内に、回転ドラム10が配設され、回転ドラム10はモータ17によって回転駆動できるように構成されている。
図7(a)は、前記従来のドラム式洗濯乾燥機の最終すすぎ工程から最終脱水工程までの工程チャートであり、図7(b)は、同ドラム式洗濯乾燥機の乾燥工程の工程チャートである、前記(a)の続きである。図7(a)の最終脱水工程の最終ステップに、モータ回転数50rpmで微小回転と表現されている矢印Cで示した行程部分が、従来から提案されてきた布はがし工程である。
即ち、モータ17により高速回転されて、回転ドラム側面に遠心力により張り付いた洗濯物は、前記布はがし工程である微小回転行程においてモータ4によって回転ドラムを微小角度の正逆回転することで、回転ドラムからはがされたりほぐされたりした後、乾燥工程に移行するという構成である。
特開2000−254385号公報
しかしながら、前記従来の構成では、高速脱水回転による脱水性能の向上や、乾燥時間を短縮して使い勝手を向上する、という要求に対し、洗濯物がドラム側面への強く張り付いた状態の布はがしやほぐし作用を良くするには、布はがし工程の時間を延長するしかなく、時間短縮という要求と相反する課題や、また時間を延ばしても確実に布がはがれるかどうかは分からないという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、回転ドラム内の洗濯物はがれ状態の判定し、最適な布はがし工程を実現したドラム式洗濯乾燥機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のドラム式洗濯乾燥機は、洗濯物を投入する回転ドラムと、前記回転ドラムを収容した水槽と、前記回転ドラムを回転させる駆動モータと、前記水槽の振動を検出する振動検出手段と、前記振動検出手段で検出した振動に対
して周波数成分を計算する周波数成分計算手段および、モータの回転数や時間を制御する回転時間制御手段および、洗浄、すすぎ、脱水、布はがし、布はがし延長、乾燥等の一連の工程を制御するシーケンス制御手段で構成した制御手段とを備え、前記制御手段は、布はがし工程あるいは布はがし延長工程で回転ドラム駆動中の水槽の振動より、前記振動検出手段あるいは前記周波数成分計算手段により得た結果から、回転ドラムの回転速度の周期に相当する振動出力と、前記回転ドラムの回転速度の周期と異なる周期に相当する振動出力とを比較して、前記回転ドラム内の洗濯物の布はがれ状態を判定する布はがし工程を設けたものである。
これによって、振動検出手段で得た振動成分が、回転ドラムの回転速度の周期よりも短い周期で急激な出力変化である場合、それは回転ドラム側面に洗濯物がはりついたことによる回転ドラムの回転中心が偏心してドラムが振動しているものではなく、洗濯物が攪拌突起に持ち上げられ、自由落下により回転ドラム内に衝突し回転ドラムが振動することより、水槽の振動に伝えられ、洗濯物が回転ドラム側面からはがれた事を検知することができるので、回転ドラム内の洗濯物の布はがれ状態を正しく判定し、乾燥能力の向上が図れる。
本発明のドラム式洗濯乾燥機は、回転ドラム内の洗濯物の布はがれ状態を正しく判定し、乾燥能力の向上を達成することができる。
第1の発明は、洗濯物を投入する回転ドラムと、前記回転ドラムを収容し、かつ筐体から弾性支持機構により支持された水槽と、前記回転ドラムを回転駆動するモータと、投入された洗濯物を引っ掛け持ち上げる攪拌突起と、前記水槽内に水を流し込む給水手段と、前記水槽の振動を検出する振動検出手段と、前記振動検出手段で検出した振動に対して周波数成分を計算する周波数成分計算手段および、モータの回転数や時間を制御する回転時間制御手段および、洗浄、すすぎ、脱水、布はがし、布はがし延長、乾燥等の一連の工程を制御するシーケンス制御手段で構成した制御手段とを備え、前記制御手段は、布はがし工程あるいは布はがし延長工程で回転ドラム駆動中の水槽の振動より、前記振動検出手段あるいは前記周波数成分計算手段により得た結果から、回転ドラムの回転速度の周期に相当する振動出力と、前記回転ドラムの回転速度の周期と異なる周期に相当する振動出力とを比較して、前記回転ドラム内の洗濯物の布はがれ状態を判定する布はがし工程を設けたことにより、振動検出手段で得た振動成分が、回転ドラムの回転速度の周期よりも短い周期で急激な出力変化である場合、それは回転ドラム側面に洗濯物がはりついたことによる回転ドラムの偏心の増大からドラムが振動しているものではなく、洗濯物が攪拌突起に持ち上げられ、自由落下により回転ドラム内に衝突し回転ドラムが振動することより、洗濯物が回転ドラム側面からはがれた事を検知することができるので、回転ドラム内の洗濯物の布はがれ状態を正しく判定し、乾燥能力の向上が図れる。
第2の発明は、特に、第1の発明の制御手段を、振動検出手段の少なくともひとつ以上の加速度センサで構成された振動検出手段から得た水槽の、上下、左右、前後等の方向の少なくともひとつ以上の振動成分を検出し、前記方向毎の振動成分、もしくは前記方向毎の振動成分の和からのを出力により洗濯物の布はがれ状態を判定するようにしたことにより、精度よく水槽の振動を把握できるので、回転ドラム内の布はがれ状態をより正確に検知できる。
第3の発明は、特に、第1の発明または第2の発明の制御手段を、振動検出手段の出力が回転ドラムの回転周期よりも短い周期で所定の時間変化量よりも大きい場合、洗濯物が布はがれ状態であると判定するようにしたことにより、正確な布はがれ判定が可能となる
第4の発明は、特に、第1〜3のいずれか1つの発明の制御手段を、周波数成分計算手段により、回転ドラムの回転速度に、搭載された攪拌突起の個数の倍数に対応する各周波数帯の振動のスペクトル値が回転ドラムの回転速度に対応する周波数帯の振動のスペクトル値よりも所定値以上大きい場合、洗濯物が布はがれ状態であると判定するようにしたことにより、洗濯物が攪拌突起に持ち上げられ、自由落下により回転ドラム内に衝突して回転ドラムに与えた振動を検知するので、正確な布はがれ判定が可能となる。
第5の発明は、特に、第1〜4のいずれか1つの発明の制御手段を、布はがし工程終了時に、制御手段により洗濯物が布はがれ状態であると判定されなかった場合、シーケンス制御手段により布はがしの延長工程に移行するようにしたことにより、布はがしがされない状態での乾燥工程への移行を防止し、不完全な乾燥仕上がりを防止する。
第6の発明は、特に、第1〜5のいずれか1つの発明の制御手段を、布はがし延長工程終了時に、制御手段により洗濯物が布はがれ状態であると判定されなかった場合、シーケンス制御手段によりすすぎ工程に戻るようにしたことにより、再度のすすぎ工程より運転をすることで、洗濯物が強固に回転ドラムに張り付いた状態を一旦解消し、再度布はがし工程を行うことにより、確実な布はがしがなされる。
第7の発明は、特に、第1〜6のいずれか1つの発明の制御手段を、布はがし延長工程終了時に、給水手段により洗濯物に所定時間給水した後、あるいは洗濯物に給水しながら布はがし工程あるいは布はがし延長工程を行うようにしたことにより、洗濯物に給水が含まれるので、その自重により回転ドラム側壁からの離脱がしやすくなり、確実な布はがしがなされる。その後すぐに脱水工程に戻るので請求項6よりも時間短縮となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるドラム式洗濯乾燥機の構成を示す縦断面図であり、図2は、同洗濯乾燥機の布はがし工程における水槽の振動から得た加速度出力の時間変化を示し、図3は、同洗濯乾燥機の加速度センサ出力をフーリエ変換(FFT)した時のスペクトルの各周波数成分の値を示す図であり、図4、図5は同洗濯乾燥機の布はがし行程の第1の第2のフローチャートである。
図1において、洗濯機本体である筐体51内方に衣類などの洗濯物を収容した洗濯槽としての回転ドラム53を回転自在に配した水槽52は、ばね64やダンパー58等の弾性支持機構にて弾性防振支持される。
前記回転ドラム53は、水槽52の右外壁面に固着したモータ54と結合し回転駆動して、回転ドラム53の内壁に形成した複数個の攪拌突起62にて洗濯物を引っ掛け持ち上げ、落下させるたたき洗いにて洗濯物を洗浄する。
前記回転ドラム53を回転駆動させるためのモータ54はブラシレスモータ等で構成し、回転速度は可変であり、洗濯工程では正転・反転を繰り返す。
前記回転ドラム53および水槽52内に給水するための給水手段63が筐体51の上部後方に搭載されている。
水槽52の振動を検出する振動検出手段となる半導体加速度センサ56は、水槽52の上部に固着され水槽52の前後左右上下方向の多軸の振動(加速度)を検出する。多軸構成の理由は、実際の水槽52の振動は、必ずしも一方向に限定できないので、3軸の加速度センサを用いて、3軸の加速度成分を加算して合計したものを利用するのが水槽の動きを検知する精度が高まり効果的であり、本案はこの多軸タイプのセンサで得たデータを活用している。
制御手段57は、本来は筐体51内部に収納するが、機能をわかり易く説明する為に図1のように右側に取り出した図としている。
前記制御手段57は、前記振動検出手段で検出した振動に対して周波数成分を計算する周波数成分計算手段59と、モータの回転数や時間を制御する回転時間制御手段60と、洗浄、すすぎ、脱水、布はがし、布はがし延長、乾燥の一連の工程を制御するシーケンス制御手段61とで構成される。
前記周波数成分計算手段59は、具体的にはマイコンで構成されており、振動検出手段56で得た信号から離散フーリエ変換(DFT)もしくは高速フーリエ変換(FFT)を行い、各周波数成分の大きさを計算する。
制御手段57は、前記振動検知手段56で得た信号の振幅の時間推移による出力変化、または周波数成分計算手段59で計算した振動の周波数成分の大小、に応じて回転ドラム53内の洗濯物のはがれ状態を判定し、洗濯物のはがれ状態に対応して、モータの回転や時間の制御や、布はがし工程の延長や、すすぎ工程への移行、乾燥工程への移行などのシーケンス制御を行う。
以下、図2の振動検知手段により得た信号の時間推移に加速度出力の時間変化図および、図3の振動スペクトルの各周波数成分の値の図に従って、布はがし検知内容を説明する。
図2は、布はがし工程時において、縦軸は水槽の振動から得た加速度センサ出力を示し、横軸は回転ドラムの運転経過時間をしめし、図2(a)は、洗濯物が回転ドラムにはりついた状態を、図2(b)は、洗濯物が回転ドラムからはがれた状態を示す。
図3は、布はがし工程時において、縦軸は水槽の振動のフーリエ振幅スペクトル値を、横軸は周波数(Hz)を示し、図3(a)は、洗濯物が回転ドラムにはりついた状態を、図3(b)は、洗濯物が回転ドラムからはがれた状態を示す。
図2、図3で示したドラム式洗濯乾燥機は、布はがし工程時の回転ドラムの回転速度は低角速度の15rpmであり、周波数に直すと0.25Hzである。搭載された攪拌突起62の個数は3個であり、ドラムの回転速度に搭載された攪拌突起62の個数をかけたものの周波数は0.75Hzとなる。
図2(a)洗濯物がはりついている状態図でのaとaのポイントは、加速度センサ出力に変化を生じたピークの時間を表していて、その間隔は約4sec(秒)である。つまり洗濯物がはがれていない場合、水槽52の振動を検知する振動検知手段56から得た信号は、回転ドラムの回転速度と同じ周波数である0.25Hzつまり約4sec(秒)おきの振動を検知していることが分かる。
図2(b)洗濯物がはがれた状態図でのb〜bのポイントは、加速度センサ出力に変化を生じたピークの時間を表していて、その間隔はどれも約4sec(秒)以下であり
、ドラムの回転速度の周波数0.25Hzよりも短い周波数で急激な出力変化がおきていることが分かる。これは攪拌突起62により洗濯物が持ち上げられ、自由落下しドラムと洗濯物が衝突することにより、水槽52の振動周波数が高くなるからである。
この振動検知手段56から得た信号の違いによって、回転ドラム53内の洗濯物のはがれ状態を検知するものである。
これによって、振動検出手段で得た振動成分が、回転ドラムの回転速度の周期よりも短い周期で急激な出力変化である場合、それは回転ドラム側面に洗濯物がはりついたことによる回転ドラムの回転中心が偏心してドラムが振動しているものではなく、洗濯物が攪拌突起に持ち上げられ、自由落下により回転ドラム内に衝突し回転ドラムが振動することより、水槽の振動に伝えられ、洗濯物が回転ドラム側面からはがれた事を検知することができるので、回転ドラム内の洗濯物の布はがれ状態を正しく判定し、乾燥能力の向上が図れる。
図3(a)洗濯物がはりついている状態図でのAのポイントは、周波数スペクトルのピークを表していて、その周波数はドラムの回転速度と同じ周波数の0.25Hzである。
図3(b)洗濯物がはがれた状態図でのBのポイントは、周波数スペクトルのピークの周波数を表していて、その周波数はドラムの回転速度に、搭載された攪拌突起62の個数分かけたものに対応する周波数である0.75Hzである。
即ち、周波数成分計算手段により、ドラムの回転速度に搭載している攪拌突起の個数をかけたものに対応する周波数成分と、ドラムの回転速度に対応する周波数成分を抽出し、振動成分の値の大小により、回転ドラム内の布はがれ状態を判定する。
この違いにより、ドラムの回転速度に対応する周波数成分でのスペクトル値が大きい場合は洗濯物がはりついている状態、一方、ドラムの回転速度に、搭載された攪拌突起62の個数分かけたものに対応する周波数成分でのスペクトル値が大きい場合は洗濯物がはがれている状態であると判定することができる。
以上のように洗濯物が回転ドラム側壁から、はがれたかどうかを検知する制御を、図4の第1のフローチャート、図5の第2のフローチャートに基づき実際の運転制御をいかにしているかを以下説明する。
図4の第1のフローチャートにおいて、S100のすすぎ工程終了後、S101の脱水工程を経てS102の布はがし工程にはいる。S102の布はがし工程において、S103のはがし検知にて、回転ドラム側面からはがれた事を検知する(Y)と次工程のS106乾燥工程に移行する。
一方、S103のはがし検知にて、はがれていないと検知した場合(N)は、S104の布はがし延長工程に移行し、再度回転ドラムを回転速度は低角速度の15rpm前後で、はがし、およびほぐし等の運転をおこない、所定時間の後S105のはがし検知にて回転ドラム側面からはがれているか(Y)、はがれていないか(N)を検知する。
洗濯物が、はがれていると検知すれば(Y)、S106の乾燥工程に移行し、はがれていない(N)と検知すれば、S100のすすぎ工程に戻る。
図5の第2のフローチャートは、布はがし工程あるいは布はがし延長工程において、洗
濯物が回転ドラム側壁から、よりはがれやすくする構成を提案するものである。
図5の第2のフローチャートにおいて、S200のすすぎ工程を経てS201の脱水工程を終了後、S202の布はがし工程において、S203のはがし検知にて、回転ドラム側面からはがれた事を検知する(Y)と次工程のS208の乾燥工程に移行する。
一方、S203のはがし検知にて、はがれていないと検知した場合(N)は、S205の布はがし延長工程に移行し、かつ、S206にて給水手段63により予め回転ドラム内部に給水しておく、あるいは給水しながら回転ドラムを回転速度を低角速度の15rpm前後で、はがし、およびほぐし等の運転をおこなう。
所定時間の後S207のはがし検知にて回転ドラム側面からはがれているか(Y)、はがれていないか(N)を検知する。はがれていると検知すれば(Y)、S208の乾燥工程に移行し、はがれていない(N)と検知すれば、S200のすすぎ工程に戻る。
以上のように、第1のフローチャートのように、洗濯物のはがれ状態によって、シーケンス制御手段57により布はがし延長工程に移行したり、布はがしが十分になされない場合には、再びすすぎ工程に戻し移行するように制御することにより、はがれを確実なものとする。
あるいは、第2のフローチャートのように、布はがし工程あるいは布はがし延長工程において、給水手段よって洗濯水を給水することで回転ドラム53内の洗濯物を濡らし、はがれやすい状態にするよう制御する。
これらにより、布はがし工程時に水槽内の洗濯物のはがれを確実なものとし、最適な乾燥を提供するものである。
以上のように、本発明にかかる洗濯乾燥機、シーケンス制御方法およびプログラムは、水槽振動やその周波数成分から布はがしシーケンスや給水を制御することができ、それにより水槽内の洗濯物のはがれ状態を制御し、洗濯乾燥機の乾燥能力を向上し、未乾燥を防止することができる。これは、家庭用の洗濯乾燥機だけでなく、業務用の洗濯乾燥機などに広く適用できる。
本発明の実施の形態1の洗濯乾燥機の構成図 (a)同洗濯乾燥機の洗濯物はがれによる加速度センサ出力の時間変化を示す洗濯物がはりついた場合の図(b)同洗濯乾燥機の洗濯物はがれによる加速度センサ出力の時間変化を示す洗濯物がはがれた場合の図 (a)同洗濯乾燥機の洗濯物はがれによる加速度センサ出力をFFTした時のスペクトルを示す洗濯物がはりついた場合の図(b)同洗濯乾燥機の洗濯物はがれによる加速度センサ出力をFFTした時のスペクトルを示す洗濯物がはがれた場合の図 同洗濯乾燥機の布はがし工程の第1のフローチャート 同洗濯乾燥機の布はがし工程の第2のフローチャート 従来のドラム式洗濯乾燥機の構成を示す縦断面図 従来のドラム式洗濯乾燥機の工程チャート
符号の説明
51 筐体
52 水槽
53 回転ドラム
54 モータ(駆動手段)
56 振動検出手段(半導体加速度センサ)
57 制御手段
58 弾性支持機構(ダンパー)
59 周波数成分計算手段
60 回転速度制御手段
61 シーケンス制御手段
62 攪拌突起
63 給水手段
64 弾性支持機構(ばね)

Claims (7)

  1. 洗濯物を投入する回転ドラムと、前記回転ドラムを収容し、かつ筐体から弾性支持機構により支持された水槽と、前記回転ドラムを回転駆動するモータと、投入された洗濯物を引っ掛け持ち上げる攪拌突起と、前記水槽内に水を流し込む給水手段と、前記水槽の振動を検出する振動検出手段と、前記振動検出手段で検出した振動に対して周波数成分を計算する周波数成分計算手段および、モータの回転数や時間を制御する回転時間制御手段および、洗浄、すすぎ、脱水、布はがし、布はがし延長、乾燥等の一連の工程を制御するシーケンス制御手段で構成した制御手段とを備え、前記制御手段は、布はがし工程あるいは布はがし延長工程で回転ドラム駆動中の水槽の振動より、前記振動検出手段あるいは前記周波数成分計算手段により得た結果から、回転ドラムの回転速度の周期に相当する振動出力と、前記回転ドラムの回転速度の周期と異なる周期に相当する振動出力とを比較して、前記回転ドラム内の洗濯物の布はがれ状態を判定する布はがし工程を設けたドラム式洗濯乾燥機。
  2. 制御手段は、振動検出手段の少なくともひとつ以上の加速度センサで構成された振動検出手段から得た水槽の、上下、左右、前後等の方向の少なくともひとつ以上の振動成分を検出し、前記方向毎の振動成分、もしくは前記方向毎の振動成分の和からの出力により洗濯物の布はがれ状態を判定するようにした請求項1に記載のドラム式洗濯乾燥機。
  3. 制御手段は、振動検出手段の出力が回転ドラムの回転周期よりも短い周期で所定の時間変化量よりも大きい場合、洗濯物が布はがれ状態であると判定するようにした請求項1または2に記載のドラム式洗濯乾燥機。
  4. 制御手段は、周波数成分計算手段により、回転ドラムの回転速度に、搭載された攪拌突起の個数の倍数に対応する各周波数帯の振動のスペクトル値が回転ドラムの回転速度に対応する周波数帯の振動のスペクトル値よりも所定値以上大きい場合、洗濯物が布はがれ状態であると判定するようにした請求項1〜3のいずれか1項に記載のドラム式洗濯乾燥機。
  5. 制御手段は、布はがし工程終了時に、制御手段により洗濯物が布はがれ状態であると判定されなかった場合、シーケンス制御手段により布はがし延長工程に移行するようにした請求項1〜4のいずれか1項に記載のドラム式洗濯乾燥機。
  6. 制御手段は、布はがし延長工程終了時に、制御手段により洗濯物が布はがれ状態であると判定されなかった場合、シーケンス制御手段によりすすぎ工程に戻るようにした請求項1〜5のいずれか1項に記載のドラム式洗濯乾燥機。
  7. 制御手段は、布はがし工程あるいは布はがし延長工程終了時に、給水手段により洗濯物に所定時間給水した後、あるいは洗濯物に給水しながら布はがし延長工程を行い、はがし検知がYesであれば脱水行程に戻るようにした請求項1〜6のいずれか1項に記載のドラム式洗濯乾燥機。
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