JP2016052702A - 上肢補助装置 - Google Patents

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西尾 拓也
Takuya Nishio
拓也 西尾
金島 秀幸
Hideyuki Kaneshima
秀幸 金島
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Abstract

【課題】 作業者の動作の自由度を損なうことなく作業者の上肢を支持する。
【解決手段】 本発明の上肢補助装置1は、作業者の腰部及び上肢にそれぞれ固定される腰部固定部2及び上肢支持部3を備える。上肢支持部3は、腰部固定部2に設けられた基体21と、該基体21に設けられた略垂直軸22と、該略垂直軸22の廻りに回動可能に支持された回動体23と、両端部が略水平軸廻りに回動可能に支持される一対のリンク24,24により構成され、該一対のリンク24,24の基端部が回動体23に取り付けられている平行リンク24と、一対のリンク24,24の先端部に取り付けられることにより、回動体23に対して昇降自在に設けられた昇降体25と、平行リンク24を介して、昇降体25を上方へ付勢するように構成された付勢手段26と、該昇降体25に設けられ、作業者の上肢を支持する上肢支持体28とを備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えばぶどうや梨等の棚の下での作業のように、長時間上肢を上げたままで作業する際の負担を軽減するために、作業者の上肢を支持する上肢補助装置に関するものである。
第一の背景技術としては、特許文献1に記載されたブドウ栽培等の作業補助具を例示する。この作業補助具は、作業者の少なくとも一方の腕を、弾性力によって付勢することで上方へ上げた状態に支持するブドウ栽培等の作業補助具において、作業者の胴体に装着される胴体固定部と、作業者の腕を受けて支持する部分である腕受部と、超弾性の特性を備える形状記憶合金によって長尺状に形成され、下端側が胴体固定部に固定される共に、上端側が腕受部に固定されることで、胴体固定部と腕受部との間に配される長尺状弾性部材とを具備する。特許文献2に記載された腕支持具も特許文献1と同様に長尺状弾性部材を備えたものとなっている。
第二の背景技術としては、特許文献3に記載された作業用腕支持具を例示する。この作業用腕支持具は、作業者の胴体部の脇に沿って伸びる第1の棒状部材と、腕に沿って伸びる第2の棒状部材と、両部材の端部を回動可能に連結する連結手段と、連結手段の近傍に設けられた脇当て部と、第1の棒状部材の他端部に設けて胴体部に固定した胴体固定部と、第2の棒状部材の他端部に設けて上腕を支える腕受け部と、両部材の間に掛け渡して両部材を互いに開く方向に付勢するバネ部材とを備える構成となっている。
第三の背景技術としては、特許文献4に記載された肩掛け式腕支え補助装具を例示する。この肩掛け式腕支え補助装具は、きき手側の肩にかけた、肩掛け金具ときき手側の腰に当てる、腰当て板を帯を介して体に装着するようになっている。そして、体に装着した部分と、腕を乗せる部分は金属でつながっており、かつ、腕を乗せる部分は、バネで腕の重力と反対方向に作用させ、腕の上下方向の動きに合わせて、スイング機構を付けている。又、腕の横方向の動きに同期させるために、回転部分を設けている。
第四の背景技術としては、特許文献5〜9に記載された姿勢保持具を例示する。この姿勢保持具は、作業者の背面に取り付けられる本体部と、該本体部に支持され、作業者の肩関節部から延びる腕部に取り付けられるアーム部とを備える。そして、アーム部に取り付けられる作業者の腕部の動作に伴うアーム部の動作を許容する許容状態と、本体部に対してアーム部を所望の位置で保持する保持状態とに切換自在な保持機構を備えている。保持機構は、ソレノイドや電磁クラッチが用いられており、そのためのバッテリー又は電池を装備する必要がある。
特許第5150444号公報 特開2010−284094号公報 実用新案登録第3184245号公報 特開平7−107861号公報 特開2014−33778号公報 特開2014−33779号公報 特開2014−33780号公報 特開2014−113317号公報 特開2014−113666号公報
ところが、第一〜四の背景技術に係る補助装置は、いずれも、作業者の上肢及び胴体の表面に沿うように装着され、しかもそれら装置のほとんどが作業者の胴体の複数箇所に固定されるため、作業者の身体的な拘束が強く、動作の自由度が損なわれるという課題がある。そのため、例えば、作業者が転倒したときに受け身を取り難い。
また、第一〜第三の背景技術に係る補助具は、いずれも作業者に対する補助の程度を調節するには部品を交換する必要があるという課題がある。
また、第四の背景技術に係る姿勢保持具は、電源としてのバッテリー又は電池を搭載しているため、(a)装置の重量が重くなる、(b)使用に際してバッテリーを充電したり、電池を交換したりしなければならない、(c)連続使用時間に制限がある、という課題がある。
前記課題を解決するために、第一の発明の上肢補助装置は、
作業者の腰部に固定される腰部固定部と、該腰部固定部に設けられ、作業者の上肢を支持する上肢支持部とを備えており、
前記上肢支持部は、前記腰部固定部に設けられた基体と、
該基体に設けられ、作業者の肩関節の略下方に配設されるように構成されている略垂直軸と、
該略垂直軸廻りに回動可能に支持された回動体と、
両端部が略水平軸廻りに回動可能に支持される一対のリンクにより構成され、該一対のリンクの基端部が前記回動体に取り付けられている平行リンクと、
前記一対のリンクの先端部に取り付けられることにより、前記回動体に対して昇降自在に設けられた昇降体と、
前記平行リンクを介して、前記昇降体を上方へ付勢するように構成された付勢手段と、
該昇降体に設けられ、作業者の上肢を支持する上肢支持体と
を備えている。
この構成によれば、前記上肢支持部は、前記上肢支持体における上肢を支持する部位以外は、作業者の身体の表面から離れた位置にあり、しかも、腰部固定部は、作業者の腰部に固定されるので、作業者の動作の自由度を損なうことなく作業者の上肢を支持することができる。同じ理由で、上肢支持部に調節可能な部分を設けている場合に、その部分を目視し易く、調節がし易いので、操作性が良い。
また、前記略垂直軸が作業者の肩関節の略下方に配設されるように構成されているので、肩関節を中心とする上肢の略水平方向への回動にスムーズに追随することができる。
さらに、電源が不要なので、装置を軽量化でき、電源を準備する手間が不要で、連続使用時間に制限がない。
第2の発明の上肢補助装置としては、前記第1の発明において、
前記平行リンクは、前記一対のリンクの前記基端部が、前記作業者の肩関節の略下方に配設されている態様を例示する。
この構成によれば、肩関節を中心とする上肢の略垂直方向への回動にスムーズに追随することができる。
第3の発明の上肢補助装置としては、前記第1又は2の発明において、
前記付勢手段は、前記回動体に対して前記平行リンクを所定角度で静止させるとともに、前記平行リンクの先端部に掛かる下方への荷重に対して、前記所定角度に復帰させるように付勢する態様を例示する。
この構成によれば、作業者の上肢を所要高さに支持するとともに、その所要高さより低い高さへの動作を許容することができる。
第4の発明の上肢補助装置としては、前記第3の発明において、
前記所定角度を調節するための角度調節手段を備える態様を例示する。
この構成によれば、上記所定角度を調節することにより、作業者の上肢の支持高さを適宜調節することができる。また、休憩時等の一時的な不使用時に、前記昇降体及び前記上肢支持体が最下位になるように調節することもできる。
第5の発明の上肢補助装置としては、前記第1〜4のいずれかの発明において、
前記基体は、前記腰部固定部に対する前記略垂直軸の位置が調節可能に構成されている態様を例示する。
この構成によれば、作業者の体格に応じて前記略垂直軸の位置を適宜調節することができる。
第6の発明の上肢補助装置としては、前記第1〜5のいずれかの発明において、
前記上肢支持体は、前記昇降体に対する上肢の支持高さを調節可能に構成されている態様を例示する。
この構成によれば、作業者の体格、作業内容等に応じて、上肢の支持高さを適宜調節できる。
第7の発明の上肢補助装置としては、前記第1〜6のいずれかの発明において、
前記上肢支持体は、作業者の上肢に固定するための上肢固定ベルトを備えている態様を例示する。
この構成によれば、上肢の動きに前記上肢支持体を確実に追随させることができる。
第8の発明の上肢補助装置としては、前記第1〜7のいずれかの発明において、
前記腰部固定部は、腰部の略全体に当接するように形成された腰当てパネルと、該腰当てパネルを腰部に固定するための腰部固定ベルトとを備えており、該腰当てパネルに前記上肢支持部が支持されている態様を例示する。
この構成によれば、腰部固定ベルトだけで装置を作業者の身体に装着することができるので、装置の着脱を容易に行うことができる。
第9の発明の上肢補助装置としては、前記第8の発明において、
前記腰部固定部は、前記腰当てパネルの前記腰部への当接面側に、前記腰部に対する滑り止め手段が配設されている態様を例示する。
この構成によれば、前記上肢支持部に対し、下方向へ上肢の荷重がかかっても、腰部からずれ落ちずに、上肢を支持することができる。
本発明に係る上肢補助装置によれば、作業者の動作の自由度を損なうことなく作業者の上肢を支持することができるという優れた効果を奏する。
本発明を具体化した一実施形態に係る上肢補助装置を示す斜視図である。 同上肢補助装置の側面図である。 同上肢補助装置の背面図である。 同上肢補助装置の上肢支持部の要部の分解斜視図である。 同要部の側面図であり、(a)が60°に、(b)が0°に、(c)が−60°に、固定した状態又は調整中の状態をそれぞれ示す図である。 図5のVI−VI線断面図であり、(a)が平行リンクの角度を固定した状態、(b)が平行リンクの角度を調節中の状態をそれぞれ示す図である。
図1〜図6は本発明を具体化した一実施形態の上肢補助装置1を示している。この上肢補助装置1は、図1に示すように、作業者の腰部に固定される腰部固定部2と、該腰部固定部2に設けられ、作業者Wの上肢を支持する上肢支持部3とを備えている。
腰部固定部2は、図1〜図3に示すように、腰部の略全体に当接するように形成された腰当てパネル11と、該腰当てパネル11を腰部に固定するための腰部固定ベルト12とを備えている。腰当てパネル11には、上肢支持部3が支持するための取付部11aが設けられている。腰当てパネル11の前記腰部への当接面側には、クッション14が配設されている。クッション14の表面には、前記腰部に対する滑り止め手段14aとして滑り止め効果の高い素材を使用しており、装着中の装置のずれを防止するようになっている。また、クッション14の両側には、クッション14の表面と同じ素材からなるウエストサポータ15が設けられており、クッション14とともにコルセット形状を成すように構成されている。これにより、腰部固定ベルト12の作業者Wの腹部への食いこみを軽減するようになっている。腰部固定ベルト12は、腹部の略正面に位置するバックル12aがワンタッチで着脱可能に構成されている。
上肢支持部3は、図1〜図6に示すように、腰部固定部2に設けられた基体21と、該基体21に設けられ、作業者Wの肩関節の略下方に配設されるように構成されている略垂直軸22と、該略垂直軸22の廻りに回動可能に支持された回動体23と、両端部が略水平軸廻りに回動可能に支持される一対のリンク24a,24bにより構成され、該一対のリンク24a,24bの基端部が回動体23に取り付けられている平行リンク24と、一対のリンク24a,24bの先端部に取り付けられることにより、回動体23に対して昇降自在に設けられた昇降体25と、平行リンク24を介して、昇降体25を上方へ付勢するように構成された付勢手段26と、平行リンク24の角度を調節する角度調節手段27と、該昇降体25に設けられ、作業者Wの上肢を支持する上肢支持体28とを備えている。
基体21は、平面視で腰当てパネルから側方に延出された後、折曲され前方へ延出されてなるアーム状に形成されており、その先端部に略垂直軸22が設けられている。基体21の基端部には、図3に示すように、左右方向に延びる長穴21aが形成されており、該長穴21aを介して固定手段としてのノブ付きボルト16で腰当てパネル11の取付部11aに固定されている。これにより、腰部固定部2に対する略垂直軸22の左右方向への位置が調節可能に構成されている。この調節により、略垂直軸22が作業者の肩関節の略下方に配設可能に構成されている。
回動体23は、略垂直軸22に回動自在に支持されている。回動体23における略垂直軸22の近傍には、一対のリンク24a,24bの基端部が、それぞれ略水平軸廻りに回動可能に支持されている。これにより、略垂直軸22とともに、一対のリンク24a,24bの前記基端部が、作業者Wの肩関節の略下方に配設されるようになっている。
平行リンク24は、本例では、図5に示すように、水平方向を0°として、−60°〜60°の角度で回動可能に構成されている。
昇降体25には、一対のリンク24a,24bの先端部が、それぞれ略水平軸廻りに回動可能に支持されている。昇降体25における一対のリンク24a,24bの先端部の近傍には、上肢支持体28を取り付ける取付部としての取付穴25aが設けられている。
付勢手段26は、回動体23に対して平行リンク24を所定角度で静止させるとともに、平行リンク24の先端部に掛かる下方への荷重に対して、前記所定角度に復帰させるように付勢する。本例では、付勢手段26として、ねじりコイルバネを採用している。図4〜図6に示すように、このねじりコイルバネは、リンク24aの基端部を支持する略水平軸に外挿されるとともに、略水平軸の略径方向に延設された一端部がリンク24aの下面に当接し、略水平軸の軸方向に延設された他端部が角度調節手段27に係合するように配設される。
角度調節手段27は、付勢手段26により静止される平行リンク24の前記所定角度を調節するように構成されており、本例では、図4〜図6に示すように、次のように構成されている。回動体23には、リンク24aの基端部を支持する略水平軸31が、その軸方向にスライド可能に支持されている。略水平軸31の一端部に、スプライン軸31aを延設するとともに、該スプライン軸31aが噛合するスプライン穴23aを回動体23に設けている。略水平軸31の他端部には、スプライン軸31aがスプライン穴23aに噛合するように付勢する付勢手段としてのスプリング32が設けられている。また、スプライン軸31aの先端には、角度調節ノブ33が固定されている。角度調節ノブ33には、略水平軸31の軸方向と平行に延びる穴33aが設けられており、該穴33aには、付勢手段26としてのねじりコイルバネの前記他端部が該軸方向へスライド可能に挿入されている。
角度調節手段27により角度を調節するには、まず、スプリング32の付勢力に反して角度調節ノブ33を引っぱり、図6(b)に示すように、スプライン穴23aからスプライン軸31aを離脱させる。その状態のまま、平行リンク24が所要角度になるように、角度調節ノブ33を回転させる。次いで、角度調節ノブ33を離し、図6(a)に示すように、スプライン穴23aにスプライン軸31aを噛合させ、両者が相対回転しないようにすると、調節操作が完了する。
上肢支持体28は、略垂直に延びる支持棒35と、該支持棒35の上端部に取り付けられた上肢受け36とにより構成されており、支持棒35の下端部が昇降体25に着脱可能に取り付けられるようになっている。支持棒35は、図3に示すように、入れ子状に構成された内筒35a及び外筒35bにより、伸縮可能になっているとともに、内筒35a及び外筒35bの伸縮状態を固定する固定手段37を備えている。本例の固定手段37は、内筒35aにその軸方向に間隔をおいて設けられた穴37aと、外筒35bに設けられた固定ネジ37bとを備えており、固定ネジ37bの先端部をいずれかの穴37aに嵌入させることにより、内筒35a及び外筒35bの伸縮状態を固定するようになっている。この構成により、昇降体25に対する上肢の支持高さを調節可能になっている。上肢受け36は、断面円弧状の樋状に形成されており、内周面には、クッション材38が配設されている。
上肢支持体28は、作業者Wの上肢に固定するための上肢固定ベルト29を備えている。本例の上肢固定ベルト29は、上肢に対し、面ファスナー39で着脱可能に構成されている。なお、作業者が、より拘束されない状態での作業を望む場合は、上肢固定ベルト29を外したまま、上肢補助装置1を使用することもできる。
以上のように構成された本例の上肢補助装置1によれば、上肢支持部3は、上肢受け36以外は、作業者Wの身体の表面から離れた位置にあり、しかも、腰部固定部2は、作業者Wの腰部に固定されるので、作業者Wの動作の自由度を損なうことなく上肢を支持することができる。同じ理由で、上肢支持部3における調節可能な部分を目視し易く、調節がし易いので、操作性が良い。
また、略垂直軸22が作業者Wの肩関節の略下方に配設されるように構成されているので、肩関節を中心とする上肢の略水平方向への回動にスムーズに追随することができる。
さらに、電源が不要なので、装置を軽量化でき、電源を準備する手間が不要で、連続使用時間に制限がない。
また、平行リンク24は、一対のリンク24a,24bの基端部が、作業者Wの肩関節の略下方に配設されているので、肩関節を中心とする上肢の略垂直方向への回動にスムーズに追随することができる。
また、付勢手段26は、回動体23に対して平行リンク24を所定角度で静止させるとともに、平行リンク24の先端部に掛かる下方への荷重に対して、前記所定角度に復帰させるように付勢するので、作業者Wの上肢を所要高さに支持するとともに、その所要高さより低い高さへの動作を許容することができる。
また、前記所定角度を調節するための角度調節手段27を備えるので、作業者Wの上肢の支持高さを適宜調節することができる。また、休憩時等の一時的な不使用時に、昇降体25及び上肢支持体28が最下位になるように調節することもできる。
また、基体21は、腰部固定部2に対する略垂直軸22の位置が調節可能に構成されているので、作業者Wの体格に応じて略垂直軸22の位置を適宜調節することができる。
また、上肢支持体28は、昇降体25に対する上肢の支持高さを調節可能に構成されているので、作業者Wの体格、作業内容等に応じて、上肢の支持高さを適宜調節できる。
また、上肢支持体28は、作業者Wの上肢に固定するための上肢固定ベルト29を備えているので、上肢の動きに上肢支持体28を確実に追随させることができる。
また、腰部固定部2は、腰部の略全体に当接するように形成された腰当てパネル11と、該腰当てパネル11を腰部に固定するための腰部固定ベルト12とを備えており、該腰当てパネル11に上肢支持部3が支持されているので、腰部固定ベルト12だけで装置を作業者Wの身体に装着することができるので、装置の着脱を容易に行うことができる。
また、腰部固定部2は、腰当てパネル11の前記腰部への当接面側に、前記腰部に対する滑り止め手段14aが配設されているので、上肢支持部3に対し、下方向へ上肢の荷重がかかっても、腰部からずれ落ちずに、上肢を支持することができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のように、発明の趣旨から逸脱しない範囲で適宜変更して具体化することもできる。
(1)腰部固定部の形態を適宜変更すること。例えば、腰部固定部を、2本以上のベルトで作業者の腰部に固定するように構成することが挙げられる。
(2)腰部固定部2に対する略垂直軸22の左右方向への位置の調節に加え、又は同調節に代えて、前後方向への位置の調節を可能に構成すること。
1 上肢補助装置
2 腰部固定部
3 上肢支持部
11 腰当てパネル
11a 取付部
12 腰部固定ベルト
12a バックル
14 クッション
14a 滑り止め手段
15 ウエストサポータ
16 ノブ付きボルト
21 基体
21a 長穴
22 略垂直軸
23 回動体
23a スプライン穴
24 平行リンク
24a リンク
24b リンク
25 昇降体
25a 取付穴
26 付勢手段
27 角度調節手段
28 上肢支持体
29 上肢固定ベルト
31 略水平軸
31a スプライン軸
32 スプリング
33 角度調節ノブ
33a 穴
35 支持棒
35a 内筒
35b 外筒
36 上肢受け
37 固定手段
37a 穴
37b 固定ネジ
38 クッション材
39 面ファスナー
W 作業者

Claims (9)

  1. 作業者の腰部に固定される腰部固定部と、該腰部固定部に設けられ、作業者の上肢を支持する上肢支持部とを備えており、
    前記上肢支持部は、前記腰部固定部に設けられた基体と、
    該基体に設けられ、作業者の肩関節の略下方に配設されるように構成されている略垂直軸と、
    該略垂直軸廻りに回動可能に支持された回動体と、
    両端部が略水平軸廻りに回動可能に支持される一対のリンクにより構成され、該一対のリンクの基端部が前記回動体に取り付けられている平行リンクと、
    前記一対のリンクの先端部に取り付けられることにより、前記回動体に対して昇降自在に設けられた昇降体と、
    前記平行リンクを介して、前記昇降体を上方へ付勢するように構成された付勢手段と、
    該昇降体に設けられ、作業者の上肢を支持する上肢支持体と
    を備えている上肢補助装置。
  2. 前記平行リンクは、前記一対のリンクの前記基端部が、前記作業者の肩関節の略下方に配設されている請求項1記載の上肢補助装置。
  3. 前記付勢手段は、前記回動体に対して前記平行リンクを所定角度で静止させるとともに、前記平行リンクの先端部に掛かる下方への荷重に対して、前記所定角度に復帰させるように付勢する請求項1又は2に記載の上肢補助装置。
  4. 前記所定角度を調節するための角度調節手段を備える請求項3記載の上肢補助装置。
  5. 前記基体は、前記腰部固定部に対する前記略垂直軸の位置が調節可能に構成されている請求項1〜4のいずれか一項に記載の上肢補助装置。
  6. 前記上肢支持体は、前記昇降体に対する上肢の支持高さを調節可能に構成されている請求項1〜5のいずれか一項に記載の上肢補助装置。
  7. 前記上肢支持体は、作業者の上肢に固定するための上肢固定ベルトを備えている請求項1〜6のいずれか一項に記載の上肢補助装置。
  8. 前記腰部固定部は、腰部の略全体に当接するように形成された腰当てパネルと、該腰当てパネルを腰部に固定するための腰部固定ベルトとを備えており、該腰当てパネルに前記上肢支持部が支持されている請求項1〜7のいずれか一項に記載の上肢補助装置。
  9. 前記腰部固定部は、前記腰当てパネルの前記腰部への当接面側に、前記腰部に対する滑り止め手段が配設されている請求項8記載の上肢補助装置。
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