JP2016052340A5 - - Google Patents

Description

しかしながら、特許文献１にあっては、特殊演出を実行する場合において、これら保留表示を全て消去されてしまうので、保留表示が消去されているときに大当りとなる可能性が高い保留記憶が新たに発生しても、大当りとなる可能性が保留表示によって予告されなくなってしまうので、保留表示が消去されているとき（表示されていないとき）における始動入賞による興趣を向上できないという問題がある。

本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、保留表示が表示されていないときの新たな保留記憶の発生による興趣を向上することのできる遊技機を提供することを目的とする。

前記課題を解決するために、本発明の請求項１に記載の遊技機は、
可変表示を行い、表示結果として特定表示結果（例えば、大当り図柄）が導出表示されたときに遊技者にとって有利な有利状態（例えば、大当り遊技状態）に制御可能な遊技機（例えば、パチンコ遊技機１）であって、
未だ実行されない可変表示に関する情報を保留記憶として記憶可能な保留記憶手段（例えば、保留特定領域や第１保留記憶バッファ、第２保留記憶バッファ、入賞時判定結果記憶バッファ）と、
保留記憶に対応した保留表示を、通常態様とは異なる特別態様（例えば、第１特別態様や第２特別態様）を含む複数の表示態様にて表示可能な保留表示手段（例えば、演出制御用ＣＰＵ１０１が先読み演出決定処理のＳ６７１１２を実行して保留表示を合算保留記憶表示部１８ｃに表示する部分）と、
可変表示の表示結果を前記特定表示結果とするか否かを決定する事前決定手段（例えば、ＣＰＵ５６が特別図柄通常処理を実行する部分）と、
前記事前決定手段による決定前に、前記特定表示結果となるか否かを判定する特定判定手段（例えば、ＣＰＵ５６が入賞時判定処理を実行する部分）と、
前記特定判定手段の判定結果にもとづいて、保留表示を前記特別態様で表示することにより前記特定表示結果となる可能性を予告する保留予告演出を実行可能な保留予告演出実行手段（例えば、演出制御用ＣＰＵ１０１が先読み演出決定処理のＳ６７１０６及びＳ６７１０７を実行した後にＳ６７１１２を実行して保留表示を合算保留記憶表示部１８ｃに表示する部分）と、
可変表示中に特定演出（例えば、リーチ演出）を実行可能な特定演出実行手段（例えば、演出制御用ＣＰＵ１０１が演出図柄変動中処理のＳ１８４５を実行する部分）と、
前記特定演出実行手段が前記特定演出を実行しているとき（例えば、リーチ演出中フラグがセットされているとき）に、前記保留表示手段において保留表示が表示されないように制限する保留表示制限手段（例えば、演出制御用ＣＰＵ１０１が保留表示制限処理を実行する部分）と、
少なくとも前記保留表示制限手段により保留表示が表示されないように制限されているとき（例えば、演出制御用ＣＰＵ１０１が保留表示制限処理のＳ９０３を実行して表示中の保留表示を消去した後、Ｓ９０４を実行したことによって保留被表示中フラグがセットされているとき）に、前記保留予告演出実行手段によって前記特別態様で表示される保留記憶が新たに記憶された場合（例えば、演出制御用ＣＰＵ１０１がコマンド解析処理のＳ６６４においていずれかの入賞時判定結果指定コマンドが有ると判定した場合）において、前記特別態様で表示される保留記憶が新たに記憶されたことを示す特別音（例えば、始動入賞出力音２や始動入賞出力音３）を出力する特別音出力手段（例えば、演出制御用ＣＰＵ１０１がコマンド解析処理のＳ６７５やＳ６７７を実行することで、音声出力基板７０に対してスピーカ２７Ｌ，２７Ｒから始動入賞出力音２や始動入賞出力音３を出力するための音声出力コマンドの送信設定等を実行する部分）と、
を備える
ことを特徴としている。
この特徴によれば、保留表示が表示されていないときの新たな保留記憶の発生による興趣を向上することができる。

Claims (2)

1. 可変表示を行い、表示結果として特定表示結果が導出表示されたときに遊技者にとって有利な有利状態に制御可能な遊技機であって、
   未だ実行されない可変表示に関する情報を保留記憶として記憶可能な保留記憶手段と、
   保留記憶に対応した保留表示を、通常態様とは異なる特別態様を含む複数の表示態様にて表示可能な保留表示手段と、
   可変表示の表示結果を前記特定表示結果とするか否かを決定する事前決定手段と、
   前記事前決定手段による決定前に、前記特定表示結果となるか否かを判定する特定判定手段と、
   前記特定判定手段の判定結果にもとづいて、保留表示を前記特別態様で表示することにより前記特定表示結果となる可能性を予告する保留予告演出を実行可能な保留予告演出実行手段と、
   可変表示中に特定演出を実行可能な特定演出実行手段と、
   前記特定演出実行手段が前記特定演出を実行しているときに、前記保留表示手段において保留表示が表示されないように制限する保留表示制限手段と、
   少なくとも前記保留表示制限手段により保留表示が表示されないように制限されているときに、前記保留予告演出実行手段によって前記特別態様で表示される保留記憶が新たに記憶された場合において、前記特別態様で表示される保留記憶が新たに記憶されたことを示す特別音を出力する特別音出力手段と、
   を備える
   ことを特徴とする遊技機。
2. 前記保留予告演出実行手段は、保留表示を前記特別態様に変化させる前記保留予告演出を実行可能であって、
   保留表示の表示態様が変化することを示唆する示唆演出を実行する示唆演出実行手段をさらに備える
   ことを特徴とする請求項１に記載の遊技機。