JP2016050791A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】加飾部材の立体的な表現を可能とし、表示装置としても商品性とデザイン性を向上することが可能な表示装置を提供する。【解決手段】表示板9と、光源と、加飾部材10と、を備えた表示装置において、加飾部材10は、中空部10dと、表示板9に向かって延び表示板9と対向する底面Sを備えた第1の脚部10aと、表示板9に向かって延び表示板9と対向する底面Sを備えた第2の脚部10bと、第1の脚部10aと第2の脚部10bとを連結する天面部10cと、を有し、第1、第2の脚部10a、10bの少なくともどちらか一方の底面Sの中空部10d側端部とその近傍が光透過部9aに対向し、光源の光の一部が光透過部9aを透過して底面Sの中空部10d側端部とその近傍から加飾部材10に入光し、底面Sの中空部10d側端部とその近傍が光輝し、底面Sから天面部10cに向かって延びる脚部の内壁面H1、H2の上端部が光輝する。【選択図】図4

Description

本発明は、車両などに搭載される表示装置において、特に、表示板に設けられた表示部の周囲あるいは表示板の周縁に装飾用の加飾部材を配置した表示装置に関するものである。
従来の表示装置として、例えば特許文献1に開示されたものがある。斯かる表示装置は、加飾部材を表示部の周縁に配置し、指針と表示板との隙間から漏れた光が加飾部材の内側表面に反射してリング状に光輝する。
特開2003−222539号公報
しかしながら、このような表示装置は、加飾部材がその内側表面に反射してリング状に光輝するものであるため、単純な見栄えのする加飾リングであって立体感に欠けており、表示装置としての商品性やデザイン性に欠けてしまうという問題点があった。
そこで本発明は、前記問題点を解消し、加飾部材の立体的な表現を可能とし、表示装置としての商品性とデザイン性を向上することが可能な表示装置を提供することを目的とするものである。
そこで本発明は、指針と、前記指針が指示する表示部を備えた表示板と、前記表示板を背面側から照明する光源と、前記表示部を囲むように前記表示板上に配置され前記光源からの光が入光する加飾部材と、を備えた表示装置において、前記表示板は、光透過部と不透過部とを有し、前記加飾部材は、中空部と、前記表示板に向かって延び前記表示板と対向する底面を備えた第1の脚部と、前記表示板に向かって延び前記表示板と対向する底面を備えた第2の脚部と、前記第1の脚部と前記第2の脚部とを連結する天面部と、を有し、前記第1、第2の脚部の少なくともどちらか一方の底面の前記中空部側端部とその近傍が前記光透過部に対向し、前記光源の光の一部が前記光透過部を透過して前記底面の前記中空部側端部とその近傍から前記加飾部材に入光し、前記底面の前記中空部側端部とその近傍が光輝するとともに、前記底面から前記天面部に向かって延びる前記脚部の内壁面の上端部が光輝するものである。
また、本発明は、前記第1の脚部と前記第2の脚部は、前記第1の脚部が前記加飾部材の前記指針側で、前記第2の脚部が前記加飾部材の外側であり、前記第1の脚部の底面の前記中空部側端部とその近傍が前記光透過部に対向するものである。
また、本発明は、前記中空部の断面形状は、前記第1の脚部、前記第2の脚部及び前記天面部の内壁面によって形成される多角形状である。
また、本発明は、前記中空部の断面形状は、前記第1の脚部と前記第2の脚部の内壁面によって形成される三角形状である。
また、本発明は、前記加飾部材は、乳白色である。
また、本発明は、前記光透過部に着色部を設けたものである。
加飾部材の立体的な表現を可能とし、表示装置としても商品性とデザイン性を向上することが可能な表示装置を提供する。
本発明の実施形態を示す正面図。 同上の実施形態を示すA−A断面図。 同上の実施形態を示す拡大斜視図。 同上の実施形態を示す拡大断面図。 同上の変形例を示す拡大断面図。 同上の変形例を示す拡大断面図。
表示装置Mは、表示器としての例えば速度計1とエンジン回転計2を備えている。表示器は、硬質な回路基板3と、この回路基板3の裏面側に回路基板3と導通状態で装着され、回路基板3を貫通して前方に延びる回動軸4を有する駆動本体5と、回動軸4に固着され指示部6を有する指針7と、この指針7の背後に配置され指示部6の指示対象となる車両の速度やエンジン回転数を表す目盛,数字などの表示部8が設けられた表示板9と、この表示板9上に配置された装飾用の加飾部材10を備えている。
また、表示装置Mは、表示板9と回路基板3との間に配置され表示板9が保持されるケース11と、表示板9周縁の表面側に配置され表示板9の可視領域を定める開口部12を有する例えば黒色の合成樹脂からなる見返し部材13と、指針7や表示板9の前方側に配置された無色透明な合成樹脂からなる前面パネル14と、回路基板3の裏面側を被う合成樹脂製のカバー15と、回路基板3上に配置され指針7や表示板9を背後から照明する光源としての発光ダイオード16A、16を備えており、夜間など周囲が暗い時に各発光ダイオード16A、16を点灯させることで指針7の指示部6および表示板9の表示部8がそれぞれ照明されるようになっている。
ケース11は、遮光性のある例えば白色の合成樹脂からなり、回転軸4と発光ダイオード16Aを囲むように表示板9と回路基板3との間に配置された筒部11aと、表示板9用の発光ダイオード16の光が表示板9方向に反射するように傾斜して形成された傾斜壁11bと、表示板9が支持される前面部11cや外周壁11dなどを有している。
表示板9は、図3に示すように、光透過性樹脂に指針7が指示する目盛,数字などの表示部8が印刷されたものである。表示板9上には、表示部8を囲むように配置され発光ダイオード16からの光が入光する加飾部材10が配置される。加飾部材10が配置される箇所には、光透過部(例えば青色)9aと不透過部(例えば黒色)9bが印刷されている。表示板9の加飾部材10が配置されない箇所であって、表示部8ではない背景部81は、光不透過の印刷層によって形成されている。
加飾部材10は、例えば半透過性樹脂を肉抜きしたリング形状や馬蹄形状であり、乳白色に形成されている。加飾部材10は、表示板9に設けられた目盛、数字などの表示部8周囲に配置され発光ダイオード16からの光が入光する、例えば外側が台形形状で内側が三角形状である中空部10dと、表示板9中心に向かって傾斜する第1の脚部10aと、見返し部材13に向かって傾斜する第2の脚部10bと、第1の脚部10aと第2の脚部10bとを連結する天面部10cとを有している。第1の脚部10aは、表示板9に形成された光透過部9aと対応した位置に配置されている。第2の脚部10bは、加飾部材10の外側であり、表示板9に形成された不透過部9bと対応した位置に配置されている。本実施形態では、図3、4に示すように表示板9の表面側に光透過部9aと不透過部9bとが印刷されているが、光を透過する若しくは透過しない効果があるのであれば、その配置は裏面側でもよいし、印刷層の中間に配置されていてもよい。
なお、本実施形態における天面部10cは、図4に示すように加飾部材10の外側が台形形状で内側(中空部10d)が三角形状であるが、加飾部材10の形状はこれに限定されず、例えば内側形状が多角形であってもよい。中空部10dの断面形状は、第1の脚部10a、第2の脚部10b及び天面部10cの内壁面H3によって形成される多角形状や、第1の脚部10aと第2の脚部10bの内壁面H1,H2によって形成される三角形状とすることが可能である。
第1の脚部10aは、表示板9に形成された光透過部9aを透過した発光ダイオード16の光が、表示板9と当接する底面Sの中空部10d側端部とその近傍に対向し、底面Sの中空部10d側端部とその近傍から入光し、底面Sから天面部10cに向かって延びる第1の脚部10aの外壁面Oと内壁面H1とで反射しながら第1の脚部10a内を進行することで照明される。第1の脚部10aの光透過部9aと当接する底面Sの中空部10d側端部には湾曲面、凹凸、シボなどの第1の反射部Qが形成されている。底面Sの中空部10d側端部とその近傍が反射することで、加飾部材10が透過照明される光よりも輝度が高くなるので、第1の発光線101として視認される。
第1の脚部10aの内壁面H1の上端と第2の脚部10bの内壁面H2の上端とが連結する天面部10cの内側(中空部10d)箇所には、湾曲面、凹凸、シボなどの第2の反射部Pが形成されている。第1の脚部10aの内壁面H1と第2の脚部10bの内壁面H2とが連結する第2の反射部Pで光が反射することで、加飾部材10が透過照明される光よりも輝度が高くなるので、第2の発光線102として視認される。
なお、第1の脚部10aは、表示領域を透過した光が映り込むような傾斜を有し、例えば、表示板9の背後に配置された導光板17に形成された凸目盛17aを、表示板9を貫通させて表示板9上に露出させるような場合は、凸目盛17aを照明する光が第1の脚部10aに写り込み、表示領域を大きく見せることが可能となる。
また、本実施形態では、発光ダイオード16の光のうち、その一部が光透過部9aを透過する例を説明したが、加飾部材10は、光透過部9a以外の表示板9を透過した光によって照明されることも可能である。加飾部材10に入光する光は、底面Sから入光する光に限定されず、第1の脚部10a及び第2の脚部10bの内壁面H1、H2から入光する場合もある。
また、光透過部9aは、底面Sの内壁面H1側に配置される着色部90と、底面Sの外壁面O側に配置される不透過のグラデーション部91とを有し、少なくとも着色部90を透過した光が加飾部材10に入光するようになっている。なお、グラデーション部91は、不透過の印刷層によって、表示板9の外周側から内側へ徐々に色味が明るくなるようにドットの大きさや間隔を変えたものであるが、内側から外周側へ徐々に色味が明るくなるようにしてもよい。
また、加飾部材10は、半透過性樹脂から形成されるものであり、図示しないが、着色部90の色味が第1の脚部10aを通過して視認者に視認されることも可能である。
加飾部材10は、フック係合などによって表示板9や見返し部材13に固定されていてもよい。また、接着剤などにより表示板9上に配置されていてもよい。
なお、第1の脚部10aと第2の脚部10bとは、その肉厚が異なることによって、加飾部材10内を進行する光の輝度が異なるように成形してもよい。
このように、本発明は、指針6と、指針6が指示する表示部8を備えた表示板9と、表示板9を背面側から照明する光源16と、表示部8を囲むように8に配置され光源16からの光が入光する加飾部材10と、を備えた表示装置Mにおいて、表示板9は、光透過部9aと不透過部9bとを有し、加飾部材10は、中空部10dと、表示板9に向かって延び表示板9と対向する底面Sを備えた第1の脚部10aと、表示板9に向かって延び表示板9と対向する底面Sを備えた第2の脚部10bと、第1の脚部10aと第2の脚部10bとを連結する天面部10cと、を有し、第1、第2の脚部10a、10bの少なくともどちらか一方の底面Sの中空部10d側端部とその近傍が光透過部9aに対向し、光源16の光の一部が光透過部9aを透過して底面Sの中空部10d側端部とその近傍から加飾部材10に入光し、底面Sの中空部10d側端部とその近傍が光輝するとともに、底面Sから天面部10cに向かって延びる脚部の内壁面H1、H2の上端部が光輝することによって、加飾部材10の立体的な表現を可能とし、表示装置Mとしても商品性とデザイン性を向上することが可能な表示装置Mを提供することができる。
また、本発明は、第1の脚部10aと第2の脚部10bは、第1の脚部10aが加飾部材10の指針6側で、第2の脚部10bが加飾部材10の外側であり、第1の脚部10aの底面Sの中空部10d側端部とその近傍が光透過部9aに対向することによって、加飾部材10の立体的な表現を可能とし、表示装置Mとしても商品性とデザイン性を向上することが可能な表示装置Mを提供することができる。
また、本発明は、中空部10dの断面形状は、第1の脚部10a、第2の脚部10b及び天面部10cの内壁面H1〜H3によって形成される多角形状であることによって、加飾部材10の立体的な表現を可能とし、表示装置Mとしても商品性とデザイン性を向上することが可能な表示装置Mを提供することができる。
また、本発明は、中空部10dの断面形状は、第1の脚部10aと第2の脚部10bの内壁面H1、H2によって形成される三角形状であることによって、加飾部材10の立体的な表現を可能とし、表示装置Mとしても商品性とデザイン性を向上することが可能な表示装置Mを提供することができる。
また、本発明は、加飾部材10は、乳白色であることによって、加飾部材10の立体的な表現を可能とし、表示装置Mとしても商品性とデザイン性を向上することが可能な表示装置Mを提供することができる。
また、本発明は、光透過部に着色部90を設けたことによって、加飾部材10の立体的な表現を可能とし、表示装置Mとしても商品性とデザイン性を向上することが可能な表示装置Mを提供することができる。
8 表示部
9 表示板
9a 光透過部
9b 不透過部
10 加飾部材
10a 第1の脚部
10b 第2の脚部
10c 天面部
10d 中空部
11 ケース
13 見返し部材
16 発光ダイオード
90 着色部
91 グラデーション部
101 第1の発光線
102 第2の発光線
H1、H2 内壁面
M 表示装置
O 外壁面
P 第2の反射部
Q1、Q2 第1の反射部
S 底面

Claims (6)

  1. 指針と、
    前記指針が指示する表示部を備えた表示板と、
    前記表示板を背面側から照明する光源と、
    前記表示部を囲むように前記表示板上に配置され前記光源からの光が入光する加飾部材と、
    を備えた表示装置において、
    前記表示板は、光透過部と不透過部とを有し、
    前記加飾部材は、
    中空部と、
    前記表示板に向かって延び前記表示板と対向する底面を備えた第1の脚部と、
    前記表示板に向かって延び前記表示板と対向する底面を備えた第2の脚部と、
    前記第1の脚部と前記第2の脚部とを連結する天面部と、を有し、
    前記第1、第2の脚部の少なくともどちらか一方の底面の前記中空部側端部とその近傍が前記光透過部に対向し、
    前記光源の光の一部が前記光透過部を透過して前記底面の前記中空部側端部とその近傍から前記加飾部材に入光し、
    前記底面の前記中空部側端部とその近傍が光輝するとともに、
    前記底面から前記天面部に向かって延びる前記脚部の内壁面の上端部が光輝する
    ことを特徴とする表示装置。
  2. 前記第1の脚部と前記第2の脚部は、前記第1の脚部が前記加飾部材の前記指針側で、前記第2の脚部が前記加飾部材の外側であり、前記第1の脚部の底面の前記中空部側端部とその近傍が前記光透過部に対向することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記中空部の断面形状は、前記第1の脚部、前記第2の脚部及び前記天面部の内壁面によって形成される多角形状であることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  4. 前記中空部の断面形状は、前記第1の脚部と前記第2の脚部の内壁面によって形成される三角形状であることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  5. 前記加飾部材は、乳白色であることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  6. 前記光透過部に着色部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。

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