JP2016050529A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧力センサの故障により、ブレーキブースタ内圧が確保できていないにもかかわらず、アイドルストップが実行されることを抑制できる内燃機関の制御装置を提供する。
【解決手段】ECUは、エンジンの作動中において、ブレーキの作動の検出の有無とブレーキブースタの内圧とに基づいて、圧力センサが故障しているか否かを判定する。ECUは、圧力センサが故障していないと判定された場合、エンジンの吸気圧とブレーキブースタの内圧との差分ΔPを計算する(ステップ222)。ECUは、圧力センサが故障していると判定された場合、アイドルストップの実行を禁止し(ステップ225)、圧力センサが故障していないと判定され、かつ、エンジンの作動中において、差分ΔPが閾値P2より小さいと判定された場合、アイドルストップの実行を許可する(ステップ224)。
【選択図】図4

Description

本発明は、内燃機関の制御装置に関する。
エンジンのアイドルストップ制御装置は、車両の運転状態に応じてエンジンを自動的に停止又は再始動させるものである(例えば、特許文献1参照)。具体的には、例えば、アイドルストップ制御装置を搭載した車両が市街地走行中に赤信号で停車しアイドル状態にある場合、車両のエンジンは所定の条件下でアイドルストップ制御装置からの指令により自動的に停止される。そして信号が青信号に変わったときは、例えば、運転者がクラッチペダルあるいはアクセルペダルを踏み込む、もしくはブレーキペダルから足を離すことによりエンジンが再始動され、車両は再び走行することとなる。
このようにエンジンのアイドルストップ制御装置は、車両停車中に行われるアイドル運転の期間を短縮することにより、環境保護の観点から排ガスの低減と燃料消費の抑制を図ろうとするものである。
一方、車両のブレーキに用いられるブレーキブースタは、ドライバーのブレーキペダルの踏力を倍加することにより、軽い踏力でブレーキを効くようにしたものである(例えば、特許文献2参照)。この装置では、エンジンの吸気管内負圧がブレーキブースタに導かれるように構成される。内燃式のエンジンでは、吸気工程にポンプの作用をまかなわせることができるので、簡単にブレーキブースタのための負圧を発生することができる。この負圧と大気圧の圧力差によりブレーキペダルの踏力が軽減される。
通常、この負圧は、エンジン外に設けたブレーキブースタに蓄えるようにしている。これによりドライバーがブレーキ操作を数回程度連続して行っても、倍力を続けて発生することができる。ところが、エンジンのアイドルストップ制御装置を搭載した車両では、エンジンが停止するとエンジンの吸気管内の負圧が途絶えてしまうため、ポンピングブレーキのように倍力のエネルギーを頻繁に使う操作が行われると、ブレーキブースタ内の負圧が低下し倍力が次第に効かなくなる。
これに対し、自動停止を行う車両にあっても常に十分なブレーキアシスト機能を確保することができる自動停止・再始動制御装置が知られている(例えば、特許文献3参照)。特許文献3には、エンジン作動中、吸気圧とブレーキブースタ内圧との差が所定値より小さくなった場合に、エンジンの自動停止を許可することが記載されている。
特開昭58−18556号公報 特開昭62−214245号公報 特許第3536717号公報
特許文献3記載されるような技術では、ブレーキブースタ内圧を正しく検知していないと、ブレーキ操作を維持できるブレーキブースタ内圧が確保できていないにもかかわらず、アイドルストップ制御によるエンジン停止状態を許可してしまう問題がある。
つまり、ブレーキブースタ内圧を測定する圧力センサの故障により、ブレーキブースタ内圧が確保できていないにもかかわらず、アイドルストップが実行される恐れがあった。
本発明の目的は、ブレーキブースタ内圧を測定する圧力センサの故障により、ブレーキブースタ内圧が確保できていないにもかかわらず、アイドルストップが実行されることを抑制することができる内燃機関の制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、エンジンの作動中において、ブレーキの作動の検出の有無と圧力センサによって測定されたブレーキブースタの内圧とに基づいて、前記圧力センサが故障しているか否かを判定する第1の判定部と、前記圧力センサが故障していないと判定された場合、前記エンジンの吸気圧と前記圧力センサによって測定された前記ブレーキブースタの内圧との差分を計算する計算部と、前記エンジンの作動中において、前記差分が第1の閾値より小さいか否かを判定する第2の判定部と、前記圧力センサが故障していると判定された場合、アイドルストップの実行を禁止し、前記圧力センサが故障していないと判定され、かつ、前記エンジンの作動中において、前記差分が第1の閾値より小さいと判定された場合、前記アイドルストップの実行を許可するアイドルストップ制御部と、を備えるようにしたものである。
本発明によれば、ブレーキブースタ内圧を測定する圧力センサの故障により、ブレーキブースタ内圧が確保できていないにもかかわらず、アイドルストップが実行されることを抑制することができる。上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の第1の実施形態によるECU(内燃機関の制御装置)を含むアイドルストップ制御装置の構成図である。 図1に示すECUがアイドルストップから再始動まで処理を行う際の制御フローチャートである。 図2に示すブレーキブースタ内圧検知状態判定の処理を示すフローチャートである。 図2に示すブレーキブースタ内圧確保判定の処理を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態によるECUが実行するブレーキブースタ内圧検知状態判定の処理を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態によるECUが実行するブレーキブースタ内圧確保判定の処理を示すフローチャートである。
以下、図面を用いて本発明の第1〜第3の実施形態による内燃機関の制御装置の構成及び動作を説明する。内燃機関の制御装置は、以下で説明するように、エンジンのアイドルストップなどを制御する。なお、各図において、同一符号は同一部分を表す。
(第1の実施形態)
最初に、図1を用いて、アイドルストップ制御装置の構成を説明する。図1は、本発明の第1の実施形態によるECU8(内燃機関の制御装置)を含むアイドルストップ制御装置の構成図である。
図1に示すように、エンジン1の吸気ポート2には、経路3を介してブレーキブースタ4が接続されている。ブレーキブースタ4は図示しない車体に固定されており、その内部は負圧室と制御気圧室とに分けられている。負圧室には、経路3を介して負圧が導入される。制御気圧室は大気または負圧室に連通され、両室間に気圧差が与えられる。ブレーキペダル5が踏み込まれると、マスタシリンダ6が作動して油圧を出力し、図示しない車輪ブレーキを作動させる。
このように、ブレーキブースタ4は、エンジン1の吸気圧を用いてアクセルペダル5に与えられた踏力を増幅する。増幅された踏力はマスタシリンダ6に伝達される。
一方、ブレーキブースタ4には、圧力センサ7(ブレーキブースタ内圧検知手段)が設けられており、ブレーキブースタ内の負圧を検知(測定)するように構成される。圧力センサ7により検知された負圧はECU8に入力される。また、エンジンの自動停止又は再始動を行うためのエンジン始動停止条件が同様にECU8に入力される。ここで、エンジンの自動停止又は再始動の一般的な制御については、例えば特許文献1に開示された技術を用いることができる。このエンジン始動停止条件及び圧力センサ7により検知された負圧に基づいてエンジン1が制御される。
次に、図2を用いて、本発明の第1の実施形態によるECU8の動作を説明する。図1に示すECU8がアイドルストップから再始動まで処理を行う際の制御フローチャートである。この制御フローチャートで示した動作の処理は、ECU8にて繰り返し実行される。なお、以下では、ステップ201〜209の処理を説明した後、ステップ210及びステップ220の処理を説明する。
ステップ201で車速センサやブレーキスイッチなどの各入力条件がアイドルストップ許可条件を満たすとステップ202で燃料カット処理が実行される。ステップ201にはブレーキブースタ内圧と吸気圧を比較し差圧が所定値より小さいという許可条件が含まれる。
その後ステップ203で運転者からのチェンジ・オブ・マインド要求が有りと判定された場合、ステップ206でピニオンギヤの飛び込み可能範囲の目安であるエンジン1の予測回転数が所定範囲B5〜B6(たとえば30ms後のエンジン回転数が0〜180rpm)内であれば、ステップ207でスタータ駆動ONし、ピニオンギヤをリングギヤへ飛び込ませてモータを駆動し、エンジン1をクランキングする。
その後、ステップ208へ進み、エンジン回転数が所定値C(たとえばエンジン回転数が500rpm)以上か否かを判定して、所定値C以上の場合は、ステップ209へ進み、スタータ本体の駆動をOFFとする。
ステップ203でチェンジ・オブ・マインド要求が無い場合は、ステップ204へ進みエンジン停止で待機状態となる。次に、ステップ205で再始動要求を受けた場合は、ステップ207へ進みスタータを駆動して再始動を行う流れである。
しかし、ステップ201でブレーキブースタ内圧と吸気圧を比較する際に、ブレーキブースタ内圧を正しく検知していないと、ブレーキ操作を維持できるブレーキブースタ内圧が十分に確保できていないにもかかわらず、アイドルストップ制御によるエンジン停止状態を許可してしまう問題がある。
よって、まずステップ210でブレーキブースタ内圧検知状態判定を行い、圧力センサ7が正常と判定された場合に、ステップ211のブレーキブースタ内圧確保判定でブレーキブースタ内圧と吸気圧を比較し差圧が所定値より小さければアイドルストップを許可する条件の一つとする。なお、ブレーキブースタ内圧検知状態判定(ステップ210)、ブレーキブースタ内圧確保判定(ステップ220)については、図3、図4を用いて、それぞれ後述する。
次に、図3を用いて、ブレーキブースタ内圧検知状態判定の処理の一例を説明する。図3は、図2に示すブレーキブースタ内圧検知状態判定(ステップ210)の処理を示すフローチャートである。
ステップ301では状態判定における外乱を省くため、エンジン回転数およびエンジン負荷およびスロットル開度およびアクセル開度および車速および大気圧およびバッテリ電圧および始動後経過時間および吸気圧が一定領域内の時に、ブレーキブースタ内圧検知状態判定条件成立とする。
ステップ303ではステップ302でエンジン作動中にブレーキが踏み込まれた際にブレーキブースタ内圧が所定値P1を超えた場合、圧力センサ7が正常と判定し、ステップ220へ移行する。エンジン作動中にブレーキが踏まれた状態でブレーキブースタ内圧が所定値P1以下の場合、圧力センサ7が異常と判定しアイドルストップ許可条件不成立とする。
ここで、ECU8は、エンジン1の作動中において、ブレーキの作動の検出の有無と圧力センサ7によって測定されたブレーキブースタ4の内圧とに基づいて、圧力センサ7が故障しているか否かを判定する第1の判定部として機能する。
具体的に、ECU8(第1の判定部)は、エンジン1の作動中において、ブレーキの作動が検出され、かつ、ブレーキの作動が検出された後に圧力センサ7によって測定されたブレーキブースタ4の内圧が閾値P1を超える場合(ステップ303;Yes)、圧力センサ7が故障していない(正常)と判定する(ステップ304)。このとき、ECU8(第1の判定部)は、圧力センサ7が故障しているか否かを示す故障フラグfailure_flgを0に設定する。
一方、ECU8(第1の判定部)は、エンジン1の作動中において、ブレーキの作動が検出され、かつ、ブレーキの作動が検出された後に圧力センサ7によって測定されたブレーキブースタ4の内圧が閾値P1以下の場合(ステップ303;No)、圧力センサ7が故障している(異常)と判定する(ステップ305)。このとき、ECU8(第1の判定部)は、故障フラグfailure_flgを1に設定する。
なお、failure_flg=0は、圧力センサ7が故障していないこと(正常)を示し、failure_flg=1は、圧力センサ7が故障していること(異常)を示す。ECU8は、一例として、クランク角センサの信号から計算したエンジン回転数に基づいて、エンジン1が作動中であるか否かを判定する。また、ECU8は、一例として、ブレーキスイッチの信号に基づいて、ブレーキの作動の検出の有無を判定する。
(変形例)
図3に示すステップ303の代わりに、エンジン作動中にブレーキが踏まれた状態でブレーキブースタ内圧が変化しない場合、圧力センサ7が異常と判定しアイドルストップ許可条件不成立としてもよい。
ここで、ECU8(第1の判定部)は、ブレーキの作動が検出され、かつ、ブレーキの作動が検出される期間において圧力センサ7によって測定されたブレーキブースタ4の内圧が変化する場合、圧力センサ7が故障していないと判定する。一方、ECU8(第1の判定部)は、ブレーキの作動が検出され、かつ、ブレーキの作動が検出される期間において圧力センサ7によって測定されたブレーキブースタの内圧が変化しない場合、圧力センサ7が故障していると判定する。
次に、図4を用いて、ブレーキブースタ内圧確保判定の処理の一例を説明する。図4は、図2に示すブレーキブースタ内圧確保判定(ステップ220)の処理を示すフローチャートである。
ECU8は、圧力センサ7が正常であるか否かを判定する(ステップ221)。具体的には、ECU8は、故障フラグfailure_flgが0であるか否かを判定する。
ECU8(計算部)は、圧力センサ7が正常であると判定された場合(ステップ221;Yes)、エンジン1の吸気圧と圧力センサ7によって測定されたブレーキブースタ4の内圧との差分ΔPを計算する(ステップ222)。なお、ECU8は、一例として、吸気ポート2に連通する部分に設置された圧力センサからの信号に基づいて、エンジン1の吸気圧を取得する。
ECU8(第2の判定部)は、エンジン1の作動中において、差分ΔPが閾値P2より小さいか否かを判定する(ステップ223)。
ECU8(アイドルストップ制御部)は、ステップ221でNoと判定された場合、アイドルストップを許可するか否かを示す許可フラグallow_flgを0に設定する(ステップ225)。
ECU8(アイドルストップ制御部)は、ステップ221でYes、ステップ223でYesと判定された場合、許可フラグallow_flgを1に設定する(ステップ224)。
ECU8(アイドルストップ制御部)は、ステップ221でYes、ステップ223でNoと判定された場合、許可フラグallow_flgを0に設定する(ステップ225)。
なお、許可フラグallow_flg=1は、アイドルストップを許可することを示し、許可フラグallow_flg=0は、アイドルストップを禁止することを示す。許可フラグallow_flg=1は、アイドルストップを開始する条件の1つである。
本実施形態によれば、ブレーキブースタ内圧を測定する圧力センサ7の故障により、ブレーキブースタ内圧が確保できていないにもかかわらず、アイドルストップが実行されることを抑制することができる。
(第2の実施形態)
次に、図5を用いて、ブレーキブースタ内圧検知状態判定の他の例を説明する。図5は、本発明の第2の実施形態によるECU8が実行するブレーキブースタ内圧検知状態判定の処理を示すフローチャートである。
ステップ301でブレーキブースタ内圧検知状態判定条件が成立している場合、ステップ403ではステップ402でエンジン作動中にブレーキが踏まれていない状態でブレーキブースタ内圧が変化しない場合、圧力センサ7が正常と判定し、ステップ220へ移行する。エンジン作動中にブレーキが踏まれていない状態でブレーキブースタ内圧が変化した場合、圧力センサ7が異常と判定しアイドルストップ許可条件不成立とする。
ここで、ECU8(第1の判定部)は、ブレーキの作動が検出されず、かつ、ブレーキの作動が検出されない期間に圧力センサ7によって測定されたブレーキブースタ4の内圧が変化しない場合(ステップ403;Yes)、圧力センサ7が故障していない(正常)と判定する(ステップ304)。このとき、ECU8(第1の判定部)は、故障フラグfailure_flgを0に設定する。
一方、ECU8(第1の判定部)は、ブレーキの作動が検出されず、かつ、ブレーキの作動が検出されない期間において圧力センサ7によって測定されたブレーキブースタ4の内圧が変化する場合、圧力センサ7が故障している(異常)と判定する(ステップ305)。このとき、ECU8(第1の判定部)は、故障フラグfailure_flgを1に設定する。
本実施形態によれば、ブレーキブースタ内圧を測定する圧力センサ7の故障により、ブレーキブースタ内圧が確保できていないにもかかわらず、アイドルストップが実行されることを抑制することができる。また、閾値を用いずに、圧力センサ7の故障を判定できる。
(第3の実施形態)
次に、図6を用いて、ブレーキブースタ内圧確保判定の他の例を説明する。図5は、本発明の第3の実施形態によるECU8が実行するブレーキブースタ内圧確保判定の処理を示すフローチャートである。なお、図6では、図4と比較して、ステップ226が追加されている。
本実施形態では、エンジン作動中にブレーキブースタ内圧と吸気圧を比較し、検知された差圧が所定値より小さくならず、ブレーキブースタ内圧(負圧)が確保できていないと判定し、アイドルストップを不許可とした後、同一ドライビングサイクル中に再度ブレーキブースタ内圧を確保できたと判定しても、イグニッションOFFするまでアイドルストップを許可しない。
なお、ドライビングサイクルは、イグニッションスイッチをオンにしてエンジンを始動してから最初にイグニッションスイッチをオフにしてエンジンを停止するまでの期間をいう。
ここで、ECU8(第3の判定部)は、現在のドライビングサイクル中に、エンジン1の作動中において、差分ΔPが閾値P2以上と判定されたことがあるか否かを判定する(ステップ226)。一例として、ECU8は、現在のドライビングサイクル中に、ステップ223でNoとなった回数Numをカウントし、回数Num>0の場合、ステップ226でYesと判定し、回数Num=0の場合、ステップ226でNoと判定する。
ECU8(アイドルストップ制御部)は、現在のドライビングサイクルにおいて、差分ΔPが閾値P2以上と判定されたことがない場合(ステップ226;No)、許可フラグallow_flgを1に設定する(ステップ224)。
ECU8(アイドルストップ制御部)は、圧力センサ7が故障していないと判定され(ステップ221;Yes)、エンジン1の作動中において、差分ΔPが閾値P2より小さいと判定され(ステップ223;Yes)、かつ、現在のドライビングサイクル中に、エンジン1の作動中において、差分ΔPが閾値P2以上と判定されたことがある場合(ステップ226;Yes)、許可フラグallow_flgを0に設定する(ステップ225)。
本実施形態によれば、ブレーキブースタ内圧を測定する圧力センサ7の故障により、ブレーキブースタ内圧が確保できていないにもかかわらず、アイドルストップが実行されることを抑制することができる。
一般に、ポンピングブレーキをするか否かはユーザの習慣に依存する。本実施形態では、例えば、ポンピングブレーキにより、ブレーキブースタ内圧が確保できないことがあった場合、それと同じドライビングサイクル中にブレーキブースタ内圧がたまたま確保できていても、アイドルストップを禁止する。これにより、ブレーキブースタの倍力機能の低下を未然に防止できる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。上記した実施形態は本発明を分かりやすく説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることも可能であり、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることも可能である。
1…エンジン
2…吸気ポート
3…経路
4…ブレーキブースタ
5…ブレーキペダル
6…マスタシリンダ
7…圧力センサ
8…ECU(エンジンコントロールユニット)

Claims (7)

  1. エンジンの作動中において、ブレーキの作動の検出の有無と圧力センサによって測定されたブレーキブースタの内圧とに基づいて、前記圧力センサが故障しているか否かを判定する第1の判定部と、
    前記圧力センサが故障していないと判定された場合、前記エンジンの吸気圧と前記圧力センサによって測定された前記ブレーキブースタの内圧との差分を計算する計算部と、
    前記エンジンの作動中において、前記差分が第1の閾値より小さいか否かを判定する第2の判定部と、
    前記圧力センサが故障していると判定された場合、アイドルストップの実行を禁止し、前記圧力センサが故障していないと判定され、かつ、前記エンジンの作動中において、前記差分が第1の閾値より小さいと判定された場合、前記アイドルストップの実行を許可するアイドルストップ制御部と、
    を備えることを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 請求項1に記載の内燃機関の制御装置であって、
    前記第1の判定部は、
    前記ブレーキの作動が検出され、かつ、前記ブレーキの作動が検出された後に前記圧力センサによって測定された前記ブレーキブースタの内圧が第2の閾値を超える場合、前記圧力センサが故障していないと判定し、
    前記ブレーキの作動が検出され、かつ、前記ブレーキの作動が検出された後に前記圧力センサによって測定された前記ブレーキブースタの内圧が第2の閾値以下の場合、前記圧力センサが故障していると判定する
    ことを特徴とする内燃機関の制御装置。
  3. 請求項1に記載の内燃機関の制御装置であって、
    前記第1の判定部は、
    前記ブレーキの作動が検出され、かつ、前記ブレーキの作動が検出される期間において前記圧力センサによって測定された前記ブレーキブースタの内圧が変化する場合、前記圧力センサが故障していないと判定し、
    前記ブレーキの作動が検出され、かつ、前記ブレーキの作動が検出される期間において前記圧力センサによって測定された前記ブレーキブースタの内圧が変化しない場合、前記圧力センサが故障していると判定する
    ことを特徴とする内燃機関の制御装置。
  4. 請求項1に記載の内燃機関の制御装置であって、
    前記第1の判定部は、
    前記ブレーキの作動が検出されず、かつ、前記ブレーキの作動が検出されない期間に前記圧力センサによって測定された前記ブレーキブースタの内圧が変化しない場合、前記圧力センサが故障していないと判定し、
    前記ブレーキの作動が検出されず、かつ、前記ブレーキの作動が検出されない期間において前記圧力センサによって測定された前記ブレーキブースタの内圧が変化する場合、前記圧力センサが故障していると判定する
    ことを特徴とする内燃機関の制御装置。
  5. 請求項1に記載の内燃機関の制御装置であって、
    現在のドライビングサイクル中に、前記エンジンの作動中において、前記差分が第1の閾値以上と判定されたことがあるか否かを判定する第3の判定部をさらに備え、
    前記アイドルストップ制御部は、
    現在の前記ドライビングサイクル中に、前記エンジンの作動中において、前記差分が第1の閾値以上と判定されたことがない場合、前記アイドルストップの実行を許可する
    ことを特徴とする内燃機関の制御装置。
  6. 請求項5に記載の内燃機関の制御装置であって、
    前記アイドルストップ制御部は、
    前記圧力センサが故障していないと判定され、前記エンジンの作動中において、前記差分が第1の閾値より小さいと判定され、かつ、現在の前記ドライビングサイクル中に、前記エンジンの作動中において、前記差分が第1の閾値以上と判定されたことがある場合、アイドルストップの実行を禁止する
    ことを特徴とする内燃機関の制御装置。
  7. 請求項1に記載の内燃機関の制御装置であって、
    前記ブレーキブースタは、
    前記エンジンの吸気圧を用いてアクセルペダルに与えられた踏力を増幅する
    ことを特徴とする内燃機関の制御装置。
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