JP2016050490A - 車両用制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自車を先行車に追従させる際に、エンジンの自動停止と再始動とが続けざまに起こることによる違和感を運転者に与えることを防止できる、車両用制御装置を提供する。
【解決手段】自車から前方の所定距離内を先行車が前進中である場合(ステップS2,S3:YES)、自車のブレーキが作動し、かつ、自車の車速が0km/hよりも大きい所定車速以下であるという自動停止条件が成立しても、エンジンの自動停止が禁止される(ステップS4)。一方、自車から前方の所定距離内に先行車が存在しない場合(ステップS2:NO)、または、自車から前方の所定距離内で先行車が停車中である場合(ステップS3:NO)には、エンジンの自動停止が許可される(ステップS5)。この場合、自動停止条件が成立すると、エンジンが自動停止される。
【選択図】図2

Description

本発明は、アイドルストップ機能を搭載した車両用の制御装置に関する。
エンジンを駆動源とする多くの車両には、燃費の向上および排気ガスの排出量の低減のために、いわゆるアイドルストップ機能(アイドリングストップ機能)が搭載されている。
最新のアイドルストップ機能では、交差点の手前などでの停車時のみならず、その停車前の減速中からエンジンが停止される。すなわち、車両の走行中に、ブレーキペダルが踏み込まれており、かつ、車速が所定速度(たとえば、9km/h)以下であるという条件が成立すると、エンジンが動停止される。これにより、車両の停止後にエンジンが自動停止される場合と比較して、エンジンの停止時間を増大させることができ、燃費の向上および排気ガスの排出量を一層低減させることができる。エンジンの自動停止後は、たとえば、ブレーキペダルから足が放されると、エンジンが自動的に再始動される。
特開2004−245099号公報
たとえば、道路が車両で渋滞しているときなどに、その渋滞の最後尾となる先行車が低速(たとえば、5km/h)で前進しており、その先行車よりも高速で走行する自車が先行車に近づく場合がある。この場合、運転者は、ブレーキペダルを踏み込み、ブレーキを作動させながら、自車を先行車に近づける。そして、運転者は、自車と先行車との車間距離が適当な距離となるとともに、自車の車速が先行車とほぼ同じ車速まで低下すると、たとえば、ブレーキペダルから足を放して、クリープ現象などを利用し、その車間距離および車速を維持して、自車を先行車に追従させたいと考える。
しかしながら、自車の車速が先行車の車速まで低下する前に、前述のアイドルストップ機能が作動し、エンジンが自動停止される。そのため、自車の車速が先行車とほぼ同じ車速まで低下して、運転者がブレーキペダルから足を放した際に、エンジンが自動的に再始動される。これにより、運転者によっては、エンジンの自動停止と再始動とが続けざまに起こることによる違和感を受ける。
本発明の目的は、自車を先行車に追従させる際に、エンジンの自動停止と再始動とが続けざまに起こることによる違和感を運転者に与えることを防止できる、車両用制御装置を提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明に係る車両用制御装置は、自車のブレーキが作動し、かつ、自車の車速が0km/hよりも大きい所定車速以下であることを少なくとも条件として、自車のエンジンを自動停止させるアイドルストップ手段と、自車に対して前方の所定距離内における先行車の有無および当該先行車の前進/停止を検知する先行車検知手段と、先行車検知手段により所定距離内に前進中の先行車が検知されている場合、アイドルストップ手段によるエンジンの自動停止を禁止する禁止手段と、先行車検知手段により所定距離内に先行車が検知されていない場合、または、先行車検知手段により所定距離内に停車中の先行車が検知されている場合、アイドルストップ手段によるエンジンの自動停止を許可する許可手段とを含む。
この構成によれば、自車から前方の所定距離内を先行車が前進中である場合、自車のブレーキが作動し、かつ、自車の車速が0km/hよりも大きい所定車速以下であることを少なくとも含む自動停止条件が成立しても、エンジンの自動停止が禁止される。これにより、運転者が自車のブレーキを作動させて、自車を自動停止条件に用いられる車速の閾値である所定車速よりも低速で先行車に追従させようとした際に、エンジンが自動停止されない。よって、エンジンの自動停止と再始動とが続けざまに起こることによる違和感を運転者に与えることを防止できる。
一方、自車から前方の所定距離内に先行車が存在しない場合、または、自車から前方の所定距離内で先行車が停車中である場合には、エンジンの自動停止が許可される。この場合、自車のブレーキが作動し、かつ、自車の車速が所定車速以下であることを少なくとも含む自動停止条件が成立すると、エンジンが自動停止される。これにより、交差点の手前での直進横断待ちなどによる停車中に加え、その停車前の減速中もエンジンが停止される。そのため、車両の停止後にエンジンが自動停止される場合と比較して、エンジンの停止時間の増大による燃費の向上および排気ガスの排出量の低減を図ることができる。
車両用制御装置は、前進中の先行車の車速を検出する先行車速検出手段をさらに含み、前進中の先行車の車速が自動停止条件に用いられる車速の閾値である所定車速よりも大きい場合には、エンジンの自動停止が禁止されず、エンジンの自動停止が許可されてもよい。
言い換えれば、車両用制御装置は、前進中の先行車の車速を検出する先行車速検出手段をさらに含み、エンジンの自動停止を禁止する条件に、前進中の先行車の車速が自動停止条件に用いられる車速の閾値である所定車速以下であることが加えられてもよい。
これにより、たとえば、交差点を越えた側を先行車が所定車速よりも高速で走行中であり、自車が交差点の手前で停車する場合に、自車のブレーキが作動し、かつ、自車の車速が所定車速以下であることを少なくとも含む自動停止条件が成立すると、エンジンが自動停止される。そのため、エンジンをより適切に自動停止させることができる。その結果、エンジンの自動停止による燃費の一層の向上および排気ガスの排出量の一層の低減を図ることができる。
本発明によれば、自車を先行車に追従させる際に、エンジンの自動停止と再始動とが続けざまに起こることによる違和感を運転者に与えることを防止できる。また、自車を先行車に追従させずに停車させる場合には、車両の減速中からエンジンを停止させて、エンジンの停止時間の増大による燃費の向上および排気ガスの排出量の低減を図ることができる。
本発明の一実施形態に係る車両用制御装置が適用された車両の要部の構成を示すブロック図である。 アイドルストップ禁止/許可処理の流れを示すフローチャートである。 アイドルストップ処理の流れを示すフローチャートである。 アイドルストップ処理の変形例を示すフローチャートである。 アイドルストップ処理の他の変形例を示すフローチャートである。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る車両用制御装置が適用された車両1の要部の構成を示すブロック図である。
車両1は、エンジン2を駆動源とする自動車である。車両1には、アイドルストップ(アイドリングストップ)機能が搭載されている。アイドルストップ機能は、エンジン2の出力が不要な状況において、エンジン2を自動的に停止(アイドルストップ)させる機能である。
車両1には、ブレーキアクチュエータ3が設けられている。車室内に配設されたブレーキペダルが運転者の足で踏み込まれると、その踏力に応じた油圧がブレーキマスタシリンダからブレーキアクチュエータ3に伝達される。そして、ブレーキアクチュエータ3の機能により、ブレーキアクチュエータ3から各車輪に設けられたブレーキのホイールシリンダに油圧が分配され、その油圧により、各ブレーキから車輪に制動力が付与される。
車両1には、複数のECU(電子制御ユニット)が備えられている。各ECUは、たとえば、CPUおよびメモリを含む構成であり、CAN(Controller Area Network)通信プロトコルによる双方向通信を行うことができる。複数のECUには、エンジンECU11、姿勢制御ECU12およびアイドルストップECU13が含まれる。
エンジンECU11には、エンジン2が制御対象として接続されている。エンジン2には、エンジン2を始動させるためのスタータ、エンジン2の燃焼室への吸気量を調整するためのスロットルバルブ、燃焼室内に電気放電を生じさせる点火プラグなどが付随している。また、エンジンECU11には、車室内に配設されたアクセルペダルの操作量を検出するためのアクセルセンサ21が接続されている。エンジンECU11は、アクセルセンサ21から入力される検出信号および他のECUから入力される種々の情報に基づいて、エンジン2の始動、停止および出力を制御する。
姿勢制御ECU12には、ブレーキアクチュエータ3が制御対象として接続されている。また、姿勢制御ECU12には、車両1の車速を検出するための車速センサ22およびブレーキペダルの操作量を検出するためのブレーキセンサ23が接続されている。姿勢制御ECU12は、車速センサ22およびブレーキセンサ23から入力される各検出信号および他のECUから入力される種々の情報に基づいて、車両1の制動および姿勢を安定に保つ(たとえば、旋回時の横滑りを防止する)ために、ブレーキアクチュエータ3を制御し、各ブレーキから車輪に付与される制動力を制御する。
アイドルストップECU13には、車両1(自車)に対して前方の所定距離内における先行車の有無および当該先行車の前進/停止を検出するための先行車検出センサ24が接続されている。アイドルストップECU13は、先行車検出センサ24から入力される検出信号および他のECUから入力される種々の情報を用いて、後述するアイドルストップ禁止/許可処理およびアイドルストップ処理を実行する。
先行車検出センサ24には、たとえば、レーザレーダ、ミリ波レーダ、超音波センサ、単眼カメラまたはステレオカメラを採用することができる。レーザレーダ、ミリ波レーダ、超音波センサ、単眼カメラおよびステレオカメラには、それぞれ一長一短があり、それらのうちのいずれを先行車検出センサ24に採用するかは、その一長一短を参考に適宜選択されるとよい。レーザレーダが採用された構成では、自車と先行車との車間距離を高精度に検出できるが、先行車の前進/停止を高精度に検出できない。ミリ波レーダが採用された構成では、自車と先行車との車間距離および先行車の前進/停止の両方を高精度に検出できるが、コストが高くつく。超音波センサが採用された構成では、コストを低く抑えることができるが、自車と先行車との車間距離および先行車の前進/停止の両方を高精度に検出できない。単眼カメラが採用された構成では、先行車の画像の拡大/縮小変化から先行車の前進/停止を容易に検出できるが、自車と先行車との車間距離の検出が困難である。ステレオカメラが採用された構成では、複数のカメラの視差に基づいて、自車と先行車との車間距離および先行車の前進/停止の両方を高精度に検出できるが、コストが高くつく。
図2は、アイドルストップ禁止/許可処理の流れを示すフローチャートである。
アイドルストップ禁止/許可処理は、車両1の前進走行中、アイドルストップECU13により、一定の周期(たとえば、50msecごと)で繰り返し実行される。なお、車両1のブレーキペダルが踏み込まれていないときには、アイドルストップ禁止/許可処理の実行がスキップされてもよい。
アイドルストップ禁止/許可処理では、先行車検出センサ24の検出信号に基づいて、車両1に対して前方の所定距離内における先行車の有無および当該先行車の前進/停止が検知(検出)される(ステップS1)。所定距離は、たとえば、車両1の車速に応じて設定されることが好ましく、車速に車間時間として一般に推奨されている2秒間を乗じて得られる数値を基準に設定されてもよい。
その後、車両1に対して前方の所定距離内に先行車が存在しているか否かが判定される(ステップS2)。
所定距離内に先行車が存在している場合(ステップS2のYES)、つづいて、その先行車が前進中であるか否かが判定される(ステップS3)。
そして、所定距離内に先行車が存在し、かつ、その先行車が前進中である場合、つまり車両1から前方の所定距離内を先行車が前進中である場合には(ステップS3のYES)、車両1の走行中におけるアイドルストップ機能によるエンジン2の自動停止(以下「走行中アイドルストップ」という。)が禁止されて(ステップS4)、アイドルストップ禁止/許可処理が終了される。この場合、たとえば、アイドルストップECU13のメモリに設けられた禁止フラグがオン(たとえば、禁止フラグに「1」が設定)される。
一方、車両1から前方の所定距離内に先行車が存在しない場合(ステップS2のNO)、または、車両1から前方の所定距離内で先行車が停車中である場合には(ステップS3のNO)、走行中アイドルストップが許可されて(ステップS5)、アイドルストップ禁止/許可処理が終了される。この場合、たとえば、アイドルストップECU13のメモリに設けられた禁止フラグがオフにされる。また、アイドルストップECU13のメモリに許可フラグが設けられて、その許可フラグがオン(たとえば、許可フラグに「1」が設定)されてもよい。
図3は、アイドルストップ処理の流れを示すフローチャートである。
アイドルストップ処理は、車両1の前進走行中、アイドルストップECU13により、一定の周期(たとえば、50msecごと)で繰り返し実行される。
アイドルストップ処理では、まず、所定の自動停止条件が成立しているか否かが判定される(ステップS11)。自動停止条件は、たとえば、ブレーキペダルが踏み込まれることにより、ブレーキが作動し、かつ、車両1の車速が0km/hよりも大きい所定車速(たとえば、9km/h)以下であるという条件である。
具体的には、姿勢制御ECU12は、車速センサ22の検出信号に基づいて、車両1の車速を検知(検出)し、その車速の情報をアイドルストップECU13に送信する。アイドルストップECU13は、姿勢制御ECU12から送信される車速の情報に基づいて、車両1の車速が所定車速以下であるか否かを判定する。
また、姿勢制御ECU12は、ブレーキセンサ23の検出信号に基づいて、ブレーキペダルの操作量を検知(検出)し、たとえば、そのブレーキペダルの操作量の情報をアイドルストップECU13に送信する。この場合、アイドルストップECU13は、姿勢制御ECU12から送信される情報に基づいて、ブレーキペダルの操作量が所定量以上であれば、ブレーキペダルが踏み込まれていると判定し、ブレーキペダルの操作量が所定量未満であれば、ブレーキペダルが踏み込まれていないと判定する。
姿勢制御ECU12は、ブレーキセンサ23の検出信号に基づいて、ブレーキペダルの操作量を検知し、その操作量が所定量以上である状態で、車両1の最後尾に配設されたストップランプ(ブレーキランプ)を点灯させる場合、そのストップランプが点灯しているか否かの情報をアイドルストップECU13に送信してもよい。この場合、アイドルストップECU13は、姿勢制御ECU12から送信される情報に基づいて、ストップランプが点灯していれば、ブレーキペダルが踏み込まれていると判定し、ストップランプが点灯していなければ、ブレーキペダルが踏み込まれていないと判定してもよい。
自動停止条件が成立していない場合には(ステップS11のNO)、アイドルストップECU13からエンジンECU11にエンジン停止指令が出力されずに、アイドルストップ処理が終了される。アイドルストップECU13からエンジンECU11にエンジン停止指令が出力されないので、この場合、エンジン2は自動停止されない。
自動停止条件が成立している場合(ステップS11のYES)、次に、走行中アイドルストップが禁止されているか否かが判定される(ステップS12)。たとえば、アイドルストップECU13のメモリに禁止フラグが設けられた構成では、その禁止フラグがオンであれば、走行中アイドルストップが禁止されていると判定され、禁止フラグがオフであれば、走行中アイドルストップが禁止されていないと判定される。
走行中アイドルストップが禁止されている場合(ステップS12のYES)、つづいて、車両1(自車)が停車しているか否かが判定される(ステップS13)。
なお、車両1が停車している状態には、車両1の車速が0km/hである場合はもちろん、車両1の車速がほぼ0km/hとみなすことができる極低速(たとえば、3km/h以下)である場合が含まれてもよい。
走行中アイドルストップが禁止されており、かつ、車両1が走行中である場合には(ステップS13のNO)、自動停止条件が成立していても、アイドルストップECU13からエンジンECU11にエンジン停止指令が出力されずに、アイドルストップ処理が終了される。アイドルストップECU13からエンジンECU11にエンジン停止指令が出力されないので、この場合、エンジン2は自動停止されない。
走行中アイドルストップが禁止されており、かつ、車両1が停車している場合には(ステップS13のYES)、アイドルストップECU13からエンジンECU11にエンジン停止指令が出力されて、アイドルストップ処理が終了される。アイドルストップECU13からエンジンECU11へのエンジン停止指令の出力に応答して、エンジンECU11により、エンジン2が自動停止される(ステップS14)。
一方、走行中アイドルストップが禁止されていない場合、つまり走行中アイドルストップが許可されている場合(ステップS12のNO)、アイドルストップECU13からエンジンECU11にエンジン停止指令が出力されて、アイドルストップ処理が終了される。アイドルストップECU13からエンジンECU11へのエンジン停止指令の出力に応答して、エンジンECU11により、エンジン2が自動停止される(ステップS14)。
エンジン2の自動停止後は、アイドルストップECU13により、所定の再始動条件が成立したか否かが繰り返し判断される。再始動条件は、たとえば、ブレーキペダルから足が放されたという条件である。
ブレーキペダルから足が放されて、再始動条件が成立すると、アイドルストップECU13からエンジンECU11にエンジン始動指令が出力される。このエンジン始動指令の出力に応答して、エンジンECU11により、エンジン2が再始動される。
以上のように、車両1から前方の所定距離内を先行車が前進中である場合、車両1のブレーキが作動し、かつ、車両1の車速が0km/hよりも大きい所定車速以下であるという自動停止条件が成立しても、エンジン2の自動停止が禁止される。これにより、運転者が車両1のブレーキを作動させて、車両1を自動停止条件に用いられる車速の閾値である所定車速よりも低速で先行車に追従させようとした際に、エンジン2が自動停止されない。よって、エンジン2の自動停止と再始動とが続けざまに起こることによる違和感を運転者に与えることを防止できる。
一方、車両1から前方の所定距離内に先行車が存在しない場合、または、車両1から前方の所定距離内で先行車が停車中である場合には、エンジン2の自動停止が許可される。この場合、自動停止条件が成立すると、エンジン2が自動停止される。これにより、交差点の手前での直進横断待ちなどによる停車中に加え、その停車前の減速中もエンジン2が停止される。そのため、車両の停止後にエンジン2が自動停止される場合と比較して、エンジン2の停止時間の増大による燃費の向上および排気ガスの排出量の低減を図ることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
たとえば、前述の実施形態では、車両1から前方の所定距離内を先行車が前進中である場合に、走行中アイドルストップが禁止されて、自動停止条件が成立していても、エンジン2が自動停止されない構成を取り上げた。
この構成に限らず、たとえば、図4に示されるように、車両1から前方の所定距離内を先行車が前進中である場合に(ステップS3のYES)、その前進中の先行車の車速が自動停止条件に用いられる車速の閾値である所定車速よりも大きいかが判定されてもよい(ステップS21)。そして、先行車の車速が所定車速よりも大きい場合は(ステップS21のYES)、走行中アイドルストップが禁止されずに許可され(ステップS5)、先行車の車速が所定車速以下である場合に(ステップS21のNO)、走行中アイドルストップが禁止されてもよい(ステップS4)。
これにより、たとえば、交差点を越えた側を先行車が所定車速よりも高速で走行中であり、車両1が交差点の手前で停車する場合に、車両1のブレーキが作動し、かつ、車両1の車速が所定車速以下であるという自動停止条件が成立すると、エンジン2が自動停止される。そのため、エンジン2をより適切に自動停止させることができる。その結果、エンジン2の自動停止による燃費の一層の向上および排気ガスの排出量の一層の低減を図ることができる。
また、たとえば、図5に示されるように、車両1から前方の所定距離内を先行車が前進中である場合に(ステップS3のYES)、たとえば、その前進中の先行車の車速変化に基づいて、先行車の停車の可能性の有無が判定されてもよい(ステップS31)。そして、先行車の停車の可能性があると判定された場合は(ステップS31のYES)、走行中アイドルストップが禁止されずに許可され(ステップS5)、先行車の停車の可能性がないと判定された場合、言い換えれば、先行車が前進し続けると予測できる場合に(ステップS31のNO)、走行中アイドルストップが禁止されてもよい(ステップS4)。
先行車が停車する場合、車両1が先行車に追従して走行しない可能性が高い。したがって、その場合には、車両1の走行中に自動停止条件が満たされると、エンジン2が自動停止されることが好ましい。これにより、エンジン2をより適切に自動停止させることができる。その結果、エンジン2の自動停止による燃費の一層の向上および排気ガスの排出量の一層の低減を図ることができる。
なお、前進中の先行車の車速変化に基づいて、先行車の停車の可能性の有無が判定されるとしたが、たとえば、先行車検出センサ24に単眼カメラまたはステレオカメラが採用された構成では、先行車のストップランプが点灯しているか否かに基づいて、先行車の停車の可能性の有無が判定されてもよい。すなわち、先行車のストップランプが点灯している場合には、先行車の停車の可能性があると判定され、先行車のストップランプが点灯していない場合には、先行車の停車の可能性がないと判定されてもよい。
また、図4に示される処理と図5に示される処理とが組み合わされてもよい。すなわち、車両1から前方の所定距離内を先行車が前進中である場合に(ステップS3のYES)、その前進中の先行車の車速が自動停止条件に用いられる車速の閾値である所定車速よりも大きいかが判定され(図4のステップS21)、先行車の車速が所定車速以下である場合に(ステップS21のNO)、先行車の停車の可能性の有無が判定されて(図5のステップS31)、先行車の停車の可能性がないと判定された場合に(ステップS31のNO)、走行中アイドルストップが禁止されてもよい(ステップS4)。
自動停止条件の一例として、車両1のブレーキが作動し、かつ、車両1の車速が所定車速以下であるという条件を取り上げたが、自動停止条件は、必ずしもその例示した条件に限定されず、例示した条件に別の条件、たとえば、ステアリングホイールの操舵角(中立位置からの回転角)が所定角度以下であるという条件などが加えられてもよい。
その他、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1 :車両(自車)
2 :エンジン
11 :エンジンECU(アイドルストップ手段)
12 :姿勢制御ECU(先行車検知手段)
13 :アイドルストップECU(アイドルストップ手段、禁止手段、許可手段)
24 :先行車検出センサ(先行車検知手段)

Claims (1)

  1. 自車のブレーキが作動し、かつ、自車の車速が0km/hよりも大きい所定車速以下であることを少なくとも条件として、自車のエンジンを自動停止させるアイドルストップ手段と、
    自車に対して前方の所定距離内における先行車の有無および当該先行車の前進/停止を検知する先行車検知手段と、
    前記先行車検知手段により前記所定距離内に前進中の先行車が検知されている場合、前記アイドルストップ手段による前記エンジンの自動停止を禁止する禁止手段と、
    前記先行車検知手段により前記所定距離内に前記先行車が検知されていない場合、または、前記先行車検知手段により前記所定距離内に停車中の先行車が検知されている場合、前記アイドルストップ手段による前記エンジンの自動停止を許可する許可手段と
    を含む、車両用制御装置。
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