JP2016050443A - 吸音パネル - Google Patents

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萩原 徹
Toru Hagiwara
徹 萩原
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【課題】設置が容易で、且つ十分な吸音効果を得ることができる吸音パネルを提供する。【解決手段】前面を構成する多数の貫通孔が形成された前面板と、後面を構成する背面板とを備える中空箱状の本体の内側に吸音材を収納し、前記前面板と背面板との間隔が上方に至るほど小さくなる傾斜部を形成させて、前記本体の上部における前後の厚みの大きさを本体の下部における前後の厚みより小さく形成させると共に、前記本体の下面に形成した取付孔へ設置面に固定させた固定部材を挿入させて、前記本体を設置面へ立設可能に形成する。本体の下面の取付孔へ固定部材を挿入させて設置面へ立設可能に形成するので、吸音パネルと別体に形成させた支柱などを予め立設させることなく、吸音パネルを設置させることができる。【選択図】 図1

Description

本発明は、主として、車両等の走行に伴う騒音を吸音するために、高速道路や鉄道の沿線等に沿って設置される吸音パネルに関するものである
本体内にグラスウールなどの吸音材を内装させて道路や鉄道等から生じる騒音を吸音させる、吸音パネルは、間隔をあけて立設させた支柱の間に架設させて設置させる構成が、従来よりよく用いられている。
例えば、特許文献1には、防音パネル1の側端部に沿つて凹溝11が設けられ、該凹溝11の底部に嵌合凸部12が突設され、上記凹溝11を形成する相対向する側部13、13の一方に相対して板ばね2が嵌合凸部12に固定され、板ばね2は鋼製板片が屈曲されて反発弾性を有しており、防音パネル1の凹溝11内に断面H型の支柱3の相対向するフランジ31、31が挿入されて該フランジ部31、31の外面が上記側部13、13により覆われ、上記フランジ部31、31間に嵌合凸部12及び板ばね2が該板ばね2の反発弾性に抗して挾着固定された防音パネルの取付構造が本出願人によって提案されている。
また、特許文献2には、防音パネル部と、該防音パネル部の高さの2 〜 2 0 % の奥行きを有し、建築物躯体に取り付け可能な貫通孔を設けた取付部を1 又は複数有する防音壁であって、前記取付部の幅の合計が前記防音パネル部の全幅の1 0 〜 8 0 % の範囲にあり、前記防音パネル部の片面に、前記取付部からスティフナが一体に延設されていることを特徴とする防音壁が開示されている。
実開昭61−50109号公報 特開2012−172358号公報
特許文献1に示される防音パネルの取付構造は、複数の支柱を間隔をあけて設置させ、その情報から防音パネルを取り付ける必要があり、設置工事に手間がかかっていた。また、特許文献2に示される防音壁は、支柱を用いずに設置できるが、防音パネル部での遮音による防音効果しか望めず、騒音の吸音効果を十分に得られないという問題点があった。
そこで本発明は、設置が容易で、且つ十分な吸音効果を得ることができる吸音パネルを提供するものである。
上記目的を達成するため、本発明は以下のような構成としている。
即ち、本発明に係る吸音パネルは、中空箱状の本体の内側に吸音材を収納して備える吸音パネルであって、
前記本体は、該本体の前面を構成する多数の貫通孔が形成された前面板と、前記本体の後面を構成する背面板とを備え、
前記前面板と背面板との間隔が上方に至るほど小さくなる傾斜部が形成されて、前記本体の上部における前後の厚みの大きさが本体の下部における前後の厚みより小さく形成されると共に、
前記本体の下面に形成されて貫通する取付孔へ設置面に固定させた固定部材を挿入させて、該固定部材を介して前記本体を設置面へ立設可能に形成されていることを特徴とするものである。
本発明に係る吸音パネルによれば、中空箱状の本体が、前面を構成する多数の貫通孔を形成させた前面板と、前記本体の後面を構成する背面板とを備え、内側に吸音材を収納して備えるので、前方で生じた騒音を前記貫通孔を通じて本体内の前記吸音材に吸音させることで、良好な吸音効果を得ることができる。
また、前記本体の下面に形成させて貫通する取付孔へ設置面に固定させた固定部材を挿入させて、この固定部材を介して前記本体を設置面へ立設可能に形成するので、吸音パネルと別体に形成させた支柱などを予め立設させることなく、吸音パネルを設置させることができる。
また、前記前面板と背面板との間隔が上方に至るほど小さくなる傾斜部を形成させて、前記本体の上部における前後の厚みの大きさを本体の下部における前後の厚みより小さく形成させるので、重心が吸音パネルのより下方に形成されて、安定して設置させることができる。また、前記本体の上部における前後の厚みの大きさを本体の下部における前後の厚みより小さく形成させるので、吸音パネルの上に雪が積もりにくくなされ、設置させた吸音パネルが雪の重量で変形する、などの問題が生じにくくなされる。
また、前記吸音材の後面と前記背面板の板面との間に空気層を形成させ、前記吸音材を透過した騒音が前記空気層を通過して前記背面板に反射されるように設ければ、背面板に反射された騒音が前記吸音材へ至り再度吸音されるので、より効率よく騒音を吸音させることができ、好ましい。
また、前記本体の傾斜部における前記背面板と吸音材との間隔を、傾斜部の下方から上方に至るほど小さく形成すれば、傾斜部において幅広い範囲の波長の騒音を吸音できるようになされるので、好ましい。
また、前記傾斜部を前記本体の上下方向の略全体に亘って形成させれば、本体の上下方向の略全体に亘って前記吸音材と背面板との間隔が変化するので、より幅広い範囲の波長の騒音を吸音できるようになされるので、好ましい。
本発明に係る吸音パネルによれば、吸音材による良好な吸音効果を得られると共に、別に立設させた支柱を必要とせずに設置面へ設置させることができる。
本発明に係る吸音パネルの実施の一形態を示す正面図である。 図1の左側面図である。 吸音パネルの縦断面の概要を示す図1のA−A断面図である。 吸音パネルの横断面の概要を示す図1のB−B断面図である。 吸音パネルの設置に用いる押さえ部材の実施の一形態を示す、(イ)は平面図であり、(ロ)は正面図であり、(ハ)は右側面図である。 図1の吸音パネルに、図5の押さえ部材を取り付ける前の状況を示す図である。 図6の吸音パネルに押さえ部材を取り付けた状況を示す図である。 図7の吸音パネルに固定部材を挿入させた状況を示す図である。 図8の吸音パネルを立設させた状況を示す図である。
本発明の実施の形態を図面に基づき具体的に説明する。
図面において、1は吸音パネルである。
本実施形態の吸音パネル1は、左右方向の幅の大きさが上下の大きさより小さく形成された略縦長矩形の形状に形成させた本体10を備えている。
前記本体10は、側面視からの形状を台形形状に形成させており、前後方向の厚みの大きさが下方から上方に至るほど小さくなるように全体に亘って形成させている。
前記本体10は、前面を構成する前面板11と、その後方に配置させて後面を構成する背面板12と、左右の側端にそれぞれ取り付けて側面を構成する側面板15とを備え、その内側に中空部19を有する中空箱状に形成させている。
図3は吸音パネル1の縦断面の概要を示す図1のA−A断面図である。
前記背面板12は矩形板状に形成させており、その上部から前方へ延設させる天板部13と、下部から前方へ延設させる底板部14とを形成させている。また、前記底板部14には、その前部から上方へ延設させる当接板部14aを形成させている。
前記天板部13と底板部14とは、それぞれ前記背面板12から前方垂直方向へ延設させており、底板部14は天板部13よりも、大きく前方へ突出させて形成させている。
即ち、背面板12と、延設させる天板部13、底板部14とは、前方へ開口する略コの字状の縦断面を形成しており、前記天板部13と底板部14が、それぞれ前記本体10の上面と下面を構成するように設けている。
前記背面板12は亜鉛メッキ鋼板で形成させており、前記天板部13と底板部14と当接板部14aとは、背面板12の折り曲げ加工により一体的に形成させている。
前記前面板11は矩形板状に形成させており、その上部から後方へ延設させる当接板部11aと、下部から後方へ延設させる当接板部11bを形成させている。前記各当接板部11a、11bは亜鉛メッキ鋼板からなる前面板11を折り曲げ加工して一体的に形成させている。
前記前面板11は、前記当接板部11aの下面を前記天板部13の上面へ当接させて固定させると共に、前記当接板部11bの上面を前記底板部14の下面へ当接させて固定させている。即ち、前記前面板11は、前記背面板12、天板部13、底板部14が形成する略コの字形状の前方の開口を塞ぐように取り付けており、本体10の下方から上方に至るほど、前面板11と背面板12との間隔が小さくなるように配置されている。
また、前記前面板11には、前記本体10の外側と中空部19とを接続する貫通孔11cを、略全面に亘って多数形成させている。図1は、貫通孔11cの一部のみを図示して、図面を簡略化している。
図4は、吸音パネルの横断面の概要を示す図1のB−B断面図である。
前記側面板15は、上下に長い台形形状の板体であり、亜鉛メッキ鋼板で形成させている。
前記側面板15は、その前部から外側側方へ延設させる当接板部15aと、後部から外側側方へ延設させる当接板部15bとを形成させており、前記各当接板部15a、15bは、側面板15を曲げ加工して一体的に形成させている。
即ち、前記側面板15は、外側側方へ開口する略コの字状の横断面形状に形成させている。
前記側面板15は、当接板部15aの前面を前記前面板11の後面へ当接させて固定させると共に、当接板部15bの後面を前記背面板12の前面へ当接させて固定させている。
前記側面板15は、前記前面板11と背面板12から構成される筒状体の左右の開口部分にそれぞれに取り付けて、各開口部分を塞ぐように設けている。
前記底板部14には、上下に貫通する取付孔Hを形成させている。
取付孔Hは、前後に2個1組に配置させて形成させており、底板部14の左右の側部にそれぞれ1組づつ合計2組4個形成させている。具体的には、前記取付孔Hは、平面視において、前記各側板部15の前記当接板部15aと当接板部15bとの間に配置されるように形成させている。
前記前面板11、背面板12、及び各側面板15によって囲われる本体10の中空部19には、吸音材2を収納させている。吸音材2は、ポリエチレン繊維からなる綿状体を板形状に形成して設けており、その前面側には全面に亘って不織布を貼着させている。
図3、4に示すように、前記吸音材2は、その前面を前記前面板12に相対させ、上下方向に4個の吸音材2を配置させて本体10内に収納させている。具体的には、前記本体10内には、本体10の左右の端部にそれぞれ取り付けた前記各側面板15間に架設させて支持材3を取り付けており、前記各吸音材2を後方に配置させた支持材3と前方に配置させた前面板11との間に配置させて、前後方向へ大きく移動しないように取り付けている。
前記支持材3は、亜鉛メッキ鋼板を曲げ加工して形成した横方向に長い長尺体であり、長手方向に垂直な断面をL字形状に設けている。前記支持材3はその左右の両端をそれぞれ各側面板へリベットにより固定させており、前記各吸音材2の後面付近に配置させるようにして上下方向に間隔をあけて8個取り付けている。
前記本体10内には、前記前面板11と背面板12との間に架設させて、補強材4を取り付けている。
前記補強材4は、面方向を上下に向けた板形状であり、左右の両端がそれぞれ各側面板15付近に配置される大きさに形成させている。また、前記補強材4は、その前部から下方へ延設させる当接板部4aと、後部から下方へ延設させる当接板部4bとを形成させており、各当接板部4a、4bは、補強材4を曲げ加工して一体的に形成させている。
前記補強材4は、前記当接板部4aと当接板部4bとを、それぞれ前面板11と背面板12とに当接させて固定させており、上下方向に間隔を開けて3個取り付けている。前記4個の各吸音材2は、各補強材4の上下にそれぞれ配置させて本体10内に収納させている。
前記各吸音材2は、その前面を前記前面板11の近傍に配置させて本体10内に収納させており、各吸音材2の後面と前記背面板12との間には他に遮る部材のない空気層19aが形成されるように設けている。
前記吸音パネル1は、前面板11の前方で生じた騒音の音波を前記各貫通孔11cを通じて本体10内に入射させ、更に吸音材2に入射させて音波を減衰させることで、騒音を低下させる吸音効果を得るように設けている。
更に、前記吸音パネル1は、前記各貫通孔11cを通り前記吸音材2を透過した騒音の音波が、中空部19の空気層を19aを通過して背面板12に反射し、再度空気層19aを通過し吸音材2に入射して減衰されるように設けている。
騒音の音波が背面板12で反射される場合は、背面板12へ入射する音波と、背面板12で反射された音波とが干渉して定在波が生じる。このような定在波は、背面板12から前記音波の波長λの1/4倍、3/4倍、5/4倍、…の位置でその振幅が大きくなるように形成される。このような定在波の振幅が大きくなる位置(以下、「定在波の腹」と記載する)に前記吸音材2を配置させることで、定在波を生じさせる音波をより効果的に減衰させて、吸音することができる。
即ち、前記吸音パネル1は、吸音材2が配置された場所で定在波の腹を生じさせる周波数の音波をより効果的に吸音できるように形成させており、具体的には背面板12と吸音材2との間隔Xが、λ/4+nλ/2(nは0以上の整数)の大きさと一致する周波数λの音波を効果的に吸音できる。尚、ここに記載する、「背面板12と吸音材2との間隔X」とは、背面板12の前面から吸音材2の後面までの距離ではなく、図3、4に示すように、吸音材2が存在する範囲Yから背面板12の前面までの距離であり、吸音材2の前面から後面に至る範囲から背面板12の前面までの距離である。
前記吸音パネル1の前面パネル11は、上部の当接板部11aを前記天板部13へ固定させると共に、下部の当接板部11bを天板部13よりも前方へ突出する底板部14へ固定させて取り付けており、上方から下方へ至るほど前方へ向かう傾斜状に取り付けられている。
即ち、前記吸音パネル1は、前記前面板と背面板との間隔が上方に至るほど小さくなる傾斜部を設けており、更に、この傾斜部を本体10の上下方向の略全体に亘って形成させている。
また、前記本体10内に内装させた各吸音材2は、それぞれ前後方向の厚みを同じ大きさに形成させると共に、その前面を前記前面板12に相対させて配置させている。
即ち、図3に示すように、本体10の前記傾斜部において、前記背面板12と吸音材2との間隔Xは、下方から上方に至るほど小さくなるように形成させており、本体10の上部における背面板12と吸音材2との間隔Xaが、本体10の下部における背面板12と吸音材2との間隔Xbよりも小さくなるように形成させている。
また、前記本体10は、その上下方向の略全体に亘って前記傾斜部を形成させているので、背面板12と吸音材2との間隔Xが本体10の上下方向の略全体に亘って変化するように形成させている。
上記のように、前記吸音パネル1は、背面板12と吸音材2との間隔Xが、λ/4+nλ/2(nは0以上の整数)の大きさと一致する周波数λの音波を効果的に吸音するので、背面板12と吸音材2との間隔Xの大きさを前記傾斜部で変化させることで、効果的に吸音できる音波の周波数が傾斜部の上部と下部とで異なるように設けられ、幅広い周波数の音波を効果的に吸音することができる。更に、前記傾斜部を本体10の上下方向の略全体に亘って形成させて、背面板12と吸音材2との間隔Xを変化させるので、より幅広い周波数の音波を効果的に吸音することができる。
図5は吸音パネル1の設置に用いる押さえ部材5の実施の一形態を示す、(イ)は平面図であり、(ロ)は正面図であり、(ハ)は右側面図である。
押さえ部材5は、矩形板状のベース部51と、このベース部51の前側の辺から上方に延設させる板状の前方当接部52と、前記ベース部51の後側の辺から上方に延設させる矩形板状の後方当接部53と、前記ベース部51の側方の辺から上方に延設させる矩形板状の側方当接部54とを形成させている。
また、前記ベース部51には、長孔形状の貫通孔51aを2個形成させている。各貫通孔51aは、前記側方当接部54が接続するベース部51の側方の辺に沿って間隔をあけて形成させており、前記本体10の底板部14に2個1組形成させた取付孔Hに対応する大きさと間隔で形成させている。
図6は、図1の吸音パネル1に、図6の押さえ部材5を取り付ける前の状況を示す図である。
前記押さえ部材5は、吸音パネル1の本体10の底板部14の上に載置させて取り付けるように設けている。押さえ部材5は、ベース部51を底板部14に載置させ、各貫通孔51aの位置を底板部14の各取付孔Hにあわせた状態で、前記側方当接部54が本体10の側面板15へ当接又は近傍に配置され、前記前方当接部51が前記側面板15の当接板部15aへ当接又は近傍に配置され、前記後方当接部53が前記側面板15の当接板部15bへ当接又は近傍に配置されるように、形成させている。
また、前記側面板15の当接板部15a、及びこの当接板部15aに固定される前記前面板11には、端から内側へ切り欠いたように形成させた矩形形状の切欠部Kを形成させているが、前記押さえ部材5の前方当接部52を前記当接板部51aへ当接又は近傍に配置させたときに、この当接板部51aが前記切欠部Kを塞がないように形成させている。
図7は図6の吸音パネル1に押さえ部材5を取り付けた状況を示す図である。
前記押さえ部材5を取り付けた吸音パネル1は、設置面Gに固定させた固定部材6を前記各取付孔Hに挿通させて設置面Gへ載置させる。
図7では、アンカーボルトからなる固定部材6を設置面Gへ固定させ、設置面Gから上方へ突設させた固定部材6の雄ねじ部分を前記取付孔Hへ挿通させる状況を示している。
図8は、図7の吸音パネル1に固定部材6を挿入させた状況を示す図であり、図9は、図8の吸音パネル1を立設させた状況を示す図である。
吸音パネル1は、設置面Gへ固定させた前記固定部材6の雄ねじ部分を前記取付孔Hへ挿通させて、本体10を設置面Gへ載置させる。この後、各固定部材6の雄ねじ部分へナットNを螺結させることで、吸音パネル1を設置面Gへ立設できるように設けている。
また、本体10に前記切欠部Kを形成することで、本体10を設置面Gへ載置させたときに本体10の側方に隣接させた他の吸音パネル1などの障害物が存在していた場合でも、本体1の前側から前記切欠部Kの内側を通してレンチなどの工具を差し込み、固定部材6へのナットNの螺結作業などを行えるように設けている。また、本体10に前記切欠部Kを形成して、固定部材6へのナットNの螺結などの吸音パネル1の設置作業を吸音パネル1の前方から行えるように設けているので、吸音パネル1の背面側に障害物があったり、高架橋など吸音パネル1の背面側での作業が困難な場合でも、吸音パネル1の設置作業が容易に実施できるように設けている。
前記吸音パネル1は、前記前面板11と背面板12との間隔が上方に至るほど小さくなる傾斜部を設けているので、本体10の重心がより下方に形成され、設置面Gへ立設させたときに安定して設置させることができる。
尚、本発明に係る吸音パネル1は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、図1〜9に示す吸音パネル1は、押さえ部材5を吸音パネル1と別体に形成して、設置作業の際に押さえ部材5を吸音パネル1へ取り付けるように設けているが、これに限るものではなく、あらかじめ押さえ部材5を吸音パネル1と一体的に設けてもよく、吸音パネル1の剛性を高めて、押さえ部材5を用いずに吸音パネル1を立設可能に設けてもよい。
また、図1〜9に示す吸音パネル1は、前記前面板11と背面板12との間隔が上方に至るほど小さくなる傾斜部を、本体10の上下方向の略全体に亘り形成させているが、これに限るものではなく、本体10の一部のみに形成させてもよい。しかしながら、図1〜9に示すように、前記傾斜部を本体10の上下方向の略全体に亘り形成させれば、背面板12と吸音材2との間隔Xが本体10の上下方向の略全体に亘って変化し、より幅広い周波数の音波を効果的に吸音することができるので、好ましい
また、図1〜9に示す吸音パネル1は、本体10内に収納させる各吸音材2の前後の厚みを同じ大きさに形成しているが、これに限るものではなく、本体10の前記傾斜部において、前記背面板12と吸音材2との間隔Xが、下方から上方に至るほど小さくなるように形成すれば、各吸音材2の厚みの大きさが異なっても良い。しかしながら、各吸音材2の厚みを同じ大きさに揃えれば、吸音パネル1の形成に用いる部材の種類を減らすことができるので、好ましい。
また、図7〜9に示す吸音パネル1の設置方法では、固定部材6として設置面Gに埋設固定したアンカーボルトを利用しているが、これに限るものではなく、雄ねじ部を上方に突設可能な他のボルト部材や、取付孔Hへ挿通させて本体10を固定可能な雄ねじ以外の部材を上方に突設させた部材を用いても良い。
1 吸音パネル
10 本体
11 前面板
11c 貫通孔
12 背面板
13 天板部
14 底板部
15 側面板
15a 当接板部
15b 当接板部
19 中空部
19a 空気層
2 吸音材
3 支持材
4 補強材
4a 当接板部
4b 当接板部
5 押さえ部材
51 ベース部
51a 貫通孔
52 前方当接部
53 後方当接部
54 側方当接部
6 固定部材
G 設置面
H 取付孔
K 切欠部
N ナット

Claims (3)

  1. 中空箱状の本体の内側に吸音材を収納して備える吸音パネルであって、
    前記本体は、該本体の前面を構成する多数の貫通孔が形成された前面板と、前記本体の後面を構成する背面板とを備え、
    前記前面板と背面板との間隔が上方に至るほど小さくなる傾斜部が形成されて、前記本体の上部における前後の厚みの大きさが本体の下部における前後の厚みより小さく形成されると共に、
    前記本体の下面に形成されて貫通する取付孔へ設置面に固定させた固定部材を挿入させて、該固定部材を介して前記本体を設置面へ立設可能に形成されていることを特徴とする吸音パネル。
  2. 前記吸音材の後面と前記背面板の板面との間に空気層が形成され、前記吸音材を透過した騒音が前記空気層を通過して前記背面板に反射されるように設けられており、
    前記本体の傾斜部における前記背面板と吸音材との間隔が、傾斜部の下方から上方に至るほど小さく形成されていることを特徴とする請求項1に記載の吸音パネル。
  3. 前記傾斜部が前記本体の上下方向の略全体に亘って形成されていることを特徴とする請求項2に記載の吸音パネル。

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