JP2016049130A - 磁気共鳴イメージング装置及び磁気共鳴イメージング装置用遮音マット - Google Patents
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Abstract
Description
最初に図1及び図2を参照して、本実施形態のMRI装置の全体構成を説明する。図1及び図2は、本実施形態のMRI装置を側面及び正面から見た断面図である。図1は図2のB−B断面から,図2は図1のA−A断面から見た図を表す。
遮音マット7を構成する積層体の構造は、板材73と吸音部材72とを重ねた二層構造や板材73の両側に吸音部材72を配置した三層構造などが採りえるが、吸音部材72を透過した音を板材73で反射させるという遮音マット7の機能から、少なくとも板材73の照射コイル4側に吸音部材72が配置されることが好ましい。特に、図3に示すように、板材73の両面に吸音部材72が配置されている構成が好ましい。
図4に示すように、照射コイル3が発する振動放射音の音響エネルギーEiが遮音マット7の吸音部材72に入射すると、この音響エネルギーは吸音部材72によって一部は熱エネルギーに変換されて吸収され、残りは透過し、板材73に音圧を与える。ここで吸音部材72と板材73は音響インピーダンスの差を大きい材料で構成されているので、板材73が受ける音響エネルギーEiの一部は反射される。反射された音響エネルギーEr(<Ei)として再び照射コイル4側の吸音部材72に戻され、再度吸音部材72により一部が熱エネルギーに変換される。板材73で反射されなかった残りの音響エネルギーEt(=Ei−Er)は板材73を透過する。この際、一部は板材73により吸収される。板材73を透過した音響エネルギーEt’(≦Et)は、設置空間20側に吸音部材72が配置されている場合は、さらに吸音部材72で一部が吸収される。従って撮像空間2には、吸音部材72による吸収と板材73による反射によって、減衰した音響エネルギーのみが入射する。即ち設置空間20の騒音が大幅に抑制される。
本実施形態のMRI装置でも、照射コイルに密着して遮音マットを配置すること及び遮音マットの構成は第一の実施形態と同様であるが、照射コイルがそれ自体に振動騒音を防止する構造を持つことが特徴である。
即ち、本実施形態の照射コイルは、線材と当該線材を支持する支持部材とを備え、支持部材は、厚みが相対的に厚い肉厚部と、相対的に薄い肉薄部とを有する。
以下、第一の実施形態と異なる点を中心に本実施形態を説明する。
図6及び図7では、肉厚部と肉薄部とが一体構造である照射コイルを示したが、照射コイルのボビンにボビンとは別部材を固定して肉厚部に相当する部分を製造してもよい。図8に、一体構造ではなく、照射コイル部43と遮音壁部45とに分割する構造を示す。
第一及び第二の実施形態は、本発明を水平磁場方式のMRI装置に適用した例であるが、本発明は垂直磁場方式のMRI装置にも同様に適用することができる。
厚み0.4mmのポリカーボネート板(密度:1.2g/cm3)に、マイクロファイバー(径:1〜4μm)及び短繊維(径:20〜30μm)からなる正味厚み26mmの不織布(商品名:シンサレート3M製、面密度:400g/m2)を重ねて、合成樹脂製表皮に収納し、円筒形状の実施例の遮音マットを作製した。
上記と同じ不織布を上記と同じ表皮に収納し、比較例の遮音マットを作製した。
MRI装置(TRILLIUN OVAL:日立メディコ製)に遮音部材を固定しない状態で、4つの異なる撮像パルスシーケンスを実行し、撮像空間中心に設置したマイクロホン(378B02型:PCB社製、感度:50mV/Pa、周波数応答:3〜20000Hz)で騒音レベルを計測した。その後、実施例の遮音マットを、不織布が撮像空間側となるように配置した場合(実施例1)と樹脂板が撮像空間側となるように配置した場合(実施例2)について、上記と同様に騒音レベルを測定した。また比較例の遮音マットを用い、上記と同様に騒音レベルを測定した。なお実施例1と実施例2は、図4に示す遮音マットの構成において、吸音部材72の照射コイル4側の厚みをT1、設置空間20側の厚みをT2としたとき、実施例1はT1=0、実施例2はT2=0の例となる。
Claims (12)
- 撮像空間から外側に向かって、照射コイル、傾斜磁場発生コイル及び静磁場発生装置がこの順に配置され、
前記撮像空間と前記照射コイルとの間に、前記照射コイルに近接して、音エネルギーを熱エネルギーに変換する吸音材料からなる吸音部材と、音を反射する反射材と、を積層した遮音部材を配置したことを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。 - 請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置であって、
前記遮音部材は、前記反射材が前記吸音部材より、前記撮像空間側に配置されていることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。 - 請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置であって、
前記遮音部材は、前記反射材の両側に前記吸音部材を配置した構造を有することを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。 - 請求項3に記載の磁気共鳴イメージング装置であって、
前記反射材より前記照射コイル側に位置する吸音部材の厚みが、前記反射材より前記撮像空間側に位置する吸音部材の厚みより厚いことを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。 - 請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置であって、
前記吸音材料は、マイクロファイバー及び/又は短繊維を含む不織布を含み、前記反射材は、非磁性材料からなる板材であることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。 - 請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置であって、
前記遮音部材は、表皮で覆われていることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。 - 請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置であって、
前記傾斜磁場コイル及び静磁場発生コイルを覆う外装カバーを備え、
前記遮音部材は、前記外装カバーに対し着脱可能であることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。 - 請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置であって、
前記撮像空間に検査対象を移動する寝台装置をさらに備え、
前記遮音部材は、前記寝台装置を除く部分に配置されていることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。 - 請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置であって、
前記照射コイルは、線材と当該線材を支持する支持部材とを備え、前記支持部材は、厚みが相対的に厚い肉厚部と、相対的に薄い肉薄部とを有することを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。 - 請求項9に記載の磁気共鳴イメージング装置であって、
前記撮像空間に検査対象を移動する寝台装置をさらに備え、
前記支持部材は、上下方向において前記寝台装置が重なる部分を除く部分が、前記肉厚部であることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。 - 請求項9に記載の磁気共鳴イメージング装置であって、
前記肉厚部は、前記肉薄部の一部と、前記肉薄部の一部に接合された壁部とで構成されることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。 - 非磁性体からなる板材と、前記板材の少なくとも一方の面に密着した吸音材料と、前記板材及び前記吸音材料を覆う表皮と、を備え、磁気共鳴イメージング装置の撮像空間の内壁に着脱される磁気共鳴イメージング装置用遮音マット。
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