JP2016049130A - 磁気共鳴イメージング装置及び磁気共鳴イメージング装置用遮音マット - Google Patents

磁気共鳴イメージング装置及び磁気共鳴イメージング装置用遮音マット Download PDF

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Abstract

【課題】撮像空間の容積をできるだけ犠牲にすることなく、効果的に撮像空間の騒音を低減する技術、及び、照射コイルに特化した騒音防止技術を提供する。【解決手段】撮像空間2から外側に向かって、照射コイル4、傾斜磁場発生コイル3及び静磁場発生装置1がこの順に配置された磁気共鳴イメージング装置において、撮像空間2と照射コイル4との間に、照射コイルに近接して、音エネルギーを熱エネルギーに変換する吸音材料からなる吸音部材と、音を反射する反射材と、を積層した遮音部材7を配置する。好ましくは、反射部材を撮像空間2側となるように配置する。【選択図】図1

Description

本発明は、磁気共鳴イメージング装置(以下、MRI装置という)に係り、特に撮像空間における騒音を低減させる構造に関する。
MRI装置は、静磁場中に置かれた検査対象に高周波磁場パルスを印加し、それにより検査対象によって発生する核磁気共鳴信号(エコー信号)を検出し、画像化する。この際、エコー信号に位置情報を付与するために傾斜磁場が用いられる。
傾斜磁場を発生するための装置は、所定の形状に巻かれた傾斜磁場コイルと、傾斜磁場コイルを駆動するための駆動電源とからなる。一般的なMRI装置による撮像において、傾斜磁場は数十〜数百ミリ秒という短い時間内で繰り返しパルス状に印加される。この際、上記傾斜磁場コイルは、静磁場と傾斜磁場を駆動する電流との相互作用によりパルス状にローレンツ力が生じることで振動し、振動放射音を発生する。傾斜磁場コイルの振動は、振動放射音の空気伝搬や振動の固体伝搬となって、静磁場発生装置や照射コイルや外装カバーに伝達する。そして、傾斜磁場コイルからの直接の騒音に加えて、静磁場発生装置や照射コイルや外装カバーからも振動放射音が発生し、撮像空間の騒音はかなりの音量となる。
MRI装置において、高速かつ高画質で撮像するためには静磁場の磁場強度や傾斜磁場の磁場強度を大きくする必要があるが、これらの磁場強度を大きくすると、前述したローレンツ力はさらに増大し、撮像空間内にいる被検者が感じる騒音も増大する。
この騒音の問題に対し、騒音を遮断するための種々の対策が取られ且つ提案されている。例えば、特許文献1には、MRI装置の外装カバーと傾斜磁場コイルとの撮像空間側との間に、周囲の空気の音響インピーダンスよりも小さいガスを封入することで、騒音を低減する方法が提案されている。また、特許文献2には、外装カバーを静磁場発生装置と非接触で自立する構造とすることによって、外装カバーによる振動放射音を低減する方法が提案されている。
特開2014−087510号公報 特開2009−28259号公報
しかし、これら従来の技術は、傾斜磁場コイルから外装カバーや照射コイルへの振動・騒音伝搬の抑制、外装カバーから撮像空間への振動・騒音伝搬の低減には効果を上げているが、傾斜磁場コイルからの振動放射音の伝搬によって照射コイルが発生する振動放射音を低減することはできていない。照射コイルは撮像空間に最も近い位置に配置されるため、照射コイルが二次音源となって発する騒音は、撮像空間の騒音への寄与が大きい。
一方、撮像空間は、そこでの操作性を良好に保ち且つ撮像空間に置かれた被検体の不快感を極力少なくするため、広い容積を確保するという要請があり、撮像空間を狭めるような厚い吸音部材を配置することは、この要請に相反する。
本発明は、照射コイルによって二次的に発生する騒音に有効な騒音防止技術を提供すること、及び、特に撮像空間の容積をできるだけ犠牲にすることなく、効果的に撮像空間の騒音を低減する技術を提供することを課題とする。
本発明は、撮像空間に面した照射コイルの、撮像空間側に、吸音部材と、音を反射する反射部材との積層体からなる遮音部材を配置することにより上記課題を解決する。
吸音部材と反射部材とを組み合わせることにより、比較的厚みを抑えながら、高い遮音効果を上げることができる。
第一の実施形態のMRI装置の全体を示す側断面図 図1のMRI装置のA−A断面図 図1のMRI装置の要部を示す断面図 遮音マットの機能を説明する図 第二の実施形態のMRI装置の全体を示す側断面図 図5のMRI装置のA’−A’断面図 図5のMRI装置の要部を示す断面図 図5のMRI装置の要部変形例を示す断面図 第三の実施形態のMRI装置の全体を示す側断面図 図9のMRI装置のA”−A”断面図
本実施形態のMRI装置は、撮像空間から外側に向かって、照射コイル、傾斜磁場発生コイル及び静磁場発生コイルがこの順に配置され、撮像空間と照射コイルとの間に、照射コイルに近接して、音エネルギーを熱エネルギーに変換する吸音材料からなる吸音部材と、音を反射する物質からなる反射材と、を積層した遮音部材を配置したものである。ここで「照射コイルに近接」とは、照射コイルに密着している場合の他、空気或いは接着剤等の媒体を介して隣接している場合も含む。
本実施形態のMRI装置は、静磁場発生コイルが発生する静磁場の方向が水平方向である水平磁場方式の装置にも、静磁場の方向が垂直方向である垂直磁場方式の装置にも適用できる。最初に水平磁場方式の装置に適用した本発明の実施形態を説明する。
<第一の実施形態>
最初に図1及び図2を参照して、本実施形態のMRI装置の全体構成を説明する。図1及び図2は、本実施形態のMRI装置を側面及び正面から見た断面図である。図1は図2のB−B断面から,図2は図1のA−A断面から見た図を表す。
本実施形態のMRI装置は、水平に円筒に形成された静磁場発生装置1を備え、静磁場発生装置1の円筒内に撮像空間2が形成される。撮像空間2には、静磁場発生装置1によって水平方向の略均一な磁場が形成され、検査対象はこの撮像空間2に形成された均一な静磁場内に配置され、撮像が行われる。
静磁場発生装置1には、磁場の発生方式に応じて、常電導磁石、永久磁石、超電導磁石などがあり、特に限定されないが、ここでは超電導型ソレノイド磁石が用いられる。静磁場発生装置1は、強固な構造の支持脚8によって、MRI装置の設置面に固定されている。静磁場発生装置1の円筒内には、静磁場発生装置1と同軸に、円筒状の支持部材に固定された傾斜磁場コイル3が配置され、さらにその内側に円筒状の照射コイル4が配置されている。なお照射コイルが受信コイルを兼ねる場合もあるが、ここではそれも含めて照射コイル4と呼ぶ。
傾斜磁場コイル3は、互いに直交する三軸方向(x、y、z方向)に線形な傾斜磁場を発生する3組のコイルで構成され、静磁場発生装置1に図示しない固定手段によって強固に固定されている。また傾斜磁場コイル3は、図示しない傾斜磁場電源に接続されており、図示しない制御系からの指令による所定のタイミングで傾斜磁場電源が駆動されことにより、パルス状の電流が流され、これにより静磁場発生装置1が発生する静磁場に対し磁場勾配を与える傾斜磁場パルスを発生する。この傾斜磁場の与え方により、磁気共鳴信号に付与される位置情報が決まる。
この傾斜磁場コイル3が配置されている空間は、静磁場発生装置1によって形成される静磁場空間に含まれるため、傾斜磁場コイル3にパルス状の電流が流されると、この電流と静磁場との相互作用によって傾斜磁場コイル3にローレンツ力がパルス的に発生する。このパルス的なローレンツ力によって、傾斜磁場コイル3は振動し、振動放射音を発生させる。この振動放射音を抑制するために、傾斜磁場コイル3や傾斜磁場コイル3と静磁場発生装置1との連結部には、公知の遮音手段や吸音手段を備えることができる。ここではその説明は省略する。
照射コイル4は、磁気共鳴画像への影響を避けるために、非磁性体及び非金属材料、例えば繊維強化樹脂で構成した円筒状の支持部材(ボビン)にコイルを巻き、このコイルに電気回路を接続して構成されている。ボビンの厚さは、例えば3〜10mmである。照射コイル4は、図示しない高周波発振器や高周波アンプなどを含む高周波送信部に接続されており、高周波送信部から所定のタイミングで高周波信号を供給することにより、高周波パルスを発生する。高周波パルスは、照射コイル4で囲まれる空間に置かれた検査対象の原子核に核磁気共鳴を生じさせる。
また図示していないが、検査対象(被検体)に近接して、検査対象から発生する核磁気共鳴信号を検出する受信コイルが配置される。受信コイルは、図示しない信号処理系に接続されている。信号処理系は、受信コイルが検出した核磁気共鳴信号に対し、補正処理や画像再構成処理等を施し、磁気共鳴画像やスペクトルなどを作成する。
静磁場発生装置1及び傾斜磁場コイル3を囲むように、安全性とデザイン性を兼ねた外装カバー6が設けられている。外装カバー6は、傾斜磁場コイル3から発生する騒音に対する防音機能も兼ね備えている。また図示する実施例では、外装カバー6と静磁場発生装置1を支持する支持脚8とは物理的に隔離されており、傾斜磁場コイル3からの振動騒音が静磁場発生装置1及び支持脚8を介した固体伝搬によって外装カバー6に伝搬されるのを防止している。
外装カバー6は、照射コイル4と同様に、磁気共鳴画像への影響を避けるために、非磁性材料及び非金属材料、例えば繊維強化樹脂で構成されている。外装カバー6の厚さは例えば3〜6mmである。なお本実施形態では、省スペース化を図るために照射コイル4が外装カバー6を兼ね、照射コイル4と外装カバー6の一部とで、検査対象が置かれる空間20(ここでは均一な磁場空間である撮像空間2と区別して設置空間という)の内壁を構成している。ただし、外装カバー6が照射コイル4全体を覆っていてもよい。
設置空間20の下部には、撮像空間2に被検者を横臥させて送り込むための寝台装置として、天板5と、天板5を移動させる機構(レール等)が設けられている。この機構は、外装カバー6及び照射コイル4の上に設けられており、天板5を、MRI装置に連結された寝台(不図示)から設置空間20内に手動又は自動で移動することができるようになっている。
本実施形態のMRI装置は、さらに、この照射コイル4及び外装カバー6に密着して、遮音マット(遮音部材)7が配置されている。既に述べたように、傾斜磁場コイル3は、パルス状に発生するローレンツ力によって、振動放射音を発生させる。この振動放射音は、空気伝搬や振動の固体伝搬により、傾斜磁場コイル3に近接して配置された静磁場発生装置1や照射コイル3に伝わり、これらが二次音源となって振動放射音を発生させる。照射コイル3は設置空間20に面して、被検体の耳に最も近いところに配置されているため、照射コイル3が発する振動放射音は被検体が感じる騒音への寄与率に高い。遮音マット7は、照射コイル3から入射される音響エネルギーを熱エネルギーに変換することによって騒音を低減する。
以下、遮音マット7の材料と構造について、図3を参照して詳述する。
遮音マット7は、吸音材料からなる吸音部材と音を反射する反射材とを積層した積層体をカバー(表皮)で覆った構造を有する。具体的には、図3に示すように、遮音マット7は、表皮71と、吸音部材72と、板材(反射材)73とから構成され、撮像空間2の、天板5の上方領域のみに設置される。これにより天板5やその駆動機構の位置を変更することなく遮音マット7を設置空間20内に設置することができる。また天板5の位置を上側へ移動することで被検体を挿入できる設置空間20が狭くなるのを防ぐことができる。なお、設置空間20の大きさを十分確保できるのであれば、遮音マット7を天板5の下側の領域まで延長して設置しても差し支えない。また遮音マット7と同じ構造を天板5の内部に組み込んでもよい。
遮音マット7は、不図示の固定手段により照射コイル4及び外装カバー6に固定される。この際、必要に応じて、設置空間20の内壁に着脱可能にしてもよい。着脱可能にする方法としては公知の方法が採りえるが、二次的な騒音の発生を抑制するために、機構的なものよりも、表皮71の一部又は全面に形成した粘着層や両面テープ或いは接着テープなどが好ましい。
遮音マット7は、上述したように天板5の上側に設置される場合、円筒の軸方向の一部を開放した円筒形状であり、円筒の外径が照射コイル4の内径とほぼ一致する。遮音マット7の軸方向の長さは、傾斜磁場コイル3の軸方向の長さと同じかそれ以上であって、軸方向について傾斜磁場コイル3全体を覆うように設置されている。このように配置することにより、後述するように、傾斜磁場コイル3と照射コイル4と外装カバー6とから生じる振動放射音に対して有効な遮音効果が得られる。
表皮71は、吸音部材72及び板材73を覆うカバーとして機能するものであり、特に限定されないが、例えば、軟質プラスチック、エラストマー、紙、布などが用いることができる。取扱い性や拭掃しやすさの点で、特に軟質プラスチックやエラストマーが好適である。
吸音部材72は、音響エネルギーを熱エネルギーに変換して吸収するための吸音材料であり、傾斜磁場コイル3に印加するパルス状電流と同じ周波数帯(数百Hz〜数千Hz)において、吸音率が大きい素材を用いることが望ましい。このような吸音材料として例えば、天然繊維又はウレタン、ポリエステル、ポリプロピレン等の繊維材料からなる不織布や、ウレタン、メラミン樹脂等で形成した発泡体(軟質フォーム)を用いることができ、特に微細なマイクロファイバーや短繊維からなる不織布が好適である。
板材73は、吸音部材を透過した音を反射する機能を有し、吸音部材72と音響インピーダンスの差が大きい非磁性材料を用いることができる。また良好な反射特性を得るために表面が平滑であることが好ましい。具体的には、厚紙、プラスチック板(グラスファイバーなどを充填したFRP板を含む)、セラミック板等を用いることができ、加工性の点で特にプラスチック板が好適である。
また板材73の形状によって遮音マット7の形状が決まるので、遮音マット7を照射コイル4に密着して配置するために、板材73は、予め円筒状に成形した剛性がある材料で構成することが好ましい。板材73が例えばプラスチック板の場合、平板に熱処理等を施し円弧状に曲げておくことで、遮音マット7全体の形状を円弧状に保持することができる。なお板材73として、形状がフレキシブル(可撓性)であって照射コイル4の形状に添わせることが可能な材料を用いることも可能である。この場合には、設置空間20の内壁に合わせて遮音マット7を貼り付けることができるので、設置空間20の内壁を構成する外装カバー6や照射コイル4の形状、曲率が異なるMRI装置についても適用することができる。
板材73の厚みは、限定されるものではないが、できるだけ広い撮像空間2を確保し且つ形状を維持するために、例えば0.2〜1.0mm程度とする。
遮音マット7を構成する積層体の構造は、板材73と吸音部材72とを重ねた二層構造や板材73の両側に吸音部材72を配置した三層構造などが採りえるが、吸音部材72を透過した音を板材73で反射させるという遮音マット7の機能から、少なくとも板材73の照射コイル4側に吸音部材72が配置されることが好ましい。特に、図3に示すように、板材73の両面に吸音部材72が配置されている構成が好ましい。
この場合、吸音部材72の照射コイル4側の厚み(T1)が、設置空間20側の厚み(T2)より厚い(T1>T2)ことが好ましい。これにより設置空間20の広さを確保し、且つ、板材73で反射した音響エネルギーをさらに吸音部材72で効果的に吸収させることができる。また本実施形態で好適に用いられる吸音部材72の材料(不織布や発泡体等)は不定形であって厚みがある程度可変であるため、板材73としてフレキシブルではない材料を用いた場合にも、撮像空間2の内壁に密着して設置することが可能である。なお、吸音部材72の正味の厚さ(T1+T2)は、できるだけ広い設置空間20を確保し且つ所定の吸音効果が得られる厚みとして、例えば10〜20mm程度が好ましい。
次に、図4を用いて遮音マット7の機能すなわち遮音の仕組みを説明する。
図4に示すように、照射コイル3が発する振動放射音の音響エネルギーEiが遮音マット7の吸音部材72に入射すると、この音響エネルギーは吸音部材72によって一部は熱エネルギーに変換されて吸収され、残りは透過し、板材73に音圧を与える。ここで吸音部材72と板材73は音響インピーダンスの差を大きい材料で構成されているので、板材73が受ける音響エネルギーEiの一部は反射される。反射された音響エネルギーEr(<Ei)として再び照射コイル4側の吸音部材72に戻され、再度吸音部材72により一部が熱エネルギーに変換される。板材73で反射されなかった残りの音響エネルギーEt(=Ei−Er)は板材73を透過する。この際、一部は板材73により吸収される。板材73を透過した音響エネルギーEt’(≦Et)は、設置空間20側に吸音部材72が配置されている場合は、さらに吸音部材72で一部が吸収される。従って撮像空間2には、吸音部材72による吸収と板材73による反射によって、減衰した音響エネルギーのみが入射する。即ち設置空間20の騒音が大幅に抑制される。
このように照射コイル4に密着して、照射コイル側の厚みが厚い吸音部材72と、吸音部材72と音響インピーダンスの差が大きい板材73とを組み合わせた遮音マット7を配置することにより、遮音マット7全体としての厚みを抑えながら、高い遮音効果が得られる。その結果、遮音マット7によって設置空間20が狭められる程度を限定的なものにすることができる。例えば吸音部材72の厚さを20mmとした場合、撮像空間2における騒音レベルは3〜10dB程度低減可能となる。
本実施形態によれば、設置空間20を画定する照射コイル4及び外装カバー6に密着して設置空間20側に遮音マット7を配置したことにより、撮像空間の騒音への寄与率が高い照射コイルからの振動騒音を防止することができる。また少なくとも照射コイル側に吸音部材72を配置することにより、遮音マット7の厚みを抑制しながら効果的に騒音を防止することができる。これにより、撮像空間2にいる被検体の不快感を軽減することが可能になる。また、より高速なパルス電流を傾斜磁場コイル3に付加することが可能になり、より高速かつ高画質な磁気共鳴画像を得ることができるようになる。
さらに本実施形態によれば、遮音マット7をMRI装置に対し着脱自在とすることにより、例えば、設置空間20の広さを優先する撮像では、遮音マット7を取り外すなど、MRI検査の自由度(フレキシビリティ)を向上することができる。
<第二の実施形態>
本実施形態のMRI装置でも、照射コイルに密着して遮音マットを配置すること及び遮音マットの構成は第一の実施形態と同様であるが、照射コイルがそれ自体に振動騒音を防止する構造を持つことが特徴である。
即ち、本実施形態の照射コイルは、線材と当該線材を支持する支持部材とを備え、支持部材は、厚みが相対的に厚い肉厚部と、相対的に薄い肉薄部とを有する。
以下、第一の実施形態と異なる点を中心に本実施形態を説明する。
図5及び図6に、本実施形態のMRI装置の側面及び正面から見た断面図を、図7に照射コイルと遮音マットの詳細を示す。図5は図6のB’−B’断面から、図6は図5のA’−A’断面から見た図を表す。これらの図面において、図1〜図3と同じ要素は同じ符号で示し、重複する説明は省略する。
本実施形態のMRI装置も、静磁場発生装置1は水平磁場方式の静磁場発生装置1であり、その円筒内に静磁場発生装置1側から順に傾斜磁場コイル3及び照射コイル40が配置され、設置空間20の下側に、設置空間20に検査対象を搬入し、また搬出するための天板5が設置されている。図5でも、設置空間20において、照射コイル40が外装カバー6を兼ねる場合を示しているが、照射コイル40を外装カバー6が覆っていてもよい。
照射コイル40は、図6及び図7に示すように、コイル線材を支持するボビン(支持部材)41の厚みが、周方向において厚い肉厚部41Aと薄い肉薄分41Bとを有する。図示する実施例では、天板5の下側部分を肉薄分41Bとし、上側部分を肉厚部41Aとしている。この肉厚部41Aに密着して、第一実施形態と同様の構造を持つ遮音マット7が配置されている。
なおボビン41の周方向における肉厚部41Aの範囲は、図示するものに限定されず、設置空間20の広さや天板5との関係で、図示するものより多くても少なくてもよい。また肉厚部41Aを複数に分割して設けてもよい。例えば、図6の左右方向の2か所或いは上下方向の2か所を肉厚部とする構成も採りえる。さらに遮音マット7と肉厚部41Aの端部は、必ずしも一致していなくてもよい。但し、遮音効果の観点と天板5位置を変更しないという点では、天板5の下側を肉薄部41Bとし、天板5の幅方向の両端の位置にできるだけ近接して肉厚部41Aが位置する構成が最も好ましい。
このような構造の照射コイル40は、肉厚部41Aによってボビンの透過損失が大きくなり、図4に示した、遮音マット7に入射する音響エネルギーEiを小さくすることができる。その結果、それに密着して配置される遮音マット7による騒音低減効果と相まって、設置空間における騒音防止効果を大幅に向上することができる。具体的には、撮像空間における騒音を、第一の実施形態の場合よりもさらに3〜6dB程度低減することが可能になる。
ボビン41を構成する材料は、第一の実施形態の照射コイルの支持材料(ボビン)と同様であり、非磁性で高密度な材料を用いることができる。具体的には、繊維強化エポキシ樹脂等のFRPやセラミックを用いることができ、特に加工性の良好なFRPが好適に用いられる。上述した肉厚部と肉薄部とを有する構造を持つボビン41は、特定の形状の金型によっても製造できるが、例えば、肉厚部と同じ厚みの円筒体を作製し、肉薄部に相当する部分を切削する、或いは肉薄部と同じ厚みの円筒体と、肉厚部と肉薄部との差に相当する厚みの部分円筒体とを作製し、両者を接合する、等の方法により製造することができる。
肉厚部41A及び肉薄部41Bの厚みは、特に限定されるものではないが、例えば、肉薄部41Bの厚みD41Bを3〜10mm程度とし、肉厚部41Aの厚みD41Aを、D41Bの約2倍程度とする。但し、設定空間20を確保するために、20mm以下であることが好ましい。
本実施形態によれば、最も撮像空間2に近い位置に配置される照射コイルとして、音の透過損失が大きいものを採用することにより、撮像空間2の騒音を低減することができる。このような照射コイルと遮音マットを組み合わせることにより、さらに騒音低減効果を向上できる。
<<変形例>>
図6及び図7では、肉厚部と肉薄部とが一体構造である照射コイルを示したが、照射コイルのボビンにボビンとは別部材を固定して肉厚部に相当する部分を製造してもよい。図8に、一体構造ではなく、照射コイル部43と遮音壁部45とに分割する構造を示す。
照射コイル部43は、遮音壁部45を固定するためのネジ穴が形成されている以外は、第一の実施形態の照射コイル4と同様の構成を有し、円筒状である。遮音壁部45は、円筒の軸方向に沿った一部を開放した形状を有し、その外径は外形照射コイル部43の円筒の内径と一致し、軸方向の長さは照射コイル部43と同等である。
遮音壁部45を構成する材料としては、非磁性材料や非金属材料が用いられ、照射コイル部43のボビンと同じ材料でも異なっていてもよい。遮音壁部45の厚みは、遮音性を高めるためには、照射コイル部43のボビンの厚み(例えば3〜10mm)と同程度かそれ以上であることが好ましく、照射コイル部43のボビンの厚みと同じでも異なっていてもよい。ただし設定空間20を確保するために、ボビンの厚みと遮音壁部45の厚みの合計が20mmを超えないことが望ましい。
遮音壁部45は、照射コイル部43と重ねたときに、照射コイル部43のネジ穴の位置に対応する位置に、固定用のネジ穴が形成されている。両者のネジ穴をネジ47で締結することで照射コイル部43と遮音壁部45を固定し、一体的な構造物とする。なおネジ47を使用する代わりに、接着剤やテープ類等で固定してもよいし、これら固定手段とネジ47を併用してもよい。
本変形例によれば、照射コイル40を一体構造とする場合に比べ、肉厚部を有する照射コイルの製造が容易であり、製作性と遮音性を両立することができる。
<第三の実施形態>
第一及び第二の実施形態は、本発明を水平磁場方式のMRI装置に適用した例であるが、本発明は垂直磁場方式のMRI装置にも同様に適用することができる。
以下、図面を参照して、垂直磁場方式のMRI装置の実施形態を説明する。図9及び図10は、本実施形態のMRI装置の側面及び正面から見た断面図であり、図9は図10のB”−B”断面から、図10は図9のA”−A”断面から見た図を表す。
図示するように、本実施形態のMRI装置は、一対の静磁場発生装置10A、10Bを所定の間隔を持って上下に配置した構造を有し、静磁場発生装置10A、10Bで挟まれた空間に静磁場発生装置10A、10Bによって発生した均一な静磁場空間である撮像空間2が形成されている。
上下の静磁場発生装置10A、10Bは、永久磁石または垂直方向の軸を中心として巻回された常電導或いは超電導コイルからなり、下側の静磁場発生装置10Bは堅固な構造の支持脚80により設置面に固定され、上側の静磁場発生装置10Aは下側の静磁場発生装置10Bの上に2本の支柱85により支持されている。上下の静磁場発生装置10A、10Bの、各撮像空間2側には、傾斜磁場コイル30A、30B及び照射コイル40A、40Bが配置されている。これら傾斜磁場コイル及び照射コイルは、それぞれ図示しない固定手段によって静磁場発生装置10A、10Bに固定されている。傾斜磁場コイル及び照射コイルは外形が概ね円形であり、その中心が静磁場発生装置10A、10Bの中心軸と一致するように配置される。
上下の静磁場発生装置10A、10Bは、それに固定された傾斜磁場コイルとともに外装カバー60に覆われている。本実施形態においても、照射コイル40A、40Bは外装カバーの一部を兼ねており、撮像空間2に面している。また下側の照射コイルの上には、検査対象を撮像空間2に移動させるための天板50が図示しない移動機構とともに設置されている。
上側の照射コイル40Aに密着して遮音マット70が設置される。遮音マット70は、傾斜磁場コイル30A及び照射コイル40Aの外形と同様に円形であり、平坦で且つ傾斜磁場コイル30A全体を覆うことができる大きさ(面積)を有している。遮音マット70は、第一の実施形態と同様に、その片面全面或いは一部に形成された粘着層或いは粘着テープ等の固定手段によって、外装カバー60及び照射コイル40Aに対し、着脱可能に取り付けられる。なお空間が許容すれば、遮音マット70を、下側の照射コイル40Bの上に設置してもよい。
遮音マット70の構造及び材料は、平坦であることを除き第一の実施形態の遮音マット7と同様であり、音響エネルギーを熱エネルギーに変換する吸音材料からなる吸音部材と、音を反射する反射部材(板材)との積層体を表皮で覆った構造である。積層体は、吸音部材と板材とからなる二層構造でもよいし、板材を吸音部材で挟んだ三層構造でもよい。吸音部材の位置は、騒音防止効果を高めるために、照射コイル40A側であることが好ましい。三層構造の場合は、照射コイル40A側の吸音部材の厚みが、撮像空間側の吸音部材の厚みより厚いことが好ましい。
遮音マット70の機能は、図4を用いて説明したとおりであり、照射コイル40Aから遮音マット70に入射した音響エネルギーを吸音部材で熱エネルギーに変換して吸収するとともに、板材で反射し、全体として遮音マット70を透過して設置空間に入射する音響エネルギー即ち騒音を低減する。
本実施形態においても天板50の一部に遮音マット70の構造を組み込むことができ、その場合、騒音低減効果をさらに向上することができる。
また本実施形態においても、静磁場発生装置10A、10Bと傾斜磁場コイル30A、30Bとの固定部や、傾斜磁場コイル30A、30Bと照射コイル40A、40Bとの間、さらに傾斜磁場コイル30A、30B自体に、公知の遮音手段を併用でき、それにより照射コイル40A、40Bに入射する音響エネルギーを減らすことができ、照射コイル40A、40Bを透過する音響エネルギーを低減することができる。
なお図9及び図10では、遮音マット70が平坦な場合を示したが、設置空間を画定する外装カバー60が湾曲或いは屈曲した形状を有する場合には、その形状に合わせて遮音マット70の形状を変化させることができることは言うまでもない。
下記のように遮音部材(遮音マット)を作製し、水平磁場方式のMRI装置の設置空間内部に両面テープで固定し、遮音効果を確認した。
<遮音部材の作製>
厚み0.4mmのポリカーボネート板(密度:1.2g/cm)に、マイクロファイバー(径:1〜4μm)及び短繊維(径:20〜30μm)からなる正味厚み26mmの不織布(商品名:シンサレート3M製、面密度:400g/m)を重ねて、合成樹脂製表皮に収納し、円筒形状の実施例の遮音マットを作製した。
上記と同じ不織布を上記と同じ表皮に収納し、比較例の遮音マットを作製した。
<騒音レベルの測定>
MRI装置(TRILLIUN OVAL:日立メディコ製)に遮音部材を固定しない状態で、4つの異なる撮像パルスシーケンスを実行し、撮像空間中心に設置したマイクロホン(378B02型:PCB社製、感度:50mV/Pa、周波数応答:3〜20000Hz)で騒音レベルを計測した。その後、実施例の遮音マットを、不織布が撮像空間側となるように配置した場合(実施例1)と樹脂板が撮像空間側となるように配置した場合(実施例2)について、上記と同様に騒音レベルを測定した。また比較例の遮音マットを用い、上記と同様に騒音レベルを測定した。なお実施例1と実施例2は、図4に示す遮音マットの構成において、吸音部材72の照射コイル4側の厚みをT1、設置空間20側の厚みをT2としたとき、実施例1はT1=0、実施例2はT2=0の例となる。
実施例1、実施例2及び比較例について、遮音マットを用いない場合の騒音レベルからの騒音レベルの低下を評価した。結果を表1に示す。
Figure 2016049130
表1の結果から明らかなように、樹脂板を有しない遮音マットに比べ、吸音部材(不織布)と樹脂板とを組み合わせた遮音マットは、全てのシーケンスについて高い騒音低減効果が得られた。また樹脂板を撮像空間側に配置した場合(実施例2)は、照射コイル側に設置した場合(実施例1)に比べ、高い騒音低減効果が得られた。
本発明によれば、2次音源となる照射コイルの騒音低減効果が高いMRI装置が提供される。
1、10A、10B・・・静磁場発生装置、2・・・撮像空間、3、30A、30B・・・傾斜磁場コイル、4、40、40A、40B・・・照射コイル、5、50・・・天板(寝台装置)、6、60・・・外装カバー、7、70・・・遮音マット(遮音部材)、8、80・・・支持脚、20・・・設定空間、41・・・ボビン(支持部材)、41A・・・肉厚部、41B・・・肉薄部、43・・・照射コイル部、45・・・遮音壁部、47・・・ネジ、71・・・表皮、72・・・吸音部材、73・・・板材(反射材)、85・・・支柱。

Claims (12)

  1. 撮像空間から外側に向かって、照射コイル、傾斜磁場発生コイル及び静磁場発生装置がこの順に配置され、
    前記撮像空間と前記照射コイルとの間に、前記照射コイルに近接して、音エネルギーを熱エネルギーに変換する吸音材料からなる吸音部材と、音を反射する反射材と、を積層した遮音部材を配置したことを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  2. 請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置であって、
    前記遮音部材は、前記反射材が前記吸音部材より、前記撮像空間側に配置されていることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  3. 請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置であって、
    前記遮音部材は、前記反射材の両側に前記吸音部材を配置した構造を有することを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  4. 請求項3に記載の磁気共鳴イメージング装置であって、
    前記反射材より前記照射コイル側に位置する吸音部材の厚みが、前記反射材より前記撮像空間側に位置する吸音部材の厚みより厚いことを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  5. 請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置であって、
    前記吸音材料は、マイクロファイバー及び/又は短繊維を含む不織布を含み、前記反射材は、非磁性材料からなる板材であることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  6. 請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置であって、
    前記遮音部材は、表皮で覆われていることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  7. 請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置であって、
    前記傾斜磁場コイル及び静磁場発生コイルを覆う外装カバーを備え、
    前記遮音部材は、前記外装カバーに対し着脱可能であることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  8. 請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置であって、
    前記撮像空間に検査対象を移動する寝台装置をさらに備え、
    前記遮音部材は、前記寝台装置を除く部分に配置されていることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  9. 請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置であって、
    前記照射コイルは、線材と当該線材を支持する支持部材とを備え、前記支持部材は、厚みが相対的に厚い肉厚部と、相対的に薄い肉薄部とを有することを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  10. 請求項9に記載の磁気共鳴イメージング装置であって、
    前記撮像空間に検査対象を移動する寝台装置をさらに備え、
    前記支持部材は、上下方向において前記寝台装置が重なる部分を除く部分が、前記肉厚部であることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  11. 請求項9に記載の磁気共鳴イメージング装置であって、
    前記肉厚部は、前記肉薄部の一部と、前記肉薄部の一部に接合された壁部とで構成されることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  12. 非磁性体からなる板材と、前記板材の少なくとも一方の面に密着した吸音材料と、前記板材及び前記吸音材料を覆う表皮と、を備え、磁気共鳴イメージング装置の撮像空間の内壁に着脱される磁気共鳴イメージング装置用遮音マット。

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