JPH11113881A - Mrイメージング装置 - Google Patents

Mrイメージング装置

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JPH11113881A
JPH11113881A JP9296374A JP29637497A JPH11113881A JP H11113881 A JPH11113881 A JP H11113881A JP 9296374 A JP9296374 A JP 9296374A JP 29637497 A JP29637497 A JP 29637497A JP H11113881 A JPH11113881 A JP H11113881A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
subject
gantry
cavity
magnetic field
Prior art date
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Pending
Application number
JP9296374A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Mitsumata
広嗣 三俣
Hiroshi Inoue
啓史 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP9296374A priority Critical patent/JPH11113881A/ja
Publication of JPH11113881A publication Critical patent/JPH11113881A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 RFコイルを被検体に近い位置に配置して感
度を向上させる。 【解決手段】 ガントリ10の空洞部11の内面に設け
られた筐体21の表面側にRFコイル20を取り付け、
その上を覆うような位置を保って、ガントリ10の空洞
部11内で、被検者40を搭載したテーブル31が水平
移動するようにして、少なくとも筐体21の肉厚分だけ
はRFコイル20を被検者40に近づける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、MRイメージン
グ装置(核磁気共鳴断層撮影装置)に関し、とくに、そ
のRF信号の送信または受信のためのRFコイルの改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】MRイメージング装置では、通常、静磁
場発生用マグネットや各方向の傾斜磁場発生用コイルが
組み込まれたガントリの空洞部の中に被検体(被検者)
を挿入し、その空洞部内に静磁場および傾斜磁場を発生
させながら、RF(高周波)照射を行なって被検体中に
核磁気共鳴現象を生じさせ、発生したRFのNMR信号
を受信してデータ収集し、そのデータを処理することに
より各種パラメータの断層像を再構成するなどのイメー
ジングを行なう。
【0003】従来より、このMRイメージング装置にお
いて、RF信号の送信または受信のためのRFコイルを
ガントリの空洞部の内壁付近に固定し、被検者を載置し
たベッドテーブルをこの空洞部内のRFコイル上でスラ
イドさせるようにしたものが知られている(特開平6−
14902号公報参照)。このMRイメージング装置に
よれば、ベッドテーブルを移動させればRFコイルに対
する被検者の位置関係を調整でき、ベッドテーブル上で
被検者の位置をずらしたりして被検者に負担を与えたり
することがないという利点がある。また、ベッドテーブ
ルの移動は遠隔操作によっても可能であるため、操作者
がいちいちベッドテーブルまで出向いて被検者の位置を
変えたりする手間も省けるという効果もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来で
は、RFコイルの感度が十分でないという問題があっ
た。すなわち、従来では、図6に示すようにRFコイル
20は筐体21の裏面に貼り付けられるように形成され
ており、その筐体21の肉厚分だけ被検者40の撮影部
位からRFコイル20までの距離が大きくなることから
感度低下がもたらされていた。
【0005】なおこの図6に示すように、RFコイル2
0および筐体21は、ガントリ10の空洞部(トンネル
部)11内に設けられていて、このRFコイル20およ
び筐体21の上にベッドテーブル31がスライドさせら
れるようになっている。このベッドテーブル31上には
クッション32が取り付けられており、被検者40を支
えている(図2も参照)。
【0006】この発明は、上記に鑑み、感度低下がより
少なくなるように改善したRFコイルを有するMRイメ
ージング装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明によるMRイメージング装置においては、
静磁場発生用マグネットおよび各方向の傾斜磁場発生用
コイルが組み込まれたガントリと、該ガントリの空洞部
内に設けられた支持体の表面に形成されたRFコイル
と、該支持体およびRFコイルを覆うような位置を保っ
て空洞部内で水平移動させられる被検体保持用テーブル
とが備えられることが特徴となっている。
【0008】被検体保持用テーブルは、その上に被検体
を載せて保持するものであり、RFコイルおよびその支
持体を覆うような位置を保って、ガントリの空洞部内で
水平移動させられる。そのため、RFコイルに対する被
検体の位置は、テーブルを移動させることによって、変
化させることができ、テーブル上で被検体を動かす必要
がない。RFコイルは支持体の表面に形成されているた
め、支持体の厚さ分だけは被検体に近づき、その結果、
RFコイルの感度が高められる。
【0009】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態に
ついて図面を参照しながら詳細に説明する。図1におい
て、ガントリ10は水平なトンネル状の空洞部11を有
しており、図では省略しているが空洞部11の周囲に静
磁場発生用マグネットおよび各方向の傾斜磁場発生用コ
イルが埋め込まれている。そして、被検者40を載せた
ベッドテーブル31が水平に移動して、図2に示すよう
に、トンネル状の空洞部11内に挿入させられる。ベッ
ド30内には、図示しないが、水平移動のための駆動機
構が収められている。たとえばスライド用レールやその
上で転がるローラなどからなる適当なスライド機構(図
示しない)を空洞部11内に設けておくことにより、テ
ーブル31が空洞部11内でスムーズに水平移動できる
ようにされる。
【0010】このテーブル31の上面にはクッション3
2が設けられていて被検者40を保護している。水平移
動するテーブル31の下面側において、空洞部11の内
面にRFコイル20が設けられる。すなわち、図1に示
すようにRFコイル支持用の筐体21の表面側にRFコ
イル20が取り付けられている。この筐体21自体は、
この例では、空洞部11の内面にピン・凹部等の嵌合機
構により位置決めされて着脱自在に取り付けられるよう
になっているが、着脱自在ではなくて固定的に取り付け
られるよう構成することも可能である。
【0011】このようにRFコイル20は筐体21の表
面側に設けられているため、筐体21の肉厚分だけ被検
者40に近づくこととなり、感度を向上させることがで
きる。RFコイル20は移動してきたテーブル31で覆
われるため、その上の被検者40がRFコイル20に接
触することはなく、そのため被検者40がRFコイル2
0に触れて感電する危険は皆無である。なお、テーブル
31はレールやローラなどのスライド機構により保持さ
れているため、RFコイル20との間に適当な隙間のマ
ージンを保つようにすることは容易であり、移動してき
たテーブル31がRFコイル20に衝突してRFコイル
20を破損することはない。
【0012】図3は他の実施形態を示すものであり、こ
の図3では、筐体21は弾性材22で保持されている。
そのため、RFコイル20とテーブル31の裏面との間
のマージンが十分でなく、RFコイル20がテーブル3
1の裏面に接触してこれに圧迫された場合でも、弾性材
22が圧縮させられるだけなので、RFコイル20に支
障はない。このことはRFコイル20とテーブル31の
裏面との間の隙間を図1よりは小さくすることを可能と
し、それだけRFコイル20を被検者40に近づけて感
度を高めることに寄与する。
【0013】また、この図3ではRFコイル20を直接
支持する筐体21は剛体で形成されており、そのため、
テーブル31が接触しても、RFコイル20が変形する
ことはなく、RFコイル20の特性の変化を避けること
ができる。
【0014】さらに図4のように筐体21にローラ23
を設けて、このローラ23がテーブル31の裏面に接触
するように構成してもよい。このようにテーブル31の
裏面がローラ23を押すようにすることによって、弾性
材22を圧縮し、RFコイル20がテーブル31の裏面
に接触しないようにできる。
【0015】図5で示すさらに別の実施形態では、筐体
の全体を弾性材で形成した弾性筐体24を用いている。
この場合、RFコイル20はつねにテーブル31の裏面
に接触することになり、その間の隙間をなくすことがで
きるので、RFコイル20と被検者40との距離は最も
短いものとなり、感度改善効果はいちじるしい。
【0016】なお、図5の場合には、RFコイル20の
表面に滑り特性の良好な薄いシート(テフロンシートな
ど)を貼り付けておくことが望ましい。このシートは感
電防止にも役に立つ。弾性筐体24は変形するが、テー
ブル31は通常剛体で形成されるので問題はない。つま
り、RFコイル20が、剛体のテーブル31の裏面に押
し付けられるので、RFコイル20の形状が保たれる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のMRイ
メージング装置によれば、RFコイルをより被検体に近
い位置に配置することができるため、RFコイルの感度
を向上させることができ、より精密なMRイメージング
を行なうことができて、医師の正確な診断などに貢献で
きる。しかも構造が簡単で製造コストもかからない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示す、ガントリの軸に
直角な平面で切断した断面図。
【図2】同実施形態のガントリの軸に平行な平面で切断
した断面図。
【図3】他の実施形態にかかるRFコイルおよびテーブ
ル部分の断面図。
【図4】さらに別の実施形態にかかるRFコイルおよび
テーブル部分の断面図。
【図5】さらにもう一つの別の実施形態にかかるRFコ
イルおよびテーブル部分の断面図。
【図6】従来例を示す、ガントリの軸に直角な平面で切
断した断面図。
【符号の説明】
10 ガントリ 11 空洞部 20 RFコイル 21 筐体 22 弾性材 23 ローラ 24 弾性筐体 30 ベッド 31 テーブル 32 クッション 40 被検者

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静磁場発生用マグネットおよび各方向の
    傾斜磁場発生用コイルが組み込まれたガントリと、該ガ
    ントリの空洞部内に設けられた支持体の表面に形成され
    たRFコイルと、該支持体およびRFコイルを覆うよう
    な位置を保って空洞部内で水平移動させられる被検体保
    持用テーブルとを備えることを特徴とするMRイメージ
    ング装置。
JP9296374A 1997-10-14 1997-10-14 Mrイメージング装置 Pending JPH11113881A (ja)

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JP9296374A JPH11113881A (ja) 1997-10-14 1997-10-14 Mrイメージング装置

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JP9296374A JPH11113881A (ja) 1997-10-14 1997-10-14 Mrイメージング装置

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JPH11113881A true JPH11113881A (ja) 1999-04-27

Family

ID=17832733

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JP9296374A Pending JPH11113881A (ja) 1997-10-14 1997-10-14 Mrイメージング装置

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