JP2016048709A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】第一半導体チップと第二半導体チップとの位置ずれを抑制する。【解決手段】半導体装置10は、少なくとも第一半導体チップ20と第二半導体チップ30とが互いに積層されて成るチップ積層体12を備えている。第一半導体チップ20の、第二半導体チップ30に対向する面に、複数の第一バンプ27が設けられている。第二半導体チップ30の、第一半導体チップ20に対向する面に、第二バンプ47が設けられている。第二バンプ47は、複数の第一バンプ27の上面の中心点を結んで得られる多角形エリア内に配置されている。【選択図】図1
Description
本発明は、複数の半導体チップが互いに積層されて成るチップ積層体を備えた半導体装置及びその製造方法に関する。
特許文献1(特開2007−067175号公報)は、配線基板上に半導体チップをフリップチップ接続するステップを含む半導体装置の製造方法を開示している。当該製造方法は、仮圧着工程及び本圧着工程を有する。仮圧着工程では、第1のボンディングツールにより、配線基板の電極上のはんだプリコートを溶融させずに、はんだプリコートに半導体チップのバンプ電極を接触させて、配線基板に向けて半導体チップに荷重を印加する。本圧着工程では、第2のボンディングツールにより、はんだプリコートを溶融させて、配線基板に向けて半導体チップに荷重を印加する。第1のボンディングツールの表面は、半導体チップとの静止摩擦係数が0.3以上の物質からなる膜でコーティングされている。これにより、仮圧着工程において半導体チップに横方向の荷重がかかって半導体チップの横滑りが発生するのを防ぐことができる。
特許文献2(特開2012−248732号公報)は、複数の半導体チップが互いに積層されて成るチップ積層体を備えた半導体装置及びその製造方法を開示している。チップ積層体を構成する第1の半導体チップは、第1のバンプ電極を有している。チップ積層体を構成する第2の半導体チップは、第2のバンプ電極を有している。第1の半導体チップの第1のバンプ電極と第2の半導体チップの第2のバンプ電極とが互いに接合されている。第1のバンプ電極の頂面が凸面となっており、第2のバンプ電極の頂面が凹面となっている。これにより、第1のバンプ電極と第2のバンプ電極とを接合する際に、バンプ電極同士の横滑りを防止することができるとされている。
一般に、2つの半導体チップは、フリップチップボンダを用いて互いに積層される。一方の半導体チップ上に他方の半導体チップを積層する際、半導体チップ同士の位置合わせが行われる。しかしながら、フリップチップボンダの位置合わせ精度に応じて、±3μm程度の位置ずれが生じ得る。
半導体チップに形成されたバンプ電極の頂面は、製造方法の観点から、典型的には、丸い凸状に形成される。したがって、ある半導体チップの一面に形成されたバンプ電極を別の半導体チップの一面に形成されたバンプ電極に押し付ける際に、バンプ電極同士の横滑りが生じやすくなる。これにより、バンプ電極間の接合面積が小さくなり、バンプ電極の接合強度が低下するおそれがある。
特許文献1は、第1のボンディングツールの表面を、半導体チップとの静止摩擦係数が0.3以上の物質からなる膜でコーティングされていることを開示する。しかしながら、使用する材料表面の静止摩擦係数を0.3以上とすることは、使用できる材料に制限がかかり、低コストで製造することが困難になるおそれがある。
特許文献2は、互いに接合される2つのバンプ電極の頂部をそれぞれ凸面と凹面にすることを開示する。しかしながら、バンプ電極の頂部を凸面や凹面に加工することは、余計な製造ステップを必要とし、製造工数の増加を招く。したがって、互いに接合される半導体チップ同士の位置ずれを抑制する別の方策が望まれる。
一実施形態に係る半導体装置は、少なくとも第一半導体チップと第二半導体チップとが互いに積層されて成るチップ積層体を備えている。第一半導体チップの、第二半導体チップに対向する面に、複数の第一バンプが設けられている。第二半導体チップの、第一半導体チップに対向する面に、第二バンプが設けられている。第二バンプは、複数の第一バンプの上面の中心点を結んで得られる多角形エリア内に配置されている。
一実施形態に係る半導体装置の製造方法は、複数の第一バンプを有する第一半導体チップと、第二バンプを有する第二半導体チップと、を準備するステップと、第一半導体チップと第二半導体チップとを互いにフリップチップ実装するステップと、を有する。当該フリップチップ実装は、第二バンプが、複数の第一バンプの上面の中心点を結んで得られる多角形エリア内に配置されるように第一半導体チップと第二半導体チップとを位置合わせしつつ行われる。
本発明によれば、第二バンプが複数の第一バンプの上面の中心点を結んで得られる多角形エリア内に配置されるため、フリップチップ実装時に第一半導体チップと第二半導体チップとの位置ずれを抑制することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
図1は、第1の実施形態に係る半導体装置の概略断面図である。半導体装置10は、複数の半導体チップ20,30が互いに積載されて成るチップ積層体12を有する。図1に示す例では、チップ積層体12は、5つの半導体チップ20,30を含んでいる。これに限らず、チップ積層体12は、少なくとも2つの半導体チップを含んでいてよい。チップ積層体12は配線基板14上に搭載されている。チップ積層体12は、チップ積層体12を構成する半導体チップ30のうちの1つを介して配線基板14に接続されている。
図1は、第1の実施形態に係る半導体装置の概略断面図である。半導体装置10は、複数の半導体チップ20,30が互いに積載されて成るチップ積層体12を有する。図1に示す例では、チップ積層体12は、5つの半導体チップ20,30を含んでいる。これに限らず、チップ積層体12は、少なくとも2つの半導体チップを含んでいてよい。チップ積層体12は配線基板14上に搭載されている。チップ積層体12は、チップ積層体12を構成する半導体チップ30のうちの1つを介して配線基板14に接続されている。
半導体チップ20,30は、メモリ回路、例えばDRAM回路を有するメモリチップであってよい。これに代えて、半導体チップ20,30は、任意の所望の回路を有するチップであってよい。また、複数の半導体チップ20,30のうちの1つは、インターフェースチップであってもよい。
チップ積層体12を形成する複数の半導体チップ20,30同士の間の隙間は、第1の封止樹脂16で埋められていてよい。第1の封止樹脂16は、チップ積層体12の側面を覆っていてもよい。第1の封止樹脂16は、例えばアンダーフィル材から形成することができる。半導体装置10は、チップ積層体12及び第1の封止樹脂16を覆う第2の封止樹脂17をさらに有していてよい。
配線基板14は、例えばガラスエポキシ基板のような絶縁基板50を有する。絶縁基板50の一方の面には、複数の接続パッド52が形成されている。絶縁基板50の他方の面には、複数のランド54が形成されている。ランド54は、配線基板14上に所要の間隔で格子状に配置されていてよい。各ランド54上には、半導体装置10の外部端子56となる金属ボールが設けられている。金属ボールは、例えば半田から形成されていてよい。ランド54は、配線基板14内に設けられた配線を介して所定の接続パッド52と電気的に接続されている。配線基板14は、接続パッド52やランド54を除いて例えばソルダーレジスト膜のような絶縁膜58によって覆われている。
チップ積層体12は、例えば非導電性ペースト(NCP)のような接着材60によって配線基板14に接着されていてよい。接着材60は、配線基板14とチップ積層体12との接続部分を保護することができる。
図2は、チップ積層体12を形成する半導体チップのうちの1つの半導体チップ20の外部端子56側から見た平面図を示している。図3は、図2の3A−3A線に沿った、半導体チップ20の概略断面を示している。本実施形態では、図2及び図3に示す半導体チップ20は、半導体装置10を形成した時点で外部端子56がある方をチップ積層体12の下端とすれば、当該下端の反対側となる上端に位置する半導体チップに対応する。
半導体チップ20は、例えばシリコンから成る半導体基板21を有する。半導体基板21は、回路が形成された回路層22と、回路層22を部分的に覆う絶縁層23と、を有する。絶縁層23は、パッシベーション層、例えばポリイミド層から形成されていてよい。絶縁層23に覆われていない回路層22の部分には、複数のバンプ電極24が形成されている。バンプ電極24は、回路層22に形成された回路と電気的に接続されている。この回路は、半導体チップ20の機能に応じた所定の回路、例えばメモリ回路であってよい。
バンプ電極24は、例えばCuのような金属からなるポスト部25と、ポスト部25の頂面に形成された保護層26と、を有していてよい。保護層26は、ポスト部25を形成する金属の拡散を防止する拡散防止層と、ポスト部25及び拡散防止層の酸化を防止する酸化防止層と、を含んでいてよい。拡散防止層は、例えばNiから形成することができる。酸化防止層は、例えばAuから形成することができる。
半導体チップ20の絶縁層23上には、絶縁層23から突出した複数のバンプ27が形成されている。複数のバンプ27は、バンプ電極24と同じ構成を有することが好ましい。これにより、同一のプロセスで、同時にバンプ電極24とバンプ27を形成することができる。好ましくは、複数のバンプ27は、半導体チップ20の回路と電気的に接続されていない。
複数のバンプ27は、多角形のエリア、図2では四角形のエリアを形成するように、互いに隣接して配置されている。より具体的には、図2は、四角形のエリアを形成するバンプ27のセットが4組示されている。本例に限らず、半導体チップ20は、四角形のエリアを形成するバンプ27のセットを少なくとも1組有していればよい。
図2に示す例では、4つのバンプ27が、四角形のエリアを形成している。この四角形のエリアは、チップ積層体12内で隣接する別の半導体チップに形成されたバンプ(例えば図6に示すバンプ47)が丁度入る又は若干の空間的余裕を持って入ることができる大きさを有することが好ましい(図1も参照)。
四角形のエリアを形成する複数のバンプ27は、バンプ電極24よりも突出している。具体的には、複数のバンプ27は、回路層22を部分的に覆う絶縁層23上に設けられていてよい。一方で、バンプ電極24は、回路層22上に設けられていてよい。これにより、バンプ27の高さとバンプ電極24の高さが互いに同一であったとしても、バンプ27がバンプ電極24よりも高く突出することになる。なお、図2及び図3に示す半導体チップ20の、バンプ電極24及びバンプ27が形成された一面とは反対側の一面には、バンプ電極やバンプは形成されていない。
図4は、チップ積層体12を形成する半導体チップのうちの別の半導体チップ30を示している。図5は、図4に示す半導体チップ30の一面とは反対側の面を示す概略平面図である。図6は、図4及び図5の6A−6A線に沿った、半導体チップ30の概略断面を示している。本実施形態では、図4〜図6に示す半導体チップ30は、チップ積層体の上端に位置する半導体チップ20以外の半導体チップに対応する。
半導体チップ30は、例えばシリコンから成る半導体基板31を有する。半導体基板31は、半導体チップ30の一面(第1の面)に、回路が形成された回路層32と、回路層32を部分的に覆う絶縁層33と、を有する。絶縁層33は、パッシベーション層、例えばポリイミド層から形成されていてよい。絶縁層33に覆われていない回路層32の部分には、複数のバンプ電極34が形成されている。バンプ電極34は、回路層32に形成された回路と電気的に接続されている。この回路は、半導体チップ30の機能に応じた所定の回路、例えばメモリ回路又はインターフェース回路であってよい。
半導体チップ30の第1の面に形成されたバンプ電極34は、例えばCuのような金属からなるポスト部35と、ポスト部35の頂面に形成された保護層36と、を有していてよい。保護層36は、ポスト部35を形成する金属の拡散を防止する拡散防止層と、ポスト部35及び拡散防止層の酸化を防止する酸化防止層と、を含んでいてよい。拡散防止層は、例えばNiから形成することができる。酸化防止層は、例えばAuから形成することができる。
半導体チップ30の絶縁層33上には、絶縁層33から突出した複数のバンプ37が形成されている。複数のバンプ37は、バンプ電極34と同じ構成を有することが好ましい。これにより、同一のプロセスで、同時にバンプ電極34とバンプ37を形成することができる。好ましくは、複数のバンプ37は、半導体チップ20の回路と電気的に接続されていない。
複数のバンプ37は、多角形のエリア、図4では四角形のエリアを形成するように、互いに隣接して配置されている。より具体的には、図4は、四角形のエリアを形成するバンプ37のセットが4組示されている。本例に限らず、半導体チップ30は、四角形のエリアを形成するバンプ37のセットを少なくとも1組有していればよい。
図4に示す例では、4つのバンプ37が、四角形のエリアを形成している。この四角形のエリアは、隣接する半導体チップに形成されたバンプが丁度入る又は若干の空間的余裕を持って入ることができる大きさを有することが好ましい。
四角形のエリアを形成する複数のバンプ37は、バンプ電極34よりも突出している。具体的には、複数のバンプ37は、回路層32を部分的に覆う絶縁層33上に設けられていてよい。一方で、バンプ電極34は、回路層32上に設けられていてよい。これにより、バンプ37の高さとバンプ電極34の高さが互いに同一であったとしても、バンプ37がバンプ電極34よりも高く突出することになる。
図5に示すように、半導体チップ30の他方の面(第2の面)には、バンプ電極44及びバンプ47が形成されている。半導体チップ30の第1の面に形成されたバンプ電極34は、貫通配線(TSV)41を介して、半導体チップ30の第2の面に形成されたバンプ電極44と電気的に接続されていてよい(図6参照)。好ましくは、半導体チップの第2の面に形成されたバンプ47は、回路層に形成された回路と電気的に接続されていない。
半導体チップの第2の面に形成されたバンプ電極44は、例えばCuのような金属45と、金属45上に形成された半田46と、を有していてよい。半田46は、バンプ電極同士の接合のために利用される。半田46は、例えばめっき法で析出されたSnAg層から形成することができる。
半導体チップ30の絶縁層40上には、絶縁層40から突出したバンプ47が形成されている。バンプ47は、バンプ電極44と同じ構成を有することが好ましい。これにより、同一のプロセスで、同時にバンプ電極44とバンプ47を形成することができる。好ましくは、バンプ47は、半導体チップ30の回路と電気的に接続されていない。半導体チップ30の第2の面に形成されたバンプ47は、平面視で、半導体チップ30の第1の面に形成された複数のバンプ37の上面の中心点を結んで得られる四角形のエリア内に配置されている。すなわち、図1に示すように、チップ積層体12が形成されたときに、半導体チップ30のバンプ47は、別の半導体チップ20,30の複数のバンプ27,37の上面の中心点を結んで得られる多角形のエリア内に配置される。
図1に示す半導体装置10では、半導体チップ20の複数のバンプ27は、半導体チップ30に対向する面に設けられている。半導体チップ30のバンプ47は、半導体チップ20に対向する面に設けられている。そして、半導体チップ30のバンプ47は、半導体チップ20の複数のバンプ27の上面の中心点を結んで得られる四角形のエリア内に配置されている。このとき、半導体チップ20のバンプ電極24の位置が、半導体チップ30のバンプ電極44の位置と一致しており、バンプ電極24はバンプ電極44と接合される。また、半導体チップ30のバンプ47は、半導体チップ20へ向けて、半導体チップ20の複数のバンプ27の頂部を超えて突出することになる。
同様に、いくつかの半導体チップ30のバンプ47は、それに隣接する半導体チップ30の複数のバンプ37の上面の中心点を結んで得られる四角形のエリア内に配置されている。このとき、一方の半導体チップ30のバンプ電極34の位置が、他方の半導体チップ30のバンプ電極44の位置と一致しており、バンプ電極34はバンプ電極44と接合される。また、半導体チップ30のバンプ47は、半導体チップ30へ向けて、半導体チップ30の複数のバンプ37の頂部を超えて突出することになる。
次に、図7を用いて、半導体チップ同士を積層することによってチップ積層体を組み立てる方法について説明する。まず、複数のバンプを有する半導体チップを準備する。典型的には、図2〜図3に示す半導体チップ20や、図4〜図6に示す半導体チップ30を準備する。図7(a)に示す例では、半導体チップ20と半導体チップ30とが示されている。
まず、1段目の半導体チップ20をフリップチップボンダ内の下側に配置する。このとき、半導体チップの上方から見ると、4つのバンプ27は、それらの上面の中心位置を結んで得られる多角形のエリアを形成している(図2も参照)。
次に、半導体チップ30のバンプ47が、半導体チップ20の複数のバンプ27の上面の中心点を結んで得られる多角形エリア内に配置されるように半導体チップ20と半導体チップ30とを位置合わせしつつ、半導体チップ20と半導体チップ30とを互いにフリップチップ実装する。
このとき、2段目の半導体チップ30を1段目の半導体チップ20へ近づけていくと、2段目の半導体チップ30のバンプ電極44が1段目の半導体チップ20のバンプ電極24の高さに到達する前に、2段目の半導体チップ30のバンプ47が1段目の半導体チップ20のバンプ27の高さに到達する(図7(b)参照)。
2段目の半導体チップ30を1段目の半導体チップ20へさらに近づけると、2段目の半導体チップ30のバンプ47が1段目の半導体チップ20の複数のバンプ27により形成された四角形のエリア内に入り込む(図7(c)参照)。そして、2段目の半導体チップ30のバンプ電極44が1段目の半導体チップ20の対応するバンプ電極24に当接する。例えば300℃の温度に加熱しつつ圧力を印加することで、バンプ電極24とバンプ電極44とが接合される。これにより、1段目の半導体チップ20の上に2段目の半導体チップ30が配置される。
図8は、1段目の半導体チップ20に形成されたバンプ27と、2段目の半導体チップ30に形成されたバンプ47との位置関係を説明する図である。図8は、半導体チップ20,30の表面に垂直な方向から見たときの、バンプ27,47の位置を示している。
図8(a)では、バンプ27,47の径は19μmに設定されている。また、互いに隣接するバンプ27間のピッチが30.4μmに設定されている。さらに、対角線上に位置するバンプ27間のピッチが43μmに設定されている。図8(a)は、4つのバンプ27により形成された四角形エリア内の中心に、2段目の半導体チップ30のバンプ47が位置ずれすることなく配置されたケースを示している。この場合、2段目の半導体チップ30のバンプ47は、1段目の半導体チップ20のバンプ27に接触することなく、上記四角形エリア内に配置される。なお、2段目の半導体チップ30のバンプ47は、1段目の半導体チップ20のいずれのバンプ27からも、2.5μmの距離を隔てている。
図8(b)では、バンプ27,47の径と複数のバンプ27の配置は、図8(a)と同様に設定されている。ただし、図8(b)は、2段目の半導体チップ30のバンプ47が、4つのバンプ27により形成された四角形エリア内の中心から3μmずれたケースを示している。この場合、2段目の半導体チップ30のバンプ47は、1段目の半導体チップ20のバンプ27のうちの1つに接触する。しかしながら、図7(b)に示すように、2段目の半導体チップ30を1段目の半導体チップ20に押し付ける際に、バンプ47が横滑りし、これによってバンプ47は4つのバンプ27により形成された四角形エリア内に配置されることになる。
図8(c)では、バンプ27,47の径は20μmに設定されている。また、互いに隣接するバンプ27間のピッチが30.4μmに設定されている。さらに、対角線上に位置するバンプ27間のピッチが43μmに設定されている。図8(c)は、4つのバンプ27により形成された四角形エリア内の中心に、2段目の半導体チップ30のバンプ47が位置ずれすることなく配置されたケースを示している。この場合、2段目の半導体チップ30のバンプ47は、1段目の半導体チップ20のバンプ27に接触することなく、上記四角形エリア内に配置される。なお、2段目の半導体チップ30のバンプ47は、1段目の半導体チップ20のいずれのバンプ27からも、1.5μmの距離を隔てている。
図8(d)では、バンプ27,47の径と複数のバンプ27の配置は、図8(c)と同様に設定されている。ただし、図8(d)は、2段目の半導体チップ30のバンプ47が、4つのバンプ27により形成された四角形エリア内の中心から3μmずれたケースを示している。この場合、2段目の半導体チップ30のバンプ47は、1段目の半導体チップ20のバンプ27のうちの1つに接触する。しかしながら、図7(b)に示すように、2段目の半導体チップ30を1段目の半導体チップ20に押し付ける際に、バンプ47が横滑りし、これによってバンプ47は4つのバンプ27により形成された四角形エリア内に配置される。
図8(e)では、バンプ27,47の径は21μmに設定されている。また、互いに隣接するバンプ27間のピッチが30.4μmに設定されている。さらに、対角線上に位置するバンプ27間のピッチが43μmに設定されている。図8(e)は、4つのバンプ27により形成された四角形エリア内の中心に、2段目の半導体チップ30のバンプ47が位置ずれすることなく配置されたケースを示している。この場合、2段目の半導体チップ30のバンプ47は、1段目の半導体チップ20のバンプ27に接触することなく、上記四角形エリア内に配置される。なお、2段目の半導体チップ30のバンプ47は、1段目の半導体チップ20のいずれのバンプ27からも、0.5μmの距離を隔てている。
図8(f)では、バンプ27,47の径と複数のバンプ27の配置は、図8(e)と同様に設定されている。ただし、図8(f)は、2段目の半導体チップ30のバンプ47が、4つのバンプ27により形成された四角形エリア内の中心から3μmずれたケースを示している。この場合、2段目の半導体チップ30のバンプ47は、1段目の半導体チップ20のバンプ27のうちの1つに接触する。しかしながら、図7(b)に示すように、2段目の半導体チップ30を1段目の半導体チップ20に押し付ける際に、バンプ47が横滑りし、これによってバンプ47は4つのバンプ27により形成された四角形エリア内に配置される。
上記のように、1段目の半導体チップ20上に2段目の半導体チップ30を搭載するときに、半導体チップ20,30どうしに多少の位置ずれが生じたとしても、バンプ27,47同士の横滑りを利用することにより、半導体チップ20,30どうしの位置ずれが緩和される。特に、バンプ27,47の先端がラウンド状になっている場合、位置ずれを緩和する効果が高くなる。このようにして、半導体チップ20に対する半導体チップ30の位置ずれが自己整合的に修正される。その結果、2段目の半導体チップ30のバンプ電極44が、1段目の半導体チップ20のバンプ電極24に高精度に位置合わせされる。これにより、バンプ電極24,44同士の接合不良を防止することができる。さらに、横滑りしたバンプ47は四角形のエリアを構成するバンプ27に強い力で噛みこまれるため、バンプ27,47同士の接合強度が向上するという利点もある。
バンプ径の精度(約±1μm)とフリップチップボンダの位置合わせ精度(約3μm)を考慮すると、バンプ47の位置ずれが無い場合に、四角形のエリアを構成する複数のバンプ27とバンプ47との間の距離が0.5μm〜2.5μmの範囲であることが好ましい(図8(a),図8(c),図8(e)参照)。
また、四角形のエリアを構成する複数のバンプ27の間には適正なスペースを設けることが好ましい。半導体チップ20,30間への樹脂封入時に空気が残らないようにするためである。そのため、一般的な樹脂が隈なく四角形のエリア内に侵入するために、10μmより大きい最隣接パンプ間スペースを確保することが好ましい。一方で、バンプ47の直径以上の最隣接バンプ間スペースがあると、バンプ47の位置ずれ方向によっては、上述したような自己整合的に位置ずれを修正する効果が得られなくなる。すなわち、四角形のエリアを構成する複数のバンプ27について、最隣接バンプ間のスペースは、バンプ47の直径よりも小さいことが好ましい。
次に、上記と同様の手順により、2段目の半導体チップ30の上に3段目の半導体チップ30を搭載する。ここで、3段目の半導体チップ30は、2段目の半導体チップ30と同じ構成を有するものであってよい。図2及び図4に示すように、半導体チップ30の一方の面は、半導体チップ20の一方の面と同じ構造を有している。したがって、2段目の半導体チップ30の上に3段目の半導体チップ30を搭載するときにも、四角形のエリアを構成する複数のバンプ37内に、バンプ47が配置される。図7を参照して説明したように、2段目の半導体チップ30に対する3段目の半導体チップ30の位置ずれは、自己整合的に修正される。
次いで、上記と同様の手順により、3段目の半導体チップ30の上に4段目の半導体チップ30を搭載し、4段目の半導体チップ30の上に5段目の半導体チップ30を搭載する。チップ積層体を形成する半導体チップの数に応じて上記作業を繰り返す。それから、チップ積層体12を形成する複数の半導体チップ20,30同士の間の隙間を、第1の封止樹脂16で埋める。第1の封止樹脂16はアンダーフィル材から形成されていてよい。
ここでは、チップ積層体12を形成した後に、半導体チップ20,30同士の間の隙間を、第1の封止樹脂16で埋めることを説明した。この代わりに、半導体チップ20,30同士を接合する際に、半導体チップ20,30同士の隙間を非導電性フィルム(NCF)で埋めることも考えられる。例えば、両方の半導体チップ20,30のうちの一方の半導体チップの一面にNCFを塗布しておき、半導体チップ20,30の接合時にNCFがチップ間の隙間を埋めるようにすることができる。
次に、チップ積層体12を配線基板14に搭載し、チップ積層体12を覆う第2の封止樹脂17を形成する。それから、配線基板14に外部端子56を取り付ける。これにより、図1に示す半導体装置10が得られる。
図9及び図10は、図2や図4に示す半導体チップ20,30の変形例を示している。図9及び図10に示す半導体チップ80,90では、多角形のエリアを構成するバンプの配置が、図2や図4に示す半導体チップ20,30とは異なっている。その他の構成については、図2や図4に示す半導体チップ20,30と同一であってよいため、説明を省略する。
図9に示す半導体チップ80では、複数のバンプ87は、三角形のエリアを構成している。したがって、チップ積層体が形成されたとき、別の半導体チップのバンプが、複数のバンプ87の上面の中心点を結んで得られる三角形のエリア内に配置される。なお、バンプ電極84の配置については、図2や図4に示す半導体チップ20,30と同様である。
図10に示す半導体チップ90では、互いに隣接するバンプ97の中心点を順に線で結ぶと、複数のバンプ97は六角形のエリアを形成する。したがって、チップ積層体が形成されたとき、別の半導体チップのバンプが、複数のバンプ97の上面の中心点を結んで得られる六角形のエリア内に配置される。なお、バンプ電極94の配置については、図2や図4に示す半導体チップ20,30と同様である。
上記のように、別の半導体チップのバンプ47を受け入れるエリアを形成するための複数のバンプ27,37,87,97は、四角形のエリアに限られず、任意の多角形のエリアを形成していればよい。なお、上記例では、ある半導体チップの複数のバンプにより形成される多角形のエリア内に、別の半導体チップの1つのバンプが配置されている。これに限らず、ある半導体チップの複数のバンプにより形成される1つの多角形のエリア内に、別の半導体チップの複数のバンプが配置されていてもよい。この場合であっても、上述したような半導体チップ同士の位置ずれを緩和することが可能となる。
以下、図11を用いて、図2及び図3に示す半導体チップの製造方法について説明する。まず、所定の回路102及び貫通プラグ104が形成された基板100を準備する(図11(a)参照)。基板100は、ウエハの形状であってよい。基板100は、例えばシリコンから成る半導体基板128を含んでいてよい。所定の回路102及び貫通プラグ104は、一般的に用いられる技術を用いて形成することができ、ここでは詳細には説明しない。基板100に形成された回路102は例えばDRAM用の回路であってよい。基板100の表面には、保護膜106としてパッシベーション膜が形成されている。パッシベーション膜106は、例えばSiN膜やSiON等から形成されていて良い。
次に、例えばポリイミドからなる絶縁膜108をパッシベーション膜106上に形成する。それから、絶縁膜108上にフォトレジストを形成し、リソグラフィー法及びドライエッチング法を用いて、絶縁膜108及びパッシベーション膜106の一部を除去する。その後、フォトレジストは除去する。絶縁膜108及びパッシベーション膜106の除去された部分は、後にバンプ電極が形成される部分である。
次に、バンプ電極とともにダミーバンプ(単にバンプと称することもある)を形成する。まず、基板100の表面に、シード層110を形成する(図11(b)参照)。シード層110は、Ti/Cuから形成されていてよい。次に、シード層110上にめっき用レジスト112を形成する。それから、めっき用レジスト112の、バンプ電極とダミーバンプを形成する部分を、除去する。なお、ダミーバンプは絶縁層108上に形成されるので、バンプ電極よりも高い位置に形成される。めっき用レジスト112に形成された穴の底には、シード層110が露出する。
次に、Cu、Ni、Auの順に、電界めっきを実施する。これにより析出した金属が、めっき用レジスト112に形成された穴を埋める。これにより、バンプ電極114及びバンプ117が形成される(図11(c)参照)。ここで形成されたバンプ電極114は、図3に示すバンプ電極24に相当する。また、バンプ117は、図3に示すバンプ27に相当する。バンプ電極114及びバンプ117の配置に関しては、図2,4,9,10で説明したとおりである。
上記のように、バンプ電極114とバンプ117は、同一のプロセスで同時に形成されることが好ましい。この場合、バンプ117は、バンプ電極114と同一の構成を有することになる。なお、めっき法により形成されたバンプ電極114及びバンプ117の頂面は、凸状の曲面(ラウンド状)に形成される傾向にある。
また、バンプ電極114及びバンプ117は、別の材料から形成されてもよい。この場合、バンプ電極114をめっき法で形成するステップと、バンプ117をめっき法で形成するステップとは別々に行われる。
バンプ電極114及びバンプ117が形成された後、めっき用レジスト112及び不要なシード層110を除去する(図11(d)参照)。ここで、バンプ電極114は、貫通プラグ104を通じて回路と電気的に接続される。しかしながら、バンプ117は、貫通プラグ104や回路と電気的に接続されないことが好ましい。本例では、バンプ117は、絶縁層108上に配置されているため、貫通プラグ104や回路との絶縁性が確保されている。また、バンプ117は、バンプ電極114よりも高い位置、すなわち絶縁層108上に設けられるため、バンプ117とバンプ電極114の固有の高さは同一であっても、バンプ117はバンプ電極114よりも高く突出することとなる。
図2及び図3に示す半導体チップ20を製造するためには、この後、ウエハを切断し、個々のチップに分離すればよい。ウエハの切断は、基板100をダイシングテープで固定した状態で行うことができる。このようにして、図2及び図3に示す半導体チップ20が完成する。
次に、図12〜図14を用いて、図4〜図6に示す半導体チップ30を製造する方法について説明する。まず、図11を用いて説明した方法と同様に、バンプ電極114及びバンプ117を形成する(図12(a)〜(d)参照)。ただし、図11に示す半導体基板とは異なり、図12では半導体基板128に絶縁リング129が形成されている。この絶縁リング129は、後に形成される貫通配線の位置合わせ、及び半導体基板128への電気的リークを防止するために形成されている。絶縁リング129は、半導体基板128に形成されたリング状の溝に埋設された酸化シリコン膜等からなる絶縁膜により形成されていてよい。次に、基板100の、バンプ117及びバンプ電極114が形成された側の面に接着剤120を介して支持体122を張り付ける(図13(a)参照)。次に、バンプ117及びバンプ電極114が形成された側の面と反対側の一面(第2の面)から、基板100を研削し、少なくとも絶縁リング129の一部が露出するように基板100を任意の厚さまで薄くする。
次に、基板100の第2の面に、バンプ電極及びダミーバンプを形成する。具体的には、まず、基板100の研削した一面に、絶縁膜124を形成する。絶縁膜124は、例えば窒化シリコン膜であってよい(図13(b)参照)。絶縁膜124上に、所望の位置に開口を有するレジスト膜126を形成する。レジスト膜126をマスクとして利用し、基板100をドライエッチングにより除去する。これにより、レジスト膜126の開口部130を通じて、基板100を形成する半導体基板128を貫通する穴が形成される(図13(c)参照)。半導体基板128は例えばシリコン基板であってよい。一例では、50μm以上の深さの穴を形成するため、デポジションとエッチングとを繰り返すボッシュ法を利用して、半導体基板128を貫通する穴を形成することができる。
レジスト膜126を剥離した後、半導体基板に形成された開口部130を形成する壁面上に、めっき用のシード膜132を形成する(図13(d)参照)。シード膜132は、例えばTi/Cu膜から形成することができる。半導体基板128に形成された開口部130を除き、基板100上にレジスト134を形成する(図14(a)参照)。次に、めっき法により、半導体基板128に形成された開口部130を埋める金属を析出させる。具体的な一例として、Cu145及び半田146をこの順で電界めっき法により形成する。半田は、例えばSnAgから形成されていてよい。これにより、貫通配線(TSV)141と、貫通配線141上のバンプ電極144とが形成される(図14(b)参照)。これとともに、バンプ電極144と同一の構成を有するバンプ147も形成される。ここで、バンプ電極144は図6に示すバンプ電極44に対応し、バンプ147は図6に示すバンプ電極47に対応する。バンプ電極144及びバンプ147の配置に関しては、図5で説明したとおりである。
次に、めっき用レジスト134と不要なシード膜132を除去する。それから、リフローによりバンプ電極144及びバンプ147上の半田146を丸く成形する(図14(c)参照)。ここで、バンプ電極144は、貫通配線(TSV)141を介して回路層の回路に電気的に接続される。しかしながら、バンプ147は回路層の回路に電気的に接続されないことが好ましい。ただし、バンプ電極144とバンプ147は互いに同じ高さに形成されていてよい。
それから、ウエハを切断し、個々の半導体チップに分離する。ウエハの切断は、基板100をダイシングテープで固定した状態で行うことができる。このようにして、図4〜図6に示す半導体チップ30が得られる。
以上、本発明の望ましい実施形態について提示し、詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない限り、さまざまな変更及び修正が可能であることを理解されたい。
10 半導体装置
12 チップ積層体
14 配線基板
20,30,80,90 半導体チップ
21 半導体基板
22 回路層
23 絶縁層
24,34,44,84,94 バンプ電極
27,37,47,87,97 バンプ
40 絶縁層
56 外部端子
12 チップ積層体
14 配線基板
20,30,80,90 半導体チップ
21 半導体基板
22 回路層
23 絶縁層
24,34,44,84,94 バンプ電極
27,37,47,87,97 バンプ
40 絶縁層
56 外部端子
Claims (11)
- 少なくとも第一半導体チップと第二半導体チップとが互いに積層されて成るチップ積層体と、
前記第一半導体チップの、前記第二半導体チップに対向する面に設けられた複数の第一バンプと、
前記第二半導体チップの、前記第一半導体チップに対向する面に設けられた第二バンプと、を備え、
前記第二バンプが、前記複数の第一バンプの上面の中心点を結んで得られる多角形のエリア内に配置されている、半導体装置。 - 前記複数の第一バンプの最隣接バンプ間スペースは、第二バンプの直径よりも小さい、請求項1に記載の半導体装置。
- 前記第一半導体チップは第一バンプ電極を有し、
前記第二半導体チップは第二バンプ電極を有し、
前記第一バンプ電極が前記第二バンプ電極に接合されている、請求項1又は2に記載の半導体装置。 - 前記第一バンプ電極の頂部は、前記第一バンプの頂部よりも前記第一半導体チップの半導体基板に近い位置に存在する、請求項3に記載の半導体装置。
- 前記第二バンプ電極の頂部は、前記第二バンプの頂部と同等の位置に存在する、請求項3又は4に記載の半導体装置。
- 前記第二バンプの頂部は、前記第一バンプの頂部の位置よりも前記第一半導体チップの半導体基板に近い位置に存在する、請求項1から5のいずれか1項に記載の半導体装置。
- 前記第一半導体チップが、前記第一バンプ電極と電気的に接続され、前記第一バンプとは電気的に接続されていない回路層を有し、又は、前記第二半導体チップが、前記第二バンプ電極と電気的に接続され、前記第二バンプとは電気的に接続されていない回路層を有する、請求項3から5のいずれか1項に記載の半導体装置。
- 前記第一バンプが前記第一バンプ電極と同一の構成を有し、又は、前記第二バンプが前記第二バンプ電極と同一の構成を有する、請求項3から5及び7のいずれか1項に記載の半導体装置。
- 複数の第一バンプを有する第一半導体チップと、第二バンプを有する第二半導体チップと、を準備するステップと、
前記第二バンプが、前記複数の第一バンプの上面の中心点を結んで得られる多角形のエリア内に配置されるように前記第一半導体チップと前記第二半導体チップとを位置合わせしつつ、前記第一半導体チップと前記第二半導体チップとを互いにフリップチップ実装するステップと、を有する半導体装置の製造方法。 - 前記第一半導体チップは第一バンプ電極を有し、
前記第二半導体チップは第二バンプ電極を有し、
前記フリップチップ実装において、前記第一バンプ電極と前記第二バンプ電極とを接合する、請求項9に記載の半導体装置の製造方法。 - 前記第二バンプの頂部は、前記第一バンプの頂部の位置よりも前記第一半導体チップの半導体基板に近い位置に存在する、請求項9又は10に記載の半導体装置の製造方法。
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JP2021009938A (ja) * | 2019-07-01 | 2021-01-28 | 新光電気工業株式会社 | 配線基板、接合型配線基板及び配線基板の製造方法 |
-
2014
- 2014-08-27 JP JP2014172582A patent/JP2016048709A/ja active Pending
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