JP2014103244A - 半導体装置および半導体チップ - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体チップをフリップチップ実装する際にチップクラックが発生する可能性を低減する。
【解決手段】本発明の半導体チップは、基板の一面に形成された複数の第1のバンプ電極からなる第1のバンプ群と、基板の一面に第1のバンプ群から離間して形成された複数の第2のバンプ電極からなる第2のバンプ群と、第1のバンプ群と第2のバンプ群との間に形成されたダミーバンプと、基板の一面に対向する他面に形成され、複数の第1バンプ電極のそれぞれと電気的に接続された複数の第3のバンプ電極からなる第3のバンプ群と、基板の他面に形成され、複数の第2のバンプ電極のそれぞれと電気的に接続された複数の第4のバンプ電極からなる第4のバンプ群と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置および半導体チップに関する。
近年、半導体チップの集積度の向上に伴って、配線の微細化、多層化が進んでいる。また、半導体チップの高密度実装のために、パッケージサイズの小型化および薄型化が要求されている。
上述したような要求に対して、1つの配線基板上に複数の半導体チップを高密度実装する、MCP(Multi Chip Package)と称される技術が開発されている。MCP技術を用いた半導体装置の中でも、TSV(Through Silicon Via)と称される貫通電極を有する半導体チップの積層体を配線基板の主面に実装したCoC(Chip on Chip)型の半導体装置が注目されている。
特許文献1(特開2005−191053号公報)には、配線基板上に絶縁性接着材からなるNCP(Non conductive Paste)を塗布し、基板面から突出したバンプ電極を有する半導体チップを、平坦な吸着面を有するボンディングツールにより吸着して保持し、ボンディングツールにより半導体チップをNCPに押圧することで半導体チップを配線基板に実装(フリップチップ実装)する技術が開示されている。
特開2005−191053号公報
通常、貫通電極を有する半導体チップは、チップ厚が、例えば、50μmと薄く、基板の両面に複数のバンプ電極からなるバンプ電極群が複数配置されている。
特許文献1に開示の技術においては、ボンディングツールにより半導体チップを保持し、半導体チップをNCPに押圧してフリップチップ実装する際に、NCPの反発により、半導体チップのバンプ電極群の間の領域が変形(湾曲)し、チップクラックが発生することがあるという問題がある。
なお、NCPの粘度にも依存するが、例えば、バンプ電極群の間の間隔が3.3mm以上の領域でチップクラックが発生する。
本発明の一側面の半導体装置は、
一面に配置された第1のバンプ群と、前記一面に前記第1のバンプ群から離間して配置された第2のバンプ群と、を有する第1の半導体チップと、
一面に前記第1のバンプ群に対応して配置された第3のバンプ群と、前記一面に前記第2のバンプ群に対応して配置された第4のバンプ群と、前記一面に対向する他面に配置され、前記第3のバンプ群と電気的に接続された第5のバンプ群と、前記他面に配置され、前記第4のバンプ群と電気的に接続された第6のバンプ群と、前記第5のバンプ群と前記第6のバンプ群との間に配置されたダミーバンプと、を有し、前記第3のバンプ群が前記第1のバンプ群と電気的に接続され、前記第4のバンプ群が前記第2のバンプ群と電気的に接続されるように前記第1の半導体チップの前記一面に積層された第2の半導体チップと、
前記第1の半導体チップと前記第2の半導体チップとの間の隙間に配置された樹脂層と、を備える。
本発明の一側面の半導体チップは、
基板と、
前記基板の一面に形成された複数の第1のバンプ電極からなる第1のバンプ群と、
前記基板の一面に前記第1のバンプ群から離間して形成された複数の第2のバンプ電極からなる第2のバンプ群と、
前記第1のバンプ群と前記第2のバンプ群との間に形成されたダミーバンプと、
前記基板の一面に対向する他面に形成され、前記複数の第1バンプ電極のそれぞれと電気的に接続された複数の第3のバンプ電極からなる第3のバンプ群と、
前記基板の他面に形成され、前記複数の第2のバンプ電極のそれぞれと電気的に接続された複数の第4のバンプ電極からなる第4のバンプ群と、を有する。
本発明によれば、半導体チップをフリップチップ実装する際にチップクラックが発生する可能性を低減することができる。
本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の概略構成を示す断面図である。 本発明に係る半導体チップの表面の上面図である。 本発明に係る半導体チップの裏面の上面図である。 図2Aに示すA−A’に沿って矢印方向に見た断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体チップの変形例を示す上面図である。 図1に示すメモリ積層体の形成工程を示す断面図である。 図1に示すメモリ積層体の形成工程を示す断面図である。 図1に示すメモリ積層体の形成工程を示す断面図である。 図1に示すメモリ積層体の形成工程を示す断面図である。 図5Bに示す領域Aを拡大した断面図である。 図5Bに示す領域Aを拡大した断面図である。 図5Bに示す領域Aを拡大した断面図である。 図1に示す半導体装置の組み立てフローを示す断面図である。 図1に示す半導体装置の組み立てフローを示す断面図である。 図1に示す半導体装置の組み立てフローを示す断面図である。 図1に示す半導体装置の組み立てフローを示す断面図である。 図1に示す半導体装置の組み立てフローを示す断面図である。 図1に示す半導体装置の組み立てフローを示す断面図である。 図1に示す半導体装置の組み立てフローを示す断面図である。 図1に示す半導体装置の組み立てフローを示す断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の変形例の構成を示す断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の概略構成を示す断面図である。
以下に、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置100の概略構成を示す断面図である。なお、本発明に係る半導体装置は、配線基板上に半導体チップの積層体(チップ積層体)が実装された、いわゆる、CoC型の半導体装置である。
図1に示す半導体装置100は、配線基板110と、配線基板110の一面(上面)に実装されたチップ積層体120と、チップ積層体120を覆う封止樹脂130と、配線基板110の他面に形成された半田ボール140と、を有する。
配線基板110は、平面視で矩形状を為すプリント配線板からなる。プリント配線板は、例えば、ガラスエポキシ樹脂などからなる絶縁基材の面上にCuなどの導電材料からなる導体パターンなどが形成されている。配線基板110の上面中央部には、チップ積層体120が実装される実装領域110aが設けられている。配線基板110の上面の実装領域110a以外の領域は、絶縁素材からなる第1の絶縁膜(SR:Solder Resist)111で被覆されている。
実装領域110aには、複数の接続パッド113が設けられている。
配線基板110の下面には、複数のランド141が並んで形成されている。ランド141の上に、外部接続端子である半田ボール140が形成されている。また、配線基板110の下面のランド141が形成された領域以外の領域は、絶縁素材からなる第2の絶縁膜112で被覆されている。
チップ積層体120は、複数(本実施形態では5つ)の半導体チップが積層されて構成されており、配線基板110とは反対側(上層側)から、DRAM(Dynamic Random Access Memory)回路などが形成された複数(本実施形態では4つ)のメモリチップ(メモリチップ121a〜121d)と、メモリチップ121a〜121dを制御するロジックチップ122と、が積層されたものである。
メモリチップ121aは、配線基板110に対向する表面に形成された複数の表面バンプ電極124と、隣り合う表面バンプ電極124の間に形成されたダミーバンプ125と、を有する。
メモリチップ121b〜121dはそれぞれ、配線基板110に対向する表面に形成された複数の表面バンプ電極124と、隣り合う表面バンプ電極124の間に形成されたダミーバンプ125と、表面に対向する裏面に複数の表面バンプ電極124のそれぞれに対応して形成され、チップの基板(シリコン基板)を貫通する貫通電極127により対応する表面バンプ電極124と電気的に接続される複数の裏面バンプ電極126と、を有する。
メモリチップ121a〜121dは、それぞれの表面と裏面とが対向した状態で、表面バンプ電極124と裏面バンプ電極126とが電気的に接続されるように積層されている。以下では、メモリチップ121a〜121dの積層体をメモリ積層体123と称する。
なお、以下では、一面だけにバンプ電極を有するメモリチップ121aを第1のメモリチップと称し、両面にバンプ電極を有するメモリチップ121b〜121dを第2のメモリチップと称することがある。
ロジックチップ122は、配線基板110に対向する表面に形成された複数の表面バンプ電極124と、表面に対向する裏面に複数の表面バンプ電極124のそれぞれに対応して形成され、ロジックチップ122の基板を貫通する貫通電極127により対応する表面バンプ電極124と電気的に接続される複数の裏面バンプ電極126と、を有する。
ロジックチップ122の上には、ロジックチップ122の裏面バンプ電極126とメモリチップ121dの表面バンプ電極124とが電気的に接続されるようにメモリ積層体123が積層されている。また、ロジックチップ122は、表面バンプ電極124と接続パッド113とが電気的に接続されるように配線基板110に実装されている。
半導体チップ間の隙間、および、ロジックチップ122と配線基板110との間の隙間にはそれぞれ、NCPやNCF(Non conductive Film)などの絶縁性接着材からなる樹脂層128が充填されている。樹脂層128により、半導体チップ同士、また、チップ積層体120と配線基板110とが接着される。
封止樹脂130は、チップ積層体120の全体を覆った状態で、配線基板110の上面を全面的に封止している。
上述したように、メモリチップ121aは、第2のメモリチップ(メモリチップ121b〜121d)と異なり、裏面バンプ電極126および貫通電極127を有していない。そのため、メモリチップ121aは、第2のメモリチップよりも、チップ厚が厚い。本実施形態においては、例えば、メモリチップ121aのチップ厚は100μmであり、メモリチップ121b〜121dのチップ厚は50μmである。
チップ積層体120において、貫通電極127が一直線状に並んで配置されると、製造プロセスにおける温度変化などによる貫通電極127の膨張や収縮により応力が発生することがある。この応力が、配線基板110から最も遠い位置に配置されたメモリチップ121aにかかり、チップクラックを発生させる可能性がある。本実施形態では、メモリチップ121aは裏面バンプ電極126および貫通電極127を有しておらず、チップ厚が第2のメモリチップのチップ厚よりも厚いため、貫通電極127の膨張や収縮により発生する応力を受け止めることができ、チップクラックの発生を抑制することができる。
次に、本発明に係る半導体チップである第2のメモリチップ(メモリチップ121b〜121d)の構成について、図2A,2Bを参照して説明する。なお、図2A,2Bにおいて、図1と同様の構成については同じ符号を付し、説明を省略する。
図2Aは、第2のメモリチップ200の表面の上面図である。
図2Aに示すように、第2のメモリチップ200の基板であるシリコン基板201の表面には、Y方向に所定のピッチ間隔Pで並ぶ複数の表面バンプ電極124の列が形成されている。複数の表面バンプ電極124からなる列は、所定のピッチ間隔P以上X方向に離間して、複数(図2Aにおいては3列)形成されている。各列に含まれる複数の表面バンプ電極124は、バンプ群202を構成する。図2Aにおいては、上述したように、Y方向に並ぶ複数の表面バンプ電極124の列が、X方向に3列形成されているため、シリコン基板201の表面には、X方向に所定のピッチ間隔P以上離間して、3つのバンプ群202が配置されている。以下では、説明の便宜上、図2Aにおいて、左側のバンプ群202をバンプ群202aと称し、真ん中のバンプ群202をバンプ群202bと称し、右側のバンプ群202をバンプ群202cと称することがある。また、以下では、バンプ群202aを構成する表面バンプ電極124を表面バンプ電極124aと称し、バンプ群202bを構成する表面バンプ電極124を表面バンプ電極124bと称し、バンプ群202cを構成する表面バンプ電極124を表面バンプ電極124cと称することがある。
また、シリコン基板201の表面には、隣り合うバンプ群202の間に、Y方向に並ぶダミーバンプ125が形成されている。すなわち、バンプ群202aとバンプ群202bとの間、および、バンプ群202bとバンプ群202cとの間にそれぞれ、ダミーバンプ125が形成されている。
なお、メモリチップ121aの表面における表面バンプ電極124およびダミーバンプ125の配置は、図2Aに示す第2のメモリチップ200の表面における表面バンプ電極124およびダミーバンプ125の配置と同様である。
図2Bは、第2のメモリチップ200の裏面の上面図である。
第2のメモリチップ200のシリコン基板201の裏面には、表面バンプ電極124に対応する位置に裏面バンプ電極126が形成されている。すなわち、シリコン基板201の裏面には、図2Bに示すように、Y方向に並ぶ複数の裏面バンプ電極126の列が、X方向に複数(図2Bにおいては3列)形成されている。各列に含まれる複数の裏面バンプ電極126は、バンプ群203を構成する。図2Bにおいては、上述したように、Y方向に並ぶ複数の裏面バンプ電極126の列が、X方向に3列形成されているため、シリコン基板201の裏面には、X方向に離間して、3つのバンプ群203が配置されている。複数の裏面バンプ電極126のそれぞれは、図2Bにおいては不図示の貫通電極を介して、対応する表面バンプ電極124と電気的に接続されている。以下では、説明の便宜上、図2Aに示すバンプ群202aに対応して設けられたバンプ群203をバンプ群203aと称し、図2Aに示すバンプ群202bに対応して設けられたバンプ群203をバンプ群203bと称し、図2Aに示すバンプ群202cに対応して設けられたバンプ群203をバンプ群203cと称することがある。また、以下では、バンプ群203aを構成する裏面バンプ電極126を裏面バンプ電極126aと称し、バンプ群203bを構成する裏面バンプ電極126を裏面バンプ電極126bと称し、バンプ群203cを構成する裏面バンプ電極126を裏面バンプ電極126cと称することがある。
なお、上述したように、メモリチップ121aの裏面には、裏面バンプ電極126は形成されていない。
図2,2Bに示したように、本発明に係る第2のメモリチップ200は、シリコン基板201の表面(一面)に形成された複数の第1のバンプ電極(例えば、表面バンプ電極124a)からなる第1のバンプ群(バンプ群202a)と、一面に第1のバンプ群から離間して形成された複数のバンプ電極(表面バンプ電極124b)からなる第2のバンプ群(バンプ群202a)と、第1のバンプ群と第2のバンプ群との間に形成されたダミーバンプ125と、表面に対向する裏面(他面)に形成され、複数の第1のバンプ電極のそれぞれと電気的に接続された複数の第3のバンプ電極(裏面バンプ電極126a)からなる第3のバンプ群(バンプ群203a)と、他面に形成され、複数の第2のバンプ電極のそれぞれと電気的に接続された複数の第4のバンプ電極(裏面バンプ電極126b)からなる第4のバンプ群(バンプ群203b)と、を備える。
また、図1に示すように、本実施形態の半導体装置100においては、メモリチップ121aの表面バンプ電極124とメモリチップ121bの裏面バンプ電極126とが電気的に接続されるように、メモリチップ121aとメモリチップ121bとが積層され、その間の隙間には樹脂層128が配置されている。
また、上述したように、メモリチップ121aの表面には、表面バンプ電極124およびダミーバンプ125が、図2Aに示す配置で形成されている。
したがって、本実施形態の半導体装置100は、一面に配置された第1のバンプ群(例えば、バンプ群202a)と、一面に第1のバンプ群から離間して配置された第2のバンプ群(バンプ群202b)とを有する第1の半導体チップとしてのメモリチップ121aと、一面に第1のバンプ群に対応して配置された第3のバンプ群(バンプ群203a)と、一面に第2のバンプ群に対応して配置された第4のバンプ群(バンプ群203b)と、一面に対向する他面に配置され、第3のバンプ群と電気的に接続された第5のバンプ群(バンプ群202a)と、他面に配置され、第4のバンプ群と電気的に接続された第6のバンプ群(バンプ群202b)と、第5のバンプ群と第6のバンプ群との間に配置されたダミーバンプ125と、を有し、第3のバンプ群が第1のバンプ群と電気的に接続され、第4のバンプ群が第2のバンプ群と電気的に接続されるように、第1の半導体チップに積層された第2の半導体チップとしてのメモリチップ121bと、メモリチップ121aとメモリチップ121bとの間の隙間に配置された樹脂層128と、を備える。
図3は、図2Aに示すA−A’線に沿って矢印方向から見た断面図である。
シリコン基板201の表面201aには、回路形成層301が形成されている。
回路形成層301には、所定の回路、例えば、メモリ回路が形成されている。また、回路形成層301には、積層された複数の絶縁層およびその複数の絶縁層に設けられた配線や、コンタクトプラグなどが形成されている。
回路形成層301の上には、複数の電極パッド302が所定の配置で設けられている。電極パッド302が設けられた位置では、回路形成層301の最上層に設けられた配線が回路形成層301の表面301aから露出されており、電極パッド302と電気的に接続されている。
回路形成層301の表面301aは、電極パッド302が設けられた領域を除いて、回路形成面を保護するために、絶縁膜303で被覆されている。
電極パッド302、および、絶縁膜303の一部の領域(ダミーバンプ125が形成される領域)には、シード層304が形成されている。なお、図3においては、電極パッド302上に形成されるシード層については記載を省略している。
電極パッド302、および、絶縁膜303の一部の領域に形成されたシード層304の上には、Cuなどからなる柱状体のバンプ(表面バンプ)305が形成されている。
表面バンプ305の上には、Cu拡散防止用にNiメッキ層306が形成されている。また、Niメッキ層306の上には、酸化防止用にAuメッキ層307が形成されている。
電極パッド302、シード層(不図示)、そのシード層上に形成された表面バンプ305、Niメッキ層306、および、Auメッキ層307が、表面バンプ電極124を構成する。図3においては、左側に形成された表面バンプ電極124が図2Aに示す表面バンプ電極124aに相当し、右側に形成された表面バンプ電極124が図2Aに示す表面バンプ電極124bに相当する。
絶縁膜303上に形成されたシード層304、シード層304上に形成された表面バンプ305、Niメッキ層306、および、Auメッキ層307が、ダミーバンプ125を構成する。
なお、表面バンプ電極124およびダミーバンプ125を構成するシード層、表面バンプ305、Niメッキ層306、および、Auメッキ層307は、同じ工程にて形成される。
図3に示すように、ダミーバンプ125は絶縁膜303上に形成されており、ダミーバンプ125用に電極パッド302を設ける必要が無いため、チップサイズの増大を抑制することができる。また、図3に示すように、表面バンプ電極124a,124bは、電極パッド302などを介して、回路形成層301に形成された所定の回路(メモリ回路)と接続されているのに対し、ダミーバンプ125は、回路形成層301内の回路と接続されていない。
シリコン基板201には、電極パッド302に対応する位置に貫通孔が形成されている。貫通孔には、シード層308を介して、導体層、例えば、Cu層が充填されることで貫通電極127が形成されている。
また、シリコン基板201には、貫通電極127の周りに、シリコン基板201と貫通電極127との間の絶縁を図るために絶縁リング309が形成されている。
シリコン基板201の表面201aに対向する裏面201bには、シード層308を介して、例えば、Cuなどからなる柱状体のバンプ(裏面バンプ)310が複数形成されている。裏面バンプ310は、表面バンプ305に対応して形成され、貫通電極127を介して、対応する表面バンプ305と電気的に接続されている。
裏面バンプ310の上には、Sn/Agはんだメッキ層311が形成されている。Sn/Agはんだメッキ層311は、半球状に形成されている。
裏面バンプ310およびSn/Agはんだメッキ層311が、裏面バンプ電極126を構成する。図3においては、左側に形成された裏面バンプ電極126が図2Bに示す裏面バンプ電極126aに相当し、右側に形成された裏面バンプ電極126が図2Bに示す裏面バンプ電極126bに相当する。
図3に示すように、第2のメモリチップ200においては、表面バンプ電極124aに対応して裏面バンプ電極126aが形成されており、表面バンプ電極124bに対応して裏面バンプ電極126bが形成されている。また、第2のメモリチップ200においては、表面バンプ電極124aと表面バンプ電極124bとの間に、ダミーバンプ125が形成されている。
なお、第2のメモリチップ200におけるバンプ電極およびダミーバンプ125の配置は図2A,2Bに示すものに限られるものではない。例えば、図4に示すように、シリコン基板201の表面の左右の端部にそれぞれ、Y方向に所定のピッチ間隔で並ぶ複数の表面バンプ電極124の列が複数(図4においては2列)形成されており、バンプ群202を形成していてもよい。以下では、説明の便宜上、シリコン基板201の左側の端部に形成され、2列に並ぶ複数の表面バンプ電極124により構成されるバンプ群202をバンプ群202aと称し、シリコン基板201の右側の端部に形成され、2列に並ぶ複数の表面バンプ電極124により構成されるバンプ群202をバンプ群202bと称することがある。図4においては、バンプ群202aとバンプ群202bとの間に、ダミーバンプ125が形成されている。
次に、メモリ積層体123の形成工程について説明する。
図5A〜5Dは、メモリ積層体123の形成工程を示す断面図である。図5A〜5Dにおいて、図1から図4と同様の構成については同じ符号を付し、説明を省略する。
まず、図5Aに示すように、メモリチップ121aがボンディングステージ501上に載置される。ボンディングステージ501には、メモリチップ121aが載置される載置面に露出するように第1の吸着孔502が複数設けられている。第1の吸着孔502は、不図示の真空ポンプに接続されている。メモリチップ121aは、第1の吸着孔502から真空ポンプにより吸着されることにより、ボンディングステージ501に固定される。ここで、メモリチップ121aは、表面バンプ電極124およびダミーバンプ125が形成された表面を上にして、すなわち、裏面がボンディングステージ501と接するように固定される。メモリチップ121aの裏面には裏面バンプ電極126が形成されていないため、ボンディングステージ501上にメモリチップ121aを良好な状態で固定することができる。
また、ボンディングステージ501には、第1の加熱機構503が内設されている。第1の加熱機構503は、ボンディングステージ501に載置された半導体チップを所定の温度に加熱可能である。第1の加熱機構503としては、例えば、カートリッジヒーターを用いることができる。第1の加熱機構503によりメモリチップ121aが所定の温度(例えば、80℃〜100℃)に加熱保持される。
次いで、図5Aに示すように、ディスペンサー504により、メモリチップ121a上に液状の樹脂層128が塗布される。この段階では、樹脂層128は硬化していない。
次いで、図5Bに示すように。メモリチップ121bがボンディングツール505に固定される。ボンディングツール505には、メモリチップ121bが固定される面に露出するように第2の吸着孔506が複数設けられている。第2の吸着孔506は、不図示の真空ポンプに接続されている。メモリチップ121bは、第2の吸着孔506から真空ポンプにより吸着されることにより、ボンディングツール505に固定される。ここで、メモリチップ121bは、裏面バンプ電極126が形成された裏面を下にした状態で固定される。
また、ボンディングツール505には、第2の加熱機構507が内設されている。第2の加熱機構507は、ボンディングツール505に固定された半導体チップを所定の温度に加熱可能である。第2の加熱機構507としては、例えば、カートリッジヒーターを用いることができる。第2の加熱機構507によりメモリチップ121bが所定の温度(例えば、200℃)に加熱保持される。
次いで、ボンディングツール505により、メモリチップ121aの上方に、メモリチップ121aの表面バンプ電極124とメモリチップ121bの裏面バンプ電極126とが対向するように、メモリチップ121bが配置される。
次いで、ボンディングツール505を下方に移動させ、メモリチップ121bを液状の樹脂層128に押圧する。また、ボンディングツール505によりメモリチップ121bをさらに押圧することで、熱圧着により、図5Bに示すように、メモリチップ121aの表面バンプ電極124とメモリチップ121bの裏面バンプ電極126とが電気的に接続されるとともに、メモリチップ121aとメモリチップ121bとの間の隙間に樹脂層128が充填され、メモリチップ121a上にメモリチップ121bが仮圧着される。これにより、メモリチップ121aとメモリチップ121bとが電気的に接続される。
ここで、図5Bに示す工程における現象を段階的に説明するとともに、ダミーバンプ125を設けることによる作用効果について説明する。
図6A〜図6Cは、図5Bに示す工程における現象を示した断面図であり、図5Bに示す領域Aを拡大した断面図である。
図6Aに示すように、メモリチップ121bの裏面バンプ電極126および裏面が樹脂層128と接触する前の段階では、メモリチップ121bの表面バンプ電極124およびダミーバンプ125の上端がボンディングツール505と接触している。また、この段階では、メモリチップ121aおよびメモリチップ121bがそれぞれ、所定の温度に加熱保持されている。
次いで、図6Bに示すように、ボンディングツール505によりメモリチップ121bを樹脂層128に押圧し、メモリチップ121bの裏面バンプ電極126および裏面を液状の樹脂層128に接触させる段階では、液状の樹脂層128が横方向に広かるとともに、上方向(メモリチップ121aからメモリチップ121bに向かう方向)に樹脂層128が反発して、薄型化されたメモリチップ121bの表面バンプ電極124の間の領域が変形(湾曲)しようとする。
このとき、メモリチップ121bの表面バンプ電極124の間に形成されたダミーバンプ125はボンディングツール505に接触しているため、樹脂層128の反発により変形(湾曲)しようとするメモリチップ121bの表面バンプ電極124間の領域がダミーバンプ125により支えられる。
次いで、図6Cに示すように、図6Bに示す段階から、ボンディングツール505によりメモリチップ121bをさらに押圧すると、熱圧着により、メモリチップ121aの表面バンプ電極124とメモリチップ121bの裏面バンプ電極126とが電気的に接続されるとともに、メモリチップ121aとメモリチップ121bとの間に液状の樹脂層128が充填される。
このとき、メモリチップ121bの表面バンプ電極124の間の領域がダミーバンプ125により支えられるため、樹脂層128の反発によりメモリチップ121bが変形(湾曲)し、チップクラックが発生する可能性を低減することができる。
このように、本発明に係る半導体チップであるメモリチップ121bは、表面バンプ電極124の間にダミーバンプ125が形成されている。
メモリチップ121bは、表面バンプ電極124およびダミーバンプ125がボンディングツール505に接触した状態で保持され、裏面バンプ電極126および裏面が液状の樹脂層128と接触するように押圧される。メモリチップ121bは、さらに押圧され、裏面バンプ電極126とメモリチップ121aの表面バンプ電極124とが熱圧着により電気的に接続されるとともに、メモリチップ121aとメモリチップ121bとの間の隙間に液状の樹脂層128が充填される。
このように、ボンディングツール505によりメモリチップ121bの表面バンプ電極124およびダミーバンプ125を直接押圧して、メモリチップ121bの裏面バンプ電極126とメモリチップ121aの表面バンプ電極124とを電気的に接続することにより、メモリチップ121bの裏面バンプ電極126とメモリチップ121aの表面バンプ電極124とを確実に電気的に接続させることが可能となり、メモリチップ121aとメモリチップ121bとの間の電気的接続の信頼性を向上させることができる。また、メモリチップ121bの液状の樹脂層128への押圧による樹脂層128の反発により変形(湾曲)しようとするメモリチップ121bの表面バンプ電極124の間の領域を、ボンディングツール505に接触するダミーバンプ125により支えることができるので、メモリチップ121bの変形を抑制することができる。その結果、薄型化(例えば、チップ厚が50μm)されたメモリチップをフリップチップ実装する際に、チップクラックが発生する可能性を低減することができる。
さらに、メモリチップ121aの上にメモリチップ121bを実装した後に、メモリチップ121aとメモリチップ121bとの間の隙間にアンダーフィル樹脂を毛細管現象により充填する場合と比較して、実装に要する時間を短縮することが可能となるので、生産性を向上させることができる。
また、メモリチップ121bを液状の樹脂層128に押圧してメモリチップ121aとメモリチップ121bとの間の隙間を封止することで、アンダーフィル樹脂を用いた場合に発生するフィレット部分が形成されることがなくなるため、チップ積層体120の外形の寸法精度を向上させることができる。
メモリチップ121bのメモリチップ121aへの仮圧着後、図5Aおよび図5Bに示す工程が繰り返される。すなわち、すなわち、ディスペンサー504による液状の樹脂層128の塗布(図5A)、および、ボンディングツール505によるメモリチップの押圧(図5B)が繰り返される。その結果、図5Cに示すように、メモリチップ121cがメモリチップ121bの上に仮圧着され、メモリチップ121dがメモリチップ121cの上に仮圧着される。
次いで、仮圧着されたメモリチップ121b〜121dを所定の温度(例えば、300℃)に加熱保持した状態で荷重を印加することで、メモリチップ121a〜121dが本圧着される。これにより、液状の樹脂層128が完全に硬化する。上述した工程を経て、図5Dに示すように、メモリチップ121a〜121dが積層されたメモリ積層体123が形成される。
次に、本実施形態の半導体装置100の組立フローについて説明する。
図7A〜図7Hは、半導体装置100の組立フローを示す断面図である。図7A〜図7Hにおいて、図1から図5と同様の構成については同じ符号を付し、説明を省略する。
まず、図7Aを参照して、配線母基板700について説明する。配線母基板700は、複数の配線基板110が連結された構成であり、基板本体701と、接続パッド113と、ランド141と、第1の絶縁膜111と、第2の絶縁膜112と、を有する。
基板本体701は、ダイシングラインCにより区画され、配線基板110が形成される製品形成領域Bを複数有する。基板本体701としては、例えば、ガラスエポキシ基板を用いることができる。
接続パッド113は、基板本体701の表面701aのうち、製品形成領域Bの中央部に複数設けられている。複数の接続パッド113のそれぞれは、ロジックチップ122が有する表面バンプ電極124と電気的に接続される電極である。
ランド141は、基板本体701の裏面701bの製品形成領域Bの中央部に設けられている。ランド141は、基板本体701を貫通する貫通電極(不図示)により接続パッド113と電気的に接続されている。
第1の絶縁膜111は、接続パッド113を露出するように、基板本体701の表面701aの製品形成領域Bの端部付近に形成されている。第1の絶縁膜111は、基板本体701の表面701aに形成された配線パターン(不図示)を保護する機能を有する。
第2の絶縁膜112は、ランド部141を露出するように基板本体701の裏面701bに形成されている。
配線母基板700の表面701aの製品形成領域Bの中央部には、図7Bに示すように、ディスペンサー504により、接続パッド113を覆うように、液状の樹脂層128が塗布される。
次いで、図7Cに示すように、基板本体701上にロジックチップ122が実装される。ここで、ロジックチップ122は、表面に形成された複数の表面バンプ電極124のそれぞれが接続パッド113と電気的に接続されるように基板本体701上に実装される。
次いで、図7Dに示すように、ロジックチップ122の裏面上に、ディスペンサー504により、裏面バンプ電極126を覆うように液状の樹脂層128が塗布される。
次いで、図7Eに示すように、ロジックチップ122上にメモリ積層体123が実装される。ここで、メモリ積層体123は、メモリチップ121dの表面バンプ電極124がロジックチップ122の裏面バンプ電極126と電気的に接続されるように実装される。
次いで、図7Fに示すように、配線母基板700上に実装された複数のチップ積層体120(メモリチップ121a〜121dおよびロジックチップ122の積層体)を一括して封止し、かつ、上面130aが平坦な面とされた封止樹脂130が形成される。封止樹脂130は、例えば、トランスファモールド法により形成される。
具体的には、上部金型と下部金型との間に形成された空間内に、図7Eに示す構造体を収容し、その後、その空間内に加熱溶融された封止樹脂130を注入する。次いで、溶融した封止樹脂130を所定の温度(例えば、180℃程度)で加熱(キュア)し、その後、所定の温度でベークすることで、封止樹脂130を完全に硬化させる。これにより、複数のチップ積層体120を一括封止する封止樹脂130が形成される。封止樹脂130としては、例えば、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂を用いることができる。
次いで、図7Gに示すように、配線母基板700に形成された複数のランド141に、外部接続端子として半田ボール140が形成される。これにより、配線基板110、チップ積層体120、封止樹脂130、および、外部接続端子である半田ボール140を有し、かつ、連結された複数の半導体装置100が形成される。半田ボール140は、例えば、不図示の複数の吸着孔を有するボールマウンターのマウントツールにより、複数の半田ボール140を吸着保持しながら、複数の半田ボール140にフラックスを転写形成する。次いで、配線母基板700に形成された複数のランド141に、半田ボール140を載置し、その後、半田ボール140が形成された配線母基板700を熱処理(リフロー処理)する。これにより、配線基板110に設けられた複数のランド141に半田ボール140が固定される。
次いで、図7Hに示すように、図7Gに示す構造体の上下を反転させ、封止樹脂130の上面130aにダイシングテープ702を貼着する。次いで、ダイシングブレード703により、ダイシングラインCにそって、図7Hに示す配線母基板700および封止樹脂130を切断することで、複数の半導体装置100が個片化される。その後、ダイシングテープ702を剥離することで、CoC型の半導体装置100が複数製造される。
このように本発明に係る半導体チップ(メモリチップ121b〜121d)は、シリコン基板201と、シリコン基板201の一面である表面に形成された複数の第1のバンプ電極(例えば、図2Aに示す表面バンプ電極124a)からなる第1のバンプ群(図2Aに示すバンプ群202a)と、一面に第1のバンプ群から離間して形成された複数の第2のバンプ電極(図2Aに示す表面バンプ電極124b)からなる第2のバンプ群(バンプ群202b)と、第1のバンプ群と第2のバンプ群との間に形成されたダミーバンプ125と、シリコン基板201の一面に対向する他面である裏面に形成され、複数の第1のバンプ電極のそれぞれと電気的に接続された複数の第3のバンプ電極(図2Bに示す裏面バンプ電極126a)からなる第3のバンプ群(バンプ群203a)と、他面に形成され、複数の第2のバンプ電極のそれぞれと電気的に接続された複数の第4のバンプ電極(図2Bに示す裏面バンプ電極126b)からなる第4のバンプ群(バンプ群203b)と、を有する。
また、本実施形態に係る半導体チップ100は、一面に配置された第1のバンプ群と、一面に第1のバンプ群から離間して配置された第2のバンプ群とを有する第1の半導体チップとしてのメモリチップ121aと、一面に第1のバンプ群に対応して配置された第3のバンプ群と、一面に第2のバンプ群に対応して配置された第4のバンプ群と、一面に対向する他面に配置され、第3のバンプ群と電気的に接続された第5のバンプ群と、他面に配置され、第4のバンプ群と電気的に接続された第6のバンプ群と、第5のバンプ群と前記第6のバンプ群との間に配置されたダミーバンプ125と、を有し、第3のバンプ群が第1のバンプ群と電気的に接続され、第4のバンプ群が第2のバンプ群と電気的に接続されるように第1の半導体チップの上の積層された第2の半導体チップとしてのメモリチップ121bと、メモリチップ121aとメモリチップ121bとの間の隙間に配置された樹脂層128と、を備える。
ダミーバンプ125が形成された面をボンディングツール505により吸着して半導体チップを固定し、半導体チップをNCPに押圧してフリップチップ実装する際に、NCPの反発により、半導体チップのバンプ電極が形成されていない領域が変形(湾曲)しようとしても、その領域がボンディングツール505に接触するダミーバンプ125により支えられるため、半導体チップのバンプ電極が形成されていない領域の変形(湾曲)を抑制し、チップクラックが発生する可能性を低減することができる。
なお、本実施形態においては、図1に示すように、最上層のメモリチップ121aがダミーバンプ125を有する例を用いて説明したが、これに限られるものではない。
メモリ積層体123の形成工程においては、図5Aから図5Dに示すように、メモリチップ121aは最下段となり、ボンディングステージ501に固定されるため、NCPの反発による変形(湾曲)を抑制する必要がない。そのため、図8に示すように、メモリチップ121aには、ダミーバンプ125を形成する必要がない。なお、図1に示すように、メモリチップ121aもメモリチップ121b〜121dと同様に、表面バンプ電極124の間にダミーバンプ125を形成することで、メモリチップの回路形成面の製造プロセスを共通化することができる。
(第2の実施形態)
図9は、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置900の概略構成を示す断面図である。なお、図9において、図1から図8と同様の構成については同じ符号を付し、説明を省略する。
本実施形態に係る半導体装置900は、第1の実施形態に係る半導体装置100と比較して、ロジックチップ122とメモリ積層体123とがSiインターポーザ910を介して接続されている点が異なる。なお、本実施形態においては、ロジックチップ122は、表面バンプ電極124のみを有し、裏面バンプ電極126は有していない。
Siインターポーザ910は、配線基板110に対向する表面に形成された形成された複数の表面バンプ電極911と、表面に対向する裏面に複数の表面バンプ電極911のそれぞれに対応して形成され、Siインターポーザ910の基板を貫通する貫通電極913により表面バンプ電極911と電気的に接続される複数の裏面バンプ電極912と、を有する。ここで、Siインターポーザ910の表面バンプ電極911は、配線基板110上に設けられた接続パッド113のそれぞれに対応して形成されている。また、Siインターポーザ910の裏面バンプ電極912は、ロジックチップ122の表面バンプ電極124およびメモリ積層体123に含まれるメモリチップ121dの表面バンプ電極124に対応して形成されている。
Siインターポーザ910は、複数の表面バンプ電極911のそれぞれが対応する接続パッド113と電気的に接続されるように配線基板110上に実装されている。
また、Siインターポーザ910の裏面には、ロジックチップ122およびメモリ積層体123が実装されている。
ここで、ロジックチップ122は、複数の表面バンプ電極124のそれぞれが、対応するSiインターポーザ910の裏面バンプ電極912と電気的に接続されるように実装されている。また、メモリ積層体123は、メモリチップ121dの複数の表面バンプ電極124のそれぞれが、対応するSiインターポーザ910の裏面バンプ電極912と電気的に接続されるように実装されている。
なお、上述した第1および第2の実施形態においては、チップ積層体120が、4つのメモリチップと1つのロジックチップ122とにより構成される例を用いて説明したが、半導体チップの種類はこれらに限られるものではない。また、半導体チップの積層数も5段に限られるものではなく、2段以上4段以下、あるいは、6段以上であってもよい。
100,900 半導体装置
110 配線基板
110a 実装領域
111,112,303 絶縁膜
113 接続パッド
120 チップ積層体
121a〜121d メモリチップ
122 ロジックチップ
123 メモリ積層体
124,124a,124b,124c,911 表面バンプ電極
125 ダミーバンプ
126,912 裏面バンプ電極
127,913 貫通電極
130 封止樹脂
140 半田ボール
141 ランド
200 第2のメモリチップ
201 シリコン基板
202,202a、202b,202c,203,203a,203b,203c バンプ群
301 回路形成層
302 電極パッド
304,308 シード層
305 表面バンプ
306 Niメッキ層
307 Auメッキ層
309 絶縁リング
310 裏面バンプ
311 Sn/Agはんだメッキ層
501 ボンディングステージ
502 第1の吸着孔
503 第1の加熱機構
504 ディスペンサー
505 ボンディングツール
506 第2の吸着孔
507 第2の加熱機構
700 配線母基板
701 基板本体
702 ダイシングテープ
703 ダイシングブレード
910 Siインターポーザ

Claims (8)

  1. 一面に配置された第1のバンプ群と、前記一面に前記第1のバンプ群から離間して配置された第2のバンプ群と、を有する第1の半導体チップと、
    一面に前記第1のバンプ群に対応して配置された第3のバンプ群と、前記一面に前記第2のバンプ群に対応して配置された第4のバンプ群と、前記一面に対向する他面に配置され、前記第3のバンプ群と電気的に接続された第5のバンプ群と、前記他面に配置され、前記第4のバンプ群と電気的に接続された第6のバンプ群と、前記第5のバンプ群と前記第6のバンプ群との間に配置されたダミーバンプと、を有し、前記第3のバンプ群が前記第1のバンプ群と電気的に接続され、前記第4のバンプ群が前記第2のバンプ群と電気的に接続されるように前記第1の半導体チップの前記一面に積層された第2の半導体チップと、
    前記第1の半導体チップと前記第2の半導体チップとの間の隙間に配置された樹脂層と、を備えることを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1記載の半導体装置において、
    前記第1のバンプ群は、所定ピッチで配置された複数の第1のバンプ電極からなり、
    前記第2のバンプ群は、前記所定ピッチで配置された複数の第2のバンプ電極からなり、
    前記第2のバンプ群は、前記第1のバンプ群から前記所定ピッチ以上離間して配置されていることを特徴とする半導体装置。
  3. 請求項1または2記載の半導体装置において、
    前記第1のバンプ群と前記第2のバンプ群との間にダミーバンプが配置されていることを特徴とする半導体装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の半導体装置において、
    前記第1および第2の半導体チップを制御するロジックチップと、
    前記半導体装置の配線基板に接続されたインターポーザと、をさらに有し、
    前記ロジックチップと前記第2の半導体チップとが前記インターポーザを介して電気的に接続されることを特徴とする半導体装置。
  5. 基板と、
    前記基板の一面に形成された複数の第1のバンプ電極からなる第1のバンプ群と、
    前記基板の一面に前記第1のバンプ群から離間して形成された複数の第2のバンプ電極からなる第2のバンプ群と、
    前記第1のバンプ群と前記第2のバンプ群との間に形成されたダミーバンプと、
    前記基板の一面に対向する他面に形成され、前記複数の第1バンプ電極のそれぞれと電気的に接続された複数の第3のバンプ電極からなる第3のバンプ群と、
    前記基板の他面に形成され、前記複数の第2のバンプ電極のそれぞれと電気的に接続された複数の第4のバンプ電極からなる第4のバンプ群と、を有することを特徴とする半導体チップ。
  6. 請求項5記載の半導体装置において、
    前記第1のバンプ電極は、所定ピッチで配置され、
    前記第2のバンプ電極は、前記所定ピッチで配置され、
    前記第2のバンプ群は、前記第1のバンプ群から前記所定ピッチ以上離間して配置されていることを特徴とする半導体チップ。
  7. 請求項5または6記載の半導体チップにおいて、
    前記基板の一面には所定の回路が形成された回路形成層が設けられ、
    前記第1および第2のバンプ電極はそれぞれ、前記所定の回路に接続され、
    前記ダミーバンプは、前記所定の回路に接続されないことを特徴とする半導体装置。
  8. 請求項7記載の半導体チップにおいて、
    前記回路形成層の表面に形成され、前記所定の回路と接続された接続パッドと、
    前記回路形成層の表面のうち、前記接続パッドが形成された領域以外の領域を被覆する絶縁膜と、をさらに有し、
    前記第1および第2のバンプ電極はそれぞれ、前記接続パッド上に形成され、
    前記ダミーバンプは、前記絶縁膜上に形成されていることを特徴とする半導体装置。
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