JP2016048170A - 生体情報測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】荷物等の重さを確実に測定する装置を提供する。
【解決手段】荷物の重さ(質量)を測定する荷物モードを設ける。そして、操作キーの操作によって荷物モードが選択された場合には、所定期間又は所定操作がされるまでの間、操作キーを無効にする。荷物モードの選択により操作キーを無効にした後は、測定が終了し、荷物が生体情報測定装置から下ろされた場合、操作キーを有効にする。これにより、生体情報測定装置を使用して荷物の重さを計測する際に、操作キーに荷物が接触してしまうことが原因で測定をし直したり、操作キーを避けた位置に荷物を載せたりする等の面倒がなくなる。
【選択図】図6

Description

本発明は、体重や体組成等の生体情報を測定する生体情報測定装置に係り、詳細には、本体正面に操作キーが配設されている生体情報測定装置に関する。
自己の健康や体調の管理等を目的として体重を測定することが従来から行われている。
近年では体重の測定に加え、生体インピーダンスを測定し、この測定値と予め登録された身長、性別等の基礎情報とから体脂肪率を算出し、体重と共に表示する生体情報測定装置が広く使用されている(特許文献1)。また、体重と体脂肪率に加え、測定した体重と生体インピーダンスと登録した基礎情報から、基礎代謝や内臓脂肪率、身体年齢等の各種体組成も算出し表示するようにした生体情報測定装置も存在している。
生体情報測定装置では、操作キーが本体上面(測定時に測定者が乗る面)に設けられている場合が多い。
この操作キーの操作により、測定者の基礎情報を入力したり、各種モードの設定が行われる。設定モードとしては、例えば、体重だけを測定する体重モード、登録済みユーザ以外の者が測定するゲストモード、測定者を自動で認識する自動認識モード(デフォルト設定)等があり、測定者は適宜モードを選択したうえで測定を行う。
従来、このような生体情報測定装置を利用して荷物などの重量を計量する場合、生体情報測定装置の機能である「体重モード」を使用して計量していた。
一般に体重を測定するための素子は測定面に対して4隅の4カ所に配設され、又は、左右若しくは上下の2カ所に配設されているため、できるだけ測定面の中央に荷物を載せることが、精度良い測定を行うために好ましい。
しかし、本体上面に操作キーが配置されている生体情報測定装置では、計測のために荷物を置くと、操作キーが反応してしまう場合があった。
そのため、操作キーに触れないように荷物を置くか、キーが荷物に反応し生体情報測定装置が誤動作をしながら計量するしかなかった。
特開2002−238904号公報
本発明は、荷物等の重さを確実に測定することが可能な生体情報測定装置を提供することを目的とする。
(1)請求項1に記載の発明では、測定者の体重を測定する体重測定手段と、前記測定の結果を表示する表示手段と、測定者が測定の際に乗る測定面上に配設された、入力操作を行う操作部と、前記操作部の入力操作により測定者のユーザ登録をするユーザ登録手段と、前記操作部の入力操作により、測定するモードを選択するモード選択手段と、前記モード選択手段により荷物モードが選択された場合、それ以降の前記操作部の入力操作を無効にする入力操作無効手段と、を具備したことを特徴とする生体情報測定装置を提供する。
(2)請求項2に記載の発明では、前記測定者の生体インピーダンスを測定する生体インピーダンス測定手段と、前記測定した体重と、前記測定した生体インピーダンス、及び、ユーザ登録された測定者の情報とから、測定者の体組成を算出する体組成算出する体組成算出手段と、を備え、前記表示手段は、前記測定した体重と前記算出した体組成を表示する、ことを特徴とする請求項1に記載の生体情報測定装置を提供する。
(3)請求項3に記載の発明では、前記入力操作無効手段は、前記荷物モードにおいて、前記測定面に載せた荷物が下ろされた場合に、前記無効にした入力操作を有効にする、ことを特徴とする請求項1又は、請求項2に記載の生体情報測定装置を提供する。
(4)請求項4に記載の発明では、前記入力操作無効手段は、前記荷物モードにおいて、前記体重測定手段による測定が終了する前に前記測定面に載せた荷物が下ろされた場合に、前記無効にした入力操作を有効にする、ことを特徴とする請求項1又は、請求項2に記載の生体情報測定装置を提供する。
(5)請求項5に記載の発明では、前記入力操作無効手段は、前記荷物モードにおいて、前記測定面に載せた荷物の測定が終了してから所定時間経過した後に、前記無効にした入力操作を有効にする、ことを特徴とする請求項1又は、請求項2に記載の生体情報測定装置を提供する。
(6)請求項6に記載の発明では、前記無効にした入力操作は、電源がOFFにされ、その後電源がONにされた場合には有効になっている、ことを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1の請求項に記載の生体情報測定装置を提供する。
本発明によれば、荷物モードにおいて、測定面に配設された操作部の入力操作を無効にするので、荷物等の重さを確実に測定することができる。
生体情報測定装置の外観構成図である。 生体情報測定装置の機能ブロック図である。 ユーザ情報記憶部、測定結果履歴データの記憶データの内容を概念的に表した説明図である。 表示部の表示画面の詳細を表した説明図である。 測定処理動作の全体を表したフローチャートである。 荷物モード測定の第1例について、その詳細を表したフローチャートである。 荷物モード測定の第2例について、その詳細を表したフローチャートである。 荷物モード測定の第3例について、その詳細を表したフローチャートである。
以下、本発明の生体情報測定装置における好適な実施の形態について、図1から図8を参照して詳細に説明する。
(1)実施形態の概要
本実施形態では、測定の際に測定者が乗る面(測定面)上に各種操作キーが配設されている生体情報測定装置を使用して、誤動作無く荷物等の測定を行うことを可能にしたものである。
本実施形態の生体情報測定装置では、荷物の重さ(質量)を測定する荷物モード(従来の体重のみ測定するモードを含む)を設ける。そして、操作キーの操作によって荷物モードが選択された場合には、所定期間又は所定操作がされるまでの間、操作キーを無効にする。
荷物モードの選択により操作キーを無効にした後は、次のいずれか1又は、複数の組合せ(aとcの組を除く)により処理される。
(a)測定が終了し、荷物が生体情報測定装置から下ろされた場合、操作キーを有効にする(操作キーを復帰させる)。
(b)測定終了前に荷物が下ろされた場合、操作キーを有効にし、「荷物モード」から抜ける(デフォルトのモードに戻る)。
(c)測定が終了し、荷物が生体情報測定装置から下ろされてから一定時間経過後に操作キーを有効にし、「荷物モード」から抜ける。
(d)電源OFFにより、「荷物モード」から抜け、操作キーを有効にする。
これにより、生体情報測定装置を使用して荷物の重さを計測する際に、操作キーに荷物が接触してしまうことが原因で測定をし直したり、操作キーを避けた位置に荷物を載せたりする等の面倒がなくなる。すなわち、荷物モードを選択した場合に、荷物を載せる位置や載せた状態を考慮することなく荷物の重さを測定することができるので、荷物を測定する際の利便性が向上する。
また、操作キーが存在しない、又は、測定面に操作キーが存在しない測定装置と同じように生体情報測定装置を使用することができ、生体情報測定装置で計量用の量りを兼ねることができる。
なお、本実施形態では、測定した体重と生体インピーダンス及び登録済みの基礎情報(身長、性別、生年月日)を使用して、BMI(Body Mass Index)、基礎代謝、体脂肪率、内蔵脂肪レベル(率)、身体年齢等の各種体組成を算出して体重と共に表示する生体情報測定装置を対象とするが、少なくとも体重を測定する機能を備え、且つ、測定面上に操作キーが配設された装置であれば適用対象とすることが可能である。
例えば、体重、生体インピーダンス、基礎情報から体脂肪率だけを算出し、体重と共に体脂肪率を表示する体脂肪計を対象とすることも可能である。
また、体重だけを測定して基礎情報からBMI又は/及び基礎代謝を算出する生体情報測定装置であってもよい。
更に、体重だけを測定し、保存済みの測定履歴(体重)と比較することで測定者を自動認識する体重計であってもよい。
(2)実施形態の詳細
図1は本実施形態が適用される生体情報測定装置の外観構成を表したもので、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は背面図である。
図1(a)に示されるように、本実施形態の生体情報測定装置1は装置本体10を備えており、装置本体10の測定面(上面)には、表示部11、足の配置に合わせた左右上下の4カ所に測定用電極12が配設されている。また、測定面には、4カ所の測定用電極12のほぼ中央位置に、操作部13が配置されている。但し、操作部13は、測定面上であれば他の場所に配置することも可能である。
装置本体10の裏側には、図1(a)で点線で示され、図1(b)、(c)に示されるように、4隅に重量センサ15Lf、15Lb、15Rf、15Rbが配設され、更に、装置本体10の前側の両隅にはプッシュスイッチ16L、16Rが配置されている。
また、図1(b)に示すように、装置本体10の後方側面に電源スイッチ14が配設されている。
装置本体10は、被測定者が乗る面(測定面)を備えた筐体である。
装置本体10の内部には、図示しない電子回路、電源、電源保持部などが設けられている。
表示部11は、液晶ディスプレイで構成されている。
本実施形態の表示部11は、セグメント方式が採用されているが、ドットマトリクス方式の液晶ディスプレイを採用することも可能である。
表示部11は、ユーザ登録の際に入力される入力情報や、体重や体脂肪率等の測定結果等が表示されるようになっている。
表示部11の各表示項目と表示領域については後述する。
測定用電極12Lf、12Lb、12Rf、12Rbは、装置本体10に乗った被測定者の生体インピーダンスを測定するためのものであり、前後左右の合計4つが配設されている。
測定用電極12Lf、12Lb、12Rf、12Rbにより、各電極間の抵抗値が測定されることで、測定者の生体インピーダンスが算出されるようになっている。
実際には、1の電極から高周波の微弱定電流が印加され、他の1の電極で電圧降下分が測定され、この電圧降下分から両電極間の抵抗値が測定される。
測定用電極12Lf、12Lb、12Rf、12Rbは、その配置箇所により、左右に対するL、R、及び、前後に対するf、bの添え字により区別して表示している。
測定に際して測定者は、左右の両足について、土踏まずを挟んだつま先側と踵側のそれぞれの箇所を、各測定用電極12Lf、12Lb、12Rf、12Rb上に乗せる。
なお、以下の説明では、測定用電極を指定する場合の符号として、前後は問わず左右のいずれかを指定する場合には12L、12Rと表記し、左右は問わず前後のいずれかを指定する場合には12f、12bと表記し、前後左右のいずれも問わずに測定用電極のいずれか1つ又は全体を指定する場合には12と表記することとする。
この添字の表記については、重量センサ15Lf、15Lb、15Rf、15Rb、プッシュスイッチ16L、Rについても同様である。
操作部13は、操作キーとして、上キー13a、下キー13b、クリアキー13c、設定キー13dを備えている。
上下キー13a、13bは、設定項目が無い表示画面において他の画面に遷移させ、設定項目がある表示画面において設定項目の内容(数値、項目)を変化させるためのキーである。
クリアキー13cは、表示中の各項目、値をクリアして1つ前の画面に戻るためのキーである。
設定キー13dは、設定項目がある表示画面において設定された項目を確定させ、次の設定項目、次の表示画面に遷移させるためのキーである。
この操作部13の各キー操作により、各ユーザ(測定者)毎の基礎情報(身長、性別、生年月日)の入力、ユーザの選択、各種モードの選択等の各種選択が行われる。
この操作部13の各キー操作により選択可能なモードとしては、本実施形態における荷物モードの他、登録済みユーザ以外の者が測定するゲストモード、体重だけの測定と表示を行う体重モード、測定者を自動で認識する自動認識モード等があり、本実施形態では自動認識モードがモードのデフォルトとして設定されている。
デフォルトのモードである自動認識モードは、体重と生体インピーダンスを測定し両測定値と測定履歴との比較から測定者を自動認識して各種生体情報を体重と共に表示すると共に、今回の測定値を認識した測定者の履歴として保存する。
操作部13の操作により、デフォルトモードから他のモードに変更されると、変更後のモードを示すモード情報が不揮発メモリ40に保存され、所定時間の経過などの各モードに応じた条件を満たした場合にデフォルトモードに復帰する。
本実施形態では、操作部13の操作により荷物モードが選択されると、操作部13の各種キー操作が無効になり、その後、載せた荷物が下ろされた等の所定条件を満たした場合にキー操作が復帰する。
生体情報測定装置1は、測定完了後、操作部13の無操作状態が所定時間(例えば1分)経過すると省電力状態に移行し、表示部11の液晶ディスプレイがオフ状態となるように構成されている。この無操作状態はタイマーにより検出され、このタイマーは操作部13の操作がされる毎にリセット(スタート)される。
省電力状態において、操作部13のいずれかのキーが押下されると、省電力状態が解除されキャリブレーションが開始されるように構成されている。
本実施形態の荷物モードは、操作部13の操作により選択され、その後の操作が無効になる。
そして、他モードで測定者自身が測定面に乗る場合と異なり、荷物モードでは、荷物を準備する、載せる等の特別な作業を必要とする場合がある。
このため、荷物モードを選択する操作部13の操作によって、無操作状態検出用のタイマーがリセットされると、荷物を載せる前に省電力状態に移行してしまう可能性がある。
そこで、本実施形態では、荷物モードに移行した場合には、操作部13の操作に加え、無操作状態検出用タイマーの計測も無効にする。
そして一旦荷物モードに移行すると、その後に操作キーが有効になった(操作キーを復帰させた)際に、無操作状態検出用のタイマーも有効になりリセットされる。
但し、荷物モードでは、タイマーの計測も無効にするのではなく、操作部13の操作に代えて、荷物を載せた場合と下ろした場合を操作ありと判断して、無操作状態検出用のタイマーをリセットするようにしてもよい。
この場合、荷物モードに移行するための操作部13の操作によりタイマーがリセット(スタート)されるが、荷物モードにおける上述の特殊状況(荷物の準備等)を考慮し、タイマーが計測する所定時間をデフォルトの時間よりも長く(例えば、2分、3分等)設定する。
電源スイッチ14は、電源から表示装置11や後述する制御部等の各部に対するすべての電源供給を切断するスイッチである。
電源スイッチ14の操作により電源ON状態と電源オフ状態とが切り替わる。
重量センサ15Lf、15Lb、15Rf、15Rbは、生体情報測定装置1に乗った測定者の体重を測定するためのセンサであり、本実施形態では4つのロードセルにより構成されている。
各重量センサ15からは、測定者の重量値に対応する物理量がそれぞれ出力され、各出力値に基づいて測定者の体重が算出されるようになっている。
重量センサ15の各検出値から算出された測定者の体重は、当該測定者に対して登録された基礎情報と共に、体組成であるBMI(Body Mass Index)と基礎代謝の算出に使用される。また、測定者の体重は、測定用電極12の検出値から算出された生体インピーダンス、及び基礎情報と共に、体組成である体脂肪率、内蔵脂肪レベル(率)、身体年齢、骨レベル、骨格筋レベル、水分量が算出される。
各重量センサ15は、測定の際に加わる荷重を10g単位で測定する。
なお、本実施形態では、後述する測定結果履歴への保存、及び体脂肪率等の生体情報の算出には、10g単位で算出された体重が使用され、表示装置11には四捨五入された100g単位で表示されるが、すべて10g単位とし、またすべて100g単位とすることも可能である。
但し、以下の説明では簡略化するため、保存、算出、表示において100g単位である場合について説明することとする。
プッシュスイッチ16L、16Rは、装置本体10の裏側、前方の左右2カ所に配設されており、測定者が生体情報測定装置1に乗ったこと(ステップオン)を検出するスイッチである。
生体情報測定装置1が省電力状態にある場合において、プッシュスイッチ16によりステップオンが検出されると、省電力状態から復帰し測定が開始される。
なお、本実施形態の生体情報測定装置1では、2つのプッシュスイッチ16L、16Rが前方左右に配置される場合について説明するが、後方左右に配置するようにしてもよく、また前後左右の4カ所に配置するようにしてもよい。
重量センサ15、測定用電極12、及び、プッシュスイッチ16は、いずれも測定時刻を検出する測定時刻検出手段の一部として機能することが可能である。本実施形態では、全てを測定時刻検出手段の一部として機能している。
すなわち、本実施形態では生体情報測定装置1に足を乗せたこと(測定の開始)を重量センサ15、測定用電極12、プッシュスイッチ16で検出し、その検出時の時刻を測定時刻として検出する。
なお、測定時刻は同一規準であれば良く、測定開始時刻以外に、体重と生体インピーダンスの測定が完了した時刻や、生体情報測定装置1から降りた時刻などを採用することが可能である。
測定時刻については、後述する日時情報計測部33から出力される時刻による。
図2は、生体情報測定装置1の機能ブロックを表したものである。
生体情報測定装置1は、測定結果に基づく生体情報の算出とその表示制御、測定結果履歴への保存、入力操作に対応する制御等の装置全体を各種制御する制御部20を備えている。
この制御部20には、表示部11、操作部13、プッシュスイッチ16、A/D変換部31、32、日時情報計測部33、通信部34、音声出力部35、記憶装置として機能する不揮発メモリ40が接続されている。
A/D変換部31は、各重量センサ15から入力されるアナログの検出値を、それぞれデジタル値に変換して制御部20に供給する。
A/D変換部32は、各測定用電極12から入力されるアナログの検出値を、それぞれデジタル値に変換して制御部20に供給する。
日時情報計測部33は、日時情報として現在の日時を年月日時分秒の単位で計測する測定時刻検出手段の一部として機能し、計測した日時情報を制御部20に供給する。日時情報については所定タイミング毎に供給するようにしてもよく、制御部20からの要求に応じて供給するようにしてもよい。
通信部34は、生体情報測定装置1による各種測定結果を外部に出力するための出力手段として機能している。
通信部34による測定結果は、本実施形態では無線により出力されるようになっているが、有線により出力するようにしてもよい。
有線による場合の例としては、例えば、USBメモリ等の各種記憶媒体への出力、各種ケーブルを介してのパソコンや携帯端末等の外部機器への出力が可能である。
通信部34による無線通信による測定結果の出力方法として、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標)、赤外線通信、NFC(登録商標)、ZigBee(登録商標)、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access(登録商標))、Wi−Fi(Wireless Fidelity(登録商標))等の近距離無線通信、3G方式、4G方式等の各種無線通信が使用可能である。
本実施形態の通信部34では、これら有線、無線による各種通信のうち、1または複数の方式によるデータの入出力が可能に構成される。
音声出力部35は、入力操作時において各入力操作画面に対応した操作案内用のガイダンス音声を出力し、また、測定完了後のビープ音を出力する出力装置である。
音声出力部35による音声や音については、デフォルトの設定として出力するオン設定になっているが、ユーザ操作によりオフ設定に変更することが可能である。なお、デフォルトの設定を逆にしてもよい。
不揮発メモリ40は、各種データを保存する記憶媒体で構成され、ユーザ情報記憶部41、測定結果履歴データ42、その他のデータが記憶されている。
図3は、ユーザ情報記憶部41、測定結果履歴データ42の記憶データの内容を概念的に表したものである。
図3(a)に示すように、ユーザ情報記憶部41には、各ユーザ(測定者)毎の基礎情報として、ユーザ番号、性別、身長、年齢特定情報が保存される。年齢特定情報は、測定時におけるユーザの年齢を算出可能な情報であればよく、登録時のユーザの年齢と登録日、生年月日等が該当する。
測定結果履歴データ42は、登録された各ユーザのユーザ番号毎にユーザ1履歴421、ユーザ2履歴422、…が保存される。
測定結果履歴データ42の各ユーザ履歴は、図3(b)に示すように、体重(kg)、生体インピーダンス(Ω)、測定日時(年月日時分)が保存される。
なお、図3において、生体インピーダンス(Bioelectrical Impedance)はBIで表記している。他の図面についても同様に表記する。
本実施形態では、ユーザ登録可能な数が4である場合について説明しているが、5人家族を想定した5人等、測定者の認識が必要な複数であれば登録可能な人数は何人でも可能であり、無制限とすることも可能である。
また、測定結果履歴データ42に保存する測定履歴の数は、各登録ユーザ毎に最低1件ずつ最新のデータを保存すれば足りるが、その数については任意であり、本実施形態では、統計等に使用するために最大5件の測定履歴が保存される。本実施形態では、測定者の認識処理において最新の測定履歴(1件分)が使用されるが、最新の所定数(複数)を使用するように構成してもよく、また全測定履歴を使用して測定者を認識するように構成してもよい。
また、測定日時は、各測定値から得られる生体情報に基づいて各登録ユーザの健康管理用のデータとして使用する場合、例えば、体重や体脂肪率等の経時変化をグラフ化して表示する等の場合に必要な情報として保存するが、検出及び保存をしないようにしてもよい。特に、測定履歴として最新の1件だけ保存する場合には測定日時を保存しないようにしてもよい。
図4は、表示部11の表示画面の詳細を表したものである。
図4は、測定終了後における、体重と体脂肪率を表した状態の表示画面である。
表示部11は、測定結果を表示する出力手段として機能している。
図4に示すように表示部11は、第1表示部111から第6表示部116までの、6カ所の表示領域で構成されている。
第1表示部111と第2表示部112は、測定結果や入力操作における入力値が表示される領域である。
測定結果が表示される場合、第1表示部111には体重が表示され、第2表示部112には算出された体組成の値が、所定時間(例えば、2秒)の経過ごとに順次切り替えられながら表示される。第2表示部112には、体脂肪率、BMI、基礎代謝、骨格筋レベル、骨レベル、内臓脂肪レベル、水分量、身体年齢、体脂肪率の順に、順次表示される。第2表示部112において、これら体組成が順次切り替え表示されている間、第1表示部111には体重が継続的に表示される。
一方、入力操作において入力値が表示される場合、日時設定やユーザの生年月日設定の入力操作において、第1表示部111に年が、第2表示部112に月日が表示される。また、日時設定において、年月日の入力後において、第1表示部111に入力時刻(時、分)が表示される。
第1表示部111、第2表示部112は、測定値や入力値が表示されると共に、各表示内容に対応して、表示中項目の単位(kg、cm、%、Kcal)や、表示項目に対する補助文字(年、月、日、時、分、才、)が表示される。
図4では、測定後における測定結果として、体重(61.3kg)と体脂肪率(15.5%)が表示されている。
第3表示部113は、第2表示部112に表示されている各体組成が、標準値に対してどの程度離れているかをグラフ表示したものである。標準の3段階と、低い側の3段階、及び、高い側の3段階の合計9段階のレベル表示がされる。
第4表示部114は、第1表示部111と第2表示部112に表示中の項目の項目名が表示される。図4では、第1表示部111の表示に対する項目名「体重」が表示され、第2表示部112の表示に対する項目名「体脂肪率」が表示されている。
図4では表示されていないが、測定中において第4表示部114には「測定中」と表示される。
第5表示部115は、ユーザ番号と、性別が表示される。
第5表示部115に表示されるユーザ番号については、測定開始前にユーザが指定されている場合には指定されたユーザ番号が表示され、自動認識モードの場合には測定結果から自動認識したユーザ番号が表示される。
第5表示部115に表示される性別には、指定又は自動認識されたユーザ番号に対応して、ユーザ情報記憶部41に保存されている性別が、図4に示されるように「男」又は、「女」として表示される。
第6表示部116は、生体情報測定装置1についての各種状態が表示される表示領域で、電池の残量表示、電波の受信状態等が表示される。
図2に戻り、制御部20は、プログラムに従って各種演算処理を行うCPU、プログラムが保存されるROM、作業領域としてのRAM等を備えている。
制御部20は、各種記憶媒体に保存された測定処理プログラムに従って、生体情報の算出、表示、保存等の各処理を行うと共に、本実施形態における測定者識別処理を行う。これらの各処理をプログラムに従って行う機能ブロックとして、制御部20は、体重算出部21、生体インピーダンス算出部22、乗降判定部23、体組成演算部24、測定者識別部25、測定結果記憶制御部26を備えている。
体重算出部21は各重量センサ15で検出され、A/D変換部31でデジタル信号に変換された各重量値から測定者の体重を算出する。具体的には、各重量値を合計することで測定者の体重が算出される。
体重算出部21は、算出した測定者の体重を体組成演算部24に供給する。
生体インピーダンス算出部22は、各測定用電極12で検出され、A/D変換部32でデジタル信号に変換された測定用電極12Lと測定用電極12R間の抵抗値(左足−体−右足間の抵抗値)から、測定者の生体インピーダンスを算出する。生体インピーダンスの算出については、公知の計算方法が採用され、他の体組成についても公知の計算式や統計データにもとづいて算出される。
生体インピーダンス算出部22は、算出した測定者の生体インピーダンスを体組成演算部24に供給する。
乗降判定部23は、プッシュスイッチ16から供給される信号(スイッチのオン信号)に基づいて、測定者のステップオンを判定する。上述したように、省電力状態においてステップオンが検出されると、省電力状態が解除され測定が開始される。
体組成演算部24は、体重算出部21から供給される体重、生体インピーダンス算出部22から供給される生体インピーダンス、及び、指定されたユーザ番号又は測定者識別部25で識別されたユーザ番号に対応してユーザ情報記憶部41に記録されたユーザ情報(性別、身長、生年月日から算出した年齢)を使用して、測定者の各体組成を算出する。
測定された体重、及び、算出された各体組成については表示部11に表示される。
測定者識別部25は、今回の測定により得られた体重、生体インピーダンス、測定時刻と、測定結果履歴データ42に保存されている各ユーザ毎の測定履歴とを比較することで、測定者の識別、即ち、測定者のユーザ番号の特定を行うことで測定者の認識を行う。
具体的には、体重、生体インピーダンスの両測定値と履歴値との差分が共に所定範囲内あるユーザを認識候補とする。
測定者識別部25は、認識候補が複数存在する場合、差分が所定範囲内である履歴数が最多の認識候補(ユーザ)を測定者と認識する。履歴数が最多の認識候補が複数いる場合には、当該各認識候補の生体インピーダンスについての差分が最小の認識候補を測定者と認識する。生体インピーダンスについての差分が最小か否かについては、最新の履歴について判断する場合と、該当する履歴毎の差分の平均値により判断する場合のいずれでもよい。
一方、認識候補がいない場合には、今回の測定者は登録済みユーザ以外のゲストであると認識する。
測定結果記憶制御部26は、今回の測定結果(体重、生体インピーダンス)、及び測定時刻を、測定者識別部25で識別した測定者のユーザ番号、又は、測定前に指定された測定者のユーザ番号に対応するユーザ履歴421〜424に保存する。
次に、以上のように構成された生体情報測定装置1による測定処理の動作について説明する。
図5は、測定処理動作の全体を表したフローチャートである。
制御部20は、測定者によってモードが変更されたか否かを判断する(ステップ10)。すなわち、制御部20は、デフォルトのモード(測定者を自動認識する自動認識モード)から、操作部13の操作によって他のモードが選択されたか否かを判断する。
ここで、測定者が選択可能なモードとしては、ユーザを指定して測定を行うユーザ指定モード、登録済みユーザ以外の測定者が測定するゲストモード、体重だけを測定する体重のみ測定モード、本実施形態における荷物モードなどの各種の測定モードが存在する。
体重のみ測定モードと荷物モードとの違いは、後者が操作部13のキー操作を無効にするのに対し、前者は無効にしない点である。但し、体重のみ測定モードを荷物モードに含めることも可能であり、この場合には図5で後述するステップ17、18は不要になる。
モード変更がされた場合(ステップ10;Y)、制御部20は、変更後のモードに対応するモード情報を不揮発メモリ40に保存すると共に、切り替えた(選択された)モードが荷物モードか判断する(ステップ11)。
荷物モードである場合(ステップ11;Y)、制御部20は、荷物モード測定を行う(ステップ12)。この荷物モード測定は、本実施形態における荷物等の重さを測定するモードであり、その詳細については後述する。
一方、荷物モードでない場合(ステップ11;N)、制御部20は、体重測定を行う(ステップ13)。すなわち制御部20は、4つの重量センサ15からA/D変換部31を介して供給される重量値を合計することで測定者の体重を算出する。
なお、ゲストモードが選択されている場合には、制御部20は、体重測定の前に、測定者によって操作部13から入力されるゲスト情報(年齢、身長、性別)を取得してRAMに記憶する。
そして制御部20は、体重測定が完了したか否かを判断する(ステップ14)。
測定が完了していない場合(ステップ14;N)、制御部20は、測定エラーか否かを判断する(ステップ15)。測定エラーである場合(ステップ15;Y)、制御部20は、表示部11の所定領域にエラー表示を行い(ステップ16)、処理を終了する。
ここで、測定エラーと判断される場合として、例えば、測定者が片足だけのせた後に降りてしまった場合などがあり、この場合制御部20は、4つの重量センサ15からの重量値が供給される前に重量値がゼロになったこと等から測定エラーと判断する。
一方、測定エラーでなければ(ステップ15;N)、制御部20はステップ13に戻り測定を継続する。
次に制御部20は、ステップ10で切り替えたモードが体重のみ測定モードか否かを判断し(ステップ17)、体重のみ測定モードであれば(ステップ17;Y)、制御部20は、測定した体重を表示部11に表示し(ステップ18)、処理を終了する。
なお、体重のみ測定モードである場合(ステップ;Y)、測定結果を表示した後ステップ22に移行することで、指定された又は自動認識した測定者(ユーザ)に対する測定履歴として測定した体重を保存するようにしても良い。
体重のみ測定モードで測定者の自動認識をする場合には、生体インピーダンスは判断対象から外して認識することになる。このため、自動認識の精度が下がる可能性があるので、必ず自動認識したユーザが正しいか否かを、表示部11への確認表示と測定者の確認操作がされたことを条件に、測定履歴として保存するようにしてもよい。
一方、体重のみ測定モードでなければ(ステップ17;N)、制御部20は、生体インピーダンス(BI)を測定する(ステップ19)。
すなわち、制御部20は、測定用電極12からA/D変換部32を介して供給される各抵抗値から測定者の生体インピーダンスを算出する。
そして制御部20は、生体インピーダンスの測定が完了したか否かを判断する(ステップ20)。
測定が完了していない場合(ステップ20;N)、制御部20は、測定エラーか否かを判断する(ステップ21)。測定エラーである場合(ステップ21;Y)、制御部20は、ステップ16に移行して表示部11の所定領域にエラー表示を行い処理を終了する。測定エラーと判断される場合としては体重測定の場合と同様である。
一方、測定エラーでなければ(ステップ21;N)、制御部20はステップ19に戻り測定を継続する。
次に制御部20は、ステップ10で切り替えたモードが自動認識モードであるか否かを判断する(ステップ22)。
自動認識モードではない場合(ステップ22;N)、すなわち、ユーザ指定モードとゲストモードである場合、制御部20は自動認識の必要がないためステップ26に移行する。
一方、自動認識モードである場合(ステップ22;Y)、制御部20は、測定した体重、生体インピーダンスとその許容範囲を使用して測定者を自動で識別する測定者識別処理を行う(ステップ23)。
この測定者識別処理において制御部20は、本実施形態の測定者識別処理では、測定結果の各要素(体重、BI)を、登録済み各ユーザの各履歴情報と比較して、測定者を認識する。
すなわち、制御部20は、測定した体重と履歴データの体重との差分が所定範囲内(例えば、±2kg以内)であり、且つ、測定したBIと履歴データのBIとの差分が所定範囲内(例えば、±100Ω以内)である登録済みユーザを認識候補とし、認識候補から測定者を認識する。
認識候補が複数存在する場合、制御部20は、体重とBIの両差分が共に所定範囲内である測定履歴数が最も多い認識候補(ユーザ)を測定者と認識する。測定履歴数が最多の認識候補が複数いる場合、制御部20は、当該各認識候補における生体インピーダンスの差分が最小である認識候補を測定者と認識する。生体インピーダンスについての差分が最小か否かについて、本実施形態では、最新の履歴について判断するが、該当する履歴毎の差分の平均値により判断するようにしてもよい。
一方、認識候補がいない場合には、今回の測定者は登録済みユーザ以外のゲストであると認識する。
測定者の識別が完了した後、制御部20は測定者確定処理を行う(ステップ24)。
すなわち、制御部20は、自動認識した測定者に対応するユーザ番号を表示部11の第5表示部115(図4参照)に表示する。測定者確認は、表示されたユーザ番号を確認し、合っている場合には設定キー13dを押下し、間違っている場合には上キー13aか下キー13bで表示されているユーザ番号を変更した後に設定キー13dを押下することで測定者を確定させる。
制御部20は、測定者が設定キー13dを押した際に第5表示部115に表示しているユーザ番号から、測定者を確定させる。
なお、制御部20は、自動識別した測定者(ユーザ番号)を第5表示部115に表示した後、所定時間内に操作部13の操作がされない場合、及び、測定者が生体情報測定装置1から降りた場合には、表示中のユーザ番号の測定者に確定する。
制御部20は、測定者が確定したか判断する(ステップ25)。
測定者が確定しない場合(ステップ25;N)、すなわち、クリアキー13cが押下された場合、制御部20は処理を終了する。
一方、測定者が確定した場合(ステップ25;Y)、及び、ユーザ指定モードである場合(ステップ22;N)、制御部20は、今回の測定結果を保存する(ステップ26)。すなわち、制御部20は、確定した測定者のユーザ番号に対応する測定結果履歴データ42に、体重、生体インピーダンス、測定日時を保存する。
また制御部20は、測定結果の保存と並行して、測定結果を表示部11に表示し(ステップ27)、処理を終了する。
測定結果の表示において、制御部20は、図4に例示したように、測定した体重の値を第1表示部111に、体重と生体インピーダンス、ユーザ情報から算出した体脂肪率の値を第2表示部112に、体脂肪率のレベル表示を第3表示部113に表示する。
また、第4表示部114には、第1表示部111と第2表示部112に表示中の項目の項目名を表示し、第5表示部115には、確定した測定者のユーザ番号と性別が表示される。
なお、第2表示部112は、最初に体脂肪率の値が表示され、その後所定時間(本実施形態では2秒)毎に、体脂肪率、BMI、基礎代謝、骨格筋レベル、骨レベル、内臓脂肪レベル、水分量、身体年齢、体脂肪率の順に、順次表示される。第2表示部112の切り替えに合わせて第3表示部113のレベル表示、と第4表示部114の項目名も切り替えて表示される。
第2表示部112に表示する、体脂肪率等の各体組成については、体重、生体インピーダンス、基礎情報から算出され、第三表示部113のレベル表示については当該表示項目の統計等から求めた標準値を規準に算出される。
次に、荷物モード測定(ステップ12)の詳細について説明する。
図6は、荷物モード測定の第1例について、その詳細を表したフローチャートである。
この荷物モードが選択されると制御部20は、操作部13によるキー入力を無効にする(ステップ30)。なお、制御部20は、無操作状態を検出して省電力状態に移行するためのタイマーについても無効にする。
そして制御部20は、荷物の計量を開始し(ステップ31)、計量が終了したか否かを判断する(ステップ32)。
すなわち、制御部20は、測定面に荷物が載せられ、各重量センサ15で検出され、A/D変換部31でデジタル信号に変換された各質量を取得して各質量の合計を算出したか否かにより計量が終了したか否かを判断する。
計量が終了していない場合(ステップ32;N)、制御部20は、計量の途中で荷物が測定面から下ろされたか否かを判断し(ステップ33)、下ろされていない場合には(ステップ33)、計量中であると判断してステップ32に戻り計量を継続する。
一方、計量途中で荷物が下ろされた場合(ステップ33;Y)、測定者が荷物モードによる計量が不要と判断して計量を取りやめたものと考えられるため、制御部20は、無効にしていた操作部13のキー入力を有効にし(ステップ34)、ステップ39に移行する。
ステップ32において計量が終了したと判断した場合(ステップ32;Y)、制御部20は、荷重表示を行う(ステップ35)。
すなわち、制御部20は、計量した荷物の荷重(質量)を、表示部11の第1表示部111に表示する。
なお、本実施形態の荷物モードでは、第2表示部112〜第5表示部115は表示されないが、第4表示部に「体重」又は「荷重」と表示するようにしてもよい。また、第5表示部115に現在のモードとして「荷物モード」と表示するようにしてもよい。
制御部20は、荷物が下ろされたか否かの判断をする(ステップ36)。すなわち、制御部20は、A/D変換部31から供給される各重量センサ15による検出値が全てゼロになった場合に荷物が下ろされたと判断する。
制御部20は、荷物が下ろされていなければ当該判断を継続し(ステップ36;N)、荷物が下ろされた場合(ステップ36;Y)、制御部20は、無効にしていた操作部13のキー入力を有効にする(ステップ37)。
その後、制御部20は、有効にした操作部13のキー操作がされたか否かを判断する(ステップ38)。
制御部20は、キー操作がなければ当該判断を継続し(ステップ38;N)、キー操作がされた場合には(ステップ38;Y)、ステップ39に移行する。
すなわち、制御部20は、不揮発メモリ40に保存しているモード情報を荷物モードからデフォルトモードに戻すことで、デフォルトのモード(自動認識モード)に変更して(ステップ39)、メインルーチンにリターンする。
以上説明したように、本実施形態における荷物モードでは、当該モードが選択されることで操作部13のキー操作が無効になるので、測定面上に載せた荷物が操作部13に接触等してもエラー等になることなく計量を継続することが可能になる。
次に、荷物モード測定の第2例(変形例)について説明する。
図6で説明した第1例では、測定が完了して荷物が下ろされた後(ステップ36;Y)に直ちに操作部13のキー入力を有効にする場合について説明した。
これに対して第2例では、荷物が下ろされてから所定時間経過後に操作部13のキー入力を有効にする。この第2例によれば、一度選択した荷物モードのなかで、複数の荷物についての計量を繰り返し行うことが可能になる。
図7は、荷物モード測定の第2例について、その詳細を表したフローチャートである。
なお、この第2例については、図6で説明した第1例と同一部分については同一のステップ番号を付して適宜その説明を省略する。
第2例では、計量終了後に測定面から荷物が下ろされたと判断した場合(ステップ36;Y)、制御部20は、タイマーをスタートさせる(ステップ362)。このタイマーは、荷物モードで無効にしている、無操作状態を検出して省電力状態への移行を判断するためのタイマーとは別の再測定用のタイマーである。
その後制御部20は、再測定用に設定された所定時間が経過したか否かを判断する(ステップ363)。
本実施形態において、所定時間としては2分が設定されているが、他の時間(例えば、5分等)でもよい。また、荷物モードを選択した際に再測定時間としてユーザが選択できるようにし、ユーザが再測定時間を選択しない場合にはデフォルト値(例えば、2分)を使用するようにしてもよい。
この再測定時間を設けることで、ユーザは、1つの荷物だけでなく、複数の荷物の計量を行うことが可能になる。
所定時間が経過していなければ(ステップ363;N)、制御部20は、測定面に荷物が載せれたか否かを、各重量センサ15で検出値の有無により判断する(ステップ364)。
荷物が載せられていなければ(ステップ364;N)、ステップ363に戻り、再測定時間が経過するまで荷物が載せられたか否かの監視を継続する。
一方、荷物が載せられた場合(ステップ364;Y)、制御部20は、再測定用のタイマーをクリアし(ステップ365)、ステップ31に戻って次の荷物についての計量を継続する。
ステップ362でスタートした再測定用のタイマーが、荷物が載せられることなく所定時間経過した場合(ステップ363;Y)、制御部20は、無効にしていた操作部13のキー入力を有効にし(ステップ37)、デフォルトのモード(自動認識モード)に変更して(ステップ39)、メインルーチンにリターンする。
なお、この第2例では、タイマーによる所定時間の経過を判断しているので、キー入力を有効にした後(ステップ39)、ユーザによるキー操作有無の判断(ステップ38)をすることなく、デフォルトモードに移行する。
次に、荷物モード測定の第3例(変形例)について説明する。
この第3例は、第1例で説明した荷物モード測定において、測定面に載せられた荷物の計量途中で電源がOFFにされた場合の処理を追加したものである。
図8は、荷物モード測定の第3例について、その詳細を表したフローチャートである。
なお、この第3例についても、図6で説明した第1例と同一部分については同一のステップ番号を付して適宜その説明を省略する。
荷物の計量を開始し(ステップ31)、計量が終了していない場合(ステップ32;N)、制御部20は、ユーザによって電源がOFFにされたか否かを判断する(ステップ321)。
電源がOFFにされていなければ(ステップ321;N)、制御部20は、荷物が下ろされたか否かを判断し(ステップ33)、荷物が下ろされていなければ(ステップ33;N)、ステップ32に戻り、計量が終了するまでの間、電源OFFと荷物が下ろされたか否かの監視を継続する。
一方、電源がOFFにされた場合(ステップ321;Y)、その後ユーザによって電源がONにされるまで待ち(ステップ322)、電源がONになると(ステップ322;Y)、制御部20は、ステップ34に移行して、無効にしていた操作部13のキー入力を有効にし(ステップ34)、不揮発メモリ40に保存しておいたモード情報を荷物モードからデフォルトモードに戻し(ステップ39)、メインルーチンにリターンする。
以上説明した第3例では、荷物の計量中に電源がOFFにされた場合の処理(ステップ321、322)を第1例に適用した場合について説明したが、計量中に電源がOFFにされた場合の処理(ステップ321、322)を第2例に適用するようにしてもよい。
以上、本発明における各実施形態について説明したが、本発明は説明した実施形態や説明した変形例に限定されるものではなく、各請求項に記載した範囲において各種の変形を行うことが可能である。
例えば、説明した実施形態では、モード情報を不揮発メモリ40に保存する場合について説明したが、モード情報を揮発メモリ、例えば、制御部20のRAMに保存するようにしてもよい。
モード情報を揮発メモリに保存することで、電源スイッチ14がオフ状態に切り替わると、RAMに保存されていたモード情報が消去されるため、デフォルトの自動認識モードに自動的に復帰すると共に、操作部13のキー操作も自動的に有効になる。
このように、モード情報を揮発メモリに保存することで、荷物モードの第3例による電源OFFの処理(ステップ321、322)と同様に処理することができる。
1 生体情報測定装置
10 装置本体
11 表示部
12 測定用電極
13 操作部
13a 上キー
13b 下キー
13c クリアキー
13d 設定キー
14 電源スイッチ
15 重量センサ
16 プッシュスイッチ
31、32 A/D変換部
33 日時情報計測部
34 通信部
35 音声出力部
40 不揮発メモリ

Claims (6)

  1. 測定者の体重を測定する体重測定手段と、
    前記測定の結果を表示する表示手段と、
    測定者が測定の際に乗る測定面上に配設された、入力操作を行う操作部と、
    前記操作部の入力操作により測定者のユーザ登録をするユーザ登録手段と、
    前記操作部の入力操作により、測定するモードを選択するモード選択手段と、
    前記モード選択手段により荷物モードが選択された場合、それ以降の前記操作部の入力操作を無効にする入力操作無効手段と、
    を具備したことを特徴とする生体情報測定装置。
  2. 前記測定者の生体インピーダンスを測定する生体インピーダンス測定手段と、
    前記測定した体重と、前記測定した生体インピーダンス、及び、ユーザ登録された測定者の情報とから、測定者の体組成を算出する体組成算出する体組成算出手段と、を備え、
    前記表示手段は、前記測定した体重と前記算出した体組成を表示する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の生体情報測定装置。
  3. 前記入力操作無効手段は、前記荷物モードにおいて、前記測定面に載せた荷物が下ろされた場合に、前記無効にした入力操作を有効にする、
    ことを特徴とする請求項1又は、請求項2に記載の生体情報測定装置。
  4. 前記入力操作無効手段は、前記荷物モードにおいて、前記体重測定手段による測定が終了する前に前記測定面に載せた荷物が下ろされた場合に、前記無効にした入力操作を有効にする、
    ことを特徴とする請求項1又は、請求項2に記載の生体情報測定装置。
  5. 前記入力操作無効手段は、前記荷物モードにおいて、前記測定面に載せた荷物の測定が終了してから所定時間経過した後に、前記無効にした入力操作を有効にする、
    ことを特徴とする請求項1又は、請求項2に記載の生体情報測定装置。
  6. 前記無効にした入力操作は、電源がOFFにされ、その後電源がONにされた場合には有効になっている、
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1の請求項に記載の生体情報測定装置。
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