JP2016046842A - 電力変換装置およびそれを用いたエレベータ - Google Patents

電力変換装置およびそれを用いたエレベータ Download PDF

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達志 藪内
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洋平 松本
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Abstract

【課題】多層基板を有する駆動回路が並列接続された複数の半導体スイッチング素子を同時にスイッチングさせる場合に、駆動回路側のループ経路に電流を流れにくくすることで、複数の半導体スイッチング素子間に発生した電流アンバランスを助長することを抑制する。【解決手段】並列接続された複数の半導体スイッチング素子を同時にスイッチングさせる駆動回路の多層基板の複数の導電層が、第1の半導体スイッチング素子の第2の端子(ソースあるいはエミッタ)と同電位の第1の導電層と、第2の半導体スイッチング素子の第2の端子と同電位の第2の導電層と、第1の半導体スイッチング素子の第1の端子(ゲート)と同電位の第3の導電層とを、厚さ方向の互いに異なる位置に有し、第1の導電層と第2の導電層との間に第3の導電層が挟まれている。【選択図】 図1

Description

本発明は、電力変換装置およびそれを用いたエレベータに関する。
現在、エレベータ等の可変速駆動には、電力をインバータを介して可変周波数の交流に変換し、モータ駆動をする方式が一般的となっている。
図13は、電力変換装置の従来例である。図13に一般的に利用されている電力変換装置の一例としてインバータの概略構成を示す。図13において、10、30、50は、それぞれインバータ回路の1相を示しており、コンデンサ11で平滑化された直流の電力を可変周波数の交流に変換し、モータ12を駆動する。111、211、311、411、511、611は、半導体スイッチング素子で、ここではIGBTを用いた例を示している。112、212、312、412、512、612は、ダイオードであり、それぞれ各半導体スイッチング素子と逆並列に接続されている。130、230、330、430、530、630は、各半導体スイッチング素子を駆動する駆動回路である。
図14は、並列回路を有する電力変換装置の1相における概略構成である。モータ12などの負荷が大容量となる場合には、図14に示すように、半導体スイッチング素子を並列接続して使用することがある。半導体スイッチング素子111と半導体スイッチング素子113とが並列接続されて並列回路を構成している。半導体スイッチング素子113には、ダイオード114が逆並列に接続されている。半導体スイッチング素子111と半導体スイッチング素子113は、共通の駆動回路130により同時にスイッチングされる。
半導体スイッチング素子213についても半導体スイッチング素子211と並列接続されており、半導体スイッチング素子213と逆並列にダイオード214が接続されている。尚、図14では半導体スイッチング素子211と213とを共通の駆動回路230で駆動するが、図示は省略している。
このような並列接続された半導体スイッチング素子を駆動するものとしては、例えば特許文献1がある。特許文献1には、1個の駆動回路から並列接続された2つのIGBTへのゲート配線を撚り線ケーブルとし、この撚り線ケーブルを接続線にそれぞれ隣接して敷設することにより撚り線ケーブルに発生する起電力とその極性をほぼ等しくしてそれぞれの素子のゲート−エミッタ電圧をほぼ等しくさせることで、それぞれの素子の電流をバランスさせるものが記載されている。
特開平9−261948号公報
近年、半導体スイッチング素子はパワーデバイスの低オン抵抗化等により低損失化が進む一方で、スイッチングが急峻になりインダクタンスの影響を受け易くなっている。また、負荷が大容量となる場合には、半導体スイッチング素子を並列接続して使用することから、半導体スイッチング素子間の電流分担の不均等によるモジュールの寿命低減などの課題が生じる。
特に複数の駆動用ゲート端子を持った並列回路やモジュールにおいては、主回路配線の引きまわし等により各半導体スイッチング素子にてインピーダンスがばらつくと、並列素子間で電流が均等に流れず一方の素子のみに大電流が流れてしまう。
例えば図14の並列回路の場合、並列接続している半導体スイッチング素子111と113において共通の駆動回路130を使用し、ゲート抵抗121a、121bを介して半導体スイッチング素子111と113のゲートに電圧を印加し、両者を同時にスイッチング(オン/オフ動作)させる。ここで、半導体スイッチング素子111と113のエミッタが駆動回路130を介して接続されることから、半導体スイッチング素子111と113のエミッタでエミッタループ20と呼ばれるループ経路ができる。
このため、図14には示していない微小な主回路インダクタンスの差異によって、本来であれば同時にオンする2つの半導体スイッチング素子111と113のターンオンにずれが生じ、半導体スイッチング素子111のコレクタ−エミッタ間に流れる電流と、半導体スイッチング素子113のコレクタ−エミッタ間に流れる電流にアンバランスが生じる。すると、並列回路において存在するエミッタループ20に電流が流れることで、電流アンバランスが更に助長されてしまう。この結果、一方の半導体スイッチング素子を想定していた値以上の電流にて使用することから、寿命が短くなる。したがって、並列回路ではエミッタループの電流を抑制し、半導体スイッチング素子の電流分担を均等に保つことはスイッチングの高速化によって生じる課題の一つとして重要である。
また、特許文献1に記載の電力変換装置では、駆動回路と半導体スイッチング素子との間を撚り線ケーブルを用いて接続しているが、撚り線ケーブルが長いとインダクタンスが大きくなることでスイッチングのタイミングがずれやすくなることや、撚り線ケーブルの引き回しの作業などが発生してしまうという問題がある。
撚り線ケーブルを用いず、多層基板を有する駆動回路を用いて配線することが考えられるが、従来はこの多層基板の構成については十分な考慮がされていなかった。仮に多層基板を用いて配線する場合、駆動回路には半導体スイッチング素子のゲートとエミッタ(駆動回路に接続される場合にはセンスエミッタとも呼ばれる)が接続されるため、多層基板にもゲートと同電位のゲート層とエミッタと同電位のセンスエミッタ層とが存在することになるが、並列接続された複数の半導体スイッチング素子を1つの駆動回路で駆動する場合、重なり合う2つのセンスエミッタ層が互いに近接していると両者の相互インダクタンスが大きくなり、これによって2つのセンスエミッタ層間のインダクタンスが小さくなり、これによって電流が流れやすくなる。その結果、エミッタループ20において電流が流れやすくなるという問題が発生する。その場合、既に説明したように複数の半導体スイッチング素子間に電流アンバランスが発生した場合に電流アンバランスを助長してしまい、一方の半導体スイッチング素子を想定していた値以上の電流にて使用することから半導体スイッチング素子の寿命が短くなるという問題が発生する。
また、これまでの説明ではIGBTを例に説明したが、MOSFET等においてもエミッタループと同様なソースループが存在するので、この駆動回路側のループ経路(エミッタループやソースループ)により同様の問題が発生する。
そこで、本発明の課題は、多層基板を有する駆動回路が並列接続された複数の半導体スイッチング素子を同時にスイッチングさせる場合に、駆動回路側のループ経路に電流を流れにくくすることで、複数の半導体スイッチング素子間に発生した電流アンバランスを助長することを抑制し、半導体スイッチング素子の寿命が短くなるのを抑制した電力変換回路およびそれを用いたエレベータを提供することである。
そのために、本発明の電力変換装置およびそれを用いたエレベータは、例えば、第1の端子と第2の端子と第3の端子とを有する第1および第2の半導体スイッチング素子が並列に接続された並列回路と、前記第1および第2の半導体スイッチング素子を同時にスイッチングさせる駆動回路とを有する電力変換装置において、前記駆動回路は、複数の導電層が厚さ方向の互いに異なる位置に設けられた多層基板を有し、前記第2の端子の電位を基準に前記第1の端子に電圧を印加することにより前記第2の端子と前記第3の端子との間に電流を流すよう前記第1および第2の半導体スイッチング素子を駆動し、前記多層基板の前記複数の導電層は、前記第1の半導体スイッチング素子の前記第2の端子と同電位の第1の導電層と、前記第2の半導体スイッチング素子の前記第2の端子と同電位の第2の導電層と、前記第1の半導体スイッチング素子の前記第1の端子と同電位の第3の導電層とを、厚さ方向の互いに異なる位置に有し、前記第1の導電層と前記第2の導電層との間に前記第3の導電層が挟まれていることを特徴とする。
本発明によれば、多層基板を有する駆動回路が並列接続された複数の半導体スイッチング素子を同時にスイッチングさせる場合に、第1の導電層と第2の導電層との間に第3の導電層が挟まれていることで、駆動回路側のループ経路に電流を流れにくくでき、それによって複数の半導体スイッチング素子間に発生した電流アンバランスを助長することを抑制し、半導体スイッチング素子の寿命が短くなるのを抑制することができる。
本発明の第1の実施例の並列回路および駆動回路の模式図 本発明の第1の実施例の多層基板における各層の模式図 比較例の並列回路および駆動回路の模式図 比較例の多層基板における各層の模式図 駆動用増幅器の回路構成図 センスソース層−センスソース層の結合係数kとソースループ電流Issおよび半導体スイッチング素子の電流差ΔIの関係図 本発明の第1の実施例の並列回路および駆動回路の第1の実装図 本発明の第1の実施例の並列回路および駆動回路の第2の実装図 本発明の第2の実施例の並列回路および駆動回路の模式図 本発明の第3の実施例の並列回路および駆動回路の模式図 本発明の第4の実施例の並列回路および駆動回路の模式図 本発明の第5の実施例の並列回路および駆動回路の模式図 電力変換装置の従来例 並列回路を有する電力変換装置の1相における概略構成
本発明の実施例を、図面を参照しながら説明する。尚、各図および各実施例において、同一又は類似の構成要素には同じ符号を付し、説明を省略する。
図1は、本発明の第1の実施例の並列回路および駆動回路の模式図である。図1は、基本的な構造は図13および図14と同じであるが、図13および図14では半導体スイッチング素子としてIGBTを例に説明していたのに対して、図1では、金属酸化膜電界効果トランジスタ(Metal−Oxide−Semiconductor Field Effect Transister:MOSFET)を用いた例を示している。これ以降、半導体スイッチング素子としてはMOSFETを例に説明することとする。例えば、スイッチング速度を高速化できる炭化ケイ素(SiC)デバイスを用いたMOSFETを用いることができる。また、MOSFETの場合には、ドレイン−ソース間に内蔵のダイオード構造を有しているため、IGBTを用いる際には必要であった外付けの逆並列に接続したダイオードを省略することができるため、外付けの逆並列のダイオードを省略した。図1では、半導体スイッチング素子111と113についてのみ説明しているが、他の半導体スイッチング素子についても同様の構成となっている。
尚、半導体スイッチング素子としては、MOSFETではなく、IGBT、JFETなどによっても代替可能である。半導体スイッチング素子は、第1の端子、第2の端子、第3の端子を有しており、MOSFETやJFETの場合は、第1の端子がゲートで第2の端子がソースで第3の端子がドレインであり、IGBTの場合は、第1の端子がゲートで第2の端子がエミッタで第3の端子がコレクタである。
また、図1において、図13および図14と大きく異なっているのは、駆動回路130が、多層基板を有した駆動回路となっている点である。尚、図1では駆動回路130についてのみ説明しているが、他の駆動回路についても同様である。
したがって、第1の実施例においては、第1の端子と第2の端子と第3の端子とを有する第1および第2の半導体スイッチング素子111と113が並列に接続された並列回路と、第1および第2の半導体スイッチング素子111と113を同時にスイッチングさせる駆動回路130とを有する電力変換装置において、駆動回路130は、複数の導電層が厚さ方向の互いに異なる位置に設けられた多層基板を有し、第2の端子の電位を基準に第1の端子に電圧を印加することにより第2の端子と第3の端子との間に電流を流すよう第1および第2の半導体スイッチング素子111と113を駆動する構成となっている。
図1において、並列回路100は、並列接続された半導体スイッチング素子111、113により構成されている。また、並列回路100は、モジュール化されており、半導体スイッチング素子111、113のドレインに接続されたドレイン端子101a、101b、ソースに接続されたソース端子102a、102b、ゲートに接続されたゲート端子103a、103b、ソースに接続され駆動回路130に接続されるセンス端子であるセンスソース端子104a、104bを持つ。
すなわち、第1および第2の半導体スイッチング素子111と113が組み込まれた半導体スイッチングモジュールを有し、半導体スイッチングモジュールは、第1の端子に接続された第1のモジュール端子と、第2の端子に接続された第2のモジュール端子およびセンス端子と、第3の端子に接続された第3のモジュール端子とを有し、駆動回路130は、第1のモジュール端子とセンス端子とに接続されている。尚、ここではセンス端子を有するモジュールの場合を例示しているが、センス端子がない場合、第2のモジュール端子であるソース端子102a、102bから配線を分岐させて駆動回路130に接続するようにしてもよい。
並列回路100の半導体スイッチング素子111、113は、半導体スイッチング素子111のドレインと113のドレイン、半導体スイッチング素子111のソースと113のソースで接続しており、並列回路として構成される。
図2は、本発明の第1の実施例の多層基板における各層の模式図である。図1、図2において、この半導体スイッチング素子111および113を駆動する駆動回路130は、半導体スイッチング素子111のソース(センスソース)と同電位の導電層であって半導体スイッチング素子111のセンスソースの導電経路131を持つセンスソース層1301、半導体スイッチング素子111のゲートと同電位の導電層であって半導体スイッチング素子111のゲートの導電経路132を持つゲート層1302、半導体スイッチング素子113のソース(センスソース)と同電位の導電層であって半導体スイッチング素子113のセンスソースの導電経路133を持つセンスソース層1303、半導体スイッチング素子113のゲートと同電位の導電層であって半導体スイッチング素子113のゲートの導電経路134を持つゲート層1304を有する多層基板を有している。これらの導電層は、厚さ方向の互いに異なる位置に配置されている。この多層基板の導電層の積層順の効果については後述する。尚、141、146は、センスソース層インダクタンスであり、142、145はゲート層インダクタンスである。ここで、ゲート層インダクタンス142、145は向かい合っていることが分かりやすいよう便宜上2つに分けて図示しているが、実際は図示した2つの142を合わせて1つのゲート層インダクタンス142、2つの145を合わせて1つのゲート層インダクタンス145と考えてよい。
駆動回路130は、多層基板の他に、構成部品としてゲート抵抗121aおよび121b、駆動用増幅器123、駆動用電源124、125、増幅器用抵抗122、制御IC126で構成され、半導体スイッチング素子111および113を同時にオンオフ動作させている。駆動回路130の構成部品自体は多層基板のセンスソース層1301に実装され、絶縁性スルーホールまたはパッド121aa、121ab、121ba、121bb、122a、122b、123a(1231a、1232a)、123b(1231b、1232b)、123c(1231c、1232c)、124b、125b、126b、導電性スルーホールまたはパッド124a、125a、126a、多層基板の導電層を用いて配線されている。尚、駆動回路130の構成部品をセンスソース層1301のみに実装するのではなく、他方のセンスソース層1303のみに実装したり、センスソース層1301と1303に分散して実装することも可能である。
図5は、駆動用増幅器の回路構成図である。ここでは、npnトランジスタ1231、pnpトランジスタ1232で構成しているが、pMOSまたはnMOSなどでも代替可能である。
次に、第1の実施例の効果を、比較例と比較することにより説明する。
図3は、比較例の並列回路および駆動回路の模式図であり、図4は、比較例の多層基板における各層の模式図であり、それぞれ図1、図2に対応する図である。図3および図4において、図1および図2と異なる点は、多層基板の積層順であり、図3および図4では、ゲート層1302とゲート層1304との間にセンスソース層1301とセンスソース層1303とが挟まれており、センスソース層1301とセンスソース層1303とが隣接した層として積層されている点である。
ここで、多層基板においては、導電経路132、131、133、134が重なり合い、磁気結合する。この時の半導体スイッチング素子111のゲート−ソース間インダクタンスLG111-S111および半導体スイッチング素子111と113のセンスソース−センスソース間インダクタンスLS111-S113は、以下の式(1)および(2)にて表わされる。
G111-S111=Lg111+Ls111−2Mg111s111+Mg111g113+Ms111s113 ・・・(1)
ここで、Lg111:半導体スイッチング素子111のゲート層インダクタンス142
s111:半導体スイッチング素子111のセンスソース層インダクタンス141
g111s111:Lg111とLs111の相互インダクタンス
g111g113:Lg111とLg113の相互インダクタンス
s111s113:Ls111とLs113の相互インダクタンス
g113:半導体スイッチング素子113のゲート層インダクタンス145
s113:半導体スイッチング素子113のセンスソース層インダクタンス146
S111-S113=Ls111+Ls113−2Ms111s113 ・・・(2)
ここで、Ls111:半導体スイッチング素子111のセンスソース層インダクタンス141
s113:半導体スイッチング素子113のセンスソース層インダクタンス146
s111s113:Ls111とLs113の相互インダクタンス
尚、図3において、センスソース層インダクタンス141、146は向かい合っていることが分かりやすいよう便宜上2つに分けて図示しているが、実際は図示した2つの141を合わせて1つのセンスソース層インダクタンス141、2つの146を合わせて1つのセンスソース層インダクタンス146と考えてよい。
ここで、インダクタンスL1とL2をそれぞれ持つ層間の相互インダクタンスMは、以下の式(3)で表わされ、結合係数kは相互作用する層間の距離に反比例する係数であるため、相互インダクタンスMも相互作用する層間の距離に反比例する性質を持つ。
M=k√(L1L2) ・・・(3)
ただし、k:結合係数(L1とL2の層間の距離に反比例する係数)
したがって、図3のように二つのセンスソース層1301と1303が隣接することにより近接していると、これらの二つのセンスソース層において重なり合う導電経路131と133の結合係数kが大きくなることから、両者の間の相互インダクタンスMs111s113が大きくなり、これによって、式(2)に示す通り、センスソース−センスソース間インダクタンスLS111-S113は小さくなる。インダクタンスが小さくなると電流が流れやすくなり、駆動回路側のループ経路であるソースループにて電流が流れやすくなる。その結果、主回路のインピーダンスがばらついている場合に、半導体スイッチング素子間で電流のアンバランスが生じ、インダクタンスの小さいソースループがさらに電流を流し易くすることで、電流のアンバランスが助長されてしまう可能性がある。
すなわち、並列回路において、各半導体スイッチング素子、またはモジュールの駆動用端子および主回路端子が複数存在する場合には、配線の違いによる主回路経路のインピーダンスの差や基板パターンの違いなどにより各半導体スイッチング素子、または各モジュールの電流分担に不均等が生じ、電流分担が不均等の場合、設計時に予想していた電流よりも多く流れてしまう半導体スイッチング素子、またはモジュールの寿命は低減し、さらに定格値より大きい電流が流れてしまった場合には素子破壊等も引き起こされる可能性がある。
これに対して、第1の実施例においては、図1および図2に示すように、多層基板において、センスソース層1301、1303が最も遠い距離となるように一番外側に配置し、それらの間にゲート層1302、1304を配置する構成としている。
式(2)に示したセンスソース−センスソース間インダクタンスLS111-S113について考えると、層間距離が大きくなると式(3)よりセンスソース層1301−センスソース層1303間の結合係数kが小さくなることで相互インダクタンスが小さくなる特性を持つ。式(2)より、負の項である相互インダクタンスMs111s113が小さくなることでセンスソース−センスソース間インダクタンスLS111-S113が大きくなり、ソースループに電流が流れにくくなる。したがって、主回路インピーダンスのずれ等に起因する半導体スイッチング素子111と113に流れる電流の不均等が生じた場合に、ソースループにおけるインダクタンスを大きく保つことでソースループに流れる電流を抑制できるため、半導体スイッチング素子111と113の電流のアンバランスを抑制することが可能となる。それにより、半導体スイッチング素子の寿命が短くなるのを抑制することができる。
図6は、センスソース層−センスソース層の結合係数kとソースループ電流Issおよび半導体スイッチング素子の電流差ΔIの関係図である。図6では、横軸は結合係数kであり、縦軸は電流(A)であり、半導体スイッチング素子111および113がターンオンした時のソースループ電流Issおよび半導体スイッチング素子111および113がターンオンした時の電流差ΔIの最大値ΔIdmaxを示している。図6は、半導体スイッチング素子111と113の各主回路経路において模擬的に異なるインピーダンス値を持った場合にスイッチング動作をさせた際の電力変換回路の特性をシミュレーションした結果である。図6に示すように、結合係数kが大きい、すなわち、層間距離が小さいと、ソースループ電流Issが流れやすく、半導体スイッチング素子111と113の電流差ΔIが大きくなり半導体スイッチング素子111と113の電流分担の不均等が大きくなる。一方で、図1の本実施例のようにソース層1301と1304を最も遠い距離になるように配置した場合には、結合係数kが小さくなり、ソースループ電流Issが流れにくくなり、半導体スイッチング素子111と113の電流差ΔIを抑えて半導体スイッチング素子111と113に流れる電流不均等を低減する効果が得られる。
また、半導体スイッチング素子の駆動経路であるゲート−センスソース間のインダクタンスは、式(1)の通りであり、本実施例の基板構成においても同じ半導体スイッチング素子のゲート層とセンスソース層が隣接しているので、変化はない。このため、第1の実施例を適用したことによる駆動への影響はなく、主回路の電流を均等にする効果のみ得ることが可能である。
さらに、駆動回路130において駆動用電源124、125等をゲート層とは別の層で構成し、層数が増えた場合には、この導電層も含めたセンスソース層以外のすべての導電層を2つのセンスソース層の間に挟むことにより、半導体スイッチング素子111と113のセンスソース層1301と1303とが最も遠い距離となるように一番外側に配置するようにしてもよい。
図7は、本発明の第1の実施例の並列回路および駆動回路の第1の実装図であり、図7(a)は上面図、図7(b)は側面図である。図7に、本発明の第1の実施例における第1の実装例として、一つのモジュール110内に半導体スイッチング素子111と113の並列回路を構成した例を示す。駆動回路130はモジュール110のゲート端子103a、103b、およびセンスソース端子104a、104bに接続される。また、図7においてモジュールの各端子101a、101b、102a、102b、103a、103b、および104a、104bの配置は一例であり、これに限らない。したがって、駆動回路130の端子103a、103b、および104a、104bの配置もこれに限らず、モジュール110に対し、配線等を使用せずに直接接続されていればよい。
図8は、本発明の第1の実施例の並列回路および駆動回路の第2の実装図であり、図8(a)は上面図、図8(b)は側面図である。図8に、本発明の第1の実施例における第2の実装例を示す。並列回路100はモジュール110a、110bを配線等により並列接続することによって構成されている。駆動回路130はモジュール110a、110bのゲート端子103a、103b、およびセンスソース端子104a、104bに接続される。また、実装図においてモジュールの各端子101a、101b、102a、102b、103a、103b、および104a、104bの配置は一例であり、これに限らない。したがって、駆動回路130の端子103a、103b、および104a、104bの配置もこれに限らず、モジュール110a、110bに対し、配線等を使用せずに直接接続されていればよい。
図9は、本発明の第2の実施例の並列回路および駆動回路の模式図である。第2の実施例において、第1の実施例と異なる点は、センスソース層とゲート層とが交互に配置されている点である。具体的には、多層基板において、センスソース層1301、ゲート層1302、センスソース層1303、ゲート層1304の順に配置されている。
第2の実施例では、センスソース層1301−センスソース層1303の層間距離は第1の実施例に比べて近くなるもののゲート層1302をセンスソース層1301とセンスソース層間1303の間に挟むことで層間距離を保てることから、第1の実施例よりは効果が小さくなるものの同様の効果を得ることができる。
図10は、本発明の第3の実施例の並列回路および駆動回路の模式図である。第3の実施例において、第2の実施例と異なる点は、並列回路100の並列数が3並列となっている点である。
そのため、半導体スイッチング素子111、113と並列に接続された半導体スイッチング素子115が追加されている。101c、102c、103c、104cは、それぞれ半導体スイッチング素子115のドレイン、ソース、ゲート、ソースに接続されたドレイン端子、ソース端子、ゲート端子、センスソース端子である。
そして、駆動回路130は、半導体スイッチング素子111および113それぞれのセンスソース層、ゲート層に加え、半導体スイッチング素子115のソース(センスソース)と同電位の導電層であって半導体スイッチング素子115のセンスソースの導電経路135を持つセンスソース層1305、半導体スイッチング素子115のゲートと同電位の導電層であって半導体スイッチング素子115のゲートの導電経路136を持つゲート層1306の6層を有する多層基板を有する。並列数が3並列以上の場合においては、全てのセンスソース層−センスソース層の層間距離を保ち結合係数kを小さくするためにセンスソース層とゲート層が交互に配置されるようにすることが望ましい。また、図10には3並列の半導体スイッチング素子によって構成される場合を示したが、並列数がこれ以上になった場合に関しても同様に、センスソース層とゲート層が交互に配置されるようにすればよい。尚、図10において、149、150はそれぞれゲート層1306、センスソース層1305のインダクタンスである。
図10においては、基板上面から順にセンスソース層1301、ゲート層1302、センスソース層1303、ゲート層1304、センスソース層1305、ゲート層1306の順で構成されているが、それぞれの半導体スイッチング素子のセンスソース層とゲート層を入れ替え、基板上面からゲート層1302、センスソース層1301、ゲート層1304、センスソース層1303、ゲート層1306、センスソース層1305の順としてもよい。
さらに、第1の実施例と同様に同じ半導体スイッチング素子のゲート層とセンスソース層が隣接していればよいので、半導体スイッチング素子を入れ替えて、例えば基板上面からセンスソース層1305、ゲート層1306、センスソース層1301、ゲート層1302、センスソース層1303、ゲート層1304の順にするなど、さまざまな変形例が考えられる。
また、図7や図8のようにモジュール化し、駆動回路130が並列回路100のゲート端子103a、103b、103cおよびセンスソース端子104a、104b、104cに直接接続されるようにしてもよい。
図11は、本発明の第4の実施例の並列回路および駆動回路の模式図である。第4の実施例では、並列数が3並列の場合において、並列回路100の2つの半導体スイッチング素子111、113のゲートと同電位の導電層であるゲート層1302と1304を共通化し、ゲート層1302を半導体スイッチング素子111、113の両方のゲート接続し、多層基板の導電層を1層減らしている。通常の並列回路においては、ゲート間の共振により誤動作等を引き起こす可能性もあるが、半導体スイッチング素子のゲートに接続された抵抗(内部抵抗でも追加した抵抗でもよい)を有していれば、ゲート間の共振を防ぐことが可能であり、多層基板の2つのゲート層を共通化できる。
この場合、例えば、センスソース層1301、ゲート層1304と共通化されたゲート層1302、センスソース層1303、ゲート層1306、センスソース層1305の順に積層された5層を有する多層基板によって構成される。この場合も、第2の実施例および第3の実施例と同様に、全てのセンスソース層−センスソース層の層間距離を保ち結合係数kを小さくするためにセンスソース層とゲート層が交互に配置されている。図11は基板上面から半導体スイッチング素子111の層、113の層、115の層の順に構成されているが、第3の実施例と同様、半導体スイッチング素子を入れ替えた順序での基板構成でもよい。
また、図11には並列数が3並列以上の場合の一例として3並列の半導体スイッチング素子によって構成される並列回路100を示したが、並列数がこれ以上になった場合に関しても同様に、センスソース層とゲート層が交互に配置されるようにしてもよい。したがって、並列数がn並列になった場合、センスソース層もn層あることから、共通化できるゲート層は1組のみで、ゲート層は少なくともn−1層必要である。ただし、駆動用電源124、125等を別の1層で構成した場合には、この導電層も含めたセンスソース層以外の導電層で少なくともn−1層あればよい。
また、半導体スイッチング素子115を省略した2並列の場合にも、ゲート層1302と1304を共通化する構成としてもよい。
図12は、本発明の第5の実施例の並列回路および駆動回路の模式図である。第5の実施例では、第1の実施例で示した2並列の半導体スイッチング素子をさらに2直列に接続した並列回路200を持つことを特徴とする。電力変換装置の並列回路200は、半導体スイッチング素子111、113、211、213により構成され、半導体スイッチング素子111、113のドレインに接続されたドレイン端子101a、101b、半導体スイッチング素子211、213のソースに接続されたソース端子202a、202b、半導体スイッチング素子111、113、211、213のゲートに接続されたゲート端子103a、103b、203a、203b、半導体スイッチング素子111、113、211、213のソースに接続されたセンス端子であるセンスソース端子104a、104b、204a、204b、半導体スイッチング素子111および211の出力端子351、半導体スイッチング素子113および213の出力端子353を有している。
駆動回路130は第1の実施例と同様の構成であり、駆動回路230は、駆動回路130と同様の構成となっており、231、232、233、234は131、132、133、134に対応し、241、242、245、246は141、142、145、146に対応し、221a、221bは121a、121bに対応し、222、223、224、225、226は122、123、124、125、126に対応するので、詳細な説明は省略する。
尚、駆動回路130と230については、駆動回路130と230の間で十分に絶縁が確保されていれば、一体の多層基板にて構成することも可能である。
また、図7や図8と同様に、駆動回路130、230が並列回路200のゲート端子103a、103b、203a、203b、およびセンスソース端子104a、104b、204a、204bに直接接続されるようにしてもよい。
第6の実施例は、第1の実施例から第5の実施例で説明した電力変換装置を用いたエレベータであって、電力変換装置から出力される可変周波数の交流により駆動されるモータ12と、モータ12により駆動される図示しない乗りかごとを有する。
以上、本発明の実施例を説明してきたが、これまでの各実施例で説明した構成はあくまで一例であり、本発明は、技術思想を逸脱しない範囲内で適宜変更が可能である。また、それぞれの実施例で説明した構成は、互いに矛盾しない限り、組み合わせて用いても良い。
10、30、50・・・インバータ回路の1相、11・・・コンデンサ、12・・・モータ、20・・・エミッタループ、100、200・・・並列回路、101a、101b、101c・・・ドレイン端子またはコレクタ端子、102a、102b、102c、202a、202b・・・ソース端子またはエミッタ端子、103a、103b、103c、203a、203b・・・ゲート端子、104a、104b、104c、204a、204b・・・センスソース端子(センス端子)、110、110a、110b・・・モジュール、111、113、115、211、213、311、411、511、611・・・半導体スイッチング素子、112、114、212、214、312、412、512、612・・・ダイオード、121a、121b、121c、221a、221b・・・ゲート抵抗、121aa、121ab、121ba、121bb、122a、122b、123a(1231a、1232a)、123b(1231b、1232b)、123c(1231c、1232c)、124b、125b、126b・・・絶縁性スルーホールまたはパッド、124a、125a、126a・・・導電性スルーホールまたはパッド、122、222・・・増幅器用抵抗、123、223・・・増幅器、124、125、224、225・・・駆動用電源、126、226・・・制御IC、130、230、330、430、530、630・・・駆動回路、130a、130b・・・制御ICを除いた駆動回路、131、133、135、231、233・・・センスソースの導電経路、1301、1303・・・センスソース層(導電層)、132、134、136、232、234・・・ゲートの導電経路、1302、1304・・・ゲート層(導電層)、141・・・半導体スイッチング素子111のセンスソース層インダクタンスLs111、142・・・半導体スイッチング素子111のゲート層インダクタンスLg111、145・・・半導体スイッチング素子113のゲート層インダクタンスLg113、146・・・半導体スイッチング素子113のセンスソース層インダクタンスLs113、149・・・半導体スイッチング素子115のゲート層インダクタンスLg115、150・・・半導体スイッチング素子115のセンスソース層インダクタンスLs115、241・・・半導体スイッチング素子211のセンスソース層インダクタンスLs211、242・・・半導体スイッチング素子211のゲート層インダクタンスLg211、245・・・半導体スイッチング素子213のゲート層インダクタンスLg213、246・・・半導体スイッチング素子213のセンスソース層インダクタンスLs213、351、353・・・出力端子、1231・・・npnトランジスタ、1232・・・pnpトランジスタ。

Claims (9)

  1. 第1の端子と第2の端子と第3の端子とを有する第1および第2の半導体スイッチング素子が並列に接続された並列回路と、前記第1および第2の半導体スイッチング素子を同時にスイッチングさせる駆動回路とを有する電力変換装置において、
    前記駆動回路は、複数の導電層が厚さ方向の互いに異なる位置に設けられた多層基板を有し、前記第2の端子の電位を基準に前記第1の端子に電圧を印加することにより前記第2の端子と前記第3の端子との間に電流を流すよう前記第1および第2の半導体スイッチング素子を駆動し、
    前記多層基板の前記複数の導電層は、前記第1の半導体スイッチング素子の前記第2の端子と同電位の第1の導電層と、前記第2の半導体スイッチング素子の前記第2の端子と同電位の第2の導電層と、前記第1の半導体スイッチング素子の前記第1の端子と同電位の第3の導電層とを、厚さ方向の互いに異なる位置に有し、前記第1の導電層と前記第2の導電層との間に前記第3の導電層が挟まれていることを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記多層基板の前記複数の導電層は、前記第2の半導体スイッチング素子の前記第1の端子と同電位の第4の導電層を有し、前記第1の導電層と前記第2の導電層との間に前記第3の導電層と前記第4の導電層とが挟まれていることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記多層基板の前記複数の導電層は、前記第2の半導体スイッチング素子の前記第1の端子と同電位の第4の導電層を有し、前記第3の導電層と前記第4の導電層との間に前記第2の導電層が挟まれていることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  4. 前記並列回路は、前記第1および第2の半導体スイッチング素子と並列に接続された、第1の端子と第2の端子と第3の端子とを有する第3の半導体スイッチング素子を有し、
    前記駆動回路は、前記第1および第2および第3の半導体スイッチング素子を同時にスイッチングさせ、
    前記多層基板の前記複数の導電層は、前記第3の半導体スイッチング素子の前記第2の端子と同電位の第5の導電層を有し、前記第2の導電層と前記第5の導電層との間に前記第4の導電層が挟まれていることを特徴とする請求項3に記載の電力変換装置。
  5. 前記多層基板の前記複数の導電層は、前記第3の導電層が前記第1の半導体スイッチング素子の前記第1の端子と前記第2の半導体スイッチング素子の前記第1の端子とに接続されていることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  6. 前記並列回路は、前記第1および第2の半導体スイッチング素子と並列に接続された、第1の端子と第2の端子と第3の端子とを有する第3の半導体スイッチング素子を有し、
    前記駆動回路は、前記第1および第2および第3の半導体スイッチング素子を同時にスイッチングさせ、
    前記多層基板の前記複数の導電層は、前記第2の導電層の前記第1の導電層とは反対側に設けられ前記第3の半導体スイッチング素子の前記第2の端子と同電位の第5の導電層と、前記第2の導電層と前記第5の導電層との間に挟まれ前記第3の半導体スイッチング素子の前記第1の端子と同電位の第6の導電層とを有することを特徴とする請求項5に記載の電力変換装置。
  7. 前記第1および第2の半導体スイッチング素子は、前記第1の端子がゲートで前記第2の端子がソースで前記第3の端子がドレインである半導体スイッチング素子、または、前記第1の端子がゲートで前記第2の端子がエミッタで前記第3の端子がコレクタである半導体スイッチング素子であることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  8. 前記第1および第2の半導体スイッチング素子が組み込まれた半導体スイッチングモジュールを有し、
    前記半導体スイッチングモジュールは、前記第1の端子に接続された第1のモジュール端子と、前記第2の端子に接続された第2のモジュール端子およびセンス端子と、前記第3の端子に接続された第3のモジュール端子とを有し、
    前記駆動回路は、前記第1のモジュール端子と前記センス端子とに接続されていることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  9. 請求項1から8の何れかに記載の電力変換装置と、
    前記電力変換装置から出力される可変周波数の交流により駆動されるモータと、
    前記モータにより駆動される乗りかごとを有することを特徴とするエレベータ。
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