JP2016046194A - メス端子金具 - Google Patents

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祥二 木下
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Abstract

【課題】 端子金具の小型化に伴って薄くならざるを得ない金属板材であっても、オス端子との係合状態を確実に維持する高い弾性率を得ることができるメス端子金具を得る。【解決手段】 オス端子の挿入を受け入れる中空筒状のボックス部と、ボックス部の内部にオス端子が挿入された際にこのオス端子と接触する弾性接触片とを備えたメス端子金具であって、弾性接触片は、オス端子に当接される突設部位を含む外形に切断された金属板材から構成され、この突設部位を前記オス端子に当接してボックス部壁面の対向壁面方向へ付勢するようにボックス部内に配したものである。【選択図】 図2

Description

本発明は、ピン状のオス端子が挿入されるメス側の端子金具に関し、例えば、自動車用コネクタに用いられるメス側の端子金具に関するものである。
ワイヤハーネスの接続等に用いられる自動車用コネクタは、高速走行中に不具合が生じると、運転者、同乗者、及び周囲の者の命に対しても危険が及ぶことが想定されるため、高い信頼性が要求されている。具体的には、パソコンや家電の接続端子(一般端子)と比べて、大きい接触力が確実に維持できる構造が求められている。
そのため、自動車用コネクタは、所望の大きさの接触力が維持できるように設計されており、例えば、オス端子とメス端子との接触力が、一般端子と比べて、10倍程度の大きさになるように設計されている。このような端子金具については、筒状のボックス部の内部に板バネを配した端子金具が既に提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
より詳しく説明すると、図6は従来の自動車用コネクタのメス側の端子金具の概要を示す説明図であり、a図は斜視図、b図はa図の部分破断部を含む斜視図、c図は側面図である。図7は図6の端子金具のオス端子との係合を示す説明図であり、a図は正面図、b図は断面図である。図6及び図7に示す通り、メス端子金具60は、金具の前端部に中空角筒状のボックス部61が形成されている。このボックス部61は、底壁62と上壁64と左右両側壁63とから構成され、その前端部には、オス端子70が挿入される開口67が形成されている。
ボックス部61の後端側には、底壁62及び両側壁63から延設された電線接続部69が形成されている。また、ボックス部61の底壁62の上面側には、開口67にオス端子70が挿入されたときに、上壁64との間でオス端子70を挟持する弾性接触片(弾性接触バネ)65が設けられている。尚、上壁64の中央部には長手方向に沿ってボックス部61内部に突設された接触台66が形成されており、弾性接触片65と共にオス端子70を挟持する。
この弾性接触片65は、底壁62の前端に延設された帯板状のバネ片(略同一幅寸法の帯板状のバネ片)を、その基端部で上方に折り返し且つその先端を後方側に向けて折り曲げ、後方に延びるバネ片を、その長さ方向の中間部が上壁64に向けて凸状に膨らむようにへの字状に屈曲させ、自由端(先端)を底壁62の上面にスライド可能に接触させた構成になっている。
この端子金具60に対して、オス端子70を挿入すると、への字状に屈曲した弾性接触片65の頂部にオス端子70が当接することにより、弾性接触片65が下方に弾性変位する。そして、端子金具60に挿入されたオス端子70は、弾性変位した弾性接触片65の弾性力により上壁64に向けて付勢され、弾性接触片65と上壁64の接触台66とで挟持される。これにより、オス端子70と端子金具60の電気的接続が図られる。
特開平8−306420号公報
近年、端子金具の小型化が進んでいる。小型化されるメス側の端子金具においては、ボックス部を始めとする多くの構成部位は金属板材を折り曲げて加工されるため、折り曲げ加工前の金属板材の厚みを薄くせざるを得ず、尚且つ、オス端子との係合状態を確実に維持するためにボックス部内に配置される弾性接触片については、高い弾性率を必要とする。
本発明は、端子金具の小型化に伴って薄くならざるを得ない金属板材であっても、オス端子との係合状態を確実に維持する高い弾性率を得ることができるメス端子金具を得ることを目的とする。
請求項1に記載された発明に係るメス端子金具は、オス端子の挿入を受け入れる中空筒状のボックス部と、ボックス部の内部にオス端子が挿入された際にこのオス端子と接触する弾性接触片とを備えたメス端子金具であって、
前記弾性接触片は、前記オス端子に当接される突設部位を含む外形に切断された金属板材から構成され、この突設部位を前記オス端子に当接してボックス部壁面の対向壁面方向へ付勢するようにボックス部内に配したものであることを特徴とするものである。
請求項2に記載された発明に係るメス端子金具は、請求項1に記載の弾性接触片が、2重以上に並設された状態でオス端子に当接してボックス部壁面の対向壁面方向へ付勢するようにボックス部内に配したものであることを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明に係るメス端子金具は、請求項1又は2に記載の弾性接触片とボックス部とが、一枚の金属板材から前記ボックス部と突設部位とを一体に含む外形に切断された展開板材を曲折させて得られたものであることを特徴とするものである。
請求項4に記載された発明に係るメス端子金具は、請求項1〜3の何れか1項に記載の弾性接触片に対向するボックス部の壁面に、ボックス部内側に突設された接触台を備え、前記弾性接触片と接触台とでオス端子を挟持することを特徴とするものである。
請求項5に記載された発明に係るメス端子金具は、請求項4に記載の接触台が、前記弾性接触片に対向するボックス部の壁面に穿設された平行なスリット間の壁面をボックス部内側方向に打ち出し形成されたものであることを特徴とするものである。
本発明は、端子金具の小型化に伴って薄くならざるを得ない金属板材であっても、オス端子との係合状態を確実に維持する高い弾性率を得ることができるという効果がある。
本発明のメス端子金具の一実施例の構成を説明する説明図であり、a図は平面図、b図は正面図、c図は底面図、d図は断面図、e図はA−A断面図、f図は左側面図、g図はB−B断面図である。 図1のメス端子金具の説明図であり、a図は斜視図、b図はa図の長手方向断面図の一方、c図はa図の長手方向断面図の他方である。 図1のメス端子金具の展開外形図である。 図1のメス端子金具とこれに挿入されるオス端子との断面図である。 本発明のメス端子金具の別の実施例の構成を説明する斜視図及び断面図である。 従来の自動車用コネクタのメス側の端子金具の概要を示す説明図であり、a図は斜視図、b図はa図の部分破断部を含む斜視図、c図は側面図である。 図6の端子金具のオス端子との係合を示す説明図であり、a図は正面図、b図は断面図である。
本発明においては、オス端子の挿入を受け入れる中空筒状のボックス部と、ボックス部の内部にオス端子が挿入された際にこのオス端子と接触する弾性接触片とを備えたメス端子金具であって、弾性接触片はオス端子に当接される突設部位を含む外形に切断された金属板材から構成され、この突設部位をオス端子に当接してボックス部壁面の対向壁面方向へ付勢するようにボックス部内に配したものである。これにより、端子金具の小型化に伴って薄くならざるを得ない金属板材であっても、弾性接触片にオス端子との係合状態を確実に維持する高い弾性率を得ることができる。
即ち、本発明のメス端子金具は、オス端子の挿入を受け入れる中空筒状のボックス部と、ボックス部の内部にオス端子が挿入された際にこのオス端子と接触する弾性接触片とを備える。オス端子は中空筒状のボックス部に挿入されるとボックス部内で弾性接触片と当接すると共に弾性接触片によってボックス部内の対向壁面方向に付勢され、弾性接触片と対向壁面とでオス端子が確実に挟持される。
本発明のボックス部としては、中空筒状であればよい。例えば、底壁と上壁と左右両側壁とから構成された断面が四角形の中空角筒型を始めとして、断面が他の多角形の中空角筒型、円筒型、楕円筒型をも含む。ボックス部の先端部はオス端子が挿入される開口部が形成されており、後端部には電線の端部を接続する電線接続部が形成される。
尚、中空筒状を構成する壁面については、周囲の空間と隔絶する完全な筒状を構成する必要がなく、例えば、側方から内部の状態が確認できるように一部を切欠いたり、弾性接触片の動作を規制するように筒状の側壁の一部を内部に折曲げた部分が存在してもよい。電気的な絶縁は端子金具の外周を覆う外装コネクタで行われるからである。
また、本発明の弾性接触片としては、ボックス部の内部にオス端子が挿入された際にこのオス端子と接触し、当接してボックス部壁面の対向壁面方向へ付勢するものであればよく、具体的には、少なくともオス端子に当接される突設部位を含む外形に金属板材を切断して、この切断された外形中の突設部位の切断された外面をオス端子に当接してボックス部壁面の対向壁面方向へ付勢するように配置されたものであればよい。これにより、弾性接触片は金属板材の切断外面の突設部位がオス端子に当接して対向方向に付勢するため、薄い金属板材であっても、その薄さに殆ど関係なく、切断された外形の形状等によって弾性率が決定される。
更に具体的には、弾性接触片としては、オス端子に当接してオス端子をボックス部壁面の対向壁面方向に付勢するものであればよく、当接される部位と弾性を付勢する部位とは相違する部材を組み合わせて行っても、同じ部材上で行ってもよいが、同じ部材上で達成させる方がコンパクトとなる利点がある。そこで好ましくは、良好に付勢する外形の一例としては略V字形状とする。即ち、金属板材を略V字形状に切断し、V字の最下点を突設部位として、オス端子に当接して付勢し、この弾性接触片とボックス部壁面の対向壁面とでオス端子を挟持するように配置すればよい。オス端子が弾性接触片とボックス部壁面の対向壁面とで挟持されるため、確実な電気的接続が行われ、弾性接触片の弾性率を高くすることができるため、この電気的接続を確実に維持することができる。
この弾性接触片は、金属板材から切り出された1枚の素材でオス端子に当接するように配置することはできるが、より好ましくは、複数枚を並設した状態でオス端子に当接するように配置する。例えば、略W字形状に金属板材を切断した後にWの中心線で折曲げて略V字形状とすることにより、2重に並設された状態でオス端子に当接してボックス部壁面の対向壁面方向へ付勢するようにボックス部内に配することができ、それ以上の枚数に並設させることもできる。これにより、金属板材が薄くても、複数枚を並設させることにより厚みを持たせた状態として、配置させることができる。
本発明の弾性接触片は、ボックス部とは個別に作製してボックス部内に配置することも可能ではある。しかしながら、この場合には、カシメ加工や溶接加工等の弾性接触片とボックス部とを接続する加工を行う必要がある。そこで、好ましくは、弾性接触片とボックス部とは一つの展開板材として同じ金属板材を切断して得たものを曲折して製造する。これにより、曲折加工作業のみで端子金具を得ることができる。即ち、好ましい態様としては、弾性接触片とボックス部とが、一枚の金属板材から前記ボックス部と突設部位とを一体に含む外形に切断された展開板材を曲折させて得られたものである。
本発明のメス端子金具は、この端子金具の外周を覆う外装コネクタの内部に装着して用いる。そのため、オス端子は外装コネクタに装着されたメス端子金具のボックス部の中心線近傍に導かれるのが好ましい。もし、オス端子がメス端子金具のボックス部の一壁面に沿って導かれる場合には、外装コネクタとボックス部の一壁面との取付け位置を厳密に調整しなければ、オス端子の挿入が阻害されることが想定されるためである。
よって、好ましい態様としては、弾性接触片に対向するボックス部の壁面に、ボックス部内側に突設された接触台を備え、前記弾性接触片と接触台とでオス端子を挟持する。これにより、オス端子を外装コネクタに装着されたメス端子金具の中心線上に容易に導くように設定することが可能となる。
この接触台としては、弾性接触片と同様に、ボックス部とは個別に作製してボックス部内に配置することも可能ではある。しかしながら、この場合には、カシメ加工や溶接加工等の接触台とボックス部とを接続する加工を行う必要があり、加工性に問題がある。そこで、好ましい態様としては、接触台が弾性接触片に対向するボックス部の壁面に穿設された平行なスリット間の壁面をボックス部内側方向に打ち出し形成されたものである。これにより、曲折加工に伴わせるプレス加工作業で端子金具を得ることができる。
図1は本発明のメス端子金具の一実施例の構成を説明する説明図であり、a図は平面図、b図は正面図、c図は底面図、d図は断面図、e図はA−A断面図、f図は左側面図、g図はB−B断面図である。図2は図1のメス端子金具の説明図であり、a図は斜視図、b図はa図の長手方向断面図の一方、c図はa図の長手方向断面図の他方である。図3は図1のメス端子金具の展開外形図である。図4は図1のメス端子金具とこれに挿入されるオス端子との断面図である。
図1〜図4に示す通り、本実施例のメス端子金具10は、銅合金等の金属製導電性部材により構成されている。このメス端子金具10は、端子金具の外周を覆う外装コネクタの内部に装着して用いられ、例えば、自動車用接続コネクタのコネクタハウジング(図示せず)内に挿嵌され、自動車用コネクタとして用いられる。
メス端子金具10の前端部には、棒状のオス端子40が開口17から挿入される中空角筒状のボックス部11が形成されており、後端部には、電線の端部を接続する電線接続部19が形成されている。電線接続部19は、電線の末端部分を圧着する2つのカシメ部19a、bが設けられている。このうち、後端側に位置する後カシメ部19bは、電線の被覆を圧着する。また前方側に位置する前カシメ部19aには、内側に3本の係止溝19cが形成されている。これら2つのカシメ部19a、bにより、電線内部の芯線を確実に圧着することができる。
中空角筒状のボックス部11の内部には、前方の開口17から挿入されたオス端子40の側部と接触する弾性接触片15が設けられている。より具体的には、ボックス部11は、底壁12と、底壁12と相対向している上壁14と、底壁12の両側部から立設する左右両側壁13とを備え、その前端部には、開口上片17aで上方を規定したオス端子40が挿入される開口17が形成されている。ボックス部11内部の上壁14の内面側には弾性接触片15が設けられている。
中空角筒状のボックス部11の上壁14は、前方及び後方の2つの上壁14で構成され、その中央部が開放された状態となっている。各々の上壁14は両側壁13から展延された2重となっており、後方で下層の上壁14から弾性接触片15が展延されている。また、両側壁13の中央部は上壁14の開放に伴って中央部の高さが高くなっており、この高くなった側壁13が図示しないコネクタハウジングとの挿嵌の際に位置合わせの指標となる。
また、両側壁13の中央位置には、略U字状のスリットで囲まれた壁面をボックス部内に曲折した曲折片18が形成されている。この曲折片18は、ボックス部11内の弾性接触片15の動きを規制するものであり、オス端子40がボックス部11の開口から挿入された場合に、弾性接触片15に当接するが、必要以上に弾性接触片15が上方に持ち上がらないようにこの曲折片18で規制する。
また、底壁12には、底壁の基底位置よりもボックス部11の内側に立上った接触台16が形成されている。この接触台16は、オス端子40が挿入された際に、オス端子40をボックス部11の底壁12の面よりも持ち上げてボックス部11の中心軸に近い位置に導いた上で、弾性接触片15と接触台16との間でオス端子40の対向する両側部を挟持する。これにより、オス端子40を外装コネクタに装着されたメス端子金具10の中心線近傍に容易に導くことが可能となる。
後方で下層の上壁14から展延された弾性接触片15は、略V字状の外形であり、2枚を並設させた状態に配置されている。即ち、図3に示す通り、均等な厚さの金属板材を略W字形状に金属板材を切断して展開状態の弾性接触片25を得た後に、Wの中心線で折曲げて並設された略V字形状とし、V字の最下点を突設部位として、ボックス部11の内部に配置されたものである。
即ち、本メス端子金具10では、金属板材の平面を上下に折り曲げて板バネを構成するのではなく、金属板材をバネとして機能する外形(本実施例では略V字状、略W字状)に切断し、切断された外形のバネとして機能する突設部位を挟持するオス端子に当接できるように配置したものである。これにより、従来はバネとして機能させるための厚みが必要であった弾性接触片を薄い金属板材であっても、オス端子との係合状態を確実に維持する高い弾性率を得ることができる。
尚、本実施例の弾性接触片25の弾性率は、弾性接触片が切断された金属板材の切断外面の突設部位がオス端子に当接して対向方向に付勢するため、薄い金属板材であっても、その薄さに殆ど関係なく、切断された金属板材の切断形状等によって弾性率が決定される。即ち、本実施例では、略V字状の弾性接触片25の最下点からその上部のV字の溝までの切断外形の厚みを薄くすれば弾性率は低くなり、厚くすれば弾性率は高くなる。また、本実施例の弾性接触片25は2重に並設させて配置したが、1枚のみであれば2枚よりも弾性率は低くなり、3枚並設させれば2枚よりも弾性率は高くなる。
さて、図3に示す通り、本実施例のメス端子金具10は1枚の展開板材20によって形成されている。即ち、1枚の展開板材20には、展開状態の底壁22と、その両側部に展開状態の側壁23の各々が配置され、各々の側壁23には展開状態の上壁24が形成され、これらが展開状態のボックス部21となっている。また、展延状態の底壁22と、展延状態の両側壁23の後方には展開状態の電線接続部29が延設されている。
また、展開状態の底壁22には、プレス加工前の接触台26として、長手方向の中央部に平行なスリットが穿設されており、このスリット間の壁面がボックス部内側方向に打ち出し形成されて接触台16となる。更に、展開状態の側壁の各々中央位置には、プレス加工前の曲折片28として略U字状のスリットが穿設されており、略U字状のスリットで囲まれた壁面をボックス部内に曲折することにより曲折片18となる。また、一方の側壁には、その先端部にボックス部11の開口17の上方位置を規定する開口上片17aとなる展開状態の開口上片27aが展延されている。
更に、展開状態の上壁24の内、後方で下層となる上壁24には展開状態の弾性接触片25が延設されている。この弾性接触片25は、前述の通り、W字形状に金属板材を切断されており、Wの中心線で折曲げて並設された略V字形状とし、V字の最下点を突設部位として、ボックス部11の内部に配置されるものである。
さて、本実施例のメス端子金具10の製造工程の一例としては、図3の展開板材20について、先ずプレス加工前の接触台26とプレス加工前の曲折片28とをプレス加工して、接触台16と曲折片18とを形成する。この際に、展開状態の電線接続部29のプレス加工前の係止溝29c位置に係止溝19cを形成させる。次に、展開状態の弾性接触片25のWの中心線で折曲げて並設された略V字形状として、更に、後方で下層となる上壁24との展延箇所を折り曲げて、曲折片18の位置に弾性接触片15のV字状の突設部位を2重にして配する。
次に、展開状態のボックス部21の展開状態の底壁22と、展開状態の側壁23と、展開状態の上壁24とを折曲げ、展開状態の開口上片27aを折曲げてボックス部11を形成する。この際に、展開状態の電線接続部29を円弧状に折曲げて、メス端子金具10を得る。以上のように、曲折加工及びこの曲折加工に伴わせるプレス加工による工程で本メス端子金具10を得ることができる。
図5は本発明のメス端子金具の別の実施例の構成を説明する斜視図及び断面図である。図に示す通り、本実施例のメス端子金具50も、図1に示したメス端子金具10と同様に1枚の金属板材を曲折加工及びこの曲折加工に伴わせるプレス加工による工程で製造されている。本実施例のメス端子金具50は図1に示したメス端子金具10と比較して、弾性接触片55の展延箇所が一方の側壁の前方から折り曲げられた点で相違する。
具体的には、本実施例のメス端子金具50も、前端部には、棒状のオス端子が開口57から挿入される中空角筒状のボックス部51が形成されており、後端部には、3本の係止溝59cを備えた電線の端部を接続する電線接続部59が形成されている。中空角筒状のボックス部51は、底壁52と、底壁52と相対向している上壁54と、底壁52の両側部から立設する左右両側壁53とを備える。
中空角筒状のボックス部51の上壁14は、前方及び後方の2つの上壁54で構成され、その中央部が開放された状態となっている。各々の上壁54は両側壁53から展延された2重となっている。また、両側壁53の中央位置には、略U字状のスリットで囲まれた壁面をボックス部内に曲折された曲折片58が形成されている。この曲折片58は、ボックス部51内の弾性接触片55の動きを規制する。また、底壁52には、底壁の基底位置よりもボックス部51の内側に立上った接触台56が形成されている。
さて、本実施例における弾性接触片55は、一方の側壁の前方から折り曲げられて形成されている。即ち、本実施例における弾性接触片55は、図1に示したメス端子金具10における開口上片17aに相当する位置で弾性接触片55が展延されているものである。
10 、50 …メス端子金具、
11 、51 …ボックス部、
12 、52 …底壁、
13 、53 …側壁、
14 、54 …上壁、
15 、55 …弾性接触片、
16 、56 …接触台、
17 、57 …開口、
17a …開口上片、
18 、58 …曲折片、
19 、59 …電線接続部、
19a …カシメ部、
19b …カシメ部、
19c、59c…係止溝、
20 …展開板材、
21 …展開状態のボックス部、
22 …展開状態の底壁、
23 …展開状態の側壁、
24 …展開状態の上壁、
25 …展開状態の弾性接触片、
26 …プレス加工前の接触台、
27a…展開状態の開口上片、
28 …プレス加工前の曲折片、
29 …展開状態の電線接続部、
29c…プレス加工前の係止溝、
40 …オス端子、

Claims (5)

  1. オス端子の挿入を受け入れる中空筒状のボックス部と、ボックス部の内部にオス端子が挿入された際にこのオス端子と接触する弾性接触片とを備えたメス端子金具であって、
    前記弾性接触片は、前記オス端子に当接される突設部位を含む外形に切断された金属板材から構成され、この突設部位を前記オス端子に当接してボックス部壁面の対向壁面方向へ付勢するようにボックス部内に配したものであることを特徴とするメス端子金具。
  2. 前記弾性接触片が、2重以上に並設された状態でオス端子に当接してボックス部壁面の対向壁面方向へ付勢するようにボックス部内に配したものであることを特徴とする請求項2に記載の請求項1に記載のメス端子金具。
  3. 前記弾性接触片とボックス部とが、一枚の金属板材から前記ボックス部と突設部位とを一体に含む外形に切断された展開板材を曲折させて得られたものであることを特徴とする請求項1又は2に記載のメス端子金具。
  4. 前記弾性接触片に対向するボックス部の壁面に、ボックス部内側に突設された接触台を備え、前記弾性接触片と接触台とでオス端子を挟持することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のメス端子金具。
  5. 前記接触台が、前記弾性接触片に対向するボックス部の壁面に穿設された平行なスリット間の壁面をボックス部内側方向に打ち出し形成されたものであることを特徴とする請求項4に記載のメス端子金具。
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