JP2016045838A - 情報処理装置、情報処理方法、および、情報処理装置用プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】道路構造情報を利用しなくても、自移動体に接触する移動体か否かを容易に判定できる情報処理装置処理方法及処理装置用プログラムを提供する。【解決手段】自移動体の位置情報、発光機情報及びドア開閉情報等、自移動体情報を検知手段から取得しS1〜S3、他の移動体の位置情報を含む他移動体情報を他の移動体から取得しS4、自移動体情報および他移動体情報に基づき、他移動体が自移動体に接近し、かつ、接触する移動体であるかを判定するS5、S6。【選択図】図9
Description
本願は、情報処理装置、情報処理方法、および、情報処理装置用プログラムの技術分野に属する。
移動体の一例の車両の運転中に、衝突防止の警告を発する車載装置が開発されている。例えば、下記特許文献1には、交差点近傍の道路の道路構造情報と、交差点の信号機の信号情報と、車両からの受信情報を周期的に受信し、受信した道路構造情報と信号情報と受信情報に基いて、警告を発する車載装置が開示されている。
しかしながら、上記特許文献1に記載されている技術では、道路幅、車線数、道路形状等の道路構造情報を利用しているため、警告を発するか否かの判定に時間がかかっていた。
そこで本願は、上記の問題点に鑑みて為されたもので、その課題の一例は、道路構造情報を利用しなくても、自移動体に接触する移動体か否かを容易に判定できる情報処理装置等を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、自移動体の位置情報を含む自移動体情報を検知手段から取得する自移動体情報取得手段と、他の移動体の位置情報を含む他移動体情報を当該他の移動体から取得する他移動体情報取得手段と、前記自移動体情報および前記他移動体情報に基づき、前記他移動体が前記自移動体に接近し、かつ、接触する移動体であるかを判定する判定手段と、を備えることを特徴とする。
また請求項7に記載の発明は、自移動体情報取得手段が、自移動体の位置情報を含む自移動体情報を検知手段から取得する自移動体情報取得ステップと、他移動体情報取得手段が、他の移動体の位置情報を含む他移動体情報を当該他の移動体から取得する他移動体情報取得ステップと、判定手段が、前記自移動体情報および前記他移動体情報に基づき、前記他移動体が前記自移動体に接近し、かつ、接触する移動体であるかを判定する判定ステップと、を有することを特徴とする。
本願を実施するための形態について、図1を用いて説明する。なお図1は、実施形態に係る表示制御装置の概要構成の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、自移動体に搭載される情報処理装置10は、自移動体の位置情報を含む自移動体情報を検知手段から取得する自移動体情報取得手段10aと、他の移動体の位置情報を含む他移動体情報を当該他の移動体から取得する他移動体情報取得手段10bと、自移動体情報および他移動体情報に基づき、他移動体が自移動体に接近し、かつ、接触する移動体であるかを判定する判定手段10cと、を備えて構成されている。
この構成において自移動体情報取得手段10aは、自移動体に設置されたGPS(Global Positioning System)センサ等から自移動体の位置情報を取得する。
ここで、移動体の一例として、車両、自動二輪車、航空機、船舶等が挙げられる。検知手段の一例として、GPSセンサ、速度センサ、加速度センサ、角速度センサ、方位センサ、移動体の方向指示器の状態を検知するセンサ、移動体の各種のランプの状態を検知するセンサ、移動体のドアの開閉の状態を検知するセンサ等の各種センサが挙げられる。
他移動体情報取得手段10bは、少なくとも1以上の他移動体から、移動体間の通信(例えば、車車間通信)により、各他移動体の位置情報を取得する。
なお、自移動体情報取得手段10aおよび他移動体情報取得手段10bは、移動体の速度および移動体の進行方向の情報を取得してもよい。具体的には、加速度センサ、車輪の角速度センサ、GPSセンサ等の計測値に基づき、移動体の走行速度が取得される。さらに具体的には、車輪の角速度センサからの角速度と車輪の半径より移動体の走行速度を算出して取得される。さらに、方位センサにより、移動体の進行方向の情報が取得される。
なお、GPSの位置の変化と、時間から移動体の走行速度や進行方向を求めてもよい。
自移動体情報が、自移動体から外部に向けて光を発する発光機により示される情報であってもよい。発光機の一例として、方向指示器、ヘッドランプ、フォグランプ、ブレーキランプ等が挙げられる。発光機により示される情報の一例として、方向指示器の右また左を示す情報、または、ハザードを示す情報、および、ヘッドランプ、フォグランプおよびブレーキランプのON、OFF等が挙げられる。
また、自移動体情報取得手段10aが、自移動体情報として、自移動体のドアの開閉状態を取得してもよい。例えば、ドアの開閉状態は、自移動体の各ドアに設置された開閉センサにより検知される。自移動体情報取得手段10aが、開閉センサから、自移動体のドアの開閉状態を取得してもよい。
判定手段10cは、自移動体情報取得手段10aの自移動体情報および他移動体情報取得手段10bの他移動体情報に基づき、他移動体が自移動体に接近し、かつ、接触する移動体であるかを判定する。
例えば、少なくとも2時刻における自移動体の位置情報と他移動体の位置情報とから、他移動体が自移動体に接近しているか否かを判定する。さらに例えば、自移動体に接近している他移動体のうち、自移動体から外部に向けて光を発する発光機により示される情報に基づき、接触する移動体であるかが判定される。なお、自移動体のドアの開閉状態に基づき、接触する移動体であるかが判定されてもよい。
また、判定手段10cが、自移動体に接近している他移動体のうち、自移動体情報により設定される接触可能性範囲にある他移動体を、接触する可能性のある移動体であるかを判定してもよい。
ここで、接触可能性範囲は、自移動体に対して設定される。例えば自移動体を中心として、自移動体の進行方向の前方に設定されたり、後方に設定されたりする。接触可能性範囲の形状の一例として、矩形、円弧等が挙げられる。
また、自移動体の方向指示器等の発光機が示している情報または状態に応じて、接触可能性範囲が変わってもよい。例えば、自移動体の方向指示器が右を示している場合、接触可能性範囲が右前方に設定される。また、方向指示器がハザードを示す情報の場合、接触可能性範囲は、運転席側の後方に設定してもよい。接触可能性範囲を、自移動体の方向指示器が示している方向に応じて、左右で接触可能性のレベルを変えてもよい。
また、各種ランプの点灯の有無で、接触可能性範囲が変わってもよい。例えば、ランプが点灯している場合、他車両の運転手が気づきやすいので、接触可能性範囲を狭くしてもよい。
また、自移動体のドアの開閉状態に応じて、接触可能性範囲が変わってもよい。例えば、ドアが開状態になった場合に、自移動体の後方に接触可能性範囲が設定される。
また、自移動体の速度に応じて、接触可能性範囲の大きさが変えられてもよい。例えば、自移動体の速度が閾値以上の場合、接触可能性範囲を広くする。
以上説明したように、実施形態に係る情報処理装置10の動作によれば、道路構造情報を利用しなくても、検知された自移動体情報、および、移動体間の通信により取得した他移動体情報のみで、自移動体に接触する移動体か否かを容易に判定できる。
[1.情報処理装置等の構成および機能概要]
次に、上述した実施形態に対応する具体的な実施例について、図を用いて説明する。なお以下に説明する実施例は、移動体の一例である車両等に取り付けられた情報処理装置に対して、本願を適用した場合の実施例である。
(1.1 車車間通信システムの構成および機能概要)
まず、実施例に係る車車間通信システムの構成および機能概要について、図2を用いて説明する。
まず、実施例に係る車車間通信システムの構成および機能概要について、図2を用いて説明する。
図2は、実施例に係る車車間通信システムの概要構成の一例を示すブロック図である。
図2に示すように、実施例に係る車車間通信システムCSは、それぞれが車両Cに搭載された端末装置1であって、アンテナATを介した直接の無線通信による相互接続により種々のデータの授受が可能とされている端末装置1により構成されている。車車間通信により、各車両は、車両の位置、速度、進行方向等の情報を互いにやりとりする。
(1.2 端末装置の構成および機能概要)
次に、実施例に係る端末装置1について、図3から図8を用いてその構成及び機能概要を説明する。
次に、実施例に係る端末装置1について、図3から図8を用いてその構成及び機能概要を説明する。
図3は、実施例に係る端末装置の概要構成を示すブロック図である。図4は、記憶部に構築されたデータベースの一例を示す模式図である。図5は、自車両および車両の方向の一例を示す模式図である。図6から図8は、自車両の接触可能性範囲の一例を示す模式図である。
図3に示すように、実施例に係る端末装置1は、アンテナATに接続された通信部11と、端末装置1の制御を行う制御部12、揮発性領域及び不揮発性領域を有し、接触の可能性が高いパターンを記憶したデータベース等が記録されている記憶部21と、操作ボタン又はタッチパネル等からなる操作部22と、端末装置1を備える車両Cの現在位置や進行方向、又は速度や走行距離を検出するための各種センサ等からなるセンサ部23と、自車両の搭乗者に他車両情報(他移動体情報の一例)や地図画像等を表示するための液晶ディスプレイ等からなるディスプレイ24(報知手段の一例)と、他車両情報の接近を音で知らせるスピーカ25(報知手段の一例)と、により構成されている。
通信部11は、制御部12の制御の下、アンテナATを介して、他の端末装置1との間のデータの授受を制御する。通信部11は、他車両から、他車両の位置情報、他車両の速度、他車両の進行方向、他車両の種類等の他車両情報を取得する。
制御部12は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等からなる。
制御部12は、通信部11、記憶部21、操作部22、センサ部23、ディスプレイ24、スピーカ25に接続されている。
制御部12は、実施形態に係る自移動体情報取得手段10a、他移動体情報取得手段10b、および、判定手段10cの機能を実現する。これらの機能はそれぞれ、制御部12を構成するハードウェアロジック回路により実現されるものであってもよいし、プログラムを制御部12が読み出して実行することによりソフトウェア的に実行されるものであってもよい。なお、通信部11および制御部12により、実施形態に係る情報処理装置10の一例を構成している(図3破線参照)。
記憶部21は、ナビゲーション用の地図情報や、制御部12により実行される各種プログラムが記憶されている。
また、記憶部21には、図4に示すように、方向指示器やヘッドランプの情報等の自車両から外部に向けて光を発する発光機により示される情報、自車両速度等に対応した、接触の可能性が高い接触可能性範囲を記憶したデータベースが構築されている。この接触可能性範囲は、自車両を中心とした奥行きD、幅W、角度により規定される。接触可能性範囲は、自車に接近している他車両のうち、接触する可能性が高い車両を抽出するために利用される。接触可能性範囲は、方向指示器の情報、自車両速度等の組み合わせパターンにより、接触可能性範囲が変化する。
ここで、接触可能性範囲について、図5から図8に基づいて説明する。
まず、図5に示すように、自車両c1を中心とし、自車両c1の進行方向を0°として、角度が設定されている。自車両c1の右が、90°、左が270°(−90°)、後方が180°となる。
図6に示すように、自車両c1が直進を示している場合(方向指示器が左右どちらも示していない場合)、接触可能性範囲は、角度−90°から90°、奥行きD、幅Wの接触可能性範囲Rとなる。なお、接触可能性範囲Rの奥行きDおよび幅Wの値は、図4に示すように、自車両速度等によって変わってもよい。例えば、自車速度が遅いとき、接触可能性範囲が狭くなる。
図7に示すように、自車両c1が右折を示している場合(方向指示器が右を示している場合)、接触可能性範囲r1は、角度0°から90°、奥行きD、幅Wの範囲となる。なお、角度−90°から0°の間は、可能性が低い接触可能性範囲r2としてもよい。このように、接触可能性範囲を可能性別に分けてもよい。
図8に示すように、自車両c1がハザードランプの点滅を示している場合(方向指示器が左右両方を示している場合)、接触可能性範囲Rは、角度90°から180°、奥行きD、幅Wの範囲となる。これは、例えば、自車両c1の運転手が自車両c1のドアを開けて降りる場合、後続の他車両が接近することを報知するためである。
また、操作部22は、端末装置1としての動作を指定するための操作等が実行されることにより、当該操作等に対応する操作信号を制御部12に出力する。
また、センサ部23は、例えば、自立的に、または、GPS航法衛星からの航法電波を受信する等の手法により、端末装置1の現在位置を検出し、当該現在位置を示す現在位置データを制御部12に出力する。また、センサ部23は、車両c1の速度、進行方向、走行距離、方向指示器の状態、各種のランプの状態、ドアの開閉の状態等を自立的に検出し、当該速度を示す速度データ等を制御部12に出力する。
ディスプレイ24は、液晶表示素子またはEL(Electro Luminescence)素子等からなる表示手段である。ディスプレイ24は、車両のダッシュボード部分の表示部に設置される。なお、ヘッドアップディスプレイ(Head-Up Display)の方式の場合、車両のウインドシールドに映し出したり、ユーザがかける眼鏡のレンズに映し出したりしてもよい。
[2.情報処理装置の動作]
実施例に係る情報処理装置の動作について、図9から図12を用い説明する。
実施例に係る情報処理装置の動作について、図9から図12を用い説明する。
図9は、実施例に係る情報処理装置の動作の一例を示すフローチャートである。図10は、交差点における各車両の位置関係の一例を示す模式図である。図11は、自車両を中心とした周辺車両の表示の一例を示す模式図である。図12は、自車両を中心とした周辺車両の表示の一例を示す模式図である。
図9に示すように、自車両の端末装置1の情報処理装置10は、自車両の位置情報を取得する(ステップS1)。具体的には、情報処理装置10の制御部12は、センサ部23のGPS機能により、センサ部23から自車両の位置情報を取得する。図10に示すように、例えば、制御部12は、自車両c1の位置情報を取得する。さらに、制御部12は、センサ部23から、自車両の速度、進行方向等を取得する。なお、制御部12は、センサ部23から自車両の少なくとも2時刻における位置情報に基づき、自車両の速度、進行方向等を算出してもよい。
このように、情報処理装置10は、自移動体の位置情報を含む自移動体情報を検知手段から取得する自移動体情報取得手段の一例として機能する。
次に、情報処理装置10は、自車両の発光機情報を取得する(ステップS2)。具体的には、制御部12は、方向指示器の状態(左または右を指示する状態、ハザードランプ状態)、前照灯の状態(ON-OFF状態、前照灯の角度の状態)、フォグランプのような各種ランプの状態の情報を、センサ部23から取得する。
このように、情報処理装置10は、自移動体の位置情報を含む自移動体情報を検知手段から取得する自移動体情報取得手段の一例として機能する。
次に、情報処理装置10は、自車両のドア開閉の情報を取得する(ステップS3)。具体的には、制御部12は、自車両のドア開閉の情報をセンサ部23から取得する。
このように、情報処理装置10は、自移動体の位置情報を含む自移動体情報を検知手段から取得する自移動体情報取得手段の一例として機能する。
次に、情報処理装置10は、各他車両情報を取得する(ステップS4)。具体的には、制御部12は、通信部11を介して、車車間通信の電波が届く範囲に存在する他車両の車両情報を取得する。制御部12は、他車両情報として、他車両の位置情報、速度情報、進行方向等の情報を取得する。図10に示すように、制御部12は、例えば、他車両c2、c3、c4、c5、c6の他車両情報を取得する。
このように、情報処理装置10は、他の移動体の位置情報を含む他移動体情報を当該他の移動体から取得する他移動体情報取得手段の一例として機能する。
次に、情報処理装置10は、接近する他車両である否かを判定する(ステップS5)。具体的には、制御部12は、自車両の位置情報に対する他車両情報に基づき、接近する車両であるか否かを判定する。さらに具体的には、自車両の位置情報に対する他車両の位置情報、速度情報、進行方向等の情報に基づき、制御部12は、自車両の位置に接近しているか否かを判定する。例えば、図10に示すように、他車両c2、c5、c6は、自車両c1の位置に接近している車両と判定され、車両c3、c4は、自車両c1の位置に接近していないと判定される。なお、制御部12は、他車両の少なくとも2時刻における位置情報から、自車両の位置に接近しているか否かを判定してもよい。
次に、情報処理装置10は、接近する他車両が接触可能性範囲内であるか否かを判定する(ステップS6)。具体的には、制御部12は、記憶部21のデータベースを参照して、接近する他車両c2、c5、c6のうち、方向指示器の情報や自車両の速度等の自車両情報の条件に対応した、奥行きD、幅Wの範囲、角度等の接触可能性範囲に存在する車両であるか否かを判定する。図10に示すように、他車両c2は、接触可能性範囲r1内であると判定される。他車両c5は、接触可能性範囲r2内であると判定される。他車両c6は、接触可能性範囲r1、r2内でないと判定される。
このように、情報処理装置10は、前記自移動体情報および前記他移動体情報に基づき、前記他移動体が前記自移動体に接近し、かつ、接触する移動体であるかを判定する判定手段の一例として機能する。情報処理装置10は、前記自移動体に接近している前記他移動体のうち、前記自移動体情報により予め設定される接触可能性範囲にある前記他移動体を、接触する可能性のある移動体であるかを判定する判定手段の一例として機能する。
接触可能性範囲内に他車両が存在する場合(ステップS6;YES)、情報処理装置10は、他車両情報を報知する(ステップS7)。図11に示すように、制御部12は、他車両c2、c5を強調した表示を、ディスプレイ24にナビゲーションの地図情報に重畳する。例えば、接触可能性が高い接触可能性範囲r1内の他車両c2の表示を大きくしたり、注意を引く色にしたり、文字で注意を促す表示を行う。
また、接触可能性が接触可能性範囲r1より低い接触可能性範囲r2内の他車両c5の表示は、接触可能性範囲外の他車両c6や、接近していない他車両c3、c4の表示より、強調した表示にする。なお、接触可能性範囲外の他車両c6や、接近していない他車両c3、c4は、地図に表示しなくてもよい。なお、スピーカ25に、音や音声で報知してもよい。また、図11に示すように、自車両c1の方向指示器が示す方向情報を、ディスプレイ24に表示してもよい。また、図11に示すように、自車両c1の位置を中心とした円を表示して、他車両との距離感が分かるようにしてもよい。
また、自車両c1が停車している場合、または、ハザードランプを点灯している場合、図8に示すような接触可能性範囲Rに基づき、ステップS6において判定され、図12にように、他車両を示す表示を表示してもよい。
なお、制御部12は、さらに、自車両のドア開閉の情報、または自車両に搭乗している人が座っている位置等に基づき、接触可能性範囲Rを設定してもよい。例えば、また、自車両のドアが開いたと検知されているとき等に、ステップS6の処理において、図8における接触可能性範囲R内であるか否かを判定してもよい。また、自車両の左側に座っていると検知された場合、図8における接触可能性範囲Rを後方の左側に広げてもよい。
また、制御部12は、自車両のドア開閉の情報に基づき、他車両情報を報知してもよい。例えば、自車両のドアが開いたと検知されたとき等に、音や音声で警告を発してもよい。
このように、情報処理装置10は、前記判定手段が、前記他移動体が前記自移動体に接近し、かつ、接触する可能性のある移動体であると判定した場合、前記自移動体の搭乗者に前記他移動体情報を報知する報知手段の一例として機能する。
接触可能性範囲内に他車両が存在しない場合(ステップS6;NO)、または、情報処理装置10は、ステップS7の処理の後、情報処理装置10は、終了か否かを判定する(ステップS8)。具体的には、情報処理装置10の電源OFFであるか否かの判定を行う。
終了しない場合(ステップS8;NO)、情報処理装置10は、ステップS1の処理に戻る。
終了する場合(ステップS8;YES)、情報処理装置10は、一連の処理を終了する。
以上説明したように、実施例に係る動作によれば、道路形状等の道路構造情報を利用しなくても、センサ部23により検知された自車両情報、および、車車間通信により取得した他車両情報のみで、自車両c1に接触する車両か否かを容易に判定できる。
また、道路形状等の計算の時間が不要であり、自車両c1に接触する車両か否かを容易に判定できる。
また、自車両c1に接近する他車両に絞り、自車両c1に接触する他車両に更に絞ることにより、重要な情報に絞り込み、ユーザに提示した場合、ユーザに分かり易くなる。
また、自車両c1に接近している他車両c2、c5、c6のうち、自車両情報により予め設定される接触可能性範囲r1、r2にある他車両c2、c5を、自車両c1に接触する車両であるかを判定する場合、他車両が、予め設定された接触可能性範囲にあるかをに判定することにより、自車両に接触する車両か否かを容易に判定できる。
また、自車両情報および他車両情報は、更に、車両の速度および車両の進行方向を含む場合、車両の速度および車両の進行方向により、判定の精度が上がる。
また、自車両情報が、自車両c1から外部に向けて光を発する発光機(方向指示器等)により示される情報である場合、方向指示器等の自車両の進行方向が明確になり、情報をさらに絞り込むことができ、ユーザにより分かり易くなる。また、ヘッドランプ、フォグランプ、ブレーキランプや方向指示器等の発光機により、他車両の運転手により気がつきやすくなり、所定の方向の衝突の可能性が低くなるので、接触可能性範囲等において、接触可能性のレベルに応じた範囲に分ける等により、情報をさらに絞り込むことができる。
また、自車両情報として、自車両のドアの開閉状態を取得する場合、停車時に、後方から近づく他車両に対しても、的確に情報を絞り込むことができる。
また、他車両が自車両に接近し、かつ、接触する可能性のある車両であると判定した場合、自車両の搭乗者に他車両情報を報知するとき、ユーザにより分かり易く知らせることができる。
[3.接触可能性範囲の変形例]
次に、接触可能性範囲の変形例について、図13および図14を用いて説明する。
次に、接触可能性範囲の変形例について、図13および図14を用いて説明する。
図13および図14は、自車両の接触可能性範囲の変形例を示す模式図である。
図13に示すように、他の車両の種類(普通乗用車、自動二輪車、トラック等)に応じて、接触可能性範囲を設定してもよい。例えば、自車両c1の後方から接近する自動二輪車の他車両の場合、接触可能性範囲r3は、角度150°から210°、奥行きD2の範囲となる。なお、前方の接触可能性範囲Rは、角度−90°から90°、奥行きD1の範囲となる。また、トラック等の大型車の場合、自動二輪車の奥行きD2より接触可能性範囲r3の奥行きを長くしてもよい。
バイク等の自動二輪車は、普通自動車より小さく、気づきにくく、また、左右から追い越しをすることがある。しかし、接触可能性範囲r3を設定することにより、後方から接近する自動二輪車をユーザが気づきやすくなる。また、トラック等の大型車の場合、追突された場合の衝突力が強く危険性が高い。奥行きD2がより長い接触可能性範囲r3を設定することにより、より遠くから接近している大型車を含ませることができる。
また、図14に示すように、自車両c1が左折を示している場合(方向指示器が左を示している場合)、かつ、他車両が自動二輪車の場合、後方の接触可能性範囲r3は、角度180°から210°、奥行きD2の範囲となる。この場合、自車両c1から外部に向けて光を発する発光機(方向指示器等)により示される情報によって、接触可能性範囲r3が狭くなり、情報をさらに絞り込むことができる。なお、前方左の接触可能性範囲r1は、角度−90°から0°、奥行きD1、幅Wの範囲となる。可能性が低い前方右の接触可能性範囲r2は、角度0°から90°、奥行きD1、幅Wの範囲となる。
1:端末装置
10:情報処理装置
10a:自移動体情報取得手段
10b:他移動体情報取得手段
10c:判定手段
11:通信部(他移動体情報取得手段)
12:制御部(判定手段、自移動体情報取得手段)
21:記憶部
23:センサ部(検知手段)
24:ディスプレイ
25:スピーカ
C:車両(移動体)
c1:自車両(自移動体)
c2〜c6:他車両(他移動体)
CS:車車間通信システム
R、r1、r2、r3:接触可能性範囲
10:情報処理装置
10a:自移動体情報取得手段
10b:他移動体情報取得手段
10c:判定手段
11:通信部(他移動体情報取得手段)
12:制御部(判定手段、自移動体情報取得手段)
21:記憶部
23:センサ部(検知手段)
24:ディスプレイ
25:スピーカ
C:車両(移動体)
c1:自車両(自移動体)
c2〜c6:他車両(他移動体)
CS:車車間通信システム
R、r1、r2、r3:接触可能性範囲
Claims (8)
- 自移動体の位置情報を含む自移動体情報を検知手段から取得する自移動体情報取得手段と、
他の移動体の位置情報を含む他移動体情報を当該他の移動体から取得する他移動体情報取得手段と、
前記自移動体情報および前記他移動体情報に基づき、前記他移動体が前記自移動体に接近し、かつ、接触する移動体であるかを判定する判定手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1に記載の情報処理装置において、
前記判定手段が、前記自移動体に接近している前記他移動体のうち、前記自移動体情報により予め設定される接触可能性範囲にある前記他移動体を、接触する可能性のある移動体であるかを判定することを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1または請求項2に記載の情報処理装置において、
前記自移動体情報および前記他移動体情報は、更に、移動体の速度および移動体の進行方向を含むことを特徴とする情報処理装置。 - 請求項3に記載の情報処理装置において、
前記自移動体情報が、前記自移動体から外部に向けて光を発する発光機により示される情報であることを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載の情報処理装置において、
前記自移動体情報取得手段が、前記自移動体情報として、前記自移動体のドアの開閉状態を取得することを特徴とする情報処理装置。 - 請求項1から5のいずれか1項に記載の情報処理装置において、
前記判定手段が、前記他移動体が前記自移動体に接近し、かつ、接触する可能性のある移動体であると判定した場合、前記自移動体の搭乗者に前記他移動体情報を報知する報知手段を更に備えたことを特徴とする情報処理装置。 - 自移動体情報取得手段が、自移動体の位置情報を含む自移動体情報を検知手段から取得する自移動体情報取得ステップと、
他移動体情報取得手段が、他の移動体の位置情報を含む他移動体情報を当該他の移動体から取得する他移動体情報取得ステップと、
判定手段が、前記自移動体情報および前記他移動体情報に基づき、前記他移動体が前記自移動体に接近し、かつ、接触する移動体であるかを判定する判定ステップと、
を有することを特徴とする情報処理方法。 - コンピュータを、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の情報処理装置として機能させることを特徴とする情報処理装置用プログラム。
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