JP2016045410A - トナー供給装置および画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】トナーを収容する容器本体60と、容器本体内のトナーを搬送あるいは撹拌するための部材61,62を回転させる回転軸61b,62bと、容器本体に設けられて回転軸を回転自在に支持する軸受70,70とを備えたトナー供給装置である。回転軸が、小径部61e,62e、および小径部よりも軸端側に配置された大径部61f,62fからなる段付き形状をなす。軸受は、回転軸を受け入れる開口部71を有すると共に、大径部を収容可能な内周面72を有し、開口部が、大径部を受け入れる第1の開口71f、および第1の開口よりも内側で小径部を受け入れる第2の開口71eからなる段付き形状をなす。
【選択図】図6
Description
この現像装置には、トナー供給装置からのトナーが供給される。トナー供給装置内には、駆動装置によって回転可能な回転軸が設けられており、例えば、特許文献1には、駆動装置に連結される駆動伝達部材と回転軸とを一体化させた技術が開示されている。
画像形成装置1は、ネットワークを介して外部装置から送信された画像データに所定の画像処理を施し、カラー画像またはモノクロ画像を用紙に印刷できる。なお、図1ではプリンタの例を挙げて説明するが、本発明の画像形成装置は、スキャナ等によって読み取られた画像データに所定の画像処理を施し、カラー画像またはモノクロ画像を用紙に印刷できるコピー機、ファクシミリ装置、あるいはこれらの機能を備えた複合機等であってもよい。
詳しくは、供給部10は給紙トレイ11や手差しトレイ12を有し、給紙トレイ11や手差しトレイ126の用紙は、ピックアップローラ13および搬送ローラ14を経て画像形成部20に送られる。
イエロー画像用のステーション20Yがベルトクリーニング装置34の近傍に、ブラック画像用のステーション20Bが定着部40の近傍にそれぞれ配置されており、搬送部30による用紙の搬送方向で見て、イエロー画像用のステーション20Y、マゼンタ画像用のステーション20M、シアン画像用のステーション20C、ブラック画像用のステーション20Bの順に配置されている。
感光体21は円筒状をなし、その表面が例えばOPC(有機光導電体)等で形成されており、駆動装置(図示省略)によって所定方向に回転可能である。
露光装置23は、上記画像データに基づいて、レーザ光を帯電された感光体21の表面に照射しており、画像データに応じた静電潜像が感光体21の表面に形成される。なお、レーザ照射部や反射ミラーを備えたレーザスキャニング装置(LSU)の他、LEDなどの発光素子をアレイ状に並べた書き込みヘッド等の露光装置を用いてもよい。
感光体クリーニング装置26は、用紙への転写後に感光体21の表面に残ったトナーを除去しており、感光体21から除去されたトナーは例えば感光体クリーニング装置26の内部に回収される。
図2に示すように、トナーカートリッジ28は、横方向に沿って細長く形成された容器本体60を備えている。トナーカートリッジ28は、色ごとに設けられており、図1で説明した例でいえば、計4本のトナーカートリッジ28が画像形成装置本体2内に配置される。
トナーカートリッジ28をその長手方向に沿って前進させ、図2に示すように、トナーカートリッジ28を駆動ユニット29に装着すると、駆動ユニット29のモータ80の駆動力で容器本体60内のトナーを撹拌・搬送できる。一方、駆動ユニット29に対してトナーカートリッジ28を後退させると、トナーカートリッジ28を画像形成装置本体2から抜き出すことができる。
トナー搬送部材61と撹拌部材62との間には、仕切り壁63が立設されており、撹拌部材62で撹拌されたトナーは、仕切り壁63を超えてトナー搬送部材61の周辺に到達する。トナー搬送部材61の周辺に集められたトナーは、トナー搬送部材61で搬送されて図1で説明した中間ホッパー27に向かう。
一方、反駆動側を拡大した図5に示すように、回転軸61bの他端は、小径部61eおよび大径部61fからなる段付き形状に形成され、大径部61fが小径部61eよりも軸端側に設けられて、容器本体60の後端面60b付近に配置されている。
一方、後述の図6(A)に示すように、回転軸62bの他端は、小径部62eおよび大径部62fからなる段付き形状に形成され、大径部62fが小径部62eよりも軸端側に設けられて、容器本体60の後端面60b付近に配置されている。
図6は、第1実施形態による回転軸や軸受を示す図であり、図6(A)は、図5を右斜め上方から見ている。図6(A)に示すように、トナー搬送部材61および撹拌部材62の各回転軸61b,62bの他端は、いずれも例えば断面円形状の小径部61e,62eと、断面円形状の大径部61f,62fとで構成され、容器本体60の後端面60bの内面に設けられた各軸受70でそれぞれ回転自在に支持されている。
具体的には、撹拌部材62を支持する軸受70の例で説明すると、容器本体60の上方から見た図6(B)に示すように、開口部71は、回転軸62bの大径部62fを受け入れる第1の開口71fと、回転軸62bの小径部62eを受け入れる第2の開口71eとからなる段付き形状に形成されている。第1の開口71fは大径部62fと略等しい幅に、第2の開口71eは小径部62eと略等しい幅にそれぞれ形成されており、第2の開口71eが第1の開口71fよりも内側に設けられている。
上記と同様に撹拌部材62の例で説明すると、図7(A)に示すように、回転軸62bの他端を軸受70の上方に準備して軸受70に向けて降ろした場合、図7(B)に示すように、大径部62fが第1の開口71fで、小径部62eが第2の開口71eでそれぞれ受け入れられる。
次に、図7(C)に示すように、開口部71で受け入れられた回転軸62bをその軸線方向、例えば、回転軸62bを図3で説明した容器本体60の前端面60aに向けて前進させると、大径部62fの被軸受面が内周面72の摺動領域Fで摺動するので、軸受70内における回転軸62bの位置決めが容易になる。
図8は、第2実施形態による回転軸を示す図である。上記第1実施形態では、例えば断面円形状の小径部61e,62eを有した回転軸61b,62bの例を挙げて説明した。しかし、本発明の小径部は、例えば長円形状の断面で形成してもよい。
詳しくは、撹拌部材62の例で説明すれば、図8に示すように、回転軸62bの他端は、断面円形状の大径部62fの内側に、容器本体60の上下方向が長軸となる断面長円形状の小径部62eを備えている。この場合には、図6(B)で説明した軸受70の第2の開口71eの幅を狭くでき、軸受70の強度維持に寄与する。
また、本発明の小径部は、その外周面がテーパ状に形成されていてもよい。
具体的には、図9は、第3実施形態による回転軸を示す図であり、同じく撹拌部材62の例で説明すれば、回転軸62bの他端は、断面円形状の大径部62fの内側に、例えば断面円形状の小径部62eを備えているが、この小径部62eの外周面には、大径部62fに向けて競り上がるテーパ部62gが設けられている。この場合の回転軸は、軸受70と軸心を一致させたまま前方へ移動できるため、速やかに位置決めできると共に、周囲との接触による例えばフィルム等の摩耗も少なくて済む。
Claims (6)
- トナーを収容する容器本体と、該容器本体内のトナーを搬送あるいは撹拌するための部材を回転させる回転軸と、前記容器本体に設けられて前記回転軸を回転自在に支持する軸受とを備えたトナー供給装置であって、
前記回転軸が、小径部、および該小径部よりも軸端側に配置された大径部からなる段付き形状をなし、
前記軸受が、前記回転軸を受け入れる開口部を有すると共に、前記大径部を収容可能な内周面を有し、前記開口部が、前記大径部を受け入れる第1の開口、および該第1の開口よりも内側で前記小径部を受け入れる第2の開口からなる段付き形状をなすことを特徴とするトナー供給装置。 - 請求項1に記載のトナー供給装置であって、
前記内周面が、前記開口部で受け入れられた前記回転軸を該回転軸の軸線方向に移動させた場合、前記大径部の被軸受面に摺動する摺動領域を有することを特徴とするトナー供給装置。 - 請求項1または2に記載のトナー供給装置であって、
前記開口部が、前記軸受に対し、前記容器本体の上方から見える位置に設けられていることを特徴とするトナー供給装置。 - 請求項3に記載のトナー供給装置であって、
前記小径部が、前記容器本体の上下方向を長軸とする断面長円形状に形成されていることを特徴とするトナー供給装置。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載のトナー供給装置であって、
前記小径部が、前記大径部に向けて競り上がるテーパ部を有することを特徴とするトナー供給装置。 - 請求項1から5のいずれか1項に記載のトナー供給装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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