JP2016045165A - ナビゲーションシステム、ナビゲーションプログラム、ナビゲーション方法 - Google Patents

ナビゲーションシステム、ナビゲーションプログラム、ナビゲーション方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ナビゲーションシステムを再起動する際に、起動に要する時間の体感時間を短くし、ユーザビリティを向上させる。【解決手段】現在の自位置である自位置情報及び自位置の周辺の地図情報に基づく案内地図画像GMを表示画像として表示装置に表示させる演算処理部は、自位置を含む領域の地図画像を記憶用地図画像として予め規定された間隔で取得し、一時画像記憶部に記憶させる一時画像記憶処理と、予め規定された再起動条件を満たした際に、実行中の全ての処理を終了させた後、自動的に起動処理を開始させる再起動処理と、再起動処理の実行が開始された時刻t0の後、起動処理を完了して通常動作に移行する時刻t3までの間に、一時画像記憶部に記憶された記憶用地図画像に基づく疑似表示画像GQを、表示装置に表示させる疑似画像表示処理と、を実行する。【選択図】図4

Description

本発明は、ナビゲーションシステム、ナビゲーションプログラム、ナビゲーション方法に関する。
ナビゲーションシステムは、多くの場合、コンピュータシステムによって構築されている。例えば、多くのナビゲーションシステムは、CPUなどのプロセッサを中核部品とし、メモリなどの周辺ICと共に構成されている。このため、起動時には、プロセッサ及びメモリなどの自己診断や、初期値の設定などの初期化処理が実行される。下記に非特許文献1として提示する車両用のナビゲーションシステムの取扱書の第17頁には、車両のエンジンスイッチをACC又はONにした場合、オープニング画面を表示し、その後自動でナビゲーション画面、またはオーディオ画面に切り替わることが記載されている。備考として、電源が入っている状態で、第14頁に記載の要領により再起動が行えることも記載されている。第14頁の「各部の名称とおもな働き」には、MENUスイッチを10秒以上押し続けると、再起動を行うことが記載されている。尚、このような再起動は、ナビゲーションシステムが不具合の発生や初期値の再設定など、再起動が必要な条件の成立を判断して、自動的に実行される場合もある。
この例のナビゲーションシステムに限らず、再起動時を含め、起動時の初期化処理に要する時間は、ナビゲーションシステムの規模(ソフトウェア的な規模を含む)が大きくなると、長くなる傾向がある。そして、初期化処理の実行中には、多くの場合、上述したようなオープニング画面が表示される。一般的にオープニング画面には、ナビゲーションシステムが搭載される車両やナビゲーションシステムのベンダーのロゴマークや、ナビゲーションシステムの製品ブランドのロゴマーク等の静止画、或いは比較的動きの少ない単調な幾何学模様の動画などが表示される。このようなオープニング画面が長い時間継続すると、ユーザーに対して起動時間が長いという印象を持たせる可能性がある。特に再起動に際しては、ナビゲーションシステムの利用が中断されることから、電源投入時に比べて、起動時間が長いとユーザーが感じる可能性も高くなる。起動時間そのものを短縮するためには、例えば、プロセッサを高速化するなどの方法が考えられるが、コストの上昇や消費電力の上昇を招く可能性が高く、必ずしも好適とは言えない。そこで、再起動に際して、起動時間が長いとユーザーが感じないような工夫が求められる。
トヨタ自動車株式会社/アイシン・エィ・ダブリュ株式会社、"SDナビゲーションNSZA-X64T取扱書"、第14頁及び第17頁、[online]、2014年7月23日発行、[2014年8月18日検索]、インターネット<http://toyota.jp/manual/navi/nsza-x64t.pdf>
上記背景に鑑みて、ナビゲーションシステムを再起動する際に、起動に要する時間の体感時間を短くし、ユーザビリティを向上させる技術が望まれる。
上記に鑑みた、本発明に係るナビゲーションシステムの特徴構成は、
現在の自位置を示す自位置情報を取得する自位置情報取得処理と、
少なくとも前記自位置の周辺の地図情報を取得する地図情報取得処理と、
前記自位置情報及び前記地図情報に基づく案内地図画像を表示画像として表示装置に表示させる表示制御処理と、を実行する演算処理部を備え、
前記演算処理部は、さらに、
前記自位置を含む領域の地図画像を記憶用地図画像として予め規定された間隔で取得し、一時画像記憶部に記憶させる一時画像記憶処理と、
予め規定された再起動条件を満たした際に、実行中の全ての処理を終了させた後、自動的に起動処理を開始させる再起動処理と、
前記再起動処理の実行が開始された後、前記起動処理を完了して通常動作に移行するまでの間に、前記一時画像記憶部に記憶された前記記憶用地図画像に基づく疑似表示画像を、前記表示装置に表示させる疑似画像表示処理と、を実行する点にある。
この構成によれば、再起動処理が完了する前に、表示装置に疑似表示画像を表示させるので、表示装置を介してナビゲーションシステムの動作状態を見ているユーザーには、再起動処理が完了して通常動作に移行したように見える。そして、疑似表示画像は、自位置を含む領域の地図画像が記憶用地図画像として取得され記憶されていたものに基づくから、ユーザーに違和感を生じさせる可能性も低い。さらに、ユーザーは少なくとも自位置周辺の地図情報を確認することができる。疑似表示画像が表示された後、再起動処理が完了すれば、正しい案内地図画像が表示装置に表示されるから、疑似表示画像が表示されることによる不都合はほとんど生じない。従って、本構成によれば、ナビゲーションシステムを再起動する際に、起動に要する時間の体感時間を短くし、ユーザビリティを向上させることができる。
上述した本発明に係るナビゲーションシステムの技術的特徴は、ナビゲーションプログラムや、ナビゲーション方法にも適用可能である。従って、本発明は、そのようなナビゲーションプログラムや、ナビゲーション方法も権利の対象とすることができる。例えば、本発明に係るナビゲーションプログラムは、上述したナビゲーションシステムの特徴を備えた各種の機能をコンピュータに実現させることが可能である。以下にその代表的な態様を例示する。当然ながらこのようなナビゲーションプログラムも、上述したナビゲーションシステムの作用効果を奏することができる。さらに、ナビゲーションシステムの好適な態様として下記において例示される種々の付加的特徴もこのナビゲーションプログラムに組み込むことが可能である。当該プログラムはそれぞれの付加的特徴に対応する作用効果も奏することができる。本発明に係るナビゲーション方法についても同様である。
その場合における、ナビゲーションプログラムの特徴構成は、
現在の自位置を示す自位置情報を取得する自位置情報取得機能と、
少なくとも前記自位置の周辺の地図情報を取得する地図情報取得機能と、
前記自位置情報及び前記地図情報に基づく案内地図画像を表示画像として表示装置に表示させる表示制御機能と、をコンピュータに実現させるナビゲーションプログラムであって、さらに、
前記自位置を含む領域の地図画像を記憶用地図画像として予め規定された間隔で取得し、一時画像記憶部に記憶させる一時画像記憶機能と、
予め規定された再起動条件を満たした際に、実行中の全ての処理を終了させた後、自動的に起動処理を開始させる再起動機能と、
前記再起動機能が開始された後、前記起動処理を完了して通常動作に移行するまでの間に、前記一時画像記憶部に記憶された前記記憶用地図画像に基づく疑似表示画像を、前記表示装置に表示させる疑似画像表示機能と、をコンピュータに実現させる点にある。
また、その場合における、ナビゲーション方法の特徴構成は、
現在の自位置を示す自位置情報を取得する自位置情報取得ステップと、
少なくとも前記自位置の周辺の地図情報を取得する地図情報取得ステップと、
前記自位置情報及び前記地図情報に基づく案内地図画像を表示画像として表示装置に表示させる表示制御ステップと、を演算処理部に実行させ、
さらに、
前記自位置を含む領域の地図画像を記憶用地図画像として予め規定された間隔で取得し、一時画像記憶部に記憶させる一時画像記憶ステップと、
予め規定された再起動条件を満たした際に、実行中の全ての処理を終了させた後、自動的に起動処理を開始させる再起動ステップと、
前記再起動ステップの実行が開始された後、前記起動処理を完了して通常動作に移行するまでの間に、前記一時画像記憶部に記憶された前記記憶用地図画像に基づく疑似表示画像を、前記表示装置に表示させる疑似画像表示ステップと、を演算処理部に実行させる点にある。
本発明のさらなる特徴と利点は、図面を参照して説明する本発明の実施形態についての以下の記載から明確となる。
ナビゲーションシステムのシステム構成例を模式的に示すブロック図 ナビゲーションデータベースのレイヤ構造の一例を示す説明図 再起動処理の際の表示画面の一般例を示す図 再起動処理の際の表示画面の本実施形態における一例を示す図 案内地図画像と記憶用地図画像と疑似表示画像との関係の一例を示す図 案内地図画像と記憶用地図画像と疑似表示画像との関係の他の例を示す図 案内地図画像と疑似表示画像との関係の一例を示す図 機能毎に疑似表示画像を決定する手順の一例を示す図
以下、本発明の実施形態を、車両用のナビゲーションシステムを例として説明するが、このナビゲーションシステムは車両に固定的に搭載されたいわゆる車載ナビゲーションシステムに限らず、任意に移動可能なポータブルナビゲーションシステムであってもよい。また、携帯電話機や、デジタルカメラ、PDA(Personal Digital(Data) Assistant)等のポータブル機器にアプリケーションとして搭載されたナビゲーションシステムであってもよい。
図1は、このようなナビゲーションシステムのシステム構成を模式的に示すブロック図である。本実施形態において、ナビゲーションシステム50は、ナビゲーション装置10と、AV(オーディオビジュアル)装置20と、TV(テレビジョン)装置30との複数の機能(装置)を有している。ナビゲーション装置10は、マイクロコンピュータやDSP(Digital Signal Processor)などの演算処理装置を中核部材とする演算処理部1を中核として構成されている。演算処理部1は、マイクロコンピュータなどの演算処理装置をはじめ、メモリやディスク装置などの記憶媒体、周辺回路などのハードウェアと、当該ハードウェア上で用いられるプログラムやパラメータなどのソフトウェアとの協働によって、ナビゲーション装置10としての種々の機能を実現させる。尚、図1は、ナビゲーション装置10を構成する全ての記憶媒体や周辺回路などを図示しているものではない。
演算処理部1には、ロケーション演算部2、ナビゲーション演算部3、グラフィックコントローラ4、キャプチャー制御部5などの機能部が、ハードウェアとソフトウェアとの協働によって構築されている。ロケーション演算部2は、現在のナビゲーション装置10の位置(自位置)を示す自位置情報を取得する自位置情報取得処理(自位置情報取得機能/ステップ)、並びに自位置特定処理(自位置特定機能/ステップ)を実行して、自位置を特定する機能部である。ナビゲーション演算部3は、少なくとも自位置の周辺の地図情報を地図データベース(地図DB)6から取得する地図情報取得処理(地図情報取得機能/ステップ)、並びに目的地等が設定されている場合には目的地までの経路案内処理(経路案内機能/ステップ)を実行する機能部である。
また、ナビゲーション演算部3は、自位置情報及び地図情報に基づく案内地図画像を表示画像として表示装置7に表示させる表示制御処理(表示制御機能/ステップ)の少なくとも一部も実行する。グラフィックコントローラ4は、ナビゲーション演算部3などの機能部と協働し、表示制御処理の少なくとも一部を実行する。グラフィックコントローラ4は、表示装置7の仕様に応じて画像データを出力するなど、主に表示装置7に対するインターフェイス機能を受け持つ。
キャプチャー制御部5は、本実施形態のナビゲーション装置10の特徴的な機能部である。キャプチャー制御部5は、自位置を含む領域の地図画像を記憶用地図画像として予め規定された間隔で取得し、一時画像記憶部8に記憶させる一時画像記憶処理(一時画像記憶機能/ステップ)を実行する機能部である。図1では、ナビゲーション演算部3を経由して記憶用地図画像を取得する形態を実線により図示しているが、破線で示すようにロケーション演算部2から自位置の情報を取得して、地図データベース6から直接、記憶用地図画像を取得してもよい。尚、一時画像記憶部8は、本実施形態ではメモリによって構成されている。好適には、一時画像記憶部8は、高速アクセスが可能で安価なDRAM(Dynamic Random Access Memory)によって構成される。
ところで、上述したように、本実施形態のナビゲーションシステム50は、案内地図画像を表示画像として表示装置7に表示させて案内を行うナビゲーション機能を有するナビゲーション装置10を含み、複数の異なる機能を有する装置を備えている。即ち、CD(Compact Disk)やDVD(Digital Versatile Disk )等のディスク、メモリーカード、携帯型プレイヤーに格納された音楽データや映像データを再生したり、ラジオ放送を受信したりするAV機能を有するAV装置20や、テレビ放送を受信するTV機能を有するTV装置30を備えている。これらの装置(ナビゲーション装置10、AV装置20、TV装置30)は、各装置の有する機能に応じた表示画像を表示装置7に表示させる。即ち、グラフィックコントローラ4は、案内地図画像を表示画像として表示装置7に表示させるだけではなく、AV装置20やTV装置30からの出力される映像等も表示装置7に表示させる。尚、詳細は後述するが、キャプチャー制御部5も、ナビゲーション装置10に関連した記憶用地図画像だけではなく、AV装置20やTV装置30に関連した画像を一時画像記憶部8に記憶させる。
ロケーション演算部2は、GPS(Global Positioning System)による測量やデッドレコニング(Dead-Reckoning)による自律制御を利用して自位置を演算して取得する。GPSによる測量は、GPS受信機12を用いて行われる。また、自律制御は、方位センサ13によって検出される進行方位や、速度センサ14(距離センサ)によって検出される進行速度や進行距離(速度と時間との乗算により求まる)に基づいて行われる。さらに、ロケーション演算部2は、路面に描かれた道路標示や、建物・標識等の立体物などの地物をカメラ11による撮影画像から画像認識して自位置の精度を向上させることもできる。
尚、「自位置」は、ナビゲーション装置10において定義され、ナビゲーション装置10(ナビゲーションシステム50)による案内を受けるユーザーが認知でき、案内結果を好適に利用できる位置である。例えば、ナビゲーションシステム50が車両に固定的に搭載された車載ナビゲーションシステムであり、ユーザーが当該車両の搭乗者である場合には、「自位置」は、ナビゲーションシステム50の位置であり、当該車両の位置であり、ユーザーの位置である。ナビゲーションシステム50が、ポータブルナビゲーションシステムである場合には、「自位置」は、少なくともナビゲーションシステム50の位置であり、当該ポータブルナビゲーションシステムを携帯するユーザーの位置である。また、ポータブルナビゲーションシステムが、車両に持ち込まれている場合には、当然ながら、「自位置」に当該車両の位置が含まれる。携帯電話機や、デジタルカメラ、PDA等のポータブル機器にアプリケーションとして搭載されたナビゲーションシステムの「自位置」も、ポータブルナビゲーションシステムと同様である。
ナビゲーションシステム50が有する地図データベース6は、光ディスク装置や磁気ディスク装置、SSD(Solid State Drive)などによって実現される。本実施形態において、地図データベース6は、所定の領域毎に分けられた複数の地図情報と、この地図情報に関連付けられた複数の地物情報とが少なくとも格納されたデータベースである。地図データベース6は、図2に示すように、レイヤ構造を有して構築されている。本実施形態では、道路ネットワークレイヤM1、道路形状レイヤM2、地物レイヤM3が地図データベース6に格納されている例を示している。
道路ネットワークレイヤM1は、道路間の接続情報を示すレイヤである。具体的には、緯度及び経度で表現された地図上の位置情報を有する多数のノードNの情報と、2つのノードNを連結して道路を構成する多数のリンクKの情報とを有して構成されている。また、各リンクKは、そのリンク情報として、道路の種別(高速道路、有料道路、国道、県道等の種別)やリンク長さ等の情報を有している。また、道路形状レイヤM2は、道路ネットワークレイヤM1に関連付けられて格納され、道路の形状を示すレイヤである。具体的には、2つのノードNの間(リンクK上)に配置されて緯度及び経度で表現された地図上の位置情報を有する多数の道路形状補完点Sの情報や道路幅の情報等を有して構成されている。これらの道路ネットワークレイヤM1及び道路形状レイヤM2に格納された情報により、地図情報が構成される。
地物レイヤM3は、道路ネットワークレイヤM1及び道路形状レイヤM2に関連付けられて構成され、道路上や道路周辺に設けられた各種の地物の情報、すなわち地物情報Fが格納されているレイヤである。この地物レイヤM3に地物情報Fが格納される地物には、道路の路面に設けられた道路標示が含まれている。このような道路標示に係る地物としては、例えば、横断歩道、停止線、各車線の進行方向を指定する進行方向別通行区分標示(直進矢印、右折矢印等)、交差点形状標示(十字マーク、T字マーク等)、道路に沿って車線を分ける区画線(実線、破線、二重線等)、速度表示、ゼブラゾーン等の各種のペイント標示が含まれる。なお、地物情報Fが格納される地物としては、このような道路標示のほか、信号機、標識、陸橋、トンネル等の各種の地物も含めることができる。地物情報Fを利用することによって、ナビゲーションシステム50は、例えば、交差点において道路標示や道路標識を画像情報として表示装置7に示してユーザーを案内することもできる。また、地物情報Fは、少なくとも地物が存在する位置についての位置情報を含んでいる。上述したように、ロケーション演算部2は、路面に描かれた道路標示や、建物・標識等の立体物などの地物をカメラ11による撮影画像から画像認識して自位置の精度を向上させることもできる。
ところで、上述したように、演算処理部1は、マイクロコンピュータやDSPなどの演算処理装置(プロセッサ)を中核部材とし、メモリなどの周辺ICと共に構成されている。つまり、ナビゲーションシステム50は、コンピュータシステムによって構築されている。このため、ナビゲーションシステム50の起動時には、プロセッサ及びメモリなどの自己診断や、初期値の設定などの初期化処理が実行される。ナビゲーションシステム50に電源が投入された際(時刻“t0”:起動開始時刻)には、起動処理が開始されるが、当初はグラフィックコントローラ4も立ち上がってはいない。このため、一般的には表示装置7の表示画面は、表示装置7に電源が投入されていても非表示の状態(図3に示すブラックアウト画面G1)である。グラフィックコントローラ4の起動が時刻“t1”(表示可能時刻)に完了すると、オープニング画面G2が表示される。オープニング画面G2の映像は、不図示のメモリ等に格納されており、例えば、DMA(Direct Memory Access)転送等を行うことによって、演算処理部1の中核となる演算処理装置(プロセッサ)の起動処理を妨げることなく、オープニング画面G2を表示させることができる。
オープニング画面G2の表示では、演算処理部1の中核となる演算処理装置(プロセッサ)の負荷はほとんど生じないため、オープニング画面G2の裏で、即ちユーザーに対してはバックグラウンドで起動処理が継続される。換言すれば、起動処理が続いている間は、表示装置7にオープニング画面G2が継続して表示され、時刻“t3”(起動完了時刻)に起動処理が完了すると、例えば、自位置を基準とした案内地図画像GMが表示画像として表示装置7に表示される。
ところで、コンピュータシステムによって構築されているナビゲーションシステム50は、動作が緩慢となったり、フリーズしたりすることがある。このような場合には、ユーザーにより、強制的に再起動の操作が行われたり、ナビゲーションシステム50自身の判定により自動的に再起動が行われたりすることがある。再起動処理(再起動機能/ステップ)として、演算処理部1は、予め規定された再起動条件を満たした際に、実行中の全ての処理を終了させた後、自動的に起動処理を開始させる。起動処理は、電源投入時の起動処理と同様である。尚、再起動条件を満たした場合とは、例えば、ユーザーによる所定の操作によって再起動の指示が与えられ、当該指示に基づく再起動指令があったと演算処理部1が判定した場合である。或いは、演算処理部1による自己診断によって、動作が遅くなっていることが判定された場合や、各種パラメータの再設定が必要であると判定された場合などが、再起動条件を満たした場合である。
再起動処理において実行される場合を含め、起動処理に要する時間は、ナビゲーションシステムの規模(ソフトウェア的な規模を含む)が大きくなると、長くなる傾向がある。起動処理の実行中には、上述したようなオープニング画面G2が表示される。一般的にオープニング画面G2は、図3に例示したように、ナビゲーションシステム50が搭載される車両やナビゲーションシステムのベンダーのロゴマークや、ナビゲーションシステムの製品ブランドのロゴマーク等の静止画、或いは比較的動きの少ない単調な幾何学模様の動画などである。再起動を要する状態で、このようなオープニング画面G2が長い時間表示されていると、ユーザーに対して起動時間が長いという印象を持たせる可能性がある。特に再起動に際しては、ナビゲーションシステム50の利用が中断されることから、電源投入時に比べて、起動時間が長いとユーザーが感じる可能性も高くなる。
起動時間そのものを短縮するためには、例えば、演算処理部1の中核となる演算処理装置(プロセッサ)を高速化するなどの方法が考えられる。しかし、この方法は、コストの上昇や消費電力の上昇を招く可能性が高く、必ずしも好適とは言えない。そこで、本実施形態では、再起動に際して、起動時間が長いとユーザーが感じないような工夫が施されている。即ち、再起動処理の実行が開始された後、起動処理を完了して通常動作に移行する時刻(起動完了時刻t3)までの間に、一時画像記憶部8に記憶された記憶用地図画像に基づく疑似表示画像を表示装置7に表示させる疑似画像表示処理(疑似画像表示機能/ステップ)が実行される。尚、疑似画像表示処理は、図3に示した起動開始時刻t0以降に実施可能であり、起動開始時刻t0〜起動完了時刻t3の間において開始され、起動完了時刻t3において完了する。現実的には、疑似画像表示処理は、グラフィックコントローラ4が起動した後の表示可能時刻t1以降に実施可能である。従って、図4に示すように、疑似画像表示処理は、表示可能時刻t1〜起動完了時刻t3の間のできるだけ早い時点(図4の例では時刻“t2” (疑似画像表示開始時刻))で開始され、起動完了時刻t3において完了すると好適である。図4では、表示可能時刻t1〜起動完了時刻t3の間の時刻“t2”(疑似画像表示開始時刻)において疑似画像表示処理が開始される形態を例示している。尚、当然ながら、オープニング画面G2を表示させることなく、ブラックアウト画面G1の次に、疑似表示画像GQを表示させてもよい。
オープニング画面G2の表示と同様に、疑似表示画像GQの表示に際しても、DMA転送等を行うことによって、演算処理部1の中核となる演算処理装置(プロセッサ)の起動処理を妨げることなく、疑似表示画像GQを表示させることができる。例えば、一時画像記憶部8からDMA転送を用いて疑似表示画像GQに対応する画像データが読み出され、グラフィックコントローラ4を介して表示装置7に表示される。尚、図3及び図4の最上段に示す再起動前画像G0、及び最下段に示す再起動完了後画像G3は、共に案内地図画像GMが表示装置7に表示される形態を例示している。
図4では、再起動前画像G0が一時画像記憶部8に記憶され、当該再起動前画像G0が疑似表示画像GQとして表示される形態を例示している。図3と図4との比較から明らかなように、疑似表示画像GQを表示させることによって、ユーザーに対して、実際に再起動が完了するよりも早期にオープニング画面G2から通常画面に相当する画面を見せることができる。これにより、表示装置7を介してナビゲーションシステム50の動作状態を見ているユーザーには、再起動処理が完了して通常動作に移行したように見える。そして、疑似表示画像GQは、案内地図画像GMであるから、ユーザーに違和感を生じさせる可能性も低い。再起動前画像G0に基づく疑似表示画像GQが表示された後、再起動処理が完了すれば、正しい案内地図画像GMが表示装置7に表示されるから、疑似表示画像GQが表示されることによる不都合はほとんど生じない。従って、ナビゲーションシステム50を再起動する際に、起動に要する時間の体感時間を短くし、ユーザビリティを向上させることができる。
図4に示した例では、演算処理部1は、一時画像記憶処理において、表示装置7に表示させている案内地図画像GMを記憶用地図画像として取得して、一時画像記憶部8に記憶させる。そして、演算処理部1は、疑似画像表示処理において、当該案内地図画像GMを疑似表示画像GQとして表示装置7に表示させる。このため、実際には、少なくとも起動開始時刻t0〜疑似画像表示開始時刻t2に亘る時間が経過し、その間に車両が進行している可能性があっても、起動開始時刻t0よりも前の案内地図画像GMが表示されることになる。つまり、表示装置7に表示される自位置マークPは、実際の自位置とは異なる位置に表示されることになる。但し、通常動作中であっても、ロケーション演算部2による自位置の演算が追いついていない場合はある。例えば、GPS衛星からの電波の受信不良により測量ができていないときや、自律走行演算にズレが生じているような場合には、自位置がずれて表示される場合がある。再起動直後であれば、ユーザーも自位置の特定に誤差が生じていると理解する可能性が高く、それよりも再起動時間が短くなったと感じる精神的効果の方が大きく、特に運転中であれば精神状態の安定に寄与する。
但し、図5〜図7を用いて後述するように、さらに好適な疑似表示画像GQを表示させることも可能である。これらの形態では、単純に表示装置7に表示される画像をキャプチャーするのではなく、一時画像記憶処理において、自位置情報と地図情報とに基づいて、記憶用地図画像GSが生成され、一時画像記憶部8に記憶される。図5の左上において実線で囲まれた領域の地図画像は、その記憶用地図画像GSである。キャプチャー制御部5は、ロケーション演算部2において演算された自位置に基づき、当該自位置の周辺の予め規定された範囲内(キャプチャー対象領域)の地図情報を、地図データベース6から読み出す。キャプチャー制御部5は、複数のレイヤ構造の地図データベース6から読み出したデータから記憶用地図画像GSを生成して一時画像記憶部8に格納する。
尚、このキャプチャー対象領域は、例えば、標準的な縮尺で案内地図画像GMを表示させる際に必要な領域を、一般的に最大と考えられる移動速度(例えば60〜100[km/h])で移動した場合に到達する領域まで拡大させた領域である。従って、キャプチャー制御部5が記憶用地図画像GSを生成した際に、標準的な縮尺で案内地図画像GMが表示装置7に表示されている場合には、図5に破線で示すように、記憶用地図画像GSよりも狭い範囲の領域“R0”の地図画像が案内地図画像GMに相当する。また、一時画像記憶部8には、自位置マークPの画像情報“GF”も格納されていると好適である。自位置マークPの画像情報“GF”は、都度、一時画像記憶部8に記憶される必要はなく、テンプレートとして固定された画像データが予め記憶されていると好適である。
ところで、起動開始時刻t0からグラフィックコントローラ4の起動が完了する表示可能時刻t1を経て、疑似画像表示開始時刻t2に至る時間(ブラックアウト時間)は、ナビゲーション装置10の構成により、ほぼ一定の時間となる。例えば、記憶用地図画像GSを生成して記憶させた時点での自位置情報と、その時点での進行方位及び進行速度の情報とに基づけば、ブラックアウト時間の間に自位置が移動して到達する位置を推定することができる。記憶用地図画像GSを生成して記憶させた時点から、再起動処理を開始するまでの時間分の誤差は生じるが、概ね自位置を追従させることができる。或いは、記憶用地図画像GSの生成及び記憶は、予め規定された間隔で行われているから、当該間隔の中間値をブラックアウト時間に付加しておくことによって誤差を縮小することもできる。
このように自位置の移動を考慮した場合、疑似画像表示開始時刻t2における地図画像の領域は、図5に一点鎖線で示す領域“R1”となる。この領域“R1”の画像に自位置マークPを重畳して疑似表示画像GQとすると、さらに違和感の少ない表示が可能となる。疑似表示画像GQとして用いる地図画像の領域は、DMA転送の際のアドレスによって容易に指定可能である。尚、この際には、実際に重畳画像を生成することなく、領域“R1”の画像と自位置マークPを含む画像情報“GF”とを交互に表示装置7に表示させることによって、残像を利用して擬似的に自位置マークPを重畳させてもよい。
図5を参照して上述した形態においては、広い領域の記憶用地図画像GSを記憶しておき、その中から疑似表示画像GQとして用いる地図画像の領域を抜き出す形態を例として説明したが、疑似表示画像GQとして用いる地図画像のみを記憶用地図画像GSを記憶しておいてもよい。例えば、自位置情報に基づき、再起動処理に要する時間で進行すると推定される距離である推定進行距離を決定し、自位置情報に示される現在の自位置から推定進行距離だけ進行方向前方の位置を基準とした領域“R1”の地図画像を記憶用地図画像GSとして生成し、記憶しておいてもよい。この場合には、記憶用地図画像GSに自位置マークPを重畳させて疑似表示画像GQを表示させることができる。
ところで、案内地図画像GMの縮尺が大きい場合には、ブラックアウト時間に案内地図画像GMの範囲から自位置が逸脱してしまう可能性もある。特に、案内地図画像GMをキャプチャーして記憶用地図画像GSとし、これを疑似表示画像GQとして用いる場合には、ユーザーに違和感を与える可能性がある。そこで、疑似表示画像GQとして表示される地図画像の縮尺を統一しておくと好適である。具体的には、疑似画像表示処理では、再起動条件を満たした際に表示装置7に表示されていた案内地図画像GMの縮尺に拘わらず、予め定められた縮尺である標準縮尺の地図画像に基づく疑似表示画像GQを表示させると好適である。
図6はそのような縮尺変更の1つの態様を例示している。図5と同様に、左上において実線で囲まれた領域の地図画像は記憶用地図画像GSである。記憶用地図画像GSにおいて、案内地図画像GMは、破線で示す領域“R0”である。本例において、案内地図画像GMは、比較的大きい縮尺の地図画像であるから、記憶用地図画像GSにおける対象領域“R0”は比較的狭い領域となっている。この案内地図画像GMを疑似表示画像GQとして表示させる場合には、図6に一点鎖線で示すように、標準的な縮尺における領域“R1”の地図画像が用いられる。説明を容易にするために、ここではブラックアウト時間における移動は考慮していない形態を例示しているが、当然ながら縮尺を変更すると共に、図5を参照して例示したように、ブラックアウト時間における移動を考慮して疑似表示画像GQを表示させてもよい。
また、表示装置7には、案内地図画像GMとして、交差点などにおいて道路標識や道路標示や案内板が表示される場合がある。例えば、図7に示すように、一般的な縮尺の俯瞰地図ZLと、縮尺の大きい拡大地図ZUとが表示される場合がある。拡大地図ZUに示された情報は、交差点等において円滑な進路選択を行う際に非常に有用であるが、ブラックアウト時間を経過する内に、当該案内地点を通り過ぎてしまう可能性がある。従って、疑似表示画像GQとして表示される地図画像では、図7に示すように、拡大地図ZUを用いた案内は表示させず、一般的な縮尺の俯瞰地図ZLのみを用いると好適である。
ところで、上述したように、本実施形態のナビゲーションシステム50は、ナビゲーション装置10の他、AV装置20と、TV装置30との複数の機能(装置)を有している。当然ながら、AV装置20やTV装置30が表示装置7を利用している場合、表示装置7には、案内地図画像GMとは異なる情報を表示する表示画像(別情報表示画像)が表示されている。その状態から再起動処理が実行された場合、元の機能(装置)に対応する表示画像が表示された方が好ましい場合がある。この場合には、疑似表示画像GQを各機能(装置)における表示内容に対応させる必要がある。そのための1つの態様として、一時画像記憶処理では、案内地図画像GMとは異なる情報を表示する表示画像である別情報表示画像に対応する画像も予め規定された間隔で取得して記憶する。そして、疑似画像表示処理では、再起動条件を満たした際に、別情報表示画像が表示装置に表示されていた場合には、一時画像記憶部8に記憶された別情報表示画像に対応する画像に基づく疑似表示画像GQを、表示装置7に表示させる。
本実施形態では、上述したように、ナビゲーションシステム50は、案内地図画像GMを表示画像として表示装置7に表示させて案内を行うナビゲーション機能(ナビゲーション装置10)を含む複数の異なる機能(AV装置20、TV装置30)を備えている。それぞれの機能(装置(10,20,30))は、それぞれの機能(装置)に応じた表示画像を表示装置7に表示させる。例えば、図8の#1に示すように、再起動前画像G0は、それぞれの機能(装置(10,20,30))に応じた内容の表示画像である。図8では、当該表示画像として、TV装置30によるTVモード表示画像GT、AV装置20によるAVモード表示画像GA、ナビゲーション装置10による案内地図画像GM(NVモード表示画像)を例示している。尚、TVモード表示画像GT及びAVモード表示画像GAは、案内地図画像GMとは異なる情報としての別情報表示画像GXに相当する。一時画像記憶処理では、それぞれの機能(装置)の表示画像に対応する画像を予め規定された間隔で取得して、機能毎(装置毎)に記憶する。即ち、図8の#1に例示するような各画像(GT,GA,GM)が、予め規定された間隔で取得され、機能毎(装置毎)に一時画像記憶部8に記憶される。
再起動処理では、予め規定された再起動条件を満たした際に、表示装置7に表示されている画像(GT,GA,GM)の属性が判定され、モードフラグ(mode_flag)が設定される(#2)。本実施形態においては、表示装置7に表示されている画像がTVモード表示画像GTの場合には“mode_TV”が、表示装置7に表示されている画像がAVモード表示画像GAの場合には“mode_AV”が、表示装置7に表示されている画像が案内地図画像GM(NVモード表示画像)の場合には“mode_NV”が、モードフラグに設定される。
疑似画像表示処理では、再起動条件を満たした際に、表示装置7に表示されていた表示画像に対応する機能(装置)に応じて、疑似表示画像GQとして表示させる画像の種別が決定される(#4)。本実施形態では、モードフラグ(mode_flag)に基づき、一時画像記憶部8に格納された画像から、疑似表示画像GQとして表示させる画像が選択される形態を例示している。例えば、対応する画像が格納されたアドレスがモードフラグ(mode_flag)に基づいてマルチプレクサ(MUX)を介して選択され、対応する画像が一時画像記憶部8からDMA転送によって読み出される。読み出された画像は、疑似表示画像GQとして表示装置7に表示される(#5)。
尚、一時画像記憶部8に格納された画像には、キャプチャー制御部5によって生成されたキャプチャー画像GC(記憶用地図画像GSを含む)の他、各機能(装置)に応じて固定画像として設定されたデフォルト画像GDも存在する(#3)。デフォルト画像GDは、疑似表示画像GQとして表示させる画像に対応するキャプチャー画像GCが存在しない場合に、その代わりとして利用される画像である。本実施形態では、それぞれの機能(装置)に対応するデフォルト画像GDが一時画像記憶部8に格納されている形態を例示しているが、この形態に限定されるものではない。例えば、ナビゲーション機能(ナビゲーション装置10)以外の機能(装置)に対応するキャプチャー画像GCが存在しない場合には、当該機能(装置)のデフォルト画像GDとして、ナビゲーション機能(装置)のキャプチャー画像GCを利用する形態であってもよい。さらに、ナビゲーション機能(装置)のキャプチャー画像GCも存在しない場合には、ナビゲーション機能(装置)のデフォルト画像GDが利用される形態であってもよい。
また、ナビゲーションシステム50が、ナビゲーション機能(ナビゲーション装置10)を含む複数の異なる機能(AV装置20、TV装置30)を備えている場合であっても、再起動時に表示させる疑似表示画像GQが、各機能(装置)に対応しない形態とすることもできる。つまり、再起動条件を満たした際に表示装置7に表示される画像の属性に拘わらず、再起動時に表示させる疑似表示画像GQが、常に、ナビゲーション機能(装置)のキャプチャー画像GC(記憶用地図画像GS)である形態も好適である。
〔本発明の実施形態の概要〕
以下、上記において説明した、本発明の実施形態におけるナビゲーションシステム(50)の概要について簡単に説明する。
本発明の実施形態に係るナビゲーションシステム(50)の特徴的な構成は、
現在の自位置を示す自位置情報を取得する自位置情報取得処理と、
少なくとも前記自位置の周辺の地図情報を取得する地図情報取得処理と、
前記自位置情報及び前記地図情報に基づく案内地図画像(GM)を表示画像として表示装置(7)に表示させる表示制御処理と、を実行する演算処理部(1)を備え、
前記演算処理部(1)は、さらに、
前記自位置を含む領域の地図画像を記憶用地図画像(GS)として予め規定された間隔で取得し、一時画像記憶部(8)に記憶させる一時画像記憶処理と、
予め規定された再起動条件を満たした際に、実行中の全ての処理を終了させた後、自動的に起動処理を開始させる再起動処理と、
前記再起動処理の実行が開始された後、前記起動処理を完了して通常動作に移行するまでの間に、前記一時画像記憶部(8)に記憶された前記記憶用地図画像(GS)に基づく疑似表示画像(GQ)を、前記表示装置(7)に表示させる疑似画像表示処理と、を実行する点にある。
この構成によれば、再起動処理が完了する前に、表示装置(7)に疑似表示画像(GQ)を表示させるので、表示装置(7)を介してナビゲーションシステム(50)の動作状態を見ているユーザーには、再起動処理が完了して通常動作に移行したように見える。そして、疑似表示画像(GQ)は、自位置を含む領域の地図画像が記憶用地図画像(GS)として取得されて記憶されていたものに基づくから、ユーザーに違和感を生じさせる可能性も低い。さらに、ユーザーは少なくとも自位置周辺の地図情報を確認することができる。疑似表示画像(GQ)が表示された後、再起動処理が完了すれば、正しい案内地図画像(GM)が表示装置(7)に表示されるから、疑似表示画像(GQ)が表示されることによる不都合はほとんど生じない。従って、本構成によれば、ナビゲーションシステムを再起動する際に、起動に要する時間の体感時間を短くし、ユーザビリティを向上させることができる。
ここで、1つの態様として、前記一時画像記憶処理では、前記表示装置(7)に表示させている前記案内地図画像(GM)を前記記憶用地図画像(GS)として取得し、前記一時画像記憶部(8)に記憶させると好適である。この形態によれば、表示装置(7)の表示内容を、単純にキャプチャーして記憶用地図画像(GS)として保管し、これを疑似表示画像(GQ)として表示させることになるので、単純な構成でユーザビリティを向上させることができる。
上記の形態は、単純な構成である点は好ましいが、疑似表示画像(GQ)の真性度は低い。当然ながら、疑似表示画像(GQ)は、表示される時点における真性のデータに近い方が好ましい。そこで、1つの態様として、前記一時画像記憶処理では、前記自位置情報と前記地図情報とに基づいて、前記記憶用地図画像(GS)を生成し、前記一時画像記憶部(8)に記憶させると好適である。この構成によれば、記憶用地図画像(GS)は、表示装置(7)に表示させている案内地図画像(GM)に拘わらず、自位置と地図情報とに基づく実際のデータに近いものとなる。表示装置(7)に表示させている案内地図画像(GM)には、種々のアイコン等が重畳されている可能性や、縮尺が一般的ではない(大きすぎる又は小さすぎる)可能性もある。自位置と地図情報とに基づいて生成された記憶用地図画像(GS)は、表示装置(7)への表示形態に拘わらず、再起動時における表示に適した表示形態への加工も容易である。従って、より真性に近い疑似表示画像(GQ)を用いて、ユーザビリティを向上させることができる。
ナビゲーションシステム(50)を搭載した車両や、ナビゲーションシステム(50)を携帯したユーザーが移動している場合、自位置も時間の経過と共に移動する。即ち、再起動処理が実行されている間にも自位置が変化する。疑似表示画像(GQ)は、その表示時点での自位置に対応していることが好ましいが、再起動が完了していなければ最新の自位置を特定することはできない。或いは、最新の自位置の特定のための演算が、再起動処理を妨げ、再起動の完了を遅らせてしまう可能性もある。そこで、自位置の移動を考慮し、移動後の自位置に対応した記憶用地図画像(GS)を生成し、前記一時画像記憶部(8)に記憶させると好適である。1つの態様として、前記一時画像記憶処理では、前記自位置情報に基づき、前記再起動処理に要する時間で進行すると推定される距離である推定進行距離を決定し、前記自位置情報に示される現在の自位置から前記推定進行距離だけ進行方向前方の位置を基準とした領域の地図画像を前記記憶用地図画像(GS)として生成すると好適である。
上述したように、表示装置(7)に表示させている案内地図画像(GM)は、縮尺が一般的ではない可能性、具体的には、大きすぎるたり小さすぎたりする可能性もある。特に、縮尺が大きい場合には、表示装置(7)に表示されている地図の領域を通り過ぎているにも拘わらず、疑似表示画像(GQ)として当該領域の地図画像が表示される可能性がある。このため、例えば標準的な移動速度で、再起動処理を実行する期間に自位置が移動したとしても、移動後の自位置が含まれるような縮尺で疑似表示画像(GQ)が表示されると好ましい。即ち、1つの態様として、前記疑似画像表示処理では、前記再起動条件を満たした際に前記表示装置(7)に表示されていた前記案内地図画像(GM)の縮尺に拘わらず、予め定められた縮尺である標準縮尺の地図画像に基づく前記疑似表示画像(GQ)を表示させると好適である。
ところで、ナビゲーションシステム(50)では、案内地図画像(GM)とは異なる画像が表示装置(7)に表示される場合もある。そのような画像も、疑似表示画像(GQ)として再起動時に表示されると、再起動前後の連続性を保つことができて、ユーザビリティが向上する。1つの態様として、前記一時画像記憶処理では、前記案内地図画像(GM)とは異なる情報を表示する前記表示画像である別情報表示画像(GX)に対応する画像も予め規定された間隔で取得して記憶し、前記疑似画像表示処理では、前記再起動条件を満たした際に、前記別情報表示画像(GX)が前記表示装置(7)に表示されていた場合には、前記一時画像記憶部(8)に記憶された前記別情報表示画像(GX)に対応する画像に基づく疑似表示画像(GQ)を、前記表示装置(7)に表示させると好適である。
疑似表示画像(GQ)を表示するに際しては、それが再起動前に表示装置(7)に表示されていた画像に対応していると、再起動前後の連続性を保つことができて、ユーザビリティが向上する。1つの態様として、前記案内地図画像(GM)を前記表示画像として前記表示装置に表示させて案内を行うナビゲーション機能(10)を含む複数の異なる機能(20,30)を備え、それぞれの前記機能(10,20,30)は、それぞれの前記機能(10,20,30)に応じた前記表示画像を前記表示装置(7)に表示させ、前記一時画像記憶処理では、それぞれの前記機能(10,20,30)の前記表示画像に対応する画像を予め規定された間隔で取得して、前記機能毎に記憶し、前記疑似画像表示処理では、前記再起動条件を満たした際に、前記表示装置(7)に表示されていた前記表示画像に対応する前記機能(10,20,30)に応じて、前記疑似表示画像(GQ)として表示させる画像の種別を決定すると好適である。
上述した本実施形態に係るナビゲーションシステム(50)の種々の技術的特徴は、ナビゲーションプログラムや、ナビゲーション方法にも適用可能である。
本発明は、ナビゲーションシステム、ナビゲーションプログラム、ナビゲーション方法に利用することができる。
1 :演算処理部
7 :表示装置
8 :一時画像記憶部
50 :ナビゲーションシステム
GA :AVモード表示画像(別情報表示画像)
GM :案内地図画像
GQ :疑似表示画像
GS :記憶用地図画像
GT :TVモード表示画像(別情報表示画像)
GX :別情報表示画像
t0 :起動開始時刻(再起動処理の実行が開始された時刻)
t3 :起動完了時刻(起動処理を完了して通常動作に移行する時刻)

Claims (9)

  1. 現在の自位置を示す自位置情報を取得する自位置情報取得処理と、
    少なくとも前記自位置の周辺の地図情報を取得する地図情報取得処理と、
    前記自位置情報及び前記地図情報に基づく案内地図画像を表示画像として表示装置に表示させる表示制御処理と、を実行する演算処理部を備え、
    前記演算処理部は、さらに、
    前記自位置を含む領域の地図画像を記憶用地図画像として予め規定された間隔で取得し、一時画像記憶部に記憶させる一時画像記憶処理と、
    予め規定された再起動条件を満たした際に、実行中の全ての処理を終了させた後、自動的に起動処理を開始させる再起動処理と、
    前記再起動処理の実行が開始された後、前記起動処理を完了して通常動作に移行するまでの間に、前記一時画像記憶部に記憶された前記記憶用地図画像に基づく疑似表示画像を、前記表示装置に表示させる疑似画像表示処理と、を実行するナビゲーションシステム。
  2. 前記一時画像記憶処理では、前記表示装置に表示させている前記案内地図画像を前記記憶用地図画像として取得し、前記一時画像記憶部に記憶させる請求項1に記載のナビゲーションシステム。
  3. 前記一時画像記憶処理では、前記自位置情報と前記地図情報とに基づいて、前記記憶用地図画像を生成し、前記一時画像記憶部に記憶させる請求項1に記載のナビゲーションシステム。
  4. 前記一時画像記憶処理では、前記自位置情報に基づき、前記再起動処理に要する時間で進行すると推定される距離である推定進行距離を決定し、前記自位置情報に示される現在の自位置から前記推定進行距離だけ進行方向前方の位置を基準とした領域の地図画像を前記記憶用地図画像として生成する請求項3に記載のナビゲーションシステム。
  5. 前記疑似画像表示処理では、前記再起動条件を満たした際に前記表示装置に表示されていた前記案内地図画像の縮尺に拘わらず、予め定められた縮尺である標準縮尺の地図画像に基づく前記疑似表示画像を表示させる請求項3又は4に記載のナビゲーションシステム。
  6. 前記一時画像記憶処理では、前記案内地図画像とは異なる情報を表示する前記表示画像である別情報表示画像に対応する画像も予め規定された間隔で取得して記憶し、
    前記疑似画像表示処理では、前記再起動条件を満たした際に、前記別情報表示画像が前記表示装置に表示されていた場合には、前記一時画像記憶部に記憶された前記別情報表示画像に対応する画像に基づく疑似表示画像を、前記表示装置に表示させる請求項1から5の何れか一項に記載のナビゲーションシステム。
  7. 前記案内地図画像を前記表示画像として前記表示装置に表示させて案内を行うナビゲーション機能を含む複数の異なる機能を備え、
    それぞれの前記機能は、それぞれの前記機能に応じた前記表示画像を前記表示装置に表示させ、
    前記一時画像記憶処理では、それぞれの前記機能の前記表示画像に対応する画像を予め規定された間隔で取得して、前記機能毎に記憶し、
    前記疑似画像表示処理では、前記再起動条件を満たした際に、前記表示装置に表示されていた前記表示画像に対応する前記機能に応じて、前記疑似表示画像として表示させる画像の種別を決定する請求項1から6の何れか一項に記載のナビゲーションシステム。
  8. 現在の自位置を示す自位置情報を取得する自位置情報取得機能と、
    少なくとも前記自位置の周辺の地図情報を取得する地図情報取得機能と、
    前記自位置情報及び前記地図情報に基づく案内地図画像を表示画像として表示装置に表示させる表示制御機能と、をコンピュータに実現させるナビゲーションプログラムであって、
    さらに、
    前記自位置を含む領域の地図画像を記憶用地図画像として予め規定された間隔で取得し、一時画像記憶部に記憶させる一時画像記憶機能と、
    予め規定された再起動条件を満たした際に、実行中の全ての処理を終了させた後、自動的に起動処理を開始させる再起動機能と、
    前記再起動機能が開始された後、前記起動処理を完了して通常動作に移行するまでの間に、前記一時画像記憶部に記憶された前記記憶用地図画像に基づく疑似表示画像を、前記表示装置に表示させる疑似画像表示機能と、をコンピュータに実現させるナビゲーションプログラム。
  9. 現在の自位置を示す自位置情報を取得する自位置情報取得ステップと、
    少なくとも前記自位置の周辺の地図情報を取得する地図情報取得ステップと、
    前記自位置情報及び前記地図情報に基づく案内地図画像を表示画像として表示装置に表示させる表示制御ステップと、を演算処理部に実行させ、
    さらに、
    前記自位置を含む領域の地図画像を記憶用地図画像として予め規定された間隔で取得し、一時画像記憶部に記憶させる一時画像記憶ステップと、
    予め規定された再起動条件を満たした際に、実行中の全ての処理を終了させた後、自動的に起動処理を開始させる再起動ステップと、
    前記再起動ステップの実行が開始された後、前記起動処理を完了して通常動作に移行するまでの間に、前記一時画像記憶部に記憶された前記記憶用地図画像に基づく疑似表示画像を、前記表示装置に表示させる疑似画像表示ステップと、を演算処理部に実行させるナビゲーション方法。
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