JP2016045160A - 流量計及びポンプ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】一軸偏心ねじポンプを利用して、簡単かつ安価な構成の流量計及びポンプ装置を提供する。【解決手段】管状部材4、管状部材4内に配置され、出口8から入口9に向かう流動方向に所定ピッチで形成された雌ねじ形状の貫通孔を有するステータ5、及び、雄ねじ形状に形成され、ステータ5の貫通孔内に挿通されることにより、その内周面との間に流動空間を形成し、流動空間を流動体が流動することにより回転するロータ6を備え、ステータ5から突出するロータ6の回転軸の外周部に永久磁石12を配置し、永久磁石12の外径側の極性を、周方向で交互に逆極性とした流量計本体2と、流量計本体2の永久磁石12の回転による磁界の変化に基づいて、ステータ5又はロータ6の回転数を検出する検出体3と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、流量計及びポンプ装置に関するものである。
従来、流量計として、フォロープレートの下降距離計測機器と、下降時間を計測するタイマーと、下降距離と下降時間から単位時間当たりの下降距離を算出し、容器の開口面積から汲み上げ量を演算する演算器とを備えたものが公知である(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、前記従来の流量計は、構成が複雑で高価なものである。また他に、超音波流量計等もあるが、やはり高価である。
特開2006−46156号公報
本発明は、一軸偏心ねじポンプと同様な機構を利用して、簡単かつ安価な構成の流量計及びポンプ装置を提供することを課題とする。
本発明は、前記課題を解決するための手段として、
管状部材、管状部材内に配置され、入口から出口に向かう流動方向に所定ピッチで形成された雌ねじ形状の貫通孔を有するステータ、及び、雄ねじ形状に形成され、前記ステータの貫通孔内に挿通されることにより、その内周面との間に流動空間を形成するロータを備え、前記流動空間を流動体が流動することにより、前記ステータと前記ロータが相対的に回転する流量計本体と、
前記ステータと前記ロータの相対回転数を検出する検出体と、
を備えたことを特徴とする流量計を提供する。
この構成により、流動体が流動すると、ステータ又はロータが回転し、その回転動作を検出体で検出することができる。ステータ及びロータは元々流動体内に配置される部材であり、防水構造は不要である。したがって、構成を簡略化して安価に製作することができる。また検出体は流量計本体とは別体で設けることができるので、複数の流量計本体に対して1つの検出体を兼用することもできる。この点でもコストアップを抑制することができる。
前記検出体は、非接触により前記ステータ又は前記ロータの回転数を検出するものであるのが好ましい。
この構成により、検出体をステータ及びロータが配置される管状部材の外部に配設することができる。したがって、検出体にも防水構造が不要となり、構成を簡略化して安価に製作することができる。
前記ステータから突出する前記ロータの回転軸の外周部に永久磁石を配置し、前記永久磁石の外径側の極性を、周方向で交互に逆極性とし、
前記検出体は、前記流量計本体の永久磁石の回転による磁界の変化に基づいて、前記ロータの回転数を検出するようにすればよい。
前記ステータの外周部に永久磁石を配置し、前記永久磁石の外径側の極性を、周方向で交互に逆極性とし、
前記検出体は、前記流量計本体の永久磁石の回転による磁界の変化に基づいて、前記ステータの回転数を検出するようにしてもよい。
前記ステータ又は前記ロータに反射マークを設け、
前記検出体は、前記反射マークに光を入射し、その反射光を受光することにより前記ステータ又は前記ロータの回転数を検出する光学式タコメータとしてもよい。
前記検出体は、ストロボスコープであってもよい。
また、本発明は、前記課題を解決するための手段として、
前記いずれかの流量計と、
管状部材、管状部材内に配置され、入口から出口に向かう流動方向に所定ピッチで形成された雌ねじ形状の貫通孔を有するステータ、及び、雄ねじ形状に形成され、前記ステータの貫通孔内に挿通されることにより、その内周面との間に流動空間を形成するロータを備え、前記ステータから突出する前記ロータの回転軸の外周部、又は、前記ステータの外周部に永久磁石を配置したポンプ体と、
外径側の極性が周方向で交互に逆極性となる永久磁石を配置してなり、周方向に回転することにより前記ポンプ体の永久磁石に対して順次磁力を作用させて周方向に回転させる駆動体と、
前記検出体によって検出される前記ステータ又は前記ロータの回転数に基づいて流量を算出し、得られた算出流量を予め設定した目標流量と比較し、前記算出流量が目標流量となるように、前記駆動体の回転を駆動制御する制御装置と、
を備えたことを特徴とするポンプ装置を提供する。
この場合、前記流量計と前記ポンプ体とは、ロータの1回転当たりの通過流量が同一であり、
前記制御装置は、前記ポンプ体のロータの回転数が前記流量計で検出されるロータの回転数と合致するように、前記駆動体の回転を駆動制御するのが好ましい。
本発明によれば、流路途中には流量計本体を配置しただけでよく、防水構造は不要である。したがって、構成を簡略化して安価に製作することができる。
第1実施形態に係る流量計の正面断面図である。 第2実施形態に係る流量計の正面断面図である。 図2Aのストッパを示す側面図である。 第3実施形態に係る流量計の正面断面図である。 第4実施形態に係る流量計の正面断面図である。 図4Aのステータ及びロータ部分を示す断面図である。 本実施形態に係る流量計の適用例を示す正面断面図である。 本実施形態に係る流量計の他の適用例を示す正面断面図である。 本実施形態に係る流量計とポンプ体に於けるピッチの違いを示す部分断面図である。 本実施形態に係る流量計の他の適用例を示す正面断面図である。
以下、本発明に係る実施形態を添付図面に従って説明する。なお、以下の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物、あるいは、その用途を制限することを意図するものではない。また図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは相違している。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態に係る流量計1を示す。この流量計1は、流量計本体2と、その構成部品であるロータ6の回転を検出するための検出体3とで構成されている。
流量計本体2は、管状部材4内にステータ5を取り付け、ステータ5内にロータ6を挿入したもので、ロータ6の一端部には磁石部7が一体化されている。
管状部材4は、筒状で、一端が出口8、他端が入口9となっている。但し、ステータ5及びロータ6が収容される管状部材本体に吸引管と吐出管を取り外し可能に装着した構成とすることも可能である。
ステータ5は、適宜移送する材料に応じて選択されるゴム、樹脂等の弾性材料(例えば、シリコンゴム、シリコンオイルを含有する化粧品等ではフッ素ゴム)を筒状(例えば、円筒状)に形成したものである。ステータ5の中心孔10は、その内周面がn条(nは自然数)で単段あるいは多段の雌ネジ形状とされている。ここでは、中心孔10は、ステータ5の中心線を中心とする螺旋状に形成されている。
ロータ6は、金属材料からなる軸体をn−1条で単段あるいは多段の雄ネジ形状としたもので、ここでは軸心を中心とする螺旋状に形成されている。ロータ6は、ステータ5の中心孔10内に配置される。この状態では、ロータ6の回転中心は、ステータ5の中心線から偏心している。そして、ステータ5とロータ6とで、長手方向につながった移送空間11が形成される。
磁石部7は、円柱状の永久磁石(以下、この永久磁石を被検出磁石12と記載する)を円筒状のカバー13で覆ったものである。被検出磁石12は、軸心を通り、軸方向に沿う平面で2分割した各部位で逆極性となるように着磁されている。すなわち、一方の半円部がN極で、他方の半円部がS極とされている。被検出磁石12の一端部にはロータ6の一端部に固定される連結部14が設けられている。カバー13は、一端が開口する筒状で、被検出磁石12側から装着され、連結部14の外周部に嵌合一体化される。但し、カバー13は樹脂封止によって被検出磁石12を覆うように形成することも可能である。
検出体3は、前記ロータ6に一体化した磁石部7の回転を検出するためのものである。検出体3には、磁石部7の回転に伴う被検出磁石12による磁界の向き及び磁束密度の変化を検出する、例えば、磁気センサを使用することができる。要は、被検出磁石12の回転を検出できるものであれば、いずれの構成のものでも使用可能である。
なお、検出体3で検出された磁界の向き及び磁束密度の変化は制御装置15に入力される。制御装置15は、入力された磁界の向き及び磁束密度の変化に基づいて、ロータ6の回転数を判断し、流動体の流量を演算する。また、制御装置15での演算結果である流動体の流量については、表示装置16に表示する。
前記構成からなる流量計1では、流量計本体2を、流量を検出したい配管の途中に接続し、その外周側に検出体3を配置するだけでよい。流量計本体2内を流動体が流動すると、その流れによってロータ6が回転する。ロータ6の回転により、その一端部に一体化した磁石部7が回転し、その外周側での磁界の向き及び磁束密度が変化する。検出体3は、その磁界の向き及び磁束密度の変化を検出し、制御装置15に送信する。
制御装置15では、受信した磁界の向き及び磁束密度の変化に基づいてロータ6の回転数を判断し、流量を演算する。流量の演算では、ロータ6が1回転すれば、移送される流動体の流量がどれだけになるのかが分かっているので、予めこのデータをデータテーブルとして記憶しておく(流量計本体2の種類の違いによって、ステータ5及びロータ6のねじ形状のピッチ、移送空間11のサイズ等が異なり、ロータ6が1回転することにより移送される流動体の流量が相違する。そこで、流量計本体2の違いに応じてロータ6が1回転する際の流量を記憶しておき、接続される流量計本体2に応じた1回転での流量を選択するようにすればよい。)。そして、磁界の向き及び磁束密度の変化からロータ6の回転数と、基準位置から何度回転したのかが分かるので、流動体の流量を正確に演算する。
前記構成の流量計1によれば、次のような効果がある。
(1)流量計本体2を流量の検出を希望する配管の途中に接続するだけでよいので、設置作業を簡単に行うことができる。
(2)流量計本体2は、管状部材4内にロータ6、ステータ5及び磁石部7のみを収容しただけの単純な構成である。
(3)管状部材4内の構成部品は流動体中にそのまま配置でき、別途防水構造を施す必要がない。
(4)ロータ6の回転は、管状部材4の外部に設けた検出体3によって行うことができる。検出体自体は流動体に浸漬されることがないので、防水構造を設ける必要がなく、コストアップを招来することもない。
(5)1つの検出体3を複数の流量計本体2でのロータ6の回転検出に利用することができる。
(6)ステータ5が摩耗すれば、流量計本体2のみ、可能であればステータ5のみを交換することができる。
以下の実施形態では、図1に示すものと基本的構成は同じであるので、対応する部分に対応する符号を付してその説明を省略する。
(第2実施形態)
図2Aは、第2実施形態に係る流量計1を示す。
この流量計1の流量計本体2は、図1に示す第1実施形態に係る構成に加えてストッパ17を設けた構成となっている。
ストッパ17は、略円柱状で、一端が平坦面、他端が円錐面で構成されている。また、図2Bに示すように、外周面には周方向に等間隔で4箇所に断面円弧状の溝部18が形成されている。これら溝部18と管状部材4の内周面とで流動体が通過可能な流路が形成される。ストッパ17は、管状部材4内に圧入され、その平坦面に磁石部7の先端が当接した状態で位置決めされる。これにより、ロータ6及び磁石部7の軸心方向の位置ずれが防止される。
前記構成の流量計本体2を備えた流量計1によれば、磁石部7の先端にはストッパ17が当接しているので、ロータ6を回転させる場合、出口8側へのロータ6及び磁石部7の移動を阻止することができる。したがって、磁石部7が軸心方向に位置ずれすることがなく、その回転動作を管状部材4の外面に取り付けた検出体3によって確実に検出することが可能となる。
(第3実施形態)
図3は、第3実施形態に係る流量計1を示す。
この流量計1の流量計本体2は、図2A、Bに示す第2実施形態に係る構成に加えて、軸受部19によって磁石部7の先端側を回転可能に支持するようにしたものである。
磁石部7の先端側、すなわちカバー13の先端部分には、小径の円柱状に形成された軸部20が形成され、この軸部20が軸受部19に回転可能に支持されている。軸受部19は、磁石部7と共に公転運動し、外周面が管状部材4の内周面に順次接触して転動する。これにより、ロータ6が回転する際の芯振れが抑制される。また軸受部19によって管状部材4内の流路の大部分が閉鎖されることになるので、カバー13の軸部20には連通路21が形成され、流動体の流れが確保されている。
前記構成の流量計本体2によれば、磁石部7のカバー13がその軸部20を軸受部19によって回転可能に支持され、軸受部19の外周面は管状部材4の内周面を転動するように構成されている。したがって、流動体の流動によってロータ6が回転しても芯振れすることはない。このため、検出体3によるロータ6の回転状態の検出を安定させることができる。
(第4実施形態)
図4Aは、第4実施形態に係る流量計1を示す。
この流量計1の流量計本体2は、前述のように、流動体の流動によりロータ6が回転するのではなく、その周囲に配置したステータ5が回転するようになっている。
管状部材4内にはストッパ17が固定されている。ストッパ17とロータ6との間はフレキシブルジョイント22によって連結されている。これにより、ロータ6は、軸心回りの回転を阻止されるものの、周方向への公転移動可能に支持される。
ステータ5は、管状部材4の内周側で両端部を第1ストッパ23及び第2ストッパ24によって軸方向への移動を阻止された状態で回転可能となっている。ステータ5の外周面4箇所には永久磁石(被検出磁石25)が周方向に等分に配置されている。図4Bに示すように、被検出磁石25は、上下に位置するものの外径側をS極、内径側をN極とし、左右に位置するものの外径側をN極、内径側をS極としたものである。管状部材4の外周側には、ステータ5に対応する位置に、検出体3が配置されている。
前記構成の流量計1によれば、入口9から流入した流動体は、ロータ6とステータ5とで形成される移送空間11へと流入する。ロータ6は軸心回りの回転を阻止されているので、流動体の移動によりステータ5が管状部材4の内周を回転する。ロータ6は、ステータ5の回転に伴い、ステータ5の中心孔10の内周面に摺接しながら周方向に公転移動する。ステータ5の回転により、その周囲で磁束密度が周方向の各位置で増減し、磁界の向きが変化する。検出体3では、この磁束密度と磁界の向きの変化とを検出する。制御装置(図4Aには図示せず)では、検出体3からの検出信号に基づいてステータ5の回転数を判断し、流量を演算する。
(第5実施形態)
図5は、前記実施形態に係る流量計1の適用例を示す。
流量計1は、貯留容器26に配置される配管27の途中に配置されている。配管27は、貯留容器の底面から上方に向かう垂直部27aと、その上端部から水平方向に延びる水平部27bと、その先端から鉛直下方に向かう先端部27cとで構成されている。垂直部27aの上流側(下方側)にはポンプ体28が設けられている。垂直部27aの下流側(上方側)には流量計本体29が設けられている。
ポンプ体28は、第1ストッパ30、従動磁石31、ステータ5及びロータ6を備え、この順で、垂直部27aの下端部から上方へと配置されている。ポンプ体28は、駆動体32によって駆動する。駆動体32は、モータ33によって駆動磁石34が回転駆動する構成である。ここでは、従動磁石31及び駆動磁石34には、2極のものが図示されているが、4極、6極、8極…等であっても構わない。
流量計本体29は、ステータ5及びロータ6、被検出磁石35を有する磁石部7、第2ストッパ36を備え、上方に向かってこの順で垂直部27a内に配置されている。磁石部7の周囲には磁気センサ等の検出体37が設けられている。検出体37は、流動体が通過することによりロータ6と共に回転する磁石部7の回転数を検出する。ロータ6の回転数と流量との関係は明確であるため、検出した回転数に基づいて流量を算出することができる。
前記構成によれば、駆動体32によってポンプ体28を回転駆動することにより、貯留容器26内の流動体を底面側から吸い上げて上方へと吐出させることができる。このとき、流量計本体29のロータ6が回転し、その回転に伴う磁石部7の回転動作が検出体37によって検出される。そして、制御装置(図5では図示せず)にて、検出された回転数に基づいて流量計本体29を通過する流動体の流量が算出される。
前記第5実施形態では、ポンプ体28の駆動制御については特に言及しなかったが、例えば、次のようにすることができる。
すなわち、前記ポンプ体28による流動体の目標流量と、流量計本体29によって検出(算出)された検出流量とを比較する。検出流量が目標流量よりも小さい場合、ポンプ体28によって実際に移送できている流量が不足していると判断する。例えば、気化しやすい次亜塩素酸ソーダを移送する場合、移送途中で一部が気体となり、実際の液体流量が減少することがある。そこで、検出流量が目標流量よりも小さければ、駆動体32の回転数を上方修正してポンプ体28のロータ6の回転数を増大させる。これにより、流動体の気化に伴う実際の液体流量の減少を防止することができる。この場合、予め、検出流量と目標流量の差から検出流量が目標流量となるようなロータ6の回転数を求めておくようにすればよい。
このように、検出流量と目標流量とを比較してポンプ体28を駆動制御するようにすれば、流動体の状態如何に拘わらず、確実に目標流量で移送させることができる。
また、ポンプ体28と流量計本体29が同一サイズ(ロータ6が1回転するときの通過流量が同じ)である場合、流量計本体29での検出値がそのままポンプ体28による流量となる。そこで、流量計本体29での検出値に基づいて、駆動体32の回転数を制御してポンプ体28のロータ6の回転数を流量計本体29のロータ6の回転数と合致させるようにすればよい。これによれば、流量計本体29での検出値に対して特別な演算を必要とすることなく、ポンプ体28でのロータ6の回転数を決定することができる。この場合、駆動体32の回転数とポンプ体28のロータ6の回転数をも合致させておけば、より一層、制御が簡単なものとなる。なお、ポンプ体28と流量計本体29のサイズが同一でなくても、それぞれの部材でロータ6が1回転するときの流量の比率が明確であれば、その比率に基づいて検出値を補正するようにすればよい。また前述のように、ポンプ体28によって実際に移送できている流量が不足している場合、同様に駆動体32の回転数を上方修正すればよい。
(第6実施形態)
図6は、前記実施形態に係る流量計1の他の適用例を示す。
流量計1は、流動体を流動させるポンプ38に接続される配管39の途中に設けられている。ポンプ38は、モータ40の駆動により吸込口41を介して流動体を吸い込んで、配管39へと流動させるもので、一軸偏心ねじポンプのほか、一般的な容量ポンプや非容量ポンプであってもよい。ポンプ38から吐出される流動体の流量は流量計1によって検出できるようになっている。
流量計1は、配管39の途中に着脱可能であり、前記各実施形態と同様な構成となっている。ここでは、図2Aに示すのと同様な構成の流量計本体2及び検出体3で構成されている。詳しくは、配管39内にはポンプ38側から順に、ステータ5及びロータ6、ロータ6の一端部に一体化した磁石部7、及び、ストッパ17が位置している(但し、これらの部材は逆向き、すなわち、ポンプ38側から、ストッパ17、磁石部7、及び、ステータ5及びロータ6の順で配置することも可能である。)。流量計1を流動体が通過すると、ロータ6が回転し、その一端部に一体化した磁石部7も回転する。そして、制御装置(図6では図示せず)にて、磁石部7の回転動作に伴う磁界方向と磁束密度の変化に基づいてロータ6の回転数を検出し、その検出結果に基づいて流量を演算する。
なお、本発明は、前記実施形態に記載された構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
前記実施形態では、特に言及しなかったが、流量計として使用する場合、ねじ形状に形成されたステータ5とロータ6のピッチ寸法は、流動体を搬送する場合に比べて大きい値とするのが好ましい。例えば、図7に示すように、ステータ5とロータ6のピッチ寸法P1に対して2倍のP2とするようにすればよい。これにより、流動体が流動する際、ステータ5又はロータ6が回転しやすくなり、流量が少ない場合であっても検出することが可能となる。
また、ステータ5とロータ6の条数を増やすようにしても構わない(例えば、ステータ5を3条、ロータ6を2条とする等)。
前記第5実施形態及び前記第6実施形態では、ロータ6を回転させるように構成したが、これに限らず、ステータ5を回転させたり、双方共に回転させたりすることが可能である。
また、前記ロータ6又は前記ステータ5の回転にはアシスト機能を設けるようにしてもよい。例えば、図8に示すように、配管43の途中に配置する流量計1は、前記図3に示すのと同様に、一端側から順に配置される第1ストッパ44、被検出磁石45、ステータ5及びロータ6を備える。被検出磁石45はロータ6の一端部に一体化され、第1カバー46によって覆われている。第1カバー46の一端側には第1軸部47が形成されている。第1軸部47には第1連通路48が形成されている。第1軸部47は第1軸受部49に回転可能に支持されている。
一方、ロータ6の他端部には従動磁石50が一体化されている。従動磁石50は第2カバー51によって覆われている。第2カバー51の一端側には第2軸部52が形成されている。第2軸部52は第2軸受部53に回転可能に支持されている。第2軸部52には連通路54が形成されている。第2軸部52の先端には第2ストッパ55が当接し、それ以上の軸方向の移動が阻止されている。
配管43の外周には、前記被検出磁石45に対応する位置に検出体3が配置され、前記従動磁石50に対応する位置に駆動体32が配置されている。検出体3及び駆動体32の構成は、前記各実施形態に記載のものと同様であるため、同様な符号を付してこれ以上の説明を省略する。
このようなアシスト機能を備えることにより、流動体の粘性が高い等で、ステータ5又はロータ6を回転させるための初期駆動力が不十分である場合であっても、流動不良が発生せず、スムーズに流量を計測することが可能な状態とすることができる。
図8では、ロータ6の両端部に被検出磁石45と従動磁石50をそれぞれ設けるようにしたが、これらと同様な構成の永久磁石を一端部にのみ設け、この永久磁石に被検出磁石45と従動磁石50の両機能を持たせるようにしてもよい。すなわち、流動体の流動開始初期には、永久磁石の側方に駆動体32を配置してロータ6の回転をアシストし、回転が安定すれば、検出体3によってロータ6の回転を検出するようにすればよい。
前記実施形態では、図5に示すように、永久磁石を用いてステータ5又はロータ6の回転を検出するようにしたが、次のようにして検出することもできる。
例えば、ステータ5、ロータ6又はこれらに一体化した部材の一部に永久磁石を設け、ステータ5又はロータ6が回転することにより周方向に移動する永久磁石の磁力をホール素子にて検出するようにしてもよい。
また、ステータ5、ロータ6又はこれらに一体化した部材の一部に反射シール(マーク)を設け、ステータ5又はロータ6が回転することにより周方向に移動する反射シール(マーク)を光学式タコメータにて検出するようにしてもよい。この場合、光学式タコメータで管状部材4の外部から反射シール(マーク)を検出するために、管状部材4の一部又は全部を透光性(特に無色透明が好ましい)を有する材料で構成する必要がある。
さらに、ステータ5、ロータ6又はこれらに一体化した部材の一部に溝、突起等のパターンを形成し、ステータ5又はロータ6が回転することにより周方向に移動するパターンに対してストロボ光を照射し、ストロボ効果によって回転数を検出するストロボスコープを使用するようにしてもよい。この場合も、前記光学式タコメータの場合と同様に、管状部材4の一部又は全部を透光性(特に無色透明が好ましい)を有する材料で構成する必要がある。
本発明は、配管等に設置して流動する流動体の流量を計測するための流量計1及びポンプ装置として利用することができる。
1…流量計
2…流量計本体
3…検出体
4…管状部材
5…ステータ
6…ロータ
7…磁石部
8…出口
9…入口
10…中心孔
11…移送空間
12…被検出磁石
13…カバー
14…連結部
15…制御装置
16…表示装置
17…ストッパ
18…溝部
19…軸受部
20…軸部
21…連通路
22…フレキシブルジョイント
23…第1ストッパ
24…第2ストッパ
25…被検出磁石
26…貯留容器
27…配管
28…ポンプ体
29…流量計本体
30…第1ストッパ
31…従動磁石
32…駆動体
33…モータ
34…駆動磁石
35…被検出磁石
36…第2ストッパ
37…検出体
38…ポンプ
39…配管
40…モータ
41…吸込口
42…吐出口
43…配管
44…第1ストッパ
45…被検出磁石
46…第1カバー
47…第1軸部
48…第1連通路
49…第1軸受部
50…従動磁石
51…第2カバー
52…第2軸部
53…第2軸受部
54…連通路
55…第2ストッパ

Claims (8)

  1. 管状部材、管状部材内に配置され、入口から出口に向かう流動方向に所定ピッチで形成された雌ねじ形状の貫通孔を有するステータ、及び、雄ねじ形状に形成され、前記ステータの貫通孔内に挿通されることにより、その内周面との間に流動空間を形成するロータを備え、前記流動空間を流動体が流動することにより、前記ステータと前記ロータが相対的に回転する流量計本体と、
    前記ステータと前記ロータの相対回転数を検出する検出体と、
    を備えたことを特徴とする流量計。
  2. 前記検出体は、非接触により前記ステータ又は前記ロータの回転数を検出するものであることを特徴とする請求項1に記載の流量計。
  3. 前記ステータから突出する前記ロータの回転軸の外周部に永久磁石を配置し、前記永久磁石の外径側の極性を、周方向で交互に逆極性とし、
    前記検出体は、前記流量計本体の永久磁石の回転による磁界の変化に基づいて、前記ロータの回転数を検出することを特徴とする請求項2に記載の流量計。
  4. 前記ステータの外周部に永久磁石を配置し、前記永久磁石の外径側の極性を、周方向で交互に逆極性とし、
    前記検出体は、前記流量計本体の永久磁石の回転による磁界の変化に基づいて、前記ステータの回転数を検出することを特徴とする請求項2に記載の流量計。
  5. 前記ステータ又は前記ロータに反射マークを設け、
    前記検出体は、前記反射マークに光を入射し、その反射光を受光することにより前記ステータ又は前記ロータの回転数を検出する光学式タコメータであることを特徴とする請求項2に記載の流量計。
  6. 前記検出体は、ストロボスコープであることを特徴とする請求項2に記載の流量計。
  7. 前記請求項1から6のいずれか1項に記載の流量計と、
    管状部材、管状部材内に配置され、入口から出口に向かう流動方向に所定ピッチで形成された雌ねじ形状の貫通孔を有するステータ、及び、雄ねじ形状に形成され、前記ステータの貫通孔内に挿通されることにより、その内周面との間に流動空間を形成し、前記流動空間を流動体が流動することにより回転するロータを備え、前記ステータから突出する前記ロータの回転軸の外周部、又は、前記ステータの外周部に永久磁石を配置したポンプ体と、
    外径側の極性が周方向で交互に逆極性となる永久磁石を配置してなり、周方向に回転することにより前記ポンプ体の永久磁石に対して順次磁力を作用させて周方向に回転させる駆動体と、
    前記検出体によって検出される前記ステータ又は前記ロータの回転数に基づいて流量を算出し、得られた算出流量を予め設定した目標流量と比較し、前記算出流量が目標流量となるように、前記駆動体の回転を駆動制御する制御装置と、
    を備えたことを特徴とするポンプ装置。
  8. 前記流量計と前記ポンプ体とは、ロータの1回転当たりの通過流量が同一であり、
    前記制御装置は、前記ポンプ体のロータの回転数が前記流量計で検出されるロータの回転数と合致するように、前記駆動体の回転を駆動制御することを特徴とする請求項7に記載のポンプ装置。
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