JP4625887B2 - 遠心ポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、流体と壁面との摩擦抵抗を減少させ、遠心ポンプの効率を向上させることによりポンプ性能を向上させることが可能となる。さらに、軸スラストを容易に計測できる遠心ポンプに関するものである。
管路を流れる流体の流速は、流体が接触する壁面との間に生じる摩擦抵抗により、壁面での流速は0で、中心軸上では最大となる速度分布(図5)である。そのため、従来の遠心ポンプは、流体と壁面との摩擦抵抗のため運動エネルギーの損失が大きかった。
遠心ポンプはケーシング内外の圧力差により揚水するため、ケーシング内を密閉し呼び水をおこない水を満たし、羽根車を連結した軸は機密性を持った軸受けに取り付け回転させるため、軸の回転は可能だが軸方向に移動させることはできなかった。
このため、軸スラストの計測は、ひずみゲージとコンピュータを使用し、複雑な計算式を用いて計算するなど大がかりであり、高校などの授業等において教室で実験できるものではなく、さらに軸スラストの値が変化する現象を目で見て確認することができなかった。
特開平9−144690公報
本発明が解決しようとする課題は、流体と壁面との間に生じる摩擦抵抗を減少させることにより運動エネルギーの損失を減少させ、遠心ポンプのポンプ効率を向上させることである。
また、本発明は、軸スラストを簡単な装置で計測し、軸スラストの変化する現象と値を計量器を用いて確認することができる遠心ポンプを提供することを課題とするものである。
問題を解決するための手段
本発明1は、吸込口と吐出口を有するケーシングと、ケーシング内に回転可能に軸支され一端は駆動手段の駆動モータ連結され、他端には羽根車が、中途には回転軸とは別に独立して自由に回転できる円錐あるいは円筒状の円筒が取付けられた、回転軸とからなることを特徴とする遠心ポンプである。
発明2は、発明1のケーシング内面に上記円錐あるいは円筒を囲むように円筒状の回転体を軸受けを用いて取り付けた。更に、発明3は、回転軸に軸スラストを計量できる計量器を取り付けた遠心ポンプである。
発明の効果
本発明によれば、流体と壁面との間に生じる摩擦抵抗を、回転体(壁面)が流体の流れと同方向に回転することにより低減させ、運動エネルギーの損失を低減し、遠心ポンプのポンプ効率を向上させることができる。
また、ケーシング内を密閉しなくても揚水が可能となり、回転軸を機密性を有する軸受けを使用してケーシング上部の開口部に取り付ける必要がないため、回転軸は回転しながら軸方向に移動することもできる。この機構により、ケーシング上部に設置した計量器を使用することにより、羽根車の形状、羽根枚数、羽根車の回転数を変化させたときの軸スラストを、簡単に計測できる遠心ポンプを提供できる。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図6に基づいて説明する。
図1は、本遠心ポンプの部分断面図であり、1は液体を揚水する遠心ポンプで、吸込口A、吐出口Bを有するケーシング4と、ケーシング4内には、回転と軸方向の移動が可能な回転軸8があり、一端は駆動手段の駆動モータ2に連結され、他端には羽根車7が、中途には円錐状あるいは円筒状の円筒の回転体B6が設置されている。駆動モータ2は計量器3上に設置する。
ケーシング4内の回転体A5の上部に軸支具である軸受け9と下部に軸支具である軸受け10を介して、ケーシング4の内面と約5mmの隙間を設けて回転体A5を取り付ける。この機構により回転体A5は自由に回転できる。
次に本発明の実施形態をさらに詳細に説明する。ケーシング4の上部に計量器3を設置し、同計量器上に駆動手段の駆動モータ2を固定する。駆動モータ2は回転数を変化させることができる。同駆動モータ2に回転軸8を連結する。ケーシング上部には回転軸8の外径より少し大きい開口部が形成され、この開口部から回転軸8を通し、回転体B6に差し込む。
回転体押さえ15は軸受けを介して円形状の物体が回転体B6が接触したときに回転体B6と共に回転し、ケーシング4内が液体で満たされたとき、回転体B6が浮力で浮き上がってケーシング4内部の上面に接触するのを防ぐ。
図4において、回転体B6の中心線の位置に管11を挿入し固着する、このため回転体B6は密閉され内部に液体が入ることはない。管11の内径は、回転軸8の外径より大きいため、回転軸8を中心にして自由に回転するとともに、軸方向にも移動できる。
回転軸8の他端に連結した羽根車7は、取り外し可能にするためナット13、ナット14にて締めつける。なお羽根車7は、羽根の形状、羽根の枚数の異なったものを準備し、羽根の形状と枚数と回転数が軸スラストにどのような影響があるのか計測できる。
回転体A5は、回転体A5の上部を軸受け9、回転体A5の下部を軸受け10を介してケーシング4の内面に設置し、自由に回転することができる。
遠心ポンプとして液体を揚水する方法(図2)は、ケーシング上部の開口部に気密性のある軸受け17を設置し、回転軸8を軸受けに取り付ける。
次に、ケーシング内に液体を羽根車7以上まで入れる。駆動モータ2を使用し回転軸8と羽根車7を回転させると、吹込口Aから吸込まれた流体は、回転体A5と回転体B6の間を通って揚水され、吐出口Bから吐出される。液体は、渦巻き状に旋回しながら揚水され、回転体5と回転体6も液体の粘性のため流体の流れと同方向に回転するため、液体と回転体A5と回転体B6の間に生じる摩擦抵抗が低減され、運動エネルギーの損失も低減される。(図6)
軸スラストの計測方法(図1)は、ケーシング内に液体を羽根車7の上部以上で回転体5が液体の浮力により浮く程度まで入れる。この時、計量器の荷重値を0に補正する。駆動モータ2を使用し回転軸8と羽根車7を回転させると、吹込口Aから吸込まれた流体は、回転体A5と回転体B6の間を通って揚水され、吐出口Bから吐出される。液体は、渦巻き状に旋回しながら揚水され、回転体5と回転体6も液体の粘性のため流体の流れと同方向に回転するため、液体と回転体A5と回転体B6の間に生じる摩擦抵抗が低減され、運動エネルギーの損失が低減される。ケーシング上部に上記開口部16があり、密閉されていない状態であっても揚水できる。この時、羽根車7は吸込口A方向へ吸引され、軸スラストが発生する。羽根車7と連結した回転軸8を開口部16を通し計量器2に連結しているため軸スラストを計測することができる。
産業上の利用分野
本発明に係る遠心ポンプは、物理教材用のみならず、会社や工場内、高粘度液体用のポンプ、若しくは排水路等の液体を吸い込む掃除などにも容易に用いることが可能となった。
本発明に係る遠心ポンプの軸スラストの計測実施例の断面図。 本発明に係る遠心ポンプの実施例の断面図。 本発明に係るケーシング内面に回転体Aを取り付けた遠心ポンプの実施例の図。 本発明に係る回転軸に円錐あるいは円筒状の円筒の回転体Bを取り付けた遠心ポンプの実施例を示す図。 流体と固定した壁面との速度分布図である。 流体と移動可能な壁面との速度分布図である。
符号の説明
1…遠心ポンプ
2…駆動モータ
3…計量器
4…ケーシング
5…回転体A
6…回転体B
7…羽根車
8…回転軸
9…回転体A上部保持用軸受け
10…回転体A下部保持用軸受け
11…回転体Bの中心線の位置に固着させた管
12…吸込口A軸押さえ
13…羽根車締めつけ用ナット
14…羽根車締めつけ用ナット
15…回転体B押さえ
16…ケーシング上部の開口部
17…ケーシング上部の回転軸軸受け
18…回転軸と軸受けの締めつけ用ナット
19…回転軸と軸受けの締めつけ用ナット

Claims (3)

  1. 他端に羽根車側の吸込口Aを、一端に吐出口を有するケーシングと、前記ケーシング内に回転可能で一端は駆動手段に連結され、他端には前記羽根車が、中途には円錐あるいは円筒の回転体が差し込まれた回転軸とからなることを特徴とする遠心ポンプ。
  2. 上記円錐あるいは円筒の回転体の外周面に隙間を有する如く、上記ケーシング内に円筒の回転体自由に回転できるように設置したことを特徴とする請求項1記載の遠心ポンプ。
  3. 上記回転軸に軸スラストを計量できる計量器を取り付けたことを特徴とする請求項1又は、請求項2に記載の遠心ポンプ。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09144690A (ja) * 1995-11-24 1997-06-03 Hitachi Ltd ターボポンプの軸受構造
JP2010024867A (ja) * 2008-07-16 2010-02-04 Toyota Industries Corp 遠心圧縮機

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