JP2016044723A - 車両用駆動制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】アクセル開度が抑制されている状態で、第2モードが選択されたときに、運転者等が車両の挙動に違和感を覚えるのを防止できるようにする。【解決手段】時刻t1に切換スイッチがオンされたときに、アクセル開度APが抑制されていて0%の状態であれば、変速特性の切り換え制御を待機し、その後アクセル開度APの抑制が解除、つまりアクセルペダルが踏みこまれて時刻t2にアクセル開度APが所定のしきい値Athを超えたときに、待機終了条件が成立したと判断され、それまでエコノミーモードの変速線図における目標回転数R1でCVTが変速制御されていたものが、時刻t2にエコノミーモードの変速線図からパワーモードの変速線図に移行するためのスイープ量が導出されて、導出されたスイープ量でCVTの変速回転数が制御されながらパワーモードの変速線図にシームレスに切り換えられ、CVTの変速特性が途切れることなく連続的に切り換えられる。【選択図】図3
Description
本発明は、複数のモードの変速特性に応じて変速装置の変速制御を行う車両用駆動制御装置に関する。
自動車等の車両において、通常のノーマルモード以外に燃費重視のエコノミーモードや出力重視のパワーモード等、複数の制御モードを設定し、運転者が切換スイッチ等の操作により所望のモードを選択することで、燃費性能と出力性能の双方を満足させるようにしたエンジン制御技術が提案されている(特許文献1参照)。
しかし、上記した特許文献1に記載のものでは、切換スイッチの操作によるモード切り換えの際に、アクセルオフでタイヤの回転に連れ回わされている状態等のエンジン被駆動状態にあるときには、運転者等が車両の挙動に違和感を覚えるという問題がある。
すなわち、例えばCVT搭載車両では、図5(a)に示すように、切換スイッチの操作によりパワーモードをオフからオンに切り換えられると、同図(c)中の太い実線に示すように、変速の目標回転数がノーマルモードの変速線図Nからこれよりも高いパワーモード変速線図Pに切り換わる。このとき、切換スイッチの操作によりパワーモードをオフからオンに切り換わる際に、同図(b)に示すように、アクセル開度が0%つまりアクセルペダルが踏まれておらずにエンジンが被駆動状態にあると、変速線図の切り換えによって回転数を上げると急激にエンジンブレーキが増すことになり、運転者のエンジン出力を上げたいとの意思に反して車両が減速してしまうという問題がある。なお、エコノミーモードをオンからオフに切り換えたときにも、同様の問題が生じ得る。
また、パワーモードのオンへの切り換えにより、パワーモード用に変速の目標回転数を上げると、駆動トルクは図5(d)中の太い実線に示すようになり、パワーモードのオンへの切り換え直後は同図(d)中に破線で示すエンジンブレーキによる減少分にイナーシャトルクの減少分が加わるため、イナーシャトルクによる減速度が上記したエンジンブレーキによる減速度に加わることになり、例えばアウトプットプーリまたはインプットプーリの一方にのみ油圧センサが設けられた流量制御式のCVTの場合には、エンジンの被駆状態における急な変速によってベルト滑りが発生するおそれもある。
一方で、再加速時の応答性を上げるには、アクセルオフ中に目標回転数を上げることは必須となるため、上記したような運転者の意思に反する減速感やベルト滑りの発生を抑制しつつ、アクセルオフ中に目標回転数を上げて再加速時の応答性を上げる技術の開発が求められる。
本発明は、アクセル開度が抑制されている状態で、第2モードが選択されたときに、運転者等が車両の挙動に違和感を覚えるのを防止できるようにすることを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明の車両用駆動制御装置は、所定の第1モードに対応する変速特性と、前記第1モードよりも変速回転数が高い第2モードの変速特性とを記憶した記憶手段と、前記第1、第2モードのなかから一方を選択する選択手段と、前記選択手段により選択された前記モードに対応する変速特性を前記記憶手段から読み出して前記変速特性の切り換えを行う切換制御手段と、前記切換制御手段により切り換えられた前記変速特性で変速装置の変速制御を行う変速制御手段とを備え、前記切換制御手段は、アクセル開度が抑制されていない状態で、前記選択手段により前記第1モードから前記第2モードが切換選択されたときに、前記第2モードの選択時に前記第1モードの変速特性から前記第2モードの変速特性に切り換えを行い、アクセル開度が抑制されている状態で、前記選択手段により前記第1モードから前記第2モードが切換選択されたときに、所定の待機終了条件が成立するまで変速特性の切り換え制御を待機した後、前記第1モードの変速特性から前記第2モードの変速特性への切り換えを行うことを特徴としている(請求項1)。
また、前記切換制御手段は、アクセル開度が抑制されている状態で、前記第1モードから前記第2モードが切換選択されたときに、その後前記アクセル開度の抑制が解除されたときに前記待機終了条件が成立したと判断して、前記第1モードの変速特性から前記第2モードの変速特性に切り換えを行うのが望ましい(請求項2)。
また、前記切換制御手段は、アクセル開度が抑制されている状態で、前記第1モードから前記第2モードが切換選択されたときに、そのときの実変速回転数または目標変速回転数が前記第2モードの変速特性におけるアクセル開度抑制状態での変速回転数以上であれば、前記待機終了条件が成立したと判断して前記第1モードの変速特性から前記第2モードの変速特性に切り換えるようにしてもよい(請求項3)。
請求項1に係る発明によれば、アクセル開度が抑制されていない状態で、選択手段により第1モードから第2モードが切換選択されたときに、切換制御手段により、第2モードの選択時に第1モードの変速特性から前記第2モードの変速特性に切り換えを行い、アクセル開度が抑制されている状態で、選択手段により第1モードから第2モードが切換選択されたときに、切換制御手段により、所定の待機終了条件が成立するまで変速特性の切り換え制御を待機した後、第1モードの変速特性から第2モードの変速特性への切り換えを行うため、所定の待機終了条件が成立するまで変速特性への切り換え制御を待機した後に第1モードの変速特性から第2モードの変速特性にシームレスに切り換えることができ、従来のように運転者等の意思に反する減速度が発生すること等を防止して、運転者等が車両の挙動に違和感を覚えるのを未然に防止することができる。
また、請求項2に係る発明によれば、アクセル開度が抑制されている状態で、第1モードから第2モードが切換選択され、その後アクセル開度の抑制が解除されたときに、切換制御手段により待機終了条件が成立したと判断して、第1モードの変速特性から第2モードの変速特性に切り換えられるため、アクセル開度の抑制の解除に応じて第2モードの変速特性にシームレスに切り換えることができ、従来のように、運転者等の意思に反する減速度を発生させたり、イナーシャトルクによる減速度が加わることによるベルト滑りを発生させたりすることがなく、運転者等が不要な減速感を覚えるのを未然に防止することができる。
また、請求項3に係る発明によれば、アクセル開度が抑制されている状態で、第1モードから第2モードが切換選択されたときに、そのときの実変速回転数または目標変速回転数が第2モードの変速特性における変速回転数以上であれば、待機終了条件が成立したと判断して第1モードの変速特性から第2モードの変速特性に切り換えられるためアクセル開度の抑制中であっても第2モードへの切り換えを迅速に行うことができ、第2モードへの切り換えを待機している間に変速回転数を下げすぎないので、加速応答性を上げることができる。
本発明をCVT(Continuously Variable Transmission)搭載の車両に適用した場合の一実施形態について、図1ないし図4を参照して詳細に説明する。
図1に示すように、燃費重視のエコノミーモード(本発明における「第1モード)に相当)から出力重視のパワーモード(本発明における「第2モード)に相当)に走行モードを切換選択する選択手段である切換スイッチ1が設けられ、切換スイッチ1のオンによりエコノミーモードからパワーモードへの切換選択が行われ、切換スイッチ1のオフによりパワーモードからエコノミーモードへの切換選択が行われる。
そして、図1に示すように、燃費重視のエコノミーモードに対応する変速特性である変速線図(1)を記憶した第1メモリ2a、およびエコノミーモードよりも変速回転数が高い出力重視のパワーモードに対応する変速特性である変速線図(2)を記憶した第2メモリ2bが設けられている。なお、両メモリ2a,2bが、本発明における記憶手段に相当する。
さらに、図1に示すようにマイクロコンピュータ構成の切換制御手段3が設けられ、この切換制御手段3は、第1のメモリ2aまたは第2のメモリ2bから読み出される変速線図と、そのときにアクセル開度センサ等から入力されるアクセル開度APおよび車速センサ等から入力される車速Vとに基づき、エコノミーモードにおける時々刻々の変速の目標回転数R1またはパワーモードにおける時々刻々の変速の目標回転数R2を導出する導出部3aを備えるとともに、入力されるCVTの実変速回転数Rと、導出した目標回転数R1,R2とを比較して変速線図の切り換えが終了したかどうかを判定する切換判定部3bを備えている。
また、切換制御手段3は切換部3cを備えており、切換部3cは、運転者による切換スイッチ1のオフによりエコノミーモードが選択されたときに、エコノミーモードの変速線図に切り換えを行い、後段の変速制御手段4により、切り換えられた変速回転数(目標回転数R1)でCVT5の変速制御が行われ、運転者による切換スイッチ1のオンによりパワーモードが選択されたときには、パワーモードの変速線図(2)に切り換えを行い、後段の変速制御手段4により、切り換えられた、パワーモードの変速線図(2)における目標回転数R2でCVT5の変速制御が行われる。このとき、切換スイッチ1のオンによりエコノミーモードからパワーモードへの切換選択が行われた場合に、そのときのアクセル開度APの状況に応じて、即座にパワーモードの変速線図(2)への切り換えを行わず、下記のように一旦切り換えを待機する。
すなわち、切換制御手段3は、アクセル開度APが抑制されていない状態、つまりアクセルペダルが踏まれている状態で、切換スイッチ1のオン操作によりエコノミーモードからパワーモードが切換選択されたときに、パワーモードの選択時にエコノミーモードの変速線図(1)からパワーモードの変速線図(2)に切り換えを行う一方、アクセル開度APが抑制されている状態、つまりアクセルペダルが踏まれていないか或いは踏み込みが緩んでいる状態では、切換スイッチ1のオン操作によりエコノミーモードからパワーモードが切換選択されたときに、所定の待機終了条件が成立するまで変速特性への切り換え制御を一旦待機し、所定の待機終了条件が成立した後、エコノミーモードの変速線図(1)からパワーモードの変速線図(2)への切り換えを行う。
ここで、アクセル開度APが抑制されている状態で、エコノミーモードからパワーモードが切換選択され、変速特性の切り換え制御を待機し、その後アクセル開度APの抑制が解除、つまりアクセルペダルが踏み込まれたときに、待機終了条件が成立したと判断する第1の態様と、アクセル開度APが抑制されている状態で、エコノミーモードからパワーモードが切換選択されたときに、そのときの実変速回転数Rがアクセルオフ時のパワーモードの目標回転数R2off以上であれば、待機終了条件が成立したと判断する第2の態様があり、以下に説明するように、図2に示すような制御手順に従い切り換え待機に関する第1の態様と第2の態様とを適宜選択するようになっている。
図2に示すように、切換制御手段3により、切換スイッチ1がオンされたか否かの判定がなされ(ステップS1)、この判定結果がNOであれば、エコノミーモードが選択されていると判断され、ステップS11に移行して後述するステップS10における下限ガードが解除された後(ステップS11)、エコノミーモードの変速線図(1)が選択され(ステップS2)、エコノミーモードの変速線図(1)に基づく変速回転数(目標回転数R1)でCVT5の変速制御が行われる。
ところで、ステップS1の判定結果がYESであれば、パワーモードが切換選択されたと判断され、実変速回転数Rとパワーモードの目標回転数R2とが比較されて、切換判定部3bにより変速線図の切り換えが完了しているか否かの判定がなされ(ステップS3)、この判定結果がYESであれば、ステップS4に移行してパワーモードの変速線図(2)が選択され(ステップS4)、パワーモードの変速線図(2)に基づく変速回転数(目標回転数R2)でCVT5の変速制御が行われる。
一方、ステップS3の判定結果がNOであれば、CVT5の実変速回転数Rが上がってパワーモードの目標回転数R2とほぼ一致(R≒R2)しているかどうかの判定がなされ(ステップS5)、この判定結果がYESであれば、切換判定部3bにより変速線図の切り換えが完了していると判断され(ステップS6)、上記したステップS4に移行し、ステップS5の判定結果がNOであれば、アクセル開度APが抑制されている状態からその後アクセルペダルが踏み込まれてアクセル開度APの抑制が解除されるなど、待機終了条件1が成立した否かの判定がなされる(ステップS7)。
そして、アクセル開度APが所定のしきい値Ath以上になるなどして待機終了条件が成立したと判断され、それまでの変速特性の切り換え制御の待機を終了してエコノミーモードの変速線図(1)からパワーモードの変速線図(2)に移行するためのスイープ量が導出されて、エコノミーモードからパワーモードの変速特性にシームレスに切り換えられ(ステップS8)、その後はパワーモードの変速線図(2)に基づく変速回転数(目標回転数R2)でCVT5の変速制御が行われる。このときのスイープ量は、パワーモードの変速線図(2)にステップ状に急変することなく、滑らかにパワーモードの変速線図(2)に切り換わるように設定するのが好ましい。
また、上記したステップS7の判定結果がNOであれば、CVT5の実変速回転数Rがパワーモードにおけるアクセルオフ時の目標回転数R2offより大きいか否か(待機終了条件2が成立したか否か)の判定がなされ(ステップS9)、この判定結果がNOであれば上記したステップS2に移行し、判定結果がYESであれば、実変速回転数Rがパワーモードの目標回転数R2以下、かつエコノミーモードの目標回転数R1以上の値に保持され、エコノミーモードからパワーモードの変速特性にシームレスに切り換えられる(ステップS10)。このときの目標回転数はパワーモードの変速線図(2)にステップ状に急変することなく、滑らかにパワーモードの変速線図(2)に切り換わるように設定するのが好ましい。また、ステップS2,S4,S8,S10の処理を経たのち、動作は終了する。なお、図2に示す処理は、逐次実行される。
上記したステップS8の処理及びステップS10の処理について、より具体的に動作説明する。まず、ステップS8の処理について、図3を参照して説明する。
いま、図3(a)に示すように、時刻t1に切換スイッチ1がオンされたときに、同図(b)に示すように、アクセル開度APが抑制されていて0%の状態であれば、その後アクセル開度APの抑制が解除、つまりアクセルペダルが踏みこまれて時刻t2にアクセル開度APが所定のしきい値Athを超えたときに、上記した待機終了条件が成立したと判断され、同図(c)に示すように、それまでエコノミーモードの変速線図(1)における目標回転数R1でCVT5が変速制御されていたものが、時刻t2にエコノミーモードの変速線図(1)からパワーモードの変速線図(2)に移行するためのスイープ量が導出されて、導出されたスイープ量でCVT5の変速回転数が制御されながらパワーモードの変速特性にシームレスに切り換えられ、変速特性が途切れることなく連続的に切り換えられ、時刻t3に実変速回転数Rがパワーモードの変速線図(2)の目標回転数R2に達したときに、切換判定部3bにより切り換え終了と判定され、その後はパワーモードの目標回転数R2でCVT5の変速制御が行われる。
次に、ステップS10の処理について、図4を参照して説明する。図4に示すように、時刻t4(下限ガード開始)に切換スイッチ1がオンされたときに、同図(b)に示すように、アクセルペダルの踏み込みが緩められ、アクセル開度APが抑制されて徐々に低下している状態である場合に、エコノミーモードの変速線図(1)からパワーモードの変速線図(2)に切り換えられる前に、時刻t4の実変速回転数Rがパワーモードの変速線図(2)におけるアクセルオフ時(アクセル開度抑制状態)での変速回転数R2off以上(R≧R2off)であれば、同図(c)中の太い実線に示すように、エコノミーモードの目標回転数R1がパワーモードにおけるアクセルオフ時の目標回転数R2offに下限ガードされ、時刻t5からパワーモードの変速特性に変速特性が途切れることなく連続的に切り換えられ、実変速回転数Rがパワーモードの変速線図(2)における変速回転数R2よりも低く、かつエコノミーモードの変速線図(1)における変速回転数R1以上に保持され、実変速回転数Rが下がりすぎないようにガードされる。そして、同図(c)時刻t6(切り換え完了)に実変速回転数Rがパワーモードの変速線図(2)の目標回転数R2まで低下すれば、変速線図の切り換えが完了と判断され、その後はパワーモードの変速線図(2)によるCVT5の変速制御が行われる。つまり、時刻t5からt6までの間は、下限ガードが有効な期間となる。
したがって、上記した実施形態によれば、アクセル開度APが抑制されている状態で、切換スイッチ1のオン操作によりエコノミーモードからパワーモードが切換選択されたときに、その後アクセルペダルが踏み込まれてアクセル開度APの抑制が解除されたときに、切換制御手段3により待機終了条件が成立したと判断されて、所定の待機状態を経た後にエコノミーモードの変速線図(1)からパワーモードの変速線図(2)に切り換えられるため、アクセル開度APの抑制の解除に応じてエコノミーモードの変速線図(1)からパワーモードの変速線図(2)にシームレスに切り換えることができ、従来のように、運転者等の意思に反する減速度を発生させたり、イナーシャトルクによる減速度が加わることによるベルト滑りを発生させたりすることがなく、運転者等の意思に反する減速度が発生すること等を防止することができ、運転者等が不要な減速感を覚えるのを未然に防止することができる。
また、アクセル開度APが抑制されている状態で、切換スイッチ1のオン操作によりエコノミーモードからパワーモードが切換選択されたときに、そのときの実変速回転数Rがパワーモードの変速線図(2)におけるアクセルオフ時の変速回転数R2off以上であれば、上記した待機終了条件が成立したと判断されて、エコノミーモードの変速線図(1)からパワーモードの変速線図(2)に切り換えられるため、アクセル開度の抑制中であってもパワーモードへの切り換えを迅速に行うことができ、パワーモードへの切り換えを待機している間に変速回転数を下げすぎることがないので、加速応答性を上げることが可能になる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行なうことが可能である。
上記した実施形態では、図5(d)に示すように、待機期間中、切換制御手段3により、実変速回転数Rがパワーモードの変速線図(2)における変速回転数R2以下、かつエコノミーモードの変速線図(1)における変速回転数R1以上であるアクセルオフ時での変速回転数R2offにより下限ガードするようにした場合について説明したが、アクセルオフ時での変速回転数R2offに限定されるものではなく、エコノミーモードの変速線図(1)における変速回転数R1以上であれば、どのような変速回転数に保持してガードするようにしてもかまわない。
また、上記した実施形態では、CVT搭載車両に本発明を適用した例について説明したが、CVT搭載車両に限らず、通常のオートマチック車両についても本発明を適用することができる。
1 …切換スイッチ(選択手段)
2a,2b …第1、第2メモリ(記憶手段)
3 …切換制御手段
4 …変速制御手段
2a,2b …第1、第2メモリ(記憶手段)
3 …切換制御手段
4 …変速制御手段
Claims (3)
- 所定の第1モードに対応する変速特性と、前記第1モードよりも変速回転数が高い第2モードの変速特性とを記憶した記憶手段と、
前記第1、第2モードのなかから一方を選択する選択手段と、
前記選択手段により選択された前記モードに対応する変速特性を前記記憶手段から読み出して前記変速特性の切り換えを行う切換制御手段と、
前記切換制御手段により切り換えられた前記変速特性で変速装置の変速制御を行う変速制御手段とを備え、
前記切換制御手段は、
アクセル開度が抑制されていない状態で、前記選択手段により前記第1モードから前記第2モードが切換選択されたときに、前記第2モードの選択時に前記第1モードの変速特性から前記第2モードの変速特性に切り換えを行い、
アクセル開度が抑制されている状態で、前記選択手段により前記第1モードから前記第2モードが切換選択されたときに、所定の待機終了条件が成立するまで変速特性の切り換え制御を待機した後、前記第1モードの変速特性から前記第2モードの変速特性への切り換えを行うことを特徴とする車両用駆動制御装置。 - 前記切換制御手段は、
アクセル開度が抑制されている状態で、前記第1モードから前記第2モードが切換選択されたときに、その後前記アクセル開度の抑制が解除されたときに前記待機終了条件が成立したと判断して、前記第1モードの変速特性から前記第2モードの変速特性に切り換えを行うことを特徴とする請求項1に記載の車両用駆動制御装置。 - 前記切換制御手段は、
アクセル開度が抑制されている状態で、前記第1モードから前記第2モードが切換選択されたときに、そのときの実変速回転数または目標変速回転数が前記第2モードの変速特性におけるアクセル開度抑制状態での変速回転数以上であれば、前記待機終了条件が成立したと判断して前記第1モードの変速特性から前記第2モードの変速特性に切り換えることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用駆動制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014168423A JP2016044723A (ja) | 2014-08-21 | 2014-08-21 | 車両用駆動制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2023064234A (ja) * | 2021-10-26 | 2023-05-11 | ダイハツ工業株式会社 | 内燃機関の制御装置 |
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2014
- 2014-08-21 JP JP2014168423A patent/JP2016044723A/ja active Pending
Cited By (2)
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