JP2016044552A - 液圧モータ制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】メンテナンスの作業効率を向上する。【解決手段】斜板2の傾転角度に応じて押しのけ容積が変化するピストンモータ1を制御する液圧モータ制御装置100において、斜板2の傾転角度を切り換える容積切換バルブ30を備え、容積切換バルブ30は、収容孔61に収容される第1スプール40と、収容孔61を閉塞するプラグ48と、第1スプール40を付勢するスプリング42と、第1スプール40の摺動孔40d内に摺動自在に挿入される第2スプール41と、収容孔61内に小径部50dが突出する封止栓50とを有し、プラグ48を外した際に、小径部50dが第1スプール40の環状溝40gの側壁40iに当接して、第1スプール40の摺動孔40d内に第2スプール41が挿入される状態が維持される。【選択図】図2

Description

本発明は、斜板の傾転角度に応じて押しのけ容積が変化するピストンモータを制御する液圧モータ制御装置に関するものである。
特許文献1には、液圧モータの容積を切り換える容積切換バルブを備える液圧モータ制御装置において、容積切換バルブが、収容孔に収容され一端側にパイロット圧が作用する第1スプールと、第1スプールの他端側から第1スプール内に摺動自在に挿入され第1スプールの内部に圧力室を画定する第2スプールと、パイロット圧に抗して第1スプールを付勢するスプリングと、第1スプールの一端側の収容孔の開口部を閉塞するプラグと、を有する構成が開示されている。
特開平1−116301号公報
上記液圧モータ制御装置において、メンテナンス等のために、収容孔を閉塞するプラグを取り外した場合、スプリングの付勢力によって第1スプールが押し出され、第1スプール内に挿入されていた第2スプールが、第1スプールから抜け出ることがある。第2スプールは、第1スプール内に微小な隙間を介して挿入されているため、一旦抜け出てしまうと再度挿入することが困難となる。このため、メンテナンスの作業効率が低下するおそれがある。
本発明は、このような技術的課題に鑑みてなされたものであり、メンテナンスの作業効率を向上することを目的とする。
本発明は、斜板の傾転角度に応じて押しのけ容積が変化するピストンモータを制御する液圧モータ制御装置において、切換パイロット圧室及び切換圧力室に導かれる作動液の圧力に応じて前記斜板の傾転角度を切り換える容積切換バルブを備え、前記容積切換バルブは、収容孔に収容され一端が前記切換パイロット圧室に臨み他端がばね室に臨む第1スプールと、前記収容孔を閉塞し前記切換パイロット圧室を画定するプラグと、前記ばね室に収装され前記第1スプールを前記切換パイロット圧室の圧力に抗して付勢する付勢部材と、前記ばね室に臨み前記第1スプールに形成される摺動孔内に摺動自在に挿入され前記第1スプールの内部に前記切換圧力室を画定する第2スプールと、前記収容孔の内周面に開口する連通孔内に設けられ前記収容孔内に先端部が突出する係止部材と、を有し、前記第1スプールは、その外周面に前記係止部材の前記先端部が入り込む凹部を有し、前記プラグを外した際に、前記先端部が前記凹部の側壁に当接して、前記第1スプールの前記摺動孔内に前記第2スプールが挿入される状態が維持されることを特徴とする。
本発明によれば、収容孔を閉塞するプラグを取り外した際に、収容孔内に突出する係止部材の先端部と第1スプールの外周面に設けられる凹部の側壁とが当接し、第1スプールの摺動孔内に第2スプールが挿入される状態が維持される。このため、プラグを取り外すメンテナンス作業を行う際の作業効率を向上することができる。
本発明の実施形態に係る液圧モータ制御装置の液圧回路図である。 本発明の実施形態に係る液圧モータ制御装置の断面図である。 図2の係止部材の取付部を拡大した拡大図である。 図3Aの矢印A方向から見た係止部材を示す図である。 係止部材の第1変形例を示す断面図である。 係止部材の第2変形例を示す断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1を参照して、本発明の実施形態に係る液圧モータ制御装置100について説明する。図1は、油圧ショベル等の作業機に搭載される液圧モータ制御装置100の液圧回路図である。液圧モータ制御装置100は、図示しない作業機の走行装置を制御するものである。
液圧モータ制御装置100は、斜板2の傾転角度に応じて押しのけ容積が変化するピストンモータ1と、ピストンモータ1の作動を許容するとともにピストンモータ1の停止状態を保持するカウンタバランスバルブ10と、斜板2の傾転角度を切り換えて押しのけ容積を変化させピストンモータ1の作動速度を切り換える容積切換バルブ30と、ピストンモータ1に接続され作動液としての作動油が流通する第1主通路4及び第2主通路5と、を備える。ここで、押しのけ容積とは、ピストンモータ1が1回転当たりに押しのける幾何学的容積である。
液圧モータ制御装置100は、外部と連通する複数のポートP1,P2,T,Psを有しており、給排ポートP1,P2には、作動油を加圧して供給するポンプ70が接続され、タンクポートTには作動油を貯留するタンク71が接続され、パイロット給排ポートPsには図示しないパイロット圧供給源が接続される。液圧モータ制御装置100とポンプ70との間には、ポンプ70から供給される作動油を何れの給排ポートP1,P2に導くかを切り換える走行制御バルブ72が介装されている。走行制御バルブ72は、ピストンモータ1を正回転させる正回転ポジション72Aと、ピストンモータ1を停止させる停止ポジション72Bと、ピストンモータ1を逆回転させる逆回転ポジション72Cと、を有する。走行制御バルブ72の位置は、オペレータが操作レバー73を操作することによって切り換えられ、この操作により、作業機は、前進,後進または停止する。
ピストンモータ1は、モータポートM1,M2へ選択的に供給される作動油によって正方向または逆方向に回転作動する斜板式液圧ピストンモータである。ピストンモータ1は、第1主通路4を介して給排ポートP1に接続されるモータポートM1と、第2主通路5を介して給排ポートP2に接続されるモータポートM2と、斜板2の傾転角度を切り換える一対の切換アクチュエータ20,21と、斜板2を付勢する斜板スプリング3と、を有する。ピストンモータ1の容量は、斜板2の傾転角度が最大になったときに最大となり、斜板2の傾転角度が最小になったときに最小となる。斜板スプリング3は、斜板2の傾転角度を大きくする方向に斜板2を付勢しており、切換アクチュエータ20,21は、斜板2の傾転角度を小さくする方向に伸張する。すなわち、斜板2の傾転角度は、斜板スプリング3の付勢力と切換アクチュエータ20,21の推力とに応じて変化する。ピストンモータ1の出力軸の回転は、減速機等を介して作業機の駆動輪へ伝達される。
カウンタバランスバルブ10は、第1主通路4及び第2主通路5に介装されるスプールバルブである。カウンタバランスバルブ10は、図1に示されるように、給排ポートP1,P2と連通する2つの給排ポート10a,10bと、モータポートM1,M2と連通する2つの給排ポート10c、10dと、切換圧通路35を通じて容積切換バルブ30と連通するパイロットポート10eと、絞り18が設けられる排出通路17を通じてタンクポートTと連通する排出ポート10fと、の6つのポートを有する。
カウンタバランスバルブ10は、さらに、絞り14aが設けられたパイロット通路13aを通じてポンプ70から供給される作動油が導かれるパイロット室12aと、絞り14bが設けられたパイロット通路13bを通じてポンプ70から供給される作動油が導かれるパイロット室12bと、2つの戻しばね11a,11bと、を有する。
パイロット室12aに導かれる作動油の圧力による推力は、カウンタバランスバルブ10が作動ポジション10Aに位置するように作用する。カウンタバランスバルブ10が作動ポジション10Aに位置すると、給排ポート10aがパイロットポート10eと連通するとともに、モータポートM1への流れを許容する逆止弁を介して給排ポート10cに接続され、給排ポート10bが給排ポート10dと連通する。
パイロット室12bに導かれる作動油の圧力による推力は、カウンタバランスバルブ10が作動ポジション10Bに位置するように作用する。カウンタバランスバルブ10が作動ポジション10Bに位置すると、給排ポート10bがパイロットポート10eと連通するとともに、モータポートM2への流れを許容する逆止弁を介して給排ポート10dに接続され、給排ポート10aが給排ポート10cと連通する。
戻しばね11a,11bの付勢力は、カウンタバランスバルブ10が作動ポジション10Cに位置するように作用する。カウンタバランスバルブ10が作動ポジション10Cに位置すると、給排ポート10aがモータポートM1からの流れを遮断する逆止弁を介して給排ポート10cに接続され、給排ポート10bがモータポートM2からの流れを遮断する逆止弁を介して給排ポート10dに接続され、パイロットポート10eが排出ポート10fと連通する。
容積切換バルブ30は、切換アクチュエータ20,21への作動油の供給と排出を切り換えるスプールバルブである。容積切換バルブ30は、第1分岐通路31を通じてモータポートM1側の第1主通路4と連通する第1供給ポート30aと、第2分岐通路32を通じてモータポートM2側の第2主通路5と連通する第2供給ポート30bと、第1排出通路33を通じてタンクポートTと連通する第1排出ポート30cと、第2排出通路34を通じてタンクポートTと連通する第2排出ポート30dと、絞り24が設けられる第1切換通路22を通じて切換アクチュエータ20と連通する第1給排ポート30eと、絞り25が設けられる第2切換通路23を通じて切換アクチュエータ21と連通する第2給排ポート30fと、の6つのポートを有する。
容積切換バルブ30は、さらに、パイロット給排ポートPsからパイロット圧が導かれる切換パイロット圧室43と、切換圧通路35を通じてカウンタバランスバルブ10と連通する切換圧力室44と、付勢部材としてのスプリング42と、を有する。
スプリング42による付勢力と切換圧力室44に導かれる作動油の圧力による推力とは、容積切換バルブ30が低速ポジション30Aに位置するように作用する。容積切換バルブ30が低速ポジション30Aに位置すると、第1排出ポート30cと第1給排ポート30eとが連通し、第2排出ポート30dと第2給排ポート30fとが連通する。
一方、切換パイロット圧室43に導かれるパイロット圧による推力は、容積切換バルブ30が高速ポジション30Bに位置するように作用する。容積切換バルブ30が高速ポジション30Bに位置すると、第1供給ポート30aと第1給排ポート30eとが連通し、第2供給ポート30bと第2給排ポート30fとが連通する。パイロット給排ポートPsから切換パイロット圧室43に供給されるパイロット圧は、作業機の走行速度を低速と高速とに切り換える速度切換レバー(図示せず)がオペレータによって高速側に操作された場合にパイロット圧供給源から供給され、操作レバーが低速側にある場合は供給されない。
次に、カウンタバランスバルブ10の作動について説明する。
走行制御バルブ72の操作レバー73がオペレータによって操作され、走行制御バルブ72が停止ポジション72Bから正回転ポジション72Aに切り換わると、給排ポートP1はポンプ70と接続され、給排ポートP2は排出通路74を通じてタンク71に接続される。ポンプ70から作動油が給排ポートP1に供給されると、作動油の一部はパイロット通路13aを通じてパイロット室12aに導かれる。パイロット室12aに導かれた作動油の圧力による推力によってカウンタバランスバルブ10の位置は作動ポジション10Aに切り換えられる。作動ポジション10Aでは、第1主通路4を通じてピストンモータ1のモータポートM1に作動油が供給されるとともに、モータポートM2から流出する作動油が第2主通路5,給排ポートP2及び排出通路74を通じてタンク71へ戻される。これにより、ピストンモータ1は正方向に回転作動する。また、このとき、切換圧通路35を通じて容積切換バルブ30にも作動油が導かれる。
一方、走行制御バルブ72の操作レバー73がオペレータによって操作され、走行制御バルブ72が停止ポジション72Bから逆回転ポジション72Cに切り換わると、給排ポートP2はポンプ70と接続され、給排ポートP1は排出通路74を通じてタンク71に接続される。ポンプ70から作動油が給排ポートP2に供給されると、作動油の一部はパイロット通路13bを通じてパイロット室12bに導かれる。パイロット室12bに導かれた作動油の圧力による推力によってカウンタバランスバルブ10の位置は作動ポジション10Bに切り換えられる。作動ポジション10Bでは、第2主通路5を通じてピストンモータ1のモータポートM2に作動油が供給されるとともに、モータポートM1から流出する作動油が第1主通路4,給排ポートP1及び排出通路74を通じてタンク71へ戻される。これにより、ピストンモータ1は逆方向に回転作動する。また、このとき、切換圧通路35を通じて容積切換バルブ30にも作動油が導かれる。
走行制御バルブ72の操作レバー73がオペレータによって操作され、走行制御バルブ72が停止ポジション72Bに切り換わると、両給排ポートP1,P2が連通するとともに、ポンプ70から吐出される作動油は排出通路74を通じてタンク71へ戻される。両給排ポートP1、P2の圧力差がなくなり、パイロット室12a内の作動油の圧力による推力とパイロット室12b内の作動油の圧力による推力とが同じになるため、カウンタバランスバルブ10の位置は、戻しばね11a,11bの付勢力によって停止ポジション10Cに切換わる。停止ポジション10Cでは、モータポートM1,M2から給排ポートP1,P2への作動油の流れが遮断され、モータポートM1,M2と給排ポート10c,10dとの間にブレーキ圧が発生するため、ピストンモータ1は回転作動を停止し、停止し続ける。また、このとき、切換圧通路35は排出通路17を通じてタンクポートTに接続されるため、切換圧通路35内の圧力は低下する。このように、カウンタバランスバルブ10は、給排ポートP1,P2に供給される作動油の圧力に応じて、ピストンモータ1の作動を許容するとともにピストンモータ1の停止状態を保持する。
カウンタバランスバルブ10の位置が急速に切り換わると、ピストンモータ1の状態が停止状態から回転状態または回転状態から停止状態へ急激に変化する。このような変化は、作業機の走行開始時及び走行停止時に振動を発生させ、オペレータに衝撃を与えるおそれがある。本実施形態では、パイロット通路13a,13bに設けられた絞り14a,14bによって、パイロット通路13a,13bを通じてパイロット室12a,12bに導かれる作動油の流れ及びパイロット室12a,12bから排出される作動油の流れに抵抗が付与される。このため、カウンタバランスバルブ10のポジションが急速に切り換わることが抑制され、ピストンモータ1の状態が変化する際の衝撃は緩和される。
次に、容積切換バルブ30の作動について説明する。
作業機が走行中であって、図示しない速度切換レバーがオペレータによって高速側に操作されていない場合、切換パイロット圧室43にパイロット圧が導かれないため、スプリング42による付勢力と切換圧力室44に導かれる作動油の圧力による推力とにより、容積切換バルブ30の位置は低速ポジション30Aに保持される。このとき、各切換アクチュエータ20,21はそれぞれ第1切換通路22及び第1排出通路33または第2切換通路23及び第2排出通路34を通じてタンクポートTと連通するため、切換アクチュエータ20,21は、斜板スプリング3の付勢力により収縮する。斜板スプリング3の付勢力によって斜板2の傾転角度が最大となるとピストンモータ1の容量は最大となり、ピストンモータ1は低速で作動する。この結果、作業機の走行速度は低速となる。
一方、速度切換レバーがオペレータによって高速側に操作された場合、切換パイロット圧室43にはパイロット圧が導かれる。切換パイロット圧室43に導かれるパイロット圧による推力が、スプリング42による付勢力と切換圧力室44に導かれる作動油の圧力による推力との合力を上回ると、容積切換バルブ30は高速ポジション30Bに切り換わる。このとき、切換アクチュエータ20は第1切換通路22及び第1分岐通路31を通じて第1主通路4と連通し、切換アクチュエータ21は第2切換通路23及び第2分岐通路32を通じて第2主通路5と連通する。切換アクチュエータ20,21の何れか一方には、第1主通路4または第2主通路5を流通する作動油が導かれるため、切換アクチュエータ20,21の何れか一方は、斜板スプリング3の付勢力に抗して伸張する。切換アクチュエータ20,21の推力によって、斜板2の傾転角度が最小となるとピストンモータ1の容量は最小となり、ピストンモータ1は高速で作動する。この結果、作業機の走行速度は高速となる。
容積切換バルブ30の位置が急速に切り換わると、斜板2の傾転角度が急激に変化し、ピストンモータ1の作動速度が急激に変化する。このような変化は、作業機の走行速度の変化にも影響し、オペレータに走行速度の急激な変化による衝撃を与えるおそれがある。本実施形態では、第1切換通路22及び第2切換通路23にそれぞれ設けられた絞り24,25によって切換アクチュエータ20,21に出入する作動油の流れに抵抗が付与される。このため、切換アクチュエータ20,21の収縮及び伸張動作が緩慢となり、ピストンモータ1の変速に起因する衝撃は緩和される。
また、ピストンモータ1が高速で作動しているときに、作業機が登坂状態等になると駆動力が不足してしまうため、ピストンモータ1の作動速度を高速から低速に切り換える必要がある。本実施形態における液圧モータ制御装置100は、パイロット給排ポートPsからパイロット圧が供給され、ピストンモータ1の作動速度が高速となっているときであっても、作業機が登坂状態等になりピストンモータ1の負荷が増大するとピストンモータ1の作動速度を自動的に低速に切り換える容積切換機能を有する。
以下に、容積切換バルブ30による容積切換機能について説明する。
ピストンモータ1が高速で作動しているとき、容積切換バルブ30は、切換パイロット圧室43に導かれるパイロット圧による推力が、スプリング42による付勢力と切換圧力室44に導かれる作動油の圧力による推力との合力を上回ることで高速ポジション30Bに位置している。作業機が登坂状態等になりピストンモータ1の負荷が増大すると、これに対応してポンプ70の吐出圧も上昇するため、切換圧力室44に導かれる作動油の圧力も上昇する。このため、容積切換バルブ30が高速ポジション30Bに位置しているときであっても、切換圧力室44内の圧力が上昇し、スプリング42による付勢力と切換圧力室44に導かれる作動油の圧力による推力との合力が、切換パイロット圧室43に導かれるパイロット圧による推力を上回ると、容積切換バルブ30の位置は、高速ポジション30Bから低速ポジション30Aに切り換わる。このように、作業機が登坂状態等になると、容積切換バルブ30の位置が高速ポジション30Bから低速ポジション30Aに自動的に切り換わるので、特段の操作を要することなく作業機の走行速度は低速となり走行状態を維持することが可能となる。このように、容積切換バルブ30は、パイロット給排ポートPsから供給されるパイロット圧及び切換圧力室44に導かれる作動油の圧力に応じて、斜板2の傾転角度を切り換えてピストンモータ1の作動速度及び出力トルクを切り換える。
次に、図2を参照し、容積切換バルブ30の構造について説明する。以下では、容積切換バルブ30の構造を中心に説明し、図1と同一の構成には同一の符号を付して説明する。
容積切換バルブ30は、図2に示されるように、液圧モータ制御装置100のボディ60に設けられるスプールバルブである。容積切換バルブ30は、ボディ60に穿設された収容孔61に収容される第1スプール40と、収容孔61の一端を閉塞するプラグ48と、第1スプール40の一端40aとプラグ48とにより画定される切換パイロット圧室43と、収容孔61の他端を閉塞するプラグ49と、第1スプール40の他端40bとプラグ49とにより画定されるばね室46と、ばね室46内に収装され第1スプール40を切換パイロット圧室43の圧力に抗して付勢する付勢部材としてのスプリング42と、ばね室46側から第1スプール40内に摺動自在に挿入される第2スプール41と、第1スプール40と第2スプール41とにより画定され第1スプール40の内部に形成される切換圧力室44と、を有する。
収容孔61には、第1スプール40の軸方向に離間して、プラグ48側から順に、第1排出ポート30cと、第1給排ポート30eと、第1供給ポート30aと、切換圧通路35を通じてカウンタバランスバルブ10と連通するパイロットポート30gと、第2供給ポート30bと、第2給排ポート30fと、第2排出ポート30dと、が形成される。
第1スプール40は、円筒状の部材であり、外周面には、第1給排ポート30eを第1排出ポート30cまたは第1供給ポート30aに対して連通、遮断する第1環状溝40eと、第2給排ポート30fを第2排出ポート30dに対して連通、遮断する第2環状溝40fと、第2給排ポート30fを第2供給ポート30bに対して連通、遮断する第3環状溝40gと、を有する。第1スプール40の略中央には、切換圧力室44に開口する連通孔45が径方向に穿設され、第1スプール40の外周には、連通孔45とパイロットポート30gとを常時連通する幅を有する第4環状溝40hが形成される。
切換パイロット圧室43に臨む第1スプール40の一端40aは、平面状に形成されている。これに代えて、一端40aに切換パイロット圧室43の一部を構成する凹部を形成してもよい。
第1スプール40とともに切換パイロット圧室43を画定するプラグ48には、切換パイロット圧室43にパイロット給排ポートPsからのパイロット圧を導く切換パイロット通路48aが形成される。切換パイロット通路48aは、プラグ48内に限定されず、ボディ60に形成されてもよい。
第1スプール40の他端40bには、スプリング42の一部を収容するスプリング収容孔40cと、第2スプール41が摺動自在に挿入される摺動孔40dと、が同軸上に連通して形成されている。スプリング収容孔40cの内径は、摺動孔40dの内径よりも大きく設定され、スプリング収容孔40cと摺動孔40dとの間には段部40kが形成される。本実施形態においてスプリング42は、第1スプール40の段部40kとプラグ49との間に介装される。スプリング42の配置はこれに限定されず、第1スプール40を切換パイロット圧室43の圧力に抗して付勢することが可能な配置であればよく、例えば、プラグ49と第2スプール41との間にスプリング42を介装し、第2スプール41を介して第1スプール40を付勢してもよいし、第2スプール41と第1スプール40との間にスプリング42を介装してもよい。
第2スプール41は、段付き円筒状の部材であり、摺動孔40dに摺接する摺動部41aと、摺動部41aと比較して小径に形成され摺動部41aから切換圧力室44側へ突出する小径部41bと、を有する。第2スプール41の小径部41bは、切換圧力室44に開口する連通孔45を閉塞しない形状とされている。このため、切換圧力室44は、連通孔45,第4環状溝40h,パイロットポート30g及び切換圧通路35を通じてカウンタバランスバルブ10と常時連通する。本実施形態において、第2スプール41は、プラグ49と別部材で形成されている。これに代えて、第2スプール41をプラグ49と一体的に形成してもよい。
第2分岐通路32をボディ60に形成する際にできる加工孔62の開口端63には、係止部材としての封止栓50が設けられる。切換圧通路35及び第1分岐通路31をボディ60に形成する際にできる加工孔の開口端にもそれぞれ封止栓56が設けられる。本実施形態において、封止栓56は、ねじ付き金属製プラグであり、ねじ止め荷重により封止栓56が開口端に密着することによって各通路は封止される。封止栓56は、圧入により開口端に固定される形式のものであってもよい。
次に、図3A及び図3Bを参照し、封止栓50およびその周囲の構成について説明する。図3Aは、封止栓50の取付部を拡大した拡大図である。図3Bは、図3A中の矢印A方向から見た封止栓50の図である。
封止栓50は、締付工具等が係合するフランジ部50aと、雄ねじが加工されたねじ部50bと、フランジ部50aとねじ部50bとの間に形成されるシール溝50cと、シール溝50cに嵌装されるOリング55と、ねじ部50bと比較して小径に形成されねじ部50bからフランジ部50aとは反対側に突出する先端部としての小径部50dと、を有する。一方、封止栓50が固定される加工孔62の開口端63には、雌ねじが加工されたねじ部63aと、Oリング55が接触するシール面63bと、が形成される。
封止栓50は、ねじ部50bを介して開口端63のねじ部63aに螺着される。このとき、Oリング55がシール溝50cとシール面63bとに密着することで、開口端63は封止される。上記構成に代えて、封止栓50は、圧入により開口端63に固定されてもよい。
図3Aに示されるように、封止栓50が開口端63に取り付けられた状態で、小径部50dは、収容孔61内に突出し、第1スプール40の第3環状溝40gに入り込む。第3環状溝40gは、小径部50dの側面が当接可能な側壁40iを有しており、この第3環状溝40gが請求項の凹部に該当する。
メンテナンス等のために、プラグ48を外した場合、スプリング42の付勢力によって第1スプール40が押し出されるが、収容孔61内に突出する封止栓50の小径部50dに第3環状溝40gの側壁40iが当接することにより第1スプール40の所定以上の移動が規制される。そして、小径部50dと側壁40iとが当接したときに、第2スプール41の摺動部41aが第1スプール40の摺動孔40d内に挿入されている状態が維持される。具体的には、第2スプール41の摺動部41aが第1スプール40の摺動孔40d内に摺動部41aの直径以上挿入される状態が維持されることが好ましい。このように本実施形態では、プラグ48を取り外しても第1スプール40の所定以上の移動が規制されるため、第2スプール41が第1スプール40から抜け出ることはない。
図3Bに示されるように、封止栓50のフランジ部50aには、液圧モータ制御装置100に用いられる他の封止栓56等と区別するための識別表示として、面取部50eと点状の打刻50fとが設けられている。このように封止栓50は、他の封止栓56等と比較して異なる形状のフランジ部50aを有し、さらにフランジ部50aの表面に打刻50fを有しているため、封止栓50が開口端63に取り付けられた状態であっても、適正な箇所に取り付けられているか否かが容易に判断される。この結果、誤組付を防止することができる。識別表示としては、図示される形状の面取部50eや打刻50fに限定されず、他と異なるものであることが認識できる形状であればどのような形状であってもよい。また、識別表示は、着色等であってもよい。
以上の実施形態によれば、以下に示す効果を奏する。
第2スプール41は、第1スプール40の摺動孔40d内に微小な隙間を介して挿入されているため、一旦抜け出てしまうと再度挿入することが困難であり、無理に挿入すると第2スプール41が固着してしまう。本実施形態によれば、収容孔61を閉塞するプラグ48を取り外した際に、第1スプール40の外周面に設けられる第3環状溝40gの側壁40iと封止栓50の小径部50dとが当接し、第1スプール40の摺動孔40d内に第2スプール41の摺動部41aが挿入される状態が維持される。このように、プラグ48を取り外しても第2スプール41が第1スプール40から抜け出ることはないため、プラグ48を取り外すメンテナンス作業を行う際の作業効率を向上することができる。
また、側壁40iと当接する小径部50dを、脱着可能な封止栓50に一体的に形成しているため、組み付けが容易であるとともに、部品点数が増加しないため、管理コストや製造コストの上昇を抑制することができる。また、メンテナンス時に第1スプール40を取り外す必要が生じたときは、封止栓50を取り外せば、容易に第1スプール40を取り外すことができる。このようにメンテナンスの内容に応じて、封止栓50を脱着させればよいので、メンテナンス作業を行う際の作業効率を向上することができる。
また、封止栓50のフランジ部50aには、識別表示が設けられているため、封止栓50を開口端63に取り付けた状態であっても、他の封止栓と識別することが可能である。このため、封止栓50の誤組み付けを防止することができる。
また、小径部50dを有する封止栓50は、作動油が流通する流路を形成する際にできる加工孔62を利用して設けられるため、別途、収容孔61に開口する孔を加工する必要がないので製造コストを抑制することができる。また、封止栓50の小径部50dが入り込む凹部は、第2給排ポート30fを第2供給ポート30bに対して連通、遮断する第3環状溝40gであるため、別途、第1スプール40の外周面に凹部を形成する必要がないので製造コストを抑制することができる。なお、凹部は、第3環状溝40gに限定されるものではなく、他のポート間を連通、遮断する環状溝を利用してもよい。
また、第1スプール40の摺動孔40d内に第2スプール41の摺動部41aが摺動部41aの直径以上挿入される状態が維持されるので、プラグ48を取り外しても第2スプール41が第1スプール40から抜け出ることが確実に防止される。このため、プラグ48を取り外すメンテナンス作業を行う際の作業効率を向上することができる。
次に、図4を参照して、本発明の実施形態に係る液圧モータ制御装置100の第1変形例について説明する。以下では、上記実施形態と異なる点を中心に説明し、上記実施形態と同様の構成には、同一の符号を付し説明を省略する。
上記実施形態における封止栓50は、開口端63に固定されている。これに対して、第1変形例における封止栓51は、加工孔62の軸方向に進退自在に開口端63内に設けられている点で相違する。具体的には、図4に示される封止栓51は、締付工具等が係合するフランジ部51aと、フランジ部51aの外周面に設けられるシール溝51cと、シール溝51cに嵌装されるOリング55と、雄ねじが加工されたねじ部51bと、ねじ部51bと比較して小径に形成されねじ部51bからフランジ部51aとは反対側に突出する小径部51dと、を有する。一方、封止栓51が固定される加工孔62の開口端63には、雌ねじが加工されたねじ部63aと、Oリング55が接触するシール摺動孔63bと、が同軸上に連通して形成されている。
封止栓51は、ねじ部51bを介して開口端63のねじ部63aに螺着される。このとき、Oリング55がシール溝51cとシール摺動孔63bとに密着することで、開口端63は封止される。この第1変形例では、封止栓51の位置が、図4中に矢印Bで示される加工孔62の軸方向に変位しても、Oリング55がシール溝51cとシール摺動孔63bとに密着し続け、開口端63の封止状態が維持される。つまり、封止栓51は、開口端63の封止状態が維持される範囲において、加工孔62の軸方向に進退自在である。
以上の第1変形例によれば、上記実施形態の効果に加え、以下の効果を奏する。
第1変形例において、封止栓51は、開口端63の封止状態が維持される範囲において、加工孔62の軸方向に進退自在に固定されている。このため、メンテナンス時以外は、小径部51dが第3環状溝40gに入り込まない位置に封止栓51を固定し、プラグ48を取り外すメンテナンス時には、小径部51dが第3環状溝40gに入り込む位置に封止栓51を固定することが可能となる。この結果、メンテナンス時以外は、小径部51dが不用意に第1スプール40の移動を阻害することはなく、メンテナンス時には、第1スプール40の所定以上の移動を規制することができる。また、小径部51dの先端を第3環状溝40gに突き当てた状態で封止栓51を固定すれば、第1スプール40が固定されるため、より確実に第2スプール41が第1スプール40から抜け出ることを防止できる。さらに、メンテナンス時に第1スプール40を収容孔61から取り出す必要が生じたときは、小径部51dが収容孔61内に突出しない位置に封止栓51を固定すれば、容易に第1スプール40を取り出すことができる。このようにメンテナンスの内容に応じて、封止栓51の固定位置を変化させればよいので、メンテナンス作業を行う際の作業効率を向上することができる。
次に、図5を参照して、本発明の実施形態に係る液圧モータ制御装置100の第2変形例について説明する。以下では、上記実施形態と異なる点を中心に説明し、上記実施形態と同様の構成には、同一の符号を付し説明を省略する。
上記実施形態における封止栓50は、小径部50dが一体的に形成されている。これに対して、第2変形例における封止栓52は、封止部材54と、係止部材としてのピン部材53と、を備え、封止部材54とピン部材53とが別部材である点で相違する。具体的には、図5に示される封止部材54は、封止栓56と同じ金属製プラグであり、締付工具等が係合するつば部54aと、雄ねじが加工されたねじ部54bと、を有する。ピン部材53は、封止部材54のねじ部54b側の端面が当接する大径部53aと、大径部53aと比較して小径に形成される小径部53bと、大径部53aと小径部53bとの間に形成される段部53cと、を有する。一方、封止部材54及びピン部材53が固定される加工孔62の開口端63には、雌ねじが加工されたねじ部63aと、封止部材54のつば部54aが密着するシール面63bと、ねじ部63aと加工孔62との間に設けられる段部63cと、が形成される。
封止部材54は、ねじ部54bを介して開口端63のねじ部63aに螺着される。封止部材54を螺着する際の締付力がつば部54aに作用することによって、つば部54aがシール面63bに密着し、開口端63は封止される。また、このとき、封止部材54のねじ部54bの端面によってピン部材53は押圧され、段部53cと開口端63の段部63cとが係合した状態で固定される。このとき、ピン部材53の小径部53bは、上述の実施形態と同様に、収容孔61内に突出し、第1スプール40の第3環状溝40gに入り込む。封止部材54は、螺着により開口端63に固定されているが、これ代えて、圧入によって開口端63に固定されもよい。また、ピン部材53は封止部材54によって押圧固定されているが、ピン部材53の固定手段はこれに限定されず、ピン部材53の大径部53aを開口端63に圧入することによってピン部材53を固定してもよい。
以上の第2変形例によれば、上記実施形態の効果に加え、以下の効果を奏する。
第2変形例では、封止栓56と同じ汎用性が高い金属製プラグを封止部材54として使用するため、開口端63の加工形状の変更点を少なくすることができるとともに、コストの上昇を抑制することができる。
上述の実施形態、第1変形例及び第2変形例では、第1スプール40の第3環状溝40gに入り込む小径部を有する係止部材を常に液圧モータ制御装置100のボディ60に取り付けた状態とし、第1スプール40を固定ないしその移動を規制している。第1スプール40を固定ないしその移動を規制する方法としては、メンテナンス等のためにプラグ48を取り外す前に、加工孔62の開口端63を封止する封止栓を取り外し、開口端63から小径部を有する治具を差し込み、この治具の小径部を第1スプール40の外周面に突き当てたり、第1スプール40に形成される溝や穴に挿入したりすることが挙げられる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一つを示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
例えば、本発明の実施形態に係る液圧モータ制御装置100は、掘削装置や建設機械の運転台を旋回させる旋回装置の制御にも適用可能である。また、建設機械に限らず、農業用機械や船舶に設けられる回転駆動装置に適用してもよい。これらの装置において、オペレータが操作レバーを操作すると、装置は正転、逆転または停止する。
また、本実施形態では、カウンタバランスバルブ10を通じて切換圧通路35に作動油が導かれている。これに代えて、あるいは、これに加えて、第1主通路4及び第2主通路5のうち圧力が高い作動油が流通している通路の圧力を選択する圧力選択バルブを通じて切換圧通路35に作動油を導いてもよい。
また、本実施形態では、作動液としての作動油を用いているが、これに代えて、例えば水溶性代替液等の作動流体を用いてもよい。
100 液圧モータ制御装置
1 ピストンモータ
2 斜板
4 第1主通路
5 第2主通路
10 モータ作動切換バルブ
30 容積切換バルブ
40 第1スプール
40d 摺動孔
40g 第3環状溝(凹部)
41 第2スプール
41a 摺動部
42 スプリング(付勢部材)
43 切換パイロット圧室
44 切換圧力室
46 ばね室
48 プラグ
50,51 封止栓(係止部材)
50d,51d,53b 小径部(先端部)
52 封止栓
53 ピン部材(係止部材)
54 封止部材
55 Oリング
56 封止栓
62 加工孔(連通孔)
63 開口端
P1,P2 給排ポート
M1,M2 モータポート
Ps パイロット給排ポート
T タンクポート

Claims (6)

  1. 斜板の傾転角度に応じて押しのけ容積が変化するピストンモータを制御する液圧モータ制御装置において、
    切換パイロット圧室及び切換圧力室に導かれる作動液の圧力に応じて前記斜板の傾転角度を切り換える容積切換バルブを備え、
    前記容積切換バルブは、
    収容孔に収容され一端が前記切換パイロット圧室に臨み他端がばね室に臨む第1スプールと、
    前記収容孔を閉塞し前記切換パイロット圧室を画定するプラグと、
    前記ばね室に収装され前記第1スプールを前記切換パイロット圧室の圧力に抗して付勢する付勢部材と、
    前記ばね室に臨み前記第1スプールに形成される摺動孔内に摺動自在に挿入され前記第1スプールの内部に前記切換圧力室を画定する第2スプールと、
    前記収容孔の内周面に開口する連通孔内に設けられ前記収容孔内に先端部が突出する係止部材と、を有し、
    前記第1スプールは、その外周面に前記係止部材の前記先端部が入り込む凹部を有し、
    前記プラグを外した際に、前記先端部が前記凹部の側壁に当接して、前記第1スプールの前記摺動孔内に前記第2スプールが挿入される状態が維持されることを特徴とする液圧モータ制御装置。
  2. 前記係止部材は、前記連通孔に脱着可能に取り付けられ前記連通孔を封止する封止栓であることを特徴とする請求項1に記載の液圧モータ制御装置。
  3. 前記容積切換バルブは、他の連通孔と、当該他の連通孔を封止する他の封止栓と、をさらに備え、
    前記係止部材は、前記連通孔に取り付けられた状態で前記他の連通孔に取り付けられる前記他の封止栓と識別可能な識別表示を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の液圧モータ制御装置。
  4. 前記係止部材は、前記連通孔の軸方向に進退自在に前記連通孔内に設けられる封止栓であることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の液圧モータ制御装置。
  5. 前記係止部材は、前記連通孔を封止する封止部材によって押し付け固定される部材であることを特徴とする請求項1に記載の液圧モータ制御装置。
  6. 前記連通孔は、作動流体が流通する流路を形成する際にできる加工孔であることを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の液圧モータ制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114754032A (zh) * 2022-04-28 2022-07-15 烟台中宇航空液压有限公司 电液伺服控制系统液压保护装置

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