JP2016044550A - 内燃機関 - Google Patents

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Abstract

【課題】触媒コンバータの側方のエンジン本体の空間にオイルクーラを設置する空間を十分に確保できる内燃機関を提供すること。【解決手段】エンジン2によれば、オイルクーラ25が触媒コンバータ8の側方に取付けられる。また、シリンダブロック3の外壁面3aに形成されるサブギャラリが、メインギャラリ11に対して上方に離隔してシリンダブロック3の外壁面3aに開口する冷却水排出孔と、エンジン2の上下方向に延びるようにしてシリンダブロック3の外壁面3aから突出する凸部によって囲まれ、冷却水排出孔に連通するガイド溝とを有し、ガイド溝の端部が、冷却水排出孔からメインギャラリ11まで延び、メインギャラリ11の延びる方向において、ガイド溝の端部が凸部を介してオイル導入孔に隣接する。【選択図】図7

Description

本発明は、内燃機関に関し、特に、シリンダブロックにオイルクーラが取付けられた内燃機関に関する。
一般に、内燃機関には内燃機関に設けられたピストンとシリンダとの間やクランクシャフトとクランクシャフト軸受との間を潤滑するためのオイルが設けられている。このオイルは、高温となると粘性が低くなり、潤滑部位の潤滑性を低下させてしまうため、オイルの粘性を高くするためにオイルクーラによってオイルを冷却するようにしている。
このオイルクーラは、内燃機関と別体のオイル配管およびオイル配管を取り囲む冷却水管等を備えているため、内燃機関の周辺のレイアウトの制約、部品点数の増加による重量増やコスト増を招来するとから、これら不具合を解消するためにオイルクーラをシリンダブロックに直接取付けるようにした内燃機関が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この内燃機関は、シリンダブロックの外壁面に、シリンダの配列方向と直交するメインギャラリに連通し、メインギャラリにオイルを排出する排出口と、排出孔の周囲を囲みオイルクーラにオイルを導入するオイル溜まりと、オイル溜まりの上方に形成された冷却水の給水路および排水路とを備えている。
シリンダブロックに取付けられたオイルクーラは、オイル溜まりに連通する給油孔と、オイルの排出口に連通する給油孔と、給水路に連通する給水路と、排水路に連通する排水路とを備えている。
実開平5−47340号公報 特開2006−9697号公報
しかしながら、従来のオイルクーラにあっては、シリンダブロックの外壁面に形成されたオイルの排出口の周囲にオイル溜まりが形成され、さらに、オイル溜まりの上方に冷却水の給水路および排水路が形成されている。
このため、メインギャラリが延びる方向において、シリンダブロックの外壁面に対するオイル通路や冷却水通路の構造が大きくなってしまい、それに伴ってオイルクーラが大型化してしまうおそれがある。
従来の他の内燃機関としては、メインギャラリとシリンダの配列方向と直交する方向で重なるようにして、シリンダブロックに排気ガスを浄化する触媒コンバータが取付けられている(例えば、特許文献2参照)。
このため、特許文献1に記載されるオイルクーラを、メインギャラリとシリンダの配列方向と直交する方向に重なるようにしてシリンダブロックの外壁面に取付ける場合には、オイルクーラを設置するために、触媒コンバータの側方の空間を十分に確保できないおそれがある。
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたものであり、触媒コンバータの側方のエンジン本体の空間にオイルクーラを設置する空間を十分に確保できる内燃機関を提供することを目的とするものである。
本発明の第1の態様は、シリンダの配列方向に延び、オイルを潤滑部位に供給するメインギャラリと、オイル供給源からオイルが供給される第1のオイル通路と、第1のオイル通路から供給されるオイルをメインギャラリに導入する第2のオイル通路と、ウォータジャケットから冷却水が供給される第1の冷却水通路とを備えたエンジン本体と、エンジン本体に取付けられ、排気ガスを浄化する触媒コンバータと、メインギャラリの延びる方向において触媒コンバータの側方に取付けられ、第1のオイル通路と第2のオイル通路とを連通する第3のオイル通路と、第1の冷却水通路に連通する第2の冷却水通路とを有し、第3のオイル通路を流れるオイルと第2の冷却水通路に流れる冷却水との間で熱交換を行うオイルクーラとを備え、第2のオイル通路が、エンジン本体の外壁面に開口され、シリンダの配列方向と直交する方向でメインギャラリの一部と重なる位置に形成されるオイル導入孔を有する内燃機関であって、第1の冷却水通路が、メインギャラリに対して上方または下方に離隔してエンジン本体の外壁面に開口する冷却水排出孔と、エンジン本体の上下方向に延びるようにしてエンジン本体の外壁面から突出する凸部によって囲まれ、冷却水排出孔に連通するガイド溝とを有し、ガイド溝の端部が、冷却水排出孔からメインギャラリまで延び、メインギャラリの延びる方向において、ガイド溝の端部が凸部を介してオイル導入孔に隣接するものから構成される。
このように上記の第1の態様によれば、オイルクーラが触媒コンバータの側方に取付けられ、エンジン本体の外壁面に形成される第1の冷却水通路が、メインギャラリに対して上方または下方に離隔してエンジン本体の外壁面に開口する冷却水排出孔と、エンジン本体の上下方向に延びるようにしてエンジン本体の外壁面から突出する凸部によって囲まれ、冷却水排出孔に連通するガイド溝とを有し、ガイド溝の端部が、冷却水排出孔からメインギャラリまで延び、メインギャラリの延びる方向において、ガイド溝の端部が凸部を介してオイル導入孔に隣接する。
これにより、メインギャラリの延びる方向において、オイルクーラの第2の冷却水通路に連通するガイド溝の端部とオイル導入孔とを近接させることができる。このため、エンジン本体の外壁面に取付けられるオイルクーラのメインギャラリの延びる方向の長さを短くできる。したがって、触媒コンバータの側方のエンジン本体の空間にオイルクーラを設置する空間を十分に確保できる。
図1は、本発明の内燃機関の一実施形態を示す図であり、エンジンの正面図である。 図2は、本発明の内燃機関の一実施形態を示す図であり、過給機および触媒コンバータを取り外した状態のエンジンの正面図である。 図3は、本発明の内燃機関の一実施形態を示す図であり、エンジンを下方から見た斜視図である。 図4は、本発明の内燃機関の一実施形態を示す図であり、図2のIV−IV方向矢視断面図である。 図5は、本発明の内燃機関の一実施形態を示す図であり、図2のV−V方向矢視断面図である。 図6は、本発明の内燃機関の一実施形態を示す図であり、エンジンの縦断面図である。 図7は、本発明の内燃機関の一実施形態を示す図であり、冷却水排出孔やガイド溝の周辺を示すエンジンの正面図である。 図8は、本発明の内燃機関の一実施形態を示す図であり、冷却水排出孔やガイド溝の拡大図である。 図9は、本発明の内燃機関の一実施形態を示す図であり、オイルクーラの外観図である。
以下、本発明に係る内燃機関の実施形態について、図面を用いて説明する。
図1〜図9は、本発明に係る一実施形態の内燃機関を示す図である。
まず、構成を説明する。
図1において、自動車等の車両1に搭載される内燃機関としてのエンジン2は、シリンダブロック3を備えている。シリンダブロック3の上部にはシリンダヘッド4が設けられており、シリンダブロック3の下部にはオイルが貯留されるオイルパン5が設けられている(図2参照)。ここで、シリンダブロック3およびシリンダヘッド4は、本発明のエンジン本体を構成する。
図3において、シリンダブロック3には車幅方向に沿って複数のシリンダ6が設けられており、図6に示すように、シリンダ6の内部にはピストン3Aが往復動自在に設けられている。ピストン3Aは、コネクティングロッド3Bを介してクランクシャフト3Cに連結されており、ピストン3Aの往復運動は、コネクティングロッド3Bを介してクランクシャフト3Cの回転運動に変換される。
図1において、シリンダヘッド4の前面には過給機7が設けられている。図4において、シリンダヘッド4には排気ポート4Aが形成されており、過給機7にはシリンダヘッド4の底面に形成された燃焼室4Bで燃焼された排気ガスが排気ポート4Aを介して導入される。
図1において、過給機7は、図示しないタービンを収納するタービンハウジング7Aおよび図示しないコンプレッサを収納するコンプレッサハウジング7Bを備えており、タービンおよびコンプレッサは、潤滑部位を構成する回転軸によって連結されている。タービンハウジング7Aには触媒コンバータ8が取付けられており、触媒コンバータ8は、タービンハウジング7Aから導入される排気ガスを浄化した後、図示しない排気管に排出する。
コンプレッサハウジング7Bには図示しない吸気管が接続されている。過給機7は、排気ガスの圧力によって回転するタービンと同一の回転数で回転するコンプレッサにより、吸入空気を圧縮してシリンダヘッド4の吸気ポート4C(図4参照)を介してシリンダ6に送り込む。
図2、図5において、オイルパン5の前面にはオイルフィルタ9が設けられており、オイルフィルタ9は、図示しないオイルポンプによってオイルパン5から汲み上げられたオイルを浄化する。ここで、オイルパン5およびオイルフィルタ9は、本発明のオイル供給源を構成する。
シリンダブロック3の前面にはサブギャラリ10が形成されており、オイルフィルタ9によって浄化されたオイルは、オイルポンプによってサブギャラリ10に導入される。
図3、図5、図6において、シリンダブロック3にはオイルが流通するメインギャラリ11が形成されており、メインギャラリ11は、シリンダ6の配列方向(図3の車幅方向)に延びている。メインギャラリ11は、図示しない複数の油路に連通しており、この油路は、ピストン3Aとシリンダ6の間やクランクシャフト3C等の潤滑部位にオイルを供給する。
図1において、メインギャラリ11および過給機7は、オイル配管30によって連結されている。過給機7は、タービンとコンプレッサとを連結する回転軸が設けられており、メインギャラリ11のオイルは、過給機7の回転軸に供給される。すなわち、オイル配管30は、メインギャラリ11と過給機7との間でオイルを流通させる。
シリンダブロック3の外壁面3Aには圧力センサまたは油温センサ等のセンサ31が取付けられている。例えば、圧力センサであれば、メインギャラリ11を流れるオイルの圧力を検出して図示しない制御回路に検出情報を送信する。制御回路は、圧力センサからの検出情報に基づいてオイルパン5のオイルレベルが低下したことやメインギャラリ11を流れるオイルの圧力異常の有無等を判断する。
また、油温センサであれば、メインギャラリ11を流れるオイルの油温を検出して図示しない制御回路に検出情報を送信する。制御回路は、油温センサからの検出情報に基づいてオメインギャラリ11を流れるオイルの油温の異常の有無等を判断する。
シリンダブロック3の外壁面3aにはオイルクーラ25が取付けられている。オイルクーラ25は、メインギャラリ11の延びる方向においてセンサ31とオイル配管30とに挟まれており、オイルクーラ25は、触媒コンバータ8、過給機7およびセンサ31によって囲まれる空間に設置される。
図7、図8おいて、サブギャラリ10は、シリンダブロック3の外壁面3aの内方においてエンジン2の上下方向に延びて形成されている。シリンダブロック3の外壁面3aにはオイル排出孔12が開口しており、オイル排出孔12は、サブギャラリ10におけるオイルの排出方向の下流部である。シリンダブロック3の外壁面3aにはオイル導入孔13が形成されており、オイル導入孔13は、メインギャラリ11に連通している(図3参照)。
ここで、サブギャラリ10は、本発明の第1のオイル通路を構成し、オイル導入孔13は、本発明の第2のオイル通路を構成する。
図4、図6において、シリンダ6の周囲にはウォータジャケット15が形成されており、ウォータジャケット15には図示しない冷却水通路が連通している。エンジン2には図示しないウォータポンプが設けられており、ウォータポンプは、冷却水通路を通してウォータジャケット15に冷却水を供給する。
シリンダブロック3には冷却水通路17が形成されており(図3、図7に仮想線で示す)、冷却水通路17は、ウォータジャケット15からシリンダブロック3の外壁面3aまで延びている。
図7、図8おいて、シリンダブロック3の外壁面3aには冷却水排出孔18が開口しており、冷却水排出孔18は、冷却水通路17における冷却水の流れ方向の下流部であり、本発明の第1の冷却水通路を構成する。また、本実施形態の冷却水通路17は、冷却水排出孔18からメインギャラリ11よりもシリンダブロック3の内方に延びている。シリンダヘッド4の外壁面3aには冷却水導入孔19が開口している。
図4において、シリンダブロック3には冷却水通路20が形成されており、冷却水通路20は、冷却水導入孔19に連通し、冷却水導入孔19は、冷却水通路20における冷却水の流れ方向の上流部である。
シリンダヘッド4にはウォータジャケット21が形成されており、冷却水通路20はウォータジャケット21に連通している。これにより、冷却水通路20からウォータジャケット21に冷却水を供給することにより、ウォータジャケット21が冷却される。
図7、図8において、冷却水排出孔18は、メインギャラリ11に対して上方に離隔してシリンダブロック3の外壁面3aに開口している。冷却水通路17は、ガイド溝23を備えている。ガイド溝23は、エンジン2の上下方向に延びるようにしてシリンダブロック3の外壁面3aから突出する凸部22によって囲まれており、ガイド溝23は、冷却水排出孔18に連通している。
ガイド溝23の端部23aは、冷却水排出孔18からメインギャラリ11に対してシリンダ6の配列方向と直交する方向で重なる位置まで延びており、ガイド溝23の端部23aは、後述するオイルクーラの冷却水通路に連通する。
また、オイル排出孔12、オイル導入孔13および冷却水導入孔19は、シリンダブロック3の外壁面3aから突出する凸部24に形成されており、凸部24の突出端24aは、凸部22の突出端22aと同一平面上に形成される。また、凸部22の突出端22aと凸部24の突出端24aとは連続面に形成される。
図3〜図5において、シリンダ6の配列方向と直交する方向において、サブギャラリ10は、ガイド溝23と隣接している。また、サブギャラリ10は、シリンダ6の配列方向と直交する方向でメインギャラリ11の一部と重なる位置に形成されている。換言すれば、サブギャラリ10は、シリンダ6の配列方向と直交する方向において、メインギャラリ11の一部とガイド溝23とに挟まれるようにしてシリンダブロック3の外壁面3aの内方に形成される。
図1〜図3、図5において、シリンダブロック3の外壁面3aにはオイルクーラ25がボルト26によって取付けられており、図1に示すように、オイルクーラ25は、メインギャラリ11の延びる方向において触媒コンバータ8の側方に取付けられている。
図1、図2において、オイルクーラ25は、シリンダ6の配列方向と直交する方向において、コンプレッサハウジング7Bに対してシリンダブロック3側に潜り混んでいる。ここで、タービンハウジング7Aおよびコンプレッサハウジング7Bは、本発明のハウジングを構成し、コンプレッサハウジング7Bは、本発明のハウジングの一部を構成する。
図9に示すように、オイルクーラ25は、オイル排出孔12およびオイル導入孔13に連通するオイル通路27と、冷却水排出孔18および冷却水導入孔19に連通する冷却水通路28とを備えている。
オイル通路27にはオイル排出孔12からオイルが導入され、オイル通路27を流れるオイルは、オイル導入孔13に排出される。冷却水通路28には冷却水排出孔18からガイド溝23を通してガイド溝23の端部23aから冷却水が導入され、冷却水通路28を流れる冷却水は、冷却水導入孔19に排出される。
これにより、オイル通路27を流れるオイルと冷却水通路28を流れる冷却水との間で熱交換が行われ、オイルが冷却水によって冷却される。ここで、オイル通路27は、本発明の第3のオイル通路を構成し、冷却水通路28は、本発明の第2の冷却水通路を構成する。
ここで、図4、図5、図8において、冷却水の流れる方向を符号Wで示し、オイル流れる方向を符号Oで示す。
オイルクーラ25は、背面に取付け面25aを有し、取付け面25aは、凸部22の突出端22aおよび凸部24の突出端24aに当接した状態で、ボルト26によってシリンダブロック3の外壁面3aに取付けられる。
また、オイルクーラ25の取付け面25aが凸部22の突出端22aに当接することにより、ガイド溝23と取付け面25Aとの間で冷却水通路を形成する。
但し、オイルクーラ25の冷却水通路28の入口は、シリンダ6の配列方向と直交する方向においてガイド溝23の端部23aと連通しており、ガイド溝23を流れる冷却水は、冷却水通路28に導かれる。
図7、図8において、ガイド溝23の深さは、ガイド溝23の幅、すなわち、凸部22の間隔よりも小さく形成されており、ガイド溝23の底面23bは、扁平形状に形成されている。
メインギャラリ11の延びる方向において、オイル導入孔13およびオイルクーラ28の冷却水通路28に連通するガイド溝23の端部23aは、凸部22を介して隣接しており、オイル導入孔13は、冷却水導入孔19の下方に位置する。
また、メインギャラリ11の延びる方向において、オイル排出孔12および冷却水導入孔19は、凸部24を介して隣接しており、ガイド溝23の端部23aは、オイル排出孔12の下方に位置する。
このように本実施形態のエンジン2によれば、オイルクーラ25が触媒コンバータ8の側方に取付けられる。また、シリンダブロック3に形成されるサブギャラリ10が、メインギャラリ11に対して上方に離隔してシリンダブロック3の外壁面3aに開口する冷却水排出孔18と、エンジン2の上下方向に延びるようにしてシリンダブロック3の外壁面3aから突出する凸部22によって囲まれ、冷却水排出孔18に連通するガイド溝23とを有し、ガイド溝23の端部23aは、冷却水排出孔18からメインギャラリ11まで延び、メインギャラリ11の延びる方向において、ガイド溝の端部23aが凸部22を介してオイル導入孔13に隣接する。
これにより、メインギャラリ11の延びる方向において冷却水通路28に連通するガイド溝23の端部23aとオイル導入孔13とを近接させることができる。このため、シリンダブロック3の外壁面3aに取付けられるオイルクーラ25のメインギャラリ11の延びる方向の長さを短くできる。したがって、触媒コンバータ8の側方のシリンダブロック3の空間にオイルクーラ25を設置する空間を十分に確保できる。
また、本実施形態のエンジン2によれば、オイルクーラ25が、シリンダ6の配列方向と直交する方向において、過給機7のコンプレッサハウジング7Bの一部に対してシリンダブロック3側に潜り込む。
これにより、シリンダ6の配列方向と直交する方向でシリンダブロック3の外壁面3aに設置された過給機7の一部と重ねることができ、触媒コンバータ8の側方のシリンダブロック3の空間を有効に活用してシリンダブロック3の外壁面3aにオイルクーラ25を設置する空間をより効果的に確保できる。
なお、本実施形態のエンジン2は、冷却水排出孔18が、メインギャラリ11に対して上方に離隔してシリンダブロック3の外壁面3aに開口しているが、冷却水排出孔18が、メインギャラリ11に対して下方に離隔してシリンダブロック3の外壁面3aに開口してもよい。
また、本実施形態のエンジン2によれば、メインギャラリ11の延びる方向において、オイルクーラ25がセンサ31とオイル配管30とに挟まれる。これにより、メインギャラリ11の延びる方向においてセンサ31とオイル配管30を設置した場合に、オイルクーラ25のメインギャラリ11の延びる方向の長さを短くできる分だけ、触媒コンバータ8の側方のシリンダブロック3の空間にオイルクーラ25を設置する空間を十分に確保できる。
また、本実施形態のエンジン2によれば、サブギャラリ10が、シリンダブロック3の外壁面3aに形成されたオイル導入孔13を有し、サブギャラリ10が、シリンダブロック3の外壁面3aの内方においてエンジン2の上下方向に延びて形成され、シリンダ6の配列方向と直交する方向において、サブギャラリ10がガイド溝23と隣接する。
これにより、オイル排出孔12と冷却水排出孔18に連通するガイド溝23の端部23aとをエンジン2の上下方向に重ねることができる。このため、オイル排出孔12と冷却水排出孔18とがメインギャラリ11の延びる方向に並んでシリンダブロック3の外壁面3aに形成される場合に比べて、オイルクーラ25のメインギャラリ11の延びる方向の長さを短くできる。したがって、触媒コンバータ8の側方のシリンダブロック3の空間にオイルクーラ25を設置する空間をより効果的に確保できる。
また、本実施形態のエンジン2において、冷却水通路17が、メインギャラリ11に対して上方に離隔してシリンダブロック3の外壁面3aに開口する冷却水排出孔18と、エンジン2の上下方向に延びるようにしてシリンダブロック3の外壁面3aから突出する凸部22によって囲まれ、冷却水排出孔18に連通するガイド溝23とを有する。
そして、ガイド溝23の端部23aを冷却水排出孔18からメインギャラリ11に対してシリンダ6の配列方向と直交する方向で重なる位置まで延ばし、ガイド溝23の端部23aをオイルクーラ25の冷却水通路28に連通させた。
これにより、冷却水排出孔18からオイルクーラ25の冷却水通路28に連通する冷却水通路17の一部をガイド溝23から構成し、冷却水排出孔18をメインギャラリ11から上方に離すことができる。このため、冷却水排出孔18の穴開け加工が複雑になることを防止して、冷却水排出孔18をウォータジャケット21に連通できる。
この結果、シリンダブロック3に形成される冷却水通路17の位置を最適化して、シリンダヘッド4に冷却水通路17を容易に加工できる。
また、冷却水排出孔18からオイルクーラ25の冷却水通路28に連通する冷却水通路17の一部をガイド溝23から構成することができるので、冷却水通路17の一部を鋳造によってシリンダブロック3と一体で成形することができる。このため、冷却水通路17の加工を容易に行うことができ、シリンダブロック3の生産性を向上できる。
また、本実施形態のエンジン2によれば、サブギャラリ10が、シリンダブロック3の外壁面3aに開口されてオイル通路27からオイルが導入されるオイル導入孔13を有し、オイル導入孔13とガイド溝23の端部23aとを隣接させた。
これにより、オイル排出孔12、オイル導入孔13、冷却水排出孔18および冷却水導入孔19を近接して設けることができ、シリンダブロック3の外壁面3aに対するオイルクーラ25の設置面積を小さくできる。このため、オイルクーラ25をより一層小型化できる。
本発明の実施形態を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正および等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
2...エンジン(内燃機関)、3...シリンダブロック(エンジン本体)、3a...外壁面、4...シリンダヘッド(エンジン本体)、5...オイルパン(オイル供給源)、6...シリンダ、7...過給機、7A...タービンハウジング(ハウジング)、7B...コンプレッサハウジング(ハウジング、ハウジングの一部)、8...触媒コンバータ、9...オイルフィルタ(オイル供給源)、10...サブギャラリ(第1のオイル通路)、11...メインギャラリ、13...オイル導入孔(第2のオイル通路)、17...冷却水通路(第1の冷却水通路)、18...冷却水排出孔(第1の冷却水通路)19...冷却水導入孔、22...凸部、22a...突出端(凸部の突出端)、23...ガイド溝、25...オイルクーラ、27...オイル通路(第3のオイル通路)、28...冷却水通路(第2の冷却水通路)、31...センサ、32...オイル配管

Claims (4)

  1. シリンダの配列方向に延び、オイルを潤滑部位に供給するメインギャラリと、オイル供給源からオイルが供給される第1のオイル通路と、前記第1のオイル通路から供給されるオイルを前記メインギャラリに導入する第2のオイル通路と、ウォータジャケットから冷却水が供給される第1の冷却水通路とを備えたエンジン本体と、
    前記エンジン本体に取付けられ、排気ガスを浄化する触媒コンバータと、
    前記メインギャラリの延びる方向において前記触媒コンバータの側方に取付けられ、前記第1のオイル通路と前記第2のオイル通路とを連通する第3のオイル通路と、前記第1の冷却水通路に連通する第2の冷却水通路とを有し、前記第3のオイル通路を流れるオイルと前記第2の冷却水通路に流れる冷却水との間で熱交換を行うオイルクーラとを備え、
    前記第2のオイル通路が、前記エンジン本体の外壁面に開口され、前記シリンダの配列方向と直交する方向で前記メインギャラリの一部と重なる位置に形成されるオイル導入孔を有する内燃機関であって、
    前記第1の冷却水通路が、前記メインギャラリに対して上方または下方に離隔して前記エンジン本体の外壁面に開口する冷却水排出孔と、前記内燃機関の上下方向に延びるようにして前記エンジン本体の外壁面から突出する凸部によって囲まれ、前記冷却水排出孔に連通するガイド溝とを有し、
    前記ガイド溝の端部が、前記冷却水排出孔から前記メインギャラリまで延び、前記メインギャラリの延びる方向において、前記ガイド溝の端部が前記凸部を介して前記オイル導入孔に隣接することを特徴とする内燃機関。
  2. 前記エンジン本体にハウジングを有する過給機を取付け、
    前記オイルクーラが、前記シリンダの配列方向と直交する方向において、前記ハウジングの一部に対して前記エンジン本体側に潜り込むことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関。
  3. 前記エンジン本体の外壁面に取付けられ、前記メインギャラリを流れるオイルの圧力または油温を検出するセンサと、前記エンジン本体の外壁面に取付けられ、前記メインギャラリと前記過給機との間でオイルを流通させるオイル配管とを備え、
    前記メインギャラリの延びる方向において、前記オイルクーラが前記センサと前記オイル配管とに挟まれることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の内燃機関。
  4. 前記第1のオイル通路が、前記エンジン本体の外壁面に形成されたオイル導入孔を有し、前記第1のオイル通路が、前記エンジン本体の外壁面の内方において前記内燃機関の上下方向に延びて形成され、
    前記シリンダの配列方向と直交する方向において、前記第1のオイル通路が前記ガイド溝と隣接することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の内燃機関。
JP2014166714A 2014-08-19 2014-08-19 内燃機関 Active JP6327059B2 (ja)

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