JP2016008574A - エンジン - Google Patents

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JP2016008574A JP2014130630A JP2014130630A JP2016008574A JP 2016008574 A JP2016008574 A JP 2016008574A JP 2014130630 A JP2014130630 A JP 2014130630A JP 2014130630 A JP2014130630 A JP 2014130630A JP 2016008574 A JP2016008574 A JP 2016008574A
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陽介 盛山
Yosuke Moriyama
陽介 盛山
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Abstract

【課題】排気マニホールド上の排気スロットルの電装部が熱によって損傷するのを抑制でき、かつ、ファンの条件を変更する必要がなくて、その変更に基づくエンジン性能の変動が生じることもないエンジンを提供すること。【解決手段】排気マニホールド3上に排気スロットル8を配置し、排気マニホールド3と、排気スロットル8との間に遮熱板30を配置する。遮熱板30側の端部が遮熱板30に接触する遮熱板冷却用通路50を配置し、その遮熱板冷却用通路50で遮熱板30側に冷却水を案内する。【選択図】図5

Description

本発明は、排気スロットルを有するエンジンに関する。
従来、エンジンとしては、特開2013−227982号公報(特許文献1)に記載されているディーゼルエンジンがある。このディーゼルエンジンは、排気再循環装置(EGR(Exhaust Gas Recirculation)装置:以下EGR装置という)を備え、そのEGR装置を、排気マニホールドの排気ガスの流れの下流側と、吸気通路との間に設けている。このようにして、排気の一部を吸気側に供給して、燃焼温度を下げて、排出ガス中の窒素酸化物(NOx)の低減や、部分負荷時の燃費の向上を実現している。
また、このディーゼルエンジンは、排気マニホールドの排気ガスの流れの下流側にディーゼルパティキュレートフィルタ(DPF:Diesel Particulate Filter:以下DPFという)を設け、このDPFで、排気ガスに含まれる粒子状物質を低減している。上記DPFは、そのサイズが大きいことが理由で、排気マニホールドから離れた箇所に配置されている。
また、このディーゼルエンジンは、排気マニホールドと、DPFとの間に排気スロットルを設け、この排気スロットルの開閉制御により排気通路の通路面積を適宜変動させている。このようにして、DPFが排気マニホールドから遠隔配置されていたとしても、DPFへ流入する排気ガスの温度低下が起こらないようにして、DPFの再生(フィルターが目詰まりを抑制するため、粒子状物質を燃焼再生させること)制御ができるようにしている。
特開2013−227982号公報
本発明者は、特に、上記排気スロットがあるディーゼルエンジンで、次の問題が生じる場合があることを見いだした。
すなわち、上記構成では、DPFを排気マニホールドから離間して配置していること等により、排気スロットルを、排気マニホールドの上方に配置せざるをえないことがある。この場合、排気スロットルの電装部(コントロールユニットやハーネス用カプラ等)が、排気マニホールド上にあるから、その電装部が、排気マニホールドから直接熱せられることになる。
したがって、このような場合、排気マニホールドからの熱による電装部の損傷の防止のため、電装部を遮熱板や遮熱シートで保護する必要がある。しかしながら、このような対処を行ったとしても、車体側レイアウトや、ラジエータ−冷却用ファン等の既存のファンの条件(ファンの配置、ファンの定格回転数等)によっては、その既存のファンによる遮熱板や遮熱シートの冷却が不十分となるおそれがある。したがって、この場合、遮熱板や遮熱シートが高温となって、遮熱板や遮熱シートからの熱によって電装部が損傷を受けるおそれがある。
しかしながら、電装部が熱によって損傷するのを確実に回避すべく、ファンの配置の変更や、ファンの回転速度の増幅のためのプーリの変更といった改装を行ったとすると、エンジン性能に影響が及ぶおそれがある。
そこで、本発明の課題は、排気マニホールド上の排気スロットルの電装部が熱によって損傷するのを抑制でき、かつ、ファンの条件を変更する必要がなくて、その変更に基づくエンジン性能の変動が生じることもないエンジンを提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明のエンジンは、
排気マニホールドと、
上記排気マニホールドからの排気の流量を変動させると共に、上記排気マニホールドの上方に位置する排気スロットルと、
上記排気マニホールドと、上記排気スロットルとの間に配置される遮熱板と、
上記遮熱板側に冷媒を案内すると共に、上記遮熱板側の端部が上記遮熱板に接触する遮熱板冷却用通路と
を備えることを特徴としている。
尚、上記「上方」は、エンジンの底部を水平面上に載置した状態での方向として定義する。また、上記冷媒は、水等の液体であっても良く、空気等の気体であっても良い。
本発明によれば、排気マニホールドと、排気スロットルとの間に遮熱板を備えるだけでなく、遮熱板側に冷媒を案内する遮熱板冷却用通路を備え、更に、その遮熱板冷却用通路の遮熱板側の端部が遮熱板に接触しているから、遮熱板で排気マニホールドから排気スロットルの電装部への熱を遮断できるだけでなく冷媒で遮熱板を重点的かつ効率的に冷却することができる。したがって、排気マニホールド上の排気スロットルの電装部が排気マニホールドからの熱で損傷することを大きく抑制できる。
また、本発明によれば、遮熱板冷却用通路を設けて、遮熱板を冷却するから、ファンの条件(ファンの配置、ファンの定格回転数等)に無関係に遮熱板を十分に冷却できる。したがって、ファンの条件等のエンジンの主要な構成を変更する必要がないから、ファンの条件の変更に基づくエンジン性能の変動が起こることもない。
また、一実施形態では、
上記排気マニホールドから吸気マニホールドに供給される再循環排気ガスを冷却するための再循環排気用クーラを備え、
上記冷媒が、上記再循環排気用クーラを冷却した後の冷却水であって、上記遮熱板冷却用通路は、上記再循環排気用クーラから上記遮熱板まで延在し、
さらに、上記遮熱板を冷却した後の冷却水を、上記排気スロットルを冷却するために上記排気スロットル側に案内するスロットル冷却用通路を備える。
上記実施形態によれば、冷媒が、再循環排気用クーラを冷却した後の冷却水であり、遮熱板冷却用通路が、再循環排気用クーラから遮熱板まで延在している。したがって、再循環排気用クーラを冷却する冷却水を使用して、レイアウトを殆ど変更することがなく、遮熱板を効率的に冷却できる。
また、遮熱板を冷却した後の冷却水を、排気スロットル側に案内するスロットル冷却用通路も備えるから、遮熱板を冷却した後の冷却水で排気スロットルを直接冷却できる。
また、一実施形態では、
上記遮熱板は、内部に位置する室と、上記室と外部とを連通する入口と、上記室と外部とを連通する出口とを有し、
上記遮熱板冷却用通路は、上記再循環排気用クーラと、上記入口とを接続し、
上記スロットル冷却用通路は、上記出口から流出した冷却水を上記排気スロットル側に案内する。
上記実施形態では、上記遮熱板が、冷却水が通過する室を有するから、冷却水を直接遮熱板に接触させることができるだけでなく、冷却水を遮熱板に広範囲に接触させることができる。したがって、遮熱板を更に効率的に冷却できる。
また、一実施形態では、
上記遮熱板は、金属製の板材と、その板材に蛇行している状態で張り合わされた配管とを有し、
上記遮熱板冷却用通路は、上記再循環排気用クーラと、上記配管の一方側の開口とを接続し、
上記スロットル冷却用通路は、上記配管の他方側の開口からの冷却水を上記排気スロットル側に案内する。
上記実施形態によれば、遮熱板が、金属製の板材と、その板材に蛇行している状態で張り合わされた冷却水用の配管とを有する。したがって、比較的に簡易な構成で遮熱板を効率的に冷却できる。
また、一実施形態では、
上記遮熱板は、内部に位置する室と、上記室と外部とを連通する入口と、上記室と外部とを連通すると共に、上記排気スロットルに対向する出口とを有し、
上記冷媒は、ファンによって流動する空気であり、
上記遮熱板冷却用通路の一方の開口は、上記空気を取り込む取込口である一方、上記遮熱板冷却用通路の他方の開口は、上記入口に接続されている。
上記実施形態によれば、ファンからの風を遮熱板の室に効率的に流動させることができる。したがって、遮熱板を効率的に冷却できる。また、風の出口が排気スロットルに対向しているから、遮熱板からの風を排気スロットルに衝突させることもできる。したがって、排気スロットルの冷却効果を更に大きくできる。
本発明のエンジンによれば、排気マニホールド上の排気スロットルの電装部が熱によって損傷するのを抑制でき、かつ、ファンの条件を変更する必要がなくて、その変更に基づくエンジン性能の変動が生じることもない。
本発明の第1実施形態の縦形水冷ディーゼルエンジンの全体構成の概略を示す模式図である。 上記第1実施形態のエンジンの正面図である。 上記第1実施形態のエンジンの右側面図である。 上記第1実施形態のエンジンの右側面側の斜視図である。 上記第1実施形態のエンジンの排気マニホールドの周辺の斜視図である。 上記第1実施形態のエンジンの遮熱板の構造を詳細に示す斜視図である。 上記遮熱板の下面側の構造を詳細に示す斜視図である。 第2実施形態のエンジンの遮熱板を示す斜視図である。 第3実施形態のエンジンにおける図5に対応する斜視図であり、第3実施形態のエンジンの排気マニホールドの周辺の斜視図である。 第3実施形態のエンジンの模式正面図であり、冷却ファンに対する、フライホイールハウジング、遮熱板アッセンブリおよび排気スロットルの相対位置を示す模式側面図である。 上記第3実施形態のエンジンを上側から見たときの模式図である。 上記第3実施形態のエンジンの遮熱板アッセンブリの斜視図である。 上記第3実施形態のエンジンの遮熱板アッセンブリの斜視図である。
以下、本発明を図示の形態により詳細に説明する。尚、以下で、上方、下方、鉛直方向、水平方向等、上下に関する方向に言及した場合、それは、エンジンの底部を水平面上に載置した状態での方向を指すものとする。
図1は、本発明の第1実施形態の縦形水冷ディーゼルエンジンの全体構成の概略を示す模式図である。
図1に示すように、この縦型水冷ディーゼルエンジン(以下、単に、エンジンという)は、シリンダヘッド1と、吸気マニホールド2と、排気マニホールド3と、排気再循環装置(EGR(Exhaust Gas Recirculation)装置:以下EGR装置という)4と、粒子状物質除去装置5と、制御装置(ECU:エンジンコントロールユニット、以下、ECUという)6とを備える。また、上記エンジンは、吸気スロットル7と、排気スロットル8と、再循環排気用バルブ(以下、EGRバルブという)9と、再循環排気用クーラ(以下、EGRクーラという)10とを備える。
上記吸気マニホールド2は、シリンダヘッド1の幅方向の一方側に位置している。上記吸気マニホールド2は、図示しない燃焼室と連通可能となっている。上記吸気マニホールド2は、吸気通路15に連通している。上記吸気スロットル7は、吸気通路15に設けられている。上記吸気スロットル7は、絞りを有している。上記ECU6は、吸気スロットル7の開度を制御している。上記吸気スロットル7の開度の制御によって、吸気通路15の通路面積を適宜変化させて、通路面積に応じた吸気を、吸気マニホールド2へ供給している。
一方、上記排気マニホールド3は、シリンダヘッド1の幅方向の他方側に位置している。上記排気マニホールド3は、上記燃焼室と連通可能となっている。上記排気マニホールド3は、排気通路16に連通している。上記排気スロットル8は、排気通路16に設けられている。上記排気スロットル8は、絞りを有している。上記ECU6は、排気スロットル8の開度を制御している。上記排気スロットル8の開度の制御によって、排気通路16の通路面積を適宜変化させて、排気マニホールド3からの排気量を調整している。
上記EGR装置4は、吸気通路15の吸気スロットル7よりも下流側と、排気通路16の排気スロットル8よりも上流側との間に設けられている。上記EGR装置4は、排気マニホールド3から排気される排気ガスの一部を再循環排気ガス(以下、EGRガスという)として吸気側に還流させるものである。排気の一部を吸気側に供給することにより、燃焼温度を下げて、排出ガス中の窒素酸化物(NOx)の低減や、部分負荷時の燃費の向上を実現している。
図1に示すように、EGR装置4は、EGR通路17を有し、EGR通路17は、吸気通路15と、排気通路16との間に配設されている。上記EGRバルブ9と、EGRクーラ10とは、EGR通路17上に配設されている。上記ECU6は、EGRバルブ9の開度を制御している。EGRバルブ9の開度によりEGR通路17の通路面積を変化させ、EGR装置4を介して還流するEGRガスの還流量を制御している。上記EGRクーラ10は、高温のEGRガスを冷却するものである。上記EGRクーラ10は、EGR通路17におけるEGRバルブ9よりもEGRガスの流れの上流側に設けられている。
上記粒子状物質除去装置5は、排気通路16に設けられている。上記粒子状物質除去装置5は、排気マニホールド3から排気される排気ガス中に含まれる粒子状物質を除去する役割を担っている。
詳しくは、上記粒子状物質除去装置5は、酸化触媒21と、ディーゼルパティキュレートフィルタ(DPF:Diesel Particulate Filter:以下DPFという)22と、差圧センサ23と、温度センサ24とを有する。図1において矢印Aは、排気ガスの流れを示している。上記酸化触媒21は、粒子状物質除去装置5における上記排気ガスの流れの上流側に設けられている。詳述しないが、上記酸化触媒21は、上記排気ガスの流れ方向に格子状(ハニカム状)の通路を有し、図示せぬモノリス担体を有している。また、上記モノリス担体上に、白金やロジウムやパラジウム等の触媒金属を担持している。上記酸化触媒21によって、排出ガス中の窒素酸化物NOを、より二酸化窒素NOの多い状態にし、二酸化窒素の強力な酸化性能で粒子状物質を燃焼させている。
上記DPF22は、粒子状物質除去装置5における上記排気ガスの流れの下流側に設けられる。上記DPF22は、略円筒形のハニカムフィルタである。DPF22は、コージェライトのようなセラミックスからなる多孔質の隔壁で仕切られた多角形断面を有する。上記隔壁に、白金等の触媒金属をコーティングし、触媒機能を担持している。上記DPF22は、隔壁による貫通孔を通過した排気ガスに含まれる粒子状物質を捕集するようになっている。
上記差圧センサ23は、粒子状物質除去装置5の入口側と出口側との差圧を検出するセンサである。このエンジンは、粒子状物質除去装置5の入口側と出口側とを接続する導通管25を有し、差圧センサ23は、その導通管25の中途部に設けられている。上記ECU6は、差圧センサ23からの信号に基づいて、DPF22中の粒子状物質の堆積量を推定して、DPF22の再生(フィルターが目詰まりを抑制するため、粒子状物質を燃焼再生させること)制御を行うか否か判断するようになっている。
上記温度センサ24は、DPF22の出口側に設けられている。上記温度センサ24は、DPF22を通過した直後の排気ガスの温度を検出している。詳述しないが、このエンジンは、上記ECU6が、温度センサ24からの信号に基づいて排気スロットル8の開度等を制御することによって、排気ガスの温度を、酸化触媒21の活性温度まで昇温させる等の制御を行っている。このエンジンでは、DPF22を排気マニホールド3から離して配置している。このエンジンでは、排気スロットル8の開度等の制御によって、DPF22が排気マニホールド3から離れていても、DPF22へ流入する排気ガスの温度低下が起こらないようにして、DPF22の再生制御ができるようにしている。
また、このエンジンは、冷却水ポンプで、冷媒の一例としての冷却水を、ラジエータ、シリンダブロック、EGRクーラ10、排気スロットル8、ラジエータの順に循環させて、循環経路に位置する各部位を冷却するようになっている。また、このエンジンでは、冷却ファンで、上記ラジエータを冷却するようになっている。以下、図2から図7を使用して、このエンジンの冷却水の大まかな流動経路と、冷却ファンによって生成される風の流れについて説明する。尚、以下の図において、図2では、冷却ファンを図示する一方、図3,4,5,8では、冷却ファンの図示を省略する。
図2は、上記エンジンの正面図である。
図2に示すように、上記シリンダヘッド1は、シリンダブロック70に上載されている。また、上記排気マニホールド3は、シリンダヘッド1の一方側の側面に配置されている。このエンジンは、冷却ファン71と、フライホイールハウジング72とを備える。上記冷却ファン71は、シリンダブロック70の前側面に設けられる一方、フライホイールハウジング72は、シリンダブロック70の後側面に設けられている。
図3は、上記エンジンの右側面図である。
図3に示すように、このエンジンは、クランク軸76と、ピストン(図示せず)とを備え、クランク軸76およびピストンは、シリンダブロック70内に内蔵されている。図3に示すように、このエンジンは、フライホイール77を上記フライホイールハウジング72内に設けている。上記フライホイール77は、クランク軸76に軸支されている。尚、図3に示すように、エンジンの右側面図には、上述の、EGR装置4、排気スロットル8、EGR通路17が現れている。図3において、80は、オイルパンであり、81は、オイルフィルタである。上記オイルパン80は、シリンダブロック70の下部に配置される一方、オイルフィルタ81は、シリンダブロック70の側面に配置されている。上記ブロックオイルパン80内の潤滑油を、オイルフィルタ13を介してエンジンの各潤滑部に供給している。
再度、図2を参照して、このエンジンは、上記冷却水ポンプ73を、冷却ファン71のファン軸と同軸状に配置している。上記クランク軸76(図3参照)は、図2の左右方向に延在している。図2を参照して、このエンジンは、オルタネータ75と、クランク軸76と同期回転するプーリ78と、冷却ファン駆動用ベルト(図示せず)とを備え、上記冷却ファン駆動用ベルトは、冷却ファン71を回転させる回転軸と、オルタネータ75の回転軸79と、プーリ78とに掛け回されている。上記クランク軸76が回転すると、プーリ78が回転し、プーリ78の回転動力が、上記冷却ファン駆動用ベルトを介して、冷却ファン71と冷却水ポンプ73とに伝達され、冷却ファン71および冷却水ポンプ73が駆動するようになっている。また、同時に、プーリ78の回転動力が、オイルネータ75に伝達し、オイルネータ75が駆動して、発電するようになっている。
上記冷却ファン71は、吸い込みファンである。上記冷却ファン71の駆動により、図2に矢印A,Bで示す方向の風の流れを生成して、図2においてエンジンの左側に位置する作業車両のラジエータ(図示せず)を空冷するようになっている。また、それと同時に、冷却ファン71が生成した風の流れによって、その風の流れにおいて、冷却ファン71よりも下流側に位置する各種電装部(排気スロットル8の電装部を含む)を空冷するようになっている。また、上記冷却水ポンプ73の駆動により、図2においてエンジンの左側に位置する作業車両のラジエータ(図示せず)内の冷却水を、冷却水ポンプ73に供給するようになっている。そして、シリンダブロック70およびシリンダヘッド1に冷却水を供給し、エンジンを冷却するようになっている。
図4は、エンジンの右側面側の斜視図である。
図4に示すように、このエンジンは、右側方側に、冷却水配管経路90を備える。上記冷却水配管経路90は、冷却水取出通路91と、遮熱板冷却用通路50と、スロットル冷却用通路51と、ラジエータ導入通路52とを有する。上記冷却水取出通路91は、シリンダブロック70と、EGRクーラ10の冷却水取入口とを接続している。また、以下で構造を詳述するが、遮熱板冷却用通路50は、EGRクーラ10と、遮熱板30とを接続し、スロットル冷却用通路51は、遮熱板30と、排気スロットル8とを接続し、ラジエータ導入通路52は、排気スロットル8と、冷却水ポンプ73とを接続している。上記冷却水配管経路90によって、冷却水ポンプ73からの冷却水の一部を、シリンダブロックから、FGRクーラ10と遮熱板30とを介して排気スロットル8側に供給し、再度、冷却水ポンプ73側に流動させるようになっている。
図5は、上記エンジンの排気マニホールド3の周辺の斜視図であり、排気スロットル8を冷却する機構を詳細に説明するための図である。
図5に示すように、上記排気スロットル8は、排気マニホールド3の上方に配置されている。また、上記遮熱板30は、排気スロットル8と、排気マニホールド3との間に配置されている。図1に示すように、上記遮熱板30は、略水平方向に延在している。上記遮熱板30は、排気スロットル8と、排気マニホールド3との間を遮断している。上記遮熱板30は、排気スロットル8が、如何なる部材(部位)も介さずに排気マニホールド3に直接対向して、排気マニホールド3からの熱で直に熱せられることを防止している。
図6は、遮熱板30の構造を詳細に示す斜視図である。
上記遮熱板30は、箱状の金属体からなり、その金属体は、本体部39と、流入通路40と、流出通路41とを有し、本体部39は、その内部に室を有する。図6に示すように、上記流入通路40は、遮熱板30の下面42から下面42の法線方向に延在している。また、上記流出通路41は、遮熱板30の上面43から上面43の法線方向に延在している。図6に示すように、上記流入通路40および流出通路41の夫々は、本体部39の上記室と、外部とを連通している。
また、上記遮熱板30は、複数の直線状の溝45を上面43に有している。上記複数の溝45は、同じ方向に延在している。上記複数の溝45は、互いに間隔をおいて位置している。上記複数の溝45を形成することにより、遮熱板30の剛性を高くすると共に、表面積を大きくして、遮熱板30の放熱特性を向上させている。
図7は、上記遮熱板30の下面42側の構造を詳細に示す斜視図である。
図7に示すように、上記遮熱板30は、取付部47を有する。この取付部47は、板状の形状を有し、遮熱板30の下面42から鉛直方向下方に延在している。図7に示すように、上記取付部47は、板の厚さ方向に延在する二つの貫通穴48,48を有する。再度、図5を参照して、ボルト55を、各貫通穴48を貫通させた後、排気マニホールド3に締め込んでいる。このようにして、遮熱板30を、排気マニホールド3に固定している。尚、遮熱板の取付部が、一または三以上の貫通穴を有しても良いのは勿論である。
続けて、図5を参照して、上記遮熱板冷却用通路50は、EGRクーラ10を冷却するための冷却通路の冷却水の出口と、遮熱板30の流入通路40(図6参照)の開口とを接続している。また、上記スロットル冷却用通路51は、遮熱板30の流出通路41(図6参照)の開口と、排気スロットル8を冷却する冷却通路の入口とを接続している。
上記構成において、このエンジンは、シリンダブロック70を冷却した後の冷却水を、冷却水取出通路91を介してEGRクーラ10に送って、その冷却水でEGRクーラ10を冷却するようになっている(図4参照)。そして、その後、図5を参照して、EGRクーラ10を冷却した後の冷却水を、遮熱板冷却用通路50内を図5に矢印Bで示す方向に流動させて、遮熱板30の流出通路40を介して、遮熱板30の内部にある室に流入させるようになっている。そして、その後、冷却水を遮熱板30内の室を通過させて、冷却水で遮熱板30の本体部39を冷却した後、本体部39を冷却した後の冷却水を、遮熱板30の流出通路41からスロットル冷却用通路51に流出させるようになっている。そして、スロットル冷却用通路51に流出させた冷却水を、スロットル冷却用通路51内を図5に矢印Cで示す方向に流出させて、排気スロットル8を冷却する通路に導くようになっている。そして、その後、排気スロットル8を冷却した後の冷却水を、ラジエータ導入通路52内を図5に矢印Dで示す方向に流動させて、ラジエータ側に流出させ、ラジエータに到達した冷却水を、ラジエータで冷却するようになっている。
上記第1実施形態によれば、排気マニホールド3と、排気スロットル8との間に遮熱板30を備えるだけでなく、遮熱板30側に冷却水を案内する遮熱板冷却用通路50を備え、更に、その遮熱板冷却用通路50の遮熱板30側の端部が遮熱板30に接触しているから、遮熱板30で排気マニホールド3から排気スロットル8の電装部への熱を遮断できるだけでなく、遮熱板30を重点的かつ効率的に冷却することができる。したがって、排気マニホールド3上の排気スロットル8の電装部が排気マニホールド3からの熱で損傷することを大きく抑制できる。
また、上記第1実施形態によれば、遮熱板冷却用通路50を設けて、遮熱板30を冷却するから、ファンの条件(ファンの配置、ファンの定格回転数等)に無関係に遮熱板30を十分に冷却できる。したがって、ファンの条件等のエンジンの主要な構成を変更する必要がないから、ファンの条件の変更に基づくエンジン性能の変動が起こることもない。
また、上記第1実施形態によれば、冷媒が、EGRクーラ10を冷却した後の冷却水であり、遮熱板冷却用通路50が、EGRクーラ10から遮熱板30まで延在している。したがって、EGRクーラ10を冷却する冷却水を使用して、レイアウトを殆ど変更することがなく、遮熱板30を効率的に冷却できる。
また、遮熱板30を冷却した後の冷却水を、排気スロットル8側に案内するスロットル冷却用通路51も備えるから、遮熱板30を冷却した後の冷却水で排気スロットル8を直接冷却できる。
また、上記第1実施形態によれば、上記遮熱板30が、冷却水が通過する室を有しているから、冷却水を直接遮熱板30に接触させることができるだけでなく、冷却水を遮熱板30に広範囲に接触させることができる。したがって、遮熱板30を更に効率的に冷却できる。
尚、上記第1実施形態では、EGRクーラ10からの冷却水を、遮熱板30に流動させ、更に、遮熱板30からの冷却水を、排気スロットル8に流動させた。しかしながら、この発明では、ラジエータから送られる冷却水の通路と、排気スロットルに冷却水を送る通路との間に、EGRクーラを冷却する通路と、遮熱板を冷却する通路とを並列に接続して、EGRクーラを冷却した冷却水が、遮熱板に送られないようにしても良い。また、この発明では、ラジエータから送られる冷却水の通路と、ラジエータに冷却水を帰す通路との間に、EGRクーラを冷却する通路と、遮熱板を冷却する通路と、排気スロットルを冷却する通路とを並列に接続しても良く、EGRクーラと、遮熱板と、排気スロットルを互いに独立に冷却しても良い。
また、上記第1実施形態では、遮熱板30の上面43に溝45を設けて、遮熱板30の剛性と、遮熱板30の放熱性を高めるようにしたが、この発明では、遮熱板の上面に加えて、遮熱板の下面にも溝を設けて、遮熱板の剛性と放熱性とを更に高めるようにしても良い。
また、上記第1実施形態では、遮熱板30の外面に溝45を設けて、遮熱板30の剛性と、遮熱板30の放熱性を高めるようにしたが、この発明では、遮熱板の外面の少なくとも一部に畝状のリブを設けて、遮熱板の剛性と放熱性とを高めるようにしても良い。また、上記第1実施形態では、遮熱板30の上面43に溝45が存在したが、この発明では、遮熱板の上面にも下面にも凹凸がなくても良い。
また、上記第1実施形態では、DPF22を、排気マニホールド3から離して配置したが、この発明では、DPFを、排気マニホールドの近傍に配置しても良く、DPFと、排気マニホールドとの距離は、如何なる距離であっても良い。また、上記第2実施形態では、冷媒として、冷却水を使用したが、冷却水は、如何なる液体からなっていても良い。
図8は、第2実施形態のエンジンの遮熱板130を示す斜視図である。
第2実施形態のエンジンは、遮熱板130の構造のみが、第1実施形態の遮熱板30の構造と異なる。第2実施形態では、第1実施形態と共通の構成、作用効果および変形例については、記載を省略する。
図8に示すように、この遮熱板130は、金属製の板材139と、鋼管140とを有し、鋼管140は、入口側通路141と、蛇行通路142と、出口側通路143とからなる。上記蛇行通路142は、同一の平面上に位置し、板材139の上面146に固定されている。
また、図8に示すように、上記入口側通路141は、蛇行通路142の一端部から鉛直方向の下方側に延在する一方、出口側通路143は、蛇行通路142の他端部から鉛直方向の上方側に延在している。上記入口側通路141は、図示しない遮熱板冷却用通路につながる一方、出口側通路143は、図示しないスロットル冷却用通路につながっている。冷却水が、EGRクーラ10を冷却する通路、遮熱板冷却用通路、入口側通路141、蛇行通路142、出口側通路143、スロットル冷却用通路、排気スロットルを実際に冷却する通路の順に流れるようになっている。尚、図8において、参照番号147は、取付部であり、参照番号148は、取付穴(貫通穴)である。この取付部147の構造は、第1実施形態の取付部47の構造と同一であり、取付部147は、二つの取付穴148を有している。この取付部147を、第1実施形態の取付部47(図6参照)と同一の方法で排気マニホールドに取り付けるようになっている。
上記第2実施形態によれば、遮熱板130が、金属製の板材139と、その板材に蛇行している状態で張り合わされた冷却水用の鋼管140とを有する。したがって、比較的に簡易な構成で遮熱板130を効率的に冷却できる。
尚、上記第2実施形態では、蛇行通路142が、板材139の上面146に固定されたが、この発明では、蛇行通路は、板材の下面に固定されても良い。
図9は、第3実施形態のエンジンにおける図5に対応する斜視図であり、第3実施形態のエンジンの排気マニホールド203の周辺の斜視図である。尚、第3実施形態では、第1実施形態と同一の構成、作用効果、変形例については、記載を省略する。
図9に示すように、第3実施形態のエンジンでは、EGRクーラ210を冷却した冷却水が、遮熱板230を経由せずに、配管215を通じて直接に排気スロットル208を冷却する通路に導入されるようになっている。
図9に示すように、第3実施形態のエンジンでも、上記遮熱板230が、排気スロットル208と、排気マニホールド203との間に配置されている。
第3実施形態のエンジンでは、遮熱板230は、内部に室を有し、この室は、金属製の遮熱板冷却用通路250につながっている。上記遮熱板冷却用通路250は、ラジエータ(図示せず)を冷却するファンによって流動する空気を、上記室内に案内するようになっている。第3実施形態では、上記ファンによって流動する空気が、冷媒を構成している。上記遮熱板230と、遮熱板冷却用通路250とは、一体となって遮熱板アッセンブリ270を構成している。尚、詳述しないが、図9において、参照番号204は、EGR装置であり、参照番号217は、吸気通路と、排気通路との間に配設されるEGR通路である。また、図9において、参照番号272は、フライホイールハウジングであり、275は、オルタネータである。
図10は、第3実施形態のエンジンの模式正面図であり、冷却ファン271(第1実施形態では、図2に71で示している)に対する、フライホイールハウジング272、遮熱板アッセンブリ270および排気スロットル208の相対位置を示す模式側面図である。
図10に示すように、上記遮熱板アッセンブリ270は、冷却ファン271と、フライホイールハウジング272との間に配置されている。上記冷却ファン271は、主に、図10において冷却ファン271よりも左側に位置する作業車両のラジエータを冷却するために設けられている。上記クランク軸276が回転すると、クランク軸276の回転動力が冷却ファン271に伝達され、その結果、冷却ファン271が回転駆動するようになっている。
図11は、上記エンジンを上側から見たときの模式図である。
図11に示すように、上記冷却ファン271は、エンジンにおいて、水平方向かつクランク軸276に垂直な方向の全ての領域に風を吐出可能になっている。また、上記遮熱板アッセンブリ270は、エンジンにおける、水平方向かつクランク軸276に垂直な方向の一方側の側方部に位置している。尚、冷却ファン271が生成する風の流動方向については、後に詳述する。
図12および図13は、上記遮熱板アッセンブリ270の斜視図である。
図12に示すように、上記遮熱板230は、内部に位置する室と、上記室と遮熱板230の外部とを連通する入口と、上記室と遮熱板230の外部とを連通する出口280とを有する。図12に示すように、上記出口280は、複数のスリット281からなる。上記各スリット281は、直線上に延在している。上記複数のスリット281は、互いに間隔をおいて位置している。上記複数のスリット281は、互いに平行に延在している。図9に示すように、上記各スリット281は、排気スロットル208に対向している。
図13に示すように、上記遮熱板冷却通路250は、空気取り込み部285と、遮熱板接続通路部286とを有し、遮熱板接続通路部286は、空気取り込み部285の遮熱板230側の端部に接続されている。上記遮熱板接続通路部286は、は、配管からなる。
図12に示すように、上記空気取り込み部285の遮熱板接続通路部286側とは反対側の開口は、上記空気を取り込む取込口283である一方、遮熱板接続通路部286の空気取り込み部285側とは反対側の開口は、遮熱板230の上記入口に接続されている。
図13に示すように、空気取り込み部285は、メガホン状の形状を有する。詳しくは、上記空気取り込み部285は、遮熱板接続通路部286から離れるにしたがって開口面積が大きくなる開口拡大部288を有する。このようにして、より大きな量の空気を遮熱板130の室に導入できるようにしている。また、図13に示すように、空気取り込み部285は、断面矩形状の取付金具固定部289を有し、その取付金具固定部289は、開口拡大部288の遮熱板接続通路部286側とは反対側に位置している。
図13に示すように、上記遮熱板アッセンブリ270は、第1取付部290と、第2取付部291とを有し、第1取付部290は、遮熱板230の下面に取り付けられる一方、第2取付部291は、取付金具固定部289の下面に取り付けられている。図13に示すように、上記第1取付部290は、板状の形状を有し、遮熱板230の下面から鉛直方向下方に延在している。また、上記第1取付部290は、板の厚さ方向に延在する二つの貫通穴293,293を有している。二つの貫通穴293は、水平方向に違いに間隔をおいて位置している。また、上記第2取付部291は、板状の形状を有し、取付金具固定部289の下面からから鉛直方向下方に延在している。上記第2取付部291は、板の厚さ方向に延在する二つの貫通穴294,294を有している。二つの貫通穴294は、鉛直方向に違いに間隔をおいて位置している。図9を再度参照して、ボルト299を、各貫通穴293に挿通させた後、排気マニホールド203に締め込んでいる。また、図示しないが、ボルトを、各貫通穴294に挿通させた後、排気マニホールド203に締め込んでいる。このようにして、遮熱板アッセンブリ270を排気マニホールド203に固定している。
図9、図10を参照して、エンジンが駆動して、クランク軸276が回転すると、冷却ファン271が回転駆動する。すると、図示しないラジエータを冷却するため矢印Eで示す風の流れが生じる。この冷却ファン271によって生成する矢印Eの流れの空気を、空気取り込み部285から取り込んで、遮熱板接続通路部286内を矢印Fで示す方向に流動させて、遮熱板230に到達させるようになっている。そして、その後、空気を、遮熱板230内を経由させた後、スリット281から排気スロットル208側に矢印Gで示す方向に吹き出して、その空気を勢いよく遮熱板230に衝突させるようになっている。
上記第3実施形態によれば、ファンからの風を遮熱板230の室に効率的に流動させることができる。したがって、遮熱板208を効率的に冷却できる。また、遮熱板230から流出する空気の出口280が排気スロットル208に対向しているから、遮熱板230からの風を排気スロットル208に衝突させることもできる。したがって、排気スロットル208の冷却効果を更に大きくできる。
また、上記第3実施形態によれば、もう既に存在する既存のラジエータを冷却するファンを、一切条件(配置等)を変更することなしにそのまま利用して、遮熱板230および排気スロットル208を冷却できる。したがって、コストを掛けずに、排気スロットル208を効率的に冷却できる。
尚、上記第3実施形態では、遮熱板230から流出する空気の出口280が、排気スロットル208に対向していた。しかしながら、この発明では、遮熱板から流出する空気の出口は、排気スロットルに対向していなくても良い。
また、遮熱板アッセンブリの第1および第2取付部の夫々は、いくつの貫通穴を有しても良く、また、遮熱板アッセンブリは、第1取付部と第2取付部のうちの一方を有さなくても良い。
また、上記第3実施形態では、遮熱板230から流出する空気の出口280が複数のスリット281からなっていたが、この発明では、遮熱板から流出する空気の出口は、スリット形状でなくても良く、例えば、単に、一つの一体の開口でも良い。この発明では、遮熱板から流出する空気の出口は、如何なる数の開口からなっていても良く、また、各開口(開口が一つのみの場合も含む)は、如何なる形状であっても良い。
また、上記第3実施形態では、空気の流れを生成したのが、ラジエータを冷却するための吸込ファンであった。しかし、この発明では、空気の流れを生成するのは、吐出ファンであっても良い。また、この発明では、空気の流れを生成するファンは、如何なる用途に使用されているファンであっても良い。
また、この発明のエンジンは、排気マニホールドと、排気スロットルとを有するエンジンであれば如何なるエンジンであっても良く、例えば、ディーゼルエンジンでも、ガソリンエンジンでも、ガスエンジンでも良い。また、この発明のエンジンは、縦型でも横型でも良く、シリンダの数も如何なる数であっても良く、冷却構造も如何なる構造であっても良い。
また、この発明では、第2実施形態で説明した遮熱板130の下面に、第1実施形態で説明した溝45やリブを設けても良い。このように、この発明では、上記全ての実施形態および全ての変形例で説明した構成のうちの二以上の構成を組み合わせて新たな実施形態を構築しても良い。
1 シリンダヘッド
2 吸気マニホールド
3,203 排気マニホールド
4 EGR装置
5 粒子状物質除去装置
6 ECU
7 吸気スロットル
8,208 排気スロットル
9 EGRバルブ
10,210 EGRクーラ
15 吸気通路
16 排気通路
17 EGR通路
21 酸化触媒
22 DPF
30,130,230 遮熱板
45 遮熱板の上面の溝
50,250 遮熱板冷却用通路
51 スロットル冷却通路
52 ラジエータ導入通路
139 金属製の板材
140 鋼管
270 遮熱板アッセンブリ
280 遮熱板の出口
281 遮熱板の出口を構成するスリット
283 空気を取り込む取込口

Claims (5)

  1. 排気マニホールドと、
    上記排気マニホールドからの排気の流量を変動させると共に、上記排気マニホールドの上方に位置する排気スロットルと、
    上記排気マニホールドと、上記排気スロットルとの間に配置される遮熱板と、
    上記遮熱板側に冷媒を案内すると共に、上記遮熱板側の端部が上記遮熱板に接触する遮熱板冷却用通路と
    を備えることを特徴とするエンジン。
  2. 請求項1に記載のエンジンにおいて、
    上記排気マニホールドから吸気マニホールドに供給される再循環排気ガスを冷却するための再循環排気用クーラを備え、
    上記冷媒が、上記再循環排気用クーラを冷却した後の冷却水であって、上記遮熱板冷却用通路は、上記再循環排気用クーラから上記遮熱板まで延在し、
    さらに、上記遮熱板を冷却した後の冷却水を、上記排気スロットルを冷却するために上記排気スロットル側に案内するスロットル冷却用通路を備えることを特徴とするエンジン。
  3. 請求項2に記載のエンジンにおいて、
    上記遮熱板は、内部に位置する室と、上記室と外部とを連通する入口と、上記室と外部とを連通する出口とを有し、
    上記遮熱板冷却用通路は、上記再循環排気用クーラと、上記入口とを接続し、
    上記スロットル冷却用通路は、上記出口から流出した冷却水を上記排気スロットル側に案内することを特徴とするエンジン。
  4. 請求項2に記載のエンジンにおいて、
    上記遮熱板は、金属製の板材と、その板材に蛇行している状態で張り合わされた配管とを有し、
    上記遮熱板冷却用通路は、上記再循環排気用クーラと、上記配管の一方側の開口とを接続し、
    上記スロットル冷却用通路は、上記配管の他方側の開口からの冷却水を上記排気スロットル側に案内することを特徴とするエンジン。
  5. 請求項1に記載のエンジンにおいて、
    上記遮熱板は、内部に位置する室と、上記室と外部とを連通する入口と、上記室と外部とを連通すると共に、上記排気スロットルに対向する出口とを有し、
    上記冷媒は、ファンによって流動する空気であり、
    上記遮熱板冷却用通路の一方の開口は、上記空気を取り込む取込口である一方、上記遮熱板冷却用通路の他方の開口は、上記入口に接続されていることを特徴とするエンジン。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019112949A (ja) * 2017-12-20 2019-07-11 株式会社クボタ エンジン
CN115788659A (zh) * 2022-11-30 2023-03-14 重庆长安汽车股份有限公司 一种增压机型排气热端隔热罩总成

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