JP6109595B2 - 産業用車両 - Google Patents
産業用車両 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6109595B2 JP6109595B2 JP2013033395A JP2013033395A JP6109595B2 JP 6109595 B2 JP6109595 B2 JP 6109595B2 JP 2013033395 A JP2013033395 A JP 2013033395A JP 2013033395 A JP2013033395 A JP 2013033395A JP 6109595 B2 JP6109595 B2 JP 6109595B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- vehicle
- counterweight
- exhaust
- dpf
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
- Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
Description
尚、図7において破線14はエンジン1が収納されたエンジンルームを示しており、マフラー4は当該エンジンルーム14の外側に配置されている。
この例では、エンジン1としてディーゼルエンジンが搭載されており、排気浄化装置として、排気ガス中に含まれる未燃焼微細物質(PM)を捕集して浄化を行うディーゼルパティキュレートフィルタ(DPF)8が設けられている。DPF8では、エンジン1からの高温の排気ガスを利用して、蓄積されたPMを燃焼する再生処理を行うことによって浄化性能が維持される。但し、エンジン1及びDPF8間の排気管20が長くなると、DPF8に導入される排気ガスの温度が低下してしまうため問題となる。
また図8Bの例では、DPFの浄化性能を維持するためには作業員による脱着作業を含むメンテナンスが必要なことに鑑みて、DPF8を車両のステップに配置している。これにより、エンジン1及びDPF8間の排気管20を短縮しつつ、作業員によるアクセス性を向上させている。
尚、図8A及び図8Bにおいても破線14はエンジン1が収納されたエンジンルームを示しており、DPF8は当該エンジンルーム14の外側に配置されている。
また図8Bでは、DPF8をステップ内に配置することによって、図8Aに比べてエンジン1及びDPF8間の距離を更に短縮しているが、DPF8は動作時に非常に高温になるため、人手に触れやすいステップに配置することは好ましくない。またステップ内にDPF8の設置スペースを確保することは容易でなく、特に小型車両では困難な場合が多い。また、車体フレームの外側に排気浄化装置を設置すると、組立性を損なうおそれがある。
尚、本願明細書では、エンジンルームはエンジンを収納するためのスペースを意味し、例えば車両に設けられた車体フレームによって側方からエンジンを囲んでいる空間を意味し、好ましくは、更にエンジンを上方からエンジンカバーによって覆われて形成された空間である。
この態様によれば、排気浄化装置としてディーゼルパティキュレートフィルタを用いる場合に、フロースルータイプを採用する。従来から普及されているウォールフロータイプは捕集率が高いものの煤が堆積するためにメンテナンス頻度が高くなる。一方、フロースルータイプは煤が堆積しない構造を有しているためメンテナンス頻度が低く、作業者がアクセスしにくいエンジンルーム内に配置しても弊害が少なくて済む。
この態様によれば、消音装置をエンジンルーム内に配置することで、カウンターウェイトに消音装置を配置するためにスペースを設ける必要がなくなる。これにより、更なるカウンターウェイトのサイズ縮小を図ることができる。
この態様によれば、排気浄化装置をラジエータより前方に配置することによって、排気浄化装置がラジエータを通過した送風の妨げとなることがなく、ラジエータの冷却性能を向上することができる。
この態様によれば、車体フレームに対してエンジンを両側面からブラケットで吊り下げ支持することによって、エンジン下方に排気浄化装置等を設置するためのスペースを確保することができ、エンジンルーム内での効率的なレイアウトを実現することができる。
このような支持部材及び固定部材を備えるブラケットを用いてエンジンを吊り下げ支持することによって、振動するエンジンを車体フレーム対して強固に固定することができる。
産業用車両は運転席10の前方に荷役を昇降可能な荷役装置11を有するフォークリフト車両である。車両には動力源としてディーゼルエンジン(以下、適宜「エンジン」と称する)1が搭載されており、その動力を用いて車両走行や荷役装置11の駆動を行っている。
尚、カウンターウェイト3の上方には、燃料タンク12が配置されている。
エンジン1は車体フレーム13で囲まれたエンジンルーム14内に収納されている。ここで,エンジンルーム14は車両内部においてエンジン1を収納するために設けられた空間を広く意味しており、好ましくは車体フレーム13によってエンジン1の側方の少なくとも一部を囲むように規定されているとよく、更に好ましくは、エンジン1の上方の少なくとも一部をエンジンカバー(不図示)によって覆われて形成されているとよい。
ブラケット15は車体フレーム13a及び13bに設けられており、それぞれ支持部材16及び固定部材17から構成されている。
車体フレーム13の表面には、エンジン1に向って水平方向に突出するようにリブ22が設けられている。リブ22には支持部材16の水平面16aが複数のボルトで固定されている。水平面16aには垂直面16bが略直交するように連結されており、支持部材16は略L字形状を有している。
エンジン1は排気タービン18aとこれに同軸駆動されるコンプレッサ18bを有する排気ターボ過給機18を備えている。給気管19から取り込まれた空気は、コンプレッサ18bにて圧縮昇温された後、インタークーラ(不図示)で冷却されて燃焼室に供給される。
燃焼室では圧縮着火燃焼が行われ、燃焼によって発生した排ガスは排気管20に設けられた排気タービン18aを駆動して前記コンプレッサ18bの動力源となった後、排気浄化装置であるディーゼルパティキュレートフィルタ(DPF)8に供給される。
尚、ベローズ配管21に代えて或いは併せて、柔軟性を有するフレキシブル配管を用いてもよい。
一方、本実施例ではフロースルータイプのDPFを使用している。フロースルータイプのDPFは上記ウォールフロータイプとは異なり煤が堆積しない構造を有している。そのため、ウォールフロータイプのDPFに比べて格段にメンテナンス頻度が低く、作業者がアクセスしにくいエンジンルーム14内に配置しても弊害が少なくて済む。
エンジン1で昇温された冷却水は、冷却水回路23上に設けられたラジエータ2にて外気と熱交換することにより冷却される。ラジエータ2には、エンジン1の駆動に伴って回転する送風ファン5によって外気が送り込まれ、冷却水との熱交換が促進される。ラジエータ2を通過した送風は、後方に配置されたカウンターウェイト3の通気口6(図7を参照)を介して車外に放出される。
また、このようにカウンターウェイト3のコンパクト化が可能となるので、カウンターウェイト3上に設置される燃料タンク12へのアクセスが容易になり、給油などのメンテナンス作業負担を軽減することができる。
図6は変形例に係る産業用車両のエンジン周辺の構造を下方から示す斜視図である。
本変形例では、排気管20のうちDPF8の下流側に騒音抑制のための消音装置であるマフラー4が設けられている。図7に示すように、従来、マフラー4はカウンターウェイト3の下部に形成されたスペースに配置されていたため、ラジエータ2からの送風の妨げとなり、冷却能力低下の一因となっていた。
一方、本変形例では図6に示すように、マフラー4もDPF8と同様にエンジンルーム14内に配置されている。これにより、ラジエータ2からの送風の妨げとなることを回避し、冷却性能を向上できる。また、カウンターウェイト3の下部にマフラー4の設置スペースを形成する必要がなくなるので、カウンターウェイト3のコンパクト化及び低重心化を図り、旋回性能や車両安定性を向上できる。
2 ラジエータ
3 カウンターウェイト
4 消音装置(マフラー)
5 送風ファン
6 通気口
8 排気浄化装置(DPF)
9 排気管
10 運転席
11 荷役装置
12 燃料タンク
13 車体フレーム
14 エンジンルーム
15 エンジンマウントブラケット
16 支持部材
17 固定部材
18 排気ターボ過給器
19 給気菅
20 排気管
21 ベローズ配管
22 リブ
Claims (6)
- 車両の前部に設けられた荷役装置と、
前記車両の後部に設けられたカウンターウェイトと、
前記車両の内部において前記カウンターウェイトの前方に形成されたエンジンルーム内に収納されたエンジンと、
前記エンジンルーム内に配置された前記エンジンの排気ガスを浄化するように構成された排気浄化装置と
を備え、
前記エンジンは、前記車両が有する車体フレームに取り付けられたブラケットによって両側面から吊り下げ支持され、
前記車体フレームには、前記エンジンに向って水平方向に突出するようにリブが設けられており、
前記ブラケットは、
前記リブに固定される水平面、及び、該水平面に連結された垂直面を備える支持部材と、
一端が前記垂直面に対して平行に固定されると共に他端が前記エンジンの表面に対して平行に固定される固定部材と
を備えることを特徴とする産業用車両。 - 前記エンジンの排気管において前記排気浄化装置より下流側に設けられた消音装置を備え、
該消音装置は前記エンジンルーム内に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の産業用車両。 - 前記排気浄化装置は、前記エンジンの冷却水を放熱するラジエータより前方に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の産業用車両。
- 前記排気浄化装置はフロースルータイプのディーゼルパティキュレートフィルタであることを特徴とする請求項1に記載の産業用車両。
- 前記排気浄化装置は、前記エンジンが前記ブラケットによって吊り下げ支持されることで形成される前記エンジンの下方のスペースに設置されていることを特徴とする請求項1に記載の産業用車両。
- 燃料タンクを備え、
該燃料タンクは、前記カウンターウェイトの上方に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の産業用車両。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013033395A JP6109595B2 (ja) | 2013-02-22 | 2013-02-22 | 産業用車両 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013033395A JP6109595B2 (ja) | 2013-02-22 | 2013-02-22 | 産業用車両 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014162296A JP2014162296A (ja) | 2014-09-08 |
JP2014162296A5 JP2014162296A5 (ja) | 2015-04-02 |
JP6109595B2 true JP6109595B2 (ja) | 2017-04-05 |
Family
ID=51613335
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013033395A Active JP6109595B2 (ja) | 2013-02-22 | 2013-02-22 | 産業用車両 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6109595B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016016936A1 (ja) * | 2014-07-29 | 2016-02-04 | ニチユ三菱フォークリフト株式会社 | 産業用車両 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59113216U (ja) * | 1983-01-24 | 1984-07-31 | 株式会社小松製作所 | エンジンの取付装置 |
JPS636253U (ja) * | 1986-06-30 | 1988-01-16 | ||
JPH09175195A (ja) * | 1995-12-28 | 1997-07-08 | Nissan Motor Co Ltd | 荷役車両のエンジン取付構造 |
JPH10157470A (ja) * | 1996-11-28 | 1998-06-16 | Toyota Autom Loom Works Ltd | 産業車両のガスボンベ保持装置 |
JP3422685B2 (ja) * | 1998-05-06 | 2003-06-30 | 三菱重工業株式会社 | ボンベの固定装置 |
JP2004034933A (ja) * | 2002-07-08 | 2004-02-05 | Komatsu Forklift Co Ltd | 産業車両の燃料ガスボンベ搭載装置 |
JP5243224B2 (ja) * | 2008-12-19 | 2013-07-24 | ヤンマー株式会社 | 作業車両搭載用のエンジン装置 |
JP2010167941A (ja) * | 2009-01-23 | 2010-08-05 | Toyota Motor Corp | ハイブリッド車両の充電制御装置 |
-
2013
- 2013-02-22 JP JP2013033395A patent/JP6109595B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014162296A (ja) | 2014-09-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2341227B1 (en) | Engine device for mounting on working vehicle | |
EP2189580B1 (en) | Construction machine comprising an exhaust gas purifier | |
KR102071101B1 (ko) | 엔진 장치 | |
WO2013108724A1 (ja) | 排気ガス浄化装置 | |
WO2013099979A1 (ja) | エンジン装置 | |
JP2014202002A (ja) | 作業機械 | |
JP5328023B2 (ja) | エンジン | |
JP5996449B2 (ja) | 建設機械 | |
JP5904626B1 (ja) | 産業用車両 | |
JP6701609B2 (ja) | 車両の吸排気装置 | |
JP5904624B1 (ja) | 産業用車両 | |
JP2010203393A (ja) | エンジン装置 | |
JP2010215118A (ja) | 作業車両搭載用のエンジン装置 | |
JP6109595B2 (ja) | 産業用車両 | |
JP2013160145A (ja) | 排気ガス浄化装置 | |
JP5793169B2 (ja) | 作業車両搭載用のエンジン装置 | |
WO2016016936A1 (ja) | 産業用車両 | |
JP5674746B2 (ja) | 作業車両搭載用のエンジン装置 | |
JP5346548B2 (ja) | 作業車両搭載用のエンジン装置 | |
JP5909098B2 (ja) | 排気ガス浄化装置 | |
JP6067092B2 (ja) | エンジン装置 | |
JP2014141857A (ja) | 作業機械 | |
JP2014177924A (ja) | エンジン装置 | |
CN215566191U (zh) | 一种集成egr的催化器及发动机 | |
JP6963968B2 (ja) | 車両、荷役車両、及び排ガス処理システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150210 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160215 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160916 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160915 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20161005 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170303 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170308 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6109595 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |