JP2016043945A - 包装体整列搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】安定的な二段整列載置が可能な汎用性のある包装体整列搬送装置を提供する。【解決手段】第2移送コンベア102に直交する下流の搬送コンベア108と、上段面161と下段面との2階層の面を有する整列台106と、第2移送コンベア102上の包装体を上方から吸着し、略90度回転しつつ水平移動し、載置台104上に側面を下にして移動方向奥から手前に所定個数順に互いに当接させつつ載置して組とする吸着ロボット103と、包装体の組を押し出して整列台へ載置させる第1プッシャ105と、上段面に包装体を載置させた後整列台を上昇させ、下段面に包装体を載置させた後所定距離水平移動させる台駆動部165と、二層の包装体の組を同時に押し出して搬送コンベア108へ二段積みとして載置させる第2プッシャ107と、を具備した包装体整列搬送装置100。【選択図】図1

Description

本発明は、特定構成に負荷が集中することなく、包装体の二段整列載置を安定的におこなえる包装体整列搬送装置に関する。
従来、内容物を収容した包装体、例えば小箱に収容した商品を工場から出荷する場合、20箱ずつを単位とするなどして大箱への箱詰めがなされる。大箱は、その後の作業性の観点から、扁平な形状でなく、なるべく3方向の長さが同程度であるのが好ましい。このため、小箱の3方向の長さのうち、最も小さな方向(以降においてこれを厚み方向と適宜称する。)に小箱を積層した形(厚み方向に重ねた塊)を予め作り上げ、これをプッシャによりまとめて大箱挿入用の移送ベルトに移載する方法が広く採用される。
この塊を形成するため、吸着カップを取り付けた吸着ロボットが用いられる。すなわち、ロボットが小箱移送ラインから小箱を吸着し、側面を下にするように回転させると共に長手方向の向きも回転させ、整列台上に順に載置し塊を形成していく(図5)。
そして、ロボットを用いて二段積み、すなわち、整列台上に形成した小箱の塊の上に更に小箱を同様に積み重ね二段の塊を形成する駆動態様も一般的におこなわれる。
更に、小箱の塊を整列台から大箱挿入用の移送ベルトへ押し出し移載する際のプッシャとして、このロボットを用いる場合もある。
従来はこのような構成により、装置構成をコンパクト化しつつ効率的な二段整列載置ないし押し出し移載がおこなわれていた。
しかしながら、従来の技術では以下の問題点があった。
吸着ロボットを用いることにより複雑な作業または複数種類の作業をおこなわせることができるが、作業の複雑化や複数種類化にともない、安定的な二段整列載置ができない場合が生じるという問題点があった。
例えば、整列台上に移載用の塊をつくる際、包装体を吸着後、側面を下にするために90°回転し、かつ、長手方向の向きも別途90°回転する場合がある(実際には更に、包装体の上昇、水平移動、下降(載置)もともなう)。
したがって、包装体がバンド包装品、例えば、PTPシートを5枚中央でフィルム掛けしたようなものである場合には、高速回転によってシートが振られてバンドから飛び出してしまうという問題点があった。特に一方向に長い包装体であるとこの傾向が大きくなる。ピロー包装品の場合も、回転中に内容物が片寄りピロー包装品が吸着カップから外れてしまうという問題点があった。
特に、整列台上への載置だけでなく塊を押し出し移載する場合は、押し出し時間を稼ぐためにそれまでの吸着載置行程の各タクトを短く、すなわち、高速駆動する必要があり、上述のばらけや飛び出しの発生可能性がより大きくなってしまう。また、ピロー包装品の場合は外装が不定形であるので、側面を下にして整列台へ載置してすぐ離すと倒れてしまうという問題点があった。特に、二段積みとする場合は全体的に各作業のタクトをより短くする必要があり、より不安定化を招来してしまう、という問題点があった。
特開2014−000991 特開2013−249175
本発明は上記に鑑みてなされたものであって、安定的な二段整列載置が可能な汎用性のある包装体整列搬送装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の包装体整列搬送装置は、内容物がバンド掛け、袋詰め、または、箱詰めされた包装体に関し、包装体を整列載置した状態にて下流へ搬送する搬送手段と、搬送手段より上流に位置し、前記搬送方向に垂直な方向が移送方向であり、包装体の長手方向を移送方向に配して載置し移送する移送手段と、を有する包装体整列搬送装置であって、移送手段に横付けされた載置台と、載置台の前記移送方向側に配され、所定間隔上下に離した上段面と下段面との2階層の面を有する整列台と、移送手段上の包装体を上方から吸着し、移送方向を軸として略90度回転しまた回転する側へ移動し、載置台上に側面を下にして移動方向奥から手前に所定個数順に互いに当接させつつ載置して組とする吸着駆動手段と、載置台上に所定個数載置された包装体の組を前記移送方向に押し出して整列台へ載置させる第1プッシャと、第1プッシャによる押し出しを受け包装体の組を上段面に載置させた後、整列台を上昇させ、次の包装体の組を下段面に載置させた後、前記搬送方向に所定距離移動させる昇降移動手段と、整列台の移動を受け、上段面と下段面にそれぞれ載置された包装体の組を前記移送方向に同時に押し出して二段積みの状態にて搬送手段上へ載置させる第2プッシャと、を具備したことを特徴とする。
すなわち、請求項1にかかる発明は、載置台と整列台とを設けて移載および二段積み作業工程を分散させ吸着駆動手段の動作を単純化し、これにより、安定的な二段整列載置が可能な汎用性のある包装体整列搬送装置を提供することを可能とする。
包装体にはシュリンクフィルム包装体も含まれる。包装体の形態によっては必ずしも面ないし平面が形成されないが、側面とは、底面でなく、巨視的に側面と見なせる側、ないし側(ガワ)と認識される方面をいうものとする。移送手段が搬送手段より上流に位置する、とは、必ずしも両者の装置の位置関係でなく、移送手段に載っていた包装体がその後搬送手段に載ることを意味する。なお、移送手段の上流には搬送方向と同方向に包装体を移送するコンベアがあってもよく、また、搬送手段の下流には、整列載置された包装体の塊を大箱等へ挿入する挿入手段があってもよい。吸着駆動手段は、適宜上下移動等も可能であるものとする。移送方向を軸として略90度回転しまた回転する側へ移動し、とは、回転と移動との順序は問わず、また、回転しながら移動する(移動しながら回転する)態様であっても良いものとする。互いに当接させ、とは、包装体同士が当接していることを意味する。なお、昇降移動手段は、第2プッシャによる移載後、整列台を当初位置に戻す制御をおこなう(回帰する)ことはいうまでもない。
請求項2に記載の包装体整列搬送装置は、請求項1に記載の包装体整列搬送装置において、載置台における吸着移動手段による最遠の載置位置、および/または、整列台の前記移送方向側、および/または、二段積みとして包装体が載置される搬送手段上の押し出し位置、に姿勢保持板を具備したことを特徴とする。
すなわち、請求項2にかかる発明は、包装体の載置安定性または押し出し安定性を高める。
整列台の前記移送方向側とは、移送方向の下手側をいう。上手側にも姿勢保持板を設けてもよい。姿勢保持板は所定高さの平板の例を挙げることができるが、必ずしも板状に限定されず、網状体であっても、複数の棒体により形成されていてもよい。包装体によっては、姿勢保持板に寄りかかるように積極的に傾けて載置する態様としてもよい。
請求項3に記載の包装体整列搬送装置は、請求項1に記載の包装体整列搬送装置において、不定形な包装体である場合に、載置台、上段面、および、下段面を、搬送方向側に下に傾斜させ、載置台における吸着移動手段による最遠の載置位置、整列台の前記移送方向側、および、二段積みとして包装体が載置される搬送手段上の押し出し位置、に姿勢保持板を具備したことを特徴とする。
すなわち、請求項3にかかる発明は、包装体の載置安定性または押し出し安定性を高める。
なお、載置台、上段面、および、下段面のそれぞれ全面が傾斜している必要はなく、押し出し方向については、相手の面と高さが合うような押し出し方向への第2の傾斜面があっても良いものとする。傾斜は、包装体の姿勢が押し出し時も含めて安定しているのであれば特に限定されないが、例えば水平から5°傾ける態様を挙げることができる。
請求項4に記載の包装体整列搬送装置は、請求項1、2または3に記載の包装体整列搬送装置において、整列台を駆動し、第1プッシャによる押し出しを受け包装体の組を上段面に載置させた後、前記搬送方向に所定距離移動させるように昇降移動手段を制御する昇降制御手段を具備したことを特徴とする。
すなわち、請求項4にかかる発明は、一段積みの塊として包装体を搬送手段に整列載置することができ、大箱の種類(収容個数)にしたがった箱詰め等が可能となり、汎用性の高い包装体整列搬送装置を提供することができる。
請求項5に記載の包装体整列搬送装置は、請求項1、2または3に記載の包装体整列搬送装置において、移送手段上の包装体を上方から吸着し、そのままの姿勢で搬送手段上に載置するように吸着駆動手段を制御する吸着制御手段を具備したことを特徴とする。
すなわち、請求項4にかかる発明は、包装体をそのまま搬送手段に流すことができ、搬送手段の下流の機構に応じた汎用性の高い包装体整列搬送装置を提供することができる。
本発明によれば、装置の大型化や特殊化を招来することなくまた特定構成に負荷が集中することなく、包装体を横に寝かした状態にして段積みする二段整列載置を安定的におこない、汎用性のある包装体整列搬送装置を提供することができる。
本発明の包装体整列搬送装置を含んだ箱詰ラインの概要を説明する平面図である。なお、第2プッシャについては、平面視においては下のプッシャ部分が上のプッシャ部分に隠れるが便宜上ずらして表示してある。 載置台、整列台、第1プッシャ、第2プッシャの外観斜視図である。 包装体の押出姿勢の形成や移載、段積みを中心として示した遷移図である。なお、(a)は第2移送コンベアから載置台に包装体が吸着ロボットにより載置され押出姿勢を形成する様子を、(b)は載置台から整列台の上段面に第1プッシャが包装体を押し出す様子を、(c)は載置台から整列台の下段面に第1プッシャが包装体を押し出す様子をそれぞれ示している。右側の各図は左側に示したA−A断面である 包装体の押出姿勢の形成や移載、段積みを中心として示した遷移図である。なお、(a)は整列台が二段積みした包装体を搬送方向へ移動する様子を、(b)は整列台から搬送コンベアに第2プッシャが上下それぞれの包装体Pを押し出す様子をそれぞれ示している。 従来の移載の際の包装体の回転の様子を示した説明図である。 なお、各図は説明の便宜上縮尺を異ならせ、構成の一部を省略して描いている。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。ここでは、大箱へ挿入するために、ピロー包装体を一段5袋の二段積みとして整列搬送するラインについて説明する。図1は、本発明の包装体整列搬送装置を含んだ箱詰ラインの概要を説明する平面図である。図2は、載置台、整列台、第1プッシャ、第2プッシャの外観斜視図である。図3および図4は、包装体の押出姿勢の形成や移載、段積みを中心として示した遷移図である。
箱詰ラインは、大きく、包装体整列搬送装置100と挿入装置200とにより構成され、ピロー包装体Pを移載・段積み・箱詰めする。本実施の形態では、ピロー包装体Pは、縦(長辺)約10cm、横(短辺)約5cm、高さ約4cmの大きさである。外装はアルミ蒸着プラスチックフィルムであって、上面中央には幅約7mmの合わせ目が長辺方向に押し倒して帯が形成され、短辺両側には上面側に折り返された耳が形成されたものとする。なお、以降では、ピロー包装体Pを単に包装体Pと適宜称することとする。
まず、包装体整列搬送装置100について説明する。包装体整列搬送装置100は、第1移送コンベア101と、第2移送コンベア102と、吸着ロボット103と、載置台104と、第1プッシャ105と、整列台106と、第2プッシャ107と、搬送コンベア108と、を主要な構成とする。
第1移送コンベア101は平ベルトコンベアであって、包装体Pを、略一定間隔離して長手を移送方向に向けて載置し、一定速度で下流すなわち第2移送コンベア102側へと移送する。なお第1移送コンベア101と搬送コンベア108は平行な位置関係にあり、移送方向と搬送方向とは同方向である。
第1移送コンベア101の末端には、配向ガイド111が設けられている。配向ガイド111は曲率のついた一組の板であり、移送にともなって包装体Pを第2移送コンベア102へ引き渡しつつその向きを90°かえていく。
第2移送コンベア102は第1移送コンベア101と直交し、包装体Pを受け取り、一定速度にて略等間隔でこれを下流に移送する。第2移送コンベア102も平ベルトコンベアにより構成される。なお、第2移送コンベア102の移送距離は箱詰ラインの構成を大がかりとしないため、適宜短いものを採用する。すなわち、第1移送コンベア101と搬送コンベア108との間隔を必要以上にあけないように設計する。
吸着ロボット103は、吸着カップ131と、関節部132と、位置検出センサ133と、ロボット駆動制御部134と、を有し、第2移送コンベア102上の順次移送されてくる包装体Pをセンサにて検出し、ピックアップし、横に寝かして載置台104に載置していく。
吸着カップ131は、第2移送コンベア102上の下流端近くに到来したピロー包装体Pを陰圧により吸着する。このとき、第2移送コンベア102の下流に設けられた位置検出センサ133が順次移送されてくる包装体Pの位置情報を取得し、これに基づき吸着カップ131が上面から適正に包装体Pを吸着する。
関節部132は、上昇、下降、X軸方向への水平移動が可能であると共に、Y軸方向の回動軸を有する。これにより、吸着した包装体Pを上昇させ、X軸プラス側に移動させつつ回転軸を中心に90°回転させ、包装体Pの底面をX軸側に向けることができる。所定位置まで水平移動したのち、包装体Pを下降させ載置台104に載置し吸着解除する。その後関節部132は原点回帰する。吸着から解除、原点回帰までの一連の動作は、ロボット駆動制御部134により制御される。なお、90°回転がともなうため、包装体Pは耳のない側面側が下となり、載置台104に横倒し状態として載置されることとなる。
吸着ロボット103は、この動作を繰り返し、包装体Pは、横に寝た状態で互いに当接した塊を形成する(ロボット駆動制御部134は、前の包装体Pの載置位置を考慮し関節部132を制御して次の包装体Pの載置位置を手前にずらしながら塊を形成する)。以降ではこの塊の形状を押出姿勢と適宜称する。
載置台104は、第2移送コンベア102の下流端部に横付けされており、吸着ロボット103により横に寝かせられた包装体Pを順次載置する。またその載置面141は、X軸プラス側に下に5°傾斜した面としている。
載置台104は、更に、吸着ロボット103から見て奥手(最遠の載置位置)に、載置面141に対して垂直に立設された保持ガイド142を有する。最初の包装体Pの底面が保持ガイド142に当接して寄りかかり、若干寝た姿勢となる。以降順次詰めて載置され、若干寝た押出姿勢が形成される。包装体Pは本来的にはどちらかに倒れやすいが、包装体整列搬送装置100では、包装体Pを一方に傾斜させ押出姿勢を安定化している。換言すれば、長辺の丸みや耳の長さ等によりどちらの向きにも倒れやすいピロー包装体Pの特性を逆に利用して安定的な押出姿勢を形成している。
第1プッシャ105は、載置台104に形成された押出姿勢の包装体Pをまとめて整列台106に押し出す。
整列台106は、図2に示したように、上下二つの載置面(上段面161および下段面162)を有する整列台であって、それぞれの面にて第1プッシャ105から押し出された包装体Pをそのままの姿勢で受け取る。また、整列台106には、上昇、下降、X軸方向への水平移動をおこなう台駆動部165を設け、その駆動制御をおこなう台駆動制御部166を有する。
両載置面について説明する。上段面161と下段面162は同一形状であり、それぞれ載置主面161m、162m、補助面161s、162s、を備え、また、X軸プラス側であって保持ガイド142に対応する位置に、保持板163と保持板164とを備える。載置主面161m(162m)はX軸プラス側に下に5°傾き、保持板163(164)は、載置主面から垂直に立設されていて、載置面141と保持ガイド142との関係と同一としている。なお、補助面161s(162s)のY軸プラス方向の端部は水平としており、更に、補助面162sの端部の高さは搬送コンベア108の高さと同じとしている。これにより搬送コンベア108への円滑な移載が可能となる。
駆動に際しては、台駆動部165は、台駆動制御部166の制御のもと、まず、上段面161の載置主面161mと載置台104の載置面141とが高さが揃う位置に整列台106を待機させる。押出姿勢が形成され第1プッシャ105により包装体Pがまとめて載置台104から上段面161に移載されたら、台駆動制御部166は、整列台106を上昇させ下段面162の載置主面162mと載置面141との高さが揃うように台駆動部165を制御する。次の押出姿勢が形成され再び包装体Pの下段面162への移載を受けて、台駆動制御部166は、X軸プラス側に整列台106を所定距離水平移動させる。
第2プッシャ107は、整列台106の移動を受けて、上段面161と下段面162のそれぞれに載置された包装体Pの塊を搬送コンベア108へまとめて押し出す。なお、第2プッシャ107は、上段用プッシャ171と下段用プッシャ172の上下に分離した二股プッシャであり(図2参照)、整列台106と干渉しないようにして包装体Pを押し出す。
次に、搬送コンベア108について概説する。搬送コンベア108は、上下二段に形成された押出姿勢の包装体Pを整列台106から受け取り、間欠駆動して順次挿入装置200へと搬送する。搬送コンベア108は、平ベルトコンベア181と、二枚の保持ガイド182と、により構成される。
整列台106上では、押出姿勢の包装体Pが上下に離間しているので、第2プッシャ107による押出完了の間際、上段面161上の包装体Pが落ち込むようにして下段面162上の包装体Pに乗りかかる。したがって、二段積みの形が不安定化しやすく、左右の保持ガイド182により荷崩れを防止するようにしている。
次に挿入装置200について概説する。挿入装置200は、搬送コンベア108と同期して並進し間欠駆動により大箱を移送する平ベルトコンベア201と、大型プッシャ202とにより構成される。大箱は、平ベルトコンベア201の上流で展開載置され、一方のフラップ(Y軸マイナス方向のフラップ)を開口させたままで順次これを移送する。なお、大箱の幅は、左右の保持ガイド182の間隔より広く、隣の保持ガイド182の間隔と同間隔で載置されるものとする。
大型プッシャ202は、順次搬送コンベア108上にて搬送される二段積みの包装体Pを一括して大箱に挿入する。なお、大箱がずれないように、平ベルトコンベア201には後支板211が設けられている。
なお、詳細な説明は省略するが、挿入装置200の下流では、大箱のフラップが糊付けされ、箱詰め作業が終了する。
包装体整列搬送装置100は以上の構成であるので、装置構成を複雑化せず特定構成に負荷を集中させない結果、包装体の二段整列載置を安定的におこなうことができる。各構成の動作タクトを駆動速度の観点から見て同程度とすることができるということもできる。また、各機能が分散しても装置構成の増大を招来せず、近時の装置構成のコンパクト化の要請に反することもない。また、載置安定性の高い直方体形状の小箱の二段積みのみならず、外装が定形でないピロー包装体であっても、長手方向に遠心力がかかることなく、安定載置を可能とする。いわゆるウィークリーPTPシートのような長尺の医薬錠剤のバンド包装品等も安定的に扱うことが可能となる。
なお、本発明は上記の態様に限定されない。例えば、上段面161に押出姿勢の包装体Pが移載されたら、台駆動制御部166が台駆動部165を制御して、整列台106を上昇させずにX軸プラス方向に移動して、第2プッシャ107によりこれを搬送コンベア108に載せてもよい。すなわち、一段積みの箱詰めをすることができる。このときは、一段用の大箱を平ベルトコンベア201に載せ移送するようにする。これにより、様々な大箱に対応した箱詰めが可能となり、包装体整列搬送装置100に汎用性を持たせることができる。
同様に、ロボット駆動制御部134により、吸着した包装体Pを回転させず、吸着→上昇→Y軸プラス方向へ搬送コンベア108の上空まで水平移動→下降→吸着解除→(回帰)、のように吸着ロボット103の動きを制御し、一個ずつ包装体Pを搬送コンベア108に直接載置するようにしてもよい。すなわち、個別の箱詰めすることができる。このときは、平ベルトコンベア201に載せ移送するようにする。これにより、包装体整列搬送装置100になお一層の汎用性を持たせることができる。
また、ピロー包装品やバンド包装品でなければ、載置台104や整列台106の上段面161下段面162は傾斜をつけず水平としてもよい。
また、ピロー包装品やバンド包装品であっても、載置台104や整列台106の上段面161下段面162を水平とし、保持ガイド142や保持板163、164を斜めに傾け、これに寄りかからせて(傾倒させて)押出姿勢を形成するようにしてもよい。
また、使用の態様により、載置台104は、押出姿勢を形成するまではX軸プラス方向に下に傾斜し、押出姿勢を形成した後に手前側すなわち最後に載置した包装体P側から別途ガイドを起立させて、押出姿勢の包装体Pを両側から支えるようにしてもよい。この場合は、載置面141を水平に戻し、整列台106の上段面161および下段面162も水平に構成し、包装体Pをそのままの姿勢で押し出すようにする。なお、整列台106でも包装体Pを両支えするため、保持板163および保持板164に対応して反対側にそれぞれガイドないし保持板を設けておくようにする。
また、整列台106は載置台104より若干下げて、受取性を向上させるようにしても良い。同様に、搬送コンベア108は整列台106より若干下げた位置としても良い。搬送コンベア108は二枚の保持ガイド182でなく、バケットとして構成することもできる。吸着カップ131にかえて、適宜アーム等により握時したり、咬持したり、把持したり、抱時したりする態様であってもよい。いずれも、他の構成と干渉しないように駆動することはいうまでもない。
本発明によれば、1個詰めにも、一列一段詰めにも、一列二段詰めにも対応でき、大箱の大きさないし規格に柔軟に対応することができる。また、適宜整列台を上段面、中段面、下段面等として3段以上の積み上げをさせることもできる。なお、間欠駆動でなく、連続駆動とすることもできる。
100 包装体整列搬送装置
101 第1移送コンベア
102 第2移送コンベア
103 吸着ロボット
104 載置台
105 第1プッシャ
106 整列台
107 第2プッシャ
108 搬送コンベア
111 配向ガイド
131 吸着カップ
132 関節部
133 位置検出センサ
134 ロボット駆動制御部
141 載置面
142 保持ガイド
161 上段面
161m 載置主面
161s 補助面
162 下段面
162m 載置主面
163 保持板
164 保持板
165 台駆動部
166 台駆動制御部
171 上段用プッシャ
172 下段用プッシャ
181 平ベルトコンベア
182 保持ガイド
200 挿入装置
201 平ベルトコンベア
202 大型プッシャ
211 後支板
P ピロー包装体(包装体)

Claims (5)

  1. 内容物がバンド掛け、袋詰め、または、箱詰めされた包装体に関し、
    包装体を整列載置した状態にて下流へ搬送する搬送手段と、
    搬送手段より上流に位置し、前記搬送方向に垂直な方向が移送方向であり、包装体の長手方向を移送方向に配して載置し移送する移送手段と、
    を有する包装体整列搬送装置であって、
    移送手段に横付けされた載置台と、
    載置台の前記移送方向側に配され、所定間隔上下に離した上段面と下段面との2階層の面を有する整列台と、
    移送手段上の包装体を上方から吸着し、移送方向を軸として略90度回転しまた回転する側へ移動し、載置台上に側面を下にして移動方向奥から手前に所定個数順に互いに当接させつつ載置して組とする吸着駆動手段と、
    載置台上に所定個数載置された包装体の組を前記移送方向に押し出して整列台へ載置させる第1プッシャと、
    第1プッシャによる押し出しを受け包装体の組を上段面に載置させた後、整列台を上昇させ、次の包装体の組を下段面に載置させた後、前記搬送方向に所定距離移動させる昇降移動手段と、
    整列台の移動を受け、上段面と下段面にそれぞれ載置された包装体の組を前記移送方向に同時に押し出して二段積みの状態にて搬送手段上へ載置させる第2プッシャと、
    を具備したことを特徴とする包装体整列搬送装置。
  2. 載置台における吸着移動手段による最遠の載置位置、および/または、整列台の前記移送方向側、および/または、二段積みとして包装体が載置される搬送手段上の押し出し位置、に姿勢保持板を具備したことを特徴とする請求項1に記載の包装体整列搬送装置。
  3. 不定形な包装体である場合に、
    載置台、上段面、および、下段面を、搬送方向側に下に傾斜させ、
    載置台における吸着移動手段による最遠の載置位置、整列台の前記移送方向側、および、二段積みとして包装体が載置される搬送手段上の押し出し位置、に姿勢保持板を具備したことを特徴とする請求項1に記載の包装体整列搬送装置。
  4. 整列台を駆動し、第1プッシャによる押し出しを受け包装体の組を上段面に載置させた後、前記搬送方向に所定距離移動させるように昇降移動手段を制御する昇降制御手段を具備したことを特徴とする請求項1、2または3に記載の包装体整列搬送装置。
  5. 移送手段上の包装体を上方から吸着し、そのままの姿勢で搬送手段上に載置するように吸着駆動手段を制御する吸着制御手段を具備したことを特徴とする請求項1、2または3に記載の包装体整列搬送装置。
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