JP2016042517A - 基板処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】混触に適さないような組合せの薬液の混触がバットにおいて発生するのを確実に防止できる基板処理装置を提供すること。
【解決手段】基板処理装置1は、硫酸含有液ノズル21を、第1の外側空間OS1に設定された第1のホーム位置29と処理位置との間を移動させる第1のアーム揺動ユニット24と、有機溶剤ノズル33を、第2の外側空間OS2に設定された第2のホーム位置41と処理位置との間を移動させる第2のアーム揺動ユニット36と、処理チャンバ2の底部に配置されるバット9とを含む。バット9は、内側空間ISの底部に配置される内バット60と、第1の外側空間OS1の底部に配置される第1の外バット61と、第2の外側空間OS2の底部に配置される第2の外バット62とを含む。処理チャンバ2の底部において、第1の外側空間OS1と第2の外側空間OS2とは隔離されている。
【選択図】図1

Description

この発明は、薬液を用いた基板処理のための基板処理装置に関する。基板処理装置による処理対象となる基板の例には、半導体ウエハ、液晶表示装置用基板、プラズマディスプレイ用基板、FED(Field Emission Display)用基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板、フォトマスク用基板、セラミック基板、太陽電池用基板などが含まれる。
半導体装置や液晶表示装置の製造工程には、半導体ウエハや液晶表示パネル用ガラス基板などの基板の表面に薬液による処理を施すために、基板を一枚ずつ処理する枚葉式の基板処理装置が用いられることがある。枚葉式の基板処理装置は、隔壁により区画された処処理チャンバの内部に、基板をほぼ水平に保持して回転させる基板保持回転機構と、基板保持回転機構を収容する有底筒状の処理カップと、基板保持回転機構に保持されている基板に薬液を供給するための薬液ノズルと備えている。
このような基板処理装置において、混触に危険を伴うような組合せ(すなわち、混触に適さないような組合せ)である複数種の組合せの薬液が用いられることがある。このような混触に適さないような組合せの薬液を用いた処理を一つの処理チャンバで行う場合、処理チャンバの内部で混触しないように、一方の薬液の供給時に他方の薬液用のバルブの新規開成を禁止したり、基板の回転速度の検出値が回転数範囲外になると薬液用のバルブの開成を禁止したりするインターロック処理の実行が提案されている(たとえば特許文献1,2参照)。
特許第4917469号公報 特許第4917470号公報
ところで、基板処理装置の異常発生時や、メンテナンスなどの非定常状態においては、薬液ノズルからの薬液の液垂れや漏れ等が生じるおそれがある。これらの薬液が処理チャンバ外に流出することを防止するため、処理チャンバの底部の全域には、薬液を受けるためのバット(Vat)が配置されている。バットには排液口が形成されており、排液口には排液配管が接続されている。バットに受けられた薬液は、バットの上面を排液口に向けて案内され、排液口から排液配管を通って機外へと排液される。特許文献1,2のように、混触に適さないような組合せの薬液を用いた処理を一つの処理チャンバで行う場合には、その組合せの薬液をバットが共通に受けることにより、バットの上面において薬液の混触が発生するおそれがある。
そこで、この発明の目的は、混触に適さないような組合せの薬液の混触がバットにおいて発生するのを確実に防止できる基板処理装置を提供することである。
前記の目的を達成するための請求項1に記載の発明は、処理チャンバと、前記処理チャンバの内部に配置され、基板を保持する基板保持機構と、前記処理チャンバの内部に配置され、前記基板保持機構の周囲を包囲する筒状の処理カップと、前記基板保持機構に保持されている基板に第1薬液を吐出する第1薬液ノズルと、前記基板保持機構に保持されている基板に、前記第1薬液とは種類の異なる第2薬液を吐出する第2薬液ノズルと、前記第1薬液ノズルを、前記処理チャンバの内部の所定空間であって、平面視で前記処理カップの外側の空間である第1の外側空間と、前記基板保持機構に保持されている基板の上方との間を移動させる第1の移動機構と、前記第2薬液ノズルを、前記処理チャンバの内部の所定空間であって、平面視で前記処理カップの外側の空間でありかつ前記第1の外側空間とは別の第2の外側空間と、前記基板保持機構に保持されている基板の上方との間を移動させる第2の移動機構と、少なくとも前記第1の外側空間の底部に配置され、上方からの液を受けて、第1の排液口に向けて案内する第1のバットと、前記第2の外側空間の底部に配置され、上方からの液を受けて、上方から液を受け、当該受けた液を、前記第1の排液口とは別の第2の排液口に向けて案内する第2のバットとを含み、前記第1の外側空間と前記第2の外側空間とは、少なくとも底部において隔離されている、基板処理装置を提供する。
この構成によれば、処理チャンバの底部に配置されるバットを、少なくとも第1の外側空間の底部に配置される第1のバットと、第2の外側空間の底部に配置される第2のバットとに分割している。第1薬液ノズルが第1の外側空間を移動する途中で、第1薬液ノズルから落液した第1薬液は、第1のバットに受けられる。一方、第2薬液ノズルが第2の外側空間を移動する途中で、第2薬液ノズルから落液した第2薬液は、第2のバットに受けられる。換言すると、バットを、第1および第2薬液ノズルの移動範囲に応じて、第1薬液用の第1のバットと、第2薬液用の第2のバットとに分割している。
また、第1の外側空間と第2の外側空間とが少なくとも底部において隔離されているので、第1のバットと第2のバットとの間で液の行き来がない。さらに、第1のバットに受けられた液の排液口と、第2のバットに受けられた液の排液口とがそれぞれ異なっている。
以上により、バットにおける第1薬液と第2薬液との混触を確実に防止でき、したがって、混触に適さないような組合せの薬液の混触がバットにおいて発生するのを確実に防止できる基板処理装置を提供できる。
この明細書において、「混触に適さないような組合せ」であるとは、「混触に危険が伴うような組合せ」だけでなく、「混触により生成物を生成するような組合せ」や、「混触により分離回収が困難になる組合せ」も含む趣旨である。「混触により生成物を生成するような組合せ」には、酸とアルカリとの組合せであり、混触により発生する塩により、装置内が汚染されるおそれがある。また、「混触により分離回収が困難になる組合せ」には、HF(フッ酸)とSPM(硫酸過酸化水素水混合液)などがあげられる。
請求項2に記載のように、前記第1の移動機構は、前記第1の外側空間に配置された第1のホーム位置と、前記基板保持機構に保持されている基板の上方に配置された処理位置との間で、前記第1薬液ノズルを移動させ、前記第2の移動機構は、前記第2の外側空間に配置された第2のホーム位置と、前記基板保持機構に保持されている基板の上方に配置された処理位置との間で、前記第2薬液ノズルを移動させてもよい。
請求項3に記載の発明は、前記第2のバットは、前記第2の外側空間の底部および前記処理カップの内部空間の底部に跨って配置されている、請求項1または2に記載の基板処理装置である。
この構成によれば、第2薬液ノズルの移動範囲の全てに対応するように第2のバットを設けることが可能である。この場合、移動中の第2薬液ノズルの位置の如何に依らずに、第2薬液ノズルから落液する第2薬液を、第2のバットによって確実に受けることができる。たとえば、第2薬液ノズルが処理カップの上方を移動中に第2薬液ノズルから第2薬液が落液する場合であっても、第2薬液ノズルから落液する第2薬液を、第2のバットによって確実に受けることができる。これにより、バットにおける第1薬液と第2薬液との混触を確実に防止できる。
請求項4に記載の発明は、前記第1のバットの上面は、当該上面によって受けられた液が当該上面の高低差により前記第1の排液口に向けて流れるように傾斜しており、前記第2のバットの上面は、当該上面によって受けられた液が当該上面の高低差により前記第2の排液口に向けて流れるように傾斜している、請求項1〜3のいずれか一項に記載の基板処理装置である。
この構成によれば、第1のバットの上面の各所に受けられた第1薬液は、第1のバットの上面の高低差により、第1のバットの上面を第1の排液口に向けて流れる。また、第2のバットの上面の各所に受けられた第2薬液は、第2のバットの上面の高低差により、第2のバットの上面を第1の排液口に向けて流れる。これにより、第1および第2のバットに受けられた第1および第2の薬液を、それぞれ、第1および第2の排液口に、良好に導くことができる。
請求項5に記載のように、前記第1の移動機構は、前記第1薬液ノズルを、所定の第1の揺動軸まわりに揺動させる第1の揺動機構を含み、前記第2の移動機構は、前記第2薬液ノズルを、前記第1の揺動軸とは異なる第2の揺動軸まわりに揺動させる第2の揺動機構を含んでいてもよい。
請求項6に記載の発明は、前記第1薬液ノズルに第1薬液を供給する第1薬液供給配管をさらに含み、前記基板処理装置は、前記第1薬液供給配管の内部を吸引する吸引機構をさらに含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の基板処理装置である。
この構成によれば、吸引機構による第1薬液供給配管の内部の吸引により、第1薬液配管内の第1薬液の先端面が後退する。これにより、第1薬液ノズルからの薬液の吐出停止後に、当該第1薬液ノズルから第1薬液が落液することを抑制または防止できる。ゆえに、第1薬液ノズルの移動中における、第1薬液ノズルからの第1薬液の落液を、抑制または防止できる。
請求項7に記載のように、前記第1薬液は、硫酸を含む硫酸含有液であってもよいし、前記第2薬液は、有機溶剤であってもよい。
硫酸含有液は、比較的高い粘度を有する。そのため、移動中の第1薬液ノズルから第1薬液が落液しにくい。その一方で、有機溶剤、とくに低い表面張力を有する有機溶剤は、比較的低い粘度しか有さない。そのため、移動中の第2薬液ノズルから第2薬液が落液することもある。第2薬液ノズルから落液する第2薬液は、第2のバットによって受けられる。
しかしながら、第2のバットが第1のバットと分割されており、かつ、第2のバットは、第1のバットとの間で液の行き来もない。したがって、第2薬液が、第1薬液と第2バットにおいて混触することを確実に防止できる。
この発明の一実施形態に係る基板処理装置を水平方向に見た図である。 処理チャンバの内部を、図1の切断面線II-IIに沿って切断した模式図である。 処理チャンバの内部を、図1の切断面線III-IIIに沿って切断した模式図である。 第1のバットを、図3の切断面線IV-IVに沿って切断した断面図である。 図4の切断面線V-Vから見た断面図である。 第1のチューブ配管の第1の排液配管への接続を模式的に示す図である。 前記基板処理装置によって行われる基板の処理の一例について説明するための工程図である。 前記処理の一例を示す模式図である。 前記処理の一例を示す模式図である。 本発明の他の実施形態に係る処理チャンバの上部の模式図である。 図10に示す処理チャンバの底部の模式図である。
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る基板処理装置1を水平方向に見た図である。図2は、処理チャンバ2の内部を、図1の切断面線II-IIに沿って切断した模式図である。図3は、処理チャンバ2の内部を、図1の切断面線III-IIIに沿って切断した模式図である。
基板処理装置1は、円形の半導体ウエハ等の基板Wのデバイス形成領域側の表面に対して、洗浄処理やエッチング処理などの液処理を施すための枚葉型の装置である。基板処理装置1は、内部空間を有する箱形の処理チャンバ2と、処理チャンバ2内で一枚の基板Wを水平な姿勢で保持して、基板Wの中心を通る鉛直な回転軸線A1まわりに基板Wを回転させるスピンチャック(基板保持機構)3と、スピンチャック3に保持されている基板Wに、第1薬液としての硫酸含有液の一例の硫酸過酸化水素水混合液(sulfuric acid/hydrogen peroxide mixture:SPM)を供給するための硫酸含有液供給ユニット4と、スピンチャック3に保持されている基板Wの表面(上面)に、第2薬液としての有機溶剤(低表面張力を有する有機溶剤)の一例のイソプロピルアルコール(isopropyl alcohol:IPA)液を供給するための有機溶剤供給ユニット5と、スピンチャック3に保持されている基板Wの表面(上面)に、リンス液を供給するためのリンス液供給ユニット6と、スピンチャック3を取り囲む筒状の処理カップ7と、基板処理装置1に備えられた装置の動作やバルブの開閉を制御する制御装置8と、処理チャンバ2の底部に配置されたバット9とを含む。
処理チャンバ2は、シャッタ11(図2参照)によって開閉される箱状の隔壁10と、隔壁10の上部から隔壁10内(処理チャンバ2内に相当)に清浄空気を送る送風ユニットとしてのFFU(ファン・フィルタ・ユニット)12と、隔壁10の下部から処理チャンバ2内の気体を排出する排気装置(図示しない)とを含む。図2および図3に示すように、処理チャンバ2は、平面視で略矩形(矩形の1つの角を斜めに切り落した形状)の箱状をなしている。隔壁10は、それぞれ水平方向Xに沿って延びる天壁13および5つの側壁15を含む。シャッタ11は、側壁15の1つに形成された開口(図示しない)に関連して設けられている。
FFU12は天壁13の上方に配置されており、天壁13の天井に取り付けられている。FFU12は、隔壁10の天井から処理チャンバ2内に清浄空気を送る。排気装置は、カップ内排気ダクト149を介して処理カップ7の底部に接続されており、処理カップ7の底部から処理カップ7の内部を吸引する。FFU12および排気装置により、処理チャンバ2内にダウンフロー(下降流)が形成される。
スピンチャック3として、基板Wを水平方向に挟んで基板Wを水平に保持する挟持式のチャックが採用されている。具体的には、スピンチャック3は、スピンモータ16と、このスピンモータ16の駆動軸と一体化されたスピン軸17と、スピン軸17の上端にほぼ水平に取り付けられた円板状のスピンベース18とを含む。
スピン軸17は、鉛直に配置された中空軸であり、その内部には、下面供給配管(図示しない)が挿通されている。この下面供給配管には、処理液(たとえば、薬液または純水(DIW))が供給されるようになっている。また、下面供給配管の上端部には、下面供給配管に供給される処理液を吐出する下面ノズル19が形成されている。下面ノズル19は、処理液をほぼ鉛直上向きに吐出し、下面ノズル19から吐出された処理液は、スピンチャック3に保持された基板Wの下面中央に対してほぼ垂直に入射する。
スピンベース18の上面には、その周縁部に複数個(3個以上。たとえば6個)の挟持部材20が配置されている。複数個の挟持部材20は、スピンベース18の上面周縁部において、基板Wの外周形状に対応する円周上で適当な間隔を空けて配置されている。スピンチャック3に基板Wを非保持の状態を示している。
図1に示すように、硫酸含有液供給ユニット4は、SPMを基板Wの表面に向けて吐出する硫酸含有液ノズル(第1薬液ノズル)21と、硫酸含有液ノズル21が先端部に取り付けられた第1のノズルアーム22と、スピンチャック3の側方で鉛直方向に延び、第1のノズルアーム22を揺動可能に支持する第1の揺動軸23と、第1の揺動軸23を回転させて第1のノズルアーム22を移動させることにより、硫酸含有液ノズル21を移動させる第1のアーム揺動ユニット(第1の移動機構)24とを含む。硫酸含有液ノズル21は、たとえば、連続流の状態でSPMを吐出するストレートノズルであり、その吐出口をたとえば下方に向けた状態で、水平方向に延びる第1のノズルアーム22に取り付けられている。第1のノズルアーム22は水平方向に延びている。
硫酸含有液供給ユニット4は、SPMを硫酸含有液ノズル21に案内する硫酸含有液配管25と、硫酸含有液配管25を開閉する硫酸含有液バルブ26とを含む。硫酸含有液バルブ26が開かれると、SPM供給源からのSPMが、硫酸含有液配管25から硫酸含有液ノズル21に供給される。これにより、SPMが、硫酸含有液ノズル21から吐出される。
硫酸含有液配管25において硫酸含有液ノズル21と硫酸含有液バルブ26との間の分岐位置25Aには、硫酸含有液配管25の内部のSPMを吸引するための第1の吸引配管(吸引機構)27の一端が分岐接続されている。第1の吸引配管27には第1の吸引バルブ(吸引機構)28が介装されており、第1の吸引配管27の他端は第1の吸引装置(図示しない)へと接続されている。たとえば第1の吸引装置は常時作動状態とされており、第1の吸引バルブ28が開かれると、第1の分岐位置25Aよりも下流側の第1の吸引配管27の内部が排気され、当該下流側部分の内部のSPMが吸引される。
第1のアーム揺動ユニット24は、第1の揺動軸23まわりに第1のノズルアーム22を揺動させることにより、硫酸含有液ノズル21を、水平方向に沿って円弧状を描きながら移動させる。第1のアーム揺動ユニット24は、硫酸含有液ノズル21から吐出されたIPAが基板Wの上面に着液する処理位置と、硫酸含有液ノズル21が平面視でスピンチャック3の周囲に設定された第1のホーム位置29との間で、硫酸含有液ノズル21を水平に移動させる。さらに、第1のアーム揺動ユニット24は、硫酸含有液ノズル21から吐出されたSPMが基板Wの上面中央部に着液する中央位置と、硫酸含有液ノズル21から吐出されたSPMが基板Wの上面周縁部に着液する周縁位置との間で、硫酸含有液ノズル21を水平に移動させる。中央位置および周縁位置は、いずれも処理位置である。なお、硫酸含有液ノズル21は、吐出口が基板Wの上面の所定位置(たとえば中央部)に向けて固定的に配置された固定ノズルであってもよい。
有機溶剤供給ユニット5は、IPAを基板Wの表面に向けて吐出する有機溶剤ノズル33(第2薬液ノズル)と、有機溶剤ノズル33が先端部に取り付けられた第2のノズルアーム34と、スピンチャック3の側方で鉛直方向に延び、第2のノズルアーム34を揺動可能に支持する第2の揺動軸35と、第2の揺動軸35を回転させて第2のノズルアーム34を移動させることにより、有機溶剤ノズル33を移動させる第2のアーム揺動ユニット(第2の移動機構)36とを含む。有機溶剤ノズル33は、たとえば、連続流の状態でIPAを吐出するストレートノズルであり、その吐出口をたとえば下方に向けた状態で、水平方向に延びる第2のノズルアーム34に取り付けられている。第2のノズルアーム34は水平方向に延びている。
有機溶剤供給ユニット5は、IPAを有機溶剤ノズル33に案内する有機溶剤配管37と、有機溶剤配管37を開閉する有機溶剤バルブ38とを含む。有機溶剤バルブ38が開かれると、IPA供給源からのIPAが、有機溶剤配管37から有機溶剤ノズル33に供給される。これにより、IPAが、有機溶剤ノズル33から吐出される。
有機溶剤配管37において有機溶剤ノズル33と有機溶剤バルブ38との間の第2の分岐位置37Aには、有機溶剤配管37内および有機溶剤ノズル33内のIPAを吸引するための第2の吸引配管(吸引機構)39の一端が分岐接続されている。第2の吸引配管39には第2の吸引バルブ(吸引機構)40が介装されており、第2の吸引配管39の他端は第2の吸引装置(図示しない)へと接続されている。たとえば第2の吸引装置は常時作動状態とされており、第2の吸引バルブ40が開かれると、第2の分岐位置37Aよりも下流側の第2の吸引配管39の内部が排気され、当該下流側部分の内部のIPAが吸引される。なお、第2の吸引装置は、第1の吸引装置とは別に設けられた装置であってもよいし、第1の吸引装置と共通の装置であってもよい。
第2のアーム揺動ユニット36は、第2の揺動軸35まわりに第2のノズルアーム34を揺動させることにより、有機溶剤ノズル33を、水平方向に沿って円弧状を描きながら移動させる。第2のアーム揺動ユニット36は、有機溶剤ノズル33から吐出されたIPAが基板Wの上面に着液する処理位置と、有機溶剤ノズル33が平面視でスピンチャック3の周囲に設定された第2のホーム位置41との間で、有機溶剤ノズル33を水平に移動させる。さらに、第2のアーム揺動ユニット36は、有機溶剤ノズル33から吐出されたIPAが基板Wの上面中央部に着液する中央位置と、有機溶剤ノズル33から吐出されたIPAが基板Wの上面周縁部に着液する周縁位置との間で、有機溶剤ノズル33を水平に移動させる。中央位置および周縁位置は、いずれも処理位置である。なお、有機溶剤ノズル33は、吐出口が基板Wの上面の所定位置(たとえば中央部)に向けて固定的に配置された固定ノズルであってもよい。
リンス液供給ユニット6は、スピンチャック3に保持されている基板Wに向けてリンス液を吐出するリンス液ノズル30と、リンス液ノズル30にリンス液を供給するリンス液配管31と、リンス液配管31からリンス液ノズル30へのリンス液の供給および供給停止を切り替えるリンス液バルブ32とを含む。リンス液ノズル30は、リンス液ノズル30の吐出口が静止された状態でリンス液を吐出する固定ノズルである。リンス液供給ユニット6は、リンス液ノズル30を移動させることにより、基板Wの上面に対するリンス液の着液位置を移動させるリンス液ノズル移動装置を備えていてもよい。
リンス液バルブ32が開かれると、リンス液配管31からリンス液ノズル30に供給されたリンス液が、リンス液ノズル30から基板Wの上面中央部に向けて吐出される。リンス液は、たとえば、純水(脱イオン水:Deionzied Water)である。リンス液は、純水に限らず、炭酸水、電解イオン水、水素水、オゾン水および希釈濃度(たとえば、10〜100ppm程度)の塩酸水のいずれかであってもよい。
処理カップ7は、スピンチャック3を取り囲むたとえば円筒状の筒状壁50と、スピンチャック3と筒状壁50との間に配置された複数のカップ42,43,44(第1、第2および第3のカップ42,43,44)と、基板Wの周囲に飛散した処理液(薬液およびリンス液)を受け止めるための複数のガード46〜49(第1〜第4のガード46〜49)と、個々のガード46〜49を独立して昇降させる、たとえばボールねじ機構を含む構成のガード昇降機構(図示しない)とを含む。ガード昇降機構の駆動により、個々のガード46〜49が独立して昇降させられる。
図1に示すように、各カップ42〜44は、円筒状であり、スピンチャック3と筒状壁50との間でスピンチャック3を取り囲んでいる。内側から2番目の第2のカップ43は、第1のカップ42よりも外方に配置されており、内側から3番目の第3のカップ44は、第2のカップ43よりも外方に配置されている。第3のカップ44は、たとえば、第2のガード47と一体であり、第2のガード47と共に昇降する。各カップ42〜44は、上向きに開いた環状の溝を形成している。各カップ42〜44に導かれた処理液は、この溝を通じて図示しない回収ユニットまたは排液ユニットに送られる。これにより、基板Wの処理に用いられた処理液が回収または排液される。
図1に示すように、各ガード46〜49は、円筒状であり、スピンチャック3と筒状壁50との間でスピンチャック3を取り囲んでいる。各ガード46〜49は、回転軸線A1に向かって斜め上方に延びる円筒状の傾斜部51と、傾斜部51の下端から下方に延びる円筒状の案内部52とを含む。各傾斜部51の上端部は、ガード46〜49の内周部を構成しており、基板Wおよびスピンベース18よりも大きな直径を有している。4つの傾斜部51は、上下に重ねられており、4つの案内部52は、同軸的に設けられている。内側の3つのガード46〜48の各案内部52は、それぞれ、3つのカップ42〜44内に出入り可能である。すなわち、処理カップ7は、折り畳み可能であり、ガード昇降機構が4つのガード46〜49の少なくとも一つを昇降させることにより、処理カップ7の展開および折り畳みが行われる。
内側の3つのガード46〜48のうち第3のガード48は、当該ガード48の傾斜部51の外周端から鉛直下方に延びる垂下部48aと、垂下部48aの下端から径方向外方に張り出す張出部48bとをさらに含む。張出部48bには、上向きに開いた環状の排液溝45が形成されている。排液溝45は、第4のガード49の案内部の下方に位置している。排液溝45に受けられた液は、排液ユニット(図示しない)に導かれる。
ガード昇降機構は、ガードの上端が基板Wより上方に位置する上位置と、ガードの上端が基板Wより下方に位置する下位置との間で、各ガード46〜49を昇降させる。ガード昇降機構は、上位置から下位置までの間の任意の位置で各ガード46〜49を保持可能である。基板Wへの処理液の供給や基板Wの乾燥は、いずれかのガード46〜49が、基板Wの周端面に対向している状態で行われる。たとえば内側から第2のガード47を基板Wの周端面に対向させる場合には、第1のガード46が下位置に配置され、第2のガード47、第3のガード48および第4のガード49が上位置に配置される。また、第3のガード48を基板Wの周端面に対向させる場合には、第3のガード48および第4のガード49が上位置に配置され、第1のガード46および第2のガード47が下位置に配置される。
筒状壁50は、円筒状をなしている(図2および3では、説明の容易化のため楕円形で記載している(図10および図11においても同様))。図3に示すように、筒状壁50の下端部の円周方向の2箇所には、筒状壁50を内外に貫通する第1および第2の連通穴53,54がそれぞれ形成されている。第1の連通穴53は、それぞれ次に述べる内側空間ISと第1の外側空間OS1とを連通し、連通穴54は、内側空間ISと次に述べる第2の外側空間OS2とを連通している。筒状壁50の下端部における円周方向の所定箇所には、カップ内排気ダクト149の上流端が接続されている。カップ内排気ダクト149の下流端は、機外の排気装置(図示しない)に接続されている。筒状壁50内の雰囲気は、カップ内排気ダクト149を通って排気装置によって排気される。
筒状壁50は、処理チャンバ2の内部の空間を、平面視で筒状壁50の内側の内側空間ISと、平面視で筒状壁50の外側の外側空間OSとに内外に仕切る。換言すると、処理チャンバ2の内部の空間は、内側空間ISと、外側空間OSとを含む。
図1に示すように、筒状壁50の周囲には、筒状壁50の上端部と略同じ高さで、蓋55が配置されている。蓋55は、外側空間OSを、外側上空間OSUと外側下空間OSDとに仕切っている。第1および第2の揺動軸23,35ならびに第1および第2のホーム位置29,41、外側上空間OSUに収容配置されている。蓋55は、たとえば複数の分割板56によって設けられている。各分割板56はボルト(図示しない)等を用いて、筒状壁50とおよび側壁15に固定されている。複数の分割板56は、円周方向に間隔を空けて配置されている。外側上空間OSUは、円周方向に隣接する2つの分割板56の間の隙間と、筒状壁50と分割板56との間の隙間と、側壁15と分割板56との間の隙間とを介して、外側下空間OSDに連通している。なお、蓋55および分割板56は、図2での図示を省略している(図10においても同様)。
図2および図3に示すように、筒状壁50と側壁15との間には、その少なくとも底部において、筒状壁50から放射状に延びる2枚の仕切り壁57が設けられている。各仕切り壁57は、鉛直姿勢をなしている。2枚の仕切り壁57は、外側空間OSを、第1の外側空間OS1と、第2の外側空間OS2とに円周方向に仕切る。各仕切り壁57の上端辺は、筒状壁50の上端のやや下方の位置を、水平に延びている。これにより、処理チャンバ2の下部分(底部を含む)において、第1の外側空間OS1と第2の外側空間OS2とは隔離されている。
第1の外側空間OS1は、平面視で、処理チャンバ2の3つの角を含む広空間である。第1の外側空間OS1には、第1のホーム位置29が設定されている。また、第1および第2の揺動軸23,35(図2参照)は、第1の外側空間OS1に配置されている。一方、第2の外側空間OS2は、シャッタ11に対向する空間を含む狭空間である。第2のホーム位置41は、第2の外側空間OS2に設定されている。
バット9は、処理チャンバ2で使用される薬液(SPMやIPA等)が処理チャンバ2外に流出することを防止するべく、処理チャンバ2の底部の全域に配置されている。バット9は、筒状壁50の内部の空間である内側空間ISの底部に配置される内バット60と、第1の外側空間OS1の底部に配置される第1の外バット61と、第2の外側空間OS2の底部に配置される第2の外バット62とを含む。
第1の外バット61は、SPMを受けるためのバット(第1のバット)であり、内バット60および第2の外バット62は、IPAを受けるためのバット(第2のバット)である。換言すると、第2のバットは、第2の外側空間OS2の底部および内側空間ISの底部に跨って配置されている。図3では、理解の容易化のため、受ける液の異なるバット同士を、異なるハッチングを付して示す(図11においても同様)。
図4は、第1の外バット61を、図3の切断面線IV-IVに沿って切断した断面図である。図5は、図4の切断面線V-Vから見た断面図である。
図3に示すように、第1の外バット61は、第1の外側空間OS1の底部と整合する大きさおよび形状を有し、第1の外側空間OS1の底部の全域の下方を覆うように配置されている。第1の外バット61は、耐薬性を有する材料(例えばPVC)等を用いて形成された板状体で構成されている。第1の外バット61の周縁部は、第1の外側空間OS1からの液漏れを防止するために、その全周において、仕切り壁57の下端部、筒状壁50および側壁15(図1参照)のそれぞれと、溶接により接続されている。
第1の外バット61は、第1の受け面63を有している。第1の外バット61は、上面に、上方からのSPMを受けるための第1の受け面63を有している。第1の受け面63は、第1の最下位置64を有している。第1の受け面63の第1の最下位置64を除く領域の大部分は、水平方向Xに対し、第1の最下位置64に向けて下方に傾斜する傾斜面に形成されている。そのため、第1の受け面63の各所に受けられるSPMは、第1の最下位置64との高低差により、第1の最下位置64に向けて流れる。
図3に示すように、第2の外バット62は、第2の外側空間OS2の底部と整合する大きさおよび形状を有し、第2の外側空間OS2の底部の全域の下方を覆うように配置されている。第2の外バット62は、耐薬性を有する材料(たとえばPVC)等を用いて形成された板状体で、たとえば一枚もので構成されている。第2の外バット62の周縁部は、第2の外側空間OS2からの液漏れを防止するために、その全周において、仕切り壁57の下端部、筒状壁50および側壁15(図1参照)のそれぞれと、溶接により接続されている。
第2の外バット62は、上面に、上方からのIPAを受けるための第2の受け面65を有している。第2の受け面65は、第2の最下位置66を有している。第2の受け面65の第2の最下位置66を除く領域の大部分は、水平方向Xに対し、第2の最下位置66に向けて下方に傾斜する傾斜面に構成されている。そのため、第2の受け面65の各所に受けられるIPAは、第2の最下位置66との高低差により、第2の最下位置66に向けて流れる。
図3に示すように、内バット60は、耐薬性を有する材料(たとえばPVC)等を用いて形成された板状体で、一枚もので構成されている。内バット60は、筒状壁50の内側空間ISの底部と整合する大きさおよび形状を有している。内側空間ISの底部の全域の下方を覆うように配置されている。つまり、内バット60は、筒状壁50の底面部を構成しており、さらに言えば、処理チャンバ2の底壁の一部を構成している。内バット60の周縁部は、内側空間ISからの液漏れを防止するために、その全周において、筒状壁50の下端部と溶接により接続されている。
図1および図3に示すように、内バット60の内受け面71の外周部には、第1および第2の排液口67,68が形成されている。第1の排液口67と、第2の排液口68とは、円周方向に離間する位置(この実施形態では、第1の排液口67は、第2の排液口68に対し、回転軸線A1を挟んだ反対側)に配置されている。第1の排液口67には、第1の排液配管69が接続されている。第1の排液配管69の下流端は第1の排液ユニット(図示しない)へと延びている。
内バット60は、上面に、上方からのIPAを受けるための内受け面71を有している。内受け面71は傾斜面を有している。内受け面71の最下位置に、第2の排液口68が形成されている。この実施形態では、内受け面71の最下位置は、内バット60の外周部の所定位置に設定されている。内受け面71の最下位置を除く領域は、水平方向Xに対し、第2の排液口68に向けて下方に傾斜する傾斜面に構成されている。第2の排液口68には、第2の排液配管70が接続されている。第2の排液配管70の下流端は、第1の排液ユニットとは別の第2の排液ユニット(図示しない)へと延びている。
前述のように、処理チャンバ2の底部において、内側空間ISと第1の外側空間OS1とは互いに隔離されている。そのため、内側空間ISの底部に配置される内バット60と、第1の外側空間OS1の底部に配置される第1の外バット61との間で液の行き来がない。また、前述のように処理チャンバ2の底部において、第1の外側空間OS1と第2の外側空間OS2とは互いに隔離されているので、第1の外側空間OS1の底部に配置される第1の外バット61と、第2の外側空間OS2の底部に配置される第2の外バット62との間で液の行き来がない。
図3および図5に示すように、第1の排液口67は、第1のチューブ配管73を介して、第1の受け面63の第1の最下位置64と接続されている。第1のチューブ配管73は、第1の受け面63を流れて第1の最下位置64に達したSPMを、その内部を通って、第1の排液口67へと導く。すなわち、第1の受け面63のSPMを、内バット60の内受け面71を伝わせることなく第1の排液口67へと導くことが可能なように、第1の最下位置64と第1の排液口67とを繋ぐ第1のチューブ配管73をバイパスとして設けている。第1のチューブ配管73の材質として、フッ素樹脂などの耐薬性を有する材料が用いられている。
第1のチューブ配管73の基端は、第1の管継手120を介して、第1の最下位置64(すなわち、筒状壁50における、第1の最下位置64に対向する位置)に接続されている。第1の管継手120は、筒状壁50の第1の最下位置64に対向する位置に、筒状壁50の内外を貫通するように装着された継手本体121と、第1のチューブ配管73の基端に固定されたチューブ側継手122とを含む。継手本体121は、筒状壁50の第1の連通穴53を塞いだ状態で筒状壁50に固定装着されている。継手本体121は、流入口74と、流入口74に連通する差込口123とを有しており、継手本体121は、流入口74が筒状壁50の外側に向き、かつ差込口123が筒状壁50の内側に向いた姿勢で、筒状壁50に装着されている。すなわち、流入口74が、第1の最下位置64に対向している。
また、チューブ側継手122を差込口123に差し込む(ねじ込む)ことにより、チューブ側継手122がロック状態で差込口123に保持され、この保持状態で、第1のチューブ配管73の内部と、流入口74とが連通している。なお、筒状壁50に装着される継手本体121によって、第1の最下位置64と内バット60とが隔離されている。そのため、第1の最下位置64のSPMが、内バット60(図3等参照)に進入することは有りえない。
また、第1のチューブ配管73の先端は、第2の管継手75を介して、第1の排液口67(すなわち、第1の排液配管69の上流端)に接続されている。
図6は、第1のチューブ配管73の第1の排液配管69への接続を模式的に示す図である。
第2の管継手75は、第1の排液口67に装着された継手本体76と、チューブ側継手77と、排液側継手78とを含む。継手本体76は、フランジ部79が複数本のボルト80により内バット60に固定されている。継手本体76は、チューブ側継手77の先端を差込み可能な第1の差込口81と、排液側継手78を差込み可能な第2の差込口82と、第1および第2の差込口81,82同士を連通する接続穴83とを含む。第1および第2の差込口81,82にチューブ側継手77および排液側継手78を差し込む(ねじ込む)ことにより、チューブ側継手77および排液側継手78が、それぞれロック状態で第1および第2の差込口81,82に保持される。この状態で、第1のチューブ配管73の内部と、第1の排液配管69の内部が連通している。第1の排液口67に装着される継手本体76によって、第1の排液口67と内バット60とは隔離されている。そのため、内バット60を流れるIPAが第1の排液口67(第1の排液配管69内)に進入することは有りえない。
第1の外バット61の第1の受け面63の各所に受けられたSPMは、第1の受け面63の高低差により、第1の最下位置64に向けて流れる。第1の最下位置64に達したSPMは、第1の管継手120を介して第1のチューブ配管73の内部に流入し、第1のチューブ配管73をその高低差により流れ、第2の管継手75および第1の排液口67を介して第1の排液配管69に移動する。第1の排液配管69へと送られたSPMは、第1の排液ユニット(図示しない)に送られ、排液処理される。
また、図3に示すように、第2の連通穴54は、筒状壁50において、第2の受け面65の第2の最下位置66に対向する位置に形成されている。第2のバット9の第2の受け面65の各所に受けられたIPAは、第2の受け面65の高低差により、第2の最下位置66に向けて流れる。第2の最下位置66に達したIPAは、第2の連通穴54を介して、内バット60の内受け面71に移動する。そして、内受け面71を、内受け面71の高低差により、第2の排液口68に向けて流れる。
また、内バット60の内受け面71に流入したIPAは、内受け面71の高低差により、第2の排液口68に向けて流れる。第2の排液口68に達したIPAは、第2の排液配管70を介して第2の排液ユニット(図示しない)に送られ、排液処理される。
以上の構成により、排液口67を中央部に集めることができ、装置構成を簡略化できる。しかし、排液口67を第1受け面63の最下位置64に設けてもよい。この場合、配管を簡素化することが出来る。
図7は、基板処理装置1によって行われる基板Wのレジスト除去処理の一例について説明するための工程図である。図8および図9は前記レジスト除去処理の一例を示す模式図である。
以下、図1、図2および図7を参照しつつレジスト除去処理の一例について説明する。図3〜図5ならびに図8および図9については適宜参照する。
基板Wに対する処理が行われている間、排気装置(図示しない)の駆動により、筒状壁50内が強制的に排気されている。また、FFU12から処理チャンバ2内に清浄空気が供給される。このため、処理チャンバ2内に、上方から下方に向けて流れる清浄空気のダウンフローが形成されている。
基板処理装置1によって基板Wにレジスト除去処理が施されるときには、シャッタ11が開かれ、搬送ロボット(図示しない)によって、処理チャンバ2の内部に、高ドーズでのイオン注入処理後の基板Wが搬入される(ステップS1)。搬入される基板Wは、レジストをアッシングするための処理を受けていないものとする。また、基板Wの表面には、微細で高アスペクト比の微細パターンが形成されている。具体的には、制御装置8は、ノズル等が全てスピンチャック3の上方から退避し、かつ第1〜第4のガード46〜49が下位置(最も下方位置)に下げられ、第1〜第4のガード46〜49の上端がいずれも、スピンチャック3による基板Wの保持位置よりも下方に配置されている状態で、基板Wを保持している基板搬送ロボット(図示しない)のハンド(図示しない)を処理チャンバ2の内部に進入させることにより、基板Wがその表面を上方に向けた状態でスピンチャック3に受け渡される。
その後、制御装置8は、ガード昇降機構(図示しない)を制御して、第1〜第4のガード46〜49の全て上位置(最も上方の位置)まで上昇させて、第1のガード46を基板Wの周端面に対向させる。
そして、制御装置8は、スピンモータ16によって基板Wの回転を開始させる(ステップS2)。基板Wは予め定める液処理速度(100〜500rpmの範囲内で、たとえば約300rpm)まで上昇させられ、その液処理速度に維持される。
基板Wの回転速度が液処理速度に達すると、次いで、制御装置8は、SPMを基板Wに供給する硫酸含有液供給工程(ステップS3)を行う。具体的には、制御装置8は、第1のアーム揺動ユニット24を制御することにより、図8に示すように、硫酸含有液ノズル21を、第1の外側空間OS1に設定された第1のホーム位置29から、内側空間ISに設定された処理位置に向けて移動させる。
第1のホーム位置29では、硫酸含有液ノズル21はポッド(図示しない)上に配置されている。第1のホーム位置29からの移動開始に先立って、第1のホーム位置29において硫酸含有液ノズル21が、前回吐出後から経時変化(温度変化または成分変化)したSPMを吐出するプリディスペンスを行うことがある。プリディスペンスを行う場合、第1のホーム位置29における硫酸含有液ノズル21からのSPMの吐出停止後、制御装置8は第1の吸引バルブ28を開く。これにより、第1の分岐位置25Aよりも下流側の硫酸含有液配管25内のSPMが吸引される。SPMの吸引は、SPMの先端面が硫酸含有液配管25内の所定の待機位置に後退するまで行われる。SPMの吸引後、制御装置8が、硫酸含有液ノズル21の処理位置への移動を開始させる。SPMは比較的高い粘度を有しており、そのため第1のホーム位置29から処理位置への移動中に硫酸含有液ノズル21からは、SPMがほとんど落液しない。加えて、硫酸含有液ノズル21の移動開始に先立って硫酸含有液配管25内を吸引するので、処理位置に向けて移動中の硫酸含有液ノズル21からのSPM液滴の落液を確実に防止できる。
硫酸含有液ノズル21が基板Wの上方に配置された後、制御装置8は、硫酸含有液バルブ26を開いて、硫酸含有液ノズル21からSPMを吐出する。また、制御装置8は、第1のアーム揺動ユニット24を制御することにより、この状態で基板Wの上面に対するSPMの着液位置を中央部と周縁部との間で移動させる。これにより、SPMが基板Wの上面全域に供給され、レジストとSPMとの化学反応により、基板W上のレジストがSPMによって基板Wから除去される。基板Wの上面に供給されたSPMは、基板Wの周縁部から基板Wの側方に向けて飛散し、第1のガード46の内壁に受け止められ、第1のカップ42に案内された後、第1のカップ42の底部を介して回収または排液される。
SPMの吐出開始から予め定める期間が経過すると、制御装置8は、硫酸含有液バルブ26を閉じてSPMの吐出を停止する。硫酸含有液ノズル21からのSPMの吐出停止後、制御装置8は第1の吸引バルブ28を開く。これにより、第1の分岐位置25Aよりも下流側の硫酸含有液配管25内のSPMが吸引される。SPMの吸引は、SPMの先端面が硫酸含有液配管25内の所定の待機位置に後退するまで行われる。
SPMの吸引後、制御装置8は、第1のアーム揺動ユニット24を制御して、硫酸含有液ノズル21を、内側空間ISに設定された処理位置から、第1の外側空間OS1に設定された第1のホーム位置29に移動させる。SPMは比較的高い粘度を有しており、そのため、第1のホーム位置29から処理位置への移動中に硫酸含有液ノズル21からは、SPMがほとんど落液しない。加えて、硫酸含有液ノズル21の移動開始に先立って硫酸含有液配管25内を吸引するので、第1のホーム位置29に向けて移動中の硫酸含有液ノズル21からのSPM液滴の落液を確実に防止できる。
硫酸含有液供給工程(S3)の終了後、第1のガード46を基板Wの周端面に対向させた状態のまま、次いで、リンス液を基板Wに供給するリンス工程(ステップS4)が行われる。具体的には、制御装置8は、リンス液バルブ32を開いて、基板Wの上面中央部に向けてリンス液ノズル30からリンス液を吐出させる。基板Wの上面中央部に着液したリンス液は、基板Wの回転による遠心力を受けて基板Wの上面を基板Wの周縁部に向けて流れる。これにより、基板Wの上面の全域においてSPMが洗い流される。基板Wの上面に供給されたリンス液は、基板Wの周縁部から基板Wの側方に向けて飛散し、第1のガード46の内壁に受け止められ、第1のカップ42に案内された後、第1のカップ42の底部を介して排液される。
リンス液の吐出開始から予め定める期間が経過すると、制御装置8は、スピンモータ16を制御して硫酸含有液処理速度で回転している基板Wを、パドル速度(たとえば約10rpm)に段階的に減速させる。基板Wの回転速度がそのパドル速度(たとえば約10rpm)まで落とされると、制御装置8は、スピンモータ16を制御して、基板Wの回転速度をそのパドル速度に維持する。これにより、基板Wの上面の全域にリンス液の液膜がパドル状に保持される。
基板Wの回転速度がパドル速度(たとえば約10rpm)まで落とされてから、予め定める期間が経過すると、制御装置8は、リンス液バルブ32を閉じて、リンス液ノズル30からのリンス液の吐出を停止する。
次いで、制御装置8は、有機溶剤供給工程(第2薬液供給工程。ステップS5)を開始する。この処理例では、リンス工程(S4)が終了すると、次いで、有機溶剤供給工程(S5)を実行する。すなわち、次に述べるスピンドライ工程(S6)に先立って、基板Wの表面の微細パターンに進入しているリンス液を、低表面張力を有機溶剤(IPA)で置換する。これにより、スピンドライ工程(S6)におけるパターンの倒壊を防止できる。
具体的には、制御装置8は、第2のアーム揺動ユニット36を制御することにより、図9に示すように、ガード昇降機構を制御して、第1〜第3のガード46〜48を下位置(最も下方の位置)まで下降させて、第4のガード49を基板Wの周端面に対向させる。また、制御装置8は、有機溶剤ノズル33を、第2の外側空間OS2に設定された第2のホーム位置41から、内側空間ISに設定された処理位置に移動させる。
第2のホーム位置41では、有機溶剤ノズル33はポッド(図示しない)上に配置されている。第2のホーム位置41からの移動開始に先立って、第2のホーム位置41において有機溶剤ノズル33が、前回吐出後から成分変化したIPAを吐出するプリディスペンスを行うことがある。プリディスペンスを行う場合、第2のホーム位置41における有機溶剤ノズル33からのIPAの吐出停止後、制御装置8は第2の吸引バルブ40を開く。これにより、第2の分岐位置37Aよりも下流側の有機溶剤配管37内のIPAが吸引される。IPAの吸引は、IPAの先端面が有機溶剤配管37内の所定の待機位置に後退するまで行われる。IPAの吸引後、制御装置8が、有機溶剤ノズル33の処理位置への移動を開始させる。
有機溶剤ノズル33が基板Wの上面中央部上に配置された後、制御装置8は、基板Wの回転速度をパドル速度に維持しつつ、有機溶剤バルブ38を開く。これにより、14に示すように、有機溶剤ノズル33の吐出口からIPAが吐出され、基板Wの上面中央部に着液する。
制御装置8は、基板Wの回転速度をパドル速度に維持しつつ、有機溶剤バルブ38を開いて、有機溶剤ノズル33から基板Wの上面中央部に向けて液体のIPAを吐出する。基板Wの上面にIPAが供給され、基板Wの上面のリンス液がIPAに順次置換されていく。これにより、基板Wの上面に、基板Wの上面全域を覆うIPAの液膜がパドル状に保持される。基板Wの上面全域の液膜がほぼIPAの液膜に置換された後も、基板Wの上面へのIPAの供給は続行される。そのため、基板Wの周縁部からIPAが排出される。
基板Wの周縁部から排出されるIPAは、基板Wの周端面に対向する第4のガード49の内壁に受け止められる。そして、第4のガード49の内壁を伝って流下するIPAは、第4のガード49の下端から落液し排液溝45に受け止められ、排液溝45の底部から、排液配管(図示しない)を通して排液ユニット(図示しない)へと導かれる。
IPAの吐出開始から予め定めるパドル時間(たとえば約10秒間)が経過すると、制御装置8は、IPA吐出を継続しながら、スピンモータ16を制御して基板Wをパドル速度から高回転速度(たとえば約1000rpm)まで加速させる。高回転速度まで基板Wが加速された後、制御装置8は、有機溶剤バルブ38を閉じてIPAの吐出を停止する。有機溶剤ノズル33からのIPAの吐出停止後、制御装置8は第2の吸引バルブ40を開く。これにより、第2の分岐位置37Aよりも下流側の有機溶剤配管37内のIPAが吸引される。IPAの吸引は、IPAの先端面が有機溶剤配管37内の所定の待機位置に後退するまで行われる。
IPAの吸引後、制御装置8は、第2のアーム揺動ユニット36を制御して、有機溶剤ノズル33を、内側空間ISに設定された処理位置から、第2の外側空間OS2に設定された第2のホーム位置41に移動させる。有機溶剤ノズル33の移動開始に先立って有機溶剤配管37内を吸引するので、処理位置に向けて移動中の有機溶剤ノズル33からのIPA液滴の落液を抑制できる。また、処理開始に先立って、第2のホーム位置41から処理位置に有機溶剤ノズル33を移動させる際にも、同様に吸引動作を行っても良い。
ところで、IPAは比較的低い粘度しか有していないため、第2のホーム位置41から引き出される途中や、第2のホーム位置41に戻される途中において、移動中の有機溶剤ノズル33からIPAが落液する場合も考え得る。この場合、有機溶剤ノズル33から落液し、第4のガード49や蓋55に降り掛かるおそれがある。第4のガード49に降り掛かったIPAは、第4のガード49の外壁を伝って流下し、第4のガード49の下端から落液して、内バット60に受け止められる。また、蓋55に降り掛かったIPAは、分割板56の間の隙間や、筒状壁50と分割板56との間の隙間、側壁15と分割板56との間等を介して、外側下空間OSDに進入し、第2の外バット62に受けられる。
また、制御装置8は、第4のガード49を基板Wの周端面に対向させた状態のまま、スピンドライ工程(ステップS6)を実行する。すなわち、制御装置8は、基板Wの回転速度を高回転速度(たとえば約1000rpm)に維持する。これにより、基板Wに付着しているIPAが振り切られて基板Wが乾燥される。スピンドライ工程(S6)が予め定める期間に亘って行われると、制御装置8は、スピンモータ16を駆動して、スピンチャック3の回転(基板Wの回転)を停止させる(ステップS7)。これにより、1枚の基板Wに対するレジスト除去処理が終了し、シャッタ11が開かれ、搬送ロボット(図示しない)によって、処理済みの基板Wが処理チャンバ2から搬出される(ステップS8)。
SPMおよびIPAは、混触に危険を伴うような薬液の組合せである。具体的には、SPMとIPAが混触すると、SPMに含まれる硫酸の脱水作用により爆発を生じるおそれがある。
前述のように、基板処理装置1の通常運転時において、第1のホーム位置29と処理位置との間を移動中の硫酸含有液ノズル21からのSPMの落液は、ほとんど考えられないが、硫酸含有液ノズル21の移動中に基板処理装置1に異常が発生すると、第1のホーム位置29と処理位置との間に位置する硫酸含有液ノズル21からSPMが落液するおそれがある。硫酸含有液ノズル21から落液したSPMは、第1の外バット61の第1の受け面63に受けられる。
一方、有機溶剤ノズル33については、基板処理装置1の通常運転時においても、第2のホーム位置41と処理位置との間を移動中の有機溶剤ノズル33からのIPAの落液が考えられる。加えて、有機溶剤ノズル33の移動中に基板処理装置1に異常が発生した場合にも、第2のホーム位置41と処理位置との間に位置する有機溶剤ノズル33からIPAが落液するおそれがある。有機溶剤ノズル33から落液したIPAは、第2の外バット62の第2の受け面65に受けられる。
以上によりこの実施形態によれば、処理チャンバ2の底部に配置されるバット9を、内側空間ISの底部に配置される内バット60と、第1の外側空間OS1の底部に配置される第1の外バット61と、第2の外側空間OS2の底部に配置される第2の外バット62とに分割している。硫酸含有液ノズル21が第1の外側空間OS1を移動する途中で、硫酸含有液ノズル21から落液したSPMは、第1の外バット61に受けられる。また、第2の外側空間OS2と基板Wの上方との間を移動中の有機溶剤ノズル33から落液したIPAは、第2の外バット62または内バット60に受けられる。換言すると、バット9を、硫酸含有液ノズル21および有機溶剤ノズル33の移動範囲に応じて、硫酸含有液ノズル21の第1の外バット61と、有機溶剤ノズル33用の第2の外バット62とに分割している。
また、処理チャンバ2の底部では、第1の外側空間OS1と第2の外側空間OS2とが隔離されているので、第1の外バット61と第2の外バット62との間で液の行き来がない。さらに、第1の外バット61に受けられた液を排液する第1の排液口67と、第2の外バット62に受けられた液の第2の排液口68とが、互いに別に設けられている。
以上により、バット9におけるSPMとIPAとの混触を確実に防止でき、したがって、混触に危険を伴うような薬液の組合せの薬液の混触がバットにおいて発生するのを確実に防止できる基板処理装置1を提供できる。
図10は、本発明の他の実施形態に係る処理チャンバ2の上部の模式図である。図11は、図10に示す処理チャンバ2の底部の模式図である。
本発明の他の実施形態に係る基板処理装置101の処理チャンバ2が、前述の実施形態に係る基板処理装置1と相違する点は、スピンチャック3に保持されている基板Wに、第3薬液としてのアルカリ薬液の一例のSC1(アンモニア過酸化水素水混合液)を供給するためのアルカリ薬液供給ユニット90をさらに含む点である。すなわち、図10および図11に示す実施形態では、3種の薬液を使用可能な構成を取り上げている。
また、図10および図11に示す実施形態では、前述の実施形態と、筒状壁50と側壁15との間に、2枚の仕切り壁57に加えてもう1枚の仕切り壁102を設け、つまり合計3枚の仕切り壁を設けた点で異なっている。
図10および図11において、前述の実施形態に示された各部に対応する部分には、図1〜図9の場合と同一の参照符号を付して示し、説明を省略する。
アルカリ薬液供給ユニット90は、SC1を基板Wの表面に向けて吐出するアルカリ薬液ノズル91と、アルカリ薬液ノズル91が先端部に取り付けられた第3のノズルアーム92と、スピンチャック3の側方で鉛直方向に延び、第3のノズルアーム92を揺動可能に支持する第3の揺動軸93と、第3の揺動軸93を回転させて第3のノズルアーム92を移動させることにより、アルカリ薬液ノズル91を移動させる第3のアーム揺動ユニット(図示しない)とを含む。アルカリ薬液ノズル91は、たとえば、連続流の状態でSC1を吐出するストレートノズルであり、その吐出口をたとえば下方に向けた状態で、水平方向に延びる第3のノズルアーム92に取り付けられている。第3のノズルアーム92は水平方向に延びている。
第3のアーム揺動ユニットは、第3の揺動軸93まわりに第3のノズルアーム92を揺動させることにより、アルカリ薬液ノズル91を、水平方向に沿って円弧状を描きながら移動させる。第3のアーム揺動ユニットは、アルカリ薬液ノズル91から吐出されたSC1が基板Wの上面に着液する処理位置と、アルカリ薬液ノズル91が平面視でスピンチャック3の周囲に設定された第3のホーム位置94との間で、アルカリ薬液ノズル91を水平に移動させる。さらに、第3のアーム揺動ユニットは、アルカリ薬液ノズル91から吐出されたSC1が基板Wの上面中央部に着液する中央位置と、アルカリ薬液ノズル91から吐出されたSC1が基板Wの上面周縁部に着液する周縁位置との間で、アルカリ薬液ノズル91を水平に移動させる。中央位置および周縁位置は、いずれも処理位置である。第3のホーム位置94は第1の外側空間OS1に設定されている。また、第3の揺動軸93も第1の外側空間OS1に配置されている。
仕切り壁102は、鉛直姿勢をなし、筒状壁50から放射状に延びている。仕切り壁102は、前述の実施形態の外側空間OS1(図2参照)を、平面視で、第3の外側空間OS3と、第4の外側空間OS4とに、円周方向に仕切る。仕切り壁102は、第1の連通穴53が、第3の外側空間OS3に対向するように、第3および第4の外側空間OS3,OS4を仕切る。仕切り壁102の上端辺は、筒状壁50の上端のやや下方の位置を、水平に延びている。処理チャンバ2の下部分(底部を含む)において、第3の外側空間OS3と第4の外側空間OS4とは、仕切り壁102によって隔離されている。また、これらの第3および第4の外側空間OS3,OS4は、それぞれ、第2の外側空間OS2とも隔離されている。
第3の外側空間OS3と、第4の外側空間OS4との分割に合わせて、前述の実施形態の第1の外バット61(図3等参照)も、第3の外バット103と、第4の外バット104とに2分割されている。すなわち、バット9は、内バット60と、第2の外バット62と、第3の外側空間OS3の底部に配置される第3の外バット103と、第4の外側空間OS4の底部に配置される第4の外バット104とを含む。
第3の外バット103は、SPMを受けるためのバット(第1のバット)であり、第4の外バット104が、SC1を受けるためのバット(第3のバット)である。第3の外バット103は、第3の外側空間OS3の底部と整合する大きさおよび形状を有し、第3の外側空間OS3の底部の全域の下方を覆うように配置されている。第3の外バット103の周縁部は、第3の外側空間OS3からの液漏れを防止するために、その全周において、仕切り壁57,102の下端部および筒状壁50のそれぞれと、溶接により接続されている。
第4の外バット104は、第4の外側空間OS4の底部と整合する大きさおよび形状を有し、第4の外側空間OS4の底部の全域の下方を覆うように配置されている。第4の外バット104の周縁部は、第4の外側空間OS4からの液漏れを防止するために、その全周において、仕切り壁57,102の下端部および筒状壁50のそれぞれと、溶接により接続されている。
また、第3および第4の外バット103,104は、第1の外バット61を2分割したものであるから、第3の外バット103は、第3の受け面105を有し、第4の外バット104は、第4の受け面106を有し、また、第3の受け面105および第4の受け面106は、第1の受け面63(図3参照)を2分割したものである。第1の最下位置64(図3も併せて参照)は、第3の受け面105に配置されており、第3の受け面105の第1の最下位置64を除く領域は、水平方向X(図1等参照)に対し、第1の最下位置64に向けて下方に傾斜する傾斜面である。そのため、第3の受け面105の各所に受けられるSPMは、第1の最下位置64との高低差により、第1の最下位置64に向けて流れる。
第4の受け面106は、第1の最下位置64と仕切り壁102を挟んで隣接する位置に、第4の最下位置107を有している。第4の受け面106の第4の最下位置107を除く領域は、水平方向Xに対し、第4の最下位置107に向けて下方に傾斜する傾斜面である。そのため、第4の受け面106の各所に受けられるSC1は、第4の最下位置107との高低差により、第4の最下位置107に向けて流れる。
内バット60の内受け面71の外周部には、第1の排液口67に近接する位置に、第3の排液口108が設けられている。第3の排液口108には、第3の排液配管(図示しない)が接続されている。第3の排液配管の下流端は、第1および第2の排液ユニットとは別の第3の排液ユニット(図示しない)へと延びている。
筒状壁50の下端部には、第4の受け面106の第4の最下位置107に対向する位置に、筒状壁50を内外に貫通する第3の連通穴109が形成されている。
図11に示すように、第3の排液口108は、第2のチューブ配管110を介して、第4の受け面106の第4の最下位置107と接続されている。第2のチューブ配管110は、第4の受け面106を流れて第4の最下位置107に達したSC1を、その内部を通って、第3の排液口108へと導く。すなわち、第4の受け面106のSC1を、内バット60の内受け面71を伝わせることなく第3の排液口108へと導くことが可能なように、第4の最下位置107と第3の排液口108とを繋ぐ第2のチューブ配管110をバイパスとして設けている。第2のチューブ配管110の材質として、フッ素樹脂などの耐薬性を有する材料が用いられている。
第2のチューブ配管110の基端は、第1の管継手120と同等の第1の管継手130を介して、第4の最下位置107(すなわち、筒状壁50における、第4の最下位置107に対向する位置)に接続されている。第1の管継手130の継手本体131は、筒状壁50の第3の連通穴109を塞いだ状態で筒状壁50に固定装着されている。継手本体131は流入口111を有しており、流入口111は、第4の最下位置107に対向している。第2のチューブ配管110の先端は、管継手75(図6参照)と同等の管継手112とを介して、第3の排液口108に接続されている。
第4の外バット104の第4の受け面106の各所に受けられたSC1は、第4の受け面106の高低差により、第4の最下位置107に向けて流れる。第4の最下位置107に達したSC1は、第3の連通穴109で開口している流入口111を介して、第2のチューブ配管110の内部に流入し、第2のチューブ配管110の高低差により、第3の排液配管に移動する。第3の排液配管へと送られたSC1は、第3の排液ユニット(図示しない)に送られ、排液処理される。
以上により、この実施形態によれば、SPMとIPAとの混触だけでなく、SPMとSC1との混触も併せて確実に防止でき、これにより、アルカリと酸との混触がバットにおいて発生するのを確実に防止できる。
以上、この発明の2つの実施形態を例に挙げて説明したが、この発明は他の実施形態で実施することもできる。
たとえば、IPAを受けるためのバット(第2のバット)が、内バット60および第2の外バット62によって構成されているものとして説明したが、IPAを受けるためのバットが、第2の外バット62のみによって構成されていてもよい。この場合、処理チャンバ2の下部分(底部を含む)において、内側空間ISと第2の外側空間OS2とが隔離されていてもよい。
また、硫酸含有液ノズル21、有機溶剤ノズル32およびアルカリ薬液ノズル91が、処理位置と各ホーム位置29,41,94との間を、水平方向に沿って円弧状を描きながら移動するものを例に挙げて説明したが、直線上にスライド移動するものであってもよい。
また、前述の実施形態では、硫酸含有液配管25および有機溶剤配管37の途中部から、第1の吸引配管27および第2の吸引配管39を分岐させたが、硫酸含有液配管25を開閉する硫酸含有バルブ26や有機溶剤配管37を開閉する有機溶剤バルブ38に吸引機構を設けておき、その駆動により、硫酸含有液配管25または有機溶剤配管37から、それぞれSPMまたはIPAを吸引するようにしてもよい。
また、硫酸含有液配管25または有機溶剤配管37の内部を吸引する構成(第1の吸引配管27および第1の吸引バルブ28等、または第2の吸引配管39および第2の吸引バルブ40等)構成を省略してもよい。
前記の実施形態において、硫酸含有液の一例としてSPMを例示したが、硫酸含有液の一例としてSPMの他に、硫酸を用いることができる。
また、有機溶剤は、IPA、メタノール、エタノール、HFE(ハイドロフロロエーテル)およびアセトンのうちの少なくとも1つを含む。また、有機溶剤としては、単体成分のみからなる場合だけでなく、他の成分と混合した液体であってもよい。たとえば、IPAとアセトンの混合液であってもよいし、IPAとメタノールの混合液であってもよい。
前述の実施形態において、混触に危険が伴うような薬液の組合せとして、SPM等の硫酸含有液およびIPA等の有機溶剤の組合せを例示したが、その他、王水および硫酸の組合せ等を、混触に危険が伴うような組合せとして例示できる。
また、本発明は、前述の酸とアルカリとの組合せのような、混触により生成物(たとえば塩)を生成する組合せ、すなわち、混触に適さないような薬液の組合せに対しても広く適用される。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能で
ある。
1 基板処理装置
2 処理チャンバ
3 スピンチャック
7 処理カップ
9 バット
21 硫酸含有液ノズル
23 第1の揺動軸
24 第1のアーム揺動ユニット
25 硫酸含有液配管
27 第1の吸引配管
28 第1の吸引バルブ
29 第1のホーム位置
33 有機溶剤ノズル
35 第2の揺動軸
36 第2のアーム揺動ユニット
37 有機溶剤配管
39 第2の吸引配管
40 第2の吸引バルブ
41 第2のホーム位置
60 内バット
61 第1の外バット
62 第2の外バット
93 第3の揺動軸
94 第3のホーム位置
OS1 第1の外側空間
OS2 第2の外側空間
OS3 第3の外側空間
OS4 第4の外側空間
W 基板

Claims (7)

  1. 処理チャンバと、
    前記処理チャンバの内部に配置され、基板を保持する基板保持機構と、
    前記処理チャンバの内部に配置され、前記基板保持機構の周囲を包囲する筒状の処理カップと、
    前記基板保持機構に保持されている基板に第1薬液を吐出する第1薬液ノズルと、
    前記基板保持機構に保持されている基板に、前記第1薬液とは種類の異なる第2薬液を吐出する第2薬液ノズルと、
    前記第1薬液ノズルを、前記処理チャンバの内部の所定空間であって、平面視で前記処理カップの外側の空間である第1の外側空間と、前記基板保持機構に保持されている基板の上方との間を移動させる第1の移動機構と、
    前記第2薬液ノズルを、前記処理チャンバの内部の所定空間であって、平面視で前記処理カップの外側の空間でありかつ前記第1の外側空間とは別の第2の外側空間と、前記基板保持機構に保持されている基板の上方との間を移動させる第2の移動機構と、
    少なくとも前記第1の外側空間の底部に配置され、上方からの液を受けて、第1の排液口に向けて案内する第1のバットと、
    前記第2の外側空間の底部に配置され、上方からの液を受けて、上方から液を受け、当該受けた液を、前記第1の排液口とは別の第2の排液口に向けて案内する第2のバットとを含み、
    前記第1の外側空間と前記第2の外側空間とは、少なくとも底部において隔離されている、基板処理装置。
  2. 前記第1の移動機構は、前記第1の外側空間に配置された第1のホーム位置と、前記基板保持機構に保持されている基板の上方に配置された処理位置との間で、前記第1薬液ノズルを移動させ、
    前記第2の移動機構は、前記第2の外側空間に配置された第2のホーム位置と、前記基板保持機構に保持されている基板の上方に配置された処理位置との間で、前記第2薬液ノズルを移動させる、請求項1に記載の基板処理装置。
  3. 前記第2のバットは、前記第2の外側空間の底部および前記処理カップの内部空間の底部に跨って配置されている、請求項1または2に記載の基板処理装置。
  4. 前記第1のバットの上面は、当該上面によって受けられた液が当該上面の高低差により前記第1の排液口に向けて流れるように傾斜しており、
    前記第2のバットの上面は、当該上面によって受けられた液が当該上面の高低差により前記第2の排液口に向けて流れるように傾斜している、請求項1〜3のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  5. 前記第1の移動機構は、前記第1薬液ノズルを、所定の第1の揺動軸まわりに揺動させる第1の揺動機構を含み、
    前記第2の移動機構は、前記第2薬液ノズルを、前記第1の揺動軸とは異なる第2の揺動軸まわりに揺動させる第2の揺動機構を含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  6. 前記第1薬液ノズルに第1薬液を供給する第1薬液供給配管をさらに含み、
    前記基板処理装置は、前記第1薬液供給配管の内部を吸引する吸引機構をさらに含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  7. 前記第1薬液は、硫酸を含む硫酸含有液であり、
    前記第2薬液は、有機溶剤である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の基板処理装置。
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