JP2016039793A - ホタテ貝耳吊り養殖用穴あけ機 - Google Patents

ホタテ貝耳吊り養殖用穴あけ機 Download PDF

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Abstract

【課題】穴あけ作業とピンの差込み作業と貝取付け作業を一連に自動的に行える装置及び方法の提供。
【解決手段】貝取付け方法は、縦ロープ1に差し込まれているピン2に貝3を取付ける方法において、穴あけ工程とピン差込み工程とロープ送り工程とピン保持工程と整列工程とガイド貫通工程と連結工程とピン移し替え工程とピン引き抜き工程を備えた方法である。貝取付け装置は、穴あけ部とピン2差込み部とロープ送り部34とピン2保持部とガイド差込み部と連結部と移し替え部を備えたものである。ピン2とそのピン2の外側に配置した二つの貝3の穴を一列に揃え、二本のガイドを貝の穴に貫通させ、穴から突出するガイドの先端部をピン2の先端部に連結し、貝3をガイドに沿ってピン2のアゲの内側までスライドさせてガイドからピン2に移し替える方法である。
【選択図】図1

Description

本発明は、ホタテ貝や牡蠣などの各種貝類(以下、単に「貝」という。)を縦ロープに差し込まれている貝係止具(以下、「ピン」という)に取り付ける方法及びその装置に関する。
貝の養殖方法として耳吊り養殖が知られている。耳吊り養殖の一例として、ホタテ貝を養殖する場合の例を図12(a)〜(c)に示す。ホタテ貝の耳吊り養殖は図12(a)に示すように、縦ロープAに差込んで貫通させた樹脂製のピンBの両端を、ホタテ貝Cの耳にあけた穴に差込んでホタテ貝Cを縦ロープAに係止し(取付け)、この貝付きの縦ロープAを海中に吊下げて養殖する方法である。貝付きの縦ロープAは、両端にブイDが取付けられた横ロープEに多数本取付けられて海中に吊り下げられる。
従来、貝への穴あけ作業は、本件発明者が先に開発したモータ式の穴あけ機(特許文献1)を使用して自動的に行われ、縦ロープへのピンの貫通作業(差込み作業)は、本件発明者が先に開発したピンセッター(非特許文献1)を用いて自動的に行なわれていた。前記ピンセッターで縦ロープに貫通させたピンを貝の穴に差込む作業(貝取付け作業)は、自動機がないため、従業員が一個ずつ手作業で行っていた。また、前記穴あけ作業、貫通作業、貝取付け作業は別々に行われていた。
特開2008−154405号公報
「株式会社むつ家電特機ホームページ 製品紹介『ピンセッター』(http://www.mutsukaden.com/?page_id=477)」
ピンを差込む貝の数は、作業者一人当たり、一日、数千個にのぼるため、この差込み作業は大変な重労働であった。
本発明の解決課題は、従来、個別に行われていた貝への穴あけ作業、縦ロープへのピンの差込み作業、縦ロープに差し込まれたピンを貝の穴に差込む貝取付け作業を、一連に自動的に行うことができ、特に、二個の貝への同時穴あけ、二個の貝へのピンの同時差込みができるようにすることにある。
[貝取付け方法]
本発明の貝取付け方法は、縦ロープに差し込まれているピンに貝を取付ける貝取付け方法において、二つの貝の耳に同時又は略同時(以下、単に「同時」という。)に穴をあける穴あけ工程と、縦ロープにピンを所定間隔で差込むピン差込み工程と、その縦ロープをピン間隔ごとに間欠送りするロープ送り工程と、送られた縦ロープのピンを保持するピン保持工程と、保持されたピンの外側に前記二つの貝を配置し、夫々の貝の外側に二本のガイドを配置して、それらピンと二つの貝の穴と二本のガイドを一直線上に並べる並べ工程と、一直線上に並べた二つの貝の夫々の穴に前記ガイドを貫通させるガイド貫通工程と、前記夫々の貝の穴を貫通して穴から突出した二本のガイドの先端部を前記ピンの先端部に一列に連結する連結工程と、前記二つの貝を夫々のガイドに沿ってピンのアゲの内側までスライドさせて、二つの貝を夫々のガイドからピンに移し替える貝移し替え工程と、二本のガイドをピンから引き抜くガイド引き抜き工程を備えた方法である。
前記ピンへの貝取付け方法は、穴あけステーションで貝に穴をあけ、その貝を整列ステーションに移動し、縦ロープへのピンの差込みをピンセッターで行い、その縦ロープをピン間隔ごとにピン保持部に間欠送りし、その縦ロープのピンを保持し、保持されたピンの両外側に貝を配置し、それら二つの貝の外側にガイドを配置し、前記二つの貝の穴に前記ガイドを差込み、その二本のガイドと前記ピンを一列に並べ、前記二本のガイドの先端部を前記ピンの先端部に連結して二本のガイドをピンに一直線に連結し、移し替えステーションにおいて前記二つの貝を夫々のガイドに沿ってピンのアゲの内側までスライドさせて、二つの貝を夫々のガイドからピンに移し替えて当該ピンに貝を取付け、その貝の移し替え後に前記二本のガイドをピンから引き離し、その後に、前記縦ロープをピン間隔分送り出して貝取り付け済みの縦ロープを移し替えステーションから送り出すと共に当該縦ロープの次のピンをピン保持部に送り込むようにすることもできる。
[貝取付け装置]
本発明の貝取付け装置は、縦ロープに差し込まれているピンに貝を取付ける装置において、二枚の貝に穴をあける穴あけ部と、縦ロープにピンを所定間隔で差込むピン差込み部と、前記縦ロープをピン間隔で間欠送りするロープ送り部と、送り出された縦ロープのピンを保持するピン保持部と、保持されピンの両外側に一列に配置された二枚の貝の穴にガイドを差込むガイド差込み部と、そのガイドの先端部を前記保持されたピンの両端に一列に連結する連結部と、連結された二本のガイドの夫々に沿って二枚の貝をピンのアゲの内側までスライドさせて、二枚の貝をピンに移し替える移し替え部を備えたものでる。
前記貝取付け装置は、貝投入ステーションと、貝整列ステーションと、穴あけステーションと、移し替えステーションを備え、それらステーションごとに間欠回転可能な回転体の回転方向数カ所に二つ一組のホルダが装備され、前記貝投入ステーションにおいて、ホルダに貝を投入することができ、前記貝整列ステーションにおいて、ホルダ内の貝の穴あけ箇所を所定位置に整列させることができ、前記穴あけステーションにおいて先に整列された貝に穴あけドリルで穴をあけることができ、前記移し替えステーションにおいて、先に縦ロープのピンの両外側に配置された二枚の貝の穴にガイドを差込んで貫通させることができ、その穴から突出したガイドの先端部を前記ピンの先端部に連結して二本のガイドとピンを一列に揃え、二枚の貝を夫々のガイドに沿ってピンのアゲの内側までスライドさせてガイドからピンに移し替えてピンに取り付けることができるものとしてもよい。
[貝移し替え方法]
本発明の貝移し替え方法は、ピンの外側に二つの貝を配置してそのピンと二つの貝の穴を一列に揃え、二つの貝の外側に二本のガイドを配置してそのガイドを貝の穴に貫通させ、その穴から突出するガイドの先端部を前記ピンの先端部に連結し、その貝を前記ガイドに沿ってピンのアゲの内側までスライドさせてガイドからピンに移し替える方法である。
本発明には次の効果がある。
(1)一本のピンの両端に二枚の貝を同時に取り付けることができる。
(2)穴あけ作業と、縦ロープへのピンの差込み作業と、そのピンへの貝取付け作業を一連に行うことができるので、作業効率が良い。
本発明の貝取付け装置の一例を全体の概要側面図。 (a)は本発明の貝取付け装置における回転体付近の平面図、(b)は同回転体付近の斜視図、(c)は穴あけドリルの説明図。 (a)は本発明の穴あけ部の側面図、(b)は穴あけ部の説明図。 (a)は本発明におけるピンセッター部分の平面図、(b)はピンセッター部分の側面図、(c)はピン保持部の説明図。 本発明における貝整列部の説明図。 本発明における貝整列部の動作説明図。 (a)は本発明におけるロープガイド部分の概要斜視図、(b)は(a)の平面図。 本発明におけるピン保持部の一例であって、(a)はピン保持部でピンを保持する前の側面図、(b)はピンを固定保持具に保持した状態の側面図、(c)は固定保持具と可動保持具でピンを保持した状態の側面図、(d)はピン保持後にピン保持部が前進移動した状態の側面図。 本発明の貝取付け方法及び貝移し替え方法の一例を示すものであって、(a)はピンとホタテ貝とガイドを一列に配置した状態の説明図、(b)ピンとガイドを一列に連結した状態の説明図、(c)はホタテ貝をスライドさせてガイドからピンに移し替えた状態の説明図、(d)はガイドを引き戻してピンから話した状態の説明図。 ホタテ貝をホルダで挟着、解放する場合の説明図。 ホタテ貝の耳にあけた穴にガイドを貫通し、更に穴から突出したガイドの先端部をピンの先端部に被せた状態の詳細図。 (a)はホタテ貝の耳吊り養殖の説明図、(b)はホタテ貝の耳にあけた穴に、縦ロープに差し込まれたピンを差し込んでホタテ貝をピンに係止した状態の側面図、(c)は縦ロープに差し込まれたピンをホタテ貝の耳にあけた穴に差込む状態の従来例の説明図。
(実施形態)
本発明の貝取付け方法、貝取付け装置及び貝移し替え方法の一例を図面に基づいて説明する。ここでは、貝がホタテ貝3の場合を一例として説明する。
図1に示す貝取付け装置は、二枚の貝3に同時に穴5(図1)をあけ、夫々の穴5に同時に貝係止具(ピン)2を差し込む場合である。図1の貝取付け装置は、所定間隔で間欠回転する回転体30、回転体30の回転方向数カ所に二つ一組にして取り付けられたホルダ11、ホルダ11に投入された貝3の穴あけ箇所P(図11)を所定位置に揃える貝整列部31、ホルダ11に保持された貝3の耳4(図11)に穴5をあける穴あけドリル32、貝3の穴5に差し込み可能な細長管状のガイド10(図3(a)(b))、縦ロープ1にピン2を差込むピンセッター33、縦ロープ1をピン支持箇所にピン間隔で間欠的に送り込むロープ送り機構34、送られた縦ロープ1に差込まれたピン2を支持してピン2の揺動や位置ずれを防止するピン保持部35(図4(c)、図9(a)〜(d))、支持されたピン2の外側に配置された貝3の穴5にガイド10を差込み、そのガイド10の先端部10aを前記ピン2の先端部2aに被せてガイド10とピン2を一直線に連結する差込み機構36(図3(a)(b))、前記二枚の貝3を夫々のガイド10に沿ってピン2の貝止め突起(以下「アゲ」という)7(図7(a)(b)、図9(a)〜(d))の内側までスライドさせて貝3をピン2に移し替え、移し替え後にガイド10をピン2の先端部2aから引き離す横スライダー70(図9(a)〜(d)、図10)を備えている。
ガイド10には金属製の細長パイプが適する。その内径はピン2の先端部2aの外周に被せることができる大きさであり、外径は貝3の穴5に差し込み可能な太さ(ピン2の外径と同じ太さ以下)である。ガイド10は硬質で一直線状であれば金属製以外のものであってもよい。
前記回転体30には、その回転方向に、貝投入ステーションと、貝整列ステーションと、穴あけステーションと、移し替えステーションが設定してあり、回転体30はそれらステーションごとに間欠回転するようにしてある。この場合、前記貝投入ステーションにおいて、ホルダ11に貝3を投入することができ、前記貝整列ステーションにおいてホルダ11内の貝3の穴あけ箇所P(図11)を所定の位置に整列させることができ、前記穴あけステーションにおいて、整列された貝3に穴あけドリル32で穴5をあけることができ、前記移し替えステーションにおいて、縦ロープ1のピン2の両外側に配置された二枚の貝3の穴5にガイド10を差込んで貫通させることができ、その穴5から突出したガイド10の先端部10aを前記ピン2の先端部2aに連結して二本のガイド10とピン2を一列に並べることができ、二枚の貝3を夫々のガイド10に沿ってピン2のアゲ7の内側までスライドさせてガイド10からピン2に移し替えてピン2に貝3を取付けることができる。
図2(b)に示すように、前記ホルダ11は二枚の保持板11a、11bを一組としてあり、各組の保持板11a、11bは開閉可能に対向して両保持板11a、11bの間に空間(ポケット)12が形成されている。保持板11aは、開閉シリンダ69(図9(a)、図10)によって、開閉することができるようにしてある。図6に示すように、ポケット12は上面12aと両側面12bが開口し、底面が底板13で閉塞されている。ポケット12には、図1のように作業員が上面12aから貝3を投入できる。投入された貝3は底板13で支承される。この場合、ポケット12の側面12bが開口していると、投入された貝3が落下するので、側面12bを側面閉塞具20(図5)で閉塞できるようにしてある。側面閉塞具20は平面視コ字状であり、一組のホルダ11の後方に配置されており、図5の矢印A−A方向に前進後退可能であり、ポケット12の側面12bまで前進して当該側面12bを閉塞することができ、後退すると当該側面12bが開口するようにしてある。側面閉塞具20は貝3の投入時に前進して両側面12bを閉塞し、回転体30が回転してホルダ11が次の作業ステーションに送られる時にホルダ11の後方まで後退(退避)してホルダ11の回転の支障にならないようにする。
貝整列部31は前記ポケット12に投入された貝3の穴あけ箇所Pを、電動式の穴あけドリル32の軸線上に整列させるものである。ポケット12に投入された貝3の向き及び位置は不揃いであるため、そのままでは穴あけ箇所Pに正確に穴5をあけることができない。穴5は貝3の何処にあけてもいいわけではなく、決められた箇所(図2の耳4の角部の一枚殻の部分:穴あけ箇所P:図11)にあけないと貝3の成長が阻害されたり貝3が死滅したりすることがある。貝3の穴あけ箇所Pに確実に穴5をあけるためには、ポケット12内の貝3の穴あけ箇所Pを穴あけドリル32の軸線上に位置決めする必要がある。
一例として図5及び図6に示す貝整列部31は、受け具31aと押し具31bを備えている。受け具31aと押し具31bは一対になっており、ホルダ11ごとに配置してある。受け具31aはホルダ11の貝送り方向先方に配置され、押し具31bはホルダ11の側方に配置されている。受け具31aは図5の矢印B−B方向に往復移動でき、ホルダ11の横に前進するとポケット12の側面12bの横に位置する。押し具31bは軸54の回転に伴って矢印C方向に回動して貝3の外周面3aに当たって貝3を受け具31a側に押して貝3の他方の外周面3bを受け具31aに押し付ける。このとき、貝3は湾曲している弧面31cで押されて略く字状の受け具31aで支承されるため、貝3が回動して、貝3の穴あけ箇所Pが所定位置(穴あけドリル32の軸線上)に揃えられて(位置決めされて)、二つのホルダ11に保持されている二つの貝3の穴あけ箇所Pが穴あけドリル32のドリル刃と同一線上に揃う。整列後に、ホルダ11の一対の保持板11a、11bにより貝3が挟着保持される。その後に受け具31a、押し具31bが元の位置に戻る。
前記整列後に、回転体30が間欠回転してホルダ11で保持されている貝3を穴あけステーションに送り込む。貝3が穴あけステーションに送り込まれると、二つの穴あけドリル32(図2(a)(c))が貝3に向けて前進し、回転中のドリル刃が二つの貝3の穴あけ箇所Pに突き刺さって二つの貝3の穴あけ箇所Pに同時に穴5があけられる。穴あけ終了後、穴あけドリル32は後退して元の位置に戻る。その後、ホルダ11で保持された貝3は、回転体30の回転に伴って次の移し替えステーションに送られる。
縦ロープ1には、前記穴あけ作業とは別工程でピン2が差し込まれる。縦ロープ1へのピン2の差込みには、本件発明者が先に開発したピンセッター33を使用することができる。ピンセッター33は、縦ロープ1を引き込みながら、ロール状に巻かれているピン(通称:ロールピン)を引き込み、その間に縦ロープ1に案内針を差し込み、ロールピンから切り離した一本のピン2を前記案内針の中にセットし、そのピン2を押し具で押して案内針が差し込まれて縦ロープ1の穴に押し込むことにより縦ロープ1に差し込み、前記縦ロープ1及びロールピンの引き込みを行いながら、ピンを一本ずつ、一定間隔で縦ロープ1に挿し込む装置である。
前記のようにピン2が所定間隔で差し込まれた縦ロープ1は、ロープ送り機構34(図1)によりピン間隔で先方に送られる。送られた縦ロープ1に取り付けられたピン2は、縦ロープ1の送り込み方向先方に設けられた受け61(図4(c)、図8)で支持されて揺れが防止される。ロープ送り機構34は上下に対向配置されたロール41、42(図1)で構成され、両ロール41、42の回転により送り出される。
図7(a)(b)に示すように、縦ロープ1は平行に(横並びに)配置された二枚の板(ロープガイド)60(図7)の間に案内されて送り込まれ、その縦ロープ1に差し込まれたピン2が、二枚の板60の前方に突出する受け61の上に停止する。受け61の上に停止したピン2は、図4(c)に示すピン保持部35の固定保持具65と可動保持具66によって、図8(a)〜(d)に示すように挟着保持される。図8(a)(b)に示すように、固定保持具65にはピン2を位置決めできる横向きV字状の凹部67が、可動保持具66には凹部67と逆向きV字状の凹部68が設けられ、両凹部67、68間にピン2を保持できるようにしてある。可動保持具66は、例えば、エアシリンダ55(図8(a)〜(d))等の押し込みにより、図8(a)〜(c)のように回動できるようにしてある。図8(c)のようにピン2を挟着保持したしピン保持部35は、図8(d)のように前進して移し替えステーションに送られる。
その後、移し替えステーションに送り込まれたピン2と二つの貝3を、当該ピン2と当該貝3の穴5と当該貝3の外側に位置するガイド10とが一列になるように並べ、その状態で、ガイド10をエアシリンダなどの差込み機構36で前進させて貝3の穴5に差し込んで穴5を貫通させる。穴5を貫通してその穴5から突出したガイド10の先端部10aを、ピン2の先端部2aに被せてガイド10とピン2を一直線状に連結する。次に、図9(a)及び図10に示す横スライダー70でホルダ11をガイド10に沿って横スライドさせてピン2のアゲ7の内側まで移動させて、ホルダ11に挟着保持されている貝3をピン2に移し替える。その後、図9(d)のようにガイド10を引き戻してピン2の先端部2aから引き抜く。
前記のようにガイド10を引き抜いた後は、ホルダ11による貝3の挟着保持を解除する。その後に、縦ロープ1をピン2の間隔分だけ間欠移動させて外部に送り出す。この送り出しに伴って縦ロープ1の次のピン2が、前記受け61に送られる。
以下、前記作業の繰り返しにより、縦ロープ1に差しまれているピン2に貝3を繰り返し取り付ける。
本発明では、縦ロープ1へのピン2の差込みを別に行って、その縦ロープ1を本発明の貝取付け装置に送り込むようにしてもよい。
本発明の作業手順は、前記以外の順番で行うこともできる。
駆動手段にはエアリンダ以外の手段、例えば、油圧シリンダや電動駆動手段などを用いることもできる。
1 縦ロープ
2 貝係止具(ピン)
2a (ピンの)先端部
3 貝
3a、3b (貝の)外周面
4 耳
5 穴
7 貝止め突起(アゲ)
10 ガイド
10a (ガイドの)先端部
11 ホルダ
11a、11b 保持板
12 空間(ポケット)
12a (ポケットの)上面
12b (ポケットの)側面
13 底板
20 側面閉塞具
30 回転体
31 貝整列部
31a 受け具
31b 押し具
31c 弧面
32 穴あけドリル
33 ピンセッター
34 ロープ送り機構
35 ピン保持部
36 差込み機構
38 移し替え機構
41、42 ロール
54 軸
55 エアシリンダ
60 板(ロープガイド)
61 受け
65 固定保持具
66 可動保持具
67、68 凹部
69 開閉シリンダ
70 横スライダー
A 縦ロープ
B ピン
C ホタテ貝
D ブイ
E 横ロープ
P 穴あけ箇所

Claims (5)

  1. 縦ロープに差し込まれているピンに貝を取付ける貝取付け方法において、
    二つの貝の耳に同時又は略同時に穴をあける穴あけ工程と、
    前記縦ロープにピンを所定間隔で差込むピン差込み工程と、
    前記縦ロープをピン間隔ごとに間欠送りするロープ送り工程と、
    送られた縦ロープのピンを保持するピン保持工程と、
    保持されたピンの外側に前記二つの貝を配置し、夫々の貝の外側に二本のガイドを配置して、それらピンと二つの貝の穴と二本のガイドを一直線上に並べる並べ工程と、
    一直線上に並べた前記二つの貝の夫々の穴に前記ガイドを貫通させるガイド貫通工程と、
    前記夫々の貝の穴を貫通して穴から突出した二本のガイドの先端部を前記ピンの先端部に一列に連結する連結工程と、
    前記二つの貝を夫々のガイドに沿ってピンのアゲの内側までスライドさせて、二つの貝を夫々のガイドからピンに移し替える貝移し替え工程と、
    前記二本のガイドをピンから引き抜くガイド引き抜き工程を備えた、
    ことを特徴とする貝取付け方法。
  2. 請求項1記載の貝取付け方法において、
    穴あけステーションで貝に穴をあけ、
    前記貝を整列ステーションに移動し、
    縦ロープへのピンの差込みをピンセッターで行い、
    前記縦ロープをピン間隔ごとにピン保持部に間欠送りし、
    前記縦ロープのピンを保持し、
    保持された前記ピンの両外側に貝を配置し、
    前記二つの貝の外側にガイドを配置し、
    前記二つの貝の穴に前記ガイドを差込み、
    前記二本のガイドと前記ピン一列に並べ、
    前記二本のガイドの先端部を前記ピンの先端部に連結して二本のガイドをピンに一直線に連結し、移し替えステーションにおいて前記二つの貝を夫々のガイドに沿ってピンのアゲの内側までスライドさせて、二つの貝を夫々のガイドからピンに移し替えて当該ピンに貝を取付け、
    前記貝の移し替え後に前記二本のガイドをピンから引き離し、
    その後に、前記縦ロープをピン間隔分送り出して貝取り付け済みの縦ロープを移し替えステーションから送り出すと共に当該縦ロープの次のピンをピン保持部に送り込む、
    ことを特徴とする貝取付け方法。
  3. 縦ロープに差し込まれているピンに貝を取付ける貝取付け装置において、
    二枚の貝に穴をあける穴あけ部と、前記縦ロープにピンを所定間隔で差込むピン差込み部と、前記縦ロープをピン間隔で間欠送りするロープ送り部と、送り出された縦ロープのピンを保持するピン保持部と、保持されピンの両外側に一列に配置された二枚の貝の穴にガイドを差込むガイド差込み部と、そのガイドの先端部を前記保持されたピンの両端に一列に連結する連結部と、連結された二本のガイドの夫々に沿って二枚の貝をピンのアゲの内側までスライドさせて、二枚の貝をピンに移し替える移し替え部を備えた、
    ことを特徴とする貝取付け装置。
  4. 請求項3記載の貝取付け装置において、
    貝投入ステーションと、貝整列ステーションと、穴あけステーションと、移し替えステーションを備え、
    前記ステーションごとに間欠回転可能な回転体の回転方向数カ所に二つ一組のホルダが装備され、
    前記貝投入ステーションにおいて、ホルダに貝を投入することができ、
    前記貝整列ステーションにおいて、ホルダ内の貝の穴あけ箇所を所定位置に整列させることができ、
    前記穴あけステーションにおいて、先に整列された貝に穴あけドリルで穴をあけることができ、
    前記移し替えステーションにおいて、先に縦ロープのピンの両外側に配置された二枚の貝の穴にガイドを差込んで貫通させることができ、その穴から突出したガイドの先端部を前記ピンの先端部に連結して二本のガイドとピンを一列に揃え、二枚の貝を夫々のガイドに沿ってピンのアゲの内側までスライドさせてガイドからピンに移し替えてピンに取り付けることができる、
    ことを特徴とする貝取付け装置。
  5. ピンの外側に二つの貝を配置してそのピンと二つの貝の穴を一列に揃え、
    前記二つの貝の外側に二本のガイドを配置してそのガイドを貝の穴に貫通させ、
    前記穴から突出するガイドの先端部を前記ピンの先端部に連結し、
    前記貝を前記ガイドに沿ってピンのアゲの内側までスライドさせてガイドからピンに移し替えて貝をピンに取り付ける、
    ことを特徴とする貝移し替え方法。
JP2014164812A 2014-08-13 2014-08-13 ピンへの貝取付け方法及びピンへの貝取付け装置 Active JP6439209B2 (ja)

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