JP2016039218A - 貫通電極基板の製造方法および貫通電極基板 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガラス基板と貫通電極との熱膨張係数の違いに関する考慮、貫通電極の形成後にガラス基板の研磨、が不要であり、気密性の高い貫通電極を備える、貫通電極基板の製造方法を提供する。【解決手段】本発明に係る貫通電極基板の製造方法は、平板状のガラスからなる基体の一面に対して、貫通孔を前記基体の内部に形成する第一工程と、前記第一工程を経た基体の他面に対してフィルム状の封止材を貼付することにより、該他面側において前記貫通孔を封止する第二工程と、前記第二工程を経た基体の一面側から前記貫通孔の内部に、金属または合金粒子が混入された流動体を導入し、該貫通孔内において融点の異なる金属または合金粒子が混在した状態とし、前記封止材の耐熱温度より低い温度で(、前記融点の異なる金属または合金粒子を)焼結させることにより、貫通電極を形成する第三工程と、を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、ガラス基板に貫通電極が設けられた貫通電極基板の製造方法および貫通電極基板に関する。本発明により製造された貫通電極基板は、インターポーザー等のパッケージ分野、TSV等の半導体分野に用いられる。
従来の貫通電極付きガラス基板としては、たとえばタングステンの線材や鉄・ニッケル・コバルト合金の心材を電極材料として使用する構成が開示されている(特許文献1、特許文献2)。
上記構成をなす貫通電極付きガラス基板は、高気密性を特徴としているが、その製法上、基材となるガラスの溶融温度付近の高温まで加熱する必要がある。ゆえに、ガラスと電極材料との熱膨張係数の違いにより、ガラス基板が破損する虞があるため、熱膨張係数がガラスと近いタングステンなどの限られた金属が用いられている。つまり、上記製法により貫通電極を形成する場合には、電極材料の選択の幅が狭いという課題があった。
また、上記製法は、ガラスが変形する温度まで加熱する工程を必須とするため、ガラス基板の表面の平坦性が損なわれ易い。そこで、半導体やMEMSなどが形成された他の基板と貼り合わせて利用するためには、上記製法により得られた貫通電極付きガラス基板は、貫通電極を形成した後に、基板を研磨することが必要となる。しかしながら、このガラスの中に金属の電極が埋め込まれた基板の表面を研磨するには、特殊な研磨技術が必要となり工程が複雑になるという課題があった。
他に貫通電極付き基板(TSV、TGV)を形成する方法としては、メッキによる穴埋めもあるが、高アスペクトで微細な穴においては十分な気密性を得ることが難しい。
また、ナノサイズの粒径の粒径よりも大きな通常の導電性粒子、またはこれらを含むインク・ペーストの焼結温度は一般に500℃以上の高温が必要となり、ガラスとの熱膨張係数の違いによる問題が出てくる。
フリットガラスなどの焼成後も残るバインダーを混合することにより、低温で電極を成形させる方法も可能であるが、バインダーを含むために抵抗値が高くなる。さらに貫通電極付き基板と半導体やMEMSなどを形成した他の基板との接合の際に、バインダーの軟化が開始しないように、成形温度以下の低温で処理しなければならず、利用できる範囲が狭くなってしまう。(硼珪酸ガラスとシリコンウェハの陽極接合では一般的に400℃程度のプロセス温度が必要とされる。)
特開2011−151414号公報 特開2006−60119号公報
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、ガラス基板と貫通電極との熱膨張係数の違いを考慮する必要がなく、貫通電極の形成後にガラス基板の研磨が不要であり、気密性の高い貫通電極を形成することが可能な、貫通電極基板の製造方法および貫通電極基板を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の貫通電極基板の製造方法は、平板状のガラスからなる基体の一面に対して、貫通孔を前記基体の内部に形成する第一工程と、前記第一工程を経た基体の他面に対してフィルム状の封止材を貼付することにより、該他面側において前記貫通孔を封止する第二工程と、前記第二工程を経た基体の一面側から前記貫通孔の内部に、金属または合金粒子が混入された流動体を導入し、該貫通孔内において融点の異なる金属または合金粒子が混在した状態とし、前記封止材の耐熱温度より低い温度で(、前記融点の異なる金属または合金粒子を)焼結させることにより、貫通電極を形成する第三工程と、を含むことを特徴とする。
本発明の請求項2に記載の貫通電極基板の製造方法は、請求項1において、前記第三工程は、前記融点の異なる金属または合金粒子のうち、最も融点の低い金属または合金粒子として、前記封止材の耐熱温度より低いものを用いることを特徴とする。
本発明の請求項3に記載の貫通電極基板の製造方法は、請求項1又は2において、前記第三工程は、前記融点の異なる金属または合金粒子のうち、最も融点の低い金属または合金粒子の融点より、焼結後に得られる合金の融点が高くなるように、該融点の異なる金属または合金粒子の混合割合を設定することを特徴とする。
本発明の請求項4に記載の貫通電極基板の製造方法は、請求項1乃至3のいずれか一項において、前記第一工程において、前記基体の他面に対して凹部が予め形成された基体を用いることを特徴とする。
本発明の請求項5に記載の貫通電極基板の製造方法は、請求項1乃至4のいずれか一項において、前記第三工程は、前記流動体として、融点の異なる複数の金属または合金粒子が混入された流動体Aを用い、前記貫通孔の内部に該流動体Aを充填するステップ、を含むことを特徴とする。
本発明の請求項6に記載の貫通電極基板の製造方法は、請求項1乃至4のいずれか一項において、前記第三工程は、前記流動体として第一の金属または合金粒子M3が混入された流動体Cを用い、前記貫通孔の内部に該流動体Cを充填するステップと、前記流動体として前記第一の金属または合金粒子M3よりも融点の低い第二の金属または合金をその融点以上に加熱して溶融状態にした液体状の金属M4からなる流動体Dを用い、前記貫通孔内の流動体Cに生じた空孔(微細孔)に該液体状の金属M4を充填するステップと、を含むことを特徴とする。
本発明の請求項7に記載の貫通電極基板の製造方法は、請求項1乃至4のいずれか一項において、前記第三工程は、第三の金属または合金M5をメッキ法により前記貫通孔内部に充填しメッキ部を形成するステップと、前記流動体として前記第三の金属または合金M5よりも融点の低い第四の金属または合金をその融点以上に加熱して溶融状態にした液体状の金属M6からなる流動体Eを用い、前記貫通孔のメッキ部に生じた空孔(微細孔)内に該液体状の金属を充填するステップと、を含むことを特徴とする。
本発明の請求項8に記載の貫通電極基板の製造方法は、請求項6又は7において、前記流動体をなす前記液体状の金属M4又は前記液体状の金属M6を充填するステップが、真空加圧含浸法を用いることを特徴とする。
本発明の請求項9に記載の貫通電極基板は、基体に貫通電極を備えてなる貫通電極基板であって、前記貫通電極は、前記基体の貫通孔内において、融点の異なる複数の金属または合金粒子から構成されていることを特徴とする。
本発明の請求項10に記載の貫通電極基板は、基体に貫通電極を備えてなる貫通電極基板であって、前記貫通電極は、前記基体の貫通孔内において、複数の第一の金属または合金粒子M3、及び、前記第一の金属または合金粒子M3よりも融点の低い複数の第二の金属または合金粒子をその融点以上に加熱して溶融状態にした液体状の金属M4が冷却された部位、から構成されており、前記液体状の金属M4が冷却された部位は、前記第一の金属または合金粒子M3間に生じた空孔(微細孔)内に配されていることを特徴とする。
本発明の請求項11に記載の貫通電極基板は、基体に貫通電極を備えてなる貫通電極基板であって、前記貫通電極は、前記基体の貫通孔内において、第三の金属または合金粒子M5からなるメッキ部と、前記メッキ部を構成する第三の金属または合金粒子M5よりも融点の低い第四の金属または合金粒子をその融点以上に加熱して溶融状態にした液体状の金属M6が冷却された部位、から構成されており、前記液体状の金属M6が冷却された部位は、前記メッキ部に生じた空孔(微細孔)内に配されていることを特徴とする。
本発明では、ガラスからなる基体に設けた貫通孔の内部へ、該貫通孔の一方の開口部を封止材により封止された状態とし、該貫通孔の他方の開口部から、金属または合金粒子が混入された流動体を導入し、該貫通孔内において融点の異なる金属または合金粒子が混在した状態とする。その後、前記封止材の耐熱温度より低い温度で(、前記融点の異なる金属または合金粒子を)焼結させることにより、貫通電極を形成する。その際に、複数の種類の金属または合金粒子として、その中で最も融点の低い金属または合金粒子の融点以上に加熱することで溶融させ、それ以外のより融点の高い金属または合金粒子と合金化を図ることにより、貫通電極を形成する。
上記の合金化プロセスを、たとえば、銀(Ag)とインジウム(In)の割合が、原子比(at%)で4:1以上となる微粒子が混入された流動体を用いる場合で説明すると、まずInの融点(156℃)を超える180℃程度の温度で加熱することによりInが溶融する。その後、加熱した状態を保持することにより、InがAg(融点:962℃)に拡散し合金化が生じる。ひとたび合金化し固化させた後は、Inの融点では溶融せず、完全に合金化すれば、Ag−In状態図により示される693℃(合金化後の融点=固相線)以上にならないと溶解は生じない。
このような「低温で溶融、拡散、合金化」を図るプロセスは、銀(Ag)とインジウム(In)の組み合わせに限定されるものではなく、全率固溶系、共晶系、金属間化合物を考慮した組み合わせを適宜選択することにより、同様に実現できる。
ゆえに、本発明よれば、「低温で溶融、拡散、合金化」を行うことによって、貫通電極やこれに接続された配線を形成することができるとともに、再溶解する温度を電極形成した温度よりも高い温度とすることが可能となる。換言すると、本発明は、このように低いプロセス温度で高温まで使用可能な貫通電極などの配線をもたらす。これにより、ガラスとの熱膨張係数の差の問題を解決できる。
上述したように、本発明によれば、500℃以下の低温において合金化プロセスを構築できる。ゆえに、基体をなすガラスと貫通電極をなす材料の熱膨張差が、従来より小さくて済むため、ガラス基板と貫通電極との熱膨張係数の違いを考慮する必要のない、貫通電極基板の製造方法が得られる。これにより、複数の種類の金属または合金粒子を構成する元素の限定が緩和されるので、タングステン以外の多用な材料を選択可能となる。したがって、本発明によれば、所望の導電性が得られる元素からなる貫通電極を有する貫通電極基板の製造が可能となる。
また、基体の一面上に付着した、金属または合金粒子が混入された流動体を振り切ってから熱処理を行い、基体の貫通孔内部に貫通電極を形成した後、基体からフィルムを除去するだけで、基体の一面側と他面側に露呈する貫通電極の上下面は自ずと平坦性が確保される。ゆえに、本発明は、貫通電極の形成後にガラス基板の研磨が不要な、貫通電極基板の製造方法の提供に貢献する。
さらに、貫通孔内において複数の種類の金属または合金粒子が混在した状態とした後、該基体に対してプリベーク処理および焼成処理を施すことにより、当該金属または合金粒子のうち少なくとも1種類は溶融状態を経てから合金化され、貫通電極が形成される。ゆえに、焼結で問題となる空孔(ポア)の発生が無く、気密性の高い貫通電極を形成することが可能となる。
本発明に係る貫通電極基板の製造方法を示すフローチャート。 図1に示す第三工程の一例を含むフローチャート(第一実施形態)。 図2に基づく製造方法を工程順に示す模式断面図。 図3に続く各工程を順に示す模式断面図。 図1に示す第三工程の他の一例を含むフローチャート(第二実施形態)。 図5に基づく製造方法を工程順に示す模式断面図。 図6に続く各工程を順に示す模式断面図。 図1に示す第三工程の他の一例を含むフローチャート(第三実施形態)。 図8に基づく製造方法を工程順に示す模式断面図。 図9に続く各工程を順に示す模式断面図。 図10に続く各工程を順に示す模式断面図。 図1に示す第三工程の他の一例を含むフローチャート(第四実施形態)。 図12に基づく製造方法を工程順に示す模式断面図。 図13に続く各工程を順に示す模式断面図。 図14に続く各工程を順に示す模式断面図。 高融点金属(合金)と低融点金属(合金)の一例における状態図。
以下では、本発明に係る貫通電極基板の製造方法について、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る貫通電極基板の製造方法を示すフローチャートであり、以下の5工程を含んでいる。
・基体の一面から他面に向けて貫通孔を形成する第一工程。
・基体の他面にフィルムを貼付し、他面側で貫通孔を封止する第二工程。
・基体の一面に金属または合金粒子が混入された流動体を導入し、貫通孔内において複数の種類の金属または合金粒子が混在した状態とする第三工程。
・基体を密閉容器に入れ、容器内を排気しながら焼成処理し、合金化された貫通電極を形成する第四工程。
・密閉容器から基体を取出し、加熱手段を外し、フィルム除去した後、基体を洗浄する第五工程。
以上の5工程を経ることにより、本発明に係る貫通電極基板が得られる。
なお、本発明では、流動体Aに混入され、その後の熱処理により、貫通電極(または配線パターン)の材料である、「複数(少なくとも2種類以上)の金属または合金粒子」のことを、出発材料とも呼ぶ。
本発明は、上記5工程のうち、特に第三工程が特徴部である。第三工程の違いにより、以下に述べる4つのタイプの実施形態が挙げられる。ここでは、簡単化を図るために、「複数」の金属または合金粒子に代えて、「2種類」の金属または合金粒子を用いて説明する。
第一実施形態:貫通孔へ充填する前に、2種類の金属または合金粒子が混在した流動体を用いる場合(平板状の基体に適用)。
第二実施形態:凹部を加工した基体に対して第一実施形態の製法を適用した場合。
第三実施形態:第一の金属または合金粒子が混在した流動体を貫通孔へ充填した後に、第二の金属または合金粒子をその融点以上に加熱し溶融した液体状の金属からなる流動体を充填する場合(平板状の基体に適用)。
第四実施形態:第三の金属または合金からなる材料をメッキ法により貫通孔へ充填した後に、第四の金属または合金をその融点以上に加熱して溶融状態にした液体状の金属からなる流動体を充填する場合(平板状の基体に適用)。
以下では、第一実施形態〜第四実施形態を順に説明する。
<第一実施形態>
図2〜図4は、第一実施形態に係る図面であり、図2はフローチャートを、図3は図2に基づく製造方法の一例を工程順に示す模式断面図、図4は図3に続く各工程を順に示す模式断面図である。
第一実施形態の製造方法は、図1に示すように、以下の7工程を含んでおり、特にSA3〜SA5が第三工程に相当する。第一実施形態の特徴は、複数の金属または合金粒子を含む流動体Aを「予め用意(貫通孔へ充填する前の出発材料として準備することを意味する)」し、該流動体Aを貫通孔の内部へ充填する点にある。以下では、説明を簡略化するため、流動体Aが2種類の金属粒子M1、M2を含む事例について説明する。
・基体10の一面から他面に向けて貫通孔12を形成する[SA1(第一工程):図3(a)]。
その際、必要に応じて、基体10の一面にフィルム11を予め設ける。
・基体10の他面にフィルム13を貼付し、他面側で貫通孔12を封止する[SA2(第二工程):図3(b)]。
・基体10の一面に2種類の金属粒子M1、M2を含む流動体Aを塗布し、貫通孔12の内部に流動体Aを充填する[SA3(第三工程):図3(c)]。
・基体10を回転させて基体の一面上に付着した流動体Aを振り切る[SA4(第三工程):図3(d)]。
・加熱手段16aを用いて基体10をプリベーク処理する[SA5(第三工程):図4(e)]。
・基体10を密閉容器C1に入れ、容器内を排気(PA)しながら加熱手段16bを用いて焼成処理し、合金化された貫通電極MAを形成する[SA6(第四工程):図4(f)]。
・密閉容器C1から基体10を取出し、加熱手段16bを外し、フィルム11、13を除去した後、基体10を洗浄する[SA7(第五工程):図4(g)]。
以上の各工程を経ることにより、貫通電極14A(MA)を備えた貫通電極基板SAが得られる。
第一工程(SA1)では、基体10としてガラスからなる基板を用意し、この基板の一面(図3において上面)から他面(図3において下面)に向けて、たとえばサンドブラスト加工(以下、ブラスト加工とも呼ぶ)により、貫通穴12を形成する。その際、基板の一面には、貫通穴に相当する位置に開口部を有する、マスキング用のドライフィルム11が多用される。また、ブラスト加工のマスキングに使用したドライフィルムを剥離せずに残しておき、後加工における保護膜・マスキング膜として使用することができる。さらに、保護膜・マスキング膜に用いる場合は耐熱性の高いポリイミドを用いると有効である。
上記のガラスからなる基板10としては、事前に研磨を行い、平坦で清浄な表面を有する物を用いた。なお、ガラスは他にソーダライムガラス・無アルカリガラス・白板・石英など種々のガラスを用いることができる。なお、本実施形態では、基体がガラスからなる基板の場合について詳述するが、基体として、ガラス以外の基板、たとえばシリコン、SiC、セラミックスなどの基板を用いても、本発明の製造方法は適用可能である。
貫通穴の加工方法は、上述したブラスト加工に限定されるものではなく、たとえば、ドライエッチング法や、レーザー加工、機械加工などを適宜採用することができる。加工方法によっては、ブラスト法において用いたドライフィルム11は設ける必要がない。また、貫通穴のサイズやピッチなどのデザインも自由である。レーザー加工では、φ0.02mm程度までの貫通穴が可能であり、より微細な貫通電極が必要な場合は望ましい。さらに微細な貫通電極が必要な場合は、ドライエッチング法を用いることができる。この時、予めポリイミドなどの耐熱性のある材料のフィルムまたは塗布液で表面を保護しておくことが望ましい。
第二工程(SA2)では、前工程(SA1)により貫通穴12を加工したガラス基板10の他面(図2において下面:ブラスト加工で貫通側となる面)に、ポリイミド製のフィルム13をたとえばラミネータを用いて貼付する。
第三工程は、次の3ステップ(SA3〜SA5)から構成される。
第一ステップ(SA3)では、まず、前工程(SA2)によりフィルム13を他面に設けた基体10の一面に、2種類の金属粒子M1、M2として、Ag(M1)とIn(M2)を含む流動体A14を塗布することにより、貫通孔12の内部に流動体A14を充填する。その際、基体10の一面上において、流動体A14がパドル状にディスペンスされた状態とする。その際、流動体A14は、高融点金属(合金)[本例ではAg(M1)]と低融点金属(合金)[本例ではIn(M2)]とが各々、個別の状態で存在して含まれた状態とされることが重要である。
流動体A14の充填方法は、ディスペンス法に限定されるものではなく、印刷法や吸引法などの他の方法で貫通穴に流動体A14を充填しても良い。
第二ステップ(SA4)では、前工程(SA3)により基体10の一面側から流動体A14が塗布された基体10を回転させて、基体10の一面上に付着した余分な流動体A14を振り切る。これにより、基体10の一面側に露呈する貫通孔12の上面をなす流動体A14が平坦化される。ただし、「回転させて振り切る手法」に代えて、スキージを用いて余分なインク(流動体A14)を除去、貫通孔12の上面をなすインク(流動体A14)の平坦化をなす方法等を用いてもよい。
第三ステップ(SA5)では、前工程(SA4)により貫通孔12の上面をなす流動体A14が平坦化された基体10を、加熱手段16aを用いてプリベーク処理する。その際、流動体A14が平坦化された基体10の一面が上面をなし、基体10の他面(フィルム13が貼付された面)が下面をなすように配置した上で、フィルム13を介して基体10に熱が伝導されるように、加熱手段16aを設ける。これにより、加熱手段16aを用いて基体10のプリベーク処理が行われる。
このようなプリベーク処理は、たとえば、ホットプレートからなる加熱手段16aを用いて行われる。プリベーク処理の目的は、流動体A14に含まれる溶媒を揮発させることであり、たとえば、70℃、30分という条件で行われる。
なお、貫通孔12の内部に対する流動体A14の充填が十分でない場合は、充填からプリベークまでの第三工程[(第一ステップ(SA3)、第二ステップ(SA4)、第三ステップ(SA5)]を、複数回繰り返しても良い。
また、図3〜図4には、ブラスト加工時にマスキングとして、基体10の一面(上面)に設けたドライフィルム11を残して各工程が行われる事例を示しているが、そのドライフィルム11が耐熱性の低いフィルムの場合は、この時点(プリベーク処理の前:SA4とSA5の間)で、フィルム11を剥がす。ファイル11が耐熱性の高いフィルムの場合には、そのままの状態で良い(フィルム11を剥がすことなく、SA5以降の工程に進む)。
流動体Aは、貫通電極(または配線パターン)の材料となる複数(少なくとも2種類以上)の金属または合金粒子を含むものであり、その内で最も融点の低い金属または合金の融点以上に加熱することで溶融させ、それ以外のより融点の高い金属または合金と合金化させる。流動体Aとしては、たとえば銀(Ag)とインジウム(In)、それぞれの微粒子を原子比で4:1の割合で混合したものが挙げられる。
作業手順としては、最初に、流動体Aを用いて、ガラスやセラミック、シリコンなどの基板に貫通電極やその他の配線パターンを形成する。次に、Inの融点(156℃)を超える温度(180℃以上が望ましい)で加熱することにより、融点の低いIn粒子が溶融する。その後、加熱したままの状態を保持することにより、融点の低いInが融点の高いAg粒子に拡散し合金化が行われる。この手法により作製された合金は、一度合金化して固化させるとInの融点では溶融せず、完全に合金化すればAg−In状態図により示される693℃以上にならないと溶解しない、という特徴を備えている。
このような「低温で溶融、拡散、合金化」を図るプロセスは、銀(Ag)とインジウム(In)の組み合わせに限定されるものではなく、全率固溶系、共晶系、金属間化合物を考慮した組み合わせを適宜選択することにより、同様に実現できる。
ゆえに、本発明によれば、「低温で溶融、拡散、合金化」を行うことによって、貫通電極やこれに接続された配線を形成することができるとともに、再溶解する温度を電極形成した温度よりも高い温度とすることが可能となる。換言すると、本発明は、このように低いプロセス温度で高温まで使用可能な貫通電極などの配線をもたらす。これにより、ガラスとの熱膨張係数の差の問題を解決できる。
なお、本発明に係る出発材料となる金属および合金の種類・混合比は、目的とするプロセス・使用条件に合わせて任意に選択可能である。出発材料としては、2元系の場合、たとえば、Ag−Sn、Ag−Zn、Au−Bi、Au−In、Au−Sn、Au−Pb、Au−Zn、Cu−In、Cu−Sn、Cu−Pb、Cu−Zn、Ni−Bi、Ni−In、Ni−Sn、Ni−Zn、Pb−Sn、Sn−(Pb−Sn)などが挙げられる。3元系以上の組み合わせもあり、その組み合わせは無限に存在する。
第四工程(SA6)では、前工程(SA5)により貫通穴に充填された流動体A14から溶媒が揮発した状態にある基体11を、密閉容器C1に内在させて、密閉容器C1内を排気(PA)し、材料である金属の酸化を防ぐために真空中にて、加熱手段16bを用いて焼成処理することにより、貫通電極MAを形成する。この焼成処理により、低融点金属(合金)[本例ではIn(M2)]が溶融し、高融点金属(合金)[本例ではAg(M1)]と拡散が起こり、合金化される。
このような焼成処理は、たとえば、ホットプレートからなる加熱手段16bを用いて行われる。焼成(合金化)処理の目的は、貫通穴に充填された流動体A14を固化させることであり、たとえば、フィルム11、13をなすポリイミドの耐熱温度より低い300℃、1時間という条件で行われる。
なお、材料である金属の酸化を防ぐ手法としては、上述した真空中に限定されるものではなく、不活性ガス(窒素、アルゴンなど)中、あるいは還元性ガス(ギ酸、水素、一酸化炭素、硫化水素、二酸化硫黄など)中において、焼成処理を行っても良い。
ゆえに、封止材の耐熱温度に比べて、焼成(合金化)処理温度が低くなるように、封止材や、出発材料となる金属および合金の種類・混合比を選択することが、本発明においてキーポイントとなる。すなわち、前述した第三工程は、前記融点の異なる金属または合金粒子のうち、最も融点の低い金属または合金粒子として、前記封止材の耐熱温度より低いものを用いることにより、上記の焼成処理が可能となる。
また、前述した第三工程は、前記融点の異なる金属または合金粒子のうち、最も融点の低い金属または合金粒子の融点より、焼結後に得られる合金の融点が高くなるように、該融点の異なる金属または合金粒子の混合割合(混合比)を設定することが好ましい。中でも、貫通電極に要求される耐熱温度より高い融点(固相線)となる混合割合が、より好ましい。
本実施形態で用いた流動体A14に含まれる、高融点金属(合金)[Ag(M1)]と低融点金属(合金)[In(M2)]を例にとり、これらの状態図に上述した本発明のポイントを追記したものが、図16のグラフである。
図16に示すように、4つの条件[Agの融点(962℃)、合金化後の融点(693℃)、封止材の耐熱温度、Inの融点(156℃)]を踏まえることにより、本発明に好適な「合金化プロセスの範囲(組成・温度):点線で囲んだ領域」が、適宜選定される。図16から、Ag粒子、In粒子を原子比(atm%)において、Ag:In=4:1以上のAg割合が好ましいことが分かる。
第五工程(SA7)では、前工程(SA6)により貫通穴に充填された流動体A14を固化させて貫通電極14A(MA)が形成された状態にある基体10を、密閉容器C1から外部へ取出し、加熱手段16bを外し、基体10からフィルム11、13を除去した後、基体10を洗浄する。
基体10からフィルム11、13を除去(剥離)する作業は、所望の温度以下に基体10が冷却された後に行われる。基体10の洗浄処理は、たとえば、ガラス基板用洗剤・純水を用いて行われる。その後に、IPAベーパー乾燥を行うことが好ましい。
第一実施形態では、上述したSA1〜SA7を経ることにより、貫通電極基板SAを作製した。ゆえに、第一実施形態に係る貫通電極基板SAは、基体に貫通電極を備えてなる貫通電極基板であって、前記貫通電極は、前記基体の貫通孔内において、融点の異なる複数の金属または合金粒子から構成されている。
作製した貫通電極基板SAを構成する貫通電極14A(MA)の気密性を、ヘリウム吹き付け法を用いて評価した。その結果、貫通電極14Aの気密性は、1×10−9[Pa・m/sec]以下であり、良好な気密性を有することが確認された。
<第二実施形態>
図5〜図7は、第二実施形態に係る図面であり、図5はフローチャートを、図6は図5に基づく製造方法の一例を工程順に示す模式断面図、図7は図6に続く各工程を順に示す模式断面図である。
第二実施形態の製造方法は、図5〜図7に示すように、凹部を加工した基体に対して第一実施形態の製法を適用した場合である。
第二実施形態の製造方法は、図5〜図7に示すように、以下の各工程を含んでいる。
・基体20の他面に凹部20Cを形成する[SB1(前工程):図5(a)]。
・基体20の一面から他面に向けて貫通孔22を形成する[SB2(第一工程):図5(b)]。その際、必要に応じて、基体20の一面にフィルム21を予め設ける。
・基体20の他面にフィルム23を貼付し、他面側で貫通孔22を封止する[SB3(第二工程):図5(c)]。
・基体20の一面に2種類の金属粒子M1、M2を含む流動体B24を塗布し、貫通孔12の内部に流動体B24を充填する[SB4(第三工程):図6(d)]。
・基体20を回転させて基体の一面上に付着した流動体B24を振り切る[SB5(第三工程):図7(e)]。
・加熱手段26aを用いて基体20をプリベーク処理する[SB6(第三工程):図7(f)]。
・基体20を密閉容器C2に入れ、容器内を排気(PB)しながら加熱手段26bを用いて焼成処理し、合金化された貫通電極MAを形成する[SB7(第四工程):図7(g)]。
・密閉容器C2から基体20を取出し、加熱手段26bを外し、フィルム21、23を除去した後、基体20を洗浄する[SB8(第五工程):図7(h)]。
以上の各工程を経ることにより、貫通電極24A(MA)を備えた貫通電極基板SBが得られる。
前工程(SB1)では、基体20としてガラスからなる基板を用意し、この基板の他面(図6において下面)から一面(図6において上面)に向けて、所望の深さの凹部20Cを形成する。凹部20Cの形成法としては、たとえば、特開2013−022534号公報に開示された手法が挙げられる。
上記のガラスからなる基板20としては、事前に研磨を行い、平坦で清浄な表面を有する物を用いた。なお、ガラスは他にソーダライムガラス・無アルカリガラス・白板・石英など種々のガラスを用いることができる。なお、本実施形態では、基体がガラスからなる基板の場合について詳述するが、基体として、ガラス以外の基板、たとえばシリコン、SiC、セラミックスなどの基板を用いても、本発明の製造方法は適用可能である。
第一工程(SB2)では、前工程(SB1)により凹部20Cを形成したガラス基板20の一面(図6において上面)から他面(図6において下面)に向けて、たとえばサンドブラスト加工(以下、ブラスト加工とも呼ぶ)により、貫通穴22を形成する。その際、基板の一面には、貫通穴に相当する位置に開口部を有する、マスキング用のドライフィルム21が多用される。また、ブラスト加工のマスキングに使用したドライフィルムを剥離せずに残しておき、後加工における保護膜・マスキング膜として使用することができる。さらに、保護膜・マスキング膜に用いる場合は耐熱性の高いポリイミドを用いると有効である。
第二工程(SB3)、第三工程(SB4、SB5、SB6)、第四工程(SB7)、第五工程(SB8)は各々、上述した第一実施形態における第二工程(SA2)、第三工程(SA3、SA4、SA5)、第四工程(SA6)、第七工程(SA7)と同様の処理を行った。第二実施形態は、ガラス基板20が凹部20Cを有する点のみ、第一実施形態と相違しており、他の点は第一実施形態と同様である。
第二実施形態では、上述した各工程(SB1〜SB8)を経ることにより、貫通電極基板SBを作製した。ゆえに、第二実施形態に係る貫通電極基板SBは、上述した貫通電極基板SAと同様に、基体に貫通電極を備えてなる貫通電極基板であって、前記貫通電極は、前記基体の貫通孔内において、融点の異なる複数の金属または合金粒子から構成されている。貫通電極基板SBは、凹部20Cを備える点のみ、貫通電極基板SAと異なる。
作製した貫通電極基板SBを構成する貫通電極24Aの気密性を、ヘリウム吹き付け法を用いて評価した。その結果、貫通電極24A(MA)の気密性は、1×10−9[Pa・m/sec]以下であり、良好な気密性を有することが確認された。
<第三実施形態>
図8〜図10は、第三実施形態に係る図面であり、図8はフローチャートを、図9は図8に基づく製造方法の一例を工程順に示す模式断面図、図10は図9に続く各工程を順に示す模式断面図、図11は図10に続く各工程を順に示す模式断面図、である。
第三実施形態は、前述した「第三工程」が、前記流動体として第一の金属または合金粒子が混入された流動体Cを用い、前記貫通孔の内部に該流動体Cを充填するステップと、前記流動体として前記第一の金属または合金粒子よりも融点の低い第二の金属または合金をその融点以上に加熱して溶融状態にした液体状の金属からなる流動体Dを用い、前記貫通孔内の流動体Cに生じた空孔(微細孔)に該流動体Dを充填するステップと、を含むものである。
以下では、流動体Cに含まれる第一の金属または合金粒子M3の方が、流動体Dに含まれる第二の金属または合金粒子をその融点以上に加熱して溶融状態にした液体状の金属M4よりも、「融点が高い」と仮定して説明する。
第三実施形態の製造方法は、図8〜図11に示すように、以下の各工程を含んでいる。
・基体30の一面から他面に向けて貫通孔32を形成する[SC1(第一工程):図9(a)]。その際、必要に応じて、基体30の一面にフィルム31を予め設ける。
・基体30の他面にフィルム33を貼付し、他面側で貫通孔32を封止する[SC2(第二工程):図9(b)]。
・基体30の一面に、融点の高い金属粒子M3を含む流動体C34aを塗布し、貫通孔32の内部に流動体C34a(M3)を充填する[SC3(第三工程):図9(c)]。
・基体30を回転させて基体の一面上に付着した流動体C34a(M3)を振り切る[SC4(第三工程):図9(d)]。これにより、充填された流動体C34a(M3)の上面(貫通孔の開口部側)の平坦化を図る。
・加熱手段36aを用いて基体30をプリベーク処理する[SC5(第三工程):図10(e)]。これにより、貫通孔32の内部に充填された流動体C34a(M3)の内部に空孔(微細孔)Pが発生する。
・貫通孔32の内部に流動体C34aが充填された基体30を密閉容器C3に入れて、この密閉容器の内部を排気(PC1)する[SC6(第三工程):図10(f)]。これにより、流動体C34a(M3)に内在する微細孔(空孔P)の内部を脱気する。
・前記SC6を経た基体30を内在する密閉容器C3の内部を排気(PC2)しながら、該密閉容器の内部に、前述した液体状の金属M4を導入(PC3)し、該基体30が液体状の金属M4に浸漬された状態とする[SC7(第三工程):図10(g)]。
その際、液体状の金属M4としては、流動体C34aに含まれる金属または合金粒子M3よりも、融点の低い金属または合金をその融点以上に加熱して溶融状態にしたものが用いられる。
・前記SC7を経た基体30に対して、液体状の金属M4を介して圧力(PC4)を加える[SC8(第三工程):図11(h)]。これにより、貫通孔に充填された流動体C34a(M3)に内在する空孔Pの内部へ液体状の金属M4を注入(充填)する。これにより、液体状の金属M4が注入された状態の空孔(微細孔)Pが得られる。
上述したSC6〜SC8が、「前記流動体として前記第一の金属または合金粒子M3よりも融点の低い第二の金属または合金粒子をその融点以上に加熱して溶融状態にした液体状の金属M4からなる流動体Dを用い、前記貫通孔内の流動体Cに生じた空孔(微細孔)に該液体状の金属M4を充填するステップ」に相当する。
第三実施形態では、上述したSC6〜SC8に示す「真空加圧含浸法」を用いたが、この手法に限定されるものではなく、たとえばIMA(Injection Molded Solder)法を用いてもよい。IMA法とは、溶融した金属をインジェクションでハンダバンプを形成する方法である。
・前記SC8を経た基体30を密閉容器C3から取出し、基体30の外面に付着した液体状の金属M4を除去する[SC9(第三工程):図11(i)]。これにより、基体30の外面、特に、流動体C34a(M3)の上面に残存していた液体状の金属M4を取り除く。
・基体30を密閉容器C4に入れ、容器内を排気(PC5)した後、材料である金属の酸化を防ぐために真空中にて、加熱手段36bを用いて焼成処理し、合金化された貫通電極34A(MA)を形成する[SC10(第四工程):図11(j)]。これにより、流動体C34a(M3)に内在する微細孔(空孔P)の内部に、前記液体状の金属M4が冷却された部位が配された構成が得られる。
なお、材料である金属の酸化を防ぐ手法としては、上述した真空中に限定されるものではなく、不活性ガス(窒素、アルゴンなど)中、あるいは還元性ガス(ギ酸、水素、一酸化炭素、硫化水素、二酸化硫黄など)中において、焼成処理を行っても良い。
・密閉容器C4から基体30を取出し、加熱手段36bを外し、フィルム31、33を除去した後、基体30を洗浄する[SC11(第五工程):図11(k)]。
以上の各工程を経ることにより、貫通電極34A(MA)を備えた貫通電極基板SCが得られる。
第三実施形態では、上述したSC1〜SC11を経ることにより、貫通電極基板SCを作製した。ゆえに、第三実施形態に係る貫通電極基板SCは、基体に貫通電極を備えてなる貫通電極基板であって、前記貫通電極は、前記基体の貫通孔内において、複数の第一の金属または合金粒子、及び、前記第一の金属または合金粒子よりも融点の低い複数の第二の金属または合金粒子をその融点以上に加熱して溶融状態にした液体状の金属が冷却された部位、から構成されており、前記液体状の金属が冷却された部位は、前記第一の金属または合金粒子間に生じた空孔(微細孔)内に配された構成からなる。
作製した貫通電極基板SCを構成する貫通電極34A(MA)の気密性を、ヘリウム吹き付け法を用いて評価した。その結果、貫通電極34Aの気密性は、1×10−9[Pa・m/sec]以下であり、良好な気密性を有することが確認された。
上述した第三実施形態とする場合、たとえば、M3をAg粒子、M4をIn溶融金属とする。まず、流動体C34aにより貫通孔をM3(Ag粒子)で充填する。その後、溶融状態のM4(In)をM3で充填された貫通孔内に発生している空孔(微細孔)に充填する。その際、AgとInの割合が、原子比(at%)で4:1以上となるように、空孔率を調整するとよい。
<第四実施形態>
図12〜図15は、第四実施形態に係る図面であり、図12はフローチャートを、図13は図12に基づく製造方法の一例を工程順に示す模式断面図、図14は図13に続く各工程を順に示す模式断面図、図15は図14に続く各工程を順に示す模式断面図である。
第四実施形態は、「メッキ法により形成した貫通電極(メッキ部)の内部に、空孔(微細孔)を残存させずに、貫通孔を完全に充填することは難しい」という問題を解決するための手法を提供するものである。すなわち、第四実施形態は、貫通電極(メッキ部)の内部に残存する空孔(微細孔)に対して、溶融金属を充填し、合金化を図ることにより、貫通電極の気密性を高めることを目的とする。
第四実施形態は、第三の金属または合金M5をメッキ法により貫通孔内部に充填するステップと、前記流動体として前記第三の金属または合金M5よりも融点の低い第四の金属または合金をその融点以上に加熱して溶融状態にした液体状の金属M6からなる流動体Eを用い、前記貫通孔のメッキ部に生じた空孔(微細孔)内に該液体状の金属M6を充填するステップと、を含むものである。
以下では、メッキ法により充填された第三の金属または合金M5の方が、流動体Eに含まれる第四の金属または合金をその融点以上に加熱して溶融状態にした液体状の金属M6よりも、「融点が高い」と仮定して説明する。
第四実施形態の製造方法は、図12〜図15に示すように、以下の各工程を含んでいる。
・基体40の一面から他面に向けて貫通孔42を形成する[SD1(第一工程):図13(a)]。その際、必要に応じて、基体40の一面にフィルム41を予め設ける。
・基体40の他面にフィルム43を貼付し、他面側で貫通孔42を封止する[SD2(第二工程):図13(b)]。
・第三の金属または合金M3をメッキ法により充填してメッキ部44a(M5)を形成する[SD3(第三工程):図14(c)]。これにより、貫通孔42に充填されたメッキ部C44a(M5)の内部に、空孔(微細孔)Pが発生している。
・貫通孔42に充填されたメッキ部C44a(M5)を有する基体30を密閉容器D3に入れて、この密閉容器の内部を排気(PD1)する[SD4(第三工程):図14(d)]。これにより、メッキ部C44a(M5)に内在する微細孔(空孔P)の内部を脱気する。
・前記SD4を経た基体40を内在する密閉容器D3の内部を排気(PD2)しながら、該密閉容器の内部に、前述した液体状の金属M6を導入(PD3)し、該基体40が液体状の金属M6に浸漬された状態とする[SD5(第三工程):図14(e)]。
その際、液体状の金属M6としては、メッキ部C44a(M5)に含まれる第三の金属または合金M5よりも、融点の低い金属または合金をその融点以上に加熱して溶融状態にしたものが用いられる。
・前記SD5を経た基体40に対して、液体状の金属M6を介して圧力(PD4)を加える[SD6(第三工程):図15(f)]。これにより、貫通孔に充填されたメッキ部C44a(M5)に内在する空孔Pの内部へ液体状の金属M6を注入(充填)する。これにより、液体状の金属M6が注入された状態の空孔(微細孔)Pが得られる。
上述したSD4〜SD6が、「メッキ法を用いて貫通孔に充填された第三の金属または合金M5よりも融点の低い第四の金属または合金をその融点以上に加熱して溶融状態にした液体状の金属M6からなる流動体Eを用い、前記貫通孔のメッキ部に生じた空孔(微細孔)内に該液体状の金属M6を充填するステップ」に相当する。
第四実施形態では、上述したSD4〜SD6に示す「真空加圧含浸法」を用いたが、この手法に限定されるものではなく、たとえばIMA(Injection Molded Solder)法を用いてもよい。IMA法とは、溶融した金属をインジェクションでハンダバンプを形成する方法である。
・前記SD6を経た基体40を密閉容器D3から取出し、基体40の外面に付着した液体状の金属M6を除去する[SD7(第三工程):図15(g)]。これにより、基体40の外面、特に、メッキ部C44a(M5)の上面に残存していた液体状の金属M6を取り除く。
・基体40を密閉容器D4に入れ、容器内を排気(PD5)した後、材料である金属の酸化を防ぐために真空中にて、加熱手段46bを用いて焼成処理し、合金化された貫通電極44A(MA)を形成する[SD8(第四工程):図15(h)]。これにより、メッキ部C44a(M5)に内在する微細孔(空孔P)の内部に、前記液体状の金属M6が冷却された部位が配された構成が得られる。
なお、材料である金属の酸化を防ぐ手法としては、上述した真空中に限定されるものではなく、不活性ガス(窒素、アルゴンなど)中、あるいは還元性ガス(ギ酸、水素、一酸化炭素、硫化水素、二酸化硫黄など)中において、焼成処理を行っても良い。
・密閉容器D4から基体40を取出し、加熱手段46bを外し、フィルム41、43を除去した後、基体40を洗浄する[SD9(第五工程):図15(i)]。
以上の各工程を経ることにより、貫通電極44A(MA)を備えた貫通電極基板SDが得られる。
第四実施形態では、上述したSD1〜SD9を経ることにより、貫通電極基板SDを作製した。ゆえに、第四実施形態に係る貫通電極基板SDは、基体に貫通電極を備えてなる貫通電極基板であって、前記貫通電極は、前記基体の貫通孔内において、第三の金属または合金M5からなるメッキ部と、前記メッキ部を構成する第三の金属または合金M5よりも融点の低い第四の金属または合金をその融点以上に加熱して溶融状態にした液体状の金属M6が冷却された部位、から構成されており、前記液体状の金属M6が冷却された部位は、前記メッキ部に生じた空孔(微細孔)内に配された構成からなる。
作製した貫通電極基板SDを構成する貫通電極44A(MA)の気密性を、ヘリウム吹き付け法を用いて評価した。その結果、貫通電極44Aの気密性は、1×10−9[Pa・m/sec]以下であり、良好な気密性を有することが確認された。
上述した第四実施形態とする場合、たとえば、M5をAg、M6をInとする。まず、メッキにより貫通孔の内壁にAgを成膜し、貫通孔内がAgで埋設された状態とする。メッキした後の貫通孔に生じた空孔(微細孔)にInを充填する。その際、AgとInの割合が、原子比(at%)で4:1以上となるように、貫通孔内に埋設されたAgに生じる空孔率を調整するとよい。
上述した各実施形態において、基板を内在させた容器内を排気(必要に応じて真空排気)しながら、ホットプレートからなる加熱手段により、AgとInを溶融して合金化する場合、たとえばInの融点(156℃)よりも高い300℃(180℃以上が望ましい)で、1時間に熱処理を施すことにより、InをAgに拡散させることによって、均質な合金とすることができる。
なお、材料である金属を酸化させないためには、上述した真空中以外にも、不活性ガス(窒素、アルゴンなど)中、または還元性ガス(ギ酸、水素、一酸化炭素、硫化水素、二酸化硫黄など)中で、焼成を行ってもよい。
本発明によれば、500℃以下の低温(出発材料となる金属、合金の組み合わせによってはさらに低温にすることも可能)で電極や配線を形成することができるので、以下の作用・効果が得られる。
(1)ガラスからなる基板と、その内部に形成される貫通電極材料との熱膨張差が小さくて済むため、タングステン以外の多様な材料を選択することが可能となる。
(2)ポリイミドなどの耐熱性樹脂によりガラス基板表面を保護・マスキングしながら、電極・配線の形成を行う事が出来る。これにより、貫通電極形成に研磨を行わなくても平坦で清浄な表面を得ることができる効果を有する。
(3)段差付きのガラス基板にこの方法を用いる事で、貫通電極形成後に段差部分のガラスを接合して、段差付き貫通電極ガラス基板を得るような煩雑なプロセスを大幅に省略できる効果を有する。
(4)半導体素子やMEMS素子が形成され、高温プロセスが採用できない基板においても、貫通電極等の配線を形成することができる。
また、本発明によれば、電極・配線材料を焼成・拡散工程で合金化させる事で出発材料の融点以上の使用温度またはプロセス中の耐熱温度を上げる事が可能になる。(合金化させる事で出発材料の内で最も融点の低い材料よりも、融点の高くなる合金組成を選択する事で可能になる。)
さらに、本発明によれば、形成された電極・配線にはバインダーが残らず、かつ、空孔が存在しないために、比抵抗の小さい電極・配線を作製することができる。
本発明は、貫通電極基板の製造方法に広く適用可能である。このような貫通電極基板は、インターポーザー等のパッケージ分野、TSV等の半導体分野などに好適に用いられる。
M3 第一の金属または合金[高融点金属(合金)]、M4 第二の金属または合金[低融点金属(合金)]、M5 第三の金属または合金[高融点金属(合金)]、M6 第四の金属または合金[低融点金属(合金)]、SA、SB、SC、SD 貫通電極基板、P 空孔(微細孔)、10、20、30、40 基体、11、21、31、41 フィルム、12、22、32、42 貫通穴、13、23、33、43 フィルム、14A、24A、34A、44A(MA) 貫通電極。

Claims (11)

  1. 平板状のガラスからなる基体の一面に対して、貫通孔を前記基体の内部に形成する第一工程と、
    前記第一工程を経た基体の他面に対してフィルム状の封止材を貼付することにより、該他面側において前記貫通孔を封止する第二工程と、
    前記第二工程を経た基体の一面側から前記貫通孔の内部に、金属または合金粒子が混入された流動体を導入し、該貫通孔内において融点の異なる金属または合金粒子が混在した状態とし、前記封止材の耐熱温度より低い温度で(、前記融点の異なる金属または合金粒子を)焼結させることにより、貫通電極を形成する第三工程と、
    を含むことを特徴とする貫通電極基板の製造方法。
  2. 前記第三工程は、前記融点の異なる金属または合金粒子のうち、最も融点の低い金属または合金粒子として、前記封止材の耐熱温度より低いものを用いることを特徴とする請求項1に記載の貫通電極基板の製造方法。
  3. 前記第三工程は、前記融点の異なる金属または合金粒子のうち、最も融点の低い金属または合金粒子の融点より、焼結後に得られる合金の融点が高くなるように、該融点の異なる金属または合金粒子の混合割合を設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の貫通電極基板の製造方法。
  4. 前記第一工程において、前記基体の他面に対して凹部が予め形成された基体を用いることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の貫通電極基板の製造方法。
  5. 前記第三工程は、前記流動体として、融点の異なる複数の金属または合金粒子が混入された流動体Aを用い、前記貫通孔の内部に該流動体Aを充填するステップ、を含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の貫通電極基板の製造方法。
  6. 前記第三工程は、前記流動体として第一の金属または合金粒子M3が混入された流動体Cを用い、前記貫通孔の内部に該流動体Cを充填するステップと、前記流動体として前記第一の金属または合金粒子M3よりも融点の低い第二の金属または合金をその融点以上に加熱して溶融状態にした液体状の金属M4からなる流動体Dを用い、前記貫通孔内の流動体Cに生じた空孔(微細孔)に該液体状の金属M4を充填するステップと、を含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の貫通電極基板の製造方法。
  7. 前記第三工程は、第三の金属または合金M5をメッキ法により前記貫通孔内部に充填しメッキ部を形成するステップと、前記流動体として前記第三の金属または合金M5よりも融点の低い第四の金属または合金をその融点以上に加熱して溶融状態にした液体状の金属M6からなる流動体Eを用い、前記貫通孔のメッキ部に生じた空孔(微細孔)内に該液体状の金属を充填するステップと、を含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の貫通電極基板の製造方法。
  8. 請求項6又は7において、前記流動体をなす前記液体状の金属M4又は前記液体状の金属M6を充填するステップが、真空加圧含浸法を用いることを特徴とする貫通電極基板の製造方法。
  9. 基体に貫通電極を備えてなる貫通電極基板であって、
    前記貫通電極は、前記基体の貫通孔内において、融点の異なる複数の金属または合金粒子から構成されていることを特徴とする貫通電極基板。
  10. 基体に貫通電極を備えてなる貫通電極基板であって、
    前記貫通電極は、前記基体の貫通孔内において、複数の第一の金属または合金粒子M3、及び、前記第一の金属または合金粒子M3よりも融点の低い複数の第二の金属または合金粒子をその融点以上に加熱して溶融状態にした液体状の金属M4が冷却された部位、から構成されており、前記液体状の金属M4が冷却された部位は、前記第一の金属または合金粒子M3間に生じた空孔(微細孔)内に配されていることを特徴とする貫通電極基板。
  11. 基体に貫通電極を備えてなる貫通電極基板であって、
    前記貫通電極は、前記基体の貫通孔内において、第三の金属または合金粒子M5からなるメッキ部と、前記メッキ部を構成する第三の金属または合金粒子M5よりも融点の低い第四の金属または合金粒子をその融点以上に加熱して溶融状態にした液体状の金属M6が冷却された部位、から構成されており、前記液体状の金属M6が冷却された部位は、前記メッキ部に生じた空孔(微細孔)内に配されていることを特徴とする貫通電極基板。
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