JP2016038925A - 不揮発性半導体記憶装置、及びその読み出し方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置、及びその読み出し方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016038925A
JP2016038925A JP2014161315A JP2014161315A JP2016038925A JP 2016038925 A JP2016038925 A JP 2016038925A JP 2014161315 A JP2014161315 A JP 2014161315A JP 2014161315 A JP2014161315 A JP 2014161315A JP 2016038925 A JP2016038925 A JP 2016038925A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
transistor
mos transistor
node
current path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014161315A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6290034B2 (ja
Inventor
択洋 児玉
Takuyo Kodama
択洋 児玉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2014161315A priority Critical patent/JP6290034B2/ja
Priority to US14/820,289 priority patent/US9543029B2/en
Publication of JP2016038925A publication Critical patent/JP2016038925A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6290034B2 publication Critical patent/JP6290034B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C16/00Erasable programmable read-only memories
    • G11C16/02Erasable programmable read-only memories electrically programmable
    • G11C16/06Auxiliary circuits, e.g. for writing into memory
    • G11C16/26Sensing or reading circuits; Data output circuits
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C16/00Erasable programmable read-only memories
    • G11C16/02Erasable programmable read-only memories electrically programmable
    • G11C16/04Erasable programmable read-only memories electrically programmable using variable threshold transistors, e.g. FAMOS
    • G11C16/0483Erasable programmable read-only memories electrically programmable using variable threshold transistors, e.g. FAMOS comprising cells having several storage transistors connected in series
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C16/00Erasable programmable read-only memories
    • G11C16/02Erasable programmable read-only memories electrically programmable
    • G11C16/06Auxiliary circuits, e.g. for writing into memory
    • G11C16/32Timing circuits

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Read Only Memory (AREA)

Abstract

【課題】回路規模を縮小可能な不揮発性半導体記憶装置、及びその読み出し方法を提供すること。【解決手段】メモリセルと、ラッチ部(TDL)と、配線(LBUS)と、第1トランジスタ(26)と、第2トランジスタ(29)と、第3トランジスタ(28)と、第1ノード(N7)と、第2ノード(電源D)とを有するセンスアンプ(3)と、前記センスアンプを制御する制御部(6)とを具備し、前記制御部は、第1ノード及び第2ノードの電位を制御することで、前記ラッチ部のデータをセンス前において保持可能とし、前記配線をディスチャージしたのちに、前記制御部は、前記配線の電圧値に応じて前記第3トランジスタ(28)を制御し、第1端(LAT_T)に第1電圧(CELSRC、または電圧V1)を供給し、前記ラッチ部に格納されるデータを確定する。【選択図】図5

Description

実施形態は、不揮発性半導体記憶装置、及びその読み出し方法に関する。
NAND型フラッシュメモリは、マトリクス状に配置されたメモリセル、及びこのメモリセルに書き込みデータを保持させるセンスアンプなどを備える。
特開2014−99228号公報
回路規模を縮小可能な不揮発性半導体記憶装置、及びその読み出し方法を提供する。
実施形態の不揮発性半導体記憶装置によれば、メモリセルを含むメモリセルアレイと、前記メモリセルからデータを読み出されたデータを保持可能なラッチ部と、前記ラッチ部と前記メモリセルの一端を電気的に接続する配線と、前記ラッチ部の第1端と前記配線との間に電気的に接続される第1トランジスタと、前記ラッチ部の第2端と前記配線との間に電気的に接続される第2トランジスタと、前記配線の電圧値に応じて前記第1端に第1電圧を供給可能な第3トランジスタと、前記第1端に電気的に接続され、且つ第2電圧を出力可能な第1ノードと、前記第1端に電気的に接続され、且つ第3電圧を供給可能な第2ノードとを有するセンスアンプと、前記センスアンプを制御する制御部とを具備し、前記制御部は、前記第1ノード及び前記第2ノードの電位を制御することで、前記ラッチ部の前記データをセンス前において保持可能とし、前記配線をディスチャージしたのちに、前記制御部は、前記配線の前記電圧値に応じて前記第3トランジスタを制御し、前記第1端に前記第1電圧を供給し、前記ラッチ部に格納されるデータを確定する。
第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の全体構成例。 第1実施形態に係るセンスアンプの回路図。 第1実施形態に係るセンスアンプの動作を示した概念図。 第1実施形態に係る読み出し動作時のタイムチャート。 第2実施形態に係るセンスアンプの動作を示した概念図。 第2実施形態に係る読み出し動作時のタイムチャート。 第2実施形態の変形例に係るセンスアンプの動作を示した概念図。 第2実施形態の変形例に係る読み出し動作時のタイムチャート。
[第1の実施形態]
[全体構成例]
図1を用いて第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置の全体構成について説明する。図1は、第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置のブロック図である。
図1に示すように、第1実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置はメモリセルアレイ1、ロウデコーダ2、センスアンプ3、カラムデコーダ4、電圧発生回路5、及び制御部6を備える。まず、メモリセルアレイ1について説明する。
<メモリセルアレイ1について>
図1において、メモリセルアレイ1は、例えば2値以上のデータを保持可能な不揮発性のメモリセルMCを備えた半導体メモリであって、例えばNAND型フラッシュメモリである。
メモリセルMCの制御ゲートはワード線WLに接続され、該メモリセルMCの電流経路の一端はビット線BLに接続される。以下、メモリセルアレイ1の詳細について述べる。
<メモリセルアレイMCの詳細>
次に図1に示すように、ブロックBLK0〜BLKsの各々は、不揮発性のメモリセルMCが直列接続された複数のNANDストリング7を備えている。NANDストリング7の各々は、例えば64個のメモリセルMCと、選択トランジスタST1、ST2とを含んでいる。
メモリセルMCは、半導体基板上にゲート絶縁膜を介在して形成された電荷蓄積層(例えば絶縁膜)と、電荷蓄積層上に形成され、電荷蓄積層より誘電率の高い絶縁膜(以下、ブロック層と呼ぶ)と、更にブロック層上に形成された制御ゲート電極とを有するMONOS構造である。なお、メモリセルMCの個数は64個に限られず、64個や128個、256個等であってもよく、その数は限定されるものではない。
またメモリセルMCは、隣接するもの同士でソース、ドレインを共有している。そして、選択トランジスタST1、ST2間に、その電流経路が直列接続されるようにして配置されている。直列接続されたメモリセルMCの一端側のドレイン領域は選択トランジスタST1のソース領域に接続され、他端側のソース領域は選択トランジスタST2のドレイン領域に接続されている。
同一行にあるメモリセルMCの制御ゲート電極はワード線WL0〜WL63のいずれかに共通接続され、同一行にあるメモリセルMCの選択トランジスタST1、ST2のゲート電極は、それぞれセレクトゲート線SGD1、SGS1に共通接続されている。
なお説明の簡単化のため、以下ではワード線WL0〜WL63を区別しない場合には、単にワード線WLと呼ぶことがある。また、メモリセルアレイ1において同一列にある選択トランジスタST1のドレインは、いずれかのビット線BL0〜BLnに共通接続される。
以下、ビット線BL0〜BLnについても、これらを区別しない場合には一括してビット線BLと呼ぶ(n:自然数)。選択トランジスタST2のソースはソース線SLに共通接続される。なお、選択トランジスタST1、ST2は必ずしも両方必要ではなく、NANDストリング7を選択出来るのであればいずれか一方のみが設けられていても良い。
また、同一のワード線WLに接続された複数のメモリセルMCには一括してデータが書き込まれ、この単位をページと呼ぶ。更に、複数のNANDストリング7はブロックBLK単位で一括してデータが消去される。
なお、本実施形態におけるメモリセルMCは、例えば2値(1ビット)のデータのうちいずれか1つを保持出来る。2つのレベルは電圧の低い方から“E”レベル、そして“C”レベルである。
“E”レベルを消去状態と呼び、電荷蓄積層に電荷がない状態と指す。そして、電荷蓄積層に電荷が蓄積されると、“E”レベルから“C”レベルへと電圧が上昇する。
消去状態のメモリセルMCは“1”データと対応し、閾値分布が“C”レベルのメモリセルMCは“0”データと対応する。
メモリセルアレイ1の構成は、上述した構成に限定されることなく、例えば、“三次元積層不揮発性半導体メモリ”という2009年3月19日に出願された米国特許出願12/407,403号に記載されている構成であってもよい。また、“三次元積層不揮発性半導体メモリ”という2009年3月18日に出願された米国特許出願12/406,524号、“不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法”という2010年3月25日に出願された米国特許出願12/679,991号“半導体メモリ及びその製造方法”という2009年3月23日に出願された米国特許出願12/532,030号に記載されている構成であってもよい。これらの特許出願は、その全体が本願明細書において参照により援用されている。
<ロウデコーダ2について>
図1に戻って周辺回路について説明する。
ロウデコーダ2は、メモリセルアレイ1のロウ方向を選択し、選択されたブロックBLK内に設けられるメモリセルMCに対して、電圧発生回路5が発生した電圧を転送する。
<センスアンプ3について>
次にセンスアンプ3について説明する。センスアンプ3はメモリセルアレイ1上に配置されるビット線BLと1対1対応で接続可能とする。
センスアンプ3は、全ビット線BLに対して同時にメモリセルMCへのデータの読み出し及び書き込み機能を有する。
<カラムデコーダ4について>
カラムデコーダ4は、メモリセルアレイ1のビット線BLを選択するカラム選択信号を出力する。
<電圧生成回路5について>
電圧生成回路5は、制御部6から供給される各種制御信号に応じて、読み出し電圧、書き込み電圧、ベリファイ電圧など、メモリセルアレイ1やセンスアンプ回路3、カラムデコーダ4の各種動作に必要な電圧を生成する。
<制御部6について>
制御部6は、不揮発性半導体記憶装置全体を制御する。例えば、図示せぬホストから受信したコマンドを用いて書き込み動作、及び書き込みベリファイ等の動作タイミングを制御する。
具体的には、制御部6はセンスアンプ3を構成する各トランジスタのオン、オフ、及びそのタイミングを制御する。
<センスアンプ3の詳細について>
次に図2を用いてセンスアンプ3の詳細について説明する。センスアンプ3は、nチャネル型MOSトランジスタ10、11、12、14、16〜20、22〜31、及び36〜37、pチャネル型MOSトランジスタ14〜15、32〜35、並びにキャパシタ素子21を備える。
上述した通り、制御部6は各トランジスタのゲートに供給する信号の電圧レベル、及び供給するタイミング等を制御する。
また、以下ではMOSトランジスタの閾値電位VthにそのMOSトランジスタの参照符号を付すことでMOSトランジスタの閾値電位を表す。例えば、MOSトランジスタ11の閾値電位はVth11とする。
MOSトランジスタ10の電流経路の一端はビット線BLに接続され、他端には電圧VSSが供給され、信号BLVが供給される。MOSトランジスタ10は、ビット線を接地するための機能を有する。
MOSトランジスタ11の電流経路の一端はビット線BLに接続され、他端はノードN1に接続され、ゲートには信号BLCが供給される。信号BLCはビット線BLを所定の電位にクランプするための信号である。
例えば書き込み動作時にMOSトランジスタ11に信号BLC=(VDD+Vth11)が与えられると、このMOSトランジスタ11は電圧VDDをビット線BLに供給可能とする。
MOSトランジスタ12の電流経路の一端はノードN1に接続され、ゲートには信号BLYが供給される。
更にMOSトランジスタ14の電流経路の一端には電圧VDDSAが供給され、ゲートに信号FLGが供給される。この信号FLGの電圧レベルが“L”とされると、ビット線BLに電圧VDDが供給され、読み出し動作が実行される。
MOSトランジスタ16の電流経路の一端はノードN1に接続され、他端はノードN3に接続され、ゲートには信号XXLが供給される。このMOSトランジスタ16はビット線BLとSENノードとを接続させる役割を担う。つまり、読み出し時において、制御部6が信号XXLの電圧レベルを“H”とすることで、MOSトランジスタ16をオン状態とし、ビット線BLとSENノードとを接続させる。
MOSトランジスタ17の電流経路の一端はノードN3に接続され、他端には(電圧VX2+電圧VDD)が供給され、ゲートには信号HLLが供給される。第1の実施形態においてMOSトランジスタ17は、キャパシタ素子21に電圧VX2に相当する電荷を蓄積させる機能を有する。
MOSトランジスタ18の電流経路の一端はノードN3に接続され、他端はノードN4に接続され、ゲートには信号BLQが供給される。MOSトランジスタ18は、後述する第2の実施形態において、SENノードとビット線BLとを接続する機能を有する。
MOSトランジスタ20の電流経路の一端にはCELSRC(>VSS)が供給されるノードN4に接続され、ゲートにはノードN3が接続される。このようにCELSRCを供給することで、MOSトランジスタ20のTrip Pointを擬似的に上げておく。
第1の実施形態では、MOSトランジスタ20は、読み出したデータを検知する検知部として機能する。
以下第1の実施形態において、このMOSトランジスタ20のゲートをSENノードと呼び、センスアンプ3は、このMOSトランジスタ20がオンするか否かで読み出されたデータを判別し、かかるデータをTDLに転送する。
MOSトランジスタ19の電流経路の一端はノードN5に接続され、ゲートには信号STBが供給される。SENの電圧レベルを後述するSDLに転送する場合など信号STBを“H”とする。これによりSENノードで検知したデータをTDLへとデータ転送可能となる。
また、キャパシタ素子21の一方の電極はノードN3に接続され、他方の電極はノードN4に接続される。第1、第2の実施形態では、このノードN4からキャパシタ素子21の他方の電極に対してクロック信号の供給は行われないものとする。
MOSトランジスタ23の電流経路の一端はノードN5に接続され、他端は接地され、ゲートには信号MTGが供給される。
MOSトランジスタ24の電流経路の一端はノードN5に接続され、ゲートはノードN6に接続される。
MOSトランジスタ25の電流経路の一端には電圧VDDSA2が供給され、他端はMOSトランジスタ24の電流経路の一端と共通接続され、ゲートには信号STLが供給される。
MOSトランジスタ26の電流経路の一端はノードN6に接続され、他端はノードN5に接続され、ゲートには信号TTLが供給される。なお、ノードN6はLAT_Tにも接続される。
MOSトランジスタ26は、LAT_Tを充電するためのスイッチ回路として機能し、そのMOSトランジスタ26に供給される信号TTLの電圧レベルを、例えば電圧V1とする。
MOSトランジスタ27の電流経路の一端はノードN6に接続され、ゲートには信号LSLが供給される。
またMOSトランジスタ28の電流経路の一端には電圧VDDSA2が供給され、ゲートはノードN5が接続され、電流経路の他端にはCELSRC(>VSS)が供給される。
なお、MOSトランジスタ27、及び28は第2の実施形態で使用する素子であり、MOSトランジスタ28を読み出したデータを検知する検知部(以下、SENノードと呼ぶことがある)として機能させる。
またMOSトランジスタ29の電流経路の一端はINV_Tに接続され、他端はノードN5に接続され、ゲートには信号TTIが供給される。なお、信号TTIの電圧レベルを、電圧V1よりも小さな電圧V2(<電圧V1)とする。
すなわち、MOSトランジスタ29よりもMOSトランジスタ26の方が電流駆動力が大きいため、MOSトランジスタ36を介して電圧が供給された場合、LAT_Tの電圧値の方がINV_Tとの電圧値よりも大きな値となる。
<TDLについて>
TDLは書き込みデータ、読み出しデータを保持可能する。ここでは、読み出しデータについて説明する。
具体的にはTDLは、ノードLAT_Tのデータを保持する。例えば、読み出しデータが“0”の場合、LAT_Tの電圧レベルは“H”レベルとなる。
これに対し、読み出しデータが“1”の場合、LAT_Tの電圧レベルは“L”レベルとなる。以下TDLの構成について説明する。
MOSトランジスタ30の電流経路の一端はLAT_Tに接続され、電流経路の他端は電源D(接地電位又は電圧VDDが供給)に接続され、ゲートには信号INV_Tが供給される。
またMOSトランジスタ31の電流経路の一端は、INV_Tに接続され、電流経路の他端は電源D(接地電位又は電圧VDDが供給)に接続され、ゲートには信号LAT_Tに接続される。
なお、センス時においてTDLの機能を一時無効とするため、制御部6は電源Dの電圧値を電圧VDDとする。これにより、MOSトランジスタ30、及び31の電流経路の一端に電圧VDDが供給される。
MOSトランジスタ32の電流経路の一端はLAT_Tに接続され、ゲートには信号TLL_Tが供給される。
またMOSトランジスタ33の電流経路の一端はINV_Tに接続され、ゲートには信号LAT_Tが供給される。
これらMOSトランジスタ30〜33はビット線BLに所定の電圧を転送するためのトランジスタ群であり、ラッチ回路(TDL)として機能する。
MOSトランジスタ34の電流経路の一端には電圧VDDが供給され、電流経路の他端はMOSトランジスタ32の他端と接続され、ゲートには信号INV_Tが供給される。
MOSトランジスタ35の電流経路の一端には電圧VDDが供給され、電流経路の他端はMOSトランジスタ33の他端と接続され、ゲートには信号LAT_Tが供給される。
第1の実施形態において、ノードSENで検知した読み出しデータは、MOSトランジスタ19、及びMOSトランジスタ26を介してTDLに格納される。
MOSトランジスタ36の電流経路の一端には電圧VDDPREが供給され、他端ノードN5に接続され、ゲートには信号LPCが供給される。
なお、ノードN5が接続される配線を配線LBUSと呼び、MOSトランジスタ36はこの配線LBUSを充電する機能を有する。
また、MOSトランジスタ37の電流経路の一端はDBUSに接続され、他端はノードN5に接続され、ゲートには信号DSWが供給される。
この信号DSWに応じてMOSトランジスタ37がオン、オフすることで、配線DBUSに接続された図示せぬXDLとデータの転送が行われる。
<読み出し動作>
次に、図3及び図4を用いて読み出し動作について説明する。
なお、制御部6が各信号の電圧レベル、及びそのタイミングを制御する。
まず、図4に示すように制御部6は、時刻t0において信号TLL、及びTLIの電圧レベルをそれぞれ“H”とする。これによりMOSトランジスタ32、及び33はオフする。
その後、時刻t1において制御部6は、MOSトランジスタ30及び31の電流経路の一端に電圧VDDを供給する(図3中の(1))。これにより、MOSトランジス34、及び35の電流経路の一端に供給される電圧VDDと等電位となり、同時刻の時刻t1においてINV_T、及びLAT_Tの電圧レベルが中間電位(電位が定まらない状態)となる。
この結果、制御部6はTDLを非アクティブとする。
その後、制御部6が時刻t2において信号TTL/TTIの電圧レベルを“H”とすることで、LAT_T及びINV_Tを配線LBUS(この際、配線LBUSの電圧レベルは“L”)に接地させる。
次いで時刻t4において制御部6は、MOSトランジスタ26、及び29をオン状態とするために、信号TTLの電圧レベルを“H(電圧V1)”、及び信号TTIの電圧レベルを“H(電圧V2<電圧V1)”とする。
ここで、電圧V2<電圧V1としたのは、後述するINV_TとLAT_Tとの間に一定の電位差を設けることで、片方のノードをセンス時のリファレンス電位とするためである。
本実施形態では、INV_Tの値をリファレンス電圧とする。
このリファレンス電圧に対して、センス動作後のLAT_Tの電位が大きいか小さいかに応じた保持データをTDLに格納させる。
このTDLの保持データの確定は、後述する電源Dの電圧VDDからVSSへの遷移で得られる。
その後、時刻t5において制御部6は再度信号TTL、及び信号TTIの電圧レベルを“H”にしつつ、同時に信号LPCの電圧レベルを“H”とする。
これにより、図3中の(2)に示すように、MOSトランジスタ36からMOSトランジスタ26を介してLAT_Tに電圧V1を供給し、またMOSトランジスタ29を介してINV_Tに電圧V2を供給する。
この結果、時刻t6においてLAT_Tが電圧V1に充電され、INV_Tが電圧V2に充電される。
その後、制御部6は信号HLLの電圧レベルを“H”とする。これにより、MOSトランジスタ17によってノードSENは電圧VX2に上昇する。
ここまでの準備が揃ったところで、制御部6は着目しているメモリセルMCの保持データを読み出す。
読み出し方法としては、選択ワード線WLに電圧VCGRを供給し、その他の非選択ワード線WLに電圧VREADを供給することで、NANDストリング7に流れる電流量からメモリセルMCの保持データを読み出す。
センスの結果、SENノードの電荷がソース線SLに向かって放電する場合と、電荷が放電せずに電圧VX2付近を維持するいずれかパターンになる。
(1)SENノードの電荷が放電されない場合(パターンA)
選択ワード線WLに接続されたメモリセルMCがオフすれば、NANDストリング7はオフするため、時刻t10において信号XXLをオン状態としても、ノードSENの電圧は電圧VX2付近を維持する。すなわちノードSENは、図4中のパターンAの波形となる。
次いで、時刻t12において制御部6は信号STBの電圧レベルを“H”とし、次いで時刻t13において信号TTLの電圧レベルを“H”とする。
パターンAの場合MOSトランジスタ20はオン状態であるので、LAT_Tの電圧レベルは“H”(V1)からCELSRCへと降下する。
その結果MOSトランジスタ35がオン状態、そしてMOSトランジスタ31がオフ状態となる。
またこの時、INV_T=“H”(電圧V2)であるため、MOSトランジスタ30はオン状態である。
その後、時刻t15において制御部6が電源Dを電圧VSSに遷移させる。つまりTDLがアクティブとなり、INV_T(“H”=V2)とLAT_T(“CELSRC”)との電位差に応じた値がTDLに格納される。
具体的には、MOSトランジスタ30のソース端とゲートとの電位差が大きくなり、LAT_Tの電圧レベルはCELSRCから接地電位(“L”)に向かう(図3中、パターンD)。
その後、時刻16において制御部6は信号TLL、及び信号TLIの電圧レベルをそれぞれ“L”とする。この結果、MOSトランジスタ33がオンとなるため、図3中、パターンDに示すように、INV_Tの電圧レベルは“H”となる。
以上の動作によって、TDLは“0”データを保持する。
(2)SENノードの電荷が放電される場合(パターンC)
これに対して、選択ワード線WLに接続されたメモリセルMCがオンすれば、NANDストリング7はオンし、この結果時刻t10において信号XXLをオンすると図3中、(3)に示すようにSENノードの電圧がソース線SLに向かって放電する。すなわち、図3に示すようにノードSENはパターンCの波形となる。
この結果、ノードSENの下限値は(ソース線SLの電圧値+ビット線BLの電圧振幅)となる。
次いで、時刻t12において制御部6は信号STBの電圧レベルを“H”とし、次いで時刻t13において信号TTLの電圧レベルを“H”とする。
MOSトランジスタ20はオフ状態であるので、この結果LAT_Tの電圧レベルは“H”(V1)を維持する。
従って、MOSトランジスタ35がオフ状態、そしてMOSトランジスタ31がオン状態となる。つまり、INV_Tの電圧レベルが“H”(V2)=>“L”に遷移するため、その結果MOSトランジスタ34がオン状態となり、MOSトランジスタ30はオフする。
その後、時刻t15において制御部6は電源Dを電圧VSSに落とす。つまりTDLがアクティブとなり、INV_T(“L”)とLAT_T(V1)との電位差に応じた値がTDLに格納される。
具体的には、MOSトランジスタ31の電流経路の一端(ソース端)と、“L”に遷移したゲートとの電位差が大きくなるため、MOSトランジスタ31の電流駆動力が大きくなり、図3中、パターンBに示すようにINV_Tは接地電位となる。
次いで、時刻t16において信号TLL、及び信号TLIの電圧レベルをそれぞれ“L”とする。
この結果、MOSトランジスタ32がオン状態となるため、図3中、パターンBに示すようにLAT_Tの電圧レベルは“H”となり、TDLは“1”データを保持する。
[第2の実施形態]
次に、図5、及び図6第2の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置について説明する。
第2の実施形態では、センスアンプ3内に設けられる配線LBUSをキャパシタ素子の容量と見立てて、読み出し動作をするものである。このため、第2の実施形態ではキャパシタ素子21、及びその周辺の複数MOSトランジスタを省略することが出来る。
なお、第2の実施形態では、上述したようにSENノードの機能をMOSトランジスタ28に持たせている。
なお、構成、及び読み出し動作についても、上記第1の実施形態と同じ箇所については説明を省略する。
<センスアンプ3>
第2の実施形態に係るセンスアンプ3は、第1の実施形態に係るセンスアンプ3の構成から複数のMOSトランジスタ及びキャパシタ素子を削除可能な構成を採用する。
具体的には、図2においてMOSトランジスタ16、17、19、及び20、並びにキャパシタ素子20を廃した構成である。
これを図5に示す。
<読み出し動作>
次に図5を用いて読み出し動作について説明する。
なお、制御部6が各信号の電圧レベル、及びそのタイミングを制御する。
図6に示すように、制御部6は時刻t0において電源Dの値をVSSから電圧VDDとする。これにより、INV_T及びLAT_Tの電圧レベルが中間電位(電位が定まらない状態)となる。
その後、制御部6はINV_T及びLAT_Tに充電された電圧をディスチャージする。
更に、制御部6は、時刻t4において信号LPC、信号TTL、及び信号TTIの電圧レベルを“H”とし、MOSトランジスタ36経由で、INV_T及びLAT_Tの電圧レベルを“H”とする(図5中、(1))。
なお、本実施形態においても、信号TTLの電圧レベル(電圧V1)は、信号TTIの電圧レベル(電圧V2)よりも大きいため、電圧レベルはLAT_T>INV_Tである。
次いで、制御部6は、MOSトランジスタ26及び29をオフした後、時刻t7で再度信号LPCの電圧レベルを“H(電圧VDD+VX2)”とする。
これにより、配線LBUSを電圧VX2にチャージする。
すると、時刻t8において、配線LBUSの電位が上昇し、時刻t9で電圧VX2に達する。
次いで、制御部6は時刻t10において信号BLQの電圧レベルを“H”とすることでMOSトランジスタ18をオン状態とし、配線LBUSとビット線BLとを接続する。
センスの結果、配線LBUSの電荷がソース線SLに向かって放電する場合と、電荷が放電せずに電圧VX2付近を維持するいずれかパターンになる。
(1)電荷が放電された場合(パターンC)
配線LBUSの電荷が放電された場合、制御部6が時刻t12で信号LSLの電圧レベルを“H”としても、MOSトランジスタ28はオフ状態であるため、LAT_Tは“H”レベルを維持する。
そして、LAT_Tの電圧レベルはINV_Tの電圧レベルよりも高いことから、MOSトランジスタ31が軽くオン状態となり、これに対してMOSトランジスタ30は軽くオフ状態となっている。
その後、制御部6は時刻t14において電源Dの値をVSSに落とす。これにより、MOSトランジスタ31の電流経路の一端(ソース端)と、ゲートとの電位差が大きくなるため、MOSトランジスタ31の電流駆動力が大きくなり、INV_Tは接地電位となる。すなわち図6においてパターンBの波形を示す。
次いで制御部6は時刻t15において信号TLL及び信号TLIの電圧レベルを“L”とすることで、MOSトランジスタ32及び33をオン状態とする。
すると、MOSトランジスタ34がオン状態であるため、このMOSトランジスタ34及び32を介してLAT_Tに電圧VDDが供給される。すなわち、LAT_Tの電圧レベルは“H”となる。つまり、読み出しの結果、“1”データが格納される。なお、この場合、すなわち図6においてパターンBの波形を示す。
(2)電荷の放電がなかった場合(パターンA)
この場合、MOSトランジスタ28はオン状態であるため、制御部6が時刻t12で信号LSLの電圧レベルを“H”とすると、LAT_Tの電荷がこれらMOSトランジスタ27及び28を介して放電される。なお、ここでMOSトランジスタ28の電流経路の他端の電圧はVSSよりも高い電圧CELSRCとなっている。つまり、LAT_Tの電圧はCELSRC近くまで放電される。
ここで、MOSトランジスタ28の電流経路の他端に電圧CELSRCを供給するのは、MOSトランジスタ28のTrip Pointを擬似的に上昇させる必要があるためである。
またLAT_Tの電圧はCELSRCであるため、MOSトランジスタ31は軽くオフ状態となり、MOSトランジスタ30は軽くオン状態となる。
その後、制御部6は時刻t14において電源Dの電圧レベルを電圧VDDからVSSに落とすことで、MOSトランジスタ30のソース端とゲートとの電位差を大きくする。
この結果、MOSトランジスタ30の電流駆動力が大きくなり、LAT_Tの電圧レベルは接地電位となる。すなわち“L”となり、図6においてパターンDの波形を示す。
その後、制御部6は時刻t15において信号TLL及び信号TLIの電圧レベルを“L”とする。MOSトランジスタ35はオン状態であるため、MOSトランジスタ33をオンとすると、これらMOSトランジスタ33及び35によりINV_Tに電圧VDDが供給される。つまり、INV_Tの電圧レベルが“H”となり、TDLは“0”データを保持することとなる。
<第2の実施形態に係る効果>
第2の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置であると、MOSトランジスタ、及びキャパシタ素子を削減できるため、これらが占めていた体積分だけ回路を縮小させることが出来る。
これは、3つ理由がある。
(1−1)1つ目に、配線LBUSの配線容量をキャパシタ素子21の代わりに使用しているからである。
配線LBUSの配線容量は、キャパシタ素子21の容量に匹敵する値を有する。このため、この配線LUBSに蓄積される電荷の充放電を用いることで、キャパシタ素子21の代用を図る。すなわち、この既存の配線LBUSを有効活用することにより、キャパシタ素子21を廃する事が出来る。
すると、従前キャパシタ素子21の一方の電極にクロックを入れ、ノードSENの電圧を上げることで十分なセンスマージンを取っていたが、キャパシタ素子21を用いないと、従前の手法が使用できなくなる。
そこで、以下(1−2)の手法を採用することで、従前と変わらぬようにノードSENのセンスマージンを上げる事が出来、従前と変わらぬセンスが出来る。それが2つめの理由に相当する。
(1−2)2つ目に、MOSトランジスタ28の電流経路の他端(ソース端)にCELSRC(>VSS)を供給する。
これにより、MOSトランジスタ28がオン、オフするTrip Point(閾値レベル)を相対的に上昇させる事が出来る。センスを行い、配線LBUSに蓄積された電荷が放電された結果、配線LBUSの電圧値は上述の通り(CELSRC+ビット線BLの振幅電圧)付近となる。
すると、MOSトランジスタ28がオン、オフするTrip Point(閾値レベル)をそれに合わせる必要がある。
このように手立てをせずにソース端にVSSを供給したままであると、MOSトランジスタ28のTrip Pointが、トランジスタ自身の閾値分しかないため、そうすると、この閾値よりも常に高い電圧の配線LBUSではメモリセルMCの保持データに拘わらずMOSトランジスタ28は常時オンしてしまう。
これを防止するため、第2の実施形態では、MOSトランジスタ28の電流経路の他端に電圧CELSRCを供給している。
(1−3)3つ目に、配線LBUSに蓄積された電荷を引き抜く機能を、TDLの電源部分(電源D)に持たせている。
第1の実施形態でも説明したが、キャパシタ素子21に入力していたクロック信号を廃しても、TDLでこのような動作を行えば、従前の通りセンスを行うことが出来、また回路規模を縮小することができる効果を奏する。
<変形例>
次に図7、及び図8を用いて第2の実施形態に係る変形例について説明する。
以下説明する変形例では、センスを実行時においてTDL(LAT_T、INV_T、及び電源D)に供給する電圧値、及び供給方法を変更する点で上記実施形態と異なる。
具体的には、2つ違いがあり、
(1)センス時にMOSトランジスタ34、及び35の電流経路の一端に供給する電圧を、電圧VDDから電圧VX2に遷移させたタイミングで、電源Dの電圧値を接地電位(VSS)からCELSRCに遷移させる点、及び
(2)MOSトランジスタ36を経由したINV_T、及びLAT_Tへのプリチャージは行わず、変形例ではINV_Tを“L”の配線LBUSの電位に接地し、LAT_Tの電圧レベルをMOSトランジスタ34、及び32を介して“H”にする点、
で異なる。
なお、センスアンプ3の構成は上記図5と同一であるため説明を省略し、また読み出しについても上記第2の実施形態と同一動作については説明を省略する。
またなお、以下ではMOSトランジスタ34、及び35の電流経路の一端のノードをノードN7とする。後述するが、ノードN7は電圧VDD又は電圧VX2をLAT_TやINV_Tに出力する機能を有する。なお、ノードN7は電圧発生回路5(又は図示せぬ昇圧回路)の出力(供給)端でもよい。
<読み出し動作>
図8では省略するが、まず、制御部6は、時刻t0以前から信号TTIの電圧レベルを“L”とし、ノードN7の値を電圧VDDとする(図7参照)。
次いで、制御部6は信号TTIの電圧レベルを“H”とする。すると、配線LBUSの電圧レベルが“L”であるため、INV_Tの電圧レベルは“L”へと遷移する。
すると、MOSトランジスタ34がオン、30がオフし、またMOSトランジスタ32もオンしているため、時刻t2においてLAT_Tの電圧レベルが“H”(電圧VDD)となる。
ここまでの動作で、INV_Tの電圧レベルが“L”、LAT_Tの電圧レベルが“H”となる。つまり、INV_TとLAT_Tとの間に電位差を設ける。
その後、時刻t1において制御部6は信号LPCの電圧レベルを“H”とする。これにより、時刻t2から配線LBUSの電圧が上昇し、時刻t3においてVX2に達する。
また制御部6は、時刻t3においてノードN7の電位をVDDから電圧VX2に上昇させる。これにより、LAT_Tの電圧レベルがVX2となる。なお、信号TLIの電圧レベルは“L”であるため、INV_Tの電圧レベルは“L”を維持する。
次いで、制御部6は時刻t4において電源Dの電圧レベルを“L”から“H”(CELSRC)に上昇させる。
また制御部6は時刻t6において信号BLQの電圧レベルを“H”とすることでMOSトランジスタ18をオン状態とし、配線LBUSとビット線BLとを接続する。
センスの結果、配線LBUSの電荷がソース線SLに向かって放電する場合と、電荷が放電せずに電圧VX2付近を維持するいずれかパターンがある。
(1)電荷が放電された場合(パターンE)
配線LBUSの電荷が放電された場合、制御部6が時刻t8で信号LSLの電圧レベルを“H”としても、MOSトランジスタ28はオフ状態であるため、LAT_Tは“H”レベルを維持する(パターンG)。
その後、時刻t10、及び時刻t11においてノードN7の電位をVX2=>VDDとし、電源Dの値をCELSRC=>VSSとすることで、LAT_Tの電圧レベルが“H”と確定する。
(2)電荷の放電がなかった場合(パターンF)
この場合、MOSトランジスタ28はオン状態であるため、制御部6が時刻t8で信号LSLの電圧レベルを“H”とすると、LAT_Tの電荷がこれらMOSトランジスタ27及び28を介して放電される。
このようにLAT_Tの電位が放電されることから、制御部6は前もって時刻t8において信号TLLの電圧レベルを“H”とすることでMOSトランジスタ32をオフし、ノードN7から電流がLAT_Tに流れ込む事態を防止する。
なお、ここでMOSトランジスタ28の電流経路の他端の電圧はVSSよりも高い電圧CELSRCとなっている。つまり、LAT_Tの電圧はCELSRC近くまで放電される(パターンH)。
その後、時刻t10、及び時刻t11においてノードN7の電位をVX2=>VDDとし、電源Dの値をCELSRC=>VSSとすることで、LAT_Tの電圧レベルが“L”と確定する。
<変形例に係る効果>
変形例に係る不揮発性半導体記憶装置であると、MOSトランジスタ29のオフ時におけるINV_Tの電圧レベルのぶれを防止することが出来る(効果その1)。
上記第1、及び2の実施形態では、INV_Tをプリチャージする際にMOSトランジスタ29をオンし、その後このMOSトランジスタ29をオフする動作があった。
そして、このMOSトランジスタ29をオフした際、INV_Tの電圧レベルが若干落ちる場合がある。
この場合には、第1、及び第2の実施形態でも、INV_Tがリファレンス電圧として十分機能しない可能性がある。
これに対して、変形例に係る不揮発性半導体記憶装置であると、INV_Tをリファレンス電圧として用いたセンスを行わないため、そもそもINV_Tのプリチャージをする必要がなくなる。
つまり、変形例でのセンスは、MOSトランジスタ29を“L”に落としておき、LAT_Tの電圧レベルが配線LBUSの電圧レベルに応じてどう変化したか、についてセンスする。
このようにINV_Tの電圧レベルは“L”であることから、MOSトランジスタ29をオフした際のINV_Tの電圧レベルのぶれが生じることもなく正確なラッチ動作を実現することが出来る。
なお、LAT_Tの電圧のぶれ防止についても同様である。すなわち、上記第1、第2の実施形態においてLAT_Tを充電した後にMOSトランジスタ26をオフしていた。
このタイミングでLAT_Tの電圧レベルが若干落ちる場合がある。
しかし、変形例に係る不揮発性半導体記憶装置であると、LAT_Tの電圧レベルは、MOSトランジスタ34、及び32経由で充電するため、上記第1、第2の実施形態のような方法でプリチャージをする必要がなくなる。
このように、MOSトランジスタ26をオフした際のLAT_Tの電圧レベルのぶれが生じることがないため、正確なラッチ動作を実現することが出来る。
更に変形例に係る不揮発性半導体記憶装置であると、センス時にTDLが保持していたデータの破壊を防止することが出来る(効果その2)。
これは、TDLを常時アクティブ、すなわちLAT_Tをフローティングとせず、LAT_Tを電気的に所定の配線と接続させていることに起因する。
上記第1、第2の実施形態に係る不揮発性半導体記憶装置であると、ノードN7と電源Dとを同電位としていた。
このためMOSトランジスタ30〜35をオンした場合、INV_T、及びLAT_Tの電位がフローティング状態(例えば、中間電位)になっていたため、センス前に一度TDLをリセットする必要があった。
このため、リセット動作を行う手間と、リセット動作をしないとそれまでTDLが保持していたデータの破壊(例えば“L”データが中間電位)に繋がり、それまで保持していたTDLのデータを用いた演算が出来なくなる問題があった。
しかし、変形例に係る不揮発性半導体記憶装置であると、ノードN7と電源Dとの間に例えばVX2−CELSRCいずれかの電位差を設けているため、センス時にLAT_Tがフローティングとなることはない。
例えば、センスの結果LAT_Tの電圧レベルが“H”(電圧VX2)を維持した場合、MOSトランジスタ31がオンするため、INV_Tの電圧レベルは“L”である。
従って、MOSトランジスタ34はオンし、またこのタイミングでMOSトランジスタ32をオンしているため、LAT_TはノードN7から電圧VX2を供給する。
このため、LAT_Tはフローティングとなることなく、“H”を維持する。
また、例えばセンスの結果LAT_Tの電圧レベルが“L”(CELSRC)に放電した場合、MOSトランジスタ30がオンするため、LAT_Tは電源Dに電気的に接続される。つまり、LAT_Tはフローティングとならない。
なお、センスの結果LAT_Tの電圧レベルが“L”とされるとMOSトランジスタ35がオンし、またこの際MOSトランジスタ33もオンしているため、INV_Tの電圧レベルは“L”から“H”へと遷移することでMOSトランジスタ30がオンする。
このようにLAT_Tがフローティングとならないことから、変形例ではセンス動作のためにTDLのデータを一度リセットする必要がなく、それまでTDLに保持していたデータをそのまま利用できる。
なお、各実施形態において、
(1)読み出し動作では、
Aレベルの読み出し動作に選択されたワード線に印加される電圧は、例えば0V〜0.55Vの間である。これに限定されることなく、0.1V〜0.24V,0.21V〜0.31V,0.31V〜0.4V,0.4V〜0.5V,0.5V〜0.55Vいずれかの間にしてもよい。
Bレベルの読み出し動作に選択されたワード線に印加される電圧は、例えば1.5V〜2.3Vの間である。これに限定されることなく、1.65V〜1.8V,1.8V〜1.95V,1.95V〜2.1V,2.1V〜2.3Vいずれかの間にしてもよい。
Cレベルの読み出し動作に選択されたワード線に印加される電圧は、例えば3.0V〜4.0Vの間である。これに限定されることなく、3.0V〜3.2V,3.2V〜3.4V,3.4V〜3.5V,3.5V〜3.6V,3.6V〜4.0Vいずれかの間にしてもよい。
読み出し動作の時間(tR)としては、例えば25μs〜38μs,38μs〜70μs,70μs〜80μsの間にしてもよい。
(2)書き込み動作は、上述したとおりプログラム動作とベリファイ動作を含む。書き込み動作では、上述した15.0V〜23.0Vの他に下記電圧であってもよい。
具体的には、プログラム動作時に選択されたワード線に最初に印加される電圧は、例えば13.7V〜14.3Vの間である。これに限定されることなく、例えば13.7V〜14.0V,14.0V〜14.6Vいずれかの間としてもよい。
奇数番目のワード線を書き込む際の、選択されたワード線に最初に印加される電圧と、偶数番目のワード線を書き込む際の、選択されたワード線に最初に印加される電圧を変えてもよい。
プログラム動作をISPP方式(Incremental Step Pulse Program)としたとき、ステップアップの電圧として、例えば0.5V程度が挙げられる。
また、非選択のワード線に印加される電圧としては、上述した7.0V〜10.0Vの他に下記電圧であってもよい。
具体的には、非選択のワード線に印加される電圧として例えば6.0V〜7.3Vの間としてもよい。この場合に限定されることなく、例えば7.3V〜8.4Vの間としてもよく、6.0V以下としてもよい。
非選択のワード線が奇数番目のワード線であるか、偶数番目のワード線であるかで、印加するパス電圧を変えてもよい。
書き込み動作の時間(tProg)としては、例えば1700μs〜1800μs,1800μs〜1900μs,1900μs〜2000μsの間にしてもよい。
(3)消去動作では、
半導体基板上部に形成され、かつ、上記メモリセルが上方に配置されたウェルに最初に印加する電圧は、例えば12V〜13.6Vの間である。この場合に限定されることなく、例えば13.6V〜14.8V,14.8V〜19.0V,19.0V〜19.8V,19.8V〜21Vの間であってもよい。
消去動作の時間(tErase)としては、例えば3000μs〜4000μs,4000μs〜5000μs,4000μs〜9000μsの間にしてもよい。
(4)メモリセルの構造は、
半導体基板(シリコン基板)上に膜厚が4〜10nmのトンネル絶縁膜を介して配置された電荷蓄積層を有している。この電荷蓄積層は膜厚が2〜3nmのSiN、またはSiONなどの絶縁膜と膜厚が3〜8nmのポリシリコンとの積層構造にすることができる。また、ポリシリコンにはRuなどの金属が添加されていても良い。電荷蓄積層の上には絶縁膜を有している。この絶縁膜は、例えば、膜厚が3〜10nmの下層High−k膜と膜厚が3〜10nmの上層High−k膜に挟まれた膜厚が4〜10nmのシリコン酸化膜を有している。High−k膜はHfOなどが挙げられる。また、シリコン酸化膜の膜厚はHigh−k膜の膜厚よりも厚くすることができる。絶縁膜上には膜厚が3〜10nmの仕事関数調整用の材料を介して膜厚が30nm〜70nmの制御電極が形成されている。ここで仕事関数調整用の材料はTaOなどの金属酸化膜、TaNなどの金属窒化膜である。制御電極にはWなどを用いることができる。
また、メモリセル間にはエアギャップを形成することができる。
なお、本願発明は上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出されうる。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出されうる。
1…メモリセルアレイ、2…ワード線制御回路、3…センスアンプ、4…カラムデコーダ、5…電圧発生回路、6…制御部。

Claims (8)

  1. メモリセルを含むメモリセルアレイと、
    前記メモリセルからデータを読み出されたデータを保持可能なラッチ部と、前記ラッチ部と前記メモリセルの一端を電気的に接続する配線と、前記ラッチ部の第1端と前記配線との間に電気的に接続される第1トランジスタと、前記ラッチ部の第2端と前記配線との間に電気的に接続される第2トランジスタと、前記配線の電圧値に応じて前記第1端に第1電圧を供給可能な第3トランジスタと、前記第1端に電気的に接続され、且つ第2電圧を出力可能な第1ノードと、前記第1端に電気的に接続され、且つ第3電圧を供給可能な第2ノードとを有するセンスアンプと、
    前記センスアンプを制御する制御部と
    を具備し、
    前記制御部は、前記第1ノード及び前記第2ノードの電位を制御することで、前記ラッチ部の前記データをセンス前において保持可能とし、
    前記配線をディスチャージしたのちに、前記制御部は、前記配線の前記電圧値に応じて前記第3トランジスタを制御し、前記第1端に前記第1電圧を供給し、前記ラッチ部に格納されるデータを確定する
    ことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 前記制御部は、前記第1トランジスタのゲートに前記第1電圧を供給し、前記第2トランジスタに前記第1電圧よりも小さな第2電圧を供給する
    ことを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 前記nチャネル型MOSトランジスタは、
    ゲートが前記第2端に接続され、電流経路の一端が前記第1端に接続された第1n型トランジスタと、
    ゲートが前記第1端に接続され、電流経路の一端が前記第2端に接続された第2n型トランジスタと、
    を含み、
    前記第3トランジスタがオンして前記第1端を前記第1電圧まで放電すると、前記第1端の電位は前記第2端の電位よりも小さくなった結果、前記第2n型トランジスタはオフし、前記第1n型トランジスタはオンすることで、前記データが確定される
    ことを特徴とする請求項2記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 前記nチャネル型MOSトランジスタは、
    ゲートが前記第2端に接続され、電流経路の一端が前記第1端に接続された第1n型トランジスタと、
    ゲートが前記第1端に接続され、電流経路の一端が前記第2端に接続された第2n型トランジスタと、
    を含み、
    前記第3トランジスタをオフさせ、前記第1端を前記第1電圧で維持させると、前記第1電圧は前記第2端の電位よりも大きくなった結果、前記第2n型トランジスタはオンし、前記第1n型トランジスタはオフすることで、前記データが確定される
    ことを特徴とする請求項2記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 前記nチャネル型トランジスタの電流経路の一端には、接地電位とする電源部分が接続される
    ことを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  6. 前記第3トランジスタの電流経路の一端に前記第1電圧を供給することで、前記第3トランジスタがオン・オフするレベルを上昇させる
    ことを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  7. データを保持可能なメモリセルからデータを読み出し、このデータを格納するラッチ部に設けられたnチャネル型MOSトランジスタの電流経路の一端に第1電圧を供給し、前記ラッチ部を無効化することと、
    前記ラッチ部の第1端、及び第2端、並びにこのラッチ部と前記メモリセルの電流経路の一端とを電気的に接続する配線に電圧をプリチャージすることと、
    前記メモリセルが保持する前記データに応じて変化する前記配線の前記電圧に応じて、前記第1端を前記プリチャージの電圧に維持、又は前記プリチャージの電圧からソース線電圧に遷移させることと、
    前記第1電圧を接地電位に遷移させ、nチャネル型トランジスタのゲートとソースとの電位差を広げることで、前記ラッチ部に格納させる前記データを確定させることと
    を具備する不揮発性半導体記憶装置の読み出し方法。
  8. 前記プリチャージにおいて、
    前記第1端及び前記配線に電流経路の一端及び他端が接続される第1トランジスタのゲートに第2電圧を供給することと、
    前記第2端及び前記配線に電流経路の一端及び他端が接続される第2トランジスタのゲートに前記第2電圧よりも小さな第3電圧を供給することと
    を具備することを特徴とする請求項7記載の不揮発性半導体記憶装置の読み出し方法。
JP2014161315A 2014-08-07 2014-08-07 不揮発性半導体記憶装置、及びその読み出し方法 Active JP6290034B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014161315A JP6290034B2 (ja) 2014-08-07 2014-08-07 不揮発性半導体記憶装置、及びその読み出し方法
US14/820,289 US9543029B2 (en) 2014-08-07 2015-08-06 Non-volatile semiconductor memory device and reading method for non-volatile semiconductor memory device that includes charging of data latch input node prior to latching of sensed data

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014161315A JP6290034B2 (ja) 2014-08-07 2014-08-07 不揮発性半導体記憶装置、及びその読み出し方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016038925A true JP2016038925A (ja) 2016-03-22
JP6290034B2 JP6290034B2 (ja) 2018-03-07

Family

ID=55267904

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014161315A Active JP6290034B2 (ja) 2014-08-07 2014-08-07 不揮発性半導体記憶装置、及びその読み出し方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9543029B2 (ja)
JP (1) JP6290034B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102396116B1 (ko) * 2015-09-25 2022-05-10 에스케이하이닉스 주식회사 반도체 메모리 장치

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012069182A (ja) * 2010-09-21 2012-04-05 Toshiba Corp 半導体記憶装置
JP2012169002A (ja) * 2011-02-14 2012-09-06 Toshiba Corp 半導体記憶装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3863330B2 (ja) * 1999-09-28 2006-12-27 株式会社東芝 不揮発性半導体メモリ
JP4287235B2 (ja) * 2003-10-09 2009-07-01 株式会社東芝 不揮発性半導体記憶装置
JP2014099228A (ja) 2012-11-14 2014-05-29 Renesas Electronics Corp 半導体装置及びセンスアンプ回路の制御方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012069182A (ja) * 2010-09-21 2012-04-05 Toshiba Corp 半導体記憶装置
JP2012169002A (ja) * 2011-02-14 2012-09-06 Toshiba Corp 半導体記憶装置

Also Published As

Publication number Publication date
US9543029B2 (en) 2017-01-10
JP6290034B2 (ja) 2018-03-07
US20160042798A1 (en) 2016-02-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10672487B2 (en) Semiconductor memory device
US11651817B2 (en) Semiconductor memory device
KR101718153B1 (ko) Nand형 플래시 메모리의 독출 방법 및 nand형 플래시 메모리
TWI529718B (zh) A semiconductor memory device, and a method of controlling a readout operation in a semiconductor memory device
TWI604454B (zh) Semiconductor memory device
JP2017224374A (ja) 半導体記憶装置
JP5946483B2 (ja) カレントセンシング
JP2019053796A (ja) 半導体記憶装置
JP2011065693A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JP6313244B2 (ja) 半導体記憶装置
JP2018125052A (ja) 半導体記憶装置
CN111081300A (zh) 半导体存储装置以及控制半导体存储装置的方法
JP5883494B1 (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JP2011181157A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
US10014064B2 (en) Non-volatile semiconductor storage device
JP6437421B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JP6290034B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置、及びその読み出し方法
JP2013232264A (ja) 半導体記憶装置及びその読み出し方法
JP2013225363A (ja) 半導体記憶装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160901

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20170525

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170630

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170711

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170908

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180109

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180207

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6290034

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350