JP2013225363A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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義彦 鎌田
Koji Tabata
浩司 田畑
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Abstract

【課題】ソースノードの電位のオーバーシュートを抑制させつつ、充電を加速可能な半導体記憶装置を提供すること。
【解決手段】ウェル上のメモリセルが直列接続され、ソースが接続されたNANDストリングを含む、第1、第2ブロックが配置されたアレイ(7)と、前記ソースと接続された第1ノード(CELSRC)を有し、前記ソース及び前記ウェルの電位を充放電するソース線ドライバ(7)と、第1ノード(CELSRC)の充放電を制御する電圧制御回路(61、62、63)とを具備し、前記電圧制御回路は、読み出し動作の際、前記ウェルの電位を昇圧し、第1規定値よりを超えたことを検知すると前記ソース及び前記ウェルへの昇圧を停止する昇圧部(62、63)と、ソースの電位が第2規定値を超えると前記第1ノード(CELSRC)の電位を放電するよう制御するプルダウンドライバ(61)と、を備える。
【選択図】図4

Description

実施形態は、例えば充電を加速可能な半導体記憶装置に関する。
メモリセルは、2値のデータを保持することが出来、電荷蓄積層に電荷を蓄積すると“0”データを保持し、この電荷が電荷蓄積層から抜けると閾値分布は負側に位置し、“1”データ、すなわち消去状態とされる。このメモリセルの負側に位置する閾値を読み出す際、ゲートよりもソースに印加する電圧を大きくしてデータを読み出す方法がある。
特表2006−500729号公報
本実施形態は、ソースノードの電位のオーバーシュートを抑制させつつ、充電を加速可能な半導体記憶装置を提供する。
実施形態に係る半導体装置によれば、ウェル上に形成された複数のメモリセルが直列接続され、各々のソースが共通接続された複数のNANDストリングを含む、データの消去単位である第1ブロック及び第2ブロックが第1方向に配置されたメモリセルアレイと、前記ソースと接続された第1ノードを有し、この第1ノードを介して前記ソース及び前記ウェルの電位をそれぞれ充放電するソース線ドライバと、第1ノードの充放電を制御する電圧制御回路とを具備し、前記電圧制御回路は、読み出し動作の際、前記第1ノードを介して前記ウェルの電位を昇圧し、このウェルの電位が第1規定値よりを超えたことを検知すると前記ソース及び前記ウェルへの昇圧を停止する昇圧部と、前記ソースの電位を検知し、このソースの電位が第2規定値を超えると前記第1ノードの電位を放電するよう制御するプルダウンドライバと、を備える。
第1実施形態に係る半導体記憶装置の全体構成例。 第1実施形態に係るメモリセルの閾値分布。 第1実施形態に係るセンスアンプの構成例。 第1実施形態に係る制御部、ソース線ドライバの構成、並びにこれら制御部、ソース線ドライバ、及びセンスアンプの接続を示した概念図。 第1実施形態に係る読み出し動作を示したタイムチャート。 第2実施形態に係る制御部の構成例。 第2実施形態に係る読み出し動作を示したタイムチャート。 第3実施形態に係る制御部の構成例。 第4実施形態に係る制御部の構成例。 第4実施形態に係るIBLC_ACC及びBLDRの構成例、並びにこれらIBLC_ACC及びBLDRの接続関係を示した概念図。 第4実施形態に係る読み出し動作を示したタイムチャート。
以下、本実施形態につき図面を参照して説明する。この説明に際し、全図にわたり、共通する部分には共通する参照符号を付す。ただし、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。又、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
[第1の実施形態]
本実施形態に係る半導体記憶装置は、メモリセルMCが形成されるウェル電位を検知することで、CELSRCの電位を最適な速度で加速するものである。以下、図1〜図5を用いて説明する。なお、CELSRCとは、後述する複数のNANDストリングが共通接続されるソース線SLのノードに相当し、このノードの電位を電圧CELSRCとも表現することがある。
1.全体構成例
図1を用いて全体構成例について説明する。図1はNAND型フラッシュメモリを一例として示したブロック図である。図示するように、NAND型フラッシュメモリはメモリセルアレイ1、ロウデコーダ2、データ入出力回路3、電圧発生回路4、センスアンプ5、制御部6、及びソース線ドライバ7を備える。
1−1.メモリセルアレイ1
メモリセルアレイ1は、複数の不揮発性のメモリセルMCを含んだブロックBLK0乃至BLKsを備える(sは自然数)。ブロックBLK0乃至BLKsの各々は、不揮発性のメモリセルMCが直列接続された複数のNANDストリング10を備えている。NANDストリング10の各々は、例えば64個のメモリセルMCと、選択トランジスタST1、ST2とを含んでいる。
メモリセルMCは、2値以上のデータを保持可能とする。このメモリセルMCの構造は、p型半導体基板上にゲート絶縁膜を介在して形成された浮遊ゲート(電荷導電層)と、浮遊ゲート上にゲート間絶縁膜を介在して形成された制御ゲートとを含んだFG構造である。なお、メモリセルMCの構造は、MONOS型であっても良い。MONOS型とは、半導体基板上にゲート絶縁膜を介在して形成された電荷蓄積層(例えば絶縁膜)と、電荷蓄積層上に形成され、電荷蓄積層より誘電率の高い絶縁膜(以下、ブロック層と呼ぶ)と、更にブロック層上に形成された制御ゲートとを有した構造である。
メモリセルMCの制御ゲートはワード線WLに電気的に接続され、ドレインはビット線BLに電気的に接続され、ソースはソース線SLに電気的に接続されている。またメモリセルMCは、nチャネル型MOSトランジスタである。なお、メモリセルMCの個数は64個に限られず、128個や256個、512個等であってもよく、その数は限定されるものではない。
またメモリセルMCは、隣接するもの同士でソース、ドレインを共有している。そして、選択トランジスタST1、ST2間に、その電流経路が直列接続されるようにして配置されている。直列接続されたメモリセルMCの一端側のドレイン領域は選択トランジスタST1のソース領域に接続され、他端側のソース領域は選択トランジスタST2のドレイン領域に接続されている。
同一行にあるメモリセルMCの制御ゲートはワード線WL0〜WL63のいずれかに共通接続され、同一行にあるメモリセルMCの選択トランジスタST1、ST2のゲート電極は、それぞれセレクトゲート線SGD1、SGS1に共通接続されている。なお説明の簡単化のため、以下ではワード線WL0〜WL63を区別しない場合には、単にワード線WLと呼ぶことがある。また、メモリセルアレイ1において同一列にある選択トランジスタST1のドレインは、いずれかのビット線BL0〜BLnに共通接続される。以下、ビット線BL0〜BLnについても、これらを区別しない場合には一括してビット線BLと呼ぶ(n:自然数)。選択トランジスタST2のソースはソース線SLに共通接続される。
また、同一のワード線WLに接続された複数のメモリセルMCには一括してデータが書き込まれ、この単位をページと呼ぶ。更に、複数のメモリセルMCはブロックBLK単位で一括してデータが消去される。
1−2.メモリセルMCの閾値分布
図2を用いて上記メモリセルMCの閾値分布について説明する。図2は、横軸に閾値分布(電圧)をとり、縦軸にメモリセルMCの数を示したグラフである。図示するように、各々のメモリセルMCは、例えば2値(2-levels)のデータ(1ビットデータ:閾値電圧Vthの低い順に“1”、及び“0”の2種のデータ)を保持できる。また、メモリセルMCは、消去状態において、“1”データ(例えば負電圧)を保持する。電荷蓄積層に電荷を注入することによって正の閾値電圧に設定される。
1−3.ロウデコーダ2
図1に戻って、周辺回路について説明する。
ロウデコーダ2は、例えば読み出し動作時において制御部6から与えられるブロック選択信号をデコードし、その結果に基づいてブロックBLKを選択する。次いで、選択したブロックBLK内の各ワード線WLに対し、電圧発生回路4から供給された読み出し電圧を転送する。具体的には、ロウデコーダ2は、読み出し電圧として、読み出し対象のメモリセルMCに選択読み出し電圧(以下、Vcgr)を転送し、それ以外のメモリセルMCに非選択読み出し電圧(以下、電圧Vread)を転送する。
1−4.データ入出力回路3
データ入出力回路3は、図示せぬI/O端子を介してホスト(host)から供給されたアドレス及びコマンドを制御部6へ出力する。またデータ入出力回路3は、書き込みデータを、データ線Dlineを介してセンスアンプ5へと出力する。読み出しデータをホストへ出力する際は、制御部6の制御に基づきセンスアンプ5が読み出したデータをデータ線Dlineを介して受け取り、次いでI/O端子を介してホストへ出力する。
1−5.電圧発生回路4
電圧発生回路4は、外部電圧(電圧Vcc、例えば1.8V)を受け、制御部6に従って所定の電圧を発生する。具体的には、読み出し電圧Vcgr、電圧Vread、消去電圧Veraなどを生成・供給し、また外部電圧をそのまま内部電圧VDDとして各構成に供給する。これら生成された電圧のうち読み出し電圧Vcgr、電圧Vread、消去電圧Veraなどは、ロウデコータ2を介して、ワード線WLに転送され、電圧VDDは後述するソース線SLドライバ7に供給される。なお、後述する第4の実施形態における電圧発生回路4は、外部電圧Vccに基づき、電圧VX2を生成する構成を備える。
1−6.センスアンプ5
センスアンプ5は、データ入出力回路3から転送された書き込みデータをビット線BLを介してメモリセルMCに書き込み、またメモリセルMCから読み出したデータをデータ入出力回路3に転送する。また、後述するセンスアンプ5の動作は、制御部6によって制御される。つまり、センスアンプ5を構成するMOSトランジスタのオン・オフは、制御部6によって制御される。以下、図3を用いてセンスアンプ5の詳細な構成について説明する。
1−6−1.構成例
図3に示すようにセンスアンプ5は、nチャネル型MOSトランジスタ20〜23、25、26、及び28〜39、pチャネル型MOSトランジスタ24、及び40〜43、並びにキャパシタ素子27を備える。なお、以下ではMOSトランジスタの閾値電位VthにそのMOSトランジスタの参照符号を付すことでMOSトランジスタの閾値電位を表す。例えば、MOSトランジスタ22の閾値電位はVth22とする。
MOSトランジスタ20の電流経路の一端はビット線BLに接続され、他端はノードN1に接続され、ゲートには信号BLSが供給される。信号BLSは、読み出し動作、書き込み動作の際、“H”レベルとされ、ビット線BLとセンスアンプ5とを接続可能とする信号である。
MOSトランジスタ21の電流経路の一端はノードN1に接続され、他端は接地(電圧VLSA)され、ゲートには信号BLVが供給される。MOSトランジスタ22の電流経路の一端はノードN1に接続され、他端はSCOMに接続され、ゲートには信号BLCが供給される。信号BLCとはビット線BLを所定の電位にクランプするための信号である。仮にMOSトランジスタ22に信号BLC=電圧(Vblc+CELSRC+Vth22)が与えられると、ビット線BLの電位は、電圧(Vblc+CELSRC)となる。なお、電圧CELSRCとは、読み出し時に後述するソース線SLに供給される電圧である。
MOSトランジスタ23の電流経路の一端はSCOMに接続され、他端はMOSトランジスタ24の一端に接続され、ゲートには信号BLX=電圧(Vblc+CELSRC+Vth23+BLC2BLX)が供給される。電圧BLC2BLXとは、電圧VDDをSCOMに転送するためのガードバンド電圧であり、MOSトランジスタ23の電流駆動力をMOSトランジスタ22のよりも上げるための電圧である。
MOSトランジスタ24の電流経路の他端には電圧VHSA(=電圧VDD)が供給され、ゲートには信号INVが供給される。なお、このMOSトランジスタ24は省略しても良い。
MOSトランジスタ25の電流経路の一端は、ノードSCOMに接続され、他端はSEN(検知部)に接続され、ゲートには信号XXL=電圧(Vblc+CELSRC+Vth25+BLC2BLX+BLX2XXL)が供給される。なお、MOSトランジスタ25のゲートには、MOSトランジスタ23よりも電圧BLX2XXLだけ大きな電圧が供給される。ここで、電圧BLX2XXLとは、SENに蓄積された電荷をSCOMに転送するためのガードバンド電圧である。
ここで、信号BLC、信号BLX、及び信号XXLの間には、信号BLC<信号BLX<信号XXLなる電圧関係が成り立つ。つまり、MOSトランジスタ23よりもMOSトランジスタ25の電流駆動力の方が大きい。これは、“1”データをセンスする際、MOSトランジスタ23が流す電流よりもMOSトランジスタ25が流す電流を大きくすることで、ノードSENの電位を優先的にビット線BLに流すためである。
なお、信号BLC、信号BLX、及び信号XXLに電圧CELSRCを加算するのは、ソースSLの電位を電圧CELSRCに上昇させた場合であっても、対応するMOSトランジスタ22、23、及び25におけるゲート−ソース間の電位、すなわちVgsの値を維持させるためである。以下、具体的に述べる。
読み出し時、ソースSLに電圧CELSRCを供給した場合であって、NANDストリング10が導通(読み出し対象とされるメモリセルMCがオン)した場合、ビット線BLの電位は電圧CELSRCとされる。つまり、ソースSLに電圧VSS(0V)を供給した場合に比べ、ビット線BLの電位が電圧CELSRC分上昇する。
この結果、例えば信号BLC=(Vblc+Vth22)であって、ソース電位が電圧CELSRCであると、ソースSLに電圧VSS(0V)を供給した場合に比べ、MOSトランジスタ22のVgsの値がCELSRC分減少してしまう。このように、ソースSLに印加する電圧に応じてVgsの値が変化することを防止するため、信号BLCの値には電圧CELSRCを加算する。なお、信号BLX、及び信号XXLについても同様の理由である。
引き続き、構成について説明する。MOSトランジスタ26の電流経路の一端はSCOMに接続され、他端は接地(電圧SRCGND)され、ゲートには信号INVが供給される。またキャパシタ素子27の一方の電極には、ノードN2でクロックCLK(=電圧(Vblc+BLC2BLX))が供給され、他方の電極はノードSENに接続される。このクロックCLKは、ノードSENの電位をブーストするための機能を有する。MOSトランジスタ28の電流経路の一端はノードN2に接続され、ゲートには信号SENが供給される。つまり、このノードSENの電位に応じてMOSトランジスタ28がオン・オフする。MOSトランジスタ29の電流経路の一端は、MOSトランジスタ28の他端と接続され、電流経路の他端はノードN3に接続され、ゲートには信号STBが供給される。MOSトランジスタ30の電流経路の一端はノードSENに接続され、電流経路の他端はノードN3に接続され、ゲートには信号BLQ=電圧(VDD+Vth30+Vα)が供給される。ここで、Vαとは、後述するMOSトランジスタ34から転送される電圧VDDを確実にノードSENに転送するために追加された電圧(ガードバンド電圧)である。
MOSトランジスタ31の電流経路の一端はノードSENに接続され、ゲートには信号LSLが供給される。またMOSトランジスタ32の電流経路の一端は、MOSトランジスタ31の電流経路の他端に接続され、電流経路の他端は、接地(電圧VLSA)され、ゲートはノードN3に接続される。これらMOSトランジスタ31及び32は、データを演算するためのトランジスタである。
MOSトランジスタ33の電流経路の一端はノードN3に接続され、他端はノードLAT_Sに接続され、ゲートには信号STLが供給される。この信号STLは制御部6から供給される。すなわち、制御部6によって、MOSトランジスタ33はオン又はオフとされる。
また、MOSトランジスタ34の電流経路の一端には電圧VDDが供給され、電流経路の他端はMOSトランジスタ35の電流経路の他端と接続される。MOSトランジスタ35の電流経路の一端はMOSトランジスタ34の電流経路の他端と接続され、電流経路の他端はMOSトランジスタ36の電流経路の一端とノードN3で接続され、ゲートには信号LPCが供給される。この信号LPCは制御部6から供給される。すなわち、制御部6によって、MOSトランジスタ35はオン又はオフとされる。
MOSトランジスタ36の電流経路の一端はノードN3に接続され、電流経路の他端はDBUS(必要に応じて接地電位)に接続され、ゲートには信号DSWが供給される。この信号DSWは制御部6から供給される。すなわち、制御部6によって、MOSトランジスタ36はオン又はオフとされる。
なお、ノードN3が接続される配線をLBUSと呼ぶこともある。なお、MOSトランジスタ34の電流経路の一端に供給される電圧VDDは、電圧発生回路4から転送された電圧である。読み出し時、MOSトランジスタ34、35、及び30を介してSENにこの電圧VDDを供給することでチャージシェアの準備をする。
MOSトランジスタ37の電流経路の一端はノードLAT_Sに接続され、電流経路の他端は接地され、ゲートはノードINV_Sが接続される。MOSトランジスタ38の電流経路の一端はノードINV_Sに接続され、電流経路の他端は接地され、ゲートはノードLAT_Sに接続される。MOSトランジスタ39の電流経路の一端はノードINV_Sに接続され、電流経路の他端はノードN4に接続され、ゲートには信号STIが供給される。MOSトランジスタ40の電流経路の一端には電圧VDDが供給され、ゲートには信号SLLが供給される。MOSトランジスタ41の電流経路の一端はMOSトランジスタ40の電流経路の他端と接続され、電流経路の他端はノードLAT_Sに接続され、ゲートはノードINV_Sに接続される。MOSトランジスタ42の電流経路の一端には電圧VDDが供給され、ゲートには信号SLIが供給される。MOSトランジスタ43の電流経路の一端は、MOSトランジスタ42の電流経路の他端と接続され、電流経路の他端はノードINV_Sに接続され、ゲートはノードLAT_Sに接続される。つまり、MOSトランジスタ37、38、41、及び43でラッチ回路SDLを構成し、このラッチ回路SDLはノードLAT_Sのデータを保持する。
1−7.制御部6
図1に戻って説明を続ける。制御部6は、NAND型フラッシュメモリ全体の動作を制御する。すなわち、データ入出力回路3を介して、図示せぬホストから与えられた上記アドレス、及びコマンドに基づいて、データの書き込み動作、読み出し動作、及び消去動作における動作シーケンスを実行する。具体的には、データの読み出し時に、ウェルやソース線SLの電圧を検知し、ソース線SLドライバ7を構成する各トランジスタへの信号供給タイミングなどを制御する。
また、制御部6はアドレス及び動作シーケンスに基づき、ブロック選択信号/カラム選択信号を生成する。例えば読み出し時及び書き込み時において制御部6は、このブロック選択信号をロウデコーダ2に出力し、カラム選択信号をセンスアンプ5に出力する。カラム選択信号とは、センスアンプ5のカラム方向を選択する信号である。
なお構成については後述するが、制御部6は、電圧制御回路6−1を備える。この電圧制御回路6−1はウェルやソース線SLの電位を充放電し、またこれらウェルやソース線SLの電位を検知する機能を有する。電圧制御回路6−1の制御についてもこの制御部6によって行われる。
次に、図4を用いて電圧制御回路6−1及びソース線SLドライバ7の詳細な構成を述べつつ、電圧制御回路6−1及びソース線SLドライバ7及びセンスアンプ5の接続関係について説明する。
1−8.電圧制御回路6−1及びソース線SLドライバ7の詳細な構成、並びにこれら電圧制御回路6−1及びソース線SLドライバ7及びセンスアンプ5の接続を示した概念図
まず、図4にメモリセルアレイ1の一部、ソース線SLドライバ7、及び電圧制御回路6−1の構成を示す。
1−8−1.ソース線SLドライバ7
本実施形態に係るソース線ドライバ7は、データの読み出し時においてソース線SLの電位、すなわちCELSRCの電圧を昇圧又は放電する機能を有する。図示するように、ソース線SLドライバ7は、nチャネル型MOSトランジスタ51〜55を備える。MOSトランジスタ51の電流経路の一端は、ノードN1(CELSRC)でソース線SLに接続され、他端は接地され、ゲートにはSRCAMP_PD61が出力する信号GSRCDRVが供給される。MOSトランジスタ52の電流経路の一端は、ノードN1に接続され、他端はノードN2(CPWELL)に接続され、ゲートには信号S1が供給される。なお、ノードN1における電位をVCELとする。
MOSトランジスタ53の電流経路の一端は、ノードN2(CPWELL)に接続され、他端は接地され、ゲートには信号S2が供給される。なお、ノードN2における電位をVCPとする。
MOSトランジスタ54の電流経路の一端はノードN1に接続され、他端はノードN3(SRCGND)に接続され、ゲートには信号S3が供給される。また、MOSトランジスタ55の電流経路の一端はノードN3に接続され、他端は接地され、ゲートには信号S4が供給される。なお、SRCGNDの電位をVSRCとする。
ここで、上記信号S1〜S4は制御部6から供給される。すなわち、制御部6によって、MOSトランジスタ52〜54がオン又はオフとされる。
1−8−2.電圧制御回路6−1
図4に示すように、第1の実施形態に係る電圧制御回路6−1は、SRCAMP_PD61、SRCBOOT62、SRCRPE63、SRCKEEP64、SRCDTCT65、SRCBOOT_ACC66、BLDR67、及びDREFF68を備える。
本実施形態におけるSRCAMP_PD61は、ブロックBLKs(sは、例えば1023)に配置されるソース線SLの電位(以下、電圧SRC_MON_T)とVREF_SRCとを比較し、MOSトランジスタ51の放電能力を調整するための信号GSRCDRVを出力する。SRCAMP_PD61は、読み出し時にCELSRCに与えたい電位をVREF_SRCにほぼ等しくする機能を有する。つまり、例えば、電圧SRC_MON_TがVREF_SRCを超えると、SRCAMP_PD61は、“L”レベルの信号GSRCDRVを出力し、CELSRCにおける電位を放電させる。ここでVREF_SRCとは、読み出し時にCELSRCに与えたい電圧と同値である。なお、SRCAMP_PD61は、ブロックBLK0に配置されるソース線SLの電位(以下、電圧SRC_MON_B)とVREF_SRCとを比較する機能も有するが、本実施形態ではこの機能を用いないため説明を省略する。
SRCBOOT62の出力は、ノードN3に接続される。このSRCBOOT62は、上述した電圧制御回路4から供給された電圧VDDに基づいて、電圧V1(例えば、1V)を生成し、ノードN3及びMOSトランジスタ54を介してCELSRCの電位を、例えば1.0V程度に昇圧する。
SRCPRE63の出力は、ノードN1に接続される。このSRCPRE63は、上記SRCBOOT62と同様、電圧制御回路4から供給された電圧VDDに基づいて、CELSRCの電位を、例えば1.0V程度に昇圧する。
SRCKEEP64の出力は、ノードN3に接続される。このSRCKEEP64は、電圧発生回路4から供給される電圧VDDに基づいてCELSRCを所定の電圧に保つ機能を有する。例えば、メモリセルMCの負側のデータを読み出すため、このメモリセルMCのソースに供給する電圧(1.0V程度)である。
本実施形態におけるSRCDTCT65は、ノードN2の電位を検知し、検知の結果ノードN2の電位が所定の電圧を超えると、SRCBOOT62の出力を“L”レベルにするよう制御する。すなわち、ノードN2の電圧のオーバーシュートを検知すると、SRCBOOT62による昇圧を停止させる。以下、ノードN2の電位を検知する理由を述べる。それは、例えばSRCDTCT65が、ノードN1の電位を検知する場合、SRCBOOT62、SECPRE63による充電経路は、ノードN1、MOSトランジスタ52、ノードN2の順である。このため、例えばノードN1の電位が所定値を超えたとしても、ノードN2の電位も所定値を超えているとは限らない。実際、SRCBOOT62、SRCPRE63の出力を停止すると、MOSトランジスタ52がオン状態のままでノードN1、ノードN2間でチャージシェアが生じてしまい、せっかく所定の電圧まで上昇したノードN1の電位が下降してしまう。このため、ノードN2の電位を基準に考える。つまり、ノードN2の電位を基準に考えれば、例えチャージシェアが生じても、ノードN1が所定値以下とはならない。このように、本実施形態では、ノードN2の電位を検知する。
SRCBOOT_ACC66は、上記SRCPRE63が出力する電圧の速度、すなわち昇圧速度を加速させる。このSRCBOOT_ACC66も、SRCDTCT65と同様、N2(CPWELL)の電位が所定の電位に達した時点で、SRCPRE63の出力を“L”レベルとするよう制御する。
BLDR67は、例えば読み出し時において、信号BLC、信号BLX、及び信号XXLの信号レベルを制御する。具体的には、例えば読み出し時において、これら信号BLC、信号BLX、及び信号XXLを“H”レベルとして、ビット線BLをプリチャージする。DREFF68は、BLDR67を駆動する機能を有する。
なお、図4において、ブロックBLK0におけるソース線SLのノードをSRC_MON_Bとし、ブロックBLKsにおけるソース線SLのノードをSRC_MON_Tとする。このSRC_MON_BからノードN1までの配線の距離をL1(配線容量C1)とし、SRC_MON_TからノードN1までの配線の距離をL2(>L1、配線容量C2>C1)とする。すなわち、ブロックBLK0はソース線SLドライバ5の近くに位置し、このブロックBLK0のソースSL側から、ブロックBLK1023のソース線SLに向かって電圧が供給されることになる。
3.読み出し動作
次に、図5を用いて読み出し動作時におけるノードN1(CELSRC)、ノードN2(CPWELL)、ノードN3(SRCGND)、ビット線BL、信号BLC、信号BLXの信号レベル、電流IBLC、信号GSRCDRV、及び信号S1〜S4のタイムチャートについて説明する。ここで、電圧IBLCとは、MOSトランジスタ22、23、及び25に供給される電圧を示す。
図5に示すように、時刻t0において制御部6によって信号S2、S4をそれぞれ“H”レベルとし、MOSトランジスタ53、55をそれぞれオン状態とする。これにより、ノードN2、及びN3の電位をリセット(接地電位)とする。これは、昇圧された例えばノードN2の電位を検知する必要がため、予め接地電位にしておく。
また、同時刻t0において、DREFF68によってBLDR67が電圧IBLCをセンスアンプ5に出力する。これに応じて、センスアンプ5内のMOSトランジスタ22、22、及び25によるビット線BLへのプリチャージが開始される。すなわち、時刻t1において信号BLC及び信号BLXが立ち上がり、次いでMOSトランジスタ22、23、及び25によってビット線BLの電位が上昇する。
更に時刻t1において、SRCBOOT62及びSRCPRE63が所定の電圧を出力する。これにより、時刻t1においてノードN1、及びノードN3の電位が上昇する。
次いで時刻t2において、制御部6によって信号S1及びS3をそれぞれ“H”レベルとする。すなわち、MOSトランジスタ52及び54をそれぞれオン状態とし、ノード1〜ノードN3を導通させる。
従って時刻t2においてMOSトランジスタ54及び52を介してノードN2の電圧が上昇する。なお、ここでは図示しないが、時刻t0以降SRCKEEP64はノードN3に微少電流を供給し続けている。
その後、時刻t3でノードN1の電位は所定の値(例えば1V)を超え、次いで時刻t4でノード2(CPWELL)の電位も所定の値(例えば1V)を超える。
また、時刻t3においてノードN1の電位が所定の値を超えたため、SRCAMP_PD61によって信号GSRCDRVが立ち上がる。すなわち、MOSトランジスタ51がオン状態とされ、上昇したノードN1の電位が放電される。なお、時刻t4においてノードN2の値が所定値よりを超えるため、SRCDRCR65によって、SRCBOOT62及びSRCPRE63の出力が停止する。
その後、CELSRCの電位はオーバーシュートを続け、時刻t4でその頂点に達し、時刻t5以降一定の安定した電圧とされる。次いで、ビット線BLもオーバーシュートした後、時刻t6以降一定の電圧とされる。
また、時刻t7において信号S1及びS3が“L”レベルとされると、ノードN2、及びノードN3の電位がゼロ電位へと下降する。
<第1の実施形態の効果>
第1の実施形態に係る半導体記憶装置であると、(1)及び(2)の効果を奏することが出来る。
(1)素早くノードN1の電位を上昇させることが出来る。
すなわち、第1の実施形態に係る半導体記憶装置であると、SRCBOOT62に加え、SRCPRE63を具備する。つまり、これらSRCBOOT62及びSRCPRE63の出力により電流駆動力を上昇させることで、ノードN1の電位を素早く上昇させることが出来る。
(2)ノードN1の電位を素早く設定電位に収束させることが出来る。
すなわち、第1の実施形態に係る半導体記憶装置であると、SRCDTCT65はノードN2の電位を検知する構成を具備する。以下、第1の実施形態に係る構成における効果について比較例を挙げて説明する。上述したように、仮にSRCDTCT65がノードN1の電位を検知する構成であった場合、このSRCDTCT65は、ノードN1が所定値をオーバーシュートした後にSRCBOOT62の出力を“L”レベルとするよう制御する。すると、ノードN2は、このMOSトランジスタ52を介してノードN1から転送されるため、ノードN1のオーバーシュートした際、ノードN2(CELSRC)の電位は若干ノードN1の電位よりも小さくなる。つまり、ノードN1の電位を基準にしてSRCBOOT62の出力を制御すると、このSRCBOOT62の出力を停止した後、ノードN1とノードN2との電位差によって、これらノード間でチャージシェアが生じてしまう。すなわち、ノードN1の電位が所定値に達した後、下降してしまう。そして、SRCBOOT62の出力が停止した後、このノードN1を一定電位とするよう、SRCKEEP64が定電流を流すが、微少であるため、所定値に達するまでに時間を要する。すなわち、ノードN1の電位は、複数回の上昇と下降を繰り返しながら一定の電圧に収束する。
これに対し、第1の実施形態に係る構成によれば、オーバーシュートはしてしまうが、その回数は一度で済む。つまり、ノードN1の電位がオーバーシュートした後、所定値に達するまでの時間は、比較例で挙げた構成よりも短くて済む。すなわち、読み出し動作において素早い動作を実現することが出来る。例えば、1Gbitのメモリ容量を搭載する半導体記憶装置の場合、比較例で20μsであった読み出し時間を、本実施形態であると1μs程度短縮することが出来る。
[第2の実施形態]
次に、図6及び図7を用いて第2の実施形態について説明する。第2の実施形態に係る構成は、制御部6において、更にGSRC_ACC69を備える点で上記第1の実施形態と異なる。なお、GSRC_ACC69の動作も制御部6によって制御される。
1.構成例
図6に電圧制御回路6−1の構成を示す。GSRC_ACC69は、SRCAMP_PD61の出力を制御する。具体的には、GSRC_ACC69によってMOSトランジスタ51を前倒ししてゆっくりオン状態とするようSRCAMP_PD61の出力を制御する。つまり、ノードN1の電位がオーバーシュートした後、MOSトランジスタ51をオン状態とするのではなく、このノードN1の電位がオーバーシュートする前から、MOSトランジスタ51をゆっくりとオン状態へと遷移させる。具体的には、SRCBOOT62及びSRCPRE63がオン状態とされたタイミングで、MOSトランジスタ51がオン状態に遷移出来るようこのSRCAMP_PD61の出力を制御する。
2.読み出し動作
次に、図7を用いて読み出し動作について説明する。第2の実施形態に係る読み出し動作では、上記第1の実施形態と信号GSRCDRVの出力が異なる。以下、この信号GSRCDRVの出力についてのみ説明する。
図7に示すように、時刻t1においてGSRC_ACC69によって信号GSRCDRVの出力を立ち上げ、その後時刻t3まで定常状態を維持した後、“H”レベルに相当する電位まで上昇させる。この様にして、ノードN1、ノードN2の電位がオーバーシュートする前からMOSトランジスタ51をゆっくりオン状態へと遷移させる。このため、ノードN1、ノードN2の電位が一度オーバーシュートした後、時刻t5´(<t5)で所定値に安定する。
<第2の実施形態に係る効果>
第2の実施形態に係る半導体記憶装置であると、(1)に加え、以下(3)の効果を奏することが出来る。
(3)更に、ノードN1の電位を素早く設定電位に収束させることが出来る。
第2の実施形態に係る構成であると、上述したように、GSRC_ACC69を更に具備する。このGSRC_ACC69によってSRCAMP_ACC71の出力を制御することが出来る。つまり、ノードN1、ノードN2の電位がオーバーシュートする前から、具体的にはSRCBOOT62及びSRCPRE63がオン状態とされた時から、MOSトランジスタ51をゆっくりオン状態へと遷移させるよう、このSRCAMP_ACC71の出力を制御することで、ノードN1、N2のオーバーシュート後、所定値に安定するまでの時間を短縮することが出来る。
仮に、SRCAMP_ACC71の出力がノードN1、N2がオーバーシュートした後であると、オーバーシュートした後もSRCKEEP64が定電流を流し続けているため、例え、このSRCKEEP64の出力よりもMOSトランジスタ51の放電で流れる電流の方が大きいとしても、ノードN1、N2が安定した値に落ち着くまで時間を要してしまう恐れがある。
これに対し、第2の実施形態に係る構成であると、こういった時間を短縮することが出来、全体としての読み出し動作を素早くすることが出来る。
[第3の実施形態]
次に図8を用いて第3の実施形態について説明する。第3の実施形態に係る半導体記憶装置では、ノードN2の電位を接地、すなわちゼロ電位とするウェルグランド方式を採用する。この場合、SRCDTCT65はノードN2の電位を検知出来ないため、第3の実施形態では、更にSRCFB_SEL70を設け、オーバーシュートの検知をノードN1でも検知できるよう自由度を上げたものである。
以下、第3の実施形態に係る構成について説明する。なお、上記第1、第2の実施形態と同じ構成については説明を省略する。またなお、ウェルグランド方式とは、ウェルをゼロ電位とすることで、上記第1、第2の実施形態よりも更に負側の閾値を読み出す方式である。
1.構成例
1−1.SRCFB_SEL70
図8に示すようにSRCFB_SEL70は制御部6によって、ノードN2又はノードN1の電位のいずれかを選択可能とし、選択したいずれか電圧をSRCDTCT65に出力する。またこのSRCFB_SEL70における、これらノードN2又はノードN1いずれか選択は、GSRC_ACC76のオン又はオフ状態、及び信号WELLGNDの値に応じて選択する信号を可変とする。ここで、信号WELLGNDとは、上述したウェルグランド方式を採用するか否かを示す信号であり、“H”レベルでこのウェルグランド方式を採用する。以下、複数モードの各々における選択信号について説明する。
・モード1:GSRC_ACC69=オン状態、信号WELLGND=“H”レベル
モード1の場合、SRCFB_SEL70はSRC_MON_Bを選択する。
以下、理由を説明する。モード1ではウェルグランド方式を採用しているため、ノードN2の電位を検知することが出来ない。従って、SRCFB_SEL70はノードN1の電位を検知することになる。ここで、ノードN1の物理的位置について説明する。
モード1ではノードN2へ電圧を供給しないことから、SRCBOOT62及びSRCPRE63から見た際、このノードN2分だけノードN1の容量が小さくなる。すなわち、上記第1、第2の実施形態に係る半導体記憶装置の時よりもノードN1の電圧の立ち上がりが早くなる。このため、ブロックBLK1023に位置するソース(SRC_MON_T)でオーバーシュートを検知すると、例えばブロックBLK1に位置するソース(SRC_MON_B)の電位は既にオーバーシュートしてしまっている。このため、モード1では、SRC_MON_Bでオーバーシュートを検知する。
・モード2:GSRC_ACC69=オン状態、信号WELLGND=“L”レベル
モード2の場合、ウェルグランド方式を採用しないことから、SRCFB_SEL70はノードN2を選択する。すなわちこのモード2は上記第2の実施形態に相当する。
・モード3:GSRC_ACC69=オフ状態、信号WELLGND=“L”レベル
モード3を本実施形態では採用することは無いため、以下簡単に説明する。モード3の場合では、SRCFB_SEL70はCELSRC(SRC_MON_T)の電位を選択する。このモード3は、上記モード1、2が使用できない時のための予備的モードである。
1−2.SRCAMP_PD61
第3の実施形態におけるSRCAMP_PD61であっても、検知するCELSRCの位置はSRC_MON_Tであるため説明を省略する。またなお、タイムチャートは、上記第2の実施形態と同様であるため説明を省略する。
<第3の実施形態に係る効果>
第3の実施形態に係る半導体記憶装置であっても、上記(1)及び(3)の効果を得ることが出来る。すなわち、素早くノードN1の電位を上昇させることが出来、またこのCELSRCの電位を素早く設定電位に収束させることが出来る。すなわち、ウェルグランド方式を採用する場合、SRC_MON_Bの電位を検知可能なSRCFB_SEL70を更に設けることで、CELSRCの電位を素早く設定電位に収束させることが出来る。
[第4の実施形態]
次に、図10を用いて第4の実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。第4の実施形態に係る半導体記憶装置は、読み出し時におけるビット線BLのプリチャージ速度を上げるため、更にIBLC_ACC71を備える構成を具備する。以下、第4の実施形態に係る構成ついて説明する。なお、このIBLC_ACC71の動作についても、制御部6によって制御される。
1.構成例
1−1.IBLC_ACC71の構成
図10を用いてIBLC_ACC71の構成を示す。図示するようにIBLC_ACC71は、転送トランジスタ81−1及びレベルシフタ81−2を備える。このレベルシフタ81−2によってオン状態とされることで、電圧発生回路4で生成された電圧VX2を受け、これをBLDR67に供給する。なお、電圧VX2とは、例えば4V程度の値である。
1−2.BLDR67の構成
図10に示すように、BLDR67は電流源67−1、nチャネル型MOSトランジスタ67−2及び67−5、抵抗素子67−3及び67−4、並びにXXL Driverを備える。XXL Driver67−6は、nチャネル型MOSトランジスタ67−6を備える。
電流源67−1の入力端には、上記IBLC_ACC61の出力が接続され、電流源67−1の出力端はノードN4及びMOSトランジスタ67−2の電流経路の一端に接続される。すなわち、IBLC_ACC71によってノードN4に、例えば4Vの電圧が供給されることになる。このノードN4にはXXL Driverが接続される。具体的には、nチャネル型MOSトランジスタ67−6のゲートにノードN4が接続され、電流経路の一端には電圧(Vblc+Vth25+BLC2BLX+BLX2XXL)が供給され、電流経路の他端はMOSトランジスタ25のゲートに接続される。
抵抗素子67−3の一端はMOSトランジスタ67−2の電流経路の他端に接続され、他端はノードN5を介してMOSトランジスタ23のゲートに接続される。つまり、MOSトランジスタ23のゲートに供給される電圧(信号BLX=Vblc+CELSRC+Vth23+BLC2BLX)は、この抵抗素子67−3によって電圧BLX2XXL分だけ消費される。
また、抵抗素子67−4の一端はノードN5に接続され、他端はノードN6を介してMOSトランジスタ22のゲートと接続される。つまり、MOSトランジスタ22のゲートに供給される電圧(信号BLC=Vblc+CELSRC+Vth22)は、この抵抗素子67−4によって電圧BLC2BLX分だけ消費される。
2.読み出し動作
次に、図11を用いて第4の実施形態に係る読み出し動作について説明する。図11は信号CELSRC、CPWELL、SRCGND、ビット線BL、電流IBLC_ACC71、信号BLX、信号BLC、信号GSRCDRV、及び信号S1〜信号S4のタイムチャートである。なお、上記第1、第2の実施形態と同様の動作については説明を省略する。
図11に示すように、時刻t0において電流源67−1により、ノードN4の電位が上昇する。その後、時刻t1において、IBLC_ACC71の出力を電流源67−1の入力端に接続させる。このことによりノードN4の電位は4V程度にまで上昇する。従って、この電位上昇に伴い、XXL Driver67−6によってMOSトランジスタ25が駆動され、この結果、MOSトランジスタ25がオン状態とされる。
またノードN5、ノードN6の電位上昇に伴い、MOSトランジスタ22、及び23がオン状態とされる。つまり、時刻t2において、信号BLX、及び信号BLCの電位が立ち上がる。これら信号XXL、信号BLX、及び信号BLCの立ち上がりに伴い、同時刻t2においてビット線BLの電位が上昇し、時刻t3において設定電位(約4V)に達する。それ以外の、CELSRC、CPWELL、GSRCDRVの動作は上記第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。
<第4の実施形態に係る効果>
第4の実施形態に係る半導体記憶装置によれば、上記(1)〜(3)の効果に加え、更に書き(4)の効果を得ることが出来る。
(4)ビット線BLの電位の立ち上がりを素早く出来る
第4の実施形態に係る半導体記憶装置によれば、上述したようにIBLC_ACC71を更に備える。仮にこのIBLC_ACC61を設けず、BLDR67の電流源67−1によってノードN4を上昇させる場合、この電流源67−1の出力だけではノードN4の立ち上がりに時間を要してしまい、結果として信号XXL、信号BLX、及び信号BLCを受けるMOSトランジスタ22、23、及び25の立ち上がりに影響を及ぼす。すなわち、ビット線BLのプリチャージに時間を要してしまう。
これに対し、第2の実施形態に係る半導体記憶装置によれば、IBLC_ACC61を設けることでノードN4に、例えば4V程度の電圧を供給可能とされるため、これらMOSトランジスタ22、23、及び25も素早くオン状態とされる。
なお、本願発明は上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出されうる。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出されうる。
1…メモリセルアレイ、2…ロウデコーダ、3…データ入出力回路、4…電圧発生回路、5…センスアンプ、6…制御部、6−1…電圧制御回路、7…ソース線SLドライバ

Claims (7)

  1. ウェル上に形成された複数のメモリセルが直列接続され、各々のソースが共通接続された複数のNANDストリングを含む、データの消去単位である第1ブロック及び第2ブロックが第1方向に配置されたメモリセルアレイと、
    前記ソースと接続された第1ノードを有し、この第1ノードを介して前記ソース及び前記ウェルの電位をそれぞれ充放電するソース線ドライバと、
    第1ノードの充放電を制御する電圧制御回路と
    を具備し、
    前記電圧制御回路は、読み出し動作の際、前記第1ノードを介して前記ウェルの電位を昇圧し、このウェルの電位が第1規定値よりを超えたことを検知すると前記ソース及び前記ウェルへの昇圧を停止する昇圧部と、
    前記ソースの電位を検知し、このソースの電位が第2規定値を超えると前記第1ノードの電位を放電するよう制御するプルダウンドライバと、
    を備えることを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 前記第1ブロックの前記ソースは第2ノードを有し、この第2ノードと前記第1ノードとを接続し、且つ第1の長さを有する第1配線と、
    前記第2ブロックの前記ソースは第3ノードを有し、この第3ノードと前記第1ノードとを接続し、且つ前記第1配線の一部であって前記第1の長さよりも短い第2の長さを有する第2配線と
    を更に具備し、
    前記プルダウンドライバによる検知は、前記第2ノードである
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 前記ソース線ドライバは、前記第1ノードの電位を放電する第1スイッチを備え、
    前記プルダウンドライバは、前記昇圧部の出力と共に、前記第1スイッチにより前記第1ノードの電位を放電し始める
    ことを特徴とする請求項2記載の半導体記憶装置。
  4. ウェル上に形成された複数のメモリセルが直列接続され、各々のソースが共通接続された複数のNANDストリングを含む、データの消去単位である第1ブロック及び第2ブロックが第1方向に配置されたメモリセルアレイと、
    前記ウェルを接地電位とし、第1ノードを有し、この第1ノードを介して前記第1ブロック及び第2ブロックの前記ソースの電位を充放電するソース線ドライバと、
    前記第1ノードの充放電を制御する電圧制御回路と
    を具備し、
    前記電圧制御回路は、読み出し動作の際、前記第1ノードの電位を昇圧し、前記第2ブロックの前記ソースの電位が規定値を超えたことを検知すると前記第1ノードへの昇圧を停止する昇圧部と、
    第1ブロックの前記ソースの電位を検知し、このソースの電位が前記規定値を超えると前記第1ノードの電位を放電するよう制御するプルダウンドライバと、
    を備えることを特徴とする半導体記憶装置。
  5. 前記プルダウンドライバは、前記昇圧部の出力と共に、前記第1ノードの電位を放電し始める
    ことを特徴とする請求項4記載の半導体記憶装置。
  6. 第1モード及び第2モードを備え、いずれかモードに応じて、検知するノードを選択可能とする選択回路を更に備え、
    前記ウェルを充電する第1モードの場合、前記選択回路は前記ウェルの電位を検知するよう選択し、この検知結果を前記昇圧部に出力し、
    前記ウェルを接地電位とし、前記第1ノードを充電する第2モードの場合、前記選択回路は、前記第3ノードの電位を検知するよう選択し、この検知結果を前記昇圧部に出力する
    ことを特徴とする請求項2記載の半導体記憶装置。
  7. 各々の前記NANDストリングに対応し、前記メモリセルが保持する前記データを読み出すビット線と、
    前記ビット線のオン・オフを制御する駆動回路と、
    前記ビット線の電位の立ち上がりを制御する加速器と
    を更に具備し、
    前記加速器は、第1電圧にまで上昇する前記ビット線の電位に対し、この第1電圧よりも大きな第2電圧を発生させ、この第2電圧を前記駆動回路に供給する
    ことを特徴とする請求項1乃至6記載のいずれか1項の半導体記憶装置。
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