JP2016037374A - セフティーシューの動作点検装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ドア閉じ端側でOFF故障を検出するよりも早く、かつドア閉じ端側で発生する可能性のあるセフティーシューの不動作を未然に防ぐ。【解決手段】セフティーシュー8の上端に設けられたローラー13aと、かご枠4のローラー13aの移動軌跡30上に配置され、揺動可能に回転支持部12に支持されたカム11とを備え、カム11は、ドア1の開動作に連動してローラー13aを当該カム11の上面11bに沿って移動させ、ローラー13aが回転支持部12を通過するまでセフティーシュー8を強制的に上側へ移動させ、その移動過程でスイッチ11aを動作させ、ローラー13aが回転支持部12を通過した後、カム11の揺動動作により下降させて、セフティーシュー8を下降させた状態をドア1の全閉状態まで維持させる【選択図】図3
Description
本発明は、セフティーシューの動作点検装置に係り、さらに詳しくはエレベータのドアに設置されているセフティーシューの動作状態をドア開時に点検するセフティーシューの動作点検装置に関する。
エレベータのドア(以下、単にドアと称する。)には、ドアの閉動作中に乗客や荷物等がドアに接触した場合にドアを開動作させるセフティーシューが設置されている。このセフティーシューの動作を確認する技術として、例えば、特開2007−182303号公報(特許文献1)、特開2007−15801号公報(特許文献2)及び特開2012−96900号公報(特許文献3)に記載された発明が知られている。
このうち、特許文献1には、種々のエレベータ装置に対応可能であるとともに、安価で且つ確実にシュースイッチのOFF故障を検出することができるエレベータの故障検出装置を得ることを目的に、エレベータのドアと、戸閉検出装置と、ドアの先端部に設けられたセフティーシューと、セフティーシューがドアに対して戸開方向に所定距離移動したことを検出するシュー動作検出装置と、ドアの戸閉動作が終了する際に、セフティーシューをシュー動作検出装置の検出位置まで移動させるシュー動作手段と、シュー動作検出装置の動作故障を判定する判定手段と、を備えるとともに、シュー動作手段として、ドアの戸開閉方向にネジ孔が形成された取付部をセフティーシューに設け、かごの戸当り部に対向して配置され、ネジ部が取付部のネジ孔に螺嵌されることにより、セフティーシューの先端部からの突出量が調整自在な突出部を取付部に設けた技術が記載されている。
特許文献2には、ドア全開位置近傍にあってセフティーシューを円滑に強制後退させることができるエレベータ装置の提供を目的として、セフティーシューに設けられるローラーと、エレベータのドアと独立して設置され、ローラーが摺接可能な傾斜面を有するブラケットと、傾斜面と並行して配設されたカムにより動作し、セフティーシューの強制後退を検出する第2の検出器とを設け、ブラケットの傾斜面を利用してセフティーシューの強制後退動作を行わせるとともに、カムの傾斜面を利用してセフティーシューの強制後退を検出する第2の検出器の検出動作を行わせる技術が記載されている。
特許文献3には、セフティーシューに特別なカムを設けることを要さずに、開扉制御又は閉扉阻止制御を行うと共に、不要な開扉制御又は閉扉阻止制御を阻止することのできるエレベータ装置の提供を目的とし、ドア全開位置近傍で、ドアの開動作に連動してセフティーシューに設けられるローラーをドアと独立して設置された傾斜部を走行させることでセフティーシューを強制後退させるエレベータ装置にあって、ローラーが摺接可能な所定距離の傾斜面を有すると共に、ローラーの摺接に連動して一定量変位可能な傾斜付きレバーを設け、この傾斜付きレバーは、ローラーが傾斜面に位置しているときにセフティーシューの強制後退を検出する第2の検出器を検出状態とする共に、ローラーが傾斜面から離間すると第2の検出器を非検出状態とする技術が記載されている。
特許文献1に記載されたエレベータ装置は、ゲートスイッチの動作前後にセフティーシューの突出部を戸当り部に当て強制的にセフティーシューを動作させ、動作信号を判定手段に入力し、セフティーシューのOFF故障を検出するようにしている。セフティーシューのOFF故障とは、シュースイッチの内部接点が閉じたままの状態となって、セフティーシューがドアに対して戸開方向に所定距離移動してもシュースイッチによりセフティーシューの移動が検出されないような場合である。
しかし、例えばゲートスイッチ動作前後で紐等の異物が挟まった状態でセフティーシューが動作していても、つまり、セフティーシュー本来の役割としてドア開指令を出さなければならない状態であっても、判定手段部で突出部によるセフティーシューの動作と判定してしまうことがある。このため、本来ならドア開動作が行われるはずであるのに対し、ドア開指令が行われず紐の挟まりを検出することができない状態となる。すなわち、本来のセフティーシュー動作ができないことになる。
一方、特許文献2,3に記載されたエレベータ装置は、セフティーシューの動作検出器とは別の検出器及び複数のブラケットが必要となる。そのため装置全体が大型化し、コストも高くなる。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、大掛かりな機構が不要で、ドア閉じ端側でOFF故障を検出するよりも早くOFF故障を検出し、かつドア閉じ端側で発生する可能性のあるセフティーシューの不動作を未然に防ぐことにある。
前記課題を解決するため、本発明は、エレベータのドアの戸当り側に前記ドアから突出して配置されたセフティーシューと、前記ドアを開閉可能に支持するかご枠と、前記ドアの開動作時にスイッチングするスイッチ装置と、前記スイッチ装置の動作を監視する監視装置と、を備えたセフティーシューの動作点検装置において、前記セフティーシューの上端に設けられたローラーと、前記ドアを開閉可能に支持するかご枠の前記ローラーの移動軌跡上に配置され、揺動可能に支持軸に支持されたカムと、を備え、前記カムは、前記ドアの開動作に連動してローラーを当該カムの上面に沿って移動させることにより、前記ローラーが前記支持軸を通過するまで前記セフティーシューを強制的に上側へ移動させ、その移動過程で前記スイッチ装置を動作させ、前記ローラーが前記支持軸を通過した後、前記セフティーシューを前記カムの揺動動作により下降させて、前記セフティーシューを下降させた状態を前記ドアの全閉状態まで維持させることを特徴とする。なお、前記以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明によって明らかにされる。
本発明によれば、大掛かりな機構が不要で、ドア閉じ端側でOFF故障を検出するよりも早く検出することが可能であり、かつドア閉じ端側で発生する可能性のあるセフティーシューの不動作を未然に防ぐことができる。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図1は本発明の実施形態に係るエレベータ装置のドア開閉機構を示す図である。
図1は本発明の実施形態に係るエレベータ装置のドア開閉機構を示す図である。
エレベータのドア1の上方にはハンガー2が固定され、このハンガー2に取り付けられた一対のローラー3はかご枠4に固定されたドアレール5の上を水平方向に転動しながら往復移動する。これによりドア1が開閉動作する。また、ドア1の下側にはドアシュー6が取り付けられている。ドアシュー6はかご床に設けられたシル7の溝内を摺動する。
ドア1の戸当り側にはセフティーシュー8が設けられている。セフティーシュー8は、ドア1の中央部より上側に配置されている上部回転レバー9a、ドア1の中央部より下側に配置されている下部回転レバー9bの一端に接続され、通常時、セフティーシュー8の端面は、ドア1よりも戸当り側に突出して配置されている。セフティーシュー8は、ドア1に接続されている側の上部回転レバー9a、下部回転レバー9bの一端を支持する軸9a1,9b1に関して図示反時計回りに回転することによりドア1の開方向に所定距離移動する。
ドア1の下部回転レバー9bの近傍、図中下部回転レバー9bの左側にはセフティーシュー8が外的要因によりドア開方向に移動したことを検出する検出器10が設置されている。セフティーシュー8が開方向に所定距離移動すると下部回転レバー9bが前記軸9b1に関して反時計回りに回転することにより、検出器10のスイッチ10aを押し込み、スイッチ10aの接点をOFFさせる。このように検出器10のスイッチ10aの接点がONからOFFになることにより、セフティーシュー8の動作を確認する。
セフティーシュー8には、ローラー13aがローラー取付けブラケット13bを介して固定されている。また、カム11が戸当り側近傍のかご枠4に斜め方向、図では、右肩下がりの状態で取り付けられている。カム11の軸には回転支持部12が設けられており、カム11は回転支持部12を軸に図示反時計回りに回転する。
図2ないし図5はドア開時の動作を示す図で、図2はドア開動作直後の状態を、図3は図2からさらにドア開方向へ移動した状態を、図4は図3からさらにドア開方向に移動した状態を、図5はドア全開時のドア位置を、それぞれ示す。
図2において、ドア開動作後、セフティーシュー8に固定されたローラー13aはかご枠4に固定されたカム11の戸当り側の一端11aに接触する。ドア1がさらに開方向(矢印A方向)へ移動すると、図3に示すようにローラー13aがカム11の上面11bに沿って移動する。ローラー13aがカム11の上面11bに沿って移動すると、セフティーシュー8が上に持ち上げられ(矢印B方向)、ドア1に固定された上部回転レバー9aと下部回転レバー9bが軸9a1,9b1に関して反時計回りに回転し、セフティーシュー8がドア1の開方向側(矢印A方向)へ移動する。
ローラー13aがカム11の上面11bに沿って移動し、セフティーシュー8がドア1の開方向側へ所定距離移動すると、図3に示すように下部回転レバー9bが検出器10のスイッチ10aを押し込め、接点をOFFさせる。そして、スイッチ10aのOFF動作を遠隔監視装置14に送信し、スイッチ10aの状態を監視する。検出器10は通信網20を介して遠隔監視装置14と通信可能に接続され、検出結果は常時遠隔監視装置14側に送信される。通信網20としては、例えばインターネット、公衆電話回線網、無線通信網など、公知の通信網が使用される。昨今では、インターネットを使用して遠隔監視装置14と通信する場合が多い。
図4に示すように、ドア1が図3からさらにドア開方向に移動すると、ローラー13aはカム11の軸、すなわち回転支持部12を通り過ぎる。ローラー13aが回転支持部12を通り過ぎると、ローラー13a及びセフティーシュー8の重さによりカム11が反時計回りに回転し、カム11が図示右肩上がりとなる。これによりローラー13aが下方に移動する。
ローラー13aが下方に移動すると、これに連動してセフティーシュー8も下方(矢印C方向)へ移動する。セフティーシュー8が下方へ移動すると、上部回転レバー9aと下部回転レバー9bは軸9a1,9b1に関して、図示時計回りに回転し、検出器10のスイッチ10aの接点は元の位置に復帰する。これにより、再びスイッチ10はON状態となり、セフティーシュー8がスイッチオン状態の位置にあることが分かる。ドア1がさらに開方向に移動し、図5に示すように、ローラー13aがカム11から離れると、カム11は回転支持部12を中心に図示時計回りに回転し、初期状態に戻る。ドア全開時は、図5から分かるように、検出器10のスイッチ10aはON状態となり、従来のエレベータのドア制御方式通りとなる。
このように動作することから、カム11はローラ13aのドア開動作時の移動軌跡30上に配置される。図3に移動軌跡30の一例を示す。また、ドア閉動作時の移動軌跡31の一例を図5に示す。後述するが、ドア閉動作時時には、セフティーシュー8はローラー13aがカム11の下面側を通り、下降位置を維持する。
図6ないし図8はドア閉時の動作を示す図で、図6はドア閉動作中のドア位置を、図7は図6からさらにドア閉方向に移動した状態を、図8はドア全閉時を、それぞれ示す。
図6に示すようにドア閉動作時、ローラー13aはカム11の下側の面(下面)11cに接触する。図7に示すようにドア1がドア閉方向(矢印D方向)にさらに移動すると、ローラー13aがカム11を回転支持部12に関し、図示反時計回りに回転させる。そして、ローラー13aがカム11を通り過ぎると、図8に示すようにカム11は時計回りに回転し、図1に示した初期状態に戻る。そして、スイッチ10aのON状態を遠隔監視装置14に送信する。これにより、遠隔監視装置14は、スイッチ10aの状態を常時監視する。
もし、これら一連のドア開閉動作の中で一度もスイッチ10aのOFF動作が検出されなければ、遠隔監視装置14で異常と検出し、エレベータの保守員にセフティーシュー8の異常状態を知らせる。
以上のように構成すると、スイッチ10aのON/OFF状態を監視するだけで、通常運転時にドア開閉動作が行われるたびに、遠隔の地にある遠隔監視装置14によってセフティーシュー8の動作状態及び検出器10の故障状態を点検することができる。すなわち、遠隔監視装置14によるセフティーシュー8の動作状態及び検出器10の故障状態の常時点検が可能となる。
本実施形態では、セフティーシュー動作点検装置がローラー13aとカム11の2つの機構のみで構成されているので、大掛かりな機構は不要であり、ごく小規模で点検装置を実現することができる。それに加え、ドア開時にセフティーシュー8の動作を遠隔で点検するとともに、セフティーシュー8をカム11により押し下げることができるため、ドア閉じ端側でOFF故障を検出するよりも早く、かつドア閉じ端側で発生する可能性のあるセフティーシュー8の不動作を未然に防ぐことができる。
セフティーシュー8がローラー13a及びカム11により上方へ持ち上げられることを利用して、ドア閉時に人が挟まれたとき、あるいは荷物が挟まれたとき、その挟まれた状態を検出するマルチビームドアセンサーのON/OFF動作についても、同時に点検することができる。
図9は従来から実施されているセフティーシュー8と投光側及び受光側のマルチビームドアセンサー15a,15bの位置関係を示す要部平面図である。マルチビームドアセンサー15a,15bはドア1の外側、セフティーシュー8の内側の戸当り面の上方から下方に、投光部と受光部が対向するように複数設置されている。すなわち、図9において、投光側のマルチビームドアセンサー15aから複数の赤外線を受光側のマルチビームドアセンサー15bに向けて出射し、受光側のマルチビームドアセンサー15bが、この赤外線を受ける(図11参照)。エレベータでは、人や荷物などが両者間を通り、いずれかのセンサー間の光路15cを遮断して赤外線を遮光すると、ドア閉動作を止め、ドア開動作を行う制御をするようになっている。
図10は本実施形態に係るマルチビームドアセンサー15a、15bの動作確認のために取り付ける遮蔽板の位置を示す要部平面図、図11は同正面図である。マルチビームドアセンサー15a,15bの下端から数mmは、受光部、投光部がないギャップ部Gが存在する。このギャップ部Gにマルチビームドアセンサー15a,15b間の光路15cを遮るように遮蔽板16をセフティーシュー8の下端に設置する。遮蔽板16は例えば断面L字状の板材からなり、図10に示すように、セフティーシュー8のドア側の面に、セフティーシュー8の端面8aと面16aを面一に合わせて取り付けられている。
図12は本実施形態におけるマルチビームドアセンサー15a,15bの動作確認を示す図である。ドア開時にセフティーシュー8が上に上がり、図11の状態から図12の状態に移行すると、セフティーシュー8の下部に設置してある遮蔽板16も同時に持ち上がり、最も下部に設けられているマルチビームドアセンサー15a,15bの投光部から受光部に向かう光路15cを遮断する。これにより、マルチビームドアセンサー15a,15bがOFFとなり、図示しないエレベータ制御装置は、ドア開動作を行う制御を行う。
なお、前記遮蔽板16の面16aの位置は、図10に示した位置に限定されず、セフティーシュー8の端面8aと面一か後退した位置であって、セフティーシュー8の上昇動作時に光路15cを遮断できる位置であればよい。
なお、前記遮蔽板16の面16aの位置は、図10に示した位置に限定されず、セフティーシュー8の端面8aと面一か後退した位置であって、セフティーシュー8の上昇動作時に光路15cを遮断できる位置であればよい。
これらマルチビームドアセンサー15a,15bの動作信号も、セフティーシュー8と同様に遠隔監視装置14に送信するようにすれば、常時、遠隔でマルチビームドアセンサーの動作状態及び故障状態を点検することができる。
以上のように、本実施形態によれば、次のような効果を奏する。なお、以下の実施形態における効果の説明では、本実施形態の各部について、特許請求の範囲における各構成要素をかっこ書きで示し、若しくは参照符号を付し、両者の対応関係を明確にした。
(1)エレベータのドア1の戸当り側にドア1から突出して配置されたセフティーシュー8と、ドア1を開閉可能に支持するかご枠4と、ドア1の開動作時にスイッチングするスイッチ(スイッチ装置)10aと、スイッチ10aの動作を監視する遠隔監視装置(監視装置)14と、を備えたセフティーシューの動作点検装置において、セフティーシュー8の上端に設けられたローラー13aと、かご枠4のローラー13aの移動軌跡上に配置され、揺動可能に回転支持部(支持軸)12に支持されたカム11と、を備え、カム11は、ドア1の開動作に連動してローラー13aを当該カム11の上面11bに沿って移動させることにより、ローラー13aが回転支持部12を通過するまでセフティーシュー8を強制的に上側へ移動させ、その移動過程でスイッチ11aを動作させ、ローラー13aが回転支持部12を通過した後、セフティーシュー8をカム11の揺動動作により下降させて、セフティーシュー8を下降させた状態をドア1の全閉状態まで維持させるので、ドア1の閉じ端側でOFF故障を検出するよりも早くOFF故障を検出することができ、かつドアの閉じ端側で発生する可能性のあるセフティーシューの不動作を未然に防ぐことができる。その際、従来装置にローラー13aとカム11を追加するだけでよいので、大掛かりな機構も不要である。
(2)カム11は、ドア1が開動作開始からローラー13aが回転支持部(支持軸)12を通過するまでは、ローラー13aを上昇方向に移動させる右肩下がりの角度を維持し、回転支持部12を通過した後は、ローラー13を下降方向に移動させる右肩上がりの角度に変化するので、ドア1の開動作時に確実にセフティーシュー8を上昇させ、スイッチ11aを動作させることができる。
(3)ドア1の外側であって、セフティーシュー8の内側の戸当り面の上方から下方に、投光部と受光部が対向するように複数設置されたマルチビームドアセンサー15a,15bと、セフティーシュー8が上昇したときに、マルチビームドアセンサー15a,15b(光学的検知装置)の予め設定された1対の投光部と受光部間の光路15cを遮蔽可能に前記セフティーシュー8に設けられた遮蔽板16と、を備えているので、ドア1の開動作時に遮蔽板16により1つの光路15cを遮蔽することが可能となり、このときのマルチビームドアセンサー15a,15bの出力状態から容易にマルチビームドアセンサーの動作状態及び故障状態を点検することができる。
(4)監視装置が通信網を使用してスイッチ装置の動作を監視する遠隔監視装置から構成すると、遠隔の地からセフティーシューの動作点検及び故障状態の点検あるいはマルチビームドアセンサーの動作状態及び故障状態を点検することができる。
さらに、本発明は前述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であり、特許請求の範囲に記載された技術思想に含まれる技術的事項の全てが本発明の対象となる。前記実施形態は、好適な例を示したものであるが、当業者ならば、本明細書に開示の内容から、各種の代替例、修正例、変形例あるいは改良例を実現することができ、これらは添付の特許請求の範囲に記載された技術的範囲に含まれる。
1 ドア
3 ローラー
4 かご枠
8 セフティーシュー
10 検出器
10a スイッチ
11 カム
12 回転支持部(支持軸)
13a ローラー
14 遠隔監視装置(監視装置)
15a (投光側の)マルチビームドアセンサー
15b (受光側の)マルチビームドアセンサー
16 遮蔽板
30 移動軌跡
3 ローラー
4 かご枠
8 セフティーシュー
10 検出器
10a スイッチ
11 カム
12 回転支持部(支持軸)
13a ローラー
14 遠隔監視装置(監視装置)
15a (投光側の)マルチビームドアセンサー
15b (受光側の)マルチビームドアセンサー
16 遮蔽板
30 移動軌跡
Claims (4)
- エレベータのドアの戸当り側に前記ドアから突出して配置されたセフティーシューと、
前記ドアを開閉可能に支持するかご枠と、
前記ドアの開動作時にスイッチングするスイッチ装置と、
前記スイッチ装置の動作を監視する監視装置と、
を備えたセフティーシューの動作点検装置において、
前記セフティーシューの上端に設けられたローラーと、
前記ドアを開閉可能に支持するかご枠の前記ローラーの移動軌跡上に配置され、揺動可能に支持軸に支持されたカムと、
を備え、
前記カムは、前記ドアの開動作に連動してローラーを当該カムの上面に沿って移動させることにより、前記ローラーが前記支持軸を通過するまで前記セフティーシューを強制的に上側へ移動させ、その移動過程で前記スイッチ装置を動作させ、前記ローラーが前記支持軸を通過した後、前記セフティーシューを前記カムの揺動動作により下降させて、前記セフティーシューを下降させた状態を前記ドアの全閉状態まで維持させること
を特徴とするセフティーシューの動作点検装置。 - 請求項1に記載のセフティーシューの動作点検装置において、
前記カムは、前記ドアが開動作開始から前記ローラーが前記支持軸を通過するまでは、前記ローラーを上昇方向に移動させる角度を維持し、前記支持軸を通過した後は、前記ローラーを下降方向に移動させる角度に変化すること
を特徴とするセフティーシューの動作点検装置。 - 請求項1又は2に記載のセフティーシューの動作点検装置において、
前記ドアの外側であって、セフティーシューの内側の戸当り面の上方から下方に、投光部と受光部が対向するように複数設置された光学的検知装置と、
前記セフティーシューが上昇したときに、前記光学的検知装置の予め設定された1対の前記投光部と受光部間の光路を遮蔽可能に前記セフティーシューに設けられた遮蔽板と、
を備えていること
を特徴とするセフティーシューの動作点検装置。 - 請求項1ないし3のいずれか1項に記載のセフティーシューの動作点検装置において、
前記監視装置が通信網を使用して前記スイッチ装置の動作を監視する遠隔監視装置であること
を特徴とするセフティーシューの動作点検装置。
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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