JP2016037323A - 包装用容器、包装用容器の蓋及び蓋付き包装用容器 - Google Patents

包装用容器、包装用容器の蓋及び蓋付き包装用容器 Download PDF

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Abstract

【課題】平面的な大きさを広げずとも収容量を増やすことができると共に、汎用性に優れる包装用容器を提供する。
【解決手段】内部が仕切壁23、27で複数の収容部24、25に区画されている容器本体2と、上端が最大高さに位置する仕切壁27で区画される積層下側収容部である収容部25の上方に着脱可能に設けられる内容器3を備え、内容器3の底部31が上端が最大高さに位置する仕切壁27に遊嵌して係合されている包装用容器1。
【選択図】図1

Description

本発明は、主に食品を収容する包装用容器、包装用容器の蓋及び蓋付き包装用容器に関する。
包装用容器として、容器本体が蓋を着脱自在に形成されていると共に、容器本体の内部が仕切壁によって複数の収容部に区画されているものが知られている。このタイプの包装用容器は、区画された複数の収容部に異なる種類の食品を収容可能であり、便宜性に優れるものである(特許文献1、2参照)。
特に、特許文献2の包装用容器のように、中央に食品を収容可能な凹部が形成され、この凹部の周壁から容器本体の周壁に向かって仕切壁が放射状に延びて形成される包装用容器は、多種類の食品を区別してコンパクトに収容可能であると共に、美しく盛り付けることが可能であり、例えば多人数の会食等で食品を供するのにも適している。
特開2010−208650号公報 意匠登録第1387334号公報
ところで、核家族や一人暮らし用の広さの住宅事情や、宅配の利便性の観点から、包装用容器には、平面的な大きさを広げずに、より収容量を増やすことが求められているが、特許文献1、2のような包装用容器は、いずれも食品が平面的に配置、収容されるものであり、包装用容器として必要な強度を確保しつつ収容量を増やすには自ずと限界がある。そのため、平面的な大きさを広げずとも収容量を増やすことができる包装用容器が望まれている。
本発明は上記課題に鑑み提案するものであって、平面的な大きさを広げずとも収容量を増やすことができると共に、汎用性に優れる包装用容器、その包装用容器の蓋及び蓋付き包装用容器を提供することを目的とする。
本発明の包装用容器は、内部が仕切壁で複数の収容部に区画されている容器本体と、前記仕切壁の内で上端が最大高さに位置する前記仕切壁で区画される積層下側収容部の上方に着脱可能に設けられる内容器を備え、前記内容器の底部が前記上端が最大高さに位置する仕切壁に係合されていることを特徴とする。
これによれば、積層下側収容部の収容と内容器の収容により、平面視同一位置に二段に食品等を収容することが可能となり、又、内容器の底部を上端が最大高さに位置する仕切壁に係合するので、容器本体への食品等の収容を内容器が阻害することを防止でき、内容器がない場合と同様の容器本体への食品等の収容を確保することができる。従って、容器本体の平面的な大きさを広げずとも包装用容器の食品等の収容量を増やすことができる。また、内容器が着脱可能であることから、用途に応じて内容器を設置して使用したり、取り外して使用することができ、優れた汎用性を発揮することができる。また、内容器の底部と仕切壁を係合することにより、内容器の設置状態の安定性を高め、持ち運び時等に内容器が転倒することを防止することができる。
本発明の包装用容器は、前記内容器の底部が、前記上端が最大高さに位置する仕切壁に遊嵌されていることを特徴とする。
これによれば、係合をきつい嵌合にした場合には、利用者が内容器を取り外す際に、内容器や積層下側収容部に収容された食品等が飛び散る等の事態が生じ得るが、遊嵌により、斯様な内容器を取り外す際の内容物の飛散を防止することができる。
本発明の包装用容器は、前記内容器の底部が、前記上端が最大高さに位置する仕切壁に、前記容器本体の高さ方向を軸方向とする回転が不能に係合されていることを特徴とする。
これによれば、持ち運び時等の内容器の回転動作を無くして、内容器の設置状態の安定性をより高めることができる。
本発明の包装用容器は、前記積層下側収容部と前記内容器が平面視で前記容器本体の略中央に配置されていることを特徴とする。
これによれば、食品等を多段に収容して高さが高くなる部分を包装用容器のほぼ重心に配置することにより、包装用容器の安定性を高め、持ち運び時等に内容器が転倒することを防止することができる。また、略中央を多段に高くすることにより、バランスの良い優れた美観を得ることができる。
本発明の包装用容器は、前記内容器の内部の平面視面積が、前記積層下側収容部の平面視面積よりも大きく、且つ前記容器本体の平面視面積よりも小さくなるように設定して形成されていることを特徴とする。
これによれば、積層下側収容部の収容量より内容器の食品等の収容量を大きくし、全体的な収容量をより増やすことが可能になると共に、内容器で容器本体に収容される食品等への視認が阻害されることを防止し、容器本体に収容される食品等に対する消費者等の認知を確保することができる。
本発明の包装用容器は、前記容器本体と前記内容器を略密閉する下向き凹形の蓋と前記蓋の周縁より上側の位置で係合する係合部が前記内容器に設けられていることを特徴とする。
これによれば、内容器の係合部の係合により、内容器の設置状態の安定性を非常に高めることができ、持ち運び時等に内容器が転倒することを確実に防止することができる。
本発明の包装用容器は、内部が仕切壁で複数の収容部に区画されている容器本体と、前記仕切壁の内で上端が最大高さに位置する前記仕切壁で区画される積層下側収容部の上方に着脱可能に設けられ、底部が前記上端が最大高さに位置する仕切壁に係合される中間段内容器と、前記中間段内容器の上方に着脱可能に設けられ、底部が前記中間段内容器の周壁に係合される最上段内容器とを備えることを特徴とする。
これによれば、積層下側収容部の収容と中間段内容器の収容と最上段内容器の収容により、平面視同一位置に三段に食品等を収容することが可能となり、又、中間段内容器の底部を上端が最大高さに位置する仕切壁に係合するので、容器本体への食品等の収容を中間段内容器が阻害することを防止でき、内容器がない場合と同様の容器本体への食品等の収容を確保することができる。従って、容器本体の平面的な大きさを広げずとも包装用容器の食品等の収容量をより一層増やすことができる。また、中間段内容器、最上段内容器が着脱可能であることから、用途に応じて中間段内容器或いは中間段内容器と最上段内容器を設置して使用したり、最上段内容器或いは双方を取り外して使用することができ、より優れた汎用性を発揮することができる。また、中間段内容器の底部と仕切壁、最上段内容器の底部と中間段内容器の周壁を係合することにより、内容器の設置状態の安定性を高め、持ち運び時等に最上段内容器や中間段内容器が転倒することを防止することができる。
本発明の包装用容器は、内部が仕切壁で複数の収容部に区画されている容器本体と、互いに係合して上下に着脱可能に積層され、前記仕切壁の内で上端が最大高さに位置する前記仕切壁で区画される積層下側収容部の上方に着脱可能に設けられる複数段の中間段内容器と、前記複数の中間段内容器の上方に着脱可能に設けられる最上段内容器とを備え、前記複数の中間段内容器の内の最下段の中間段内容器の底部が、前記上端が最大高さに位置する仕切壁に係合され、前記複数の中間段内容器の内の最上段の中間段内容器の周壁に、前記最上段内容器の底部が係合されることを特徴とする。
これによれば、積層下側収容部の収容と複数段の中間段内容器の収容と最上段内容器の収容により、平面視同一位置に四段以上に食品等を収容することが可能となり、又、中間段内容器の底部を上端が最大高さに位置する仕切壁に係合するので、容器本体への食品等の収容を中間段内容器が阻害することを防止でき、内容器がない場合と同様の容器本体への食品等の収容を確保することができる。従って、容器本体の平面的な大きさを広げずとも包装用容器の食品等の収容量をより一層増やすことができる。また、中間段内容器、複数段の中間段内容器、最上段内容器が着脱可能であることから、用途に応じて中間段内容器、所要段の中間段内容器、最上段内容器を設置して使用したり、最上段内容器、複数段の中間段内容器の不要なものを上から取り外して使用することができ、より優れた汎用性を発揮することができる。また、最下段の中間段内容器の底部と仕切壁、複数段の中間段内容器の相互、最上段内容器の底部と最上段の中間段内容器の周壁を係合することにより、内容器の設置状態の安定性を高め、持ち運び時等に最上段内容器、複数段の中間段内容器、中間段内容器が転倒することを防止することができる。
本発明の包装用容器は、前記最上段内容器の底部と前記中間段内容器の周壁との係合と、前記中間段内容器の底部と前記積層下側収容部の前記上端が最大高さに位置する仕切壁との係合とが遊嵌とされ、前記最上段内容器の底部と前記中間段内容器の周壁との遊嵌が、前記中間段内容器の底部と前記積層下側収容部の前記上端が最大高さに位置する仕切壁との遊嵌よりも緩いことを特徴とする。
これによれば、係合をきつい嵌合にした場合には、利用者が最上段内容器、中間段内容器を取り外す際に、最上段内容器や中間段内容器の食品等が飛び散る等の事態が生じ得るが、遊嵌により、斯様な最上段内容器や中間段内容器を取り外す際の内容物の飛散を防止することができる。また、中間段内容器の底部と積層下側収容部の仕切壁との遊嵌をきつめにすることにより、多段に積層される内容器の安定性を高めることができる。
本発明の包装用容器は、前記各係合が、前記容器本体の高さ方向を軸方向とする回転が不能な係合であることを特徴とする。
これによれば、持ち運び時等の多段の内容器の回転動作を無くして、多段の内容器の設置状態の安定性をより高めることができる。
本発明の包装用容器は、前記積層下側収容部と、前記最上段内容器と、前記中間段内容器若しくは前記複数段の中間段内容器が、平面視で前記容器本体の略中央に配置されていることを特徴とする。
これによれば、食品等を多段に収容して高さや重さが大きくなる部分を包装用容器のほぼ重心に配置することにより、重心の安定によって包装用容器の安定性を高め、持ち運び時等に内容器が転倒することを防止することができる。また、略中央を多段に高くすることにより、バランスの良い優れた美観を得ることができる。
本発明の包装用容器は、前記容器本体と、前記最上段内容器と、前記中間段内容器若しくは前記複数段の中間段内容器とを略密閉する下向き凹形の蓋と前記蓋の周縁より上側の位置で係合する係合部が前記最上段内容器に設けられていることを特徴とする。
これによれば、最上段内容器の係合部の係合により、多段の内容器の設置状態の安定性を非常に高めることができ、持ち運び時等に多段の内容器が転倒することを確実に防止することができる。
本発明の包装用容器の蓋は、本発明の包装用容器を略密閉する下向き凹形の蓋であって、前記内容器若しくは前記最上段内容器に設けられている係合部、又は前記内容器に取り付けられる内蓋の係合部と係合する被係合部が周縁より上側の位置に設けられていることを特徴とする。
これによれば、本発明の包装用容器と同様の効果を奏すると共に、内容器の係合部、最上段内容器の係合部、内容器の内蓋の係合部との係合により、内容器或いは最上段内容器の設置状態の安定性を非常に高めることができ、持ち運び時等に内容器或いは内容器と蓋が転倒することを確実に防止することができる。
本発明の蓋付き包装用容器は、本発明の包装用容器と、前記包装用容器を略密閉する下向き凹形の蓋とから構成されることを特徴とする。
これによれば、本発明の包装用容器と同様の効果を奏する蓋付き包装用容器を得ることができる。
本発明の包装用容器、包装用容器の蓋或いは蓋付き包装用容器は、平面的な大きさを広げずとも収容量を増やすことができると共に、優れた汎用性を発揮することができる。
本発明による第1実施形態の包装用容器及びその蓋を示す正面図。 第1実施形態の包装用容器の平面図。 第1実施形態の包装用容器における容器本体の正面図。 第1実施形態の包装用容器における容器本体の平面図。 第1実施形態の包装用容器における容器本体の縦断説明図。 第1実施形態の包装用容器における内容器の底面図。 本発明による第2実施形態の包装用容器及びその蓋を示す正面図。 本発明による第3実施形態の包装用容器及びその蓋を示す正面図。 本発明による第4実施形態の包装用容器及びその蓋を示す正面図。 (a)は変形例の包装用容器及びその蓋を示す正面図、(b)は別の変形例の包装用容器及びその蓋を示す正面図。
〔第1実施形態の包装用容器及び包装用容器の蓋〕
本発明による第1実施形態の包装用容器1は、図1〜図5に示すように、平面視略円形の容器本体2と、容器本体2に着脱可能に設けられる内容器3を有する。容器本体2は、合成樹脂で一体的に形成され、全体に亘って薄肉板状になっている。容器本体2は、若干外側に向かって斜め上方に立設する周壁21を有し、周壁21の上端近傍には蓋10と嵌合する嵌合段部211が形成されている。
容器本体2には、中央に周囲より高く盛り上がった略円柱形の台座22が設けられ、台座22は上方に向かって漸次径が縮小するように形成されていると共に、その上部外周の所定箇所に間隔を開けて鋭角に外方に突出する突部221が形成されている。突部221が形成されていることにより、台座22の周状に形成されている上面222の外周縁は略多角形(図示例では略5角形)になっていると共に、上面222の面積が、突部221がない場合に比べて大きくなっている。
周壁21と台座22との間には、周方向に所定間隔を開けて仕切壁23が形成されており、図示例では5個の仕切壁23が設けられ、各仕切壁23は平面視で突出部221に対応する位置に形成されている。仕切壁23と仕切壁23との間は食品の収容部24になっており、図示例では5個の略扇形の収容部24が設けられている。尚、図示例の収容部24の底部241は、中央に向かって高くなる階段状の段差面になっている。
台座22の平面視の略中央には、略凹形の収容部25が設けられており、収容部25は、底部26の周縁から上方に立設する周壁である仕切壁27によって区画されている。仕切壁27は、平面視で略多角形の周壁になっており、図示例では略十角形になっている。
仕切壁27の一部は、台座22の上面222から上方に突出するように形成され、上面222から略多角形状に突出する突出部271になっている。仕切壁27の残部は、上面222から下方に突出するように形成されており、収容部25の底部26は台座22の上面222よりも低位置に位置している。
このように容器本体2の内部は、複数の仕切壁23、27で複数の収容部24、25に区画されており、仕切壁23、27の内で上端が最大高さの位置する仕切壁27で区画される収容部25は積層下側収容部に相当し、その上方に後述する内容器3が着脱可能に設けられる。
内容器3は、図1、図2、図6に示すように、底部31と、底部31の周縁から上方に立設する周壁32を有する略皿状であり、底部31の略中央に、仕切壁27に係合される係合部に相当する係合溝33が、下方に開放されて形成されている。係合溝33は、略多角形状、図示例では略十角形状の溝になっており、仕切壁27の上端近傍、即ち台座上面222から突出する突出部271に係合溝33が係合されることにより、内容器3の底部31が仕切壁27に係合される。
内容器3の底部31に形成されている係合溝33は、仕切壁27の突出部271に若干余裕のある状態で遊嵌されており、又、略多角形状の係合溝33と略多角形状の仕切壁27の係合により、内容器3の底部31は仕切壁27に、容器本体2の高さ方向を軸方向とする回転が不能に係合されている。
そして、積層下側収容部である収容部25の仕切壁27に底部31が係合された内容器3は、収容部25と共に平面視で容器本体2の略中央に配置される。更に、本例では、内容器3の係合溝33の外周側の底部31の領域が、係合状態で台座22の上面222上に載置されるようになっており、内容器3の設置状態の安定性が高められている。特に、突部221が形成されることで上面222の面積が広くなっていることから、内容器3の設置状態の安定性はより高いものとなる。
また、積層下側収容部に相当する収容部25の上方に、上記係合によって着脱可能に設けられる内容器3は、その内部の平面視面積が、収容部25の平面視面積よりも大きく、且つ容器本体2の平面視面積よりも小さく形成されており、内容器3の収容量は、収容部25より大きく、且つ容器本体2よりも小さくなっている。
包装用容器1には、図1に示すように、透明で下向き凹形の蓋10が被せられて略密閉され、蓋付き包装用容器が構成される。図示例の蓋10は、頂部が平たい略半球形であり、その周縁には容器本体2の嵌合段部211と嵌合可能な段部11が形成され、段部11を嵌合段部211に嵌め込むことにより、蓋10が容器本体2に取り付けられ、包装用容器1が略密閉されるようになっている。蓋10は、容器本体2に内容器3が設置された状態と、容器本体2から内容器3が取り外された状態の双方で、包装用容器1、容器本体2に被せて略密閉することが可能である。
第1実施形態によれば、積層下側収容部に相当する収容部25と内容器3の収容により、平面視同一位置に二段に食品等を収容することが可能となり、又、内容器3の底部31を上端が最大高さに位置する仕切壁27に係合するので、容器本体2への食品等の収容を内容器3が阻害することを防止でき、内容器3がない場合と同様の容器本体2への食品等の収容を確保することができる。従って、容器本体2の平面的な大きさを広げずとも包装用容器1の食品等の収容量を増やすことができる。
また、内容器3が容器本体2に対して着脱可能であることから、用途に応じて内容器3を設置して使用したり、取り外して使用することができ、優れた汎用性を発揮することができる。また、内容器3の底部31と仕切壁27を係合することにより、内容器3の設置状態の安定性を高め、持ち運び時等に内容器3が転倒することを防止することができる。
更に、内容器3の底部31と仕切壁27を係合を遊嵌とすることにより、係合をきつい嵌合にした場合に利用者が内容器を取り外す際に生じ得る食品の飛び散り等の内容物の飛散を防止することができる。また、内容器3の底部31を仕切壁27に、容器本体2の高さ方向を軸方向とする回転が不能に係合することにより、持ち運び時等の内容器3の回転動作を無くして、内容器3の設置状態の安定性をより高めることができる。
また、積層下側収容部に相当する収容部25と内容器3を平面視で容器本体2の略中央に配置することにより、食品等を多段に収容して高さや重さが大きくなる部分を包装用容器1のほぼ重心に配置することができ、重心の安定によって包装用容器1の安定性を高め、持ち運び時等に内容器3が転倒することを防止することができる。また、略中央を多段に高くすることにより、バランスの良い優れた美観を得ることができる。
また、内容器3の内部の平面視面積が、積層下側収容部に相当する収容部25の平面視面積よりも大きく、且つ容器本体2の平面視面積よりも小さくなるように設定して形成することにより、収容部25の収容量より内容器3の食品等の収容量を大きくし、全体的な収容量をより増やすことが可能になると共に、内容器3で容器本体2に収容される食品等への視認が阻害されることを防止し、容器本体2に収容される食品等に対する消費者等の認知を確保することができる。
〔第2実施形態の包装用容器及び包装用容器の蓋〕
本発明による第2実施形態の包装用容器1aでは、図7に示すように、内容器3aの中央に係合部に相当する略円柱形の柱部34が起立形成されていると共に、透明で下向き凹形の蓋10aの頂部の略中央に被係合部に相当する凹部12が形成されている。そして、容器本体2に内容器3aを設置した状態で蓋10aを容器本体2に被せて略密閉した場合に、容器本体2の周縁、蓋10aの周縁より上側の位置において、内容器3aの柱部34の上端近傍が蓋10aの凹部12に係合されるようになっている。この内容器3aの係合部と蓋10aの被係合部との係合は、蓋10aの取り外しの際に、内容器3aの台座22からの離脱・転倒、内容物の飛散を防止するために、若干余裕のある状態の遊嵌で係合することが好ましい。その他の構成は第1実施形態の包装用容器1、蓋10の構成と同様である。尚、柱部34の形状は、これ以外にも係合溝33付近から立設する山形状等とするなど適宜であるが、蓋10aを取り付ける際の周方向の自由度を確保するためには係合部分は略円形とすることが好ましい。
第2実施形態によれば、第1実施形態と対応する構成により対応する効果を発揮することができると共に、内容器3aと蓋10aとの係合により、内容器3の設置状態の安定性を非常に高めることができ、持ち運び時等に内容器3が転倒することを確実に防止することができる。
〔第3実施形態の包装用容器及び包装用容器の蓋〕
本発明による第3実施形態の包装用容器1bは、図8に示すように、第1実施形態と同一構成の容器本体2と、上端が最大高さに位置する仕切壁27で区画される積層下側収容部に相当する収容部25の上方に着脱可能に設けられる中間段内容器4と、中間段内容器4の上方に着脱可能に設けられる最上段内容器5を備える。
中間段内容器4は、底部41と、底部41の周縁から上方に立設する周壁42を有する略凹形であり、周壁42は平面視で略多角形状に形成されている。底部41の略中央には、仕切壁27に係合される係合部に相当する係合溝43が、下方に開放されて形成されている。係合溝43は、係合溝33と同一構成で略多角形状の溝になっており、仕切壁27の上端近傍、即ち台座上面222から突出する突出部271に係合溝43が係合されることにより、中間段内容器4の底部41が仕切壁27に係合される。
中間段内容器4の底部41に形成されている係合溝43は、本例では、仕切壁27の突出部271に若干余裕のある状態で遊嵌し、且つこの遊嵌が後述する最上段内容器5と中間段内容器4との遊嵌よりも僅かにきつめになるように係合するようになっている。また、略多角形状の係合溝43と略多角形状の仕切壁27の係合により、中間段内容器4の底部41は仕切壁27の突出部271に、容器本体2の高さ方向を軸方向とする回転が不能に係合される。
収容部25の仕切壁27に底部41が係合された中間段内容器4は、収容部25と共に平面視で容器本体2の略中央に配置される。更に、本例では、中間段内容器4の係合溝43の外周側の底部41の領域が、係合状態で、突部221により広めに形成されている台座上面222上に載置され、中間段内容器4の設置状態の安定性がより高められている。
上記係合によって着脱可能に設けられる中間段内容器4は、その内部の平面視面積が、収容部25の平面視面積よりも大きく、且つ容器本体2の平面視面積よりも小さく形成され、中間段内容器4の収容量は、収容部25より大きく、且つ容器本体2よりも小さくなっている。
最上段内容器5は、底部51と、底部51の周縁から上方に立設する周壁52を有する略皿状であり、底部51には、中間段内容器4の周壁42の上端近傍と係合する係合段部53が係合部として形成されている。係合段部53は、底面視で略多角形状であり、中間段内容器4の周壁42の上端近傍の内側に入り込んで係合され、これによって最上段内容器5の底部51が中間段内容器4の周壁42に係合される。最上段内容器5の係合段部53と中間段内容器4の周壁42との係合は、若干余裕のある状態の遊嵌とされ、この遊嵌は本例では中間段内容器4の底部41と仕切壁27の遊嵌よりも緩い遊嵌になっている。
また、略多角形状の係合段部53と略多角形状の周壁42との係合により、最上段内容器5の底部51が周壁42に、容器本体2の高さ方向を軸方向とする回転が不能に係合され、上記中間段内容器4と仕切壁27との係合と相俟って、最上段内容器5が中間段内容器4に対して容器本体2の高さ方向を軸方向とする回転が不能であり、最上段内容器5、中間段内容器4が容器本体2に対して容器本体2の高さ方向を軸方向とする回転が不能になっている。
中間段内容器4に係合された最上段内容器5は、収容部25、中間段内容器4と共に平面視で容器本体2の略中央に配置される。また、本例の最上段内容器5の内部の平面視面積は、収容部25の平面視面積よりも大きく、且つ容器本体2の平面視面積よりも小さく形成され、最上段内容器5の収容量は、収容部25より大きく、且つ容器本体2よりも小さくなっている。尚、最上段内容器5と中間団内容器4の相互について、平面視面積、収容量の大小は適宜設定することが可能である。
包装用容器1bには、第1実施形態と同様の透明で下向き凹形の蓋10が被せられて略密閉され、蓋付き包装用容器が構成される。蓋10は、容器本体2に中間段内容器4と最上段内容器5が設置された状態、容器本体2に中間段内容器4だけが設置された状態、容器本体2から中間段内容器4と最上段内容器5の双方が取り外された状態のいずれであっても、包装用容器1、容器本体2に被せて略密閉することが可能である。
尚、第3実施形態において、最上段内容器5に第2実施形態の柱部34等に相当する係合部を設け、第2実施形態の凹部12に相当する被径合部が設けられている蓋10aを用い、中間段内容器4、最上段内容器5が設置されている容器本体2を蓋10aで密閉した場合に、蓋10aの周縁より上側の位置で係合部と被径合部が係合するように構成してもよい。この係合も、第2実施形態と同様の遊嵌とすると好ましい。この最上段内容器5と蓋10aの係合により、最上段内容器5、中間段内容器4の設置状態の安定性を非常に高めることができ、持ち運び時等に多段の最上段内容器5、中間段内容器4が転倒することを確実に防止することができる。また、中間段内容器4内の食品等を視認可能にするために、周壁42の周方向に離間する複数箇所に上端から切り欠きを形成したり、開口穴を形成したり、中間段内容器4を透明の素材で形成すること等も可能であり、これらの変形は後述する第4実施形態の中間段内容器6についても同様である。
第3実施形態によれば、積層下側収容部に相当する収容部25の収容と中間段内容器4の収容と最上段内容器5の収容により、平面視同一位置に三段に食品等を収容することが可能となり、又、中間段内容器4の底部41を上端が最大高さに位置する仕切壁27に係合するので、容器本体2への食品等の収容を中間段内容器4が阻害することを防止でき、中間段内容器4、最上段内容器5がない場合と同様の容器本体2への食品等の収容を確保することができる。従って、容器本体2の平面的な大きさを広げずとも包装用容器1の食品等の収容量をより一層増やすことができる。
また、中間段内容器4、最上段内容器5が着脱可能であることから、用途に応じて中間段内容器4、或いは中間段内容器4と最上段内容器5を設置して使用したり、最上段内容器5或いは双方を取り外して使用することができ、より優れた汎用性を発揮することができる。また、中間段内容器4の底部41と仕切壁27、最上段内容器5の底部51と中間段内容器4の周壁42を係合することにより、設置状態の安定性を高め、持ち運び時等に最上段内容器5や中間段内容器4が転倒することを防止することができる。
また、最上段内容器5の底部51と中間段内容器4の周壁42との係合と、中間段内容器4の底部41と積層下側収容部に相当する収容部25と上端が最大高さに位置する仕切壁27との係合を遊嵌とすることにより、最上段内容器5や中間段内容器4を取り外す際の内容物の飛散を防止することができる。更に、本例では包装用容器1全体でより下方に位置する後者の遊嵌を前者の遊嵌よりもきつく設定していることから、多段に積層される最上段内容器5と中間段内容器4の安定性をより高めることができる。
また、最上段内容器5と中間段内容器4との係合、中間段内容器4と仕切壁27との係合を、容器本体2の高さ方向を軸方向とする回転が不能な係合とすることにより、持ち運び時等に多段の最上段内容器5、中間段内容器4に回転動作が生ずることを防止し、多段の最上段内容器5、中間段内容器4の設置状態の安定性をより高めることができる。
また、積層下側収容部に相当する収容部25、中間段内容器4、最上段内容器5を平面視で容器本体2の略中央に配置することにより、食品等を多段に収容して高さや重さが大きくなる部分を包装用容器1のほぼ重心に配置することができ、重心の安定によって包装用容器1の安定性を一層高めることができる。また、略中央を多段に高くすることにより、バランスの良い優れた美観を得ることができる。
また、最上段内容器5、中間段内容器4の内部の平面視面積を収容部25の平面視面積よりも大きく、且つ容器本体2の平面視面積よりも小さくし、最上段内容器5、中間段内容器4の収容量、全体の収容量を増やしつつ、最上段内容器5、中間段内容器4で容器本体2に収容される食品等への視認が阻害されることを防止し、容器本体2に収容される食品等に対する消費者等の認知を確保することができる。
〔第4実施形態の包装用容器及び包装用容器の蓋〕
本発明による第4実施形態の包装用容器1cは、図9に示すように、第3実施形態と同一構成の容器本体2と、上端が最大高さに位置する仕切壁27で区画される積層下側収容部に相当する収容部25の上方に着脱可能に設けられる第3実施形態と同一構成の中間段内容器4と、中間段内容器4の上方に着脱可能に係合して設けられる別の中間段内容器6と、中間段内容器5の上方に着脱可能に設けられる第3実施形態と同一構成の最上段内容器5を備え、最下段(本例では下段)に位置する中間段内容器4と最上段(本例では下段)に位置する中間段内容器6が上下に積層される複数段の中間段内容器4、6を有する。中間段内容器4の容器本体2への係合設置の構造は第3実施形態と同一である。
中間段内容器6は、底部61と、底部61の周縁から上方に立設する周壁62を有する略凹形であり、周壁62は平面視で略多角形状に形成されている。底部61には中間段内容器4の周壁42の上端近傍と係合する係合段部63が係合部として形成されている。係合段部63も、底面視で略多角形状であり、中間段内容器4の周壁42の上端近傍の内側に入り込んで係合され、これによって中間段内容器6の底部61が中間段内容器4の周壁42に係合される。中間段内容器6の係合段部63と中間段内容器4の周壁42との係合は、若干余裕のある状態の遊嵌とされ、この遊嵌は中間段内容器4の底部41と仕切壁27の遊嵌よりも緩い遊嵌になっている。
略多角形状の係合段部63と略多角形状の周壁42との係合により、中間段内容器6の底部61が周壁42に、容器本体2の高さ方向を軸方向とする回転が不能に係合され、中間段内容器4と仕切壁27との回転不能な係合、後述する最上段内容器5と中間段内容器6との回転不能な係合と相俟って、最上段内容器5、中間段内容器4、6が容器本体2に対して容器本体2の高さ方向を軸方向とする回転が不能になっている。中間段内容器4の上方に係合して設置された中間段内容器6は、収容部25、中間段内容器4と共に平面視で容器本体2の略中央に配置される。
上記係合によって着脱可能に設けられる中間段内容器6は、その内部の平面視面積が、収容部25の平面視面積よりも大きく、且つ容器本体2の平面視面積よりも小さく形成され、中間段内容器6の収容量は、収容部25より大きく、且つ容器本体2よりも小さくなっている。尚、中間段内容器6、中間段内容器4、最上段内容器5の相互について、平面視面積、収容量の大小は適宜設定することが可能である。
最上段内容器5の底部51の係合段部53は、上段に位置する中間段内容器6の周壁62の上端近傍の内側に入り込んで係合され、これによって最上段内容器5の底部51が中間段内容器6の周壁62に係合される。最上段内容器5の係合段部53と中間段内容器6の周壁62との係合は、若干余裕のある状態の遊嵌とされ、この遊嵌は本例では中間段内容器4の底部41と仕切壁27の遊嵌よりも緩い遊嵌になっており、好ましくは中間段内容器6の底部61と中間段内容器4の周壁42との遊嵌よりも緩い遊嵌とするとよい。
また、略多角形状の係合段部53と中間段内容器6の略多角形状の周壁62との係合により、最上段内容器5の底部51が周壁62に、容器本体2の高さ方向を軸方向とする回転が不能に係合される。中間段内容器6に係合された最上段内容器5は、収容部25、中間段内容器4、6と共に平面視で容器本体2の略中央に配置される。
包装用容器1cにも、第1、第3実施形態と同様の透明で下向き凹形の蓋10が被せられて略密閉され、蓋付き包装用容器が構成される。蓋10は、容器本体2に中間段内容器4、6と最上段内容器5が設置された状態、容器本体2に中間段内容器4だけ或いは中間段内容器4、6だけが設置された状態、容器本体2から中間段内容器4、6と最上段内容器5の双方が取り外された状態のいずれであっても、包装用容器1、容器本体2に被せて略密閉することが可能である。また、変形例として、本実施形態でも最上段内容器5に係合部を設け、被径合部が設けられている蓋10aを用い、蓋10aの周縁より上側の位置で係合部と被径合部が係合するように構成してもよい。その他の構成は第3実施形態と同様である。
第4実施形態によれば、積層下側収容部に相当する収容部25の収容と中間段内容器4、6の収容と最上段内容器5の収容により、平面視同一位置に四段に食品等を収容することが可能となる。また、中間段内容器4、6、最上段内容器5が着脱可能であることから、用途に応じて中間段内容器4、中間段内容器4、6或いは中間段内容器4、6と最上段内容器5を設置して使用したり、最上段内容器5、中間段内容器4、6を取り外して使用することができ、より優れた汎用性を発揮することができる。その他、第3実施形態と対応する構成により対応する効果を発揮することができる。
〔実施形態の変形例等〕
本明細書開示の発明は、各発明、各実施形態の他に、適用可能な範囲で、これらの部分的な構成を本明細書開示の他の構成に変更して特定したもの、或いはこれらの構成に本明細書開示の他の構成を付加して特定したもの、或いはこれらの部分的な構成を部分的な作用効果が得られる限度で削除して特定した上位概念化したものを含むものであり、下記変形例も包含する。
例えば第1実施形態では、内容器3の底部31の仕切壁27への係合を係合溝33による係合としたが、係合構造は適用可能な範囲で適宜であり、例えば内容器3の底部31に略多角形状の係合凹部を形成し、係合凹部の周壁が仕切壁27の突出部271の外周に配置されるようにして係合凹部を仕切壁27に係合する構成、或いは内容器3の底部31の複数箇所に部分係合凹部若しくは部分係合突起を点状等で形成し、仕切壁27の上端の対応する位置の複数箇所に部分係合突起若しくは部分係合凹部を点状等で形成し、これらの各々を凹凸が入り込むように係合する構成、或いは最上段内容器5、中間段内容器6のような係合段部の段差によって仕切壁27に係合する構成等とすることが可能である。
また、内容器3の底部31と仕切壁27との係合構造において、容器本体2の高さ方向を軸方向とする回転を不能にする係合構造として、第1実施形態では略多角形状の係合溝33と略多角形状の周壁である仕切壁27を係合する構成としたが、容器本体2の高さ方向を軸方向とする回転を不能にする係合構造はこれ以外にも適用可能な範囲で適宜であり、例えば内容器3の底部31の係合溝若しくは係合凹部と仕切壁27を平面視でレーストラック形状若しくは楕円形状若しくは唇形状にして係合する構成、或いは上述の部分係合凹部と部分係合突起による係合の構成等とすることも可能である。尚、本発明では、内容器3の底部31と仕切壁27との係合構造を、容器本体2の高さ方向を軸方向とする回転が可能な係合構造とすることも可能である。
更に、これらの係合構造の変形例等を適宜適用可能なことは、仕切壁27と中間段内容器4の底部41との間の係合、複数段の中間段内容器4、6等相互の係合、中間段内容器4、6の周壁42、62等と最上段内容器5の底部51との間の係合についても同様である。
また、内容器3の底部31と仕切壁27との係合、最上段内容器5の底部51と中間段内容器4、6の周壁42、62等の係合、又は中間段内容器4、6等の相互係合は、上記実施形態のように遊嵌とすることが好ましいが、遊びの余裕のない嵌合とすることも可能である。
また、本発明において、互いに係合して上下に着脱可能に積層される複数段の中間段内容器は、第4実施形態の二段の中間段内容器4、6以外にも、三段、四段、五段等の適宜の段数とすることが可能であり、例えば複数の中間段内容器のうちの最下段の中間段内容器の底部が、上端が最大高さに位置する仕切壁27に係合され、複数の中間段内容器のうちの最上段の中間段内容器の周壁に、最上段内容器5の底部51が係合されるものであればよい。この場合の中間段内容器相互の係合は、第4実施形態の中間段内容器4、6相互の係合構造など適宜の係合構造とすることが可能であり、好ましくは遊嵌、或いは容器本体2の高さ方向を軸方向とする回転が不能な係合とするとよい。
また、積層下側収容部に相当する収容部25、内容器3、最上段内容器5、中間段内容器4、6等は、バランス上、平面視で容器本体2の略中央に配置することが好ましいが、容器本体2の中央から偏った位置など他の位置に配置することも可能である。また、積層下側収容部である収容部25と内容器3、収容部25と最上段内容器5と中間段内容器4若しくは中間段内容器4、6等の組み合わせは、1つの容器本体2において一組だけでなく複数組設けることも可能であり、この場合には、包装用容器1全体の重心が安定するよう、複数組をバランスの取れた配置とすることが好ましい。
また、第1実施形態では、内容器3の内部の平面視面積が、積層下側収容部に相当する収容部25の平面視面積よりも大きく、且つ容器本体2の平面視面積よりも小さくなるように設定して形成したが、内容器3の内部の平面視面積は、収容部25の平面視面積と同じ或いは収容部25の平面視面積よりも小さくするなど適宜設定することが可能であり、中間段内容器4、6、最上段内容器5の平面視面積についても同様である。
また、本発明における内容器の係合部、蓋の被係合部は、第2実施形態以外にも、蓋の周縁より上側の位置で係合可能な適宜の構成とすることが可能であり、例えば第2実施形態の内容器3aの係合部を所定位置に離間して設けられた複数本の柱部、蓋10aの被係合部をこれらに対応する位置に形成された複数箇所の凹部とし、これらをそれぞれ係合する構成、或いは内容器3aの係合部を柱部の上端に形成された係合突起、係合凹部、係合周状突条若しくは係合周状溝とし、蓋10aの被係合部をこれらに対応する位置に形成された係合凹部、係合突起、係合周状溝若しくは係合周状突条とし、これらを係合する構成とすることができる。
更に、図10(a)に示すように、内容器3の係合部を周壁32の上端部321とすると共に、蓋10aに代え、周縁より上側の中間位置に内側に突出する周状段部13が被係合部として形成されている蓋10bを用い、蓋10bの周状段部13を、容器本体2に設置状態の内容器3の周壁32の上端部321に周状に略当接若しくは近接させて係合する構成等とすることが可能である。
更に、図10(b)に示すように、第1実施形態の内容器3を略密閉するように、透明で下向き凹形の内蓋100を周縁で係合して取り付け、容器本体2に取り付けられる蓋10の上面と、容器本体に設置された内容器3の内蓋100の上面とを略当接させるようにして蓋10と内蓋100とを係合してもよい。この場合には、内容器の内蓋の上面が内蓋の係合部、蓋の上面が蓋の被係合部に相当する。尚、内蓋の係合部、蓋の被係合部は、段部など適宜の部分で略当接、係合して移動規制する係合構造等とすることが可能である。
更に、内容器の係合部と蓋の被係合部、内容器に取り付けられる内蓋の係合部と蓋の被係合部の係合構造の変形構造は、最上段内容器の係合部と蓋の被係合部、或いは最上段内容器に取り付けられる内蓋の係合部と蓋の被係合部の係合構造としても適宜適用可能である。
また、容器本体2の収容部24、25や、内容器3、3a、中間段内容器4、6、最上段内容器5等のそれぞれの内部である収容部において、所要箇所の収容部に食品以外のものを収容することも可能であり、例えば第1実施形態の容器本体2の収容部24と内容器3の内部とに食品を収容し、容器本体2の収容部25に調味料、娯楽具等を収容すること等が可能である。
本発明は、複数種類の食品等を収容する包装用容器に利用することができる。
1、1a、1b、1c…包装用容器 2…容器本体 21…周壁 211…嵌合段部 22…台座 221…突部 222…上面 23…仕切壁 24…収容部 241…底部 25…収容部 26…底部 27…仕切壁 271…突出部 3、3a…内容器 31…底部 32…周壁 321…上端部 33…係合溝 34…柱部 4…中間段内容器 41…底部 42…周壁 43…係合溝 5…最上段内容器 51…底部 52…周壁 53…係合段部 6…中間段内容器 61…底部 62…周壁 63…係合段部 10、10a、10b…蓋 11…段部 12…凹部 13…周状段部 100…内蓋

Claims (14)

  1. 内部が仕切壁で複数の収容部に区画されている容器本体と、
    前記仕切壁の内で上端が最大高さに位置する前記仕切壁で区画される積層下側収容部の上方に着脱可能に設けられる内容器を備え、
    前記内容器の底部が前記上端が最大高さに位置する仕切壁に係合されている
    ことを特徴とする包装用容器。
  2. 前記内容器の底部が、前記上端が最大高さに位置する仕切壁に遊嵌されていることを特徴とする請求項1記載の包装用容器。
  3. 前記内容器の底部が、前記上端が最大高さに位置する仕切壁に、前記容器本体の高さ方向を軸方向とする回転が不能に係合されていることを特徴とする請求項1又は2記載の包装用容器。
  4. 前記積層下側収容部と前記内容器が平面視で前記容器本体の略中央に配置されていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の包装用容器。
  5. 前記内容器の内部の平面視面積が、前記積層下側収容部の平面視面積よりも大きく、且つ前記容器本体の平面視面積よりも小さくなるように設定して形成されていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の包装用容器。
  6. 前記容器本体と前記内容器を略密閉する下向き凹形の蓋と前記蓋の周縁より上側の位置で係合する係合部が前記内容器に設けられていることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の包装用容器。
  7. 内部が仕切壁で複数の収容部に区画されている容器本体と、
    前記仕切壁の内で上端が最大高さに位置する前記仕切壁で区画される積層下側収容部の上方に着脱可能に設けられ、底部が前記上端が最大高さに位置する仕切壁に係合される中間段内容器と、
    前記中間段内容器の上方に着脱可能に設けられ、底部が前記中間段内容器の周壁に係合される最上段内容器と
    を備えることを特徴とする包装用容器。
  8. 内部が仕切壁で複数の収容部に区画されている容器本体と、
    互いに係合して上下に着脱可能に積層され、前記仕切壁の内で上端が最大高さに位置する前記仕切壁で区画される積層下側収容部の上方に着脱可能に設けられる複数段の中間段内容器と、
    前記複数の中間段内容器の上方に着脱可能に設けられる最上段内容器とを備え、
    前記複数の中間段内容器の内の最下段の中間段内容器の底部が、前記上端が最大高さに位置する仕切壁に係合され、
    前記複数の中間段内容器の内の最上段の中間段内容器の周壁に、前記最上段内容器の底部が係合される
    ことを特徴とする包装用容器。
  9. 前記最上段内容器の底部と前記中間段内容器の周壁との係合と、前記中間段内容器の底部と前記積層下側収容部の前記上端が最大高さに位置する仕切壁との係合とが遊嵌とされ、
    前記最上段内容器の底部と前記中間段内容器の周壁との遊嵌が、前記中間段内容器の底部と前記積層下側収容部の前記上端が最大高さに位置する仕切壁との遊嵌よりも緩いことを特徴とする請求項7又は8記載の包装用容器。
  10. 前記各係合が、前記容器本体の高さ方向を軸方向とする回転が不能な係合であることを特徴とする請求項7〜9の何れかに記載の包装用容器。
  11. 前記積層下側収容部と、前記最上段内容器と、前記中間段内容器若しくは前記複数段の中間段内容器が、平面視で前記容器本体の略中央に配置されていることを特徴とする請求項7〜10の何れかに記載の包装用容器。
  12. 前記容器本体と、前記最上段内容器と、前記中間段内容器若しくは前記複数段の中間段内容器とを略密閉する下向き凹形の蓋と前記蓋の周縁より上側の位置で係合する係合部が前記最上段内容器に設けられていることを特徴とする請求項7〜11の何れかに記載の包装用容器。
  13. 請求項1〜12の何れかに記載の包装用容器を略密閉する下向き凹形の蓋であって、前記内容器若しくは前記最上段内容器に設けられている係合部、又は前記内容器に取り付けられる内蓋の係合部と係合する被係合部が周縁より上側の位置に設けられていることを特徴とする包装用容器の蓋。
  14. 請求項1〜12の何れかに記載の包装用容器と、
    前記包装用容器を略密閉する下向き凹形の蓋と
    から構成されることを特徴とする蓋付き包装用容器。
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