JP2016036998A - 複合積層体の製造方法 - Google Patents
複合積層体の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016036998A JP2016036998A JP2014162328A JP2014162328A JP2016036998A JP 2016036998 A JP2016036998 A JP 2016036998A JP 2014162328 A JP2014162328 A JP 2014162328A JP 2014162328 A JP2014162328 A JP 2014162328A JP 2016036998 A JP2016036998 A JP 2016036998A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- glass
- laminate
- block copolymer
- bag
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Joining Of Glass To Other Materials (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
板材に、曲面形状を有するガラス板、金属板又は樹脂板や、薄膜ガラスを含む場合であっても、板材が割れることがなく、また、厚みの不均等、ひび割れ、膨れ、気泡、剥離等が生じることのない、複合積層体の簡易な製造方法を提供する。
【解決手段】
ガラス板、金属板及び樹脂板から選ばれる複数の板材の間に、1枚又は複数枚の中間膜を介在させて接着一体化させる複合積層体の製造方法であって、前記複数枚の板材と中間膜とを交互に重ねて積層物を得る工程[1]、得られた積層物を樹脂製の袋内部に収容し、前記袋内を脱気した後、前記積層物を収容した袋を密封する工程[2]、及び、前記密封した袋を、0.2MPa以上の加圧下に置くことで、積層物を接着一体化する工程[3]を有することを特徴とする複合積層体の製造方法。
【選択図】 なし。
Description
しかしながら、このようなバックには、(i)材質をゴム引布としたために、バッグが不透明となり内容物の視認性が劣る、(ii)厚みが厚くなり柔軟性が劣るために、厚みの薄いガラスを用いる場合、ガラスが割れ易くなる、(iii)バッグ自体が高価となり経済性に劣る、等の問題があった(特許文献1、2)。
従って、かかる問題を解決し、より簡易に製造することができる複合積層体の製造方法が望まれている。
(1)ガラス板、金属板及び樹脂板から選ばれる複数の板材の間に、1枚又は複数枚の中間膜を介在させて接着一体化させる複合積層体の製造方法であって、前記複数枚の板材と中間膜とを交互に重ねて積層物を得る工程[1]、得られた積層物を樹脂製の袋内部に収容し、前記袋内を脱気した後、前記積層物を収容した袋を密封する工程[2]、及び、前記密封した袋を、0.2MPa以上の加圧下に置くことで、積層物を接着一体化する工程[3]を有することを特徴とする複合積層体の製造方法。
(2)前記複数枚の板材の、少なくとも1枚がガラス板であることを特徴とする、(1)に記載の製造方法。
(3)前記樹脂製の袋が、ポリプロピレンからなる層を少なくとも一層有する、単層又は多層のシートで構成されたものである、(1)又は(2)に記載の製造方法。
(4)前記中間膜が、芳香族ビニル化合物由来の繰り返し単位を主成分とする少なくとも2つの重合体ブロック[A]と、鎖状共役ジエン化合物由来の繰り返し単位を主成分とする少なくとも1つの重合体ブロック[B]とからなり、全重合体ブロック[A]のブロック共重合体全体に占める重量分率をwAとし、全重合体ブロック[B]のブロック共重合体全体に占める重量分率をwBとしたときに、wAとwBとの比(wA:wB)が30:70〜60:40であるブロック共重合体の、全不飽和結合の90%以上を水素化したブロック共重合体水素化物に、アルコキシシリル基が導入された変性ブロック共重合体水素化物からなることを特徴とする、(1)〜(3)に記載の製造方法。
(1)工程[1]:前記複数枚の板材と中間膜とを交互に重ねて積層物を得る工程
(2)工程[2]:得られた積層物を樹脂製の袋内部に収容し、前記袋内を脱気した後、前記積層物を収容した袋を密封する工程
(3)工程[3]:前記密封した袋を、0.2MPa以上の加圧下に置くことで、積層物を接着一体化する工程
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明において、工程[1]は、ガラス板、金属板及び樹脂板から選ばれる複数枚の板材と、1枚又は複数枚の中間膜とを交互に重ねて積層物を得る工程である。
本発明に用いる板材は、ガラス板、金属板及び樹脂板から選ばれる複数枚である。なかでも、本発明の効果をより発現できることから、少なくとも1枚がガラス板であるのが好ましい。
板材は、平板状であっても、曲面形状を有していてもよいが、局面形状を有するものを用いる場合に、本発明の顕著な効果を得ることができる。
ガラス板の材質は、特に限定されず、アルミノシリケート酸ガラス、アルミノホウケイ酸ガラス、ウランガラス、カリガラス、ケイ酸ガラス、結晶化ガラス、ゲルマニウムガラス、石英ガラス、ソーダガラス、鉛ガラス、バリウム瑚珪酸ガラス、瑚珪酸ガラス等が挙げられる。
複数枚のガラス板を用いる場合、例えば、厚みが2mmの強化ガラスと、厚みが0.7mmの青板ガラス、というように、異なる種類、異なる厚みのガラス板を用いることができる。
金属板の材質としては、特に限定されず、例えば、アルミニウム、チタン、ステンレス、SUS、鉄、銅、亜鉛、錫、銀、金、白金等が挙げられる。
また、金属板は、単層の板であっても、異なる金属板が積層された多層金属板であっても、銅張積層板のごとく、金属、樹脂及び/又はガラス繊維から成る複合多層板であってもよい。
本発明においては、複数枚の金属板を用いる場合、異なる種類、異なる厚みの金属板を用いることができる。
樹脂板の材質としては、特に限定されず、アクリル樹脂、ポリメチルメタクリレート、ポリカーボネート、ポリイミド、トリアセチルセルロース、ポリエチレンテレフタレート、ポリビニルアルコール、エチレン・ビニルアルコール共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体、ポリウレタン樹脂、ポリエーテルサルホン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリオレフィン、環状オレフィン系樹脂、芳香族ビニル・共役ジエンブロック共重合体水素化物等が挙げられる。
また、表面に、エンボスパターン等の凹凸を有する樹脂板を使用することもできる。
本発明においては、複数枚の樹脂板を用いる場合、異なる種類、異なる厚みの樹脂板を用いることができる。
本発明に用いる中間膜は、前記ガラス板、金属板、樹脂板に対して、加圧により接着性を発揮するものである。
本発明においては、中間膜を構成する樹脂として、(1)芳香族ビニル化合物由来の繰り返し単位を主成分とする重合体ブロックと鎖状共役ジエン化合物由来の繰り返し単位を主成分とする重合体ブロックとからなるブロック共重合体の水素化物、(2)エチレン重合体、(3)エチレン・α−オレフィン共重合体、(4)エチレン・(メタ)アクリル酸エステル共重合体、(5)エチレン・不飽和カルボン酸ランダム共重合体を金属化合物と反応させて得られたアイオノマー、(6)メタクリル酸エステル(共)重合体、及び、(7)エチレン・酢酸ビニル共重合体から選ばれる少なくとも1種の重合体に、アルコキシシリル基、酸無水物基、カルボキシル基及びエポキシ基から選ばれる少なくとも1種の置換基が導入されてなる変性重合体[E]、又は、前記(1)〜(7)から選ばれる少なくとも1種の重合体に、ビニル基及び/又はビニリデン基を有するシランカップリング剤及び有機過酸化物を配合した樹脂組成物[F]のいずれかであるのが好ましい。
前記変性ブロック共重合体水素化物[E]の前駆体であるブロック共重合体[C]は、少なくとも2つの重合体ブロック[A]と少なくとも1つの重合体ブロック[B]を含有する。
複数の重合体ブロック[A]は、上記の範囲を満足すれば互いに同一であっても、相異なっていても良い。
これらの中でも、吸湿性の観点から、極性基を有しないものが好ましく、スチレン、アルキル置換スチレンが好ましく、スチレンが特に好ましい。
ブロック共重合体[C]が複数の重合体ブロック[B]を有する場合、複数の重合体ブロック[B]は、上記の範囲を満足すれば互いに同一であっても、相異なっていても良い。
これらの中でも、吸湿性の観点から、極性基を含有しないものが好ましく、エチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−ノネン、1−デセン、1−ドデセン、1−エイコセン、4−メチル−1−ペンテン、4,6−ジメチル−1−ヘプテン等の鎖状オレフィン;ビニルシクロヘキサン、4−ビニルシクロヘキセン等の環状オレフィン;が好ましく、鎖状オレフィンがより好ましく、エチレン、プロピレンが特に好ましい。
ブロック共重合体[C]のブロックの形態は、鎖状型ブロックでもラジアル型ブロックでも良いが、鎖状型ブロックであるものが、機械的強度に優れ好ましい。ブロック共重合体[C]の最も好ましい形態は、重合体ブロック[B]の両端に重合体ブロック[A]が結合した、[A]−[B]−[A]型のトリブロック共重合体、及び、重合体ブロック[A]の両端に重合体ブロック[B]が結合し、更に、該両重合体ブロック[B]の他端にそれぞれ重合体ブロック[A]が結合した、[A]−[B]−[A]−[B]−[A]型のペンタブロック共重合体である。
例えば、(i)3つの重合体ブロックを有するブロック共重合体(C)を製造する場合、重合体ブロック[A]を形成させるモノマー成分として、芳香族ビニル化合物を含有するモノマー混合物(a1)を重合させる第1工程と、重合体ブロック[B]を形成させるモノマー成分として、鎖状共役ジエン系化合物を含有するモノマー混合物(b1)を重合させる第2工程と、重合体ブロック[A]を形成させるモノマー成分として、芳香族ビニル化合物を含有するモノマー混合物(a2)(ただし、モノマー混合物(a1)とモノマー混合物(a2)は同一でも相異なっていてもよい。)を重合させる第3工程、を有する方法、
(ii)重合体ブロック[A]を形成させるモノマー成分として、芳香族ビニル化合物を含有するモノマー混合物(a1)を重合させる第1工程と、重合体ブロック[B]を形成させるモノマー成分として、鎖状共役ジエン系化合物を含有するモノマー混合物(b1)を重合させる第2工程と、重合体ブロック[B]の末端同士を、カップリング剤によりカップリングさせる方法、等が挙げられる。
重合反応に用いる溶媒としては、各工程で得られる重合体が溶解する不活性溶媒を用いる。不活性溶媒としては、例えば、n−ブタン、n−ペンタン、イソペンタン、n−ヘキサン、n−ヘプタン、イソオクタン等の脂肪族炭化水素類;シクロペンタン、シクロヘキサン、メチルシクロペンタン、メチルシクロヘキサン、デカリン、ビシクロ[4.3.0]ノナン、トリシクロ[4.3.0.12,5]デカン等の脂環式炭化水素類;ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素類;等が挙げられる。なかでも、脂環式炭化水素類を用いると、後述する水素化反応にも不活性な溶媒としてそのまま使用でき、ブロック共重合体の溶解性も良好であるため好ましい。
これらの溶媒は、一種単独で、或いは2種以上を組み合わせて使用することができる。
これらの溶媒の使用量は、全使用モノマー100重量部に対して、通常200〜2000重量部である。
ブロック共重合体水素化物[D]は、上記のブロック共重合体[C]の主鎖及び側鎖の炭素−炭素不飽和結合、並びに芳香環の炭素−炭素不飽和結合を水素化して得られる高分子である。その水素化率は通常90%以上、好ましくは97%以上、より好ましくは99%以上である。水素化率が高いほど、透明性、耐候性、耐熱性が良好である。
特に、主鎖及び側鎖の炭素−炭素不飽和結合の水素化率を高めることにより、耐光性、耐酸化性が高くなるという効果が得られる。主鎖及び側鎖の炭素−炭素不飽和結合の水素化率は、好ましくは95%以上、より好ましくは99%以上である。
ブロック共重合体水素化物[D]の水素化率は、1H−NMRスペクトルを測定して算出することができる。
水素化触媒の使用量は、重合体100重量部に対して、通常0.01〜10重量部、好ましくは0.05〜5重量部、より好ましくは0.1〜3重量部である。
反応溶液からブロック共重合体水素化物[D]を回収する方法としては、例えば、ブロック共重合体水素化物[D]が溶解した溶液から、スチームストリッピングにより溶媒を除去するスチーム凝固法;減圧加熱下で溶媒を除去する直接脱溶媒法;ブロック共重合体水素化物[D]の貧溶媒中に溶液を注いで析出、凝固させる凝固法;等の公知の方法を挙げることができる。
本発明に用いる変性ブロック共重合体水素化物[E]は、上記ブロック共重合体水素化物[D]に、アルコキシシリル基が導入されたものである。アルコキシシリル基は、上記ブロック共重合体水素化物[D]に直接結合していても、アルキレン基等の2価の有機基を介して結合していても良い。
例えば、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、アリルトリメトキシシラン、アリルトリエトキシシラン、ジメトキシメチルビニルシラン、ジエトキシメチルビニルシラン、p−スチリルトリメトキシシラン、p−スチリルトリエトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルトリエトキシシラン、3−メタクリロキシプロピルメチルジエトキシシラン、3−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン、3−アクリロキシプロピルトリエトキシシラン、2−ノルボルネン−5−イルトリメトキシシラン等のエチレン性不飽和シラン化合物から選択される少なくとも1種を用いることができる。これらの中でも、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、アリルトリメトキシシラン、アリルトリエトキシシラン、ジメトキシメチルビニルシラン、ジエトキシメチルビニルシラン、p−スチリルトリメトキシシランが好適に用いられる。
これらのエチレン性不飽和シラン化合物は、一種単独で、或いは2種以上を組み合わせて使用することができる。
これらの過酸化物は、一種単独で、或いは2種以上を組み合わせて使用することができる。
例えば、溶融押出し成形法による場合は、樹脂温度は、通常170〜230℃、好ましくは180〜220℃、より好ましくは190〜210℃の範囲で適宜選択される。樹脂温度が低過ぎる場合は、流動性が悪化し、成形シートにゆず肌やダイライン等の不良を生じ易く、また、シートの押出し速度が上げられず工業的に不利となる。樹脂温度が高過ぎる場合は、接着剤のガラスへの接着性が不良となったり、シートの貯蔵安定性が低下して、シートを常温常湿環境下で長期間貯蔵した後のガラスに対する接着性が低下する等の不具合を生じ易くなる。
一方、中間膜の厚みが5mmよりも大きい場合、複数のガラス板を積層する場合に光線透過率が低下し、透明な複合積層体が得られなかったり、中間膜を成形する樹脂の使用量が多くなり経済性が低下するおそれがある。
中間膜を保管する場合は、中間膜同士のブロッキングを防止するために、中間膜の片面に離型フィルムを重ねて保管することができる。
用いる離型フィルムとしては、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム等が使用できる。
上記中間膜は、単層のものであっても、複数の中間膜を積層した多層のものであっても良く、多層の場合、複数の中間膜は互いに異なるものであっても良い。
積層物の厚みは、特に制約はなく、目的とする複合積層体によるが、通常0.07〜10mmである。
工程[2]は、前記工程[1]で得られた積層物を樹脂製の袋内部に収容し、前記袋内を脱気した後、前記積層物を収容した袋を密封する工程である。
本発明に使用する樹脂製の袋としては、前記積層物を内部に収容して内部を脱気した後に開口部をヒートシール等により密封することができるものであれば良い。
多層構造の袋の層構成としては、例えば、PET層/接着層/PE層、PET層/接着層/PP層、NY層/接着層/PE層、NY層/接着層/PP層、PET層/接着層/NY層/接着層/PP層、等が挙げられる。
これらの中でも、PP単層、PET層/接着層/PP層、NY層/接着層/PP層、等の、ヒートシール性に優れるPPからなる層を少なくとも一層有する、単層又は多層のシートで構成されたものが、耐熱性が高く、複合積層体の成形温度を高くすることができるため好ましく、NY層/接着層/PP層が、耐突き刺し性にも優れるため特に好ましい。
例えば、曲面形状のガラス板や、厚みが0.7mm以下の薄膜ガラスを含む複合積層体を成形する場合、厚みが100μm以下の薄手の樹脂製の袋を使用することにより、ガラス板の割れを効果的に低減することができる。
(a)まず、工程[1]で得た積層物を、前記樹脂製の袋内部に収容する。本発明において、「積層物を袋内部に収容する」態様としては、樹脂製の袋の開口部から、積層物を袋中に入れる態様、1枚の樹脂製シートの上に積層物を置き、その上にもう1枚の樹脂製シートを被せた後、2枚の樹脂製シートの外周部を、開口部を残してヒートシールすることにより、結果として積層物を袋内部に収容した状態とする態様、1枚の樹脂製シートの上に積層物を置き、積層物が内部に収容されるように、前記樹脂シートを折りたたみ、外周部を、開口部を残してヒートシールすることにより、結果として積層物を袋内部に収容した状態とする態様等が挙げられる。
袋内を脱気する方法は、特に限定されず、真空ポンプや吸引ポンプ等を使用する方法が挙げられる。
また、前記市販の真空パック器や真空包装機等を使用することもできる。
工程[3]は、前記積層物を収容して密封した袋を、通常0.2MPa以上、好ましくは0.4MPa以上、より好ましくは0.6MPa以上の加圧下に置く工程である。この工程により、積層物が接着一体化され、複合積層体が得られる。
加圧圧力の上限は、通常2.0MPa、好ましくは1.5MPa、より好ましくは1.0MPaである。この圧力であれば、通常の合わせガラスの製造で使用されているオートクレーブが利用できるため好ましい。
加圧又は加熱加圧する方法は特に限定されないが、オートクレーブ、加熱加圧硬化装置、蒸気滅菌装置等を使用する方法が好ましい。
加圧又は加熱加圧時間は、条件等にもよるが、通常10〜60分、好ましくは15〜45分である。
合成した樹脂の分子量は、THFを溶離液とするゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)による標準ポリスチレン換算値として、38℃において測定した。
測定装置として、東ソー社製、HLC8020GPCを用いた。
合成した樹脂の主鎖、側鎖及び芳香環の水素化率は、1H−NMRスペクトルを測定して算出した。
〈複合積層体の外観評価〉
複合積層体の外観を目視観察により評価する。複合積層体に、厚みの不均等、ひび割れ、膨れ、気泡、剥離等の異常が認められない場合を「○(良好)」、複合積層体に、厚みの不均等、ひび割れ、膨れ、気泡、剥離等の異常が認められる場合を「×(不良)」と評価した。
中間膜[G−1]の作製
(変性ブロック共重合体水素化物「E−1])
内部が充分に窒素置換された、攪拌装置を備えた反応器に、脱水シクロヘキサン550部、脱水スチレン25.0部、及び、n−ジブチルエーテル0.475部を入れた。全容を60℃で攪拌しながら、n−ブチルリチウムの15%シクロヘキサン溶液0.88部を加えて重合を開始させ、攪拌しながら60℃で60分反応させた。この時点で、反応液をガスクロマトグラフィー(GC)により分析した結果、重合転化率は99.5%であった。
その後、更に、反応液に脱水スチレンを25.0部加え、60℃で60分攪拌した。この時点で、反応液をGCにより分析した結果、重合転化率はほぼ100%であった。
ここでイソプロピルアルコール0.5部を加えて反応を停止させ、重合体溶液を得た。重合体溶液に含まれるブロック共重合体[C−1]の重量平均分子量(Mw)は47,200、分子量分布(Mw/Mn)は1.04、wA:wB=50:50であった。
次いで、上記溶液を、金属ファイバー製フィルター(孔径0.4μm、ニチダイ社製)にてろ過して微小な固形分を除去した後、円筒型濃縮乾燥器(製品名「コントロ」、日立製作所社製)を用いて、温度260℃、圧力0.001MPa以下で、溶液から、溶媒であるシクロヘキサン、キシレン及びその他の揮発成分を除去した。連続して溶融ポリマーを、濃縮乾燥器に連結した孔径5μmのステンレス製焼結フィルターを備えたポリマーフィルター(富士フィルター社製)により、温度260℃でろ過した後、ダイから溶融ポリマーをストランド状に押出し、冷却後、ペレタイザーによりブロック共重合体水素化物[D−1]のペレット95部を作製した。
得られたペレット状のブロック共重合体水素化物[D−1]の重量平均分子量(Mw)は49,500、分子量分布(Mw/Mn)は1.10、水素化率はほぼ100%であった。
変性ブロック共重合体水素化物[E−1]をFT−IRスペクトルを測定したところ、1090cm−1にSi−OCH3基、825cm−1と739cm−1にSi−CH2基に由来する新たな吸収帯が、ビニルトリメトキシシランのSi−OCH3基、Si−CH2基に由来する吸収帯(1075cm−1、808cm−1及び766cm−1)と異なる位置に観察された。
また、変性ブロック共重合体水素化物[E−1]を1H−NMRスペクトル(重クロロホルム中)を測定したところ、3.6ppmにメトキシ基のプロトンに基づく吸収帯が観察され、ピーク面積比からブロック共重合体水素化物[D−1]の100部に対してビニルトリメトキシシラン1.8部が結合したことが確認された。
上記で得た変性ブロック共重合体水素化物[E−1]のペレットを、37mmφのスクリューを備えた二軸混練機を有するTダイ式フィルム溶融押出し成形機(Tダイ幅600mm)、キャストロール(エンボスパターン付き)、及び、ゴム製ニップロール及びシート引き取り装置を備えた押出しシート成形機を使用して、溶融樹脂温度200℃、Tダイ温度200℃、キャストロール温度80℃の成形条件にて押出し成形し、変性ブロック共重合体水素化物[E−1]からなる中間膜[G−1](厚み400μm、幅500mm)を成形して、中間膜[G−1]を得た。中間膜[G−1]は、押出しシートの片面をニップロールでエンボスロールに押し当てることにより、エンボスパターンを転写した。得られた中間膜[G−1]はロールに巻き取り回収した。エンボスパターンを付与することにより、ロールに巻いて保管した中間膜[G−1]は、ブロッキングは観られなかった。また、中間膜[G−1]を120℃で3分間保持した後の収縮率は、MD方向〔縦方向(Machine Direction)、以下にて同じ。〕、TD方向〔横方向(Transverse Direction)、以下にて同じ〕とも1%以下で、収縮率は小さかった。
中間膜[G−2]の作製
(変性ブロック共重合体水素化物「E−2])
製造例1において、スチレン20.0部、イソプレン60.0部、スチレン20.0部をそれぞれ3回に分けて、この順に加え、n−ブチルリチウム(15%シクロヘキサン溶液)を0.80部に変える以外は、製造例1と同様に重合反応及び反応停止操作を行った。
得られたブロック共重合体[C−2]の重量平均分子量(Mw)は51,200、分子量分布(Mw/Mn)は1.04、wA:wB=40:60であった。
得られた変性ブロック共重合体水素化物[E−2]は、製造例1と同様にして分析し、ブロック共重合体水素化物[D−2]の100部に対してビニルトリメトキシシラン1.8部が結合したことが確認された。
変性ブロック共重合体水素化物[E−2]のペレットを、製造例1と同様にしてシート成形し、変性ブロック共重合体水素化物[E−2]からなる中間膜[G−2](厚み400μm、幅500mm)を作製した。
中間膜[G−2]は、製造例1と同様に、エンボスパターンを付与し、ロールに巻いて保管してもブロッキングは観られなかった。また、中間膜[G−2]を120℃で3分間保持した後の収縮率は、MD方向、TD方向とも1%以下で、収縮率は小さかった。
中間膜[G−3]の作製
(エチレン・酢酸ビニル共重合体を主成分としてなる中間膜[G−3])
エチレン・酢酸ビニル共重合体(以下、「EVA」と略記する。)(製品名「エバフレックス(登録商標)EV150」、酢酸ビニル含有量33重量%、融点61℃、三井・デュポンポリケミカル社製)のペレット95重量部に、トリアリルイソシアヌレート7重量部、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン(商品名「KBM−503」、信越化学工業社製)0.5重量部、ジクミルパーオキサイド(商品名「パークミルD」、日油社製)1.0重量部および2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)フェノール0.4部を添加し、混合した。
製造例1で作製した中間膜[G−1]のシートから、縦300mm、横300mmの試験片を切り出した。厚み0.70mm、縦300mm、横300mmで、曲率半径1000mmの球面形状を有する2枚の青板ガラス(以下、「曲面ガラス」ということがある。)を使用した。2枚の曲面ガラスの球面形状の向きを合わせて、中間膜[G−1]の試験片を、2枚の曲面ガラスの間に配置し、層構成が、(厚み0.70mmの曲面ガラス)/(中間膜[G−1])/(厚み0.70mmの曲面ガラス)となるように重ね、積層物を得た。
製造例2で作製した中間膜[G−2]のシートから、縦300mm、横300mmの試験片を2枚切り出した。
中間膜[G−2]の試験片2枚を重ね、これを、厚み0.70mm、縦300mm、横300mmの平板状の薄膜ガラス(青板ガラス)、及び、厚み3mm、縦300mm、横300mmの平板状の厚膜ガラスの間に配置し、層構成が、(厚み0.70mmの青板ガラス)/(中間膜[G−2])/(中間膜[G−2])/(厚み3mmの青板ガラス)となるように重ね、積層物を得た。
製造例3で作製した中間膜[G−3]のシートから、縦300mm、横300mmの試験片を切り出した。実施例2において、中間膜[G−2]の試験片2枚の代わりに、中間膜[G−3]の試験片を1枚使用する以外は、実施例2と同様にして、層構成が、(厚み0.70mmの青板ガラス)/(中間膜[G−3])/(厚み3mmの青板ガラス)、となるように重ね、積層物を得た。
製造例2で作製した中間膜[G−2]のシートから、縦300mm、横300mmの試験片を2枚切り出した。厚み0.20mm、縦300mm、横300mmの平板状の薄膜青板ガラス2枚、及び、厚み2mm、縦300mm、横300mmの平板状のポリカーボネート(PC)製板を使用し、層構成が、(厚み0.20mmの青板ガラス)/(中間膜[G−2])/(厚み2mmのPC製板)/(中間膜[G−2])/(厚み0.20mmの青板ガラス)となるよう重ねて、積層物を得た。
製造例1で作製した中間膜[G−2]のシートから、縦300mm、横300mmの試験片を2枚切り出した。厚み0.20mm、縦300mm、横300mmの平板状の薄膜青板ガラス2枚、及び、厚み0.2mm、縦300mm、横300mmの平板状のSUS製板を使用し、層構成が、(厚み0.20mmの青板ガラス)/(中間膜[G−2])/(厚み0.2mmのSUS製板)/(中間膜[G−2])/(厚み0.20mmの青板ガラス)となるように重ね、積層物を得た。
この積層物を、実施例2と同様に、PP単層の樹脂製の袋に入れ、脱気、密封した後、オートクレーブに入れて、加熱加圧処理して、複合積層体[H―5](薄膜ガラス/中間膜/SUS製板/中間膜/薄膜ガラス)を製造した。
実施例1で使用したものと同じ曲面ガラス2枚に中間膜[G−1]を挟んだ積層物を、合わせガラスの製造に使用する脱気用のコックが付いた、厚み650μmのゴム引布製バッグに入れ、バッグの開口部を折り曲げてクリップで留めた。その後、コックからバッグ内を脱気したところ、曲面ガラスが割れ、目的とする薄い曲面ガラスを使用した複合積層体[H―1r]を製造することはできなかった。
実施例2と同様にして、平板状の薄膜ガラスと平板状の厚膜ガラスに中間膜[G−2]2枚を挟んだ積層物を、比較例1で用いたのと同様のゴム引布製バッグに入れ、バッグの開口部を折り曲げてクリップで留めた。その後、コックからバッグ内を脱気し、オートクレーブに入れて、30分間、温度100℃、圧力0.8MPaで加熱加圧して、平面形状の複合積層体[H―2r](薄膜ガラス/中間膜/厚膜ガラス)を製造した。
また、複合積層体[H−2r]を2日間静置したところ、薄膜ガラスの外周部分が、剥離はしないが、ひび割れが生じた。
実施例2と同様にして、平板状の薄膜ガラスと平板状の厚膜ガラスに、中間膜[G−3]を挟んだ積層物を、比較例1と同様のゴム引布製バッグに入れ、バッグの開口部を折り曲げてクリップで留めた。その後、コックからバッグ内を脱気し、オートクレーブに入れて、30分間、温度145℃、圧力0.2MPaで加熱加圧して、平面形状の複合積層体[H―3r](薄膜ガラス/中間膜/厚膜ガラス)を製造した。
また、複合積層体[H−3r]を1日間静置したところ、薄膜ガラスの外周部分が、剥離はしないが、ひび割れが生じた。
下記表1中、層構成(A)〜(E)は、以下のものを示す。
・層構成(A):(厚み0.70mmの曲面ガラス)/(中間膜[G−1])/(厚み0.70mmの曲面ガラス)
・層構成(B):(厚み0.70mmの青板ガラス)/(中間膜[G−2])/(中間膜[G−2])/(厚み3mmの青板ガラス)
・層構成(C):(厚み0.70mmの青板ガラス)/(中間膜[G−3])/(厚み3mmの青板ガラス)
・層構成(D):(厚み0.20mmの青板ガラス)/(中間膜[G−2])/(厚み2mmのPC製板)/(中間膜[G−2])/(厚み0.20mmの青板ガラス)
・層構成(E):(厚み0.20mmの青板ガラス)/(中間膜[G−2])/(厚み0.2mmのSUS製板)/(中間膜[G−2])/(厚み0.20mmの青板ガラス)
・袋(A):NY層/接着層/PP層の層構成を有する厚み75μmの樹脂製の袋
・袋(B):PP単層からなる厚み75μmの樹脂製の袋
・袋(C):脱気用のコック付き厚み650μmのゴム引布製バッグ
本発明の製造方法によれば、厚みの薄い曲面形状のガラスを使用した場合にも、ガラスが割れず良好な複合積層体を得ることができる(実施例1)。
従来のゴム製バッグを使用して合わせガラスを製造する方法では、厚みの薄い曲面状のガラスが脱気工程で割れるため、複合積層体を製造することが困難である(比較例1)。
更に、本発明の製造方法によれば、厚膜ガラスと薄膜ガラスを貼り合わせて積層体を製造する場合にも、均等な厚みの複合積層体を成形でき、薄膜ガラスが割れることが無い(実施例2、3)。
従来のゴム製バッグを使用して合わせガラスを製造する方法では、厚膜ガラスと薄膜ガラスを貼り合わせて積層体を製造する場合には、積層体の周辺部で厚みの薄膜ガラスが撓み易く、不具合が生じる(比較例2、3)。
また、本発明の製造方法は、薄膜ガラスと樹脂板、薄膜ガラスと金属板からなる複合積層体の製造にも有用である(実施例4、5)。
本発明によれば、ガラス一体型太陽電池、自動車窓や建築物窓等の合わせガラス、シースルー液晶ディスプレイ、透明遮音壁、安全カバー、ヘルメット、自動車・バイク・自転車部品、バックミラー、フレキシブルプリント配線基板等の複合積層体を、工業的に有利に製造することができる。
Claims (4)
- ガラス板、金属板及び樹脂板から選ばれる複数の板材の間に、1枚又は複数枚の中間膜を介在させて接着一体化させる複合積層体の製造方法であって、
前記複数枚の板材と中間膜とを交互に重ねて積層物を得る工程[1]、
得られた積層物を樹脂製の袋内部に収容し、前記袋内を脱気した後、前記積層物を収容した袋を密封する工程[2]、及び、
前記密封した袋を、0.2MPa以上の加圧下に置くことで、積層物を接着一体化する工程[3]
を有することを特徴とする複合積層体の製造方法。 - 前記複数枚の板材の、少なくとも1枚がガラス板であることを特徴とする、請求項1に記載の複合積層体の製造方法。
- 前記樹脂製の袋が、ポリプロピレンからなる層を少なくとも一層有する、単層又は多層のシートから構成されたものである、請求項1又は2に記載の複合積層体の製造方法。
- 前記中間膜が、芳香族ビニル化合物由来の繰り返し単位を主成分とする少なくとも2つの重合体ブロック[A]と、鎖状共役ジエン化合物由来の繰り返し単位を主成分とする少なくとも1つの重合体ブロック[B]とからなり、全重合体ブロック[A]のブロック共重合体全体に占める重量分率をwAとし、全重合体ブロック[B]のブロック共重合体全体に占める重量分率をwBとしたときに、wAとwBとの比(wA:wB)が30:70〜60:40であるブロック共重合体の、全不飽和結合の90%以上を水素化したブロック共重合体水素化物に、アルコキシシリル基が導入された変性ブロック共重合体水素化物からなることを特徴とする、請求項1〜3に記載の複合積層体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014162328A JP6439314B2 (ja) | 2014-08-08 | 2014-08-08 | 複合積層体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014162328A JP6439314B2 (ja) | 2014-08-08 | 2014-08-08 | 複合積層体の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016036998A true JP2016036998A (ja) | 2016-03-22 |
JP6439314B2 JP6439314B2 (ja) | 2018-12-19 |
Family
ID=55528523
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014162328A Active JP6439314B2 (ja) | 2014-08-08 | 2014-08-08 | 複合積層体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6439314B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018097146A1 (ja) | 2016-11-24 | 2018-05-31 | 日本ゼオン株式会社 | 接着剤シート及び合わせガラス |
WO2019058953A1 (ja) * | 2017-09-20 | 2019-03-28 | 日本ゼオン株式会社 | 熱可塑性樹脂シートおよび積層体 |
RU2684255C1 (ru) * | 2018-05-30 | 2019-04-04 | Федеральное государственное бюджетное учреждение науки Институт химии Дальневосточного отделения Российской академии наук (ИХ ДВО РАН) | Способ изготовления слоистых стеклометаллокомпозитов |
CN111052354A (zh) * | 2017-08-30 | 2020-04-21 | 日本瑞翁株式会社 | 层叠体及其制造方法 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06328648A (ja) * | 1993-02-18 | 1994-11-29 | Sekisui Chem Co Ltd | 壁パネルの製造方法 |
JPH07186331A (ja) * | 1993-12-27 | 1995-07-25 | Bridgestone Corp | 積層体の製造方法 |
US5468346A (en) * | 1993-03-27 | 1995-11-21 | Pilkington Aerospace Limited | Glass treatment |
JPH10194797A (ja) * | 1997-01-13 | 1998-07-28 | Nippon Sheet Glass Co Ltd | 合わせガラスの製造方法 |
WO2013176258A1 (ja) * | 2012-05-25 | 2013-11-28 | 日本ゼオン株式会社 | 合わせガラス、及びブロック共重合体水素化物を合わせガラスの接着剤として使用する方法 |
-
2014
- 2014-08-08 JP JP2014162328A patent/JP6439314B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06328648A (ja) * | 1993-02-18 | 1994-11-29 | Sekisui Chem Co Ltd | 壁パネルの製造方法 |
US5468346A (en) * | 1993-03-27 | 1995-11-21 | Pilkington Aerospace Limited | Glass treatment |
JPH07186331A (ja) * | 1993-12-27 | 1995-07-25 | Bridgestone Corp | 積層体の製造方法 |
JPH10194797A (ja) * | 1997-01-13 | 1998-07-28 | Nippon Sheet Glass Co Ltd | 合わせガラスの製造方法 |
WO2013176258A1 (ja) * | 2012-05-25 | 2013-11-28 | 日本ゼオン株式会社 | 合わせガラス、及びブロック共重合体水素化物を合わせガラスの接着剤として使用する方法 |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018097146A1 (ja) | 2016-11-24 | 2018-05-31 | 日本ゼオン株式会社 | 接着剤シート及び合わせガラス |
CN111052354A (zh) * | 2017-08-30 | 2020-04-21 | 日本瑞翁株式会社 | 层叠体及其制造方法 |
KR20200047530A (ko) * | 2017-08-30 | 2020-05-07 | 니폰 제온 가부시키가이샤 | 적층체 및 그 제조 방법 |
JPWO2019044108A1 (ja) * | 2017-08-30 | 2020-08-13 | 日本ゼオン株式会社 | 積層体およびその製造方法 |
US11440303B2 (en) | 2017-08-30 | 2022-09-13 | Zeon Corporation | Laminate and method of manufacturing same |
JP7205477B2 (ja) | 2017-08-30 | 2023-01-17 | 日本ゼオン株式会社 | 積層体およびその製造方法 |
KR102520986B1 (ko) * | 2017-08-30 | 2023-04-12 | 니폰 제온 가부시키가이샤 | 적층체 및 그 제조 방법 |
CN111052354B (zh) * | 2017-08-30 | 2023-08-22 | 日本瑞翁株式会社 | 层叠体及其制造方法 |
WO2019058953A1 (ja) * | 2017-09-20 | 2019-03-28 | 日本ゼオン株式会社 | 熱可塑性樹脂シートおよび積層体 |
JPWO2019058953A1 (ja) * | 2017-09-20 | 2020-09-03 | 日本ゼオン株式会社 | 熱可塑性樹脂シートおよび積層体 |
JP7207313B2 (ja) | 2017-09-20 | 2023-01-18 | 日本ゼオン株式会社 | 熱可塑性樹脂シートおよび積層体 |
RU2684255C1 (ru) * | 2018-05-30 | 2019-04-04 | Федеральное государственное бюджетное учреждение науки Институт химии Дальневосточного отделения Российской академии наук (ИХ ДВО РАН) | Способ изготовления слоистых стеклометаллокомпозитов |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6439314B2 (ja) | 2018-12-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5510622B1 (ja) | 合わせガラス、及びブロック共重合体水素化物を合わせガラスの接着剤として使用する方法 | |
EP2623526B1 (en) | Hydrogenated block copolymer having alkoxysilyl group, and use therefor | |
US20170037157A1 (en) | Hydrogenated block copolymer having alkoxysilyl group and use therefor | |
JP7249926B2 (ja) | 合わせガラス | |
JP6690635B2 (ja) | 光学フィルム | |
JP6439314B2 (ja) | 複合積層体の製造方法 | |
JP2017081775A (ja) | 合わせガラス | |
WO2015137376A1 (ja) | 複合多層シート | |
JP2017159590A (ja) | 接合体及び複合接合体 | |
CN108698389B (zh) | 多层膜及制造方法 | |
JPWO2018097146A1 (ja) | 接着剤シート及び合わせガラス | |
US10889091B2 (en) | Laminated glass | |
CN111465878B (zh) | 偏振片保护膜、偏振片及显示装置 | |
JPWO2019159672A1 (ja) | 酸無水物基含有ブロック共重合体、樹脂組成物、樹脂シート、および合わせガラス | |
JPWO2019044267A1 (ja) | 合わせガラス | |
JP7259856B2 (ja) | 積層体および合わせガラス | |
CN111052354B (zh) | 层叠体及其制造方法 | |
JP2020066161A (ja) | 接合体の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170421 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180116 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180117 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20180316 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180516 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20181023 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20181105 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6439314 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |