JP2016035948A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の半導体チップを積層した構成を有する半導体装置において、コンデンサの容量を大きくして電源特性を安定化すること。【解決手段】半導体装置は、第1の導電型を有する半導体基板と、半導体基板を貫通するビアと、第1の導電型とは逆導電型の第2の導電型を有し、ビア内で半導体基板に接するように設けられた第1の導電層と、ビア内で第1の導電層と接する第1の絶縁層を介してビアを埋め込むように設けられた第2の導電層と、を備えている。【選択図】図4

Description

本発明は、半導体装置およびその製造方法に関し、特に、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などの半導体記憶装置およびその製造方法に関する。
インターポーザ基板上に半導体チップとして、コアチップ、インターフェースチップ、コンデンサチップなどを積層し、大容量メモリデバイスを形成する技術が知られている。ここで、コンデンサチップは、電源特性を安定化する目的で基板に実装されている。
電源特性を安定化するためには、コンデンサの容量を大きくする必要がある。コアチップまたはインターフェースチップ内の素子領域にコンデンサを内蔵しようとすると、コンデンサチップ分のスペースを確保するためにチップサイズが増大してしまう。これにより、コアチップまたはインターフェースチップのコストが増大するという問題がある。基板上のビアのない領域にチップコンデンサを設置する方法も考えられるが、ビアを高密度に多数配置している場合、チップコンデンサを設置するスペースに制約が生じる。
関連技術として、特許文献1には、シリコン(Si)インターポーザ表面に、スルーホール内壁に設けられた絶縁膜と接するように保護素子(PNダイオード)を形成する技術が開示されている(特許文献1の図1参照)。
また、特許文献2には、半導体チップを薄化した際に金属汚染が発生するのを防止するため、裏面を無機絶縁膜で覆う技術が開示されている。特許文献2の図22においては、シリコンインターポーザ130の片側の面に半導体チップ20が積層され、反対の面に半導体チップ30が接続されている。
さらに、特許文献3には、インターポーザを貫通し、側面がインターポーザから絶縁された貫通電極を、インターポーザに搭載された半導体チップの電源配線またはGND配線に接続することにより、ESD(Electrostatic Discharge)破壊を抑制する技術が開示されている(特許文献3の段落[0014]および図3参照)。
特開2013−206986号公報 特開2007−180529号公報 特開2008−205145号公報
上記特許文献の全開示内容は、本書に引用をもって繰り込み記載されているものとする。以下の分析は、本発明者によってなされたものである。
上記特許文献1ないし3のいずれも、スルーホールの側壁部に容量部を設けることを開示するものではない。
本発明の第1の態様に係る半導体装置は、第1の導電型を有する半導体基板と、前記半導体基板を貫通するビアと、前記第1の導電型とは逆導電型の第2の導電型を有し、前記ビア内で前記半導体基板に接するように設けられた第1の導電層と、前記ビア内で前記第1の導電層と接する第1の絶縁層を介して前記ビアを埋め込むように設けられた第2の導電層と、を備えている。
本発明の第2の態様に係る半導体装置は、第1の導電型の半導体基板上に設けられ、前記第1の導電型とは逆導電型の第2の導電型を有する第1の拡散層と、前記半導体基板と前記第1の拡散層とを貫通するビアと、前記ビアが貫通した前記第1の拡散層の領域、および、前記ビアが貫通した前記半導体基板の領域に接するように、前記ビア内に設けられた第2の導電型を有する第1の導電層と、前記ビア内で前記第1の導電層と接する第1の絶縁層を介して前記ビアを埋め込むように設けられた第2の導電層と、を備えている。
本発明の第3の態様に係る半導体装置は、半導体基板と、前記半導体基板を貫通するビアと、前記ビア内で前記半導体基板に接する第1の絶縁層と、前記ビア内で前記第1の絶縁層に接する第1の導電層と、前記ビア内で前記第1の導電層と接する第2の絶縁層を介して前記ビアを埋め込むように設けられた貫通電極層と、を備えている。
本発明の第4の態様に係る半導体装置の製造方法は、第1の導電型の半導体基板の第1の主面にバンプホールを形成する工程と、前記第1の導電型とは逆導電型の第2の導電型を有する第1の導電層を前記バンプホールの側壁に接するように形成する工程と、前記バンプホール内の前記第1の導電層上に第1の絶縁層を形成する工程と、前記バンプホールを埋め込むように前記第1の絶縁層上に第2の導電層を形成する工程と、を含む。
本発明に係る半導体装置および半導体装置の製造方法では、従来は活用していなかった半導体チップのTSV(Through Silicon ViaないしThrough Substrate Via)の側壁部分を利用して、例えば、N型ポリシリコン(polySi:polysilicon)層を設け、P型基板との間にPN接合容量素子を形成する。これにより、容量を増加させることができ、電源特性を安定化することが可能となる。また、コンデンサチップをインターポーザに搭載したり、半導体チップの素子領域にコンデンサチップを配置する必要がなくなる。
第1の実施形態に係る半導体装置を収納した半導体パッケージの構成を例示する断面図である。 関連技術に係る半導体装置を収納した半導体パッケージの構成を示す断面図である。 (a)第1の実施形態に係る半導体装置におけるDRAM素子の構成を例示する断面図である。(b)第1の実施形態に係る半導体装置におけるTSVの構成を例示する断面図である。 第1の実施形態に係る半導体装置における裏面バンプ電極の外周部の構成を例示する断面図である。 関連技術に係る半導体装置における裏面バンプ電極の構成を示す断面図である。 第2の実施形態に係る半導体装置の構成を例示する断面図である。 第3の実施形態に係る半導体装置の構成を例示する断面図である。 第3の実施形態に係る半導体装置の構成を例示する平面図である。 第4の実施形態に係る半導体装置の構成電流リークモニター装置を設けた構成を例示する断面図である。 実施形態に係る半導体装置に対して電流リークモニター装置を設けた構成を例示するブロック図である。 第1の実施形態に係る半導体装置の製造工程の主要な工程を例示するフロー図である。 第1の実施形態に係る半導体装置の製造工程を説明するための断面図(その1)である。 第1の実施形態に係る半導体装置の製造工程を説明するための断面図(その2)である。 第1の実施形態に係る半導体装置の製造工程を説明するための断面図(その3)である。 第1の実施形態に係る半導体装置の製造工程を説明するための断面図(その4)である。 第1の実施形態に係る半導体装置の製造工程を説明するための断面図(その5)である。 第1の実施形態に係る半導体装置の製造工程を説明するための断面図(その6(である。 第2の実施形態に係る半導体装置の製造工程を説明するための断面図(その1)である。 第2の実施形態に係る半導体装置の製造工程を説明するための断面図(その2)である。 第2の実施形態に係る半導体装置の製造工程を説明するための断面図(その3)である。 第2の実施形態に係る半導体装置の製造工程を説明するための断面図(その4)である。 第2の実施形態に係る半導体装置の製造工程を説明するための断面図(その5)である。 第2の実施形態に係る半導体装置の製造工程を説明するための断面図(その6)である。 第2の実施形態に係る半導体装置の製造工程を説明するための断面図(その7)である。 第2の実施形態に係る半導体装置の製造工程を説明するための断面図(その8)である。
実施形態に係る半導体装置について、図面を参照して説明する。ここでは、実施形態に係る半導体装置の構成およびその製造方法について、半導体装置がDRAM(Dynamic Random Access Memory)である場合を例として説明する。ただし、本発明に係る半導体装置は、DRAMに限定されない。
[構成]
図1は、本実施形態に係る半導体装置を収納した半導体パッケージ100の構成を例示する断面図である。本実施形態の半導体装置では、ベースとなる半導体基板として、P型のシリコン基板を用いるものとする。ただし、以下の説明において半導体のキャリアの極性は逆であってもよい。また、単体の半導体基板のみならず、半導体基板上に半導体装置が製造される過程の状態、および、半導体基板上に半導体装置が形成された状態を含めて、ウェハと総称する。さらに、ウェハから切り出された本実施形態による半導体装置の単体を半導体チップと総称する。なお、以下に記載する構成要素の上面(上方)または下面(下方)は、参照する図面を正視した場合における構成要素の面をいう。
図1を参照すると、半導体パッケージ100は、5つの半導体チップ1(1Aないし1E、1A:インターフェースチップ、1B〜1E:コアチップ)、配線基板2、アンダーフィル材3、モールド材4、ベースバンプ5、および、はんだボール6を備えている。各半導体チップ1は積層構造となっており、ベースバンプ5によって配線基板2に接続されている。また、半導体チップ1の隙間にはアンダーフィル材3が充填され、さらにモールド材4で完全に覆われている。なお、半導体パッケージ100は、はんだボール6を介して実装基板に接続される。
図2は、関連技術に係る半導体装置を収納した半導体パッケージ150の構成を示す断面図である。ここでは、半導体パッケージ150について、図1に示した半導体パッケージ100との相違点について説明する。
図2を参照すると、半導体パッケージ150における配線基板2の外表面には、はんだボール6とともに、チップコンデンサ50が配置されている。チップコンデンサ50は、半導体パッケージ150における配線インピーダンスを低下させることで電源を安定させるために設けられた表面実装部品である。
電源を安定化するためには、チップコンデンサ50の容量を大きくする必要がある。しかしながら、チップの高集積化に伴い、配線基板2のビア90を高密度に多数配置している場合、チップコンデンサ50を増やして搭載するためのスペースをさらに確保することが困難となっている。
一方、図1に示すように、コアチップ1B〜1Eまたはインターフェースチップ1A内の素子領域にコンデンサを内蔵しようとすると、コンデンサチップ分のスペースを要し、チップサイズが増大する。その結果、コアチップまたはインターフェースチップのコストが増大するという問題がある。
積層された半導体チップ1同士を電気的に接続するには、TSV(Through Silicon Via:シリコン貫通電極、または、Through Substrate Via:基板貫通電極)7が用いられている。以下では、図1の破線部Aを拡大した図3(a)と図3(b)を参照して、DRAMにおけるTSV7の構造について説明する。
<実施形態1>
図3(a)および図3(b)は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置200であるコアチップ1Cに対して、それぞれコアチップ1Cと同一の構造を有するコアチップ1Dの下部1aとコアチップ1Bの上部1bが積層された状態を示す。図3(a)は、DRAM素子の構成を例示する断面図である。一方、図3(b)はTSVの構成を例示する断面図である。ここでは、図3(a)と図3(b)を並べて示すことによって、夫々の構成要素の位置関係を明確にしている。以下では、TSV7も含めて半導体装置と称する。
図3(a)および図3(b)を参照すると、コアチップ1Cは、半導体素子領域10およびTSV領域11を備えている。また、半導体素子領域10は、セルアレイ部12および周辺回路部13を備えている。TSV領域11は、半導体素子領域10の外周部に設けられている。ここでは、説明の都合上、TSV領域11を右側のみに記載している。
図3(a)において、半導体素子領域10には、半導体メモリ素子であるDRAMを記載している。ただし、半導体素子は、メモリ素子に限らず、ロジック素子としてもよい。また、半導体素子領域10に対して、メモリ素子とロジック素子を混在させることもできる。なお、半導体素子領域10における半導体装置の構成は、公知のメモリ素子あるいはロジック素子である。
一方、TSV領域11におけるTSVは、主として、シリコン基板8を貫通した銅(Cu)から成る裏面バンプ電極17と、中間配線26と、銅(Cu)から成る表面バンプ電極28とを備えている。裏面バンプ電極17の上面には、チタン(Ti)と銅(Cu)を順次積層した第1シード膜18が設けられており、下面はニッケル(Ni)を主成分とした裏面めっき層16で覆われている。裏面バンプ電極17の上面は、第1シード膜18を介して、配線パッドとなる第1配線15に接続されている。裏面バンプ電極17の外周部は、第1シード膜18、サイドウォール絶縁膜51、導電膜52を介して、シリコン基板8に配置されている。また、第1配線15は、ポリシリコンから成る第1下層配線15Aに、タングステン(W)から成る第1上層配線15Bを積層した構成を有する。
表面バンプ電極28の下面には、チタン(Ti)と銅(Cu)を順次積層させた第2シード膜27が設けられており、表面バンプ電極28の上面は錫(Sn)を主成分とした合金から成る表面めっき層29で覆われてTSVを形成している。中間配線26は、タングステン(W)やアルミニウム(Al)などから成る容量パッド19、第1配線15、第2配線21、第3配線23、および、第4配線25と、これらを電気的に接続するようにタングステンから成る第1コンタクトプラグ20、第2コンタクトプラグ22、および、第3コンタクトプラグ24とを備えている。中間配線26の構成要素は、夫々単独で設けられるのではなく、半導体素子領域10の構成要素と同一の材料を用いて、同時に設けられている。
さらに、中間配線26における個々の構成要素は、シリコン酸化膜やシリコン窒化膜から成る第1層間絶縁膜30、第2層間絶縁膜31、第3層間絶縁膜32、第4層間絶縁膜33、および、第5層間絶縁膜34によって、半導体素子領域10における構成要素と絶縁されている。また、半導体素子領域10の第5層間絶縁膜34は、ポリイミドに代表される耐熱性を有する熱可塑性樹脂から成るパッシベーション膜37で覆われている。これ以降、第1層間絶縁膜30ないし第5層間絶縁膜34と、パッシベーション膜37を合わせて、TSV絶縁膜38と称する。これらのTSV絶縁膜38も、半導体素子領域10の構成要素と同一の材料を用いて、同時に設けられている。
コアチップ1Cの上面には、表面バンプ電極28が突出するように備えられており、同様に、下面には裏面バンプ電極17が備えられている。このように各バンプを突出させておくことで、裏面めっき層16Aと表面めっき層29を介して、コアチップ1Cの上面側に配置したコアチップ1Dの裏面バンプ電極17Aとコアチップ1Cの表面バンプ電極28を接続している。同様に、コアチップ1Cの下面側に配置したコアチップ1Bの表面バンプ電極28Aとコアチップ1Cの裏面バンプ電極17を接続している。
半導体チップ1(インターフェースチップ1A、コアチップ1B〜1E)の周囲は、アンダーフィル材3が充填されており、図1に示すようにモールド材4の侵入を阻止して、TSV7およびベースバンプ5を保護している。
図4は、図3(b)の破線部Bを拡大した断面図である。図4を参照して、裏面バンプ電極17の外周部における構成について詳細に説明する。
図4を参照すると、裏面バンプ電極17の外側面には、第1シード膜18が配置されており、シリコン基板8の内側面には、導電膜52が配置されている。第1シード膜18は、サイドウォール絶縁膜51を介して、導電膜52の側面に配置されている。ここでは、一例として、シリコン基板8はボロン(B)などをドープしたP型とし、一方、導電膜52はヒ素(As)などをドープしたN型としている。導電膜52の上部の側面には、シリコン基板8の上部に設けた拡散層53が配置されており、さらに拡散層53の上面には、第1下層配線15Aと第1上層配線15Bを備えた第1配線15Xが配置されている。
かかる構成により、導電膜52は、拡散層53を介して第1配線15Xと電気的に接続されている。一方、第1シード膜18を介して裏面バンプ電極17と電気的に接続されている第1下層配線15A、すなわち、第1配線15に含まれる第1下層配線15Aは、絶縁膜54によって、導電膜52および拡散層53と絶縁されている。サイドウォール絶縁膜51は、第1シード膜18と導電膜52を電気的に絶縁する役割を果たしている。したがって、裏面バンプ電極17と導電膜52は、電気的に独立している。
以上のような構成において、シリコン基板8と導電膜52は、PN接合を形成する。したがって、第1配線15Xから導電膜52に電圧を印加すると、PN接合には空乏層の幅に応じた接合容量が生じる。ここで、導電膜52に対して電圧Vddを印加し、シリコン基板8に対して電圧Vssを印加してもよい。なお、シリコン基板8に電圧Vssを印加する代わりに、GNDに接地してもよい。また、シリコン基板8は、シリコン基板8上に設けられたP型の拡散層(P+)35を介して電圧Vssを供給する電源に接続されていてもよい。
このような接合容量をもたらすシリコン基板8と導電膜52は、コンデンサの機能を有している。したがって、本実施形態の半導体装置では、シリコン基板8と導電膜52を、関連技術に係る半導体パッケージ150(図2参照)におけるチップコンデンサ50の代わりに利用することができる。なお、拡散層53、絶縁膜54、および、第1配線15Xについても、半導体素子領域10の構成要素と同一の材料を用いて、同時に設けられている。
次に、図5を参照しながら、関連技術に係る半導体装置250の裏面バンプ電極の構成について説明する。なお、図5は、図4と同様に図3(b)の破線部Bを拡大した断面図である。なお、関連技術に係る半導体装置250において、本実施形態に係る半導体装置200と同一の機能を果たす構成要素については同一の符号を付して説明を省略する。以下では、関連技術に係る半導体装置250と本実施形態に係る半導体装置200との間で、相違する部分について説明する。
図5を参照すると、半導体装置250の裏面バンプ電極17の外側面には、第1シード膜18が配置されている。また、第1シード膜18の外側面には、シリコン基板8が配置されている。このように、半導体装置250では、TSV領域11にPN接合となる構成要素が設けられていない。
<実施形態2>
次に、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置300の構成について、図面を参照して説明する。図6は、本実施形態に係る半導体装置300の構成を例示する断面図である。本実施形態の半導体装置300は、第1の実施形態に係る半導体装置200において、裏面プラグを第2層間絶縁膜31まで延在させたものである。なお、本実施形態に係る半導体装置300において、第1の実施形態に係る半導体装置200と同一の機能を果たす構成要素については同一の符号を付して説明を省略する。以下では、本実施形態に係る半導体装置300と第1の実施形態に係る半導体装置200との間で、相違する部分について主に説明する。
TSV領域11におけるTSVは、主として、シリコン基板8を貫通した銅(Cu)から成る中間電極57を含んで形成され、中間配線26と、裏面バンプ電極17と、銅から成る表面バンプ電極28とを備えている。
裏面バンプ電極17の上面は、中間電極57に接続されている。また、裏面バンプ電極17の外周部は、アンダーフィル材3が配置されている。中間電極57の外周部には、第1シード膜18、サイドウォール絶縁膜51、および、導電膜52を介して、シリコン基板8、第1層間絶縁膜31、および、第2層間絶縁膜32が配置されている。中間配線26は、タングステン(W)やアルミニウム(Al)などから成る第2配線21、第3配線23、および、第4配線25と、これらを電気的に接続するようにタングステン(W)から成る中間電極57および第3コンタクトプラグ24とを備えている。中間配線26の構成要素のうち、中間電極57は単独で設けられている。
以上のように、第1実施形態の半導体装置200および第2実施形態の半導体装置300では、TSV7を構成する裏面バンプ電極17(ないし、裏面バンプ電極17と中間電極57)の側面に、P型のシリコン基板8とN型の導電膜52を配置して、PN接合となる領域を設けている。
かかる構造によると、半導体装置200、300の内部にPN接合容量を設けることが可能となり、関連技術の半導体パッケージ150(図2)におけるチップコンデンサ50の代用とすることができる。したがって、第1実施形態の半導体装置200および第2実施形態の半導体装置300によると、配線基板において、チップコンデンサを搭載するスペースを確保することが困難であるという問題を回避することが可能となる。
<実施形態3>
次に、第3の実施形態に係る半導体装置について、図面を参照して説明する。図7は、本実施形態に係る半導体装置の構成を例示する断面図である。また、図8は、本実施形態に係る半導体装置の構成を例示する平面図である。ただし、図8においては、金属層410およびTSV層420に接続されたメタル配線440の図示を省略した。
第1の実施形態に係る半導体装置200および第2の実施形態に係る半導体装置300においては、PN接合を用いて容量を形成した。図7および図8を参照すると、本実施形態の半導体装置では、TSV側壁において、金属層410とTSV層420との間で絶縁層430を介して容量を形成する。
かかる構造によると、半導体装置の内部に容量を設けることが可能となり、関連技術の半導体パッケージ150(図2)におけるチップコンデンサ50の代用とすることができる。したがって、本実施形態の半導体装置によると、第1および第2の実施形態と同様に、配線基板において、チップコンデンサを搭載するスペースを確保することが困難であるという問題を回避することができる。
なお、図7および図8には、金属層410を設けることで、金属層410とTSV層420から成る1つの容量素子を形成する場合について例示した。ただし、絶縁層432の外側にさらに金属層と絶縁層を設け、複数の容量素子を形成するようにしてもよい。また、形成した複数の容量素子は、直列に接続してもよいし、並列に接続してもよい。複数の容量素子を設けることで、接続構成に応じて合成容量を可変としたり、単一の容量素子よりも合成容量を大きくすることが可能となる。
<実施形態4>
次に、第4の実施形態に係る半導体装置について、図面を参照して説明する。図9は、本実施形態に係る半導体装置の構成を例示する断面図である。一方、図10は、本実施形態に係る半導体装置の構成を例示するブロック図である。
図9および図10を参照すると、内部回路541、542は、それぞれ端子T1、T2に接続されている。モニター装置530は、直列に接続されたTSV層520と容量部C1の両端に接続されている。ここで、図10の容量部C1は、図9のシリコン基板(例えば、P型シリコン基板)511と導電層(例えば、N型のポリシリコン膜)510によって形成されるPN接合を表す。端子T1、T2には、電圧Vss、電圧Vdd、信号等が必要に応じて与えられる。内部回路541は、例えば、入力バッファ回路としてもよい。一方、内部回路542は出力バッファ回路としてもよい。モニター装置530は、電源を備えている。かかる構成によると、端子T1、T2の電圧をゼロにすることで、モニター装置530は、容量部C1−TSV層520−モニター装置530を流れるリーク電流を計測することが可能となる。
一方、N+ポリシリコンの導電層510とTSV層520との間にモニター回路530を設けた場合においても、N+ポリシリコンの導電層510とTSV層520間とのリーク電流を計測することができる。
[製造方法]
次に、上記実施形態に係る半導体装置の製造方法について、図11を参照して説明する。図11は、第1の実施形態に係る半導体装置200の製造工程の主要な工程を例示するフロー図である。なお、以下では、図3(a)および図3(b)に示した参照符号も用いて説明する。
図11を参照すると、製造フローは、主として2つの工程に区分される。第1の工程は、シリコン基板の主面から加工を行う工程である。一方、第2の工程は、シリコン基板の裏面から加工を行う工程である。ここで、半導体基板の主面とは半導体素子を設ける面をいい、裏面とは主面の反対側の面をいう。
第1の工程では、まず、シリコン基板8の主面に、半導体素子を形成する(ステップS1)。ステップS1では、シリコン基板8のセルアレイ部12と周辺回路部13に半導体素子を形成する(図3(a)参照)。また、半導体素子の製法と同一の製法を用いて、TSV領域11に中間配線26を形成する(図3(b)参照)。
次に、中間配線26に含まれる第4配線25の上面に、表面バンプ電極28と表面めっき層29を形成する(ステップS2)。ステップS2では、スパッタ法を用いて第4配線25の上面に第2シード膜27を形成してから、めっき法を用いて第2シード膜27の上面に表面バンプ電極28と表面めっき層29を形成する(図3(b)参照)。
次に、シリコン基板8(ウェハ)の主面側における表面めっき層29とパッシベーション膜37を覆うように、接着層42によって、シリコン基板8(ウェハ)と同じ直径のガラスから成る支持基板43を貼り付ける(ステップS3)(図12参照)。
さらに、シリコン基板8の裏面を研削して、シリコン基板8の厚さを低減する(ステップS4)。支持基板43は、シリコン基板8の裏面を研削する際に、シリコン基板8の主面側に形成された表面バンプ電極28などへ汚染異物が付着することを防止するとともに、研削して薄くなったシリコン基板8の機械強度を補う役割を果たしている。この役割は、後続の第2の工程でも同様である。
第2の工程では、シリコン基板8の裏面から裏面バンプ電極17を形成する(ステップS5)。なお、実際の製造工程においては、シリコン基板8を反転して裏面を上面としてから、裏面バンプ電極17を形成する。
次に、第1の実施形態に係る半導体装置200の製造方法について説明する。ただし、ステップS1ないしS4については詳細な説明を省略し、ステップS5における裏面バンプ電極の製造方法について、図12ないし図17を参照して詳細に説明する。
図12ないし図17は、第1の実施形態に係る半導体装置200の製造工程毎の断面図である。図12ないし図17は、図3(b)におけるTSV領域11のみを抜粋して示す。なお、図12ないし図17の断面図は、半導体装置200のTSVに含まれる裏面バンプ電極17の製造方法を説明するために、シリコン基板8の裏面が上面となるように記載している。
図12を参照すると、P型のシリコン基板8の下方におけるTSV絶縁膜38の内部には、例えば、公知の製法によって中間配線26が形成されている。ここで、TSV絶縁膜38および中間配線26の構成は、図3(b)を参照して説明した通りである。中間配線26に含まれる第4配線25の下方には、表面バンプ電極28が形成されている。また、表面バンプ電極28の下面には、表面めっき層29が形成されている。さらに、表面バンプ電極28と表面めっき層29には、接着層42によって、支持基板43が貼り付けられている。また、シリコン基板8の下部には、N型の拡散層53が形成されている。さらに、拡散層53の下方には、シリコン窒化膜から成る絶縁膜54と、第1下層配線15Aおよび第1上層配線15Bを備えた第1配線15Xとが形成されている。CVD(Chemical Vapor Deposition)法によって、シリコン基板8の上面にシリコン窒化膜から成る絶縁膜45を形成する。さらに、絶縁膜45の上面にフォトレジスト46を塗布してから、フォトリソグラフィ法により、平面視で円形とした第1の開口部47を形成する。第1の開口部47の底部には、絶縁膜45の一部が露出している。
図13を参照すると、ドライエッチング法によって、第1の開口部47の底部に露出している絶縁膜45、絶縁膜45の下地となっていたシリコン基板8、および、拡散層53を除去して、バンプホール44を形成する。残留したフォトレジスト46は、プラズマアッシング法によって除去する。このとき、シリコン基板8と拡散層53をドライエッチングするプロセス条件は、シリコンの高選択エッチ条件としている。このとき、シリコン窒化膜から成る絶縁膜54を除去できないため、絶縁膜54はバンプホール44の底部に残留している。また、バンプホール44の側面には、拡散層53とシリコン基板8が夫々露出している。
図14を参照すると、CVD法によって、バンプホール44を覆うようにヒ素(As)をドープしたポリシリコン膜を成膜してから、成膜したポリシリコン膜をエッチバックすることで、バンプホール44の側面にポリシリコン膜から成るN型の導電膜52を形成する。ここで、導電膜52の側面部の一部は、バンプホール44の側面に露出していたP型のシリコン基板8と接続しており、PN接合を形成している。また、導電膜52の側面部の一部は、バンプホール44の側面に露出していた拡散層53と接続している。導電膜52の上面は、少なくとも絶縁膜45の上面よりも下方に位置している。バンプホール44は、導電膜52を形成することによって、新たなバンプホール44Aとなっている。バンプホール44Aの底部には、絶縁膜54の一部が露出している。
図15を参照すると、CVD法によって、バンプホール44Aを覆うようにシリコン窒化膜を成膜してから、成膜したシリコン窒化膜をエッチバックすることで、導電膜52の側面および上面に、シリコン窒化膜から成るサイドウォール絶縁膜51を形成する。このエッチバックでは、バンプホール44Aの底部に露出していたシリコン窒化膜から成る絶縁膜54と、絶縁膜54の下地となっていたポリシリコンから成る第1下層配線15Aも同時に除去している。バンプホール44Aは、サイドウォール絶縁膜51を形成することによって、新たなバンプホール44Bとなっている。バンプホール44Bの底部には、第1上層配線15Bの一部が露出している。
図16を参照すると、スパッタ法によって、バンプホール44Bを覆うように、チタン(Ti)と銅(Cu)を積層させた第1シード膜18Aを形成する。第1シード膜18Aは、露出していた第1上層配線15Bの上面に接続される。バンプホール44Bは、第1シード膜18Aを形成することによって、新たなバンプホール44Cとなっている。次に、第1シード膜18Aの上面にフォトレジスト48を塗布して、フォトリソグラフィ法によって、第2の開口部49を形成する。第2の開口部49は、バンプホール44Cを露出させるように配置されている。
図17を参照すると、めっき法によって、バンプホール44Cと第2の開口部49の内部へ、銅(Cu)から成る裏面バンプ電極17と、ニッケル(Ni)と金(Au)の積層膜から成る裏面めっき層16を形成する。このとき、裏面バンプ電極17と第1シード膜18Aは、バンプホール44Cの内部を完全に覆っている。
次に、ウェットエッチング法によって、フォトレジスト48を除去する。さらに、裏面バンプ電極17の下方だけに第1シード膜18Aを残留させるために、ウェットエッチング法によって、絶縁膜45の上面で不要となった第1シード膜18Aを除去すると、図3(b)に示した裏面バンプ電極17と一体化したTSVが完成する。
次に、第2の実施形態に係る半導体装置300(図6)の製造方法について説明する。
半導体装置300では、半導体素子領域10における構成要素の形成から独立して、TSV領域11における中間配線26の一部を単独で形成する。具体的には、TSV領域11における第1配線15Xおよび第1層間絶縁膜30の形成までは、半導体素子領域10(図3(a)参照)における構成要素と同時に形成し、中間配線26の一部となる電極(以降、中間電極と呼ぶ。)は、半導体素子領域10における第2コンタクトプラグ22を形成してから、単独で形成する。
ここでも、半導体装置200の製造方法と同様に、中間電極の製造方法について、図18ないし図25を参照して説明する。図18ないし図25は、第2の実施形態に係る半導体装置300の製造工程毎の断面図である。図18ないし図25の断面図は、シリコン基板8の主面が上面となるように記載している。
図18を参照すると、シリコン基板8の上部には、拡散層53が形成されている。また、拡散層53の上面には、シリコン窒化膜から成る絶縁膜54と、第1下層配線15Aおよび第1上層配線15Bを備えた第1配線15Xとが形成されている。さらに、絶縁膜54の上面には、CVD法によるシリコン酸化膜から成る第1層間絶縁膜30と第2層間絶縁膜31が形成されている。第2層間絶縁膜31の上面にフォトレジスト46を塗布してから、フォトリソグラフィ法により、平面視で円形とした第1の開口部47を形成する。フォトレジスト46と第2層間絶縁膜31の間には、ハードマスクを介在させてもよい。第1の開口部47の底部には、第2層間絶縁膜31の一部が露出している。
図19を参照すると、ドライエッチング法によって、第1の開口部47の底部に露出している第2層間絶縁膜31と、第2層間絶縁膜31の下地となっていた第1層間絶縁膜30、絶縁膜54、拡散層53、および、一部のシリコン基板8を除去して、中間電極ホール56を形成する。残留したフォトレジスト46は、プラズマアッシング法によって除去する。このとき、中間電極ホール56の底部には、残留させたシリコン基板8が露出している。また、中間電極ホール56の側面には、シリコン基板8、拡散層53、絶縁膜54、第1層間絶縁膜30、および、第2層間絶縁膜31が露出している。
図20を参照すると、CVD法によって、中間電極ホール56を覆うようにヒ素(As)をドープしたポリシリコン膜を成膜してから、成膜したポリシリコン膜をエッチバックすることで、中間電極ホール56の側面にポリシリコン膜から成るN型の導電膜52を形成する。
ここで、導電膜52の側面部の一部は、中間電極ホール56の側面に露出していたP型のシリコン基板8と接続しており、PN接合を形成している。また、導電膜52の側面部の一部は、中間電極ホール56の側面に露出していた拡散層53と接続している。導電膜52の上面は、少なくとも第2層間絶縁膜31の上面よりも下方に位置している。中間電極ホール56は、導電膜52を形成することによって、新たな中間電極ホール56Aとなっている。中間電極ホール56Aの底部には、シリコン基板8の一部が露出している。
なお、シリコン基板8をP型とし、導電膜52および拡散層53をN型とする代わりに、半導体の極性を反転して、シリコン基板8をN型とし、導電膜52および拡散層53をP型としてもよい。
図21を参照すると、CVD法によって、中間電極ホール56Aを覆うようにシリコン窒化膜を成膜してから、成膜したシリコン窒化膜をエッチバックすることで、導電膜52の側面および上面に、シリコン窒化膜から成るサイドウォール絶縁膜51を形成する。中間電極ホール56Aは、サイドウォール絶縁膜51を形成することによって、新たな中間電極ホール56Bとなっている。中間電極ホール56Bの底部には、シリコン基板8の一部が露出している。
図22を参照すると、スパッタ法によって、中間電極ホール56Bを覆うように、チタン(Ti)と銅(Cu)を積層させた第1シード膜18Aを形成する。中間電極ホール56Bは、第1シード膜18Aを形成することによって、新たな中間電極ホール56Cとなっている。
図23を参照すると、めっき法によって、中間電極ホール56Cの内部へ、銅(Cu)から成る中間電極57を形成する。このとき、中間電極57は、中間電極ホール56Cの内部を完全に覆っている。次に、CMP(Chemical Mechanical Polishing)法によって、第2層間絶縁膜31の上面における不要な第1シード膜18Aと中間電極57を除去する。すると、側面および底面が第1シード膜18で覆われたTSVを構成する中間電極57が完成する。
さらに、図24を参照すると、半導体素子領域10における構成要素と同時に、中間電極57の上方に、第2配線21、第3配線23、第4配線25、および、表面バンプ電極28を形成する。
また、図25を参照すると、ドライエッチング法によって、シリコン基板8の裏面を除去して、中間電極57の裏面を露出させる。最後に、図17を参照して説明した製法によって、裏面バンプ電極17と裏面めっき層16を形成すると、第2の実施形態に係る半導体装置300(図6)におけるTSVが完成する。
本発明によれば、従来活用されていなかった貫通電極部の側壁部に容量を設けることにより、コンデンサの容量を増加させて電源を安定化させることができ、さらには、貫通電極部の側壁部の容量が十分大きい場合は、基板に実装されていた電源安定化のチップコンデンサをなくすことができる。
なお、上記特許文献の全開示内容は、本書に引用をもって繰り込み記載されているものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態の変更・調整が可能である。また、本発明の全開示の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施形態の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせ、ないし、選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。特に、本書に記載した数値範囲については、当該範囲内に含まれる任意の数値ないし小範囲が、別段の記載のない場合でも具体的に記載されているものと解釈されるべきである。
1 半導体チップ
1A インターフェースチップ
1B〜1E コアチップ
2 配線基板
3 アンダーフィル材
4 モールド材
5 ベースバンプ
6 はんだボール
7 TSV
8 シリコン基板
10 半導体素子領域
11 TSV領域
12 セルアレイ部
13 周辺回路部
15、15X 第1配線
15A 第1下層配線
15B 第1上層配線
16、16A 裏面めっき層
17、17A 裏面バンプ電極
18、18A 第1シード膜
19 容量パッド
20 第1コンタクトプラグ
21 第2配線
22 第2コンタクトプラグ
23 第3配線
24 第3コンタクトプラグ
25 第4配線
26 中間配線
27 第2シード膜
28、28A 表面バンプ電極
29、29A 表面めっき層
30 第1層間絶縁膜
31 第2層間絶縁膜
32 第3層間絶縁膜
33 第4層間絶縁膜
34 第5層間絶縁膜
35 拡散層
37 パッシベーション膜
38 TSV絶縁膜
42 接着層
43 支持基板
44、44A〜44C バンプホール
45 絶縁膜
46、48 フォトレジスト
47 第1の開口部
49 第2の開口部
50 チップコンデンサ
51 サイドウォール絶縁膜
52 導電膜
53 拡散層
54 絶縁膜
56、56A〜56C 中間電極ホール
57 中間電極
90 ビア
100、150 半導体パッケージ
200、250、300 半導体装置
410 金属層
420、520 TSV層
430、432 絶縁層
440 メタル配線
510 導電層
511 シリコン基板
530 モニター装置
541、542 内部回路
C1 容量部
T1、T2 端子

Claims (24)

  1. 第1の導電型を有する半導体基板と、
    前記半導体基板を貫通するビアと、
    前記第1の導電型とは逆導電型の第2の導電型を有し、前記ビア内で前記半導体基板に接するように設けられた第1の導電層と、
    前記ビア内で前記第1の導電層と接する第1の絶縁層を介して前記ビアを埋め込むように設けられた第2の導電層と、を備える、
    ことを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第1の導電層は、第1の電源に接続され、
    前記半導体基板は、前記第1の電源とは電圧が異なる第2の電源に接続されている、
    請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第1の導電層は、前記半導体基板上に形成された前記第2の導電型を有する拡散層を介して前記第1の電源に接続されている、
    請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記第2の導電型を有する前記拡散層は、前記半導体基板上に形成された第1の配線を介して前記第1の電源に接続されている、
    請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記半導体基板は、前記半導体基板上に設けられた前記第1の導電型を有する第2の拡散層を介して、前記第2の電源に接続されている、
    請求項2ないし4のいずれか1項に記載の半導体装置。
  6. 前記第1の導電型は、P型であり、
    前記第1の導電層は、ポリシリコンである、
    請求項1ないし5のいずれか1項に記載の半導体装置。
  7. 前記半導体基板および前記第1の導電層は、PN接合容量を形成する、
    請求項1ないし6のいずれか1項に記載の半導体装置。
  8. 前記半導体基板の第1の主面上に中間配線および前記中間配線に接続する表面バンプ電極を備え、
    前記第2の導電層は、前記中間配線を介して前記表面バンプ電極に電気的に接続されている、
    請求項1ないし7のいずれか1項に記載の半導体装置。
  9. 前記半導体基板の前記第1の主面と対向する第2の主面側に前記第2の導電層と接続された裏面バンプ電極を備える、
    請求項8に記載の半導体装置。
  10. 前記第2の導電層、前記表面バンプ電極、および、前記裏面バンプ電極は、銅を含む金属から成る、
    請求項9に記載の半導体装置。
  11. 前記第1の絶縁層は、シリコン窒化膜を含む、
    請求項1ないし10のいずれか1項に記載の半導体装置。
  12. 前記第2の導電層は、信号線に接続されている、
    請求項1ないし11のいずれか1項に記載の半導体装置。
  13. 前記第1の導電層と前記第2の導電層との間のリーク電流を測定する回路を備える、
    請求項1ないし12のいずれか1項に記載の半導体装置。
  14. 第1の導電型の半導体基板上に設けられ、前記第1の導電型とは逆導電型の第2の導電型を有する第1の拡散層と、
    前記半導体基板と前記第1の拡散層とを貫通するビアと、
    前記ビアが貫通した前記第1の拡散層の領域、および、前記ビアが貫通した前記半導体基板の領域に接するように、前記ビア内に設けられた第2の導電型を有する第1の導電層と、
    前記ビア内で前記第1の導電層と接する第1の絶縁層を介して前記ビアを埋め込むように設けられた第2の導電層と、を備える、
    ことを特徴とする半導体装置。
  15. 前記第1の導電層は、第1の電源に接続され、
    前記半導体基板は、前記第1の電源とは電圧が異なる第2の電源に接続されている、
    請求項14に記載の半導体装置。
  16. 前記半導体基板は、前記半導体基板上に設けられた前記第1の導電型を有する第2の拡散層を介して、前記第2の電源に接続されている、
    請求項15に記載の半導体装置。
  17. 前記第1の導電型は、P型であり、
    前記第1の導電層は、ポリシリコンである、
    請求項14ないし16のいずれか1項に記載の半導体装置。
  18. 前記半導体基板および前記第1の導電層は、PN接合容量を形成する、
    請求項14ないし17のいずれか1項に記載の半導体装置。
  19. 半導体基板と、
    前記半導体基板を貫通するビアと、
    前記ビア内で前記半導体基板に接する第1の絶縁層と、
    前記ビア内で前記第1の絶縁層に接する第1の導電層と、
    前記ビア内で前記第1の導電層と接する第2の絶縁層を介して前記ビアを埋め込むように設けられた貫通電極層と、を備える、
    ことを特徴とする半導体装置。
  20. 前記第1の導電層は、第1の電源に接続され、
    前記半導体基板は、前記第1の電源とは電圧が異なる第2の電源に接続され、
    前記貫通電極層は、信号線に接続されている、
    請求項19に記載の半導体装置。
  21. 前記第1の導電層および前記貫通電極層は、金属を含む、
    請求項19または20に記載の半導体装置。
  22. 第1の導電型の半導体基板の第1の主面にバンプホールを形成する工程と、
    前記第1の導電型とは逆導電型の第2の導電型を有する第1の導電層を前記バンプホールの側壁に接するように形成する工程と、
    前記バンプホール内の前記第1の導電層上に第1の絶縁層を形成する工程と、
    前記バンプホールを埋め込むように前記第1の絶縁層上に第2の導電層を形成する工程と、を含む、
    ことを特徴とする、半導体装置の製造方法。
  23. 前記半導体基板の前記第1主面に中間配線層を形成する工程と、
    前記中間配線層に接続する表面バンプ電極を形成する工程と、をさらに含み、
    前記バンプホールを形成する工程において、前記バンプホールを前記中間配線に達するように形成する、
    請求項22に記載の半導体装置の製造方法。
  24. 前記半導体基板の前記第1主面と対向する第2の主面を研磨して前記第2の導電層を露出させる工程と、
    露出させた前記第2の導電層に接続する裏面バンプ電極を形成する工程と、をさらに含む、
    請求項22または23に記載の半導体装置の製造方法。
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