JP2016035117A - 折り畳みヘルメット - Google Patents

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Abstract

【課題】各部品カバーが可撓性連結カバーを介して一体的に形成されており、各部品カバーの折り畳み時及び展開時でも一体化しており、製造及び組み立てが容易な折り畳みヘルメットを提供する。【解決手段】折り畳みヘルメット1の帽体2は、硬質合成樹脂によって円盤状に形成された頭頂カバー3と、硬質合成樹脂によって環状に形成された頭部外周カバー7と、可撓性合成樹脂によって形成され、頭頂カバー3の周縁と頭部外周カバー7の上縁を連結する環状の連結カバー5とで構成されている。折り畳みヘルメット1は、連結カバー5を頭部外周カバー7の内側に撓ませて頭頂カバー3を頭部外周カバー7内に収納でき、連結カバー5を頭部外周カバー7の外側に撓ませて頭頂カバー3を頭部外周カバー7から引き出すことができる。【選択図】 図4

Description

本発明は、折り畳むことができる折り畳みヘルメットに関するものである。
従来からある折り畳みヘルメットは、略水平方向で複数の部品に分割されており、分割された各部品に、互いに連結する連結部が形成されている(特許文献1〜3)。即ち、従来からある折り畳みヘルメットは、帽体が、湾曲した円盤状に形成された頭頂カバーと、環状に形成された上頭部外周カバーと、環状に形成された下頭部外周カバーとで構成されている。上記頭頂カバー、上頭部外周カバー及び下頭部外周カバーは、硬質合成樹脂によって、別々に構成されている。
従来の折り畳みヘルメットは、頭頂カバー及び上頭部外周カバーを下頭部外周カバー内に順に収納して折り畳むと、頭頂カバー、上頭部外周カバー、下頭部外周カバーが分離する。また、頭頂カバー及び上頭部外周カバーを下頭部外周カバーから引き出すと、頭頂カバーと上頭部外周カバーの連結部同士が連結し、上頭部外周カバーと下頭部外周カバーの連結部同士が連結して一体となる。このように、従来の折り畳みヘルメットは、頭頂カバー及び上頭部外周カバーを下頭部外周カバー内に収納して折り畳むと、頭頂カバーと上頭部外周カバーと下頭部外周カバーが別体となり、頭頂カバーと上頭部外周カバーを下頭部外周カバーから引き出して展開すると、頭頂カバーと上頭部外周カバーが下頭部外周カバーに連結されて一体となる。
実開昭59−113323号公報 特開2000−192320号公報 特開2004−84145号公報
従来の折り畳みヘルメットは、頭頂カバー及び上頭部外周カバーを下頭部外周カバー内に収納して折り畳むと、頭頂カバーと上頭部外周カバーと下頭部外周カバーが分離するので、頭頂カバーと上頭部外周カバーの間及び上頭部外周カバーと下頭部外周カバーの間に隙間があいており、雨等の水が隙間から侵入して内部を濡らす恐れがあるという問題点があった。また、頭頂カバーの折り畳み時に、頭頂カバーと上頭部外周カバーと下頭部外周カバーが分離しているので、頭頂カバーが上頭部外周カバー内でがたつき、上頭部外周カバーが下頭部外周カバー内でがたつくことになり、分離した頭頂カバー及び上頭部外周カバーが下頭部外周カバー内で動いて当たり、擦れたり、凹む等して合成樹脂の物性の劣化を早める原因になるという問題点があった。また、頭頂カバーの折り畳み時に、頭頂カバーと上頭部外周カバーと下頭部外周カバーが分離しているので、動いて偏った状態になる場合もあり、係る場合、下頭部外周カバーから頭頂カバー及び上頭部外周カバーをスムーズに引き出せなくなるという問題点があった。
従来の折り畳みヘルメットは、頭頂カバー及び上頭部外周カバーを下頭部外周カバーから引き出すと、頭頂カバーと上頭部外周カバーの連結部同士が連結し、上頭部外周カバーと下頭部外周カバーの連結部同士が連結してヘルメットの帽体を形成するが、前記した連結部が帽体内に突出した状態となる。ヘルメットの帽体を頭部に被せると連結部が頭部に接触する可能性がある。特に、折り畳みヘルメットを頭に被せた状態で衝撃を受けると、場合によっては連結部が頭部に当たって頭を傷付けてしまう可能性があるという問題点もあった。従来の折り畳みヘルメットは、頭頂カバー、上頭部外周カバー及び下頭部外周カバーが分離しているので、それぞれ別個に形成しなければならず、また、頭頂カバー及び上頭部外周カバーを下頭部外周カバーから引き出した時に確実に連結できる形状にしなければならないので、精度が要求され、製造が極めて面倒であるという問題点があった。また、頭頂カバー及び上頭部外周カバーを下頭部外周カバーから引き出した時に連結できるような微妙な位置関係が必要であり、組み立ても面倒であるという問題点があった。
本願発明は、上記問題点に鑑み案出したものであって、各部品カバーが可撓性連結カバーを介して一体的に形成されており、各部品カバーの折り畳み時及び展開時でも一体化しており、製造及び組み立てが容易な折り畳みヘルメットを提供することを第1の目的とする。また、各部品カバーの展開時に、比較的柔らかい可撓性連結カバーを覆って保護するガード手段を設けた折り畳みヘルメットを提供することを第2の目的とする。
本願請求項1に係る折り畳みヘルメットは、上記第1の目的を達成するため、折り畳み可能なヘルメットであって、帽体は、硬質合成樹脂によって、湾曲した円盤状に形成された頭頂カバーと、硬質合成樹脂によって環状に形成された頭部外周カバーと、可撓性合成樹脂によって形成され、頭頂カバーの周縁と頭部外周カバーの上縁を連結する環状の連結カバーとで構成され、連結カバーを頭部外周カバーの内側に撓ませて頭頂カバーを頭部外周カバー内に収納でき、連結カバーを頭部外周カバーの外側に撓ませて頭頂カバーを頭部外周カバーから引き出すことができることを特徴とする。
本願請求項2に係る折り畳みヘルメットは、上記第2の目的を達成するため、帽体の周囲には、ガード手段が設けられ、ガード手段は、頭部外周カバーの外周面に取り付けられる環状の外周ガードと、外周ガードの上部周縁に屈曲可能に設けられ、連結カバーの外周面側をガードする複数の羽根ガードと、頭頂カバーに設けられ、前記複数の羽根ガードの先端部に接触可能な上部ガードとを有し、連結カバーを頭部外周カバーの内側に撓ませて頭頂カバーを頭部外周カバー内に収納すると上部ガードが複数の羽根ガードの先端部を押し下げて屈曲させ、連結カバーを頭部外周カバーの外側に撓ませて頭頂カバーを頭部外周カバーから引き出すと、複数の羽根ガードが押し上げられて連結カバーを覆うことを特徴とする。
本願発明に係る折り畳みヘルメットは、折り畳み可能なヘルメットであって、帽体は、硬質合成樹脂によって、湾曲した円盤状に形成された頭頂カバーと、硬質合成樹脂によって環状に形成された頭部外周カバーと、可撓性合成樹脂によって形成され、頭頂カバーの周縁と頭部外周カバーの上縁を連結する環状の連結カバーとで構成され、連結カバーを頭部外周カバーの内側に撓ませて頭頂カバーを頭部外周カバー内に収納でき、連結カバーを頭部外周カバーの外側に撓ませて頭頂カバーを頭部外周カバーから引き出すことができる。
本願発明に係る折り畳みヘルメットは、帽体が頭頂カバーと頭部外周カバーと連結カバーとで一体形成されているので、引き出し時及び収納時に、頭頂カバーと連結カバーの間、及び、連結カバーと頭部外周カバーの間に隙間があくことがなく、雨等の水が隙間から侵入して内部を濡らす恐れがないという効果がある。また、帽体が頭頂カバーと頭部外周カバーと連結カバーとで一体形成されているので、頭頂カバーの折り畳み時に、頭頂カバーが頭部外周カバー内でがたつくことがなく、頭頂カバーが頭部外周カバー内で動いて、擦れたり、凹む等して、内部を傷付けたり、合成樹脂の物性の劣化を早めることがないという効果がる。また、頭頂カバーの折り畳み時に、頭頂カバーと連結カバーと頭部外周カバーが一体化しているので、動いて偏った状態になることがなく、頭頂カバーを頭部外周カバーからスムーズに引き出すことができるという効果がある。このように、本願発明に係る折り畳みヘルメットは、連結カバーを頭部外周カバーの内側に撓ませて頭頂カバーを頭部外周カバー内に収納して折り畳むことができ、連結カバーを頭部外周カバーの外側に撓ませて頭頂カバーを頭部外周カバーから引き出して展開することができ、簡単に使用することができるという効果がある。
本願発明に係る折り畳みヘルメットは、頭頂カバーと頭部外周カバーと連結カバーを連結する連結部がないので、頭頂カバーを頭部外周カバーから引き出してヘルメットの帽体を形成しても、帽体の内面に突出部が存在せずに平面であり、ヘルメットの帽体を頭部に被っても、頭部に接触する突出部がないので、頭を傷付けてしまう恐れがないという効果がある。本願発明に係る折り畳みヘルメットは、帽体が、頭頂カバーと頭部外周カバーと連結カバーとで一体形成されているので、それぞれ別個に製造する手間が省け安価且つ容易に製造することができるという効果がある。本願発明に係る折り畳みヘルメットは、帽体が頭頂カバーと頭部外周カバーと連結カバーとで一体形成されているので、頭頂カバーを頭部外周カバーから引き出した時に確実に連結できる連結部等の面倒な構成を必要とせず、製造が容易であり、頭頂カバーと連結カバーと頭部外周カバーの微妙な位置関係が不要で、組み立てが容易であるという効果がある。
本願発明に係る折り畳みヘルメットは、帽体の周囲には、ガード手段が設けられ、ガード手段は、頭部外周カバーの外周面に取り付けられる環状の外周ガードと、外周ガードの上部周縁に屈曲可能に設けられ、連結カバーの外周面側をガードする複数の羽根ガードと、頭頂カバーに設けられ、前記複数の羽根ガードの先端部に接触可能な上部ガードとを有し、連結カバーを頭部外周カバーの内側に撓ませて頭頂カバーを頭部外周カバー内に収納すると上部ガードが複数の羽根ガードの先端部を押し下げて屈曲させ、連結カバーを頭部外周カバーの外側に撓ませて頭頂カバーを頭部外周カバーから引き出すと、複数の羽根ガードが押し上げられて連結カバーを覆う。
本願発明に係る折り畳みヘルメットは、上記効果に加えて、折り畳んだ状態から、連結カバーを頭部外周カバーの外側に撓ませて頭頂カバーを頭部外周カバーから引き出して展開して帽体を構成すると、比較的柔らかい可撓性連結カバーが複数の羽根ガードによって覆われてガードされるので、ヘルメットの防御機能を高めることができるという効果がある。また、本願発明に係る折り畳みヘルメットは、連結カバーを頭部外周カバーの内側に撓ませて頭頂カバーを頭部外周カバー内に収納して折り畳むと、上部ガードが羽根ガードの先端部を押し下げて屈曲させるので、折り畳んだ時に複数の羽根ガードが折り畳まれて折り畳み時の障害にはならないという効果がある。
本願発明に係る折り畳みヘルメットの折り畳んだ状態を説明する説明図であって、(a)が平面図、(b)が側面図、(c)が底面図である。 図1の断面図であって、(a)がC−C断面図、(b)がD−D断面図である。 図1の折り畳みヘルメットの展開した状態を説明する説明図であって、(a)が平面図、(b)が側面図、(c)が底面図である。 図3の断面図であって、(a)がA−A断面図、(b)がB−B断面図である。 図1の折り畳みヘルメットのガード手段を説明する説明図であって、(a)が平面図、(b)が側面図、(c)が底面図である。 図5のガード手段を展開した説明図である。 図1の折り畳みヘルメットの折り畳んだ状態の上部斜視図である。 図7の下部斜視図である。 図7の平面図である。 図7の右側面図である。 図7の底面図である。 図7の正面図である。 図7の背面図である。 図1の折り畳みヘルメットの展開した状態の上部斜視図である。 図14の下部斜視図である。 図14の右側面図である。 図1の折り畳みヘルメットの帽体を折り畳んだ状態の平面図である。 図17の右側面図である。 図17の底面図である。 図17の正面図である。 図17の背面図である。 図17の帽体を展開した状態の平面図である。 図17の右側面図である。
折り畳みヘルメット1は、図1,7に示すように、折り畳み可能である。折り畳みヘルメット1の帽体2は、図4,23に示すように、硬質合成樹脂によって、湾曲した円盤状に形成された頭頂カバー3と、硬質合成樹脂によって環状に形成された頭部外周カバー7と、可撓性合成樹脂によって形成され、頭頂カバー3の周縁3aと頭部外周カバー7の上縁7aを連結する環状の連結カバー5とで構成されている。折り畳みヘルメット1の帽体2は、図2,18に示すように、連結カバー5を頭部外周カバー7の内側に撓ませて頭頂カバー3を頭部外周カバー7内に収納でき、図4,23に示すように、連結カバー5を頭部外周カバー7の外側に撓ませて頭頂カバー3を頭部外周カバー7から引き出すことができる。
折り畳みヘルメット1は、帽体2が頭頂カバー3と頭部外周カバー7と連結カバー5とで一体形成されているので、引き出し時及び収納時に、頭頂カバー3と連結カバー5の間、及び、連結カバー5と頭部外周カバー7の間に隙間があくことがなく、雨等の水が隙間から侵入して内部を濡らす恐れがない。また、帽体2が頭頂カバー3と頭部外周カバー7と連結カバー5とで一体形成されているので、頭頂カバー3の折り畳み時に、頭頂カバー3が頭部外周カバー7内でがたつくことがなく、頭頂カバー3が頭部外周カバー7内で動いて、擦れたり、凹む等して、内部を傷付けたり、合成樹脂の物性の劣化を早めることがない。また、頭頂カバー3の折り畳み時に、頭頂カバー3と連結カバー5と頭部外周カバー7が一体化しているので、動いて偏った状態になることがなく、頭頂カバー3を頭部外周カバー7からスムーズに引き出すことができる。このように、折り畳みヘルメット1は、連結カバー5を頭部外周カバー7の内側に撓ませて頭頂カバー3を頭部外周カバー7内に収納して折り畳むことができ、連結カバー5を頭部外周カバー7の外側に撓ませて頭頂カバー3を頭部外周カバー7から引き出して展開することができ、簡単に使用することができる。
折り畳みヘルメット1は、頭頂カバー3と頭部外周カバー7と連結カバー5を連結する連結部がないので、頭頂カバー3を頭部外周カバー7から引き出してヘルメット1の帽体2を形成しても、帽体2の内面に突出部が存在せずに平面であり、ヘルメット1の帽体2を頭部に被っても、頭部に接触する突出部がないので、頭を傷付けてしまう恐れがない。折り畳みヘルメット1は、帽体2が、頭頂カバー3と頭部外周カバー7と連結カバー5とで一体形成されているので、それぞれ別個に製造する手間が省け安価且つ容易に製造することができる。折り畳みヘルメット1は、帽体2が頭頂カバー3と頭部外周カバー7と連結カバー5とで一体形成されているので、頭頂カバー3を頭部外周カバー7から引き出した時に確実に連結できる連結部等の面倒な構成を必要とせず、製造が容易であり、頭頂カバー3と連結カバー5と頭部外周カバー7の微妙な位置関係が不要で、組み立てが容易である。
折り畳みヘルメット1は、図3,14に示すように、帽体2の周囲に、ガード手段21が設けられている。ガード手段21は、図4に示すように、頭部外周カバー7の外周面に取り付けられる環状の外周ガード22と、外周ガード22の上部周縁22aに屈曲可能に設けられ、連結カバー5の外周面側をガードする複数の羽根ガード23と、頭頂カバー3に設けられ、前記複数の羽根ガード23の先端部23bに接触可能な上部ガード25とを有する。折り畳みヘルメット1は、連結カバー5を頭部外周カバー7の内側に撓ませて頭頂カバー3を頭部外周カバー7内に収納すると上部ガード25が複数の羽根ガード23の先端部23bを押し下げて屈曲させ、連結カバー5を頭部外周カバー7の外側に撓ませて頭頂カバー3を頭部外周カバー7から引き出すと、複数の羽根ガード23が押し上げられて連結カバー5を覆う。
折り畳みヘルメット1は、図1,7に示すように、折り畳んだ状態から、連結カバー5を頭部外周カバー7の外側に撓ませて頭頂カバー3を頭部外周カバー7から引き出して展開して帽体2を構成すると、図3,14に示すように、比較的柔らかい可撓性連結カバー5が複数の羽根ガード23によって覆われてガードされるので、折り畳みヘルメット1の防御機能を高めることができる。また、折り畳みヘルメット1は、連結カバー5を頭部外周カバー7の内側に撓ませて頭頂カバー3を頭部外周カバー7内に収納して折り畳むと、上部ガード25が羽根ガード23の先端部23bを押し下げて屈曲させるので、複数の羽根ガード23が折り畳まれて折り畳み時の障害にはならない。
さらに、折り畳みヘルメットについて詳細に説明する。折り畳みヘルメット1の帽体2は、図23,4に示すように、頭頂カバー3と、連結カバー5と、頭部外周カバー7とからなる。頭頂カバー3は、ABS樹脂、PC樹脂(ポリカーボネート)、PE樹脂(ポリエチレン)、PP樹脂(ポリプロピレン)等の硬質合成樹脂によって湾曲した円盤状に形成されている。頭部外周カバー7は、頭頂カバー3と同様に、ABS樹脂、PC樹脂、PE樹脂、PP樹脂等の硬質合成樹脂によって環状に形成されている。連結カバー5は、ゴム、エラストマー、シリコン、PP等の可撓性合成樹脂によって形成され、頭頂カバー3の開放端(下部)周縁3aと頭部外周カバー7の上部周縁7aを連結する環状に形成されている。頭部外周カバー7は、下部周縁7bに略U字状のリブ縁8が形成され、正面下端7cにリブ縁8が切り欠かれて庇9が設けられている。リブ縁8は、帽体2の剛性を高めるために略U字状に形成されているが、帽体2の剛性を高める形状であればよく、略U字状に限定されるものではない。連結カバー5は、折り畳めるように、波状に形成されている。
頭頂カバー3は、頭部外周カバー7内に収納可能な大きさに形成されている。ABS樹脂、PC樹脂、PE樹脂、PP樹脂等の硬質合成樹脂によって頭頂カバー3と頭部外周カバー7を成形し、次に、頭頂カバー3の下部周縁3aと頭部外周カバー7の上部周縁7aを接続するようにして、ゴム、エラストマー、シリコン樹脂、PP樹脂等の可撓性合成樹脂によって連結カバー5を成形(いわゆる多色成形)して、折り畳みヘルメット1の帽体2を形成することができる。頭頂カバー3の内面3bには、PS樹脂(ポリスチレン)、PE樹脂,PP樹脂等の合成樹脂発泡体、ゴム発泡体等によって形成された衝撃吸収用のライナー4が設けられている。また、図4,15に示すように、頭部外周カバー7の内面7dには、ビス等の取付金具11によって、頭部調節ベルト13と、ハンモック15が取り付けられている。頭部調節ベルト13は、装着者の頭部に合わせてサイズを調節することができる。ハンモック15は、頭部に装着すると、頭部と帽体2の間に空間を形成し、帽体2の衝撃が頭部に直接こないように衝撃を吸収するものである。
折り畳みヘルメット1の帽体2は、図4,23に示すように、頭頂カバー3が頭部外周カバー7内から連結カバー5の素材の弾性によって押し出されて突出した状態で保持されており、作業者が頭部に装着することできる。折り畳みヘルメット1の帽体2は、図2,18に示すように、頭頂カバー3を連結カバー5の素材の弾性に抗して押し下げると、連結カバー5を頭部外周カバー7の内側に撓ませて頭頂カバー3を頭部外周カバー7内に収納できる。頭頂カバー3は、連結カバー5の素材の弾性によって、頭部外周カバー7内で収容された状態で保持される。折り畳みヘルメット1の帽体2は、図4,23に示すように、頭頂カバー3を連結カバー5の素材の弾性に抗して押し上げると、連結カバー5を頭部外周カバー7の外側に撓ませて頭頂カバー3を頭部外周カバー7から押し出されて突出した状態で保持される。
折り畳みヘルメット1は、図3,4に示すように、帽体2の周囲に、ガード手段21が設けられている。ガード手段21は、頭部外周カバー7の外周に取り付けられる環状の外周ガード22と、外周ガード22の上端周縁22aに屈曲可能に設けられ、連結カバー5の外周面をガードする複数の羽根ガード23・・・と、頭頂カバー3に固定され、前記複数の羽根ガード23の上縁23bに接触可能な上部ガード25とからなる。外周ガード22は、頭部外周カバー7の外周面に固定手段を介して固定して取り付けられる。上部ガード25は、頭頂カバー3に固定手段24を介して固定して取り付けられる。この固定手段は、ネジ、リブ、爪、フック等の機械的手段、接着剤の化学的手段等があり、状況に応じて選択できる技術的設計事項であり、特に限定するものではない。
図5,6に示すように、外周ガード22と羽根ガード23は、ABS樹脂、PC樹脂、PE樹脂、PP樹脂等の硬質合成樹脂によって細長帯状に一体形成されている。外周ガード22は、頭部外周カバー7の外周面に巻き付けるようにしてから、前述したように、固定手段を介して固定して取り付けられるので、両端22b,22cが接触した状態、両端22b,22cが少し重なった状態、又は両端22b,22cが少し離れた状態で、頭部外周カバー7に環状に構成されて取り付けられる。なお、外周ガード22は、両端22b,22cを接続手段により接続して環状に構成してから、帽体2に被せ、頭部外周カバー7に固定手段を介して取り付けても構わない。
羽根ガード23は、後方に緩やかに湾曲して傾斜する前縁23aと、外周ガード22と略平行な上縁23bと、略垂直方向に緩やかに湾曲した後縁23cとで形成されている。羽根ガード23は、外周ガード22に、先行する羽根ガード23の後縁23cと次の羽根ガード23の前縁23aに隙間が形成されるようにして設けられている。羽根ガード23は、外周カード22が環状に構成されると、これの後縁23cが次の羽根ガード23の前縁23aの上に重なるようになっている。
上部ガード25は、ABS樹脂、PC樹脂、PE樹脂、PP樹脂等の硬質合成樹脂によって円盤状に形成され、頭頂カバー3に固定されている。上部ガード25は、頭頂カバー3に固定手段24を介して固定して取り付けられる点は、上記した通りである。上部ガード25は、頭頂カバー3をガードすると共に、羽根ガード23の上縁23bに接触するようになっている。
図1,2に示すように、折り畳みヘルメット1は、前述したように、連結カバー5を頭部外周カバー7の内側に撓ませて頭頂カバー3を頭部外周カバー7内に収納すると、頭頂カバー3に固定された上部ガード25が連動して複数の羽根ガード23の上縁23bを押し下げて羽根ガード23を外周ガード22に対して略直角に屈曲させる。羽根ガード23は、これの後縁23cが次の羽根ガード23の前縁23aの上に重なるようにして、閉じるように折り畳まれる。このようにして、折り畳みヘルメット1を小さく折り畳むことができる。
図3,4に示すように、折り畳みヘルメット1は、前述したように、頭頂カバー3を頭部外周カバー7内から押し出すと、連結カバー5が頭部外周カバー7の外側に撓むことになり、連結カバー5の素材の弾性により、頭頂カバー3が頭部外周カバー7内から突出した状態で保持される。頭頂カバー3が押し出されると、頭頂カバー3に固定された上部ガード25が連動して、羽根ガード23の上縁23bから離れる方向に移動する。連結カバー5が外側に撓むと、頭頂カバー3及び/又は連結カバー5が複数の羽根ガード23を内側から外側に開くように押し出し、羽根ガード23が連結カバー5を覆う。上部ガード25は、折り畳みヘルメット1が展開されている時、羽根ガード23の上縁23bと接触しているが、羽根ガード23から離れていても構わない。
本発明は、折り畳むことができる折り畳みヘルメットに関するものである。
1 折り畳みヘルメット
2 帽体
3 頭頂カバー
3a 下部周縁
3b 内面
4 ライナー
5 連結カバー
7 頭部外周カバー
7a 上部周縁
7b 下部周縁
7c 正面下端
7d 内面
8 リブ縁
9 庇
11 取付金具
13 頭部調節ベルト
15 ハンモック
21 ガード手段
22 外周ガード
22a 上端周縁
22b 端部
22c 端部
23 羽根ガード
23a 前縁
23b 上縁(先端部)
23c 後縁
24 固定手段
25 上部ガード

Claims (2)

  1. 折り畳み可能なヘルメットであって、
    帽体は、
    硬質合成樹脂によって、湾曲した円盤状に形成された頭頂カバーと、
    硬質合成樹脂によって環状に形成された頭部外周カバーと、
    可撓性合成樹脂によって形成され、頭頂カバーの周縁と頭部外周カバーの上縁を連結する環状の連結カバーとで構成され、
    連結カバーを頭部外周カバーの内側に撓ませて頭頂カバーを頭部外周カバー内に収納でき、連結カバーを頭部外周カバーの外側に撓ませて頭頂カバーを頭部外周カバーから引き出すことができることを特徴とする折り畳みヘルメット。
  2. 帽体の周囲には、ガード手段が設けられ、
    ガード手段は、
    頭部外周カバーの外周面に取り付けられる環状の外周ガードと、
    外周ガードの上部周縁に屈曲可能に設けられ、連結カバーの外周面側をガードする複数の羽根ガードと、
    頭頂カバーに設けられ、前記複数の羽根ガードの先端部に接触可能な上部ガードとを有し、
    連結カバーを頭部外周カバーの内側に撓ませて頭頂カバーを頭部外周カバー内に収納すると上部ガードが複数の羽根ガードの先端部を押し下げて屈曲させ、連結カバーを頭部外周カバーの外側に撓ませて頭頂カバーを頭部外周カバーから引き出すと、複数の羽根ガードが押し上げられて連結カバーを覆うことを特徴とする請求項1記載の折り畳みヘルメット。
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