JP2016033057A - 注出口栓及び包装容器 - Google Patents

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Takekuni Seki
関  武邦
和田 潔
Kiyoshi Wada
潔 和田
藤原 伸数
Nobukazu Fujiwara
伸数 藤原
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【課題】超音波溶着による各部の変形を好適に抑制できる注出口栓及びこれを用いた包装容器を提供する。【解決手段】注出口栓は、円筒状の側壁と、側壁の内部を閉塞し、外周部にハーフカットが形成された隔壁と、側壁の下端縁から外方に延伸して設けられた円盤状のフランジ部と、フランジ部の側壁とは反対側の面に、側壁と同心円状に設けられた溝状の肉盗み部と、肉盗み部の内面に設けられた複数のリブとを備え、複数のリブのそれぞれは、肉盗み部の周方向に沿って、隣接するリブとの間隔が0.5mm以上5.0mm以下である。【選択図】図2

Description

本発明は、注出口栓及び包装容器に関するものである。
飲料、液体調味料、化粧品等の製品の容器本体の注出口にネジ部が形成された注出口栓(スパウト)を設けて、これに螺合可能なネジ部を形成したキャップにより注出口を閉塞する技術が知られている。このような注出口栓及びキャップは、一旦キャップを取り外して開栓した後でも、ネジ部どうしを再び螺合することにより、繰り返してキャッピングが可能である。
樹脂材料からなる注出口栓の容器本体への取り付けには、超音波振動を注出口栓が備えるフランジに加えて溶着する、超音波溶着法が多く用いられている。
特許文献1には、フランジ面の内縁近傍に肉盗み部(環状透かし部)を設けることで、超音波溶着時に発生する振動が、注出口栓を閉塞する隔壁(封鎖板)のハーフカット部(環状薄肉脆弱線)に伝わることを抑制しクラックが生じることを防ぐ注出口栓(プルリング付口栓)が開示されている。
特許文献2には、上述の肉盗み部を備えた注出口栓において、容器本体をフランジとの間で押さえるために側壁の周方向に等間隔に設けられる突起が、超音波振動のエネルギーにより変形することを抑制するために、肉盗み部の内面であって突起と対応する位置にリブを設け、超音波振動のエネルギーを分散、吸収させる技術が開示されている。
特開2004−067101号公報 特開2011−105383号公報
上述のように、超音波溶着時の注出口栓の各部の変形を抑制するため、肉盗み部およびリブを設けることが提案されているが、その好適な設計については、充分検討されていなかった。
本発明は、上述の課題を鑑みてなされたものであり、超音波溶着による各部の変形を好適に抑制できる注出口栓及びこれを用いた包装容器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の一局面は、円筒状の側壁と、側壁の内部を閉塞し、外周部にハーフカットが形成された隔壁と、側壁の下端縁から外方に延伸して設けられた円盤状のフランジ部とフランジ部の側壁とは反対側の面に、側壁と同心円状に設けられた溝状の肉盗み部と、肉盗み部の内面に設けられた複数のリブとを備え、複数のリブのそれぞれは、肉盗み部の周方向に沿って、隣接するリブとの間隔が0.5mm以上5.0mm以下である、注出口栓である。
また、本発明の他の局面は、容器本体と、容器本体に取り付けられた上述の注出口栓とを含む、包装容器である。
本発明により、超音波溶着による各部の変形を抑制できる注出口栓及びこれを用いた包装容器を提供することができる。
本発明の実施形態に係る注出口栓を示す断面図 本発明の実施形態に係る注出口栓を示す下面図(a)、拡大図(b)及び部分断面図(c) 本発明の実施形態に係る包装容器を示す斜視図 本発明の実施形態の変形例に係る注出口栓を示す下面図(a)、拡大図(b)及び部分断面図(c)
本発明の実施形態に係る注出口栓3及び包装容器5について、図1〜3を参照して説明する。図1には、口栓本体1の断面図を示す。図2の(a)には、口栓本体1の下面図、(b)には、リブ18の拡大図、(c)には、リブ18をB−B’線(図2の(b)参照)で円周方向に切断した断面図を示す。また、図3には、口栓本体1とキャップ2とからなる注出口栓3と、容器本体4とを含む包装容器5の斜視図を示す。なお、図1に示す断面は、図2の(a)に示すA−A’線に沿った縦断面である。
口栓本体1は、円筒状の側壁11と、側壁11の内部を閉塞し、外周部にハーフカット141が形成された隔壁14と、側壁11の下端縁から外方に延伸して設けられた円盤状のフランジ部15と、フランジ部15の側壁11とは反対側の面に、側壁11と同心円状に設けられた溝状の肉盗み部17と、肉盗み部17の内面に設けられた複数のリブ18とを備える。ここで、側壁11の下端とは、図1の紙面下方をいう。
側壁11は、一例として、外周面に外ネジ12が形成され、外ネジ12には図示しないキャップ2を上端から螺着することができる。図1及び図2の(a)に示すように、フランジ部15より側壁11の上端側には、側壁11より外方に突出する突起部19が、円周等分に3個形成されている。突起部19の個数は3個より多くてもよい。
隔壁14は、側壁11の下端付近に側壁11内部の上端側と下端側とを隔てるように形成される。隔壁14は、外周の肉厚を環状に薄く形成したハーフカット141を介して側壁11に連結される。隔壁14には、プルリング13が支柱を介して接続されている。口栓本体1の使用者は、プルリング13を上方に引き、ハーフカット141に沿って破断された隔壁14を側壁11から引き抜いて、側壁11の上端側と下端側とを連通させて開口することができる。
フランジ部15は、図3に示すように、容器本体4と、容器本体4に取り付けられた注出口栓3とを含む包装容器5を製造する際に、容器本体4と注出口栓3との接合箇所となる。接合方法には、超音波溶着を用いることができる。
注出口栓3を容器本体4に超音波溶着するには、まず、口栓本体1の側壁11を容器本体4の開口に内面側から挿入し、図1に示すように、フランジ部15の上面を容器本体4の内面に宛がう。この時、突起部19とフランジ部15との間に容器本体4の開口周辺部分を挟み込むことで、口栓本体1が容器本体4に仮留めされる。そして、容器本体4の内部(内側)に挿入したアンビルと超音波ホーン(共に図示せず)をフランジ部15と重なっている容器本体4上に宛がい超音波振動を発生させて、容器本体4とフランジ部15とを溶着させる。この時に発生した振動は、フランジ部15から、側壁11を通り、隔壁14に伝わるが、肉盗み部17によって振動の一部が吸収される。
肉盗み部17は、フランジ部15の側壁11とは反対側の面に、側壁11の外周に同心円状に設けられた溝である。肉盗み部17の断面は、例えば、図1に示すように、超音波振動に対する耐性が強い、天面が丸みをおびた逆U字型(ドーム状)である。肉盗み部17が、超音波振動の隔壁14への伝播を抑制(分散)することで、隔壁14のハーフカット141にクラックが生じることを防ぐ。
図2の(a)〜(c)に示すように、肉盗み部17の内周面には、リブ18が並んで設けられる。このとき、複数のリブ18のそれぞれの長さL1(肉盗み部17の溝幅中央におけるリブ18の周長)は、肉盗み部17の周方向に沿って、0.3mm以上あればよく、0.5mm以上あれば金型の製作が容易となり、なお好ましい。また、L1は、1.5mm以下であることが好ましい。また、互いに隣接するリブ18間の間隔L2(肉盗み部17の溝幅中央における隣接するリブ18間の周長)は、0.5mm以上5.0mm以下の範囲にあることが好ましい。L1及びL2をこの範囲に設定することにより、超音波振動の伝播を抑制する肉盗み部17の機能を有しながらも肉盗み部17周辺の剛性を確保できる。このため、ハーフカットのクラックを抑制し、また、フランジ部15の外縁が上方に反り上がる等の変形を防止することができる。また、リブ18により、超音波振動のエネルギーが一定程度吸収、分散されるため、フランジ部15や側壁11の肉盗み部17近傍において共振動が抑制され、エネルギーの集中ムラがなくなる。この結果、フランジ部15や側壁11が波を打ったように変形することを抑制できる。図2に示す例では、24個のリブ18により、肉盗み部17の全周を24分割しているが、例えば、6個以上30個以下のリブによって、分割数を6以上30以下とすることが好ましい。L1が0.3mmより小さい場合、あるいは、L2が5.0mmより大きい場合、あるいは、分割数が6未満の場合、肉盗み部17の全周中、リブ18によって埋められる領域の比率が小さく、剛性を十分に確保しにくい。また、L1が1.5mmより大きい場合、あるいは、L2が0.5mmより小さい場合、あるいは、分割数が30より大きい場合、肉盗み部17の全周中、リブ18によって埋められる領域の比率が大きくなるため、超音波振動の伝播を抑制する効果が得られにくく、また、成形効率が低くなる。また、L1及びL2を0.5mmより小さくすると、金型の製作が困難となり、L2を5mmより大きくすると、上述の反りや波打ちが発生する。
以上のことから、本発明によれば、超音波溶着による各部の変形を抑制できる注出口栓1及びこれを用いた包装容器4を提供することができる。さらには、超音波溶着時の振動エネルギーを大きくしたり、振動サイクルを短くすることにより、生産効率を向上することができる。また、ハーフカット141の厚みを薄くするなどしてコストダウンすることもできる。
なお、肉盗み部17の形状は、図2に示す例には限られない。図4の(a)に一変形例に係る口栓本体1の下面図、(b)にリブ18の拡大図、(c)にリブ18をB−B’線(図4の(b)参照)で円周方向に切断した断面図を示す。図2に示す例では、A−A’線に沿った肉盗み部17の断面形状は、図1に示すようにU字型の丸い形状を有しているが、図4に示す例のように、テーパーと略平坦な天面とからなる直線的な形状を有してもよい。
本発明は、紙製包装容器、ペットボトル、ビン、フレキシブル包装容器等の各種包装容器の注出口栓に用いることができる。
1 口栓本体
11 側壁
12 外ネジ
13 プルリング
14 隔壁
141 ハーフカット
15 フランジ部
16 外周面
17 肉盗み部
18 リブ
19 突起部
2 キャップ
3 注出口栓
4 容器本体
5 包装容器

Claims (5)

  1. 円筒状の側壁と、
    前記側壁の内部を閉塞し、外周部にハーフカットが形成された隔壁と、
    前記側壁の下端縁から外方に延伸して設けられた円盤状のフランジ部と、
    前記フランジ部の前記側壁とは反対側の面に、前記側壁と同心円状に設けられた溝状の肉盗み部と、
    前記肉盗み部の内面に設けられた複数のリブとを備え、
    前記複数のリブのそれぞれは、前記肉盗み部の周方向に沿って、隣接するリブとの間隔が0.5mm以上5.0mm以下である、注出口栓。
  2. 前記複数のリブのそれぞれは、前記肉盗み部の周方向に沿って、長さが0.3mm以上1.5mm以下である、請求項1に記載の注出口栓。
  3. 前記複数のリブのそれぞれは、前記肉盗み部の周方向に沿って、長さが0.5mm以上である、請求項2に記載の注出口栓。
  4. 前記側壁の前記フランジ部より上端側には、外方に突出する少なくとも3個の突起部が円周等分に形成されている、請求項1〜3のいずれかに記載の注出口栓。
  5. 容器本体と、
    前記容器本体に取り付けられた請求項1〜4のいずれかに記載の注出口栓とを含む、包装容器。
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