JP2016032984A - サンルーフ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】可動パネルに車室内側から荷重が加わったとしても、支持ブラケットの姿勢をより安定化できるサンルーフ装置を提供する。
【解決手段】車両の幅方向に並設される第1及び第2レール側保持部17,18を有するガイドレール13と、前端部がガイドレール13に支持され、可動パネルを支持する縦壁部32及び該縦壁部32の後端部の車両の幅方向両側に配設された第1及び第2ブラケット側被保持部39a,39bを有する支持ブラケット31と、第1及び第2レール側保持部17,18により車両の幅方向及び高さ方向に移動不能に保持され、支持ブラケット31に連結される縦壁部22並びに縦壁部22の後端部において車両の幅方向に並設され可動パネルの全閉状態において第1及び第2ブラケット側被保持部39a,39bを車両の幅方向及び高さ方向に移動不能に保持する第1及び第2摺動部材側保持部28,29を有する駆動シュー21とを備える。
【選択図】図7

Description

本発明は、サンルーフ装置に関するものである。
従来、サンルーフ装置としては、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。このサンルーフ装置は、車両のルーフに形成された開口を開閉可能な可動パネルと、開口の車両の幅方向両縁部の各々に設けられるガイドレールと、前端部が各ガイドレールに支持され可動パネルの車両の幅方向両縁部の各々を支持する支持ブラケットと、各ガイドレールに沿って移動自在に設けられ各支持ブラケットに連結される摺動部材とを備える。各摺動部材は、電気的駆動源により移動駆動される。そして、各摺動部材の移動に伴い、可動パネルの全閉状態において各支持ブラケットが前端部を支点に後端が上昇するように回動すると可動パネルがチルトアップ動作するとともに、続いて当該前端部が車両の後方に移動すると可動パネルがチルトアップ状態のままスライド動作する。
なお、各摺動部材には、車両の後方に開口する略U字状の保持溝が形成されており、各支持ブラケットには、車両の幅方向内側に突出する略円柱状の保持ピンが固着されている。そして、可動パネルが全閉状態にあるとき、各保持ピンが各保持溝に係入されることで、例えば乗員の頭部が可動パネルに接触するなどで該可動パネルに車室内側(下方)から荷重が加わったとしても、各支持ブラケットが一方向に捩れることが抑制され、可動パネルを介して両支持ブラケットの姿勢がより安定化される。
特開2013−184648号公報
ところで、特許文献1では、例えば車両横転などで全閉状態にある可動パネルに車室内側から大荷重が加わると、各支持ブラケットが逆方向に捩れて両支持ブラケットの姿勢が不安定になる可能性がある。
本発明の目的は、可動パネルに車室内側から荷重が加わったとしても、支持ブラケットの姿勢をより安定化することができるサンルーフ装置を提供することにある。
上記課題を解決するサンルーフ装置は、車両のルーフに形成された開口を開閉可能な可動パネルと、車両の幅方向に並設される一対のレール側保持部を有し、前記開口の車両の幅方向両縁部の各々に設けられるガイドレールと、前端部が前記各ガイドレールに支持され、前記可動パネルの車両の幅方向両縁部の各々を支持する縦壁及び該縦壁の後端部の車両の幅方向両側に配設された一対のブラケット側被保持部を有する支持ブラケットと、前記各ガイドレールに沿って移動自在に設けられ、前記各支持ブラケットに連結される連結壁、該連結壁の車両の幅方向両側に配設され前記両レール側保持部により車両の幅方向及び高さ方向に移動不能に保持される一対の摺動部材側被保持部、並びに前記連結壁の後端部において車両の幅方向に並設され前記可動パネルの全閉状態において前記両ブラケット側被保持部を車両の幅方向及び高さ方向に移動不能に保持する一対の摺動部材側保持部を有する摺動部材と、前記各摺動部材を移動駆動する電気的駆動源とを備える。
この構成によれば、前記各摺動部材は、前記両摺動部材側被保持部が前記両レール側保持部により車両の幅方向及び高さ方向に移動不能に保持されることで、前記各ガイドレールに対し両持ちの状態で保持される。そして、前記可動パネルが全閉状態にあるとき、前記各支持ブラケットは、前記両ブラケット側被保持部が前記両摺動部材側保持部により車両の幅方向及び高さ方向に移動不能に保持されることで、前記各摺動部材に対し両持ちの状態で保持される。従って、例えば車両横転などで全閉状態にある前記可動パネルに車室内側から大荷重が加わったとしても、前記各支持ブラケットが捩れることを抑制でき、該支持ブラケットの姿勢をより安定化することができる。
上記サンルーフ装置について、前記両レール側保持部の少なくとも一方には、車両の前後方向に延在するリブが突設され、前記各摺動部材には、前記各支持ブラケットの捩れ方向で前記リブと係合可能な規制片が突設されることが好ましい。
この構成によれば、例えば車両横転などで全閉状態にある前記可動パネルに車室内側から大荷重が加わって前記各支持ブラケットが捩れようとすると、該支持ブラケットを保持する前記各摺動部材もこれにならって捩れようとする。このとき、前記規制片が前記各支持ブラケットの捩れ方向に先行する側に位置する前記リブと係合することで、前記各摺動部材の捩れを規制することができる。
上記サンルーフ装置について、前記可動パネルの全閉状態において、前記両ブラケット側被保持部の一方である第1ブラケット側被保持部は、車両の高さ方向で前記摺動部材側保持部に当接しており、前記可動パネルの全閉状態において、前記両ブラケット側被保持部の他方である第2ブラケット側被保持部は、車両の高さ方向で前記摺動部材側保持部に近接していることが好ましい。
この構成によれば、前記可動パネルの全閉状態において、前記第2ブラケット側被保持部は、車両の高さ方向で前記摺動部材側保持部に近接している、即ち該摺動部材側保持部に対して非当接の状態であることで、例えば前記可動パネルの全閉状態で前記各摺動部材が移動し始めるときの摺動抵抗をより低減することができる。一方、例えば車両横転などで全閉状態にある前記可動パネルに車室内側から大荷重が加わって前記各支持ブラケットが捩れようとすると、これに伴って前記第2ブラケット側被保持部が車両の高さ方向で前記摺動部材側保持部に当接することで、前記第1ブラケット側被保持部との協働で、前記各支持ブラケットが捩れることを抑制できる。以上により、前記各摺動部材の摺動抵抗を抑えながらも、前記各支持ブラケットの捩れに対する剛性を好適に確保することができる。
本発明は、可動パネルに車室内側から荷重が加わったとしても、支持ブラケットの姿勢をより安定化できる効果がある。
ルーフを斜め上方から見た斜視図。 同実施形態を示す平面図。 同実施形態を示す分解斜視図。 (a)、(b)は、可動パネルの全閉状態及び第2のチルトアップ状態を示す側面図。 同実施形態を示す平面図。 (a)、(b)は、同実施形態を車両の後上方から見た斜視図。 図5の7−7線に沿った断面図。 (a)、(b)は、同実施形態の動作を示す模式図。
以下、サンルーフ装置の一実施形態について説明する。なお、以下では、車両の前後方向を「前後方向」といい、車両の高さ方向上方及び下方をそれぞれ「上方」及び「下方」という。また、車室内方に向かう車両の幅方向内側を「車内側」といい、車室外方に向かう車両の幅方向外側を「車外側」という。
図1に示すように、自動車などの車両のルーフ10には、略四角形の開口10aが形成されるとともに、サンルーフ装置11が搭載される。このサンルーフ装置11は、前後方向に移動して開口10aを開閉する、例えばガラス板からなる略四角形の可動パネル12を備える。
可動パネル12は、その前側部位を支点に後側部位が上昇するチルトアップ動作及び前後方向へのスライド動作可能に取り付けられている。可動パネル12による開口10aの開閉動作においては、チルトアップ状態のままスライド動作する、いわゆるアウタースライディング式が採用されている。
次に、可動パネル12の開閉動作等に係るサンルーフ装置11の構造について説明する。
図2に示すように、開口10aの車両の幅方向両縁部には、一対のガイドレール13が配設されている。各ガイドレール13は、例えばアルミニウム合金の押出材からなり、長手方向に一定断面を有して前後方向に延在する。そして、各ガイドレール13には、機能部品20が前後方向に移動可能に案内及び支持されている。両機能部品20には、それらの間に橋渡しされる状態で前記可動パネル12が連係及び支持されている。両機能部品20は、ガイドレール13に沿う前後方向への移動に伴い、可動パネル12をチルトアップ動作又はスライド動作させる。
また、両ガイドレール13の前端同士は、車両の幅方向に延在するフロントハウジング14を介して連結されている。このフロントハウジング14の長手方向中間部には、例えば出力ギヤを有するモータなどの電気的駆動源15が設置されている。この電気的駆動源15は、例えば樹脂材からなる略帯状の一対の駆動ベルト16の各々を介して各機能部品20に連結されており、両機能部品20を同時に前後方向に移動させる。
図7に示すように、各ガイドレール13には、上方に開口する断面略U字状の第1レール部13aが形成されるとともに、該第1レール部13aの車外側に隣接して第2レール部13bが形成されている。なお、この第2レール部13bは、第1レール部13aの側壁との協働で断面略T字形状を呈しており、該側壁に形成された開口において第1レール部13aに通じている。
また、各ガイドレール13には、第1レール部13aの車内側端上端から車外側に向かって延びるフランジ13cが形成されるとともに、該フランジ13cの車外側端(先端)の下方で第1レール部13aから上向きに突出する略筋状のリブ13dが形成されている。フランジ13cは、その下方に位置する第1レール部13aの車内側部及びリブ13dと協働して、車外側に開口する断面略C字状のレール側保持部としての第1レール側保持部17を形成する。さらに、各ガイドレール13には、第1レール部13aの車外側端上方で第2レール部13bから車内側に向かって延びる上側フランジ13e及び中間フランジ13fが車両の高さ方向に間隔をあけて形成されている。中間フランジ13fは、その下方に位置する第1レール部13aの車外側部と協働して、車内側に開口する断面略U字状のレール側保持部としての第2レール側保持部18を形成する。つまり、これら第1及び第2レール側保持部17,18は、開口側が互いに対向する状態で車両の幅方向に並設されている。
図3に示すように、上側フランジ13eには、車両の前方寄りの所定位置で略四角形の切り欠き13gが形成されている。そして、ガイドレール13には、中間フランジ13fに載置され切り欠き13gにおいて上側フランジ13eに嵌着されたガイドブロック60が固定されている。
ガイドレール13(第1レール部13a)には、例えば金属板及び樹脂を一体化させた摺動部材としての駆動シュー21が前後方向に移動可能に装着されている。すなわち、この駆動シュー21は、その前後方向の略全長に亘って連結壁としての縦壁部22を立設するとともに、該縦壁部22の下端部からその前後方向の略全長に亘って車外側に略一定距離だけ突壁部23を隆起する。また、駆動シュー21は、縦壁部22の前端部下端及び前後方向中間部下端から車内側に向かってそれぞれ摺動部材側被保持部としての前側シュー部24及び中間シュー部25を突設するとともに、突壁部23の後端から車外側に向かって摺動部材側被保持部としての後側シュー部26を突設する。
前側シュー部24及び中間シュー部25は、共に前後方向に移動可能に第1レール側保持部17に嵌着されており、該第1レール側保持部17に当接又は近接することで車内側及び車両の高さ方向に移動不能に保持されている。同様に、後側シュー部26は、前後方向に移動可能に第2レール側保持部18に嵌着されており、該第2レール側保持部18に当接又は近接することで車外側及び車両の高さ方向に移動不能に保持されている。以上により、駆動シュー21は、第1レール部13a上で車両の幅方向及び高さ方向に移動不能に保持された状態で前後方向に移動可能となっている。
なお、縦壁部22の後端面は、車両の前方に向かうに従い下方に向かうように傾斜する摺動部材側ガイド面22bを形成する。
また、駆動シュー21は、後側シュー部26から車外側に向かって突出して第2レール部13b内に進入する複数(3つ)の延出片27を有する。これら延出片27は、第2レール部13bを前後方向に摺動する前記駆動ベルト16に連結されている。駆動シュー21は、電気的駆動源15により駆動ベルト16がガイドレール13(第2レール部13b)に沿って前後方向に移動させられることで、第1レール部13aに沿って前後方向に移動する。
さらに、駆動シュー21は、縦壁部22の後端から車内側に向かって突出する摺動部材側保持部としての第1摺動部材側保持部28を有するとともに、後側シュー部26の後端に接続されて該後側シュー部26よりも上方に突出する略T字状の摺動部材側保持部としての第2摺動部材側保持部29を有する。
図6(a)、(b)及び図7に併せ示すように、第1摺動部材側保持部28は、フランジ13cの下面に沿って車内側に略水平に延びて第1レール側保持部17に当接又は近接する延出片28aを有するとともに、該延出片28aの車内側端から下方に延出する前後一対の略三角爪状の規制片28bを有する。両規制片28bは、ガイドレール13のリブ13dよりも車内側に位置している。一方、第2摺動部材側保持部29は、上側フランジ13eの下面及び中間フランジ13fの車内側端(先端)に当接又は近接する略四角形の本体部29aを有する。また、第2摺動部材側保持部29は、本体部29aの上端部から車外側に延出して中間フランジ13fの上面に当接又は近接する略庇状の延出片29bを有するとともに、本体部29aの上端から車内側に延出する略庇状の延出片29cを有する。延出片29cは、突壁部23よりも車外側に位置する。
図4(a)、(b)に示すように、縦壁部22には、その車外側端面から車内側に向かって凹むガイド溝22aが前後方向に延びるように形成されている。このガイド溝22aは、基本的に後方に向かうに従い上方に向かうように傾斜している。なお、図5に示すように、後側シュー部26よりも車両の前方となる突壁部23の長手方向中間部には、その車外側端面から車内側に向かって凹む係入凹部23aが形成されている。
図3に示すように、可動パネル12の下面には、その車両の幅方向各縁部において、前後方向に延在する支持ブラケット31が固着されている。この支持ブラケット31は、可動パネル12の略全長に亘って延在しており、該可動パネル12の下面に垂設される縦壁としての金属板からなる縦壁部32を有するとともに、該縦壁部32の主として下縁部を埋設する樹脂製の成形部33を有する。
図5に示すように、支持ブラケット31は、基本的に駆動シュー21の突壁部23の上方に配置されるように縦壁部22の車外側に並設されている。そして、支持ブラケット31の前端には、略円柱状の従動シュー34が形成されている。この従動シュー34は、駆動シュー21の車両の前方で、ガイドレール13の第1レール部13aに対し前後方向に移動可能に装着・支持されている。可動パネル12は、例えば支持ブラケット31が前側部位(従動シュー34)を支点に後側部位が上昇するように回動することでチルトアップ動作するとともに、当該前側部位を支点に後側部位が下降するように回動することでチルトダウン動作する。駆動シュー21及び従動シュー34は機能部品20を構成する。
図4(a)に示すように、成形部33の前端部には、車内側に突出して前記ガイド溝22aに移動自在に嵌入される略円柱状の昇降ガイドピン35が一体的に設けられている。この昇降ガイドピン35は、可動パネル12の全閉状態でガイド溝22aの下端に配置されるように設定されている。従って、この状態で駆動シュー21が支持ブラケット31に対して車両の前方に所定距離だけ移動すると、昇降ガイドピン35がガイド溝22aを上がってその中間部に達する。このとき、支持ブラケット31が前側部位を支点に後側部位が上昇するように回動することで、可動パネル12がチルトアップ動作をする(第1のチルトアップ状態)。
続いて、駆動シュー21が車両の前方に更に移動すると、図4(b)に示すように、昇降ガイドピン35がガイド溝22aを更に上がってその終端に達する。このとき、支持ブラケット31が前側部位を支点に後側部位が更に上昇するように回動することで、可動パネル12が更にチルトアップ動作をする(第2のチルトアップ状態)。
図6(a)、(b)及び図7に示すように、支持ブラケット31の後端部には、下方に延出する略台形板状の延出片36が形成されるとともに、該延出片36の下端から車内側に向かって突出する略平板状の第1係合片37が形成され、更に延出片36から車外側に向かって突出する略L字状の第2係合片38が形成されている。延出片36及び第1係合片37は、それらに沿って金属製の縦壁部32から延出する略L字状の延出片32aと、樹脂製の成形部33から同じく延出して延出片32aを埋設する覆設部33aとで形成されており、第2係合片38は、樹脂製の成形部33の一部として形成されている。延出片36及び第1係合片37は、ブラケット側被保持部としての第1ブラケット側被保持部39aを形成し、延出片36及び第2係合片38は、ブラケット側被保持部としての第2ブラケット側被保持部39bを形成する。
そして、可動パネル12の全閉状態では、第1ブラケット側被保持部39aは、第1係合片37の上面が延出片28aの下面に当接することで上方への移動が規制され、延出片36の車内側面が第1摺動部材側保持部28の車外側面に近接することで車内側への移動が規制される。同様に、第2ブラケット側被保持部39bは、第2係合片38の上面が延出片29cの下面に近接することで上方への移動が規制され、第2係合片38の車外側面が本体部29aの車内側面に近接することで車外側への移動が規制される。また、第1ブラケット側被保持部39aは、第1係合片37の下面が第1レール部13aの上面に当接することで下方への移動が規制される。つまり、第1及び第2ブラケット側被保持部39a,39bは、共にガイドレール13との協働で下方への移動が規制される。
なお、図3に示すように、第1係合片37の前端面は、車両の前方に向かうに従い下方に向かうように傾斜するブラケット側ガイド面37aを形成する。また、図4(a)、(b)に示すように、成形部33の昇降ガイドピン35よりも車両の前方となる前端部には、車外側に突出する略長円柱状の係止ピン33bが一体的に設けられている。
図3に示すように、ガイドレール13(第1レール部13a)には、支持ブラケット31の車外側に隣接して、例えば樹脂材からなるスライドチェック41が前後方向に移動可能に装着されている。すなわち、スライドチェック41は、第1レール部13aの車外側部を摺動するシュー部42を有するとともに、車両の幅方向における支持ブラケット31及び上側フランジ13e間で上方に立設された縦壁部43を有する。スライドチェック41は、シュー部42を第1レール部13aの車外側部に摺動させることで、ガイドレール13に沿って前後方向に移動自在となっている。
図4(a)、(b)に示すように、縦壁部43の前端部には、前記係止ピン33bが移動自在に嵌入される長孔状の許容孔43aが形成されている。この許容孔43aは、車両の後方に向かうに従い上方に向かうように直線状に傾斜する。つまり、スライドチェック41は、許容孔43aに嵌入する係止ピン33bを介して支持ブラケット31に連結されている。スライドチェック41は、許容孔43a内で係止ピン33bを空走させることで、可動パネル12のチルト動作(チルトアップ動作又はチルトダウン動作)を許容する。また、スライドチェック41は、許容孔43aにて係止ピン33b(支持ブラケット31)の前後方向の移動を規制する。従って、スライドチェック41は、前後方向に移動することで、支持ブラケット31に支持される可動パネル12を一体で前後方向に移動(スライド動作)させる。
スライドチェック41には、前後方向に中心線の延びる略円柱状の支持軸45が車両の後方に向かって回動不能に突設されている。そして、支持軸45の前端部には、スライドチェック41に隣接して、略円環状の回転チェック46が軸支されている。回転チェック46は、スライドチェック41及びガイドブロック60等と共に周知のチェック機構40を構成するもので、例えば可動パネル12の全閉状態において駆動シュー21が車両の前方に移動するときは、ガイドブロック60との係合により前後方向への移動が規制されるとともに、駆動シュー21との係合により回動が規制されている。これにより、回転チェック46と共にスライドチェック41の前後方向への移動が規制され、該スライドチェック41に許容孔43a等を介して連結された支持ブラケット31の前後方向への移動も規制される。従って、可動パネル12は、全閉状態からチルトアップ状態への移行のみが許容される。
また、回転チェック46は、駆動シュー21の車両の前方への移動に伴い係入凹部23aが到達すると、駆動シュー21による回動規制が解除される。この状態で、駆動シュー21と共に回転チェック46が車両の後方に移動しようすると、該回転チェック46は、ガイドブロック60に案内されつつ回動して、該ガイドブロック60との係合を解除するとともに、ガイドレール13(ガイド部18)との係合により回動が再び規制される。これにより、回転チェック46と共にスライドチェック41の前後方向への移動規制が解除され、該スライドチェック41に許容孔43a等を介して連結された支持ブラケット31の前後方向への移動規制も解除される。なお、このとき、回転チェック46の一部は、係入凹部23aの内壁面の前後方向における移動軌跡上に配置される。
支持軸45の後端部には、例えば樹脂材からなる回転カム51が軸支されている。一方、駆動シュー21には、例えば樹脂材からなる固定カム52が回転カム51の車両の後方でこれと同軸になるように設置されている。固定カム52は、可動パネル12が少なくとも全閉状態から第1のチルトアップ状態へと移行する際に相当する駆動シュー21の位置では回転カム51から離間されている。また、固定カム52は、可動パネル12が第2のチルトアップ状態へと移行する際に相当する駆動シュー21の位置では回転カム51と前後方向の位置が重なっている。回転カム51及び固定カム52は、周知の係脱切替機構50を構成する。この係脱切替機構50は、回転カム51及び固定カム52間の押圧作用により、回転カム51及び固定カム52の係合の解除状態から係合状態へと切り替え、あるいは回転カム51及び固定カム52の係合状態から該係合の解除状態へと切り替える。
このような構成であることで、例えば可動パネル12の全閉状態において、支持ブラケット31に対して駆動シュー21が車両の前方に前記所定距離だけ移動すると、係止ピン33bがスライドチェック41の許容孔43aに沿って上昇するように該許容孔43aを空走するとともに、昇降ガイドピン35がガイド溝22aを上がってその中間部に達する。これに伴い、可動パネル12が第1のチルトアップ状態に移行する。
既述のように、可動パネル12が少なくとも全閉状態から第1のチルトアップ状態へと移行する際に相当する駆動シュー21の位置では、係脱切替機構50の回転カム51及び固定カム52は前後方向に離間されている(回転カム51及び固定カム52の係合の解除状態)。従って、可動パネル12の第1のチルトアップ状態で、駆動シュー21が車両の後方に移動すると、係止ピン33bがスライドチェック41の許容孔43aに沿って下降するように該許容孔43aを空走するとともに、昇降ガイドピン35がガイド溝22aを下がってその終端に達する。これに伴い、可動パネル12が支持ブラケット31の前側部位を支点に後側部位が下降するチルトダウン動作をして全閉状態に移行する。
一方、可動パネル12の第1のチルトアップ状態で、駆動シュー21が支持ブラケット31に対して車両の前方に更に移動すると、係止ピン33bがスライドチェック41の許容孔43aに沿って更に上昇するように該許容孔43aを空走するとともに、昇降ガイドピン35がガイド溝22aを上がってその終端に達する。これに伴い、可動パネル12が第2のチルトアップ状態に移行する。また、駆動シュー21の車両の前方への移動に伴い、回転チェック46に係入凹部23aが到達することで、回転チェック46の回動が許容される。
このとき、既述のように、係脱切替機構50の回転カム51及び固定カム52は、前後方向の位置が重なる。従って、その後、駆動シュー21が固定カム52と共に車両の後方に移動すると、回転カム51及び固定カム52間の押圧作用によるそれらの係合状態への切り替わりに伴って、回転カム51と共にスライドチェック41及び回転チェック46が一体で車両の後方に移動しようとする。これに伴い、係入凹部23aにおいて回動が許容されている回転チェック46は、ガイドブロック60に案内されつつ回動して、該ガイドブロック60との係合を解除するとともに、ガイドレール13(ガイド部18)との係合により回動が再び規制される。これにより、スライドチェック41の車両の後方への移動規制が解除され、該スライドチェック41に許容孔43a等を介して連結された支持ブラケット31の車両の後方への移動規制も解除される。同時に、回転チェック46の一部は、係入凹部23a内に進入して、その内壁面の前後方向における移動軌跡上に配置される。
従って、駆動シュー21が車両の後方に移動すると、係合状態にある回転カム51及び固定カム52を介してスライドチェック41が支持ブラケット31及び回転チェック46と共に一体で車両の後方に移動する。このとき、支持ブラケット31に支持される可動パネル12は、第2のチルトアップ状態のまま車両の後方に移動して、開口10aを開放する。これにより、可動パネル12は開状態となる。
可動パネル12の開状態では、回転チェック46は、前述したようにガイドレール13(ガイド部18)と係合する状態で回動規制されている。そして、回転チェック46の一部は、係入凹部23aの内壁面の前後方向における移動軌跡上に配置されている。従って、この状態で、駆動シュー21が車両の前方に移動すると、係入凹部23aの内壁面が回転チェック46を押圧することで、回転チェック46がスライドチェック41及び支持ブラケット31と共に一体で車両の前方に移動する。このとき、支持ブラケット31に支持される可動パネル12は、第2のチルトアップ状態のまま車両の前方に移動して、開口10aを閉鎖する。
可動パネル12の閉動作に伴い、該可動パネル12が第2のチルトアップ状態に移行した当初の状態に近付くと、回転チェック46は、ガイドブロック60に案内されつつ回動して、該ガイドブロック60と係合するとともに、駆動シュー21との係合により回動が再び規制される。これにより、回転チェック46の前後方向の移動がスライドチェック41及び支持ブラケット31と共に規制される。
この状態で、駆動シュー21が車両の前方に更に移動すると、スライドチェック41と共に前後方向の移動が規制された回転カム51に対し、固定カム52が車両の前方に更に移動する。従って、その後、駆動シュー21が車両の後方に移動すると、回転カム51及び固定カム52間の押圧作用によるそれらの係合の解除状態への切り替わりに伴って、回転チェック46、スライドチェック41及び回転カム51を残置したまま、駆動シュー21が固定カム52と共に車両の後方に移動する。
このとき、係止ピン33bがスライドチェック41の許容孔43aに沿って下降するように該許容孔43aを空走するとともに、昇降ガイドピン35がガイド溝22aを下がってその終端に達する。これに伴い、可動パネル12がチルトダウン動作をし、第1のチルトアップ状態を経て全閉状態に移行する。
次に、本実施形態の作用について説明する。
各駆動シュー21は、前側シュー部24及び中間シュー部25並びに後側シュー部26が第1レール側保持部17及び第2レール側保持部18により車両の幅方向及び高さ方向に移動不能に保持されることで、各ガイドレール13に対し両持ちの状態でより堅固に保持される。そして、可動パネル12が全閉状態にあるとき、各支持ブラケット31は、第1及び第2ブラケット側被保持部39a,39bが第1及び第2摺動部材側保持部28,29により車両の幅方向及び高さ方向に移動不能に保持されることで、各駆動シュー21に対し両持ちの状態でより堅固に保持される。従って、例えば車両横転などで全閉状態にある可動パネル12に車室内側から大荷重が加わったとしても、各支持ブラケット31が捩れることが抑制される。
また、図8(a)、(b)に模式的に示すように、例えば車両横転などで各支持ブラケット31が一方向(図8において反時計回り)に捩れようとすると、第1摺動部材側保持部28において第1ブラケット側被保持部39a(支持ブラケット31)を保持する各駆動シュー21もこれにならって捩れようとする。このような捩れの発生は、第1ブラケット側被保持部39aが金属製の延出片32aを埋設していることでいっそう顕著になる。このとき、両規制片28bが支持ブラケット31等の捩れ方向に先行する側に位置するリブ13dと係合することで、駆動シュー21の捩れが規制される。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、例えば車両横転などで全閉状態にある可動パネル12に車室内側から大荷重が加わったとしても、各支持ブラケット31が捩れることを抑制でき、該支持ブラケット31の姿勢をより安定化することができる。
(2)本実施形態では、例えば車両横転などで全閉状態にある可動パネル12に車室内側から大荷重が加わると、両規制片28bが各支持ブラケット31等の捩れ方向に先行する側に位置するリブ13dと係合することで、各駆動シュー21の捩れを規制することができる。そして、各駆動シュー21に保持等される各支持ブラケット31の姿勢をいっそう安定化することができる。
(3)本実施形態では、可動パネル12の全閉状態において、第2ブラケット側被保持部39bは、車両の高さ方向で第2摺動部材側保持部29に近接している、即ち該第2摺動部材側保持部29に対して非当接の状態であることで、例えば可動パネル12の全閉状態で各駆動シュー21が移動し始めるときの摺動抵抗をより低減することができる。また、例えば乗員の頭部が可動パネル12に接触するなどで該可動パネル12に車室内側(下方)から軽微な荷重が加わると、第1摺動部材側保持部28に当接等する第1ブラケット側被保持部39aにより各支持ブラケット31が捩れることを抑制できる。一方、例えば車両横転などで全閉状態にある可動パネル12に車室内側から大荷重が加わって各支持ブラケット31が捩れようとすると、これに伴って第2ブラケット側被保持部39bが車両の高さ方向で第2摺動部材側保持部29に当接することで、第1ブラケット側被保持部39aとの協働で、各支持ブラケット31が捩れることを抑制できる。以上により、各駆動シュー21の摺動抵抗を抑えながらも、各支持ブラケット31の捩れに対する剛性を好適に確保することができる。
(4)本実施形態では、可動パネル12がチルトダウン動作をしつつ全閉状態に移行する際、支持ブラケット31の第1係合片37は徐々に下降する。一方、駆動シュー21の第1摺動部材側保持部28は、車両の後方に徐々に移動する。従って、例えば車両の高速走行時、可動パネル12(支持ブラケット31)が空気抵抗の影響を受けてばたついたとしても、第1係合片37を第1摺動部材側保持部28の下方に進入させることで、可動パネル12を全閉状態へと円滑に引き込むことができる。
(5)本実施形態では、可動パネル12がチルトダウン動作をしつつ全閉状態に移行する際、駆動シュー21の後端面及び支持ブラケット31の第1係合片37が互いに干渉したとしても、摺動部材側ガイド面22b及びブラケット側ガイド面37aにより第1摺動部材側保持部28の下方への第1係合片37の進入を案内することができる。そして、可動パネル12の全閉状態への引き込みやその後の第1摺動部材側保持部28による第1ブラケット側被保持部39aの保持をより確実に行うことができる。
(6)本実施形態では、可動パネル12の全閉状態において、駆動シュー21を車両の前方に移動させることでチルトアップ状態に移行させる。つまり、可動パネル12の全閉状態では、駆動シュー21は、その車両の前方への移動を想定して後側寄りに配置されている。従って、全閉状態での保持に係る第1及び第2摺動部材側保持部28,29は、駆動シュー21を著しく車両後方に延出しなくても、該駆動シュー21に設けることができる。
(7)本実施形態では、可動パネル12を全閉状態に引き込むための第1摺動部材側保持部28当を駆動シュー21に一体に設けたことで、例えば専用部品(リアリンクなど)で可動パネル12を全閉状態に引き込む場合に比べて部品点数を削減することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記実施形態において、駆動シュー21及び支持ブラケット31の動作に支障を来さないのであれば、可動パネル12がチルトダウン動作をしつつ全閉状態に移行する際に、駆動シュー21の摺動部材側ガイド面(22b)で第2摺動部材側保持部29による第2ブラケット側被保持部39bの保持を併せて案内してもよい。
・前記実施形態において、駆動シュー21が支持ブラケット31の車外側に配置されるのであれば、可動パネル12がチルトダウン動作をしつつ全閉状態に移行する際に、駆動シュー21の摺動部材側ガイド面22bで第2摺動部材側保持部29による第2ブラケット側被保持部39bの保持を案内してもよい。この場合、駆動シュー21の摺動部材側ガイド面22bで第2摺動部材側保持部29による第2ブラケット側被保持部39bの保持を案内することは省略される。
・前記実施形態において、駆動シュー21の摺動部材側ガイド面22bを省略してもよい。
・前記実施形態において、ブラケット側ガイド面37aに代えて、若しくはこれに加えて、第2係合片38の前端面に、車両の前方に向かうに従い下方に向かうように傾斜するブラケット側ガイド面を形成してもよい。この場合、可動パネル12がチルトダウン動作をしつつ全閉状態に移行する際、延出片29cの後端面及び支持ブラケット31の第2係合片38が互いに干渉したとしても、当該ブラケット側ガイド面により延出片29cの下方への第2係合片38の進入を案内することができる。そして、可動パネル12の全閉状態での第2摺動部材側保持部29による第2ブラケット側被保持部39bの保持をより確実に行うことができる。
・前記実施形態において、第1係合片37(第1ブラケット側被保持部39a)のブラケット側ガイド面37aを省略してもよい。
・前記実施形態において、可動パネル12が全閉状態にあるとき、第1ブラケット側被保持部39aは、第1係合片37の上面が延出片28aの下面に近接(非当接)の状態で上方への移動が規制されていてもよい。また、第1ブラケット側被保持部39aは、延出片36の車内側面が第1摺動部材側保持部28の車外側面に当接することで車内側への移動が規制されていてもよい。
・前記実施形態において、可動パネル12が全閉状態にあるとき、第1ブラケット側被保持部39aは、第1係合片37の下面が第1レール部13aの上面に近接(非当接)の状態で下方への移動が規制されていてもよい。
・前記実施形態において、可動パネル12が全閉状態にあるとき、第1係合片37の下方に位置するように第1摺動部材側保持部28が成形されるのであれば、第1ブラケット側被保持部39aは、第1係合片37の下面が第1摺動部材側保持部28に当接又は近接することで下方への移動が規制されていてもよい。
・前記実施形態において、可動パネル12が全閉状態にあるとき、第2ブラケット側被保持部39bは、第2係合片38の上面が延出片29cの下面に当接することで上方への移動が規制されていてもよい。また、第2ブラケット側被保持部39bは、第2係合片38の車外側面が本体部29aの車内側面に当接することで車内側への移動が規制されていてもよい。
・前記実施形態において、可動パネル12が全閉状態にあるとき、第2ブラケット側被保持部39bは、第2係合片38の下面が第1レール部13aの上面に当接することで下方への移動が規制されていてもよい。
・前記実施形態において、可動パネル12が全閉状態にあるとき、第2係合片38の下方に位置するように第2摺動部材側保持部29が成形されるのであれば、第2ブラケット側被保持部39bは、第2係合片38の下面が第2摺動部材側保持部29に当接又は近接することで下方への移動が規制されていてもよい。
・前記実施形態において、支持ブラケット31の捩れ方向でリブ13dと係合可能であれば、駆動シュー21の第1摺動部材側保持部28以外の任意の位置に規制片を配置してもよい。
・前記実施形態において、支持ブラケット31の捩れ方向で互いに係合可能なリブ(13d)及び規制片(28b)であれば、第1レール側保持部17及び駆動シュー21の任意の位置にそれぞれ配置してもよい。例えば延出片28aから上方に規制片を延出するとともに、支持ブラケット31等の捩れ方向に先行する側に位置するように第1レール側保持部17にリブを突設してもよい。
・前記実施形態において、支持ブラケット31の捩れ方向で互いに係合可能なリブ及び規制片を、第2レール側保持部18及び駆動シュー21にそれぞれ設けてもよい。
・前記実施形態において、規制片28bの形状は一例であり、例えば円錐等の錘形状や円柱等の柱形状などであってもよい。
・前記実施形態において、規制片28bの個数は任意である。また、規制片28bを省略してもよい。
・前記実施形態においては、可動パネル12のチルトアップ状態として、第1のチルトアップ状態と該第1のチルトアップ状態よりも更にチルトアップさせた第2のチルトアップ状態の2段階を採用した。これに対し、可動パネル12が全閉状態から移行する当初のチルトアップ状態の姿勢と、可動パネル12がスライド動作する際のチルトアップ状態の姿勢が一致していてもよい。
・前記実施形態において、駆動シュー21及び支持ブラケット31(可動パネル12)の連結態様は一例である。例えば、支持ブラケット31(縦壁部32)にガイド溝22aと逆向きのガイド溝を形成し、該ガイド溝に移動可能に嵌入する昇降ガイドピンを駆動シュー21に固着してもよい。
・第2摺動部材側保持部29及び第2ブラケット側被保持部39bを省略して、第1摺動部材側保持部28及び第1ブラケット側被保持部39aにより各駆動シュー21に対し片持ちの状態で支持ブラケット31を保持することも検討されている。あるいは、第1摺動部材側保持部28及び第1ブラケット側被保持部39aを省略して、第2摺動部材側保持部29及び第2ブラケット側被保持部39bにより各駆動シュー21に対し片持ちの状態で支持ブラケット31を保持することも検討されている。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(イ)上記サンルーフ装置において、
前記両ブラケット側被保持部の少なくとも一方には、前記可動パネルがチルトダウン動作をしつつ全閉状態に移行する際に、該当の前記摺動部材側保持部による保持を案内するブラケット側ガイド面が形成された、サンルーフ装置。
この構成によれば、前記可動パネルがチルトダウン動作をしつつ全閉状態に移行する際に、前記ブラケット側ガイド面の案内により該当の前記摺動部材側保持部による前記ブラケット側被保持部の保持をより確実に行うことができる。
(ロ)上記サンルーフ装置において、
前記摺動部材の後端には、前記可動パネルがチルトダウン動作をしつつ全閉状態に移行する際に、前記両ブラケット側被保持部の少なくとも一方の該当の前記摺動部材側保持部による保持を案内する摺動部材側ガイド面が形成された、サンルーフ装置。
この構成によれば、前記可動パネルがチルトダウン動作をしつつ全閉状態に移行する際に、前記摺動部材側ガイド面の案内により該当の前記摺動部材側保持部による前記ブラケット側被保持部の保持をより確実に行うことができる。
10…ルーフ、10a…開口、11…サンルーフ装置、12…可動パネル、13…ガイドレール、13d…リブ、15…電気的駆動源、17…第1レール側保持部(レール側保持部)、18…第2レール側保持部(レール側保持部)、21…駆動シュー(摺動部材)、22…縦壁部(連結壁)、24…前側シュー部(摺動部材側被保持部)、25…中間シュー部(摺動部材側被保持部)、26…後側シュー部(摺動部材側被保持部)、28…第1摺動部材側保持部(摺動部材側保持部)、28b…規制片、29…第2摺動部材側保持部(摺動部材側保持部)、31…支持ブラケット、32…縦壁部(縦壁)、34…従動シュー、39a…第1ブラケット側被保持部(ブラケット側被保持部)、39b…第2ブラケット側被保持部(ブラケット側被保持部)。

Claims (3)

  1. 車両のルーフに形成された開口を開閉可能な可動パネルと、
    車両の幅方向に並設される一対のレール側保持部を有し、前記開口の車両の幅方向両縁部の各々に設けられるガイドレールと、
    前端部が前記各ガイドレールに支持され、前記可動パネルの車両の幅方向両縁部の各々を支持する縦壁及び該縦壁の後端部の車両の幅方向両側に配設された一対のブラケット側被保持部を有する支持ブラケットと、
    前記各ガイドレールに沿って移動自在に設けられ、前記各支持ブラケットに連結される連結壁、該連結壁の車両の幅方向両側に配設され前記両レール側保持部により車両の幅方向及び高さ方向に移動不能に保持される一対の摺動部材側被保持部、並びに前記連結壁の後端部において車両の幅方向に並設され前記可動パネルの全閉状態において前記両ブラケット側被保持部を車両の幅方向及び高さ方向に移動不能に保持する一対の摺動部材側保持部を有する摺動部材と、
    前記各摺動部材を移動駆動する電気的駆動源とを備えた、サンルーフ装置。
  2. 請求項1に記載のサンルーフ装置において、
    前記両レール側保持部の少なくとも一方には、車両の前後方向に延在するリブが突設され、
    前記各摺動部材には、前記各支持ブラケットの捩れ方向で前記リブと係合可能な規制片が突設された、サンルーフ装置。
  3. 請求項1又は2に記載のサンルーフ装置において、
    前記可動パネルの全閉状態において、前記両ブラケット側被保持部の一方である第1ブラケット側被保持部は、車両の高さ方向で前記摺動部材側保持部に当接しており、
    前記可動パネルの全閉状態において、前記両ブラケット側被保持部の他方である第2ブラケット側被保持部は、車両の高さ方向で前記摺動部材側保持部に近接している、サンルーフ装置。
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