JP2016031524A - アライメントシステム - Google Patents

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【課題】許容誤差を考慮した高精度な位置合わせを容易に行うことができるアライメントシステムを提供する。【解決手段】物体の画像を取得する撮像部2を備え、第1の基材W1に設けられた第1のアライメントマークM1と第2の基材W2に設けられた第2のアライメントマークM2の画像を撮像部2が同時に取り込み、当該画像をデジタル処理した結果をもとに第1の基材W1と第2の基材W2との位置合わせを行うアライメントシステム1であり、第2のアライメントマークM2は、第1のアライメントマークM1の全周にわたって所定の間隔を有して第1のアライメントマークM1を囲む形状を有しており、前記所定の間隔は、第1の基材W1と第2の基材W2との位置合わせにおいて許容される誤差寸法と同等であり、撮像部2の分解能は、前記所定の間隔の3倍以上である。【選択図】図1

Description

本発明は、2枚の基材の各々に設けられたアライメントマークを利用して両基材の位置合わせを行うアライメントシステムに関するものである。
たとえば液晶ディスプレイの製造工程において、最終製品として正常に機能するためには、カラーフィルタ基材とTFT基材とを貼り合わせる際に基材同士の高精度な位置合わせ(アライメント)が必要であり、製品によってはカラーフィルター上にタッチセンサー機能を有する機材を貼り合わせる必要が有る。また、液晶ディスプレイ以外にも貼り合わせ工程を有する機能製品は数多く存在する。
下記特許文献1では、2つの回路基板に各々に設けられたアライメントマークの形状について、片方のアライメントマークがもう片方のアライメントマークを囲む形状を有する例が示されているアライメントシステムが示されている。これにより、片方のアライメントマークがもう片方のアライメントマークを囲む状態となった際に両基材の位置合わせが完了したと判断することが出来る。
特開2011−12666号公報
ここで、一般にアライメントシステムにおいては位置公差(許容誤差)が設けられていて、当該公差以内であればアライメント結果に位置ずれが生じていてもアライメントが完了していると判定される必要があるが、上記システム例を代表とする従来のアライメントシステムにおいては、実際に公差を考慮したアライメントは不可能かまたは非常に手間の掛かるものであり、アライメントに時間をかけるかまたは必要以上に精密な測定システムを使用していた。具体的には、両アライメントマーク間の間隔が狭い場合、公差内になるまで位置合わせするために公差以上の精度を必要とするため、位置合わせが困難となっていた。逆に、両アライメントマーク間の間隔が広過ぎる場合、上記の状態になったとしても両基材の重ね合わせの精度は許容誤差の範囲内である確証は得られず、アライメント後の位置ずれを別途計測し計算する必要があり、たとえば上記の状態の画像から隙間の寸法を解析して、位置ずれが許容誤差を超えている部分が無いかどうかを検証するステップを加えることによって初めて両アライメントマークの位置ずれが許容範囲内であることを確認できるため、位置合わせは困難となっていた。
本発明は、上記の問題点を鑑みてなされたものであり、許容誤差を考慮した高精度な位置合わせを容易に行うことができるアライメントシステムを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために本発明のアライメントシステムは、物体の画像を取得する撮像部を備え、第1の基材に設けられた第1のアライメントマークと第2の基材に設けられた第2のアライメントマークの画像を前記撮像部が同時に取り込み、当該画像をデジタル処理した結果をもとに前記第1の基材と前記第2の基材との位置合わせを行うアライメントシステムであり、前記第2のアライメントマークは、前記第1のアライメントマークの全周にわたって所定の間隔を有して前記第1のアライメントマークを囲む形状を有しており、前記所定の間隔は、前記第1の基材と前記第2の基材との位置合わせにおいて許容される誤差寸法と同等であり、前記撮像部の分解能は、前記所定の間隔の3倍以上であることを特徴としている。
上記アライメントシステムによれば、許容誤差を考慮した高精度な位置合わせを容易に行うことができる。具体的には、第1のアライメントマークと第2のアライメントマークとの間隔が位置合わせにおいて許容される誤差寸法と同等であることにより、第1のアライメントマークの全周にわたって第2のアライメントマークとの間に隙間があればすなわち両基材の位置ずれは許容誤差寸法内であることを示す。したがって、撮像部により両アライメントマークの画像を取得して、第1のアライメントマークの全周にわたって第2のアライメントマークとの間に隙間があるか否かを確認することのみにより、両基材の位置ずれが許容誤差寸法内か否かを容易に判断することができる。また、撮像部の分解能が前記所定の間隔の3倍以上であることにより、第1のアライメントマークと第2のアライメントマークとの間の隙間が僅かであっても、撮像部で十分認識することができる。
また、前記撮像部は、物体側テレセントリック光学系を備えることが好ましい。
こうすることにより、カメラとの光軸方向の距離が互いに異なる第1のアライメントマークと第2のアライメントマークの両方に対して等しい倍率で撮像することができるため、第1のアライメントマークの全周にわたって第2のアライメントマークとの間に隙間があるか否かを正確に確認することができる。
本発明のアライメントシステムによれば、許容誤差を考慮した高精度な位置合わせを容易に行うことができる。
本発明の一実施形態におけるアライメントシステムを示す概略図である。 本実施形態におけるアライメントマークである。 両基材の位置合わせにおいて位置ずれが生じている場合の両アライメントマークの位置関係である。 カメラが撮像したアライメントマークの画像である。 両基材の位置ずれが許容誤差内で無い場合のアライメントマークの画像である。 複数のアライメントマークを用いた位置補正の一つの例を示す模式図である。 複数のアライメントマークを用いた位置補正の他の例を示す模式図である。
本発明に係る実施の形態を図面を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施形態におけるアライメントシステム1の概略図である。
アライメントシステム1は、撮像部2、吸着ステージ3、吸着ステージ4および制御部5を有しており、吸着ステージ3が第1の基材W1を保持し、吸着ステージ4が第2の基材W2を保持し、第1の基材W1と第2の基材W2が重なり合った状態で、第1の基材W1に設けられた第1のアライメントマークM1と第2の基材W2に設けられた第2のアライメントマークM2の画像を撮像部2が同時に取得する。この画像を制御部5がデジタル解析して第1の基材W1と第2の基材W2の位置ずれが許容誤差内か否かを判断し、許容誤差内に収まるまで吸着ステージ3と吸着ステージ4とを制御部5が相対移動させることにより第1の基材W1と第2の基材W2とを相対移動させることによって、第1の基材W1と第2の基材W2の位置合わせ(アライメント)を行う。
なお、本実施形態では撮像部2の光軸方向(図中の一点鎖線の延在方向)をZ軸方向(鉛直方向)とし、Z軸と垂直な水平面上に互いに直交する方向であるX軸方向とY軸方向を設けているものとする。
撮像部2は、カメラ11と物体側レンズ12および図示しない像側レンズとを有している。カメラ11はデジタルカメラであり、CMOS、CCDなどのイメージセンサを有し、撮像した画像をイメージセンサの画素単位の情報として制御部5へ送信する。
また、カメラ11と撮像対象(第1の基材W1や第2の基材W2)の間には、物体側レンズ12が設けられ、また、物体側レンズ12の後焦点位置には絞り13が設けられており、物体側テレセントリック光学系を構築している。位置合わせ時に撮像部2が撮像する第1のアライメントマークM1と第2のアライメントマークM2は、それぞれ別の基材に設けられたマークであるため、カメラ11との光軸方向の距離が互いに異なる。そこで、このように撮像部2がテレセントリック光学系を備えていることにより、物体側レンズ12から撮像対象までの光線の画角がゼロとなる(光軸と並行な光となる)ため、カメラ11との光軸方向の距離が互いに異なる第1のアライメントマークM1と第2のアライメントマークM2の両方に対して等しい倍率の画像を取得することができる。
また、第1の基材W1と第2の基材W2の位置合わせにおいて許容できる誤差が小さい場合にも第1のアライメントマークM1と第2のアライメントマークM2を撮像して問題無く位置合わせができるようにするために、アライメントマークの画像をイメージセンサ部で拡大出来る様、撮像部2は全体として拡大光学系として構成されている。
また、撮像部2は図示しない照明をさらに有し、この照明は、撮像時に基材またはアライメントマークが影を形成しないように同軸照明が望ましい。
吸着ステージ3は第1の基材W1を上方から吸着保持するステージであり、図示しない駆動部を備え、制御部5により駆動部が制御されて位置合わせ時には第1の基材W1とともにX軸方向およびY軸方向に移動することができる。
ここで、第1の基材W1は、たとえばカラーフィルタが形成されたガラス基板またはであり、カラーフィルタの形成面を下向きに保持されて、第2の基材W2と重ね合わされる。この第1の基材W1の端部には第1のアライメントマークM1が形成されている。なお、図1に示すように、位置合わせ時はこの第1の基材W1が第2の基材W2よりもカメラ11に近い方に配置され、第1の基材W1越しに第2のアライメントマークM2を撮像する必要があるため、少なくとも第1のアライメントマークM1近傍では、第1の基材W1は透明もしくは透明に近い必要がある。
吸着ステージ4は第2の基材W2を下方から吸着保持するステージであり、図示しない駆動部を備え、制御部5により駆動部が制御されて位置合わせ時には第2の基材W2とともにX軸方向およびY軸方向に移動することができる。これにより、位置合わせが完了するまで第1の基材W1と第2の基材W2とを相対移動させることができる。なお、本実施形態では吸着ステージ3も吸着ステージ4も駆動するようにしているが、片方の吸着ステージを固定とし、もう片方の吸着ステージのみ駆動させるようにしても良い。
ここで、第2の基材W2は、たとえばTFT(Thin Film Transistor)が形成されたガラス基板であり、TFTの形成面を上向きに保持されて、第1の基材W1と重ね合わされる。この第2の基材W2の端部において、重ね合わせ時に第1のアライメントマークM1と対向する箇所には、第2のアライメントマークM2が形成されている。
制御部5は、CPUおよびRAMやROMを有するコンピュータであり、カメラ11とケーブルを介して連結されており、カメラ11で取得された画像データを自身に取り込み、自身の記憶装置に記憶する。また、制御部5は解析装置も有しており、位置決め動作時にカメラ11が取得したアライメントマークM1とアライメントマークM2の画像をデジタル処理して画像の各画素の輝度情報などを確認し、位置合わせ状態の良否を判定する。
また、制御部5は、吸着ステージ3および吸着ステージ4の駆動部ともケーブルを介して連結されており、各吸着ステージの移動を制御することが可能であり、第1の基材W1と第2の基材W2を重ね合わせるために両吸着ステージを移動させるだけでなく、上記の解析結果から両基材間の位置ずれが許容誤差を超え、位置合わせ状態が未完と判断された場合には、この解析結果から算出されるずれ量分、両基材を相対移動させるように制御する。
次に、本実施形態における両アライメントマークを撮像部2の光軸方向(Z軸方向)から見た図を図2に示す。ここで、図2(a)は第1のアライメントマークM1と第2のアライメントマークM2を別々に見た場合の図であり、図2(b)は位置合わせ時に両アライメントマークを同時に見た場合の図である。
図2(a)に示す通り、本実施形態における第1のアライメントマークM1は中実の円形状、第2のアライメントマークM2は中空の円形状となっている。また、第2のアライメントマークM2の内径(中空部の径)は、第1のアライメントマークM1の径より大きい。
これらアライメントマークは、第1の基材W1と第2の基材W2が精度良く重ね合わさっている場合(ずれ量がゼロである場合、本実施形態では両アライメントマークの中心が一致した場合)は、図2(b)に示す通り第2のアライメントマークM2が第1のアライメントマークM1の全周にわたって所定の間隔(図2(b)中の間隔d)を有して第1のアライメントマークM1を囲む状態となる。そして、この間隔dは、第1の基材W1と第2の基材W2との位置合わせにおいて許容される誤差寸法と同等となるように設定されている。
このような形状を両アライメントマークが有している場合、第1の基材W1と第2の基材W2との位置合わせにおいて位置ずれが生じていても、許容誤差の範囲内であれば、第2のアライメントマークM2に対する第1のアライメントマークM1のずれ量は、図2(b)の状態と比較して寸法dより小さいため、どの方向に位置ずれが生じていたとしても、図3(a)に示すように第1のアライメントマークM1の全周にわたって隙間が存在する状態が維持される。これに対し、第1の基材W1と第2の基材W2との位置合わせの際の位置ずれが許容誤差の範囲を超えた場合、どの方向に位置ずれが生じていたとしても、図3(b)に示すように第1のアライメントマークM1と第2のアライメントマークM2とが重なる部分が生じ、第1のアライメントマークM1の全周にわたって隙間が存在する状態が成立しなくなる。
したがって、第1のアライメントマークM1の全周にわたって隙間が存在しているか否かを確認することのみによって、その時点における第1の基材W1と第2の基材W2との位置合わせの位置ずれが許容誤差の範囲内であるのか否かを容易に確認することが可能であり、本実施形態では、カメラ11が撮像した両アライメントマークの画像を解析することより、第1のアライメントマークM1の全周にわたって隙間が存在しているか否かを確認する。
なお、前述の通り、本実施形態では第1のアライメントマークM1は中実の円形状、第2のアライメントマークM2は中空の円形状としているが、これに限らず、位置合わせにおいて許容される誤差寸法と同等の隙間を設けて片方のアライメントマークがもう片方のアライメントマークを囲むことができるような関係を両アライメントマークを有していれば、第1のアライメントマークM1と第2のアライメントマークM2がどのような形状であっても本発明の効果を得ることができる。
次に、カメラ11が撮像する両アライメントマークの画像について、図4に示す。
前述の通り、本実施形態では撮像部2では物体側レンズ12、絞り13を用いてテレセントリック光学系を形成しており、カメラ11との光軸方向の距離が互いに異なる第1のアライメントマークM1と第2のアライメントマークM2の両方に対して等しい倍率の画像を取得する。
また、アライメントマークの画像をカメラ11が拡大イメージとして取得するように撮像部2は拡大光学系として構成され、第1の基材W1と第2の基材W2の位置合わせにおいて許容できる誤差が小さい場合にも第1のアライメントマークM1と第2のアライメントマークM2を撮像した画像から両アライメント間の隙間の有無を検出できるようにしている。具体的には、拡大されてカメラ11に取り込まれたアライメントマークM1の画像IM1とアライメントマークM2の画像IM2との間には、各アライメントマークと同じ倍率で拡大された隙間の画像が存在するのに対し、実際の隙間が位置合わせの許容誤差寸法(間隔d)であった場合の隙間の画像の幅が画素Pの3個分以上(3画素分以上)に相当するようにしている。すなわち、撮像部2の分解能を位置合わせにおける許容誤差寸法の3倍以上にしている。
さらに具体的には、たとえばCMOSセンサの分解能は現時点で等倍で1um程度であり、2つの基材を許容誤差0.5umで位置合わせする必要がある場合には、6倍以上の拡大を撮像部2で行う必要がある。
カメラ11によって撮像された画像が制御部5で解析されて隙間の有無を判断する際、たとえばデジタル処理された画像の各画素の輝度情報をもとに、各画素の位置が隙間に相当するものなのかそれ以外のものなのかを判断する手法が用いられる。ここで、ある画素がアライメントマークと隙間の境界部分に相当するものであった場合、この画素の輝度は、隙間における輝度とそれ以外における輝度の中間値となり、この画素が隙間と判定されるかどうかが不安定となる。そうなると、撮像部2の分解能が位置合わせにおける許容誤差寸法の1倍や2倍程度では、実際にはアライメントマークM1の外周にわたって隙間があるにも関わらず、その隙間を検出できない部分が発生して位置合わせ未完と判定されるおそれがある。そのため、本実施形態では撮像部2の分解能を位置合わせにおける許容誤差寸法の3倍以上にし、最低限の確度で隙間を検出できるようにしている。なお、撮像部2の分解能は高ければ高いほど隙間の検出精度は良くなるため、3倍よりも5倍、5倍よりも10倍の方がより好ましい。
次に、両基材の位置ずれが許容誤差内で無かった場合の位置合わせの補正について、図5を用いて説明する。なお、この例において、撮像部2の分解能を位置合わせにおける許容誤差寸法の3倍とし、両基材の位置ずれがゼロであった場合の両アライメントマークの隙間は3画素に相当するようにしている。
図5は、両基材の位置ずれが許容誤差を超える内で無い場合の両アライメントマークの画像であるが、アライメントマークM1の画像IM1が右方向にずれ、アライメントマークM2の画像IM2と重なっている。この場合、画像IM1が左方向にシフトするように両基材を相対移動させれば良いのだが、どの程度相対移動させれば良いかを計算する際は、両画像が重なっている方向の180度反対側の方向の隙間の大きさから検討すれば良い。
この例では、重なっている部分の反対側の隙間の幅は画素Pの8個分(8画素分)であるため、画像IM1が5画素分左方向にシフトするように位置補正すれば左右方向に関して画像IM1が画像IM2の中央におさまって位置ずれをゼロにすることができる。このようにすることにより、補正計算を容易でかつ正確に行うことができる。なお、補正計算の方法はこの方式に限らず、たとえば単純に重なっている部分の反対側の隙間の幅の半分だけシフトさせるという動作を繰り返し、画像IM1が完全に画像IM2に囲まれるように位置補正するようにしても良い。
また、画像IM1と画像IM2との間に隙間があるかどうかの解析は、画像全体において行うことにより正確に両基材の位置合わせの良否を判断出来るが、解析の負担を軽減するために、たとえば45度おきなどのように、解析する方向を限定し、それら方向の全体で両画像に隙間があるかどうかを解析するようにしても良い。この場合、隙間が検出できなかった方向があれば、その方向と180度反対側の方向に画像IM1がシフトするように位置補正を行えば良い。また、隙間が検出できなかった方向が複数あれば、それらの方向の中央の方向に対して位置補正を行っても良いし、180度反対側の方向の隙間がもっとも大きい方向に対してまずは位置補正を行うようにしても良い。
また、第1の基材W1および第2の基材W2がそれぞれ2つずつ第1のアライメントマークM1(第1のアライメントマークM11、第1のアライメントマークM12とする)および第2のアライメントマークM2(第2のアライメントマークM21、第2のアライメントマークM22とする)を有している場合、両基材の角度補正を含めた位置補正を行うことができる。具体的には、たとえば図6(a)に示すように第1のアライメントマークM11、第1のアライメントマークM12、第2のアライメントマークM21、第2のアライメントマークM22の配置が確認された場合に、図6(b)に示すように第1のアライメントマークM11と第2のアライメントマークM21との組み合わせにおいて上記の位置合わせをまず完了させ、この位置合わせが完了した状態を維持したまま、第1のアライメントマークM12と第2のアライメントマークM22との組み合わせにおいて第1のアライメントマークM12が第2アライメントマークM22に囲まれる状態となるように第1の基材W1もしくは第2の基材M2を回転させることにより、図6(c)に示すように両基材の角度補正を行うことができる。そのほかにも、図7(a)に示すように第1のアライメントマークM11、第1のアライメントマークM12、第2のアライメントマークM21、第2のアライメントマークM22の配置が確認された場合に、図7(b)に示すように第1のアライメントマークM11と第1のアライメントマークM12を結ぶ線分と第2のアライメントマークM21と第2のアライメントマークM22を結ぶ線分とが平行になるように第1の基材W1もしくは第2の基材M2を回転させ、その後少なくとも一方の第1のアライメントマークM1と第2のアライメントマークM2との組み合わせにおいて上記の位置合わせを完了させることによっても、図7(c)に示すように両基材の角度補正を行うことができる。
以上のアライメントシステムにより、許容誤差を考慮した高精度な位置合わせを容易に行うことができる。
なお、本発明の実施例はアライメントマークが円形の場合について記述しているが、アライメントマークの形状については、本発明の趣旨にかなう限り、任意の形状にすることが可能である。たとえば、正方形または長方形のアライメントマークとしても構わない。この場合、両アライメントマークの隙間は線分と線分の間に形成されるため、アライメントマークが円形の場合において曲線と曲線の間に両アライメントマークの隙間が形成されるときよりも寸法の計算が容易になる場合がある。また、両アライメントマークがどの程度角度ずれを有しているかを容易に把握でき、両基材の角度補正を容易に行うことができる。
また本発明の適用範囲は、実施例の液晶パネルに留まらず、タッチセンサー、電子ブックなど透明または半透明基材を貼り合わせて構成されたものについては全て適用可能である。
1 アライメントシステム
2 撮像部
3 吸着ステージ
4 吸着ステージ
5 制御部
11 カメラ
12 物体側レンズ
13 絞り
IM1 画像
IM2 画像
M1 第1のアライメントマーク
M2 第2のアライメントマーク
M11 第1のアライメントマーク
M12 第1のアライメントマーク
M21 第2のアライメントマーク
M22 第2のアライメントマーク
P 画素
W1 第1の基材
W2 第2の基材

Claims (2)

  1. 物体の画像を取得する撮像部を備え、第1の基材に設けられた第1のアライメントマークと第2の基材に設けられた第2のアライメントマークの画像を前記撮像部が同時に取り込み、当該画像をデジタル処理した結果をもとに前記第1の基材と前記第2の基材との位置合わせを行うアライメントシステムであり、
    前記第2のアライメントマークは、前記第1のアライメントマークの全周にわたって所定の間隔を有して前記第1のアライメントマークを囲む形状を有しており、
    前記所定の間隔は、前記第1の基材と前記第2の基材との位置合わせにおいて許容される誤差寸法と同等であり、
    前記撮像部の分解能は、前記所定の間隔の3倍以上であることを特徴とする、アライメントシステム。
  2. 前記撮像部は、物体側テレセントリック光学系を備えることを特徴とする、請求項1に記載のアライメントシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016125454A (ja) * 2015-01-07 2016-07-11 愛知機械工業株式会社 バルブスプリングシートの設置状態検査装置およびその方法
CN108010437A (zh) * 2017-11-20 2018-05-08 信利半导体有限公司 一种圆形显示模组的贴合方法

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