JP2016027377A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録媒体の形状変化に応じた画像を形成可能な画像形成装置を提供すること。
【解決手段】記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、搬送される前記記録媒体の各辺複数箇所の端部位置を検出する端部検出手段と、前記端部検出手段の検出結果に基づいて、前記記録媒体の形状を検出する形状検出手段と、前記形状検出手段によって検出される画像形成前後の前記記録媒体の形状変化に基づいて、前記記録媒体に形成する画像を補正する画像補正手段と、を有する画像形成装置。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
商業印刷業界における小ロット・多品種・バリアブルデータ印刷等は、従来のオフセット印刷機から電子写真方式の画像形成装置等を用いたPOD(Print On Demand)への移行が進んでいる。電子写真方式の画像形成装置では、このようなニーズに対応するため、オフセット印刷機に匹敵する表裏見当精度や画像の均一性等が要求される様になってきている。
画像形成装置において生じる表裏見当ずれの要因は、縦方向・横方向のレジストレーション誤差、記録媒体と印刷画像とのスキュー誤差、トナー画像転写時の画像長伸縮に大別できる。また、定着装置を有する画像形成装置では、記録媒体が定着装置に加熱されて伸縮することで表裏見当ずれが発生する。
そこで、画像が転写されたシートの定着前及び定着後におけるシートサイズ測定手段によるシートサイズの測定結果に基づいて、次に転写される画像の画像倍率及びシートに対する画像位置を変更する画像形成装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に係る画像形成装置によれば、シートの伸縮に応じて画像倍率及び画像位置を変更し、シートの表裏に形成する画像サイズ及び位置を合わせることで、表裏見当ずれが低減される。
しかしながら、定着前に矩形であったシートが定着後においても矩形であるとは限らず、シートは加熱、加圧等されることで定着前とは異なる形状に変形する可能性がある。したがって、シートの伸縮に応じた画像倍率及び画像位置の変更だけでは、シートの両面に形成する画像の大きさ及び位置を高精度に合わせることが出来ない場合がある。
本発明は上記に鑑みてなされたものであって、記録媒体の形状変化に応じた画像を形成可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様の画像形成装置によれば、記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、搬送される前記記録媒体の各辺複数箇所の端部位置を検出する端部検出手段と、前記端部検出手段の検出結果に基づいて、前記記録媒体の形状を検出する形状検出手段と、前記形状検出手段によって検出される画像形成前後の前記記録媒体の形状変化に基づいて、前記記録媒体に形成する画像を補正する画像補正手段と、を有する。
本発明の実施形態によれば、記録媒体の形状変化に応じた画像を形成可能な画像形成装置が提供される。
第1の実施形態における画像形成装置の概略構成を例示する図である。 第1の実施形態における形状計測装置の概略構成を例示する側面図である。 第1の実施形態における形状計測装置の概略構成を例示する平面図である。 第1の実施形態における画像形成装置の機能構成を例示するブロック図である。 第1の実施形態における用紙幅の検出位置を例示する図である。 第1の実施形態におけるCISの端部検出結果を例示する図である。 第1の実施形態におけるスタートトリガセンサ、ストップトリガセンサ及びロータリーエンコーダの出力例を示す図である。 第1の実施形態における用紙形状の計測結果を例示する図である。 第2の実施形態における形状計測装置の概略構成を例示する平面図である。 第2の実施形態における用紙幅及び画像幅の検出結果を例示する図である。 第2の実施形態におけるCISの端部検出結果を例示する図である。 第2の実施形態における用紙形状及び画像形状の計測結果を例示する図である。 第2の実施形態における画像補正処理のフローチャートを例示する図である。 第3の実施形態における画像形成装置の機能構成を例示するブロック図である。 第3の実施形態における用紙の余白を例示する図である。 第3の実施形態におけるスタートトリガセンサ、ストップトリガセンサ及びロータリーエンコーダの出力例を示す図である。 第4の実施形態における画像形成装置の機能構成を例示するブロック図である。 第4の実施形態における用紙及び検出用画像の検出位置を例示する図である。 第4の実施形態におけるスタートトリガセンサ及びロータリーエンコーダの出力例を示す図である。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
[第1の実施形態]
<画像形成装置>
図1は、第1の実施形態における画像形成装置100の概略構成を例示する図である。
図1に示すように、画像形成装置100は、形状計測装置10、画像形成ユニット20、中間転写ベルト30、2次転写装置40、定着装置50を有する。画像形成ユニット20、中間転写ベルト30、2次転写装置40及び定着装置50は、画像形成手段の一例であり、搬送される記録媒体としての用紙Pに画像を形成する。
画像形成ユニット20は、感光体ドラム21y,21m,21c,21k、1次転写ローラ22y,22m,22c,22kを有する。なお、yはイエロー、mはマゼンタ、cはシアン、kはブラックを表し、以下の説明では表記を省略する場合がある。
感光体ドラム21の周囲には、感光体ドラム21を帯電させる帯電装置、帯電された感光体ドラム21の表面を画像データに基づいて露光する露光装置、感光体ドラム21の表面に形成された静電潜像をトナー像として現像する現像装置等が設けられている。
1次転写ローラ22は、それぞれ中間転写ベルト30を介して感光体ドラム21に対向配置され、感光体ドラム21に形成されたトナー像を中間転写ベルト30に重ねて転写し、中間転写ベルト30上にフルカラートナー像を形成する。
中間転写ベルト30は、少なくとも1つが回転駆動する複数のローラ31,32,33,34に架け渡され、図1において時計回りに回転する。画像形成ユニット20により中間転写ベルト30の表面に形成されたフルカラートナー像は、中間転写ベルト30と共に回転移動し、2次転写装置40において搬送される用紙Pに転写される。
2次転写装置40は、転写対向ローラとしてのローラ32、ローラ32に中間転写ベルト30を介して対向配置された2次転写ローラ41を有する。2次転写ローラ41は、ローラ32に向かって押圧されると共に転写電界が印加され、中間転写ベルト30の表面に形成されているフルカラートナー像を用紙Pに転写する。
フルカラートナー像が転写された用紙Pは、不図示の搬送手段により定着装置50に搬送される。定着装置50は、例えばハロゲンランプ等により加熱されて回転する定着ベルト51、定着ベルト51に押し当てられる加圧ローラ52を有する。定着装置50は、定着ベルト51と加圧ローラ52との間で用紙Pを加熱及び加圧し、フルカラートナー像を用紙Pに定着させる。
用紙Pは、片面印刷の場合には、上記プロセスを経て第1面に画像が形成された後に画像形成装置100の機外に排出される。両面印刷の場合には、第1面に画像が形成された用紙Pが用紙反転路61及び両面搬送路62によって表裏及び先端と後端とが反転して搬送され、用紙Pの第2面に画像が形成される。両面に画像が形成された用紙Pは、片面印刷の場合と同様に機外に排出される。
本実施形態に係る画像形成装置100は、中間転写ベルト30から用紙Pにトナー像を転写する構成であるが、複数の感光体ドラム21に形成された単色トナー像が、用紙Pに直接重ねて転写される構成であってもよい。また、画像形成装置100は、例えばブラック等の単色の画像を形成するモノクロ画像形成装置であってもよい。
<形状計測装置>
図1に示すように、画像形成装置100の用紙Pの搬送経路には、形状計測装置10が設けられている。画像形成装置100は、形状計測装置10によって求められる用紙Pの搬送方向の長さ(以下、「長さ」という)及び搬送方向に直交する幅方向の長さ(以下、「幅」という)に基づいて用紙Pの形状を求める。
形状計測装置10の構成を、図2及び図3に基づいて説明する。図2は、第1の実施形態における形状計測装置10の概略構成を例示する側面図である。図3は、第1の実施形態における形状計測装置10の概略構成を例示する平面図である。
形状計測装置10は、図2及び図3に示すように、搬送手段としての従動ローラ11及び駆動ローラ12、エンコーダ18、第1スタートトリガセンサ3a、第2スタートトリガセンサ3b、第1ストップトリガセンサ4a、第2ストップトリガセンサ4b、CIS(Contact Image Sensor)5を有する。
従動ローラ11及び駆動ローラ12で構成されるローラ対は、搬送手段の一例である。駆動ローラ12は、例えばモータ等の不図示の駆動手段の駆動力を受け、図2に示す矢印方向に回転駆動する。従動ローラ11は、駆動ローラ12との間で用紙Pを挟持して搬送する。従動ローラ11は、用紙Pの搬送時には用紙Pに従動して回転し、用紙Pの非搬送時には駆動ローラ12に従動して回転する。
従動ローラ11の用紙Pの搬送方向に直交する幅方向の長さWrは、図3に示すように、画像形成装置100が対応する用紙Pの最小幅Wp以下であることが好ましい。このような構成により、従動ローラ11は、用紙Pの搬送時において駆動ローラ12に接触せず、用紙Pとの間に生じる摩擦のみで従動回転する。そのため、従動ローラ11は、用紙Pの搬送時において駆動ローラ12の影響を受けず、後述する方法により用紙Pの長さをより正確に求めることが可能になる。
エンコーダ18は、エンコーダディスク18a、エンコーダセンサ18bを有し、従動ローラ11の回転軸上に設けられている。エンコーダディスク18aは、周縁に複数のスリットが等間隔で形成された円盤であり、従動ローラ11と共に回転する。エンコーダセンサ18bは、エンコーダディスク18aの周縁部に固定して設けられ、従動ローラ11と共に回転するエンコーダディスク18aのスリットを検出してパルス信号を出力する。
なお、本実施形態では、エンコーダ18が従動ローラ11の回転軸上に設けられているが、エンコーダ18は駆動ローラ12の回転軸上に設けられてもよい。エンコーダ18が設けられるローラの径は、用紙Pの搬送に伴う回転数が増加してエンコーダセンサ18bから出力されるパルス信号の数が多くなり、後述する方法により用紙Pの長さを高精度に求めることが可能になるため、小径であるほど好ましい。
また、エンコーダ18が取り付けられる従動ローラ11又は駆動ローラ12は、軸振れ精度を確保するために金属製のローラで構成されることが好ましい。回転軸の振れが低減されることで、後述する方法により用紙Pの長さを高精度に計測することが可能になる。
第1スタートトリガセンサ3a及び第2スタートトリガセンサ3b(以下、単に「スタートトリガセンサ3」という場合がある)は、先端検出手段の一例であり、用紙Pの搬送方向において従動ローラ11及び駆動ローラ12の下流側に設けられている。第1スタートトリガセンサ3a及び第2スタートトリガセンサ3bは、図3に示すように、用紙Pの搬送方向に直交する幅方向において異なる位置に配置され、それぞれ搬送される用紙Pの先端部を検出する。
また、第1ストップトリガセンサ4a及び第2ストップトリガセンサ4b(以下、単に「ストップトリガセンサ4」という場合がある)は、後端検出手段の一例であり、用紙Pの搬送方向において従動ローラ11及び駆動ローラ12の上流側に設けられている。第1ストップトリガセンサ4a及び第2ストップトリガセンサ4bは、図3に示すように、用紙Pの搬送方向に直交する幅方向において異なる位置に配置され、それぞれ搬送される用紙Pの後端部を検出する。スタートトリガセンサ3及びストップトリガセンサ4は、例えば透過型又は反射型の光センサである。
なお、第1スタートトリガセンサ3a及び第2スタートトリガセンサ3bは、用紙形状の検出処理が容易になることから、用紙Pの搬送方向において同一位置に設けられていることが好ましい。同様に、第1ストップトリガセンサ4a及び第2ストップトリガセンサ4bは、用紙Pの搬送方向において同一位置に設けられていることが好ましい。
また、第1スタートトリガセンサ3aと第1ストップトリガセンサ4aとは、用紙Pの幅方向において同一位置に設けられていることが好ましい。同様に、第2スタートトリガセンサ3bと第2ストップトリガセンサ4bとは、用紙Pの幅方向において同一位置に設けられていることが好ましい。
さらに、本実施形態では、スタートトリガセンサ3及びストップトリガセンサ4がそれぞれ2つ設けられているが、より高精度に用紙Pの形状を求めるために、それぞれ3つ以上設けられてもよい。
図2及び図3において、距離Aは、用紙Pの搬送方向におけるスタートトリガセンサ3と従動ローラ11及び駆動ローラ12との距離である。また、距離Bは、ストップトリガセンサ4と従動ローラ11及び駆動ローラ12との距離である。距離A及び距離Bは、後述する方法による用紙Pの長さを高精度に計測するため、可能な範囲で小さくすることが好ましい。
CIS5は、幅方向端部検出手段の一例であり、搬送される用紙Pの幅方向における端部位置を検出する。第1の実施形態では、用紙Pの幅方向両端部にそれぞれCIS5a,5bが設けられているが、用紙Pの幅以上の長さを有する1つのCIS5で、用紙Pの幅方向両端部の位置を検出しても良い。
なお、第1の実施形態における形状計測装置10では、CIS5が、用紙Pの搬送方向において従動ローラ11及び駆動ローラ12の上流側に設けられているが、従動ローラ11及び駆動ローラ12の下流側に設けられてもよい。
形状計測装置10では、スタートトリガセンサ3、ストップトリガセンサ4及びCIS5を含む端部検出手段が、搬送される矩形の用紙Pの各辺複数箇所の端部位置を検出する。画像形成装置100は、形状計測装置10の検出結果に基づいて、両面印刷時に第1面に画像が形成される前の用紙Pの形状と、第2面に画像が形成される前の用紙Pの形状を検出し、画像形成前後における用紙Pの形状変化を求める。画像形成装置100は、両面印刷時の用紙Pの形状変化に基づいて、形状計測した用紙Pの第2面に印刷する画像や、後続する用紙Pの第1面及び第2面等に印刷する画像の大きさ、位置、形状等を補正する。
なお、形状計測装置10は、第1面に画像が形成された用紙Pが搬送されて第2面に画像が形成されるまでの搬送経路に設けられればよく、本実施形態とは異なる位置に設けられてもよい。ただし、用紙Pへの両面印刷時において、用紙Pは第1面印刷で定着装置50を通過する時に加熱及び加圧されることで伸縮変形し、定着装置50を通過した後も温度の低下と共に変形し続ける。したがって、用紙Pの第2面に印刷する画像の倍率補正を高精度に行うためには、用紙Pの第2面に画像が転写される直前に形状を求めることが望ましく、2次転写装置40の直上流に形状計測装置10が設けられることが好ましい。
<画像形成装置の機能構成>
図4は、第1の実施形態に係る画像形成装置100の機能構成を例示するブロック図である。
画像形成装置100は、図4に示すように、形状計測装置10、パルス計数手段71、長さ検出手段72、幅検出手段73、形状検出手段74、画像補正手段75を有する。形状計測装置10は、上記したように、スタートトリガセンサ3、ストップトリガセンサ4、CIS5、エンコーダ18を有する。
画像形成装置100が有する上記機能は、例えばROMに記憶されたプログラムと、CPU,RAM等のハードウェアとの協働によって実現される。なお、画像形成装置100が有する上記機能のうち1つ以上が形状計測装置10に設けられてもよい。
パルス計数手段71は、エンコーダ18のエンコーダディスク18aが従動ローラ11と共に回転することによってエンコーダセンサ18bから出力されるパルス信号を計数し、用紙Pに従動して回転する従動ローラ11の回転量を計測する。エンコーダ18及びパルス計数手段71は、回転量計測手段の一例である。
長さ検出手段72は、スタートトリガセンサ3及びストップトリガセンサ4の出力に基づく用紙Pの端部検出結果と、パルス計数手段71によって計数されるエンコーダセンサ18bから出力されるパルス数とに基づいて用紙Pの長さを検出する。
幅検出手段73は、CIS5による用紙Pの幅方向における端部位置検出結果に基づいて用紙Pの幅を検出する。
形状検出手段74は、長さ検出手段72によって求められる用紙Pの長さ及び幅検出手段73によって求められる用紙Pの幅に基づいて用紙Pの形状を検出する。
画像補正手段75は、形状検出手段74によって求められる用紙Pの形状に基づいて、用紙Pに形成する画像の大きさ、位置、形状等を補正する。
画像形成装置100では、形状検出手段74によって求められる用紙Pの形状に基づいて画像補正手段75が用紙Pに形成する画像を補正することで、表裏見当精度が高い両面印刷を行うことができる。
<用紙形状の検出>
次に、画像形成装置100において用紙Pの形状を検出する方法について説明する。用紙Pの形状は、幅検出手段73によって検出される用紙Pの幅及び長さ検出手段72によって検出される用紙Pの搬送方向長さに基づいて、形状検出手段74により求められる。
(用紙幅検出)
まず、幅検出手段73による用紙Pの幅検出方法について説明する。
幅検出手段73は、CIS5の出力に基づいて用紙Pの搬送方向において位置が異なる複数箇所で用紙Pの幅を検出する。CIS5は、例えばストップトリガセンサ4が用紙Pの先端を検出してから所定時間経過後であって、用紙Pの先端から距離a(図5(A))、距離b(図5(B))となる2箇所で用紙Pの幅方向端部位置を検出する。
ここで、例えば図5に示すように2箇所で用紙Pの幅を検出する場合には、用紙Pの先端から検出位置までの距離の合計(a+b)が、予め設定される用紙Pの長さLに略等しくなるように設定されることが好ましい。このような設定により、両面印刷時に先端と後端とが反転して搬送される用紙Pの第1面への画像形成前後において、略同一位置で用紙Pの幅を検出することが可能になる。
図6は、第1の実施形態におけるCIS5による用紙検出結果を例示する図である。CIS5は、用紙Pからの反射光を受光し、受光量に応じた信号を出力する複数の画素が幅方向に配列されている。幅検出手段73は、CIS5の各画素から出力される信号の値が用紙Pの有無により変化する画素までの一方側端部からの画素数を、用紙Pの幅方向端部位置に対応する検出画素として取得する。
幅検出手段73は、図6に示すように、第1面への画像形成前の用紙P1において、先端側の幅方向端部に対応する検出画素Paf1,Par1、後端側の幅方向端部に対応する検出画素Pbf1,Pbr1を取得する。また、第1面への画像形成後の用紙P2において、先端側の幅方向端部に対応する検出画素Paf2,Par2、後端側の幅方向端部に対応する検出画素Pbf2,Pbr2を取得する。幅検出手段73は、上記した用紙Pの先端から同一距離での検出画素の差分に基づいて、第1面への画像形成前後における各検出箇所での用紙Pの幅を求めることができる。
また、幅検出手段73は、第1面に画像が形成された後の用紙P2の搬送方向先端側における幅変化量ΔWを下式(1)、第1面に画像が形成された後の用紙P2の搬送方向後端側における幅変化量ΔWを下式(2)により求めることができる。
ΔW=(Paf2−Pbf1)/DPI+(Par2−Pbr1)/DPI …(1)
ΔW=(Pbf2−Paf1)/DPI+(Pbr2−Par1)/DPI …(2)
ここで、DPIは、CIS5の画素分解能[dot/inch]である。
上式(1),(2)で表されるように、用紙Pは第1面への画像形成後に先端と後端とが反転して搬送されるため、第1面への画像形成前後において搬送方向先端からの距離が異なる位置における検出画素の比較により、用紙Pの幅変化量が求められる。
例えば、
(Paf2−Pbf1)=3[dot]
(Par2−Pbr1)=5[dot]
(Pbf2−Paf1)=4[dot]
(Pbr2−Par1)=6[dot]
DPI=300[dot/inch]
である場合には、上式(1),(2)に基づいて用紙Pの幅変化量ΔW,ΔWは以下のように求められる。
ΔW=3/300+5/300
=0.027[inch]
=0.68[mm]
ΔW=4/300+6/300
=0.033[inch]
=0.85[mm]
このように、上記例では、第1面への画像形成前後において、用紙Pは、第1面に画像が形成された後の搬送方向先端側で0.68mm、搬送方向後端側で0.85mm収縮していることがわかる。
なお、CIS5は、用紙Pの幅検出精度が向上するため、画素分解能が高いほど好ましい。また、幅検出手段73がCIS5の複数の出力を平均化処理して検出画素位置を取得することで、用紙Pの幅検出精度が向上する。
また、上記した例では、用紙Pの先端からの距離の合計が用紙Pの長さLに略等しくなる距離a及び距離bの2箇所で用紙Pの幅を検出する場合について説明したが、幅計測箇所は任意の位置であってもよい。例えば、第1面への画像形成前の用紙Pの幅検出箇所を先端からの距離a',b'(a'+b'≠L)とし、第1面への画像形成後に反転搬送される用紙Pの幅検出箇所を、用紙Pの先端からの距離(L−a'),(L−b')に設定してもよい。このような設定により、第1面への画像形成前後での用紙Pの幅検出箇所を一致させることができる。
また、幅検出手段73は、用紙Pの幅を3箇所以上で検出してもよい。用紙Pの幅検出箇所を3箇所にする場合には、例えば、第1面への画像形成前の幅検出箇所を用紙Pの搬送方向先端からの距離X,Y,Zとし、第1面への画像形成後に反転搬送される用紙Pの幅検出箇所を、用紙Pの搬送方向先端からの距離(L−X),(L−Y),(L−Z)に設定する。このような設定により、第1面への画像形成前後での用紙Pの幅検出箇所を一致させることができる。
また、画像形成装置100が、第1面に画像形成後の用紙Pを裏表のみ反転させて先端と後端とを反転させずに搬送する構成の場合には、第1面への画像形成前後における検出画素の比較位置を変えることで、用紙Pの幅変化量を同様に求めることができる。
(用紙長さ検出)
次に、長さ検出手段72による用紙Pの長さ検出方法について説明する。
図7は、第1の実施形態におけるスタートトリガセンサ3、ストップトリガセンサ4及びエンコーダ18の出力例を示す図である。図7(A)は、第1スタートトリガセンサ3a、第1ストップトリガセンサ4a及びエンコーダ18の出力例である。また、図7(B)は、第2スタートトリガセンサ3b、第2ストップトリガセンサ4b及びエンコーダ18の出力例である。
画像形成装置100において用紙Pへの画像形成動作が開始され、形状計測装置10において従動ローラ11が駆動ローラ12又は用紙Pに従動して回転すると、エンコーダ18がパルス信号を出力する。
図7の例では、時間Ta1にて第1ストップトリガセンサ4aにより用紙Pの搬送方向先端が検出され、時間Tb1にて第2ストップトリガセンサ4bにより用紙Pの搬送方向先端が検出されている。続いて用紙Pは従動ローラ11及び駆動ローラ12により搬送され、時間Ta2にて第1スタートトリガセンサ3aにより搬送方向先端が検出され、時間Tb2にて第1スタートトリガセンサ3bにより搬送方向先端が検出されている。
引き続き用紙Pは従動ローラ11及び駆動ローラ12により搬送され、時間Ta3にて第1ストップトリガセンサ4aにより搬送方向後端が検出され、時間Tb3にて第2ストップトリガセンサ4bにより搬送方向後端が検出されている。さらに、用紙Pは搬送されて従動ローラ11及び駆動ローラ12の間を通り抜け、時間Ta4にて第1スタートトリガセンサ3aにより搬送方向後端が検出され、時間Tb4にて第2スタートトリガセンサ3bにより搬送方向後端が検出されている。
ここで、パルス計数手段71は、時間Ta2にて第1スタートトリガセンサ3aが用紙先端を検出してから、時間Ta3にて第1ストップトリガセンサ4aが用紙後端を検出するまでのパルスカウント時間Tにおいて、エンコーダ18のパルス信号を計数する。
同様に、パルス計数手段71は、時間Tb2にて第2スタートトリガセンサ3bが用紙先端を検出してから、時間Tb3にて第2ストップトリガセンサ4bが用紙後端を検出するまでのパルスカウント時間Tにおいて、エンコーダ18のパルス信号を計数する。
エンコーダ18が設けられている従動ローラ11の半径をr、従動ローラ11の1回転分のエンコーダパルス数をN、パルスカウント時間T,Tに計数されたパルス数をそれぞれn,nとする。このとき、第1スタートトリガセンサ3a及び第1ストップトリガセンサ4aが設けられている幅方向位置における用紙Pの長さLは、長さ検出手段72により下式(3)に基づいて求められる。
=(n/N)×2πr+Lsa …(3)
ここで、Lsaは、用紙Pの搬送方向における第1スタートトリガセンサ3aと第1ストップトリガセンサ4aとの間の距離である。
また、第2スタートトリガセンサ3b及び第2ストップトリガセンサ4bが設けられている幅方向位置における用紙Pの長さLbは、長さ検出手段72により下式(4)に基づいて求められる。
=(n/N)×2πr+Lsb …(4)
ここで、Lsbは、用紙Pの搬送方向における第2スタートトリガセンサ3bと第2ストップトリガセンサ4bとの間の距離である。
一般的に用紙Pの搬送速度は、用紙Pを搬送するローラ(特に駆動ローラ12)の外形精度、芯振れ精度等、モータ等の回転精度、ギヤ、ベルト等の動力伝達機構の精度等によって変動する。また、駆動ローラ12と用紙Pとのスリップ、上流側及び下流側の搬送手段による用紙搬送速度の差異等による用紙Pの弛み等によっても用紙Pの搬送速度は変動し、エンコーダ18のパルス周期やパルス幅は常に変動するが、パルス数は変化することがない。
したがって、長さ検出手段72は、パルス数に基づいて用紙Pの長さを検出するため、用紙Pの搬送速度変動による影響を受けることなく、用紙Pの長さを高精度に求めることができる。
また、長さ検出手段72は、例えば異なる用紙Pの長さの比や、第1面と第2面の長さの比等の相対比を求めることもできる。例えば、長さ検出手段72は、第1スタートトリガセンサ3a及び第1ストップトリガセンサ4aが設けられている幅方向位置において、第1面への画像形成前後の用紙Pの長さの差ΔL及び伸縮率Rを以下のように求めることができる。
例えば、N=2800[/r]、r=9[mm]、Lsa=40[mm]であり、第1面への画像形成前の用紙P1のパルスカウント数na1が18816[/r]であった場合、第1面への画像形成前の用紙P1の長さLa1は以下のように求められる。
a1=(18816/2800)×2π×9+40=420.00[mm]
また、第1面への画像形成後の用紙P2のパルスカウント数na2が18759[/r]であった場合、第1面への画像形成後の用紙P2の長さLa2は以下のように求められる。
a2=(18759/2800)×2π×9+40=418.86[mm]
したがって、第1面への画像形成前後における用紙Pの長さの差ΔL及び伸縮率Rは、以下のように求められる。
ΔL=420.00−418.86=1.14[mm]
=418.86/420.00×100=99.73[%]
なお、長さ検出手段72が第1面への画像形成前後の用紙Pの長さLa1,La2に基づいて伸縮率Rを求める例について説明したが、第1面への画像形成前後の用紙Pのパルスカウント数na1,na2に基づいて、以下のように伸縮率Rを求めてもよい。
=na2/na1=18759/18816=99.70[%]
また、長さ検出手段72は、同様に第2スタートトリガセンサ3b及び第2ストップトリガセンサ4bが設けられている幅方向位置において、同様の計算に基づいて第1面への画像形成前後の用紙Pの長さの差ΔL及び伸縮率Rを求めることができる。
(用紙形状検出)
形状検出手段74は、幅検出手段73による用紙Pの幅検出結果及び長さ検出手段72による用紙Pの長さ検出結果に基づいて、第1面への画像形成前後における用紙Pの形状を求める。
図8に示すように、幅検出手段73は、第1面に画像が形成される前の用紙P1の幅Wa1,Wb1、第1面に画像が形成された後の用紙P2の幅Wa2,Wb2を求める。また、幅検出手段73は、図8において黒丸●で示されるように、第1面に画像が形成される前後における用紙Pの幅方向端部位置を4箇所ずつ検出する。
長さ検出手段72は、第1面に画像が形成される前の用紙P1の長さLa1,Lb1、第1面に画像が形成された後の用紙P2の長さLa2,Lb2を求める。また、長さ検出手段72は、図8において白丸〇で示されるように、第1面に画像が形成される前後における用紙Pの搬送方向端部位置を4箇所ずつ検出する。
形状検出手段74は、幅検出手段73により検出される用紙Pの幅及び幅方向端部位置、長さ検出手段72により検出される用紙Pの長さ及び搬送方向端部位置に基づいて、第1面への画像形成前後における用紙形状を求めることができる。
このように、形状検出手段74は、幅方向及び搬送方向においてそれぞれ複数箇所で検出される端部位置に基づいて形状を求めることで、用紙Pが矩形以外の形状に変形した場合であっても、用紙Pの形状を検出できる。
なお、幅検出手段73による用紙Pの幅検出箇所及び長さ検出手段72による用紙Pの長さ検出箇所の数は、多いほど形状検出手段74による用紙Pの形状検出精度が向上するため好ましい。例えば幅検出手段73がCIS5の出力を取得する回数を増やすことで、用紙Pの幅検出箇所を増やすことができる。また、例えばスタートトリガセンサ3及びストップトリガセンサ4の設置数を増やすことで、用紙Pの長さ検出箇所を増やすことができる。
(画像補正)
形状検出手段74により用紙Pの形状が検出されると、画像補正手段75が、画像形成手段が用紙Pに形成する画像を補正する。
画像補正手段75は、例えば、形状検出手段74により検出される第1面への画像形成後の用紙Pの形状に基づいて、用紙Pの第2面に形成する画像の大きさ、位置、形状等を補正する。また、第1面への画像形成後の用紙Pの形状に基づいて、後に搬送される後続用紙の第1面及び第2面の少なくとも一方に形成する画像の大きさ、位置、形状等を補正してもよい。画像補正手段75が用紙Pの形状変化に応じて第1面及び第2面に形成する画像を補正することで、両面印刷時の表裏見当精度がより向上する。
以上で説明したように、第1の実施形態では、用紙Pが矩形以外の形状に変形した場合であっても、形状検出手段74により用紙Pの形状が高精度に求められる。したがって、画像補正手段75が、検出された形状に基づいて用紙Pに形成する画像を補正することで、用紙Pの形状変化に応じた印刷が可能になり、両面印刷時の表裏見当精度が向上する。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態について図面に基づいて説明する。なお、既に説明した実施形態と同一構成部分についての説明は省略する。
第2の実施形態における画像形成装置100では、用紙Pの第1面に検出用画像が形成され、形状検出手段74が用紙Pの形状と共に検出用画像の形状を検出する。形状検出手段74により検出された用紙P及び検出用画像の形状に基づいて、画像補正手段75が用紙Pに形成される画像を補正することで、両面印刷時における表裏見当精度がより向上する。
<用紙形状及び検出用画像形状の検出>
(用紙幅及び検出用画像幅の検出)
図9は、第2の実施形態における形状計測装置10の概略構成を例示する平面図である。
図9に示すように、用紙Pは、第1面に検出用画像Imgが形成された後に反転して搬送され、再び形状計測装置10を通過する際に、用紙Pの形状と共に検出用画像Imgの形状が検出される。
第2の実施形態における形状計測装置10では、スタートトリガセンサ3、ストップトリガセンサ4、CIS5は、反転して搬送される用紙Pの第1面側に設けられ、それぞれ用紙P及び検出用画像Imgの端部を検出する。
用紙Pの第1面に形成される検出用画像Imgは、図9に示すように、例えば各辺が用紙Pの周縁に沿って形成された矩形枠状の画像パターンである。検出用画像Imgは、例えばYMCK何れかの単色であって、用紙Pの色とのコントラストが大きい色で形成される。本実施形態では、白色の用紙Pとのコントラストが大きい黒色で検出用画像Imgが形成されている。なお、検出用画像Imgの形状、色等の構成は、本実施形態において例示される構成に限られず、異なる形状、色等であってもよい。
図10は、第2の実施形態におけるCIS5による用紙P及び検出用画像Imgの端部検出結果を例示する図である。
CIS5は、用紙P又は検出用画像Imgからの反射光を受光し、受光量に応じた信号を出力する複数の画素が幅方向に配列されている。幅検出手段73は、CIS5の各画素から出力される信号の値が用紙Pの有無や検出用画像Imgの有無等により変化する画素までの一方側端部からの画素数を、用紙P及び検出用画像Imgの幅方向端部位置に対応する検出画素として取得する。
幅検出手段73は、図10に示すように、第1面に検出用画像Imgが形成された用紙P2の先端側の幅方向端部に対応する検出画素Paf2,Par2、後端側の幅方向端部に対応する検出画素Pbf2,Pbr2を取得する。また、幅検出手段73は、用紙P2の先端側の検出用画像Imgの幅方向端部に対応する検出画素Iaf,Iar、用紙P2の後端側の検出用画像Imgの幅方向端部に対応する検出画素Ibf,Ibrを取得する。幅検出手段73は、上記した用紙Pの先端から同一距離での検出画素の差分に基づいて、第1面に検出用画像Imgが形成された用紙P2の幅及び検出用画像Imgの幅を求めることができる。
なお、幅検出手段73は、第1面に画像が形成される前の用紙P1が形状計測装置10を通過する際に、図6に示すように、用紙P1の幅方向端部に対応する検出画素Paf1,Par1,Pbf1,Pbr1を取得してもよい。第1面への画像形成前後における用紙Pの伸縮率や幅変化量を求めることが可能になる。
(用紙長さ及び検出用画像長さの検出)
図11は、第2の実施形態において、第1面に検出用画像Imgが形成された用紙Pが形状計測装置10を通過する際のスタートトリガセンサ3、ストップトリガセンサ4及びエンコーダ18の出力例を示す図である。図11(A)は、第1スタートトリガセンサ3a、第2ストップトリガセンサ4a及びエンコーダ18の出力例である。また、図11(B)は、第2スタートトリガセンサ3b、第2ストップトリガセンサ4b及びエンコーダ18の出力例である。
図11に示すように、スタートトリガセンサ3及びストップトリガセンサ4により用紙Pの先端が検出(時間Ta1,Ta2,Tb1,Tb2)された後に、各センサの信号レベルが一時的に低下している。これは、各センサの検出位置を通過する検出用画像Imgが光を乱反射し、各センサの受光量が低下したためである。
また、スタートトリガセンサ3及びストップトリガセンサ4により用紙Pの後端が検出(時間Ta3,Ta4,Tb3,Tb4)される前に、各センサの信号レベルが一時的に低下している。これは、先端検出時と同様に、各センサの検出位置を通過する検出用画像Imgが光を乱反射し、各センサの受光量が低下したためである。
長さ検出手段72は、第1の実施形態と同様に、パルス計数手段71によりパルスカウント時間Tpa、Tpbに計数されるパルスカウント数npa,npbを用いて、上式(3),(4)により用紙P2の長さを求めることができる。
また、パルス計数手段71は、スタートトリガセンサ3の信号レベルが用紙Pの先端検出後に低下した時から、ストップトリガセンサ4の信号レベルが用紙Pの後端検出前に一旦低下した後に再び立ち上がる時まで、エンコーダ18のパルス信号を計数する。長さ検出手段72は、図11に示すように、パルス計数手段71によりパルスカウント時間Tia,Tibに計数されたパルスカウント数nia,nibを用いて、上式(3),(4)により検出用画像Imgの長さを求めることができる。
(用紙形状及び検出用画像形状の検出)
形状検出手段74は、幅検出手段73による用紙Pの幅検出結果及び長さ検出手段72による用紙Pの長さ検出結果に基づいて、用紙Pの形状を求める。また、形状検出手段74は、幅検出手段73による検出用画像Imgの幅検出結果及び長さ検出手段72による検出用画像Imgの長さ検出結果に基づいて、検出用画像Imgの形状を求める。
図12に示すように、幅検出手段73は、第1面に検出用画像Imgが形成された後の用紙P2の幅Wa2,Wb2、検出用画像Imgの幅Wai,Wbiを求める。また、幅検出手段73は、図12において黒丸●で示されるように、第1面に検出用画像Imgが形成された後の用紙P2の幅方向端部位置、検出用画像Imgの幅方向端部位置をそれぞれ4箇所ずつ検出する。
長さ検出手段72は、第1面に検出用画像Imgが形成された後の用紙P2の長さLa2,Lb2、検出用画像Imgの長さLai,Lbiを求める。また、長さ検出手段72は、図12において白丸〇で示されるように、第1面に検出用画像Imgが形成された後の用紙P2の搬送方向端部位置、検出用画像Imgの搬送方向端部位置をそれぞれ4箇所ずつ検出する。
形状検出手段74は、幅検出手段73により検出される用紙P2の幅及び幅方向端部位置、長さ検出手段72により検出される用紙P2の長さ及び搬送方向端部位置に基づいて、第1面に検出用画像Imgが形成された用紙P2の形状を求めることができる。また、形状検出手段74は、幅検出手段73により検出される検出用画像Imgの幅及び幅方向端部位置、長さ検出手段72により検出される検出用画像Imgの幅及び幅方向端部位置に基づいて、検出用画像Imgの形状を求めることができる。
このように、形状検出手段74は、用紙Pの形状だけではなく、用紙Pに形成されている画像の形状も検出できる。また、形状検出手段74は、幅方向及び搬送方向においてそれぞれ複数箇所で検出される端部位置に基づいて形状を求めることで、用紙Pや検出用画像Imgが矩形以外の形状に変形した場合であっても、用紙P及び検出用画像Imgの形状を検出できる。
なお、幅検出手段73による用紙P及び検出用画像Imgの幅検出箇所、長さ検出手段72による用紙P及び検出用画像Imgの長さ検出箇所は、多いほど形状検出手段74による形状検出精度が向上するため好ましい。
(画像補正)
図13は、第2の実施形態における画像補正処理のフローチャートを例示する図である。画像形成装置100では、例えば入力された画像データに基づいて用紙Pに画像を形成する前に、図13に示す画像補正処理を実行して画像データの補正量を算出する。
まずステップS101にて、画像形成装置100が用紙Pの第1面に検出用画像Imgを形成する。次にステップS102にて、形状計測装置10が、第1面に検出用画像Imgが形成されて反転搬送された用紙Pの端部及び検出用画像Imgの端部を検出する。また、形状検出手段74が、長さ検出手段72及び幅検出手段73の検出結果に基づいて、用紙Pの形状及び用紙Pの第1面に形成された検出用画像Imgの形状を検出する。
続いてステップS103では、画像補正手段75が、検出された用紙Pの形状及び検出用画像Imgの形状に基づいて、画像形成装置100に入力された画像データを用紙Pの第1面に印刷する場合の画像補正量を算出する。画像補正手段75は、算出した第1面印刷時の画像補正量を記憶手段に記憶させる。
ステップS104では、画像補正手段75が、両面印刷に対応するために用紙Pの第2面に印刷する場合の画像補正量を求める両面画像補正を実行するか否かを判断する。
両面画像補正を実行する場合(ステップS104:YES)には、ステップS105にて、画像形成装置100が用紙Pの第2面に検出用画像Imgを形成する。次にステップS106にて、形状計測装置10が、第2面に検出用画像Imgが形成されて再び反転搬送された用紙Pの端部及び検出用画像Imgの端部を検出する。また、形状検出手段74が、長さ検出手段72及び幅検出手段73の検出結果に基づいて、用紙Pの形状及び用紙Pの第2面に形成された検出用画像Imgの形状を検出する。
続いてステップS107では、画像補正手段75が、検出された用紙Pの形状及び検出用画像Imgの形状に基づいて、画像形成装置100に入力された画像データを用紙Pの第2面に印刷する場合の画像補正量を算出する。画像補正手段75は、算出した第2面印刷時の画像補正量を記憶手段に記憶させる。
ステップS108では、少なくとも一方の面に検出用画像Imgが形成された用紙Pが画像形成装置100の機外に排出され、処理が終了する。
画像補正手段75が、算出した画像補正量に基づいて用紙Pに印刷する画像の位置、大きさ等を補正することで、用紙Pの形状変化に応じた印刷が可能になり、両面印刷時における表裏見当精度がより向上する。
以上で説明したように、第2の実施形態では、形状検出手段74が用紙Pに形成された検出用画像Imgの形状を検出し、画像補正手段75が検出用画像Imgの形状検出結果に基づいて用紙Pに形成される画像を補正する。したがって、画像形成装置100において用紙Pの形状変化に応じた印刷が可能になり、両面印刷の表裏見当精度がより向上する。
[第3の実施形態]
次に、第3の実施形態について図面に基づいて説明する。なお、既に説明した実施形態と同一構成部分についての説明は省略する。
第3の実施形態における画像形成装置100では、用紙Pの少なくとも一方の面に検出用画像Imgが形成され、余白検出手段が、用紙Pの周縁と検出用画像Imgとの間の余白の大きさを検出する。
図14は、第3の実施形態に係る画像形成装置100の機能構成を例示するブロック図である。
第3の実施形態に係る画像形成装置100は、図14に示すように、余白検出手段76を有する。余白検出手段76は、用紙Pの周縁と用紙Pに形成された検出用画像Imgとの間の余白を検出する。
図15は、第3の実施形態において余白検出手段76が検出する用紙Pの余白を例示する図である。
余白検出手段76は、図15に示すように、用紙Pの搬送方向において、用紙Pの先端と検出用画像Imgの先端との間隔L、検出用画像Imgの後端と用紙Pの後端との間隔Lを余白として検出する。また、余白検出手段76は、用紙Pの幅方向において、用紙Pの一方側端部と検出用画像Imgの一方側端部との間隔W、用紙Pの他方側端部と検出用画像Imgの他方側端部との間隔Wを余白として検出する。
また、余白検出手段76による余白検出と同時に、長さ検出手段72が検出用画像Imgの長さLを検出し、幅検出手段73が検出用画像Imgの幅Wを検出する。
なお、検出用画像Imgは、画像形成装置100において用紙Pに画像形成可能な最大サイズで形成されていることが好ましい。
図16は、第3の実施形態における第1スタートトリガセンサ3a、第1ストップトリガセンサ4a及びロータリーエンコーダ18の出力例を示す図である。
図16に示すように、検出用画像Imgが形成された用紙Pが形状計測装置10を通過すると、第1スタートトリガセンサ3a及び第1ストップトリガセンサ4aの信号レベルが変化する。
ここで、パルス計数手段71は、以下のようにロータリーエンコーダ18から出力されるパルスをカウントし、パルスカウント数n,n,nを取得する。
パルスカウント数nは、第1スタートトリガセンサ3aの検出位置を用紙Pの先端が通過した時間Ta1から、検出用画像Imgの先端が通過した時間Ta2までの間におけるパルス計数結果である。
パルスカウント数nは、第1スタートトリガセンサ3aの検出位置を検出用画像Imgの先端が通過した時間Ta2から、第1ストップトリガセンサ4aの検出位置を検出用画像Imgの後端が通過した時間Ta5までの間におけるパルス計数結果である。
パルスカウント数nは、第1ストップトリガセンサ4aの検出位置を検出用画像Imgの後端が通過した時間Ta5から、用紙Pの後端が通過した時間Ta6までの間におけるパルス計数結果である。
パルス計数手段71によって取得されたパルスカウント数を用いて、下式(5)から余白L,L,検出用画像Imgの長さLを求めることができる。
L=(n/N)×2πr …(5)
なお、nはパルスカウント数、rは従動ローラ11の半径、Nは従動ローラ11の1回転分のエンコーダパルス数である。
余白検出手段76は、パルスカウント数n,nを用いて、上式(5)から用紙Pと検出用画像Imgとの余白の間隔L,Lを求める。また、長さ検出手段72は、パルスカウント数nを用いて、上式(5)から検出用画像Imgの長さLを求める。
用紙Pの両面に検出用画像Imgを形成し、両面において余白の間隔L,L及び検出用画像Imgの長さLを求めることで、用紙Pの両面における印刷位置のずれ、表裏画像倍率を求めることができる。
例えば、N=2800[/r]、r=9[mm]であり、用紙Pの第1面におけるパルスカウント数nが1016だった場合、余白の間隔Lは以下のように求められる。
=(1016/2800)×2π×9=20.52[mm]
また、用紙Pの第2面におけるパルスカウント数nが1059だった場合、余白の間隔Lは以下のように求められる。
=(1059/2800)×2π×9=21.39[mm]
画像形成装置100において、用紙Pは反転搬送される際に先端と後端とが入れ替わるため、用紙Pの第1面の余白の間隔Lと第2面の余白の間隔Lとの差異を求めることで、用紙Pの表裏における搬送方向の画像位置ずれEを求めることができる。
=|L−L|=|20.52−21.39|=0.87[mm]
また、長さ検出手段72は、用紙Pの第1面及び第2面におけるパルスカウント数nから、用紙Pの第1面及び第2面それぞれの検出用画像Imgの長さLを求める。例えば用紙Pの第1面のパルスカウント数n=17503、第2面のパルスカウント数n=17555だった場合、用紙Pの第1面の検出用画像Imgの長さL21及び第2面の検出用画像Imgの長さL22は以下のように求められる。
21=(17503/2800)×2π×9=353.49[mm]
22=(17555/2800)×2π×9=354.54[mm]
したがって、この場合には、用紙Pの搬送方向における用紙Pの表裏画像サイズ差ΔL及び表裏画像倍率Lが以下のように求められる。
ΔL=|L21−L22|=|353.49−354.54|=1.05[mm]
=L22/L21×100
=354.54/353.49×100=100.3[%]
なお、余白検出手段76及び長さ検出手段72は、第2スタートトリガセンサ3b,第2ストップトリガセンサ4bの出力に基づいて、同様に用紙Pの余白L,L及び検出用画像Imgの長さLを求めることができる。
また、余白検出手段76は、CIS5によって検出される幅方向における用紙P及び検出用画像Imgの端部位置から、用紙Pの表裏の余白の間隔W,Wを求めることができる。さらに、幅検出手段73は、CIS5によって検出される幅方向における検出用画像Imgの端部位置から、検出用画像Imgの幅Wを用紙Pの表裏でそれぞれ求めることができる。
したがって、用紙Pの表裏の余白の間隔W,Wから、用紙Pの幅方向における用紙Pの表裏画像サイズ差ΔWを求めることができる。また、用紙Pの表裏の検出用画像Imgの幅Wから、表裏画像倍率Wを求めることができる。
画像補正手段75は、上記したように求められる表裏画像サイズ差ΔL,ΔW、表裏画像倍率L,Wを画像の補正量として取得し、用紙Pに印刷する画像の位置や大きさを補正する。
以上で説明したように、第3の実施形態に係る画像形成装置100によれば、用紙Pの表裏に検出用画像Imgを形成し、用紙Pと検出用画像Imgとの余白及び検出用画像Imgの大きさを検出する。したがって、画像形成装置100において用紙Pの形状変化に応じた印刷が可能になり、両面印刷の表裏見当精度がより向上する。
なお、スタートトリガセンサ3の出力は、図16に示すように、用紙Pの先端部通過時(時間Ta1)、検出用画像Imgの外周縁通過時(時間Ta2)、検出用画像Imgの内周縁通過時(時間Ta3)に大きく変化する。また、ストップトリガセンサ4の出力は、検出用画像Imgの内周縁通過時(時間Ta4)、検出用画像Imgの外周縁通過時(時間Ta5)、用紙Pの後端部通過時(時間Ta6)に大きく変化する。
ここで、パルス計数手段71は、時間Ta2と時間Ta3との中間の時間Ta23を検出用画像Imgの先端検出時間とし、時間Ta4と時間Ta5との中間の時間Ta45を検出用画像Imgの後端検出時間としてパルスを計数してもよい。
スタートトリガセンサ3及びストップトリガセンサ4の出力は、環境によって変動したりノイズを含む場合がある。このため、例えばスタートトリガセンサ3の出力が所定の閾値を超えた時間Ta2,Ta3を検出用画像Imgの先端又は後端検出時間とすると、余白の検出結果等に誤差やばらつきが生じる可能性がある。そこで、上記したように、パルス計数手段71が、検出用画像Imgの外周縁通過時と内周縁通過時との中間の時間Ta23,Ta45を用いてパルスを計数することで、誤差やばらつきを低減して余白等を精度良く検出することが可能になる。
[第4の実施形態]
次に、第4の実施形態について図面に基づいて説明する。なお、既に説明した実施形態と同一構成部分についての説明は省略する。
第4の実施形態における画像形成装置100では、用紙Pの少なくとも一方の面に検出用画像Imgが形成され、スキュー検出手段が、用紙P及び検出用画像Imgのそれぞれの傾きを検出する。スキュー検出手段により検出された傾きに基づいて、画像補正手段75が用紙Pに印刷する画像を補正する。
図17は、第4の実施形態に係る画像形成装置100の機能構成を例示するブロック図である。
第4の実施形態に係る画像形成装置100は、図17に示すように、スキュー検出手段77を有する。スキュー検出手段77は、用紙P及び用紙Pに形成された検出用画像Imgのそれぞれの傾きを検出する。
図18は、検出用画像Imgが形成された用紙Pが矢印方向に搬送される様子を例示する図である。また、図18には、スタートトリガセンサ3、ストップトリガセンサ4及びCIS5による用紙P及び検出用画像Imgの検出位置が白丸〇で示されている。
図19は、検出用画像Imgが形成された用紙Pが図18に示される矢印方向に搬送された場合におけるスタートトリガセンサ3、ストップトリガセンサ4及びロータリーエンコーダ18の出力例を示す図である。
図19(A)は、スタートトリガセンサ3の検出位置を用紙P及び検出用画像Imgの先端部分が通過したときの出力例である。また、図19(B)は、ストップトリガセンサ4の検出位置を用紙P及び検出用画像Imgの後端部分が通過したときの出力例である。
ここで、パルス計数手段71は、以下のようにロータリーエンコーダ18から出力されるパルスをカウントし、パルスカウント数n11,n12,n21,n22を取得する。
パルスカウント数n11は、第2スタートトリガセンサ3bの検出位置を用紙Pの先端が通過した時間Tb1から、第1スタートトリガセンサ3aの検出位置を用紙Pの先端が通過した時間Ta1までの間におけるパルス計数結果である。
パルスカウント数n12は、第1スタートトリガセンサ3aの検出位置を検出用画像Imgの先端が通過した時間Ta2から、第2スタートトリガセンサ3bの検出位置を検出用画像Imgの先端が通過した時間Tb2までの間におけるパルス計数結果である。
パルスカウント数n21は、第2ストップトリガセンサ4bの検出位置を用紙Pの後端が通過した時間Tb4から、第1ストップトリガセンサ4aの検出位置を用紙Pの後端が通過した時間Ta4までの間におけるパルス計数結果である。
パルスカウント数n22は、第1ストップトリガセンサ4aの検出位置を検出用画像Imgの後端が通過した時間Ta3から、第2ストップトリガセンサ4bの検出位置を検出用画像Imgの後端が通過した時間Tb3までの間におけるパルス計数結果である。
スキュー検出手段77は、パルス計数手段71によって取得されたパルスカウント数を用いて、図18に示される用紙Pの先端検出間隔S及び後端検出間隔S、検出用画像Imgの先端検出間隔P及び後端検出間隔Sを、それぞれ下式により求める。
=(n11/N)×2πr
=(n21/N)×2πr
=(n12/N)×2πr
=(n22/N)×2πr
なお、rは従動ローラ11の半径、Nは従動ローラ11の1回転分のエンコーダパルス数である。
また、スキュー検出手段77は、CIS5の検出結果に基づいて、図18に示される用紙Pの側端検出間隔S,S、検出用画像Imgの側端検出間隔P,Pを求める。
次に、スキュー検出手段77は、用紙P先端の傾きTSL、用紙P後端の傾きTST、用紙P側端の傾きTSa及びTSb、検出用画像Img先端の傾きTPL、検出用画像Img後端の傾きTPT、検出用画像Img側端の傾きTPa及びTPbを、それぞれ下式により求める。
SL=S/T
ST=S/T
Sa=S/C
Sb=S/C
PL=P/T
PT=P/T
Pa=P/C
Pb=P/C
なお、傾きTSL,TST,TPL,TPTは、それぞれ用紙Pの搬送方向に直交する幅方向に対する傾きである。また、傾きTSa,TSb,TPa,TPbは、それぞれ用紙Pの搬送方向に対する傾きである。
画像補正手段75は、上記したように求められる各傾きを画像の補正量として取得し、用紙Pに印刷する画像の傾きを補正する。
ここで、画像補正手段75は、ユーザによって設定される以下の(1)〜(4)の各条件に従って、各傾きを設定して画像の傾きを補正する。
(1)第1面印刷画像の形状を用紙Pの形状に合わせる
この場合、画像補正手段75は、用紙Pの第1面に印刷する画像の先端傾きPPL,後端傾きPPT,側端傾きPPa及びPPbを、以下の通りスキュー検出手段77により求められた片面印刷後の用紙Pの傾きと同一に設定する。
PL=TSL
PT=TST
Pa=TSa
Pb=TSb
(2)第2面印刷画像の形状を用紙Pの形状に合わせる
この場合、画像補正手段75は、用紙Pの第2面に印刷する画像の先端傾きPPL',後端傾きPPT',側端傾きPPa'及びPPb'を、以下の通りスキュー検出手段77により求められた両面印刷後の用紙Pの傾きと同一に設定する。
PL'=TSL'
PT'=TST'
Pa'=TSa'
Pb'=TSb'
なお、用紙Pの傾きTSL',TST',TSa',TSb'は、スキュー検出手段77によって求められた両面に検出用画像Imgが形成された用紙Pの傾きである。
(3)第2面印刷画像の形状を用紙Pの第1面に印刷された画像の形状に合わせる
この場合、画像補正手段75は、用紙Pの第2面に印刷する画像の先端傾きPPL',後端傾きPPT',側端傾きPPa'及びPPb'を、以下の通りスキュー検出手段77により求められた用紙Pの第1面に印刷された検出用画像Imgの傾きと同一に設定する。
ただし、用紙Pの表裏で傾きを合わせるために、符号を反転させる。また、本実施形態に係る画像形成装置100では、用紙Pが第1面印刷後に反転搬送されるため、第1面と第2面とで先端と後端の傾きを入れ替えて設定する。
PL'=−TPT
PT'=−TPL
Pa'=−TPa
Pb'=−TPb
(4)用紙Pの形状に関わらず第1面及び第2面に画像を印刷する
この場合、画像補正手段75は、用紙Pに印刷する画像の先端傾きPPL,後端傾きPPT,側端傾きPPa及びPPbを、以下の通りゼロに設定する。
PL=0
PT=0
Pa=0
Pb=0
以上で説明したように、第4の実施形態に係る画像形成装置100によれば、用紙Pの表裏に検出用画像Imgを形成し、用紙Pと検出用画像Imgの傾きを検出する。したがって、画像形成装置100において用紙Pの形状変化に応じた印刷が可能になり、両面印刷の表裏見当精度がより向上する。
また、第4の実施形態に係る画像形成装置100において、第3の実施形態と同様に、用紙Pと検出用画像Imgとの余白及び検出用画像Imgの大きさを検出し、用紙Pに印刷する画像の傾きに加えて、位置や大きさを同時に補正してもよい。
以上、実施形態に係る画像形成装置について説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能である。
3 スタートトリガセンサ(先端検出手段)
4 ストップトリガセンサ(後端検出手段)
5 CIS(端部検出手段)
10 形状計測装置
11 従動ローラ(搬送手段)
12 駆動ローラ(搬送手段)
71 パルス計数手段(搬送量計測手段)
72 長さ検出手段
73 幅検出手段
74 形状検出手段
75 画像補正手段
76 余白検出手段
77 スキュー検出手段
100 画像形成装置
P 用紙(記録媒体)
特開2004−045476号公報

Claims (7)

  1. 記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、
    搬送される前記記録媒体の各辺複数箇所の端部位置を検出する端部検出手段と、
    前記端部検出手段の検出結果に基づいて、前記記録媒体の形状を検出する形状検出手段と、
    前記形状検出手段によって検出される画像形成前後の前記記録媒体の形状変化に基づいて、前記記録媒体に形成する画像を補正する画像補正手段と、を有する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記記録媒体を搬送する搬送手段を有し、
    前記端部検出手段は、
    前記搬送手段の下流側に設けられ、前記搬送手段により搬送される前記記録媒体の先端を検出する先端検出手段と、
    前記搬送手段の上流側に設けられ、前記搬送手段により搬送される前記記録媒体の後端を検出する後端検出手段と、
    前記搬送手段により搬送される前記記録媒体の側端を検出する側端検出手段と、を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記搬送手段による前記記録媒体の搬送量を検出する搬送量検出手段と、
    前記先端検出手段が前記記録媒体の先端を検出してから、前記後端検出手段が前記記録媒体の後端を検出するまでの間の前記搬送量検出手段の検出結果に基づいて、前記記録媒体の搬送方向の長さを検出する長さ検出手段と、
    前記側端検出手段の検出結果に基づいて、前記記録媒体の幅を検出する幅検出手段と、を有し、
    前記形状検出手段は、前記長さ検出手段の検出結果及び前記幅検出手段の検出結果に基づいて、前記記録媒体の形状を検出する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記搬送手段は、少なくとも一方が回転駆動するローラ対であり、
    前記搬送量検出手段は、前記ローラ対の一方の回転量を計測する
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成手段は、各辺が前記記録媒体の周縁に沿って形成される矩形枠状の検出用画像を前記記録媒体に形成し、
    前記端部検出手段は、搬送される前記記録媒体に形成されている前記検出用画像の各辺複数箇所の端部位置を検出し、
    前記形状検出手段は、前記端部検出手段の検出結果に基づいて、前記検出用画像の形状を検出し、
    前記画像補正手段は、前記記録媒体の形状及び前記検出用画像の形状に基づいて、前記記録媒体に形成する画像を補正する
    ことを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記端部検出手段による前記記録媒体の端部検出結果及び前記検出用画像の端部検出結果に基づいて、前記記録媒体の周縁と前記検出用画像の周縁との間の余白の大きさを検出する余白検出手段を有し、
    前記画像補正手段は、前記余白検出手段による検出結果に基づいて、前記記録媒体に形成する画像を補正する
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記端部検出手段による前記記録媒体の端部検出結果及び前記検出用画像の端部検出結果に基づいて、前記記録媒体及び前記検出用画像の各辺の傾きを検出するスキュー検出手段を有し、
    前記画像補正手段は、前記スキュー検出手段による検出結果に基づいて、前記記録媒体に形成する画像を補正する
    ことを特徴とする請求項5又は6に記載の画像形成装置。
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