JP2016027229A - 折り畳み式テントの骨組構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な作業で組立てることができ、十分な強度を得ることができるようにした折り畳み式テントの骨組構造を提供する。【解決手段】サイド合掌10及びセンター合掌20は前後一対の合掌パイプ11、21の上端を連結ブラケット12、22によって相互に重なり合う角度に折り畳み可能でかつ合掌角度以上への拡開が規制されるように連結し、合掌パイプの下端の間を梁パイプ13、23で連結し、梁パイプの中間をジョイント14、24によって真直な角度以上への下方折り曲げが規制されるように連結し、前後一対の合掌パイプと梁パイプとがトラス構造を構成し得るように設けられる。棟パイプ15、25及び桁パイプ16、26はサイド合掌及びセンター合掌の連結ブラケットに折り畳み可能に連結し、棟パイプ及び桁パイプの対向する端部を相互に嵌入させ、支柱17、27と桁パイプ又は梁パイプを筋交18、28で固定する。【選択図】図1

Description

本発明は折り畳み式テントの骨組構造に関し、特に簡単な作業で組立てることができ、十分な強度を得ることができるようにしたテントの骨組構造に関する。
イベント会場や災害現場等では人員や被災者を収容するために折り畳み式のテントがよく使用されている。この種の折り畳み式テントでは左右両サイドのサイド合掌の間にセンター合掌を配置し、サイド合掌とセンター合掌の間を桁パイプ及び棟パイプで相互に連結する構造が採用されることが多いが(特許文献1の図8)、組立のたびに複数のパイプを連結するのは作業が非常に煩雑であるばかりでなく、組立てに不慣れなユーザーには時間がかかってしまう。
そこで、合掌パイプ、棟パイプ、桁パイプ、梁パイプ及び支柱を連結ブラケットによって相互に折り畳み自在に連結し、合掌パイプ、棟パイプ、桁パイプ、梁パイプ及び支柱を拡開し、桁パイプ及び梁パイプをジョイントによって連結するようにした骨組構造が提案されている(特許文献1)。
特開2001−303800号公報
しかるに、特許文献1記載のテントの骨組構造では筋交いの本数が少なく、テントへの出入りに邪魔にならないものの、十分な組立て強度を確保するためには合掌パイプ、棟パイプ、桁パイプ、梁パイプ及び支柱を相互に展開した状態に拡開し、各パイプを連結ブラケットに対してねじによって締付け固定する必要があり、組立て作業が非常に煩雑であり、連結ブラケットに対するパイプの締付け固定が弛むとあるいは締付け固定が弛いと、テントが傾き倒れるおそれがある。
本発明はかかる問題点に鑑み、簡単な作業で組立てることができ、十分な強度を得ることができるようにした折り畳み式テントの骨組構造を提供することを課題とする。
そこで、本発明に係る折り畳み式テントの骨組構造は、トラス構造をなす左右のサイド合掌の間にトラス構造をなすセンター合掌を配置し、サイド合掌の上端とセンター合掌の上端との間を棟パイプで連結し、サイド合掌の下端とセンター合掌の下端との間を桁パイプで連結し、サイド合掌の下端及びセンター合掌の下端を支柱で支えるようにしたテントの骨組構造において、上記サイド合掌及びセンター合掌は、傾斜した前後一対の合掌パイプの上端が連結ブラケットによって相互に重なり合う角度に折り畳み可能でかつ合掌角度以上への拡開が規制されるように連結され、上記前後一対の合掌パイプの下端の間が梁パイプで連結され、該梁パイプの中間がジョイントによって真直な角度以上への下方折り曲げを規制されかつ真直な状態から相互に重なり合う角度に上方折り畳み可能となるように連結され、上記前後一対の合掌パイプと梁パイプとがトラス構造を構成し得るように設けられ、上記サイド合掌の前後一対の合掌パイプ上端の連結ブラケットには棟パイプの一端が折り畳んだ上記合掌パイプに対して重なり合う角度に折り畳み可能でかつ拡開した上記前後一対の合掌パイプ及び梁パイプが構成する平面に対して直交する角度以上への拡開が規制されるように連結され、上記センター合掌の前後一対の合掌パイプ上端の連結ブラケットには一対の棟パイプの一端が横幅両方向に延びるとともに折り畳んだ上記合掌パイプに対して重なり合う角度に折り畳み可能でかつ拡開した上記前後の合掌パイプと梁パイプが構成する平面に対して直交する角度以上への拡開が規制されるように連結され、上記サイド合掌の前後一対の合掌パイプ下端には連結ブラケットによって桁パイプの一端が折り畳んだ上記合掌パイプに対して重なり合う角度に折り畳み可能でかつ拡開した上記前後一対の合掌パイプと梁パイプが構成する平面に対して直交する角度以上への拡開が規制されるように連結されるとともに、上記連結ブラケットによって支柱の上端が折り畳んだ上記合掌パイプに対して重なり合う角度に折り畳み可能でかつ拡開した上記前後一対の合掌パイプ及び梁パイプが構成する平面に対して平行で地面に対して直立し得るように連結され、上記センター合掌の左右一対の合掌パイプ下端には連結ブラケットによって横幅両方向に延びる一対の桁パイプの一端が折り畳んだ上記合掌パイプに対して重なり合う角度に折り畳み可能でかつ拡開した上記前後一対の合掌パイプ及び梁パイプが構成する平面に対して直交する角度以上への拡開が規制されるように連結されるとともに、上記連結ブラケットによって支柱の上端が折り畳んだ上記合掌パイプに対して重なり合う角度に折り畳み可能でかつ拡開した上記左右一対の合掌パイプと梁パイプが構成する平面に対して平行で地面に対して直立し得るように連結され、上記支柱には筋交の一端が回動可能に連結され、筋交の他端は梁パイプ又は桁パイプに取付けられた受け具に引っ掛け可能に設けられ、上記サイド合掌及びセンター合掌の棟パイプ及び桁パイプの対向する端部はその一方が他方に対して嵌め込み可能に形成されていることを特徴とする。
本発明の特徴の1つはサイド合掌、桁パイプ、棟パイプ及び支柱を折り畳み可能・拡開可能に構成するとともに、センター合掌、桁パイプ、棟パイプ及び支柱を折り畳み可能・拡開可能に構成し、サイド合掌、センター合掌、棟パイプ、桁パイプ及び支柱を拡開し、棟パイプと桁パイプの対向する端部を相互に嵌入させ、支柱と桁パイプ、支柱と梁パイプを筋交で連結するようにした点にある。
これにより、サイド合掌及びセンター合掌を強固なトラス構造に構成でき、この強固なトラス構造から延びる桁パイプ及び棟パイプを相互に嵌入して連結するので、テントの骨組を強固に組立てることができる。
しかも、サイド合掌及びセンター合掌を拡開した後、棟パイプと桁パイプの対向する端部を相互に嵌入させ、支柱と桁パイプ又は梁パイプを筋交で連結すればよいので、組立て作業も簡単であり、組立てに慣れていないユーザーにも簡単にかつ短時間で組立てることができる。
サイド合掌及びセンター合掌がトラス構造を構成し、筋交によって支柱と桁パイプ又は梁パイプを連結することによって強固な骨組構造を得ることができるので、桁パイプ同士及び棟パイプ同士を相互に嵌入すれば十分な強度であるが、強風などを受けて桁パイプや棟パイプの抜けが懸念されるときにはサイド合掌及びセンター合掌の棟パイプ及び桁パイプの対向する端部に挿通穴を穿設し、抜け止めピンを差し込んで抜け止めするようにすることができる。
また、サイド合掌及びセンター合掌の棟パイプ及び桁パイプの対向する端部をジョイントに嵌入し、ねじの締付け固定によって棟パイプ及び桁パイプを抜け止めすることもできる。この場合、合掌パイプ、梁パイプ、棟パイプ及び桁パイプの各パイプをねじによって連結ブラケットに固定する場合に比較して締付け箇所が少なく、作業の煩雑さを招来することもない。
パイプの対向する端部をジョイントに嵌入し、ねじの締付け固定によって連結する場合、ジョイントの強度が要求される。そこで、JIS規格のADC12アルミニウム合金を使用し、安定化処理(T5処理)を行って製作するのがよい。
本発明に係る折り畳み式テントの骨組構造の好ましい実施形態を示す概略斜視図である。 上記実施形態におけるサイド合掌の拡開作業(a)(b)を説明するための図である。 上記実施形態におけるサイド合掌の棟パイプ及び桁パイプの拡開作業を説明するための図である。 上記実施形態において拡開したサイド合掌及びセンター合掌の棟パイプ及び桁パイプの嵌入作業を説明するための図である。 上記桁パイプの嵌入作業を説明するための拡大図である。 上記実施形態における天幕のセット作業を説明するための図である。 天幕の桁パイプへの固定方法の例を示す図である。 天幕セット後における支柱起立作業を説明するための図である。 筋交のセットの仕方を説明するための図である。 組立てられたテントを示す概略斜視図である。 上記実施形態においてサイド合掌の折り畳み作業を説明するための図である。 図11に続く作業を説明するための図である。 図12に続く作業を説明するための図である。 図13に続く作業を説明するための図である。 折り畳み終わったサイド合掌及びセンター合掌を示す図である。 桁パイプ及び棟パイプの対向する端部を連結するためのジョイントを示す図である。 他のジョイントの例を示す図である。 桁パイプ及び棟パイプの対向する端部を抜け止めするための抜け止めピンを示す図である。
以下、本発明を図面に示す具体例に基づいて詳細に説明する。図1ないし図15は本発明に係る折り畳み式テントの骨組構造の好ましい実施形態を示す。図において、本例の折り畳み式テントは左右のサイド合掌10及びセンター合掌20を備え、サイド合掌10では前後に傾斜した一対の合掌パイプ11の上端が連結ブラケット12によって連結され、前後一対の合掌パイプ11は連結ブラケット12によって相互に重なり合う角度に折り畳み可能で、かつ合掌角度以上への拡開が規制されている。
センター合掌20では前後に傾斜した一対の合掌パイプ21の上端が連結ブラケット22によって連結され、前後一対の合掌パイプ21は相互に重なり合う角度に折り畳み可能で、かつ合掌角度以上への拡開が規制されている。
また、サイド合掌10及びセンター合掌20の前後一対の合掌パイプ11、21の下端の間には前後方向に延びる梁パイプ13、23が連結ブラケット19、29によって連結され、梁パイプ13、23の中間はジョイント14、24によって真直な角度以上への下方折り曲げが規制されるとともに、真直な状態から相互に重なり合う角度に上方折り畳み可能に設けられており、こうして前後一対の合掌パイプ11、21と梁パイプ13、23とはトラス構造を構成し得るようになっている。
サイド合掌10の上端側の連結ブラケット12には棟パイプ15の一端が連結され、棟パイプ15は連結ブラケット12によって折り畳んだ合掌パイプ11に対して重なり合う角度に折り畳み可能で、かつ拡開した前後一対の合掌パイプ11及び梁パイプ13が構成する平面に対して直交する角度以上への拡開が規制されるようになっている。
また、センター合掌20の上端側の連結ブラケット22には一対の棟パイプ25の一端が横幅両方向に延びて連結され、一対の棟パイプ25は連結ブラケット22によって、折り畳んだ合掌パイプ21に対して重なり合う角度に折り畳み可能で、かつ拡開した前後一対の合掌パイプ21と梁パイプ23が構成する平面に対して直交する角度以上への拡開が規制されるようになっている。
さらに、サイド合掌10の前後一対の合掌パイプ11の下端には桁パイプ16の一端が連結ブラケット19によって連結され、桁パイプ16は連結ブラケット19によって、折り畳んだ合掌パイプ11に対して重なり合う角度に折り畳み可能で、かつ拡開した前後一対の合掌パイプ11と梁パイプ13が構成する平面に対して直交する角度以上への拡開が規制されるようになっている。
また、サイド合掌10の前後一対の合掌パイプ11の下端には支柱17の上端が連結ブラケット19によって、折り畳んだ合掌パイプ11に対して重なり合う角度に折り畳み可能で、かつ拡開した前後一対の合掌パイプ11及び梁パイプ13が構成する平面に対して平行で地面に対して直立し得るようになっている。
さらに、センター合掌20の左右一対の合掌パイプ21の下端には一対の桁パイプ26の一端が連結ブラケット29によって横幅両方向に延びて連結され、桁パイプ26は連結ブラケット29によって、折り畳んだ合掌パイプ21に対して重なり合う角度に折り畳み可能で、かつ拡開した前後一対の合掌パイプ21及び梁パイプ23が構成する平面に対して直交する角度以上への拡開が規制されるようになっている。
また、センター合掌20の左右一対の合掌パイプ21の下端には支柱27の上端が連結ブラケット29によって連結され、支柱27は連結ブラケット29によって、折り畳んだ合掌パイプ21に対して重なり合う角度に折り畳み可能で、かつ拡開した左右一対の合掌パイプ21と梁パイプ23が構成する平面に対して平行で、地面に対して直立し得るように設けられている。
また、支柱17、27の上端部には筋交18、28の一端が回動可能に連結され、筋交18、28の先端部はU字状に折り曲げられている一方、梁パイプ13又は桁パイプ16、26の連結ブラケット19、29の近傍には受け具100が固定され、受け具100にはL字状の係止穴100Aが形成され、係止穴100Aに筋交16、28の先端U字状部分が嵌め込まれ、斜め下方にずらせることによって係止されるようになっている。
また、センター合掌20の一対の棟パイプ25の外端部には大径部25Aが形成され、サイド合掌10の棟パイプ15の対向する端部が嵌入されるようになっている。また、サイド合掌10の一方の桁パイプ16の端部及びセンター合掌20の一方の桁パイプ26の端部には大径部16A、26Aが形成され、対向するセンター合掌20の桁パイプ26の端部及びサイド合掌10の桁パイプ16の端部が嵌入されるようになっている。
また、棟パイプ25の大径部25A及び桁パイプ16、26の大径部16A、26A、これらの大径部25A、16A、26Aに嵌入される棟パイプ15の端部、桁パイプ16、26の端部には挿通穴16B、26Bが穿設され、抜け止めピン30が差し込まれて抜け止めされるようになっている。
次に、組立て方法について説明する。本例のテントでは一対のサイド合掌10とセンター合掌20の組合せからなり、各々がバンド34によって結束されているので、車両の荷台にコンパクトに搭載し、ユーザーで手分けして容易に持ち運ぶことができる。また、バンド34で結束していると、サイド合掌10かセンター合掌20かを区別し難いので、識別するための目印、例えばセンター合掌20の連結ブラケット22に識別用の着色を施すようにするのがよい。
サイド合掌10及びセンター合掌20をテントを造営する場所まで運び終わると、まずサイド合掌10について、図2(a)に矢印で示すように、両側の連結ブラケット19を開いて、図2(b)に示されるように、折り畳んだ状態の合掌パイプ11を連結ブラケット12によって規制される合掌角度まで拡開するとともに、折り畳んだ状態の梁パイプ13をジョイント14によって規制される真直な状態まで伸ばす。
次に、図3に矢印で示すように、棟パイプ15を連結ブラケット12によって規制される状態、すなわち前後一対の合掌パイプ11及び梁パイプ13が構成する平面に対して直交する角度まで拡開するとともに、桁ブラケット16を連結ブラケット19によって規制される状態、すなわち前後一対の合掌パイプ11及び梁パイプ13が構成する平面に対して直交する角度まで拡開する。
また、センター合掌20についても同様に拡開した後、図4に示されるように、サイド合掌10の間にセンター合掌20を配置し、対向するサイド合掌10の棟パイプ15とセンター合掌20の棟パイプ25、及び対向するサイド合掌10の桁パイプ16とセンター合掌20の桁パイプ26を相互に嵌入させ、図5に示されるように抜け止めピン30を挿通穴16B、26Bに差し込んでパイプ15と25、16と26を抜け止めする。なお、抜け止めピンは図18(a)に示されるような差し込み式のものであってもよく、図18(b)に示されるような打ち込み式のものであってもよい。
同様にして、サイド合掌10の棟パイプ15とセンター合掌20の棟パイプ25、サイド合掌10の桁パイプ16とセンター合掌20の桁パイプ26を全て嵌入して抜け止めした後、図6に示されるように、組立てたテント骨組の桁パイプ16、26に天幕40を取付け、合掌パイプ11、21に沿って覆ってセットする。天幕40は図7(a)に示されるように、紐50で桁パイプ16(又は26)に取付けるようにしてもよく、図7(b)に示されるように、バックル51で桁パイプ16に取付けるようにしてもよく、図7(c)に示されるように、フックとコイルばねからなるワンタッチ式の取付け具52によって取付けるようにしてもよい。
こうして天幕40がセットできると、図8に示されるように、前後のうちの一方の支柱17、27を起立させ、筋交18、28の先端U字状部分を桁パイプ16、26及び梁パイプ13の受け具100の係止穴100Aに嵌め込み、斜め下方にスライドさせると、筋交18、28が支柱17、27と桁パイプ16、26及び梁パイプ13を強固に固定することができる。
次に、反対側の支柱17、27も同様に起立させ、筋交18、28が支柱17、27と桁パイプ16、26及び梁パイプ13を強固に固定すると、図10に示されるようにテントを造営することができる。このとき、天幕40が風であおられないように数カ所で天幕40をパイプに紐で結んでおくのがよい。また、安全を確保する上で、テントの廻りに杭を打ち込み、引き綱をとるのがよい。
他方、折り畳む場合、上記と逆の手順をとればよい。すなわち、引き綱を弛め、前後一方の筋交18、28を外して支柱17、27を倒し、残った側の筋交18、28を外して支柱17、27を倒した後、天幕40を外し、サイド合掌10及びセンター合掌20の棟パイプ15、25及び桁パイプ16、26を外してサイド合掌10とセンター合掌20とをばらばらに分解する。
例えば、サイド合掌10について、図11に示されるように、梁パイプ13を少し折り曲げ、図12に示されるように、支柱17を梁パイプ13に沿わせる。このとき、図12(b)に示されるように、梁パイプ13に対して支柱17が上下になるように折り畳むのが重要である。
次に、図13に示されるように、連結ブラケット19を相互に寄せて行き、図14に示されるように、連結ブラケット19を寄せ重ねると、折り畳みが完了するので、図15に示されるように、サイド合掌10の骨組の中央をベルト31で結束する。このとき、支柱17の丸座17Aの位置が図14(b)に示される正しい位置にあるか否かを確認しておく。なお、丸座17Aは支柱17に固定されていてもよい。
他方のサイド合掌10及びセンター合掌20についても同様に折り畳んでベルト31で結束すると、折り畳みが完了するので、保管場所まで運んで保管する。
なお、上記の例ではサイド合掌10及びセンター合掌20の棟パイプ15、25及び桁パイプ16、26の対向する端部の一方に大径部を形成し、対向する端部の他方を嵌入させるようにしたが、図16に示されるように、サイド合掌10及びセンター合掌20の棟パイプ15、25及び桁パイプ16、26の対向する端部が嵌入し得る内径の穴を形成したジョイント60を用い、対向する端部をジョイント60の穴に嵌め込んでL形の雄ねじ61と雌ねじとによって締付け固定しておき、他方の端部をジョイント60の残った穴に嵌め込んでL形の雄ねじ61と雌ねじとによって締付け固定するようにしてもよい。
また、図16に示されるジョイント60に代え、図17に示されるように、一方の端部を雌雄のねじ62で締付け固定し、他方の端部を摘まみ63を有する雄ねじと雌ねじによって締付け固定するようにしたジョイント60を使用するようにしてもよい。
ここで、ジョイント60はアルミニウム合金(ADC12)、例えばAl:85.22〜85.26重量%、Si:11.06〜11.10重量%、Cu:1.70〜1.74重量%、Fe:0.693〜0.715重量%、Mn:0.112〜0.116重量%、Mg:0.221〜0.223重量%、Cr:0.0252〜0.0285重量%、Ni:0.0414〜0.0476重量%、Zn:0.771〜0.775重量%、Sn:0.0214〜0.0240重量%、Ti:0.0097〜0.0103重量%、Pb:0.0050〜0.0604重量%の組成を有するアルミニウム合金を使用し、これをダイキャストにてジョイント形状に成型した後、200〜240°Cで2〜4時間加熱して安定化処理(T5処理)を行って製作した。
10 サイド合掌
11 合掌パイプ
12 連結ブラケット
13 梁パイプ
14 ジョイント
15 棟パイプ
16 桁パイプ
17 支柱
18 筋交
19 連結ブラケット
100 受け具
100A 係止穴
20 センター合掌
21 合掌パイプ
22 連結ブラケット
23 梁パイプ
24 ジョイント
25 棟パイプ
26 桁パイプ
27 支柱
28 筋交
29 連結ブラケット
30、31 抜け止めピン
34 バンド
40 天幕
60 ジョイント

Claims (4)

  1. トラス構造をなす左右のサイド合掌の間にトラス構造をなすセンター合掌を配置し、サイド合掌の上端とセンター合掌の上端との間を棟パイプで連結し、サイド合掌の下端とセンター合掌の下端との間を桁パイプで連結し、サイド合掌の下端及びセンター合掌の下端を支柱で支えるようにしたテントの骨組構造において、
    上記サイド合掌(10)及びセンター合掌(20)は、傾斜した前後一対の合掌パイプ(11、21)の上端が連結ブラケット(12、22)によって相互に重なり合う角度に折り畳み可能でかつ合掌角度以上への拡開が規制されるように連結され、上記前後一対の合掌パイプ(11、21)の下端の間が梁パイプ(13、23)で連結され、該梁パイプ(13、23)の中間がジョイント(14、24)によって真直な角度以上への下方折り曲げを規制されかつ真直な状態から相互に重なり合う角度に上方折り畳み可能となるように連結され、上記前後一対の合掌パイプ(11、21)と梁パイプ(13、23)とがトラス構造を構成し得るように設けられ、
    上記サイド合掌(10)の前後一対の合掌パイプ(11)上端の連結ブラケット(12)には棟パイプ(15)の一端が折り畳んだ上記合掌パイプ(11)に対して重なり合う角度に折り畳み可能でかつ拡開した上記前後一対の合掌パイプ(11)及び梁パイプ(13)が構成する平面に対して直交する角度以上への拡開が規制されるように連結され、上記センター合掌(20)の前後一対の合掌パイプ(21)上端の連結ブラケット(22)には一対の棟パイプ(25)の一端が横幅両方向に延びるとともに折り畳んだ上記合掌パイプ(21)に対して重なり合う角度に折り畳み可能でかつ拡開した上記前後の合掌パイプ(21)と梁パイプ(23)が構成する平面に対して直交する角度以上への拡開が規制されるように連結され、
    上記サイド合掌(10)の前後一対の合掌パイプ(11)下端には連結ブラケット(19)によって桁パイプ(16)の一端が折り畳んだ上記合掌パイプ(11)に対して重なり合う角度に折り畳み可能でかつ拡開した上記前後一対の合掌パイプ(11)と梁パイプ(13)が構成する平面に対して直交する角度以上への拡開が規制されるように連結されるとともに、上記連結ブラケット(19)によって支柱(17)の上端が折り畳んだ上記合掌パイプ(11)に対して重なり合う角度に折り畳み可能でかつ拡開した上記前後一対の合掌パイプ(11)及び梁パイプ(13)が構成する平面に対して平行で地面に対して直立し得るように連結され、
    上記センター合掌(20)の左右一対の合掌パイプ(21)下端には連結ブラケット(29)によって横幅両方向に延びる一対の桁パイプ(26)の一端が折り畳んだ上記合掌パイプ(21)に対して重なり合う角度に折り畳み可能でかつ拡開した上記前後一対の合掌パイプ(21)及び梁パイプ(23)が構成する平面に対して直交する角度以上への拡開が規制されるように連結されるとともに、上記連結ブラケット(29)によって支柱(27)の上端が折り畳んだ上記合掌パイプ(21)に対して重なり合う角度に折り畳み可能でかつ拡開した上記左右一対の合掌パイプ(21)と梁パイプ(23)が構成する平面に対して平行で地面に対して直立し得るように連結され、
    上記支柱(17、27)には筋交(18、28)の一端が回動可能に連結され、筋交(18、28)の他端は梁パイプ(13)又は桁パイプ(16、26)に取付けられた受け具(100、200)に引っ掛け可能に設けられ、
    上記サイド合掌(10)及びセンター合掌(20)の棟パイプ(15、25)及び桁パイプ(16、26)の対向する端部はその一方が他方に対して嵌め込み可能に形成されていることを特徴とする折り畳み式テントの骨組構造。
  2. 上記サイド合掌(10)及びセンター合掌(20)の棟パイプ(15、25)及び桁パイプ(16、26)の対向する端部には相互に嵌入される部位に抜け止めピンの挿通穴(16B、26B)が穿設され、抜け止めピンによって抜け止めされるようになっている請求項1記載の折り畳み式テントの骨組構造。
  3. 上記サイド合掌(10)及びセンター合掌(20)の棟パイプ(15、25)及び桁パイプ(16、26)の対向する端部が嵌入されてねじの締付けによって固定するジョイント(60)をさらに備えた請求項1記載の折り畳み式テントの骨組構造。
  4. 上記ジョイント(60)は、Al:85.22〜85.26重量%、Si:11.06〜11.10重量%、Cu:1.70〜1.74重量%、Fe:0.693〜0.715重量%、Mn:0.112〜0.116重量%、Mg:0.221〜0.223重量%、Cr:0.0252〜0.0285重量%、Ni:0.0414〜0.0476重量%、Zn:0.771〜0.775重量%、Sn:0.0214〜0.0240重量%、Ti:0.0097〜0.0103重量%、Pb:0.0050〜0.0604重量%の組成を有するアルミニウム合金を使用してダイキャストにてジョイント形状に成型され、200〜240°Cで2〜4時間加熱して安定化処理を行って製作されたものである請求項3記載の折り畳み式テントの骨組構造。
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