JP2016025113A - 配線基板 - Google Patents

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Abstract

【課題】配線基板の所定箇所に加わるねじの締め付けによって発生する応力を抑えることができる配線基板を提供する。
【解決手段】配線基板1は、応力伝達抑制部17を備えている。応力伝達抑制部17は、ねじ挿入孔部15とはんだ部P10の間に設けられ、ねじ挿入孔部15に挿入されたねじの締め付けによって発生する応力のはんだ部P10への伝達を抑える部分である。具体的には、ねじ挿入孔部15とはんだ部P10の間の配線パターン11に設けられた配線パターン11の周辺部分より強度が低い低強度部170である。そのため、応力伝達抑制部17によって、はんだ部P10に加わるねじの締め付けによって発生する応力を抑えることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、基板と配線パターンを有する配線基板に関する。
従来、基板と配線パターンを有する配線基板として、例えば以下に示す特許文献1に開示されている配線板がある。
この配線板は、絶縁性コア基板と、導体パターンとを有している。絶縁性コア基板及び導体パターンが、基板及び配線パターンに相当する。導体パターンは、絶縁性コア基板に接着されている。導体パターンには、電子部品がはんだ付けされている。
特開2013−016741号公報
ところで、前述した配線板は、筐体等にねじ止めされる場合がある。また、外部装置と接続するため、配線の端子が、配線板にねじ止めされる場合がある。そのため、ねじ挿入孔部が、配線板に設けられる。この場合、ねじ挿入孔部に挿入されたねじの締め付けによって、配線板に応力が加わる。その結果、導体パターンにはんだ付けされた電子部品のはんだ部に応力が加わり、はんだ部にクラックが発生する可能性がある。また、応力によって導体パターンが変形し、隣接した導体パターン間の絶縁距離を確保できなくなる可能性がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、配線基板の所定箇所に加わるねじの締め付けによって発生する応力を抑えることができる配線基板を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本発明は、基板と、基板に設けられる配線パターンと、基板及び配線パターンの少なくともいずれかに設けられ、ねじが挿入されるねじ挿入孔部と、を備えた配線基板において、ねじ挿入孔部と配線基板の所定箇所の間に、ねじ挿入孔部に挿入されたねじの締め付けによって発生する応力の所定箇所への伝達を抑える応力伝達抑制部を有することを特徴とする。
この構成によれば、応力伝達抑制部によって、配線基板の所定箇所に加わる、ねじの締め付けによって発生する応力を抑えることができる。
第1実施形態における配線基板の上面図である。 図1のII−II矢視断面図である。 図1のIII−III矢視断面図である。 第1実施形態の変形形態における配線基板の上面図である。 図4のV−V矢視断面図である。 第2実施形態の配線基板の上面図である。 第3実施形態の配線基板の上面図である。 第4実施形態の配線基板の上面図である。 図8のIX−IX矢視断面図である。 第4実施形態の変形形態における配線基板の上面図である。 図10のXI−XI矢視断面図である。 第4実施形態の別の変形形態における配線基板の上面図である。 第5実施形態における配線基板の上面図である。 図13のXIV−XIV矢視断面図である。 第6実施形態における配線基板の上面図である。 図15のXVI−XVI矢視断面図である。 第7実施形態における配線基板の上面図である。 図17のXVIII−XVIII矢視断面図である。 第7実施形態の変形形態における配線基板の上面図である。 図19の右側面図である。
次に、実施形態を挙げ、本発明をより詳しく説明する。
(第1実施形態)
まず、図1〜図3を参照して第1実施形態の配線基板の構成について説明する。
図1〜図3に示す配線基板1は、電子部品を配線して電子回路を構成するための部材である。具体的には、車両に搭載され、大電流が流れる電力変換装置の電子回路部分を構成するための部材である。配線基板1は、基板10と、配線パターン11、12と、接着部13、14と、ねじ挿入孔部15、16と、応力伝達抑制部17とを備えている。
基板10は、絶縁性を有する樹脂からなる板状の部材である。
配線パターン11、12は、基板10に設けられ、電子部品を配線するための銅からなる帯板状の部材である。配線パターン11、12は、大電流が流れるため、充分な断面積を確保できるように板厚が設定されている。
接着部13、14は、配線パターン11、12を基板10に接着するための接着材からなる薄い層状の部分である。接着部13、14は、配線パターン11、12の下面全体を基板10の上面に接着している。
ねじ挿入孔部15、16は、配線基板1を筐体に固定するためのねじが挿入される円形状の孔部である。ねじ挿入孔部15、16は、基板10の左右の角部に設けられている。
電子回路を構成するための部品の1つである電子部品E1の一端は配線パターン11にはんだ付けされ、その接続部分がはんだ部P10を形成している。また、電子部品E1の他端は配線パターン12にはんだ付けされ、その接続部分がはんだ部P11を形成している。
応力伝達抑制部17は、ねじ挿入孔部15と電子部品E1のはんだ部P10の間に設けられ、ねじ挿入孔部15に挿入されたねじの締め付けによって発生する応力のはんだ部P10への伝達を抑える部分である。具体的には、ねじ挿入孔部15とはんだ部P10の間の配線パターン11に設けられた配線パターン11の周辺部分より強度が低い低強度部170である。より具体的には、配線パターン11の周辺部分より幅が狭い狭幅部171である。
次に、第1実施形態の電子装置の効果について説明する。
第1実施形態によれば、配線基板1は、応力伝達抑制部17を備えている。応力伝達抑制部17は、ねじ挿入孔部15と配線基板1の所定箇所、具体的にはねじ挿入孔部15とはんだ部P10の間に設けられ、ねじ挿入孔部15に挿入されたねじの締め付けによって発生する応力のはんだ部P10への伝達を抑える部分である。そのため、応力伝達抑制部17によって、はんだ部P10に加わるねじの締め付けによって発生する応力を抑えることができる。はんだ部P10にクラックが発生するような事態を抑えることができる。
第1実施形態によれば、応力伝達抑制部17は、ねじ挿入孔部15とはんだ部P10の間の配線パターン11に設けられた配線パターン11の周辺部分より強度が低い低強度部170である。そのため、ねじの締め付けによって発生する応力によって低強度部170が変形し、はんだ部P10に加わる応力を確実に抑えることができる。
第1実施形態によれば、低強度部170は、配線パターン11の周辺部分より幅が狭い狭幅部171である。そのため、低強度部170の強度を配線パターン11の周辺部分より確実に低くすることができる。
なお、第1実施形態では、低強度部170が、狭幅部171である例を挙げているが、これに限られるものではない。図4及び図5に示すように、低強度部170は、配線パターン11の周辺部分より厚さが薄い薄肉部172であってもよい。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態の配線基板について説明する。第2実施形態の配線基板は、第1実施形態の配線基板が基板にねじ挿入孔部が設けられていたのに対して、基板上の配線パターンにねじ挿入孔部を設けるようにしたものである。
まず、図6を参照して第2実施形態の配線基板の構成について説明する。
図6に示す配線基板2は、基板20と、配線パターン21、22と、接着部23、24と、ねじ挿入孔部25、26と、応力伝達抑制部27とを備えている。
基板20は、第1実施形態の基板10と同一のものである。配線パターン21は、ねじ挿入孔部25が設けられることを除いて第1実施形態の配線パターン11と同一のものである。配線パターン22は、第1実施形態の配線パターン12と同一のものである。接着部23、24は、第1実施形態の接着部13、14と同一のものである。
ねじ挿入孔部25は、外部装置からの配線の端子を固定するためのねじが挿入される円形状の孔部である。ねじ挿入孔部25は、基板20上の配線パターン21の右側端部に設けられている。ねじ挿入孔部26は、第1実施形態のねじ挿入孔部16と同一のものである。
電子部品E2の一端は配線パターン21にはんだ付けされ、その接続部分がはんだ部P20を形成している。また、電子部品E2の他端は配線パターン22にはんだ付けされ、その接続部分がはんだ部P21を形成している。
応力伝達抑制部27は、ねじ挿入孔部25とはんだ部P20の間の配線パターン21に設けられた配線パターン21の周辺部分より強度が低い低強度部270である。具体的には、配線パターン21の周辺部分より幅が狭い狭幅部271である。
次に、第2実施形態の電子装置の効果について説明する。第2実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、第2実施形態では、低強度部270が、狭幅部271である例を挙げているが、これに限られるものではない。第1実施形態の変形形態として図4及び図5に示したように、低強度部270は、配線パターン21の周辺部分より厚さが薄い薄肉部であってもよい。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態の配線基板について説明する。第3実施形態の配線基板は、第1実施形態の配線基板が基板にねじ挿入孔部が設けられていたのに対して、基板の外部に突出した配線パターンにねじ挿入孔部を設けるようにしたものである。
まず、図7を参照して第3実施形態の配線基板の構成について説明する。
図7に示す配線基板3は、基板30と、配線パターン31、32と、接着部33、34と、ねじ挿入孔部35、36と、応力伝達抑制部37とを備えている。
基板30は、第1実施形態の基板10と同一のものである。配線パターン31は、第1実施形態の配線パターン11に比べ長手方向の長さが長く、右側端部が基板30の外部に突出している。配線パターン32は、第1実施形態の配線パターン12と同一のものである。接着部33は、配線パターン31の下面のうち、基板30の上面上に設けられた部分を接着している。接着部34は、第1実施形態の接着部14と同一のものである。
ねじ挿入孔部35は、外部装置からの配線の端子を固定するためのねじが挿入される円形状の孔部である。ねじ挿入孔部35は、基板30の外部に突出した配線パターン31の右側端部に設けられている。
電子部品E3の一端は配線パターン31にはんだ付けされ、その接続部分がはんだ部P30を形成している。また、電子部品E3の他端は配線パターン32にはんだ付けされ、その接続部分がはんだ部P31を形成している。
応力伝達抑制部37は、ねじ挿入孔部35とはんだ部P30の間の配線パターン31に設けられた、配線パターン31の周辺部分より強度が低い低強度部370である。具体的には、配線パターン31の周辺部分より幅が狭い狭幅部371である。
次に、第3実施形態の電子装置の効果について説明する。第3実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、第3実施形態では、低強度部370が、狭幅部371である例を挙げているが、これに限られるものではない。第1実施形態の変形形態として図4及び図5に示したように、低強度部370は、配線パターン31の周辺部分より厚さが薄い薄肉部であってもよい。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態の配線基板について説明する。第4実施形態の配線基板は、第1実施形態の配線基板が配線パターンに応力伝達抑制部が設けられていたのに対して、基板に応力伝達抑制部を設けるようにしたものである。
まず、図8及び図9を参照して第4実施形態の配線基板の構成について説明する。
図8及び図9に示す配線基板4は、基板40と、配線パターン41、42と、接着部43、44と、ねじ挿入孔部45、46と、応力伝達抑制部47とを備えている。
基板40は、第1実施形態の基板10と同一のものである。配線パターン41は、第1実施形態の配線パターン11に比べ長手方向の長さが短く設定されている。配線パターン42は、第1実施形態の配線パターン12と同一のものである。接着部43は、配線パターン41の下面全体を基板40の上面に接着している。接着部44は、第1実施形態の接着部14と同一のものである。ねじ挿入孔部45、46は、第1実施形態のねじ挿入孔部15、16と同一のものである。
電子部品E4の一端は配線パターン41にはんだ付けされ、その接続部分がはんだ部P40を形成している。また、電子部品E4の他端は配線パターン42にはんだ付けされ、その接続部分がはんだ部P41を形成している。
応力伝達抑制部47は、ねじ挿入孔部45とはんだ部P40の間の基板40に設けられた基板40の周辺部分より強度が低い低強度部470である。具体的には、基板40の周辺部分より厚さが薄い薄肉部471である。
次に、第4実施形態の電子装置の効果について説明する。
第4実施形態によれば、応力伝達抑制部47によって、はんだ部P40に加わるねじの締め付けによって発生する応力を抑えることができる。
第4実施形態によれば、応力伝達抑制部47は、ねじ挿入孔部45とはんだ部P40の間の基板40に設けられた基板40の周辺部分より強度が低い低強度部470である。そのため、ねじの締め付けによって発生する応力によって低強度部470が変形し、はんだ部P40に加わる応力を確実に抑えることができる。
第4実施形態によれば、低強度部470は、基板40の周辺部分より厚さが薄い薄肉部471である。そのため、低強度部470の強度を基板40の周辺部分より確実に低くすることができる。
なお、第4実施形態では、低強度部470が、薄肉部471である例を挙げているが、これに限られるものではない。低強度部470は、図10及び図11に示すように、孔部472であってもよいし、図12に示すように、切り欠き部473であってもよい。
(第5実施形態)
次に、第5実施形態の配線基板について説明する。第5実施形態の配線基板は、第1実施形態の配線基板が配線パターンに応力伝達抑制部が設けられていたのに対して、接着部に応力伝達抑制部を設けるようにしたものである。
まず、図13及び図14を参照して第5実施形態の配線基板の構成について説明する。
図13及び図14に示す配線基板5は、基板50と、配線パターン51、52と、接着部53、54と、ねじ挿入孔部55、56と、応力伝達抑制部57とを備えている。
基板50は、第1実施形態の基板10と同一のものである。配線パターン51は、銅からなる帯板状の部材である。しかし、第1実施形態の配線パターン11のように、応力伝達抑制部は設けられていない。配線パターン52は、第1実施形態の配線パターン12と同一のものである。接着部53は、配線パターン51の下面全体を基板50の上面に接着している。接着部54は、第1実施形態の接着部14と同一のものである。ねじ挿入孔部55、56は、第1実施形態のねじ挿入孔部15、16と同一のものである。
電子部品E5の一端は配線パターン51にはんだ付けされ、その接続部分がはんだ部P50を形成している。また、電子部品E5の他端は配線パターン52にはんだ付けされ、その接続部分がはんだ部P51を形成している。
応力伝達抑制部57は、ねじ挿入孔部55とはんだ部P50の間の接着部53に設けられた接着部53の周辺部分より接着強度が低い低強度部570である。低強度部570は、周辺部分より接着強度が低い接着材によって構成されている。
次に、第5実施形態の電子装置の効果について説明する。
第5実施形態によれば、応力伝達抑制部57によって、はんだ部P50に加わるねじの締め付けによって発生する応力を抑えることができる。
第5実施形態によれば、応力伝達抑制部57は、ねじ挿入孔部55とはんだ部P50の間の接着部53に設けられた接着部53の周辺部分より接着強度が低い低強度部570である。そのため、ねじの締め付けによって発生する応力によって低強度部570の接着が剥がれ変形し、はんだ部P50に加わる応力を確実に抑えることができる。
(第6実施形態)
次に、第6実施形態の配線基板について説明する。第6実施形態の配線基板は、第5実施形態の配線基板が接着強度の低い低強度部を応力伝達抑制部として用いたのに対して、接着されていない非接着部を応力伝達抑制部として用いるようにしたものである。
まず、図15及び図16を参照して第6実施形態の配線基板の構成について説明する。
図15及び図16に示す配線基板6は、基板60と、配線パターン61、62と、接着部63、64と、ねじ挿入孔部65、66と、応力伝達抑制部67とを備えている。
基板60は、第5実施形態の基板50と同一のものである。配線パターン61、62は、第5実施形態の配線パターン51、52と同一のものである。接着部63は、配線パターン61の下面のうち、ねじ挿入孔部65と電子部品E6の間の所定範囲を除いて、基板60の上面に接着している。接着部64は、第5実施形態の接着部54と同一のものである。ねじ挿入孔部65、66は、第5実施形態のねじ挿入孔部55、56と同一のものである。
電子部品E6の一端は配線パターン61にはんだ付けされ、その接続部分がはんだ部P60を形成している。また、電子部品E6の他端は配線パターン62にはんだ付けされ、その接続部分がはんだ部P61を形成している。
応力伝達抑制部67は、ねじ挿入孔部65とはんだ部P60の間に設けられた、配線パターン61が基板60に接着されていない非接着部670である。
次に、第6実施形態の電子装置の効果について説明する。
第6実施形態によれば、応力伝達抑制部67によって、はんだ部P60に加わるねじの締め付けによって発生する応力を抑えることができる。
第6実施形態によれば、応力伝達抑制部67は、ねじ挿入孔部65とはんだ部P60の間に設けられた、配線パターン61が基板60に接着されていない非接着部670である。そのため、ねじの締め付けによって発生する応力が配線パターン61に伝わり難くなる。従って、はんだ部P60に加わる応力を確実に抑えることができる。
(第7実施形態)
次に、第7実施形態の配線基板について説明する。第7実施形態の配線基板は、第2実施形態の配線基板が強度の低い低強度部を応力伝達抑制部として用いたのに対して、配線パターンに設けられた基板との係合部を応力伝達抑制部として用いるようにしたものである。
まず、図17及び図18を参照して第7実施形態の配線基板の構成について説明する。
図17及び図18に示す配線基板7は、基板70と、配線パターン71、72と、接着部73、74と、ねじ挿入孔部75、76と、応力伝達抑制部77とを備えている。
基板70は、第2実施形態の基板20と同一のものである。配線パターン71は、低強度部を除いて第2実施形態の配線パターン21と同一ものである。配線パターン72は、第2実施形態の配線パターン22と同一のものである。接着部73は、配線パターン71の下面全体を基板70の上面に接着している。接着部74は、第2実施形態の接着部24と同一のものである。ねじ挿入孔部75、76は、第2実施形態のねじ挿入孔部25、26と同一のものである。
電子部品E7の一端は配線パターン71にはんだ付けされ、その接続部分がはんだ部P70を形成している。また、電子部品E7の他端は配線パターン72にはんだ付けされ、その接続部分がはんだ部P71を形成している。
応力伝達抑制部77は、配線パターン71に設けられ、基板70と係合してねじ締め付けに伴う配線パターン71の変形を抑える係合部770である。係合部770は、配線パターン71の右端部の手前側に形成され、周囲を基板70に当接させた状態で、基板70を板厚方向に貫通するように設けられている。
次に、第7実施形態の電子装置の効果について説明する。
第7実施形態によれば、応力伝達抑制部77によって、はんだ部P70に加わるねじの締め付けによって発生する応力を抑えることができる。
第7実施形態によれば、応力伝達抑制部77は、配線パターン71に設けられ、基板70と係合してねじ締め付けに伴う配線パターン71の変形を抑える係合部770である。そのため、ねじの締め付けによって発生する応力による配線パターン71の変形を抑えることができる。従って、はんだ部P70に加わる応力を確実に抑えることができる。
なお、第7実施形態では、係合部770が、基板70を板厚方向に貫通するように設けられている例を挙げているが、これに限られるものではない。第3実施形態のように、基板の外部に突出した配線パターンにねじ挿入孔部が設けられている場合、図19及び図20に示すように、基板70の右側端面に当接するように係合部771を構成してもよい。破線矢印で示すような方向にねじを締め付けた場合、ねじの締め付けに伴う配線パターン71の変形を抑えることができる。従って、はんだ部P70に加わる応力を確実に抑えることができる。
なお、第1〜第7実施形態では、配線パターンにはんだ付けされた電子部品に加わる応力を抑える例を挙げているが、これに限られるものではない。隣接して配置された配線パターンの隣接部に加わる応力を抑えたい場合にも適用できる。これにより、応力によって配線パターンが変形し、隣接した配線パターン間の絶縁距離を確保できなくなってしまうような事態を抑えることができる。
1・・・配線基板、10・・・基板、11、12・・・配線パターン、13、14・・・接着部、15、16・・・ねじ挿入孔部、17・・・応力伝達抑制部、170・・・低強度部、171・・・狭幅部、E1・・・電子部品、P10、P11・・・はんだ部

Claims (9)

  1. 基板(10、20、30、40、50、60、70)と、
    前記基板に設けられる配線パターン(11、12、21、22、31、32、41、42、51、52、61、62、71、72)と、
    前記基板及び前記配線パターンの少なくともいずれかに設けられ、ねじが挿入されるねじ挿入孔部(15、25、35、45、55、65、75)と、
    を備えた配線基板において、
    前記ねじ挿入孔部と配線基板の所定箇所の間に設けられ、前記ねじ挿入孔部に挿入されたねじの締め付けによって発生する応力の前記所定箇所への伝達を抑える応力伝達抑制部(17、27、37、47、57、67、77)を有することを特徴とする配線基板。
  2. 前記応力伝達抑制部(17、27、37)は、前記ねじ挿入孔部と前記所定箇所の間の前記配線パターンに設けられた周辺部分より強度が低い低強度部(170、270、370)であることを特徴とする請求項1に記載の配線基板。
  3. 前記低強度部は、周辺部分より幅が狭い狭幅部(171、271、371)、又は、周辺部分より厚さが薄い薄肉部(172)であることを特徴とする請求項2に記載の配線基板。
  4. 前記応力伝達抑制部(47)は、前記ねじ挿入孔部と前記所定箇所の間の前記基板に設けられた周辺部分より強度が低い低強度部(470)であることを特徴とする請求項1に記載の配線基板。
  5. 前記低強度部は、周辺部分より厚さが薄い薄肉部(471)、切り欠き部(473)又は孔部(472)であることを特徴とする請求項4記載の配線基板。
  6. 前記配線パターンを前記基板に接着する接着部(53)を有し、
    前記応力伝達抑制部(57)は、前記ねじ挿入孔部と前記所定箇所の間の前記接着部に設けられた周辺部分より接着強度が低い低強度部(570)であることを特徴とする請求項1に記載の配線基板。
  7. 前記配線パターンを前記基板に接着する接着部(63)と、
    前記配線パターンが前記基板に接着されていない非接着部(670)と、
    有し、
    前記応力伝達抑制部(67)は、前記ねじ挿入孔部と前記所定箇所の間に設けられた前記非接着部であることを特徴とする請求項1に記載の配線基板。
  8. 前記ねじ挿入孔部(75)は、前記配線パターンに設けられ、
    前記応力伝達抑制部(77)は、前記ねじ挿入孔部の設けられた前記配線パターンに設けられ、前記基板と係合してねじの締め付けに伴う当該配線パターンの変形を抑える係合部(770、771)であることを特徴とする請求項1に記載の配線基板。
  9. 前記所定箇所は、前記配線パターンにはんだ付けされた電子部品のはんだ部(P10、P20、P30、P40、P50、P60、P70)、又は、隣接して配置された前記配線パターンの隣接部であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の配線基板。
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