JP2016023828A - 複合熱源ヒートポンプ装置 - Google Patents

複合熱源ヒートポンプ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016023828A
JP2016023828A JP2014146629A JP2014146629A JP2016023828A JP 2016023828 A JP2016023828 A JP 2016023828A JP 2014146629 A JP2014146629 A JP 2014146629A JP 2014146629 A JP2014146629 A JP 2014146629A JP 2016023828 A JP2016023828 A JP 2016023828A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power source
compressor
heat
temperature
lower limit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014146629A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6351414B2 (ja
Inventor
眞柄 隆志
Takashi Magara
隆志 眞柄
真典 上田
Masanori Ueda
真典 上田
近藤 建
Ken Kondo
建 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Corona Corp
Original Assignee
Corona Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Corona Corp filed Critical Corona Corp
Priority to JP2014146629A priority Critical patent/JP6351414B2/ja
Publication of JP2016023828A publication Critical patent/JP2016023828A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6351414B2 publication Critical patent/JP6351414B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B10/00Integration of renewable energy sources in buildings
    • Y02B10/40Geothermal heat-pumps
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/10Geothermal energy

Abstract

【課題】好適に暖房温度を調整し、かつ熱効率を向上させる。
【解決手段】放熱端末2の加熱循環回路31に直列に配設された加熱熱交換器41、51と、地中熱源の第1ヒートポンプ回路の第1圧縮機43と、空気熱源の第2ヒートポンプ回路の第2圧縮機53とを有する複合熱源ヒートポンプ装置1であって、圧縮機43、53のうち一方を優先動力源HP1、他方を補助動力源HP2と判定し、優先動力源HP1と補助動力源HP2の両方を駆動する通常運転において、循環液温度が目標温度を超えている場合、補助動力源HP2の回転速度を下限回転速度N2を限度として下げる下限運転動作と、優先動力源HP1の回転速度を下限回転速度N1を限度として下げる下限運転動作とを実行し、補助動力源HP2が下限回転速度N2で駆動し、かつ優先動力源HP1が下限回転速度N1で駆動しているときに、循環液温度が目標温度を超えている場合、補助動力源HP2を停止する。
【選択図】図4

Description

本発明は、複合熱源ヒートポンプ装置に係り、特に、空気熱および地中熱を熱源とする複合熱源ヒートポンプ装置に関する。
近時、太陽の熱を受けて大地に蓄えられた「地中熱」は、年間を通して温度変化が少ないためこの地中熱エネルギーを有効活用できる地中熱ヒートポンプが注目されている。特に、地中熱ヒートポンプは、冬の寒さが厳しい寒冷地でも安定した暖房ができるという特質を有する。
従来、地中熱ヒートポンプと空気熱ヒートポンプを、放熱端末側の熱媒(循環液)が循環する循環回路に対して直列に連結したヒートポンプ装置が創案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載されたヒートポンプ装置は、暖房負荷が小さい場合には、外気温度に基づいて熱源として採熱効率の良い方のヒートポンプを選択して効率のよい暖房運転を行わせることができ、暖房負荷が大きい場合には、地中熱ヒートポンプおよび空気熱ヒートポンプの2つの圧縮機を両方とも駆動させて、循環液の温度が目標温度になるように加熱する暖房運転を行うものであった。
特開2014−35109号公報(明細書の段落0023、図1参照)
ところで、地中熱ヒートポンプおよび空気熱ヒートポンプの2つの圧縮機を両方とも駆動させて、循環液の温度が目標温度になるように加熱する暖房運転を行うものにおいて、循環液の温度が目標温度を超えた場合、例えば、一方の採熱効率のよい優先ヒートポンプの圧縮機はそのまま駆動させ、他方の補助ヒートポンプの圧縮機の回転速度を減速させていき最終的に停止させて、循環液の温度が目標温度まで下がるようにし、その後、循環液の温度が目標温度を下回った場合は、再び他方の補助ヒートポンプの圧縮機を起動(駆動)させ、循環液の温度が目標温度になるように制御させることが考えられるが、そうすると、補助ヒートポンプの圧縮機は停止と起動を繰り返すことになり、その間欠動作に伴い、被空調空間の室温も変動する恐れがあり暖房感を損なう可能性があり、さらに、補助ヒートポンプの圧縮機が停止と起動を繰り返すことによる熱効率(COP)の悪化という問題も有するものであった。
本発明は、このような背景に鑑みてなされたものであり、好適に暖房温度を調整し、かつ熱効率を向上させることができる2台駆動通常運転を実行する複合熱源ヒートポンプ装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、放熱端末に循環液を循環させる加熱循環回路と、この加熱循環回路に配設された凝縮器としての第1加熱熱交換器と、前記加熱循環回路に配設された凝縮器としての第2加熱熱交換器と、地中熱を熱源として回路内を循環する冷媒を圧縮する第1圧縮機を備え前記第1加熱熱交換器を介して前記循環液を加熱する第1ヒートポンプ回路と、空気熱を熱源として回路内を循環する冷媒を圧縮する第2圧縮機を備え前記第2加熱熱交換器を介して前記循環液を加熱する第2ヒートポンプ回路と、前記循環液温度を計測する端末温度センサと、外気温度を計測する外気温センサと、動作を制御する制御装置と、を有する複合熱源ヒートポンプ装置であって、前記第1加熱熱交換器は、前記加熱循環回路における第2加熱熱交換器の上流側に直列に配設され、前記制御装置は、前記外気温センサが計測した外気温度を基準として前記第1圧縮機および前記第2圧縮機のうち一方を優先動力源、他方を補助動力源と判定する優先回路判定ステップと、前記優先動力源と前記補助動力源の両方を駆動する2台駆動通常運転において、前記循環液温度が所定の目標温度を超えている場合、前記補助動力源の回転速度を所定の下限回転速度を限度として減速する下限運転動作を実行する補助動力源の下限運転動作ステップと、前記優先動力源の回転速度を所定の下限回転速度を限度として減速する下限運転動作を実行する優先動力源の下限運転動作ステップと、を実行し、前記補助動力源が前記所定の下限回転速度で駆動し、かつ、前記優先動力源が前記所定の下限回転速度で駆動しているときに、前記循環液温度が所定の目標温度を超えている場合には、前記補助動力源を停止すること、を特徴とする。
本発明に係る複合熱源ヒートポンプ装置は、地中熱熱源で加熱する前記第1加熱熱交換器を前記加熱循環回路における空気熱熱源で加熱する第2加熱熱交換器の上流側に直列に配設したことで、冬季の寒冷地等において外気温が低く暖房負荷が過大になるような環境では、第1加熱熱交換器が加熱した循環液をさらに第2加熱熱交換器で加熱することができるため、暖房出力を増大させて放熱端末を加熱する循環液を迅速に目標温度まで到達させることができる。
また、本発明に係る複合熱源ヒートポンプ装置は、前記外気温センサが計測した外気温度を基準として前記第1圧縮機および前記第2圧縮機のうち一方を優先動力源、他方を補助動力源と判定する優先回路判定ステップを備えたことで、前記外気温度が所定の基準温度よりも高い場合には、前記第2圧縮機を優先動力源とし前記第1圧縮機を補助動力源として駆動し、前記外気温度が所定の基準温度よりも低い場合には、前記第1圧縮機を優先動力源とし前記第2圧縮機を補助動力源として駆動することができる。
このため、本発明に係る複合熱源ヒートポンプ装置は、採熱効率の高い熱源を優先動力源とすることができるため、効率よく消費電力を抑制することができる。
本発明に係る複合熱源ヒートポンプ装置は、補助動力源と優先動力源が両方とも下限回転速度で駆動している状態で循環液の温度が目標温度を超えている場合に、初めて補助動力源を停止させるので、補助動力源をすぐに停止させずにできるだけ使用することで、補助動力源の停止と起動が頻繁に発生することがなく、補助動力源の停止と起動を繰り返してしまうことによる補助動力源の熱効率の悪化を防止しながら、総合的に熱効率を向上させることができ、さらに、補助動力源の停止と起動の繰り返しを防止したことにより、暖房温度の変動を少なくして好適に暖房温度を調整することができる。
このようにして、本発明に係る複合熱源ヒートポンプ装置は、通常運転時における暖房温度の変動を少なくして好適に暖房温度(室温)を調整しながら、かつ熱効率を向上させることができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の複合熱源ヒートポンプ装置であって、前記制御装置は、前記補助動力源の下限運転動作と前記優先動力源の下限運転動作を実行した場合、まず、前記優先動力源の回転速度を維持したままで、前記補助動力源の回転速度を前記所定の下限回転速度まで減速し、その後に、前記優先動力源の回転速度を前記所定の下限回転速度まで減速すること、を特徴とする。
本発明に係る複合熱源ヒートポンプ装置は、優先動力源の回転速度を維持したままで、補助動力源の回転速度を下限回転速度まで下げることで、優先動力源を優先的に使用しながら補助動力源を下限回転速度まで迅速に下げ、補助動力源の回転速度を下限回転速度とした後に、優先動力源の回転速度を所定の下限回転速度まで下げることで、補助動力源を停止させずに下限回転速度で駆動させて補助動力源の熱効率を効率的に確保して、総合的な熱効率を向上させることができる。
本発明に係る複合熱源ヒートポンプ装置は、通常運転時における暖房温度の変動を少なくして好適に暖房温度(室温)を調整しながら、かつ熱効率を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る複合熱源ヒートポンプ装置の主要なユニットを示す外観構成図である。 本発明の実施形態に係る複合熱源ヒートポンプ装置の全体構成を示す構成図である。 本発明の実施形態に係る立ち上げ運転制御における低負荷時の基本動作を示すグラフであり、(a)は2台の圧縮機の回転速度の推移を示し、(b)は循環液の温度の推移を示す。 本発明の実施形態に係る立ち上げ運転制御における高負荷時の基本動作を示すグラフであり、(a)は2台の圧縮機の回転速度の推移を示し、(b)は循環液の温度の推移を示す。 本発明の実施形態に係る立ち上げ運転制御における動作を示す流れ図である。 本発明の実施形態に係る2台駆動通常運転制御における目標温度を超えている場合の動作を示す流れ図である。 図6から続く2台駆動通常運転制御における目標温度を超えていない場合の動作を示す流れ図である。 本発明の実施形態に係る2台駆動通常運転制御から1台駆動通常運転制御に移行した場合における1台駆動通常運転制御の動作を示す流れ図である。
本発明の実施形態に係る複合熱源ヒートポンプ装置1の構成について適宜図1と図2を参照しながら詳細に説明する。
複合熱源ヒートポンプ装置1は、図1に示すように、放熱端末2に熱媒としての循環液L(例えば、温水)を循環させる加熱熱交換部3と、地中熱を熱源とする地中熱ヒートポンプ装置4と、空気熱を熱源とする空気熱ヒートポンプ装置5と、動作を制御する制御装置6(61,62)と、制御装置6に信号を送るリモコン60と、を備えている。
複合熱源ヒートポンプ装置1は、図2に示すように、第1ヒートポンプ回路である地中熱ヒートポンプ装置4と、第2ヒートポンプ回路である空気熱ヒートポンプ装置5とを直列に連結したハイブリッド型のヒートポンプ装置であり、暖房装置および冷房装置として機能させることができるが、以下の実施形態においては主として暖房装置として使用している場合の構成要素および動作について説明する。
放熱端末2(21,22)は、図2に示すように、被空調空間を加熱する床暖房パネルやパネルコンベクタであり、複数を配設することができるが、数量や仕様が特に限定されるものではないため、詳細な説明は省略する。
加熱熱交換部3は、放熱端末2に循環液Lを循環させる加熱循環回路31と、加熱循環回路31に配設され循環液Lを圧送する加熱循環ポンプ32と、放熱端末2に供給する循環液Lの供給をそれぞれ制御する熱動弁33(33a,33b)と、放熱端末2から流出して戻ってくる循環液Lの温度を計測する端末温度センサ34と、流路の圧力を調整するシスターン35と、を備えている。
加熱循環回路31は、地中熱ヒートポンプ装置4の凝縮器としての第1加熱熱交換器41と、空気熱ヒートポンプ装置5の凝縮器としての第2加熱熱交換器51と、を備えている。
第1加熱熱交換器41は、加熱循環回路31における第2加熱熱交換器51の上流側に直列に配設されている。
かかる構成により、冬季の寒冷地等において外気温が低く暖房負荷が過大になるような環境では、第1加熱熱交換器41が加熱した循環液Lをさらに第2加熱熱交換器51で加熱することができるため、放熱端末2を加熱する循環液Lを迅速に目標温度まで到達させることができる。
端末温度センサ34は、加熱循環回路31における第1加熱熱交換器41の上流側に配設され、放熱端末2から流出した循環液Lの温度を検出して快適な暖房が得られるように制御装置6で制御する。
地中熱ヒートポンプ装置4は、第1加熱熱交換器41に高温の冷媒C1(例えば、R410AやR32等のHFC冷媒や、二酸化炭素冷媒)を供給する冷媒循環路42と、第1加熱熱交換器41に冷媒C1を圧縮して送出する第1圧縮機43と、第1圧縮機43で圧縮された冷媒C1の温度を検出する温度センサ42aと、第1加熱熱交換器41から流出された冷媒C1を減圧する第1膨張弁44と、第1膨張弁44によって減圧された低温の冷媒C1の温度を検出する温度センサ42bと、第1膨張弁44によって減圧された低温の冷媒C1を加熱する地中熱源熱交換器45と、地中熱源熱交換器45に熱媒H1(例えば、不凍液)を供給する熱媒循環路46と、熱媒循環路46の熱媒H1を圧送する地中熱循環ポンプ47と、熱媒循環路46に配設された地中熱交換器48と、熱媒循環路46の圧力を調整するシスターン49と、を備えている。
かかる構成により、地中熱ヒートポンプ装置4は、地中熱源熱交換器45では、熱媒循環路46を循環する熱媒H1と冷媒循環路42を循環する冷媒C1とが対向して流れて熱交換が行われるため、地中熱交換器48が採熱した地中熱を冷媒C1に伝達する。そして、この冷媒C1を第1圧縮機43により圧縮して第1加熱熱交換器41に供給する。
第1加熱熱交換器41では、第1圧縮機43により圧縮された高温の冷媒C1と加熱循環回路31を通って放熱端末2から戻ってきた低温の循環液Lとが対向して流れて熱交換が行われ、循環液Lを加熱するようになっている。
空気熱ヒートポンプ装置5は、第2加熱熱交換器51に高温の冷媒C2(例えば、R410AやR32等のHFC冷媒や、二酸化炭素冷媒)を供給する冷媒循環路52と、第2加熱熱交換器51に冷媒C2を圧縮して送出する第2圧縮機53と、第2圧縮機53で圧縮された冷媒C2の温度を検出する温度センサ52aと、第2加熱熱交換器51から流出された冷媒C2を減圧する第2膨張弁54と、第2膨張弁54によって減圧された低温の冷媒C2の温度を検出する温度センサ52bと、第2膨張弁54によって減圧された低温の冷媒C2を加熱する空気熱源熱交換器55と、外気温を検出する外気温センサ57と、冷媒循環路52における冷媒C2の流れ方向を変えて暖房と冷房を切り替える4方弁58と、を備えている。
空気熱源熱交換器55は、送風ファン56から送風される空気と冷媒C2との熱交換を行って冷媒C2を加熱する。
かかる構成により、空気熱ヒートポンプ装置5は、第2加熱熱交換器51では、第2圧縮機53により圧縮された高温の冷媒C2と加熱循環回路31の上流側に配設された第1加熱熱交換器41から流出してくる循環液Lとが対向して流れて熱交換が行われ、第1加熱熱交換器41で加熱された循環液Lをさらに加熱できるようになっている。
制御装置6は、加熱熱交換部3および地中熱ヒートポンプ装置4の動作を制御する地中熱ヒートポンプ制御装置61と、空気熱ヒートポンプ装置5の動作を制御する空気熱ヒートポンプ制御装置62と、を備えている。制御装置6は、外気温センサ57や温度センサ42a,42b等の各温度センサ、およびリモコン60からの信号を受けて、複合熱源ヒートポンプ装置1の動作を制御できるようになっている。
制御装置6は、地中熱ヒートポンプ装置4または空気熱ヒートポンプ装置5のどちらか一方を作動させると共に加熱循環ポンプ32を駆動させる、あるいは地中熱ヒートポンプ装置4および空気熱ヒートポンプ装置5の双方を作動させると共に加熱循環ポンプ32を駆動させて、加熱循環回路31を循環する循環液Lを加熱する暖房運転において、その立ち上げ時には、循環液Lの温度がリモコン60等により設定された目標温度に到達するまでは、立ち上げ運転制御(図3と図4参照)を実行し、目標温度に到達した後に優先動力源の圧縮機HP1のみを駆動する1台駆動通常運転制御(図8参照)または優先動力源の圧縮機HP1と補助動力源の圧縮機HP2の両方を駆動する2台駆動通常運転制御(図6と図7参照)に移行する。
なお、以下、説明の便宜上、第1圧縮機43および第2圧縮機53のうち、優先動力源の圧縮機を圧縮機HP1といい、補助動力源の圧縮機を圧縮機HP2という。
本発明の実施形態に係る2台駆動通常運転制御(図6と図7参照)は、立ち上げ運転制御に連続して実行されるため立ち上げ運転制御(図5参照)を説明した後に、2台駆動通常運転制御(図6と図7参照)について説明する。
<立ち上げ運転制御>
立ち上げ運転制御は、第1圧縮機43および第2圧縮機53のうち一方を優先動力源の圧縮機HP1、他方を補助動力源の圧縮機HP2と判定する優先回路判定ステップと、最大回転速度よりも回転速度を低く設定して優先動力源の圧縮機HP1のみを駆動する優先回路駆動ステップと、所定の目標時間の経過時に循環液Lの温度が所定の目標温度に到達していない場合には、最大回転速度よりも回転速度を低く設定してさらに補助動力源の圧縮機HP2を駆動する補助回路駆動ステップと、所定の判定時間の経過時に循環液Lの温度が目標温度に到達していない場合には、優先回路駆動ステップにおける回転速度よりも高く設定して優先動力源の圧縮機HP1を駆動する優先回路増速ステップと、所定の判定時間の経過時に循環液Lの温度が前記目標温度に到達していない場合には、補助回路駆動ステップにおける回転速度よりも高く設定して補助動力源の圧縮機HP2を駆動する補助回路増速ステップと、を含んでいる。
〈優先回路判定ステップ〉
優先回路判定ステップでは、外気温度に応じて、地中熱ヒートポンプ装置4および空気熱ヒートポンプ装置5のうちどちらの熱効率(COP)が高いかを判定する。
具体的には、優先回路判定ステップは、外気温センサ57で検出した外気温度が所定の基準温度(例えば、5度)よりも高い場合には、空気熱ヒートポンプ装置5の方が地中熱ヒートポンプ装置4よりも採熱効率が高いため、第2圧縮機53を優先動力源と判定し、第1圧縮機43を補助動力源と判定する。
一方、外気温度が所定の基準温度(例えば、5度)よりも低い場合には、地中熱ヒートポンプ装置4の方が空気熱ヒートポンプ装置5よりも採熱効率が高いため、第1圧縮機43を優先動力源と判定し、第2圧縮機53を補助動力源と判定する。
〈優先回路駆動ステップ〉
優先回路駆動ステップでは、暖房運転の立ち上げ時において、最大回転速度(例えば、90rps)よりも回転速度を低く設定して、優先動力源の圧縮機HP1のみを駆動し(例えば、70rps)、補助動力源の圧縮機HP2は駆動しない。
なお、最大回転速度は、ヒートポンプ装置の仕様や圧縮機の性能を考慮して適宜設定し、圧縮機の最大回転速度でもよいし最大回転速度から低く設定してもよい。
〈補助回路駆動ステップ〉
補助回路駆動ステップでは、暖房運転の立ち上げ時において、所定の目標時間(例えば、3分間)の経過時に循環液Lの温度が所定の目標温度(例えば、使用者が設定した温度)に到達していない場合には、補助動力源の圧縮機HP2の熱効率の向上を図るため、最大回転速度(例えば、90rps)よりも回転速度を低く設定して、補助動力源の圧縮機HP2を駆動する(例えば、50rps)。
また、熱効率が高い優先動力源の圧縮機HP1を優先して駆動させるために、補助動力源の圧縮機HP2は、優先動力源の圧縮機HP1よりも回転速度を低く設定したが、これに限定されるものではなく、補助動力源の圧縮機HP2の熱効率の向上を考慮して、優先動力源の圧縮機HP1と同じ回転速度に設定してもよい。
なお、本実施形態においては、所定の目標時間(例えば、3分間)の経過時に循環液Lの温度が目標温度に到達したかどうかを判定したが、これに限定されるものではなく、所定の時間範囲内における循環液Lの温度の温度上昇率が所定の閾値に満たない場合には補助動力源の圧縮機HP2を駆動してもよい。
具体的には、例えば、所定の立ち上げ時間経過後(1分経過後)において、所定の経過時間ごと(30秒ごと)に、1分間ごとの循環液Lの温度の温度上昇率を求め、温度上昇率が30秒間に1.0度に満たない場合には、補助動力源の圧縮機HP2を例えば、50rpsで駆動してもよい。
〈優先回路増速ステップ〉
補助回路駆動ステップを実行した後、所定の判定時間(例えば、30秒間)の経過時に循環液Lの温度が目標温度に到達していない場合には、優先回路駆動ステップにおける回転速度(70rps)よりも高く設定して優先動力源の圧縮機HP1を例えば最大回転速度の90rpsで駆動する。
なお、本実施形態においては、所定の判定時間(例えば、30秒間)の経過時に循環液Lの温度が所定の目標温度に到達したかどうかを判定したが、これに限定されるものではなく、所定の時間範囲内における循環液Lの温度の温度上昇率が所定の閾値に満たない場合には優先動力源の圧縮機HP1を最大回転速度の例えば、90rpsで駆動してもよい。
具体的には、例えば、所定の経過時間ごと(例えば、20秒ごと)に、20秒ごとの循環液Lの温度の温度上昇率を求め、温度上昇率が20秒間に0.8度に満たない場合には、優先動力源の圧縮機HP1を最大回転速度の90rpsで駆動してもよい。
〈補助回路増速ステップ〉
優先回路増速ステップを実行した後、所定の判定時間(例えば、30秒間)の経過時に循環液Lの温度が目標温度に到達していない場合には、補助回路駆動ステップにおける回転速度(50rps)よりも高く設定して補助動力源の圧縮機HP2を駆動する(例えば、最大回転速度の90rps)。
補助回路増速ステップは、前記した優先回路増速ステップと同様であるので、詳細な説明は省略する。
続いて、立ち上げ運転制御における基本動作について、図3と図4を参照しながら説明する。図3は、放熱端末2における暖房負荷が低い場合の基本動作を説明するためのグラフであり、(a)は2台の圧縮機HP1、HP2の回転速度の推移を示し、(b)は循環液Lの温度の推移を示す。図4は、放熱端末2における暖房負荷が高い場合の基本動作を説明するためのグラフであり、(a)は2台の圧縮機HP1、HP2の回転速度の推移を示し、(b)は循環液Lの温度の推移を示す。
なお、暖房負荷は、暖房する対象である被空調空間(不図示)を暖房するために必要な負荷(熱量)であり、放熱端末2の仕様、圧縮機の回転速度、外気温、設定された目標温度等によって定まる。
[主として低負荷時の基本動作A]
図3に示すように、複合熱源ヒートポンプ装置1は、運転開始後の暖房運転の立ち上げ時において(t=0)、優先回路判定ステップと優先回路駆動ステップを実行し、最大回転速度(例えば、90rps)よりも回転速度を低く設定して、優先動力源の圧縮機HP1のみを例えば70rpsで駆動(起動)する(t1)。
このとき、放熱端末2(図2参照)における暖房負荷が低い場合には、所定の目標時間(例えば、3分間)が経過する前に循環液Lの温度が所定の目標温度に到達するため(t2)、制御装置6は、時刻t2において、端末温度センサ34(図2参照)により循環液Lの温度が目標温度に到達したことを判定して、優先動力源の圧縮機HP1による温度制御に移行して管理する(t2〜)。なお、図3(a)では、補助動力源の圧縮機HP2の回転速度の推移が描かれていないが、これは、優先動力源の圧縮機HP1の駆動のみで循環液Lの温度が目標温度に到達し、補助動力源の圧縮機HP2が駆動しなかったためである。
[主として高負荷時の基本動作B]
基本動作Bは、図4に示すように、複合熱源ヒートポンプ装置1は、運転開始後の暖房運転の立ち上げ時において(t=0)、優先回路判定ステップと優先回路駆動ステップを実行し、最大回転速度(例えば、90rps)よりも回転速度を低く設定して、優先動力源の圧縮機HP1のみを例えば70rpsで駆動(起動)する(t1)。
このとき、放熱端末2(図2参照)における暖房負荷が高い場合には、所定の目標時間(例えば、3分間)の経過時(t2)に循環液Lの温度が所定の目標温度に到達しないため、制御装置6は、時刻t2において、最大回転速度(例えば、90rps)よりも回転速度を低く設定して補助動力源の圧縮機HP2を例えば50rpsで駆動(起動)する(t2〜t3)。
補助回路駆動ステップによって補助動力源の圧縮機HP2を50rpsで駆動しても(t3〜t4)、所定の判定時間(例えば、30秒間)の経過時(t4)に循環液Lの温度が目標温度に到達していない場合には、優先回路駆動ステップにおける回転速度(70rps)よりも高く設定して、優先動力源の圧縮機HP1を例えば最大回転速度の90rpsで駆動する(t4〜t5)。
優先回路増速ステップによって優先動力源の圧縮機HP1を90rpsで駆動しても(t5〜t6)、所定の判定時間(例えば、30秒間)の経過時(t6)に循環液Lの温度が目標温度に到達していない場合には、補助回路駆動ステップにおける回転速度(50rps)よりも高く設定して補助動力源の圧縮機HP2を例えば最大回転速度の90rpsで駆動する(t6〜t7)。
優先回路増速ステップと補助回路増速ステップによって優先動力源の圧縮機HP1と補助動力源の圧縮機HP2を両方とも90rpsで駆動した後(t7)、制御装置6は、時刻t8において、循環液Lの温度が所定の目標温度に到達したことを判定し(図4(b)参照)、その後は2台駆動通常運転制御6A(図6参照)に移行して管理する(t8〜)。
なお、本実施形態においては、補助動力源の圧縮機HP2を最大回転速度(優先動力源の圧縮機HP1と同じ90rps)まで増大したが、これに限定されるものではなく、優先動力源の圧縮機HP1よりも低い回転速度としてもよい。
続いて、本発明の実施形態に係る複合熱源ヒートポンプ装置1の暖房運転における立ち上げ運転から通常運転に移行する動作について主として図5から図8を参照しながら説明する。
複合熱源ヒートポンプ装置1は、図5に示すように、制御装置6(図2参照)によって、暖房運転開始後、優先回路判定ステップを実行し、外気温センサ57が検出した外気温度と予め設定した所定の基準温度(例えば、5度)とを対比して、優先動力源の圧縮機HP1と補助動力源の圧縮機HP2を決定する(S1)。
そして、制御装置6は、優先回路駆動ステップを実行し、優先動力源の圧縮機HP1を70rpsで駆動する(S2)。
その後、制御装置6は、端末温度センサ34が検出した放熱端末2から戻ってくる循環液Lの温度と設定された目標温度とを対比して、循環液Lの温度が目標温度に到達したかどうかを判定する(S3)。
このステップS3において、制御装置6は、所定の目標時間(例えば、3分間)が経過する前に循環液Lの温度が目標温度に到達した場合には(S3のYes)、基本動作Aを実行し(図3の時刻t2〜)、後記する図8のDに飛ぶ。
ステップS3において、制御装置6は、所定の目標時間(例えば、3分間)の経過時に循環液Lの温度が目標温度に到達していない場合には(S3のNo、S4)、基本動作Bを実行し最大回転速度(例えば、90rps)よりも回転速度を低く設定して補助動力源の圧縮機HP2を例えば50rpsで駆動(起動)する(S5、図4のt2〜t3)。
補助動力源の圧縮機HP2を50rpsで起動した後(S5)、所定の判定時間(例えば、30秒間)が経過する前に循環液Lの温度が目標温度に到達した場合には(S6のYes)、2台駆動通常運転制御(図6の6A参照)のステップS101(図6参照)に飛ぶ。
ステップS6において、制御装置6は、30秒経過時に循環液Lの温度が目標温度に到達していない場合には(S6のNo、S7)、優先動力源の圧縮機HP1を最大回転速度(例えば、90rps)で駆動する(S8、図4のt4〜t5)。
なお、本実施形態においては、優先動力源の圧縮機HP1を70rpsで起動し(S2)、最大回転速度(例えば、90rps)に増速したが(S8)、これに限定されるものではなく優先動力源の圧縮機HP1を起動してから(S2)、ステップS8において最大回転速度までΔR1rpsずつ段階的に増速してもよい。
優先動力源の圧縮機HP1を90rpsで駆動した後(S8)、所定の判定時間(例えば、30秒間)が経過する前に循環液Lの温度が目標温度に到達した場合には(S9のYes)、2台駆動通常運転制御(図6の6A参照)に移行する。
ステップS9において、制御装置6は、30秒経過時に循環液Lの温度が目標温度に到達していない場合には(S9のNo、S10)、補助動力源の圧縮機HP2を最大回転速度(例えば、90rps)で駆動する(S11、図4のt6〜t7)。
なお、本実施形態においては、補助動力源の圧縮機HP2を50rpsで起動し(S5)、最大回転速度(例えば、90rps)に増速したが(S11)、これに限定されるものではなく補助動力源の圧縮機HP2を起動してから(S5)、ステップS11において最大回転速度までΔR2rpsずつ段階的に増速してもよい。
補助動力源の圧縮機HP2を90rpsで駆動した後(S11)、循環液Lの温度が目標温度に到達した場合には(S12のYes)、2台駆動通常運転制御(図6の6A参照)のステップS101(図6参照)に飛ぶ。なお、循環液Lの温度が目標温度に到達していない場合には(S12のNo)、そのまま補助動力源の圧縮機HP2を最大回転速度(例えば、90rps)で駆動する(S12)。
<通常運転制御>
通常運転制御は、立ち上げ運転制御によって循環液Lの温度が目標温度に到達した場合の制御であり、優先動力源の圧縮機HP1と補助動力源の圧縮機HP2とを両方とも駆動する2台駆動通常運転制御(図6、図7参照)、および2台駆動通常運転制御から移行して優先動力源の圧縮機HP1のみを1台で駆動する1台駆動通常運転制御(図8参照)で構成される。
〈2台駆動通常運転制御〉
本発明の実施形態に係る2台駆動通常運転制御では、循環液Lの温度が所定の目標温度を超えている場合において、補助動力源の圧縮機HP2の回転速度を所定の下限回転速度N2(図4(a)参照)を限度として減速する下限運転動作を実行する補助動力源の下限運転動作ステップと、優先動力源の回転速度を所定の下限回転速N1(図4(a)参照)を限度として減速する下限運転動作を実行する優先動力源の下限運転動作ステップと、を実行し、補助動力源が所定の下限回転速度N2で駆動し、かつ、優先動力源が所定の下限回転速度N1で駆動しているときに、循環液Lの温度が所定の目標温度を超えている場合には、補助動力源を停止する。
具体的には、2台駆動通常運転制御(図6の6A参照)では、図4(t8〜)、および図6と図7に示すように、制御装置6(図2参照)は、端末温度センサ34が検出した放熱端末2から戻ってくる循環液Lの温度と設定された目標温度とを対比して、循環液Lの温度が目標温度を超えているかどうかを判定する(図6のS101)。
(目標温度を超えている場合)
このステップS101において、所定の判定時間(例えば、30秒間)が経過後、循環液Lの温度が目標温度を超えている場合には(S101のYes)、補助動力源の圧縮機HP2の回転速度を所定の下限回転速度N2rpsを限度として減速する補助動力源の下限運転動作と、優先動力源の圧縮機HP1の回転速度を所定の下限回転速度N1rpsを限度として減速する下限運転動作を実行する優先動力源の下限運転動作とを実行し、まずは、図6に示すように、補助動力源の圧縮機HP2の回転速度が所定の下限回転速度N2rpsになったかどうかを判定する(S102、図4(a)参照)。
ここで、所定の下限回転速度N2rpsは、補助動力源の圧縮機HP2の低速回転域における所定の熱効率を確保するための目安として設定される。
具体的には、所定の下限回転速度N2rpsは、補助動力源の圧縮機HP2をΔR4rps(図4(a)参照)ずつ段階的に減速した場合において下回ることがない下限の回転速度であり、下限回転速度N2rpsよりも低下させた場合、熱効率が過度に低下するのでそれ以上は減速せずに停止する判断の基準となる回転速度である。
〈補助動力源の下限運転動作〉
ステップS102において、補助動力源の圧縮機HP2の回転速度が下限回転速度N2rpsになっていない場合には(S102のNo)、補助動力源の圧縮機HP2の回転速度をΔR4rpsだけ一段階下げて(S103、図4(a)参照)、ステップS101に戻り循環液Lの温度が目標温度を超えているかどうかを判定する。
このようにして、ステップS101において、循環液Lの温度が目標温度を超えているかどうかを判定しながら、目標温度を超えている場合には(S101のYes)、優先動力源の圧縮機HP1の回転速度を維持したままで、補助動力源の圧縮機HP2の回転速度が下限の回転速度N2rpsになるまで段階的に下げていく。(S102のNo〜S103)。
一方、ステップS101において、循環液Lの温度が目標温度を超えていない場合には(S101のNo)、後記する図7のA(目標温度を超えていない場合の制御)に飛ぶ。
〈優先動力源の下限運転動作〉
ステップS102において、補助動力源の圧縮機HP2の回転速度が下限回転速度N2rpsになった場合には(S102のYes)、優先動力源の圧縮機HP1の回転速度が下限回転速度N1rps(図4(a)参照)になったかどうかを判定し(S104)、下限回転速度N1rpsになったときには(S104のYes)、補助動力源の圧縮機HP2を停止して(S106)、1台駆動通常制御8A(図8参照)に飛ぶ。
ここで、所定の下限回転速度N1rpsは、優先動力源の圧縮機HP1の低速回転域における所定の熱効率を確保するための目安として設定される。
具体的には、所定の下限回転速度N1rpsは、優先動力源の圧縮機HP1をΔR3rps(図4(a)参照)ずつ段階的に減速した場合において下回ることがない下限の回転速度であり、下限回転速度N1rpsよりも低下させた場合、熱効率が過度に低下するのでそれ以上は減速せずに停止する判断の基準となる回転速度である。
なお、図4(a)では、優先動力源の圧縮機HP1の下限回転速度N1rpsは補助動力源の圧縮機HP2の下限回転速度N2rpsよりも高い回転速度とされているが、これに限定されるものではなく、優先動力源の圧縮機HP1の下限回転速度N1rpsを補助動力源の圧縮機HP2の下限回転速度N2rpsと同じ回転速度としてもよい。
一方、ステップS104において、優先動力源の圧縮機HP1の回転速度が下限回転速度N1rpsになっていないときには(S104のNo)、優先動力源の圧縮機HP1の回転速度をΔR3rpsだけさらに一段階下げて(S105)、ステップS101に戻り循環液Lの温度が目標温度を超えているかどうかを判定する。
循環液Lの温度が目標温度を超えている場合には(S101のYes)、補助動力源の圧縮機HP2の回転速度が下限回転速度N2rpsであれば(S102のYes)、優先動力源の圧縮機HP1の回転速度が下限回転速度N1rpsになるまで、優先動力源の圧縮機HP1の回転速度をΔR3rpsずつ段階的に減速する。
このようにして、目標温度を超えているかどうかを判定しながら、目標温度を超えている場合には優先動力源の圧縮機HP1の回転速度が下限回転速度N1rpsになるまで段階的に下げる。
一方、ステップS101において、循環液Lの温度が目標温度を超えていない場合には(S101のNo)、図7のステップS117(目標温度を超えていない場合の動作)に飛ぶ。
(目標温度を超えていない場合)
ステップS101(図6参照)において、循環液Lの温度が目標温度を超えていない場合には(S101のNo)、図7に示すように、優先動力源の圧縮機HP1が70rps以上で駆動しているかどうかを判定して(S117)、優先動力源の圧縮機HP1が70rps以上で駆動していないときは(S117のNo)、優先動力源の圧縮機HP1の回転速度をΔR3rpsだけ上げて(ステップS118)、ステップS101(図6参照)に戻って循環液Lの温度が目標温度を超えているかどうかを判定する。
つまり、ステップS117において、優先動力源の圧縮機HP1が70rps以上で駆動していないときは(S117のNo)、優先動力源の圧縮機HP1が70rps以上になるように循環液Lの温度が目標温度を超えているかどうかを判定しながらΔR3rpsずつ段階的に回転速度を上げる。
ステップS117において、優先動力源の圧縮機HP1が70rps以上で駆動しているときは(S117のYes)、補助動力源の圧縮機HP2の回転速度をΔR4rpsだけ一段階上げて(S119)、補助動力源の圧縮機HP2の回転速度が50rpsになったかどうかを判定する(S120)。
ステップS120において、補助動力源の圧縮機HP2が50rpsで駆動していないときは(S120のNo)、ステップS101(図6参照)に戻って循環液Lの温度が目標温度を超えているかどうかを判定する。
ステップS120において、補助動力源の圧縮機HP2が50rpsで駆動しているときは(S120のYes)、循環液Lの温度が目標温度を超えているかどうかを判定して(S121)、目標温度を超えていないときは(S121のNo)、優先動力源の圧縮機HP1の回転速度を例えばΔR3rpsだけ一段階上げて(S122)、優先動力源の圧縮機HP1の回転速度が90rpsで駆動しているかどうかを判定する(S123)。優先動力源の圧縮機HP1の回転速度が90rpsで駆動していない場合には、ステップ121に戻る。
このようにして、ステップ121において、循環液Lの温度が目標温度を超えていない場合には(S121のNo)、優先動力源の圧縮機HP1の回転速度を例えばΔR3rpsずつ段階的に90rpsになるまで増速する。
一方、ステップ121において、循環液Lの温度が目標温度を超えている場合には(S121のYes)、ステップS102(図6参照)に戻る。
ステップS123において、優先動力源の圧縮機HP1の回転速度が90rpsで駆動しているときは(S123のYes)、循環液Lの温度が目標温度を超えているかどうかを判定する(S124)。
ステップS124において、循環液Lの温度が目標温度を超えているときは(S124のYes)、ステップS102(図6参照)に戻る。
ステップS124において、循環液Lの温度が目標温度を超えていないときは(S124のNo)、補助動力源の圧縮機HP2の回転速度を例えばΔR4rpsだけ一段階上げて(S125)、目標温度に到達するまでこのステップを繰り返し(S124〜S125)、補助動力源の圧縮機HP2の回転速度が最大回転速度(例えば、90rps)に達しても、目標温度に到達しない場合は、そのまま補助動力源の圧縮機HP2を最大回転速度で駆動する。
なお、優先動力源の圧縮機HP1の回転速度の減速値としてのΔR3rpsは、任意の値が設定されるものであり、図4(a)に示されているような、最大回転速度から2段階減速すると下限回転速度N1rpsになるような値だけに限定されるものではない。また、図6〜図8のフローチャートに示した増速値としてのΔR3rpsについても同様に任意の値が設定されるものである。また、優先動力源の圧縮機HP1の回転速度の減速値としてのΔR3rpsと増速値としてのΔR3rpsとを同じ回転速度幅にしなくともよい。
さらに、補助動力源の圧縮機HP2の回転速度の減速値としてのΔR4rpsにおいても任意の値が設定されるものであり、図4(a)に示されているような、最大回転速度から3段階減速すると下限回転速度N2rpsになるような値だけに限定されるものではない。また、図6〜図8のフローチャートに示した増速値としてのΔR4rpsについても同様に任意の値が設定されるものである。また、補助動力源の圧縮機HP2の回転速度の減速値としてのΔR4rpsと増速値としてのΔR4rpsとを同じ回転速度幅にしなくともよい。
〈1台駆動通常運転制御〉
図6に示す2台駆動通常運転制御のステップS104において、優先動力源の圧縮機HP1の回転速度が下限の回転速度N1rpsになって(S104のYes)、補助動力源の圧縮機HP2を停止したときには(S106)、1台駆動通常制御8A(図8参照)に移行する。
図8に示すように、1台駆動通常運転制御8Aでは、循環液Lの温度が目標温度を超えているかどうかを判定し(S107)、循環液Lの温度が目標温度を超えている場合には(S107のYes)、優先動力源の圧縮機HP1を停止する(S108)。
優先動力源の圧縮機HP1を停止してから(S108)、所定の判定時間(例えば、30秒間)が経過後、循環液Lの温度が目標温度を超えているかどうかを判定して目標温度を超えていない場合には(S109のNo)、優先動力源の圧縮機HP1を回転速度70rpsで駆動(起動)して(S110)、所定の判定時間(例えば、30秒間)が経過後、目標温度を超えたかどうかを判定する(S111)。
そして、目標温度を超えている場合には(S111のYes)、優先動力源の圧縮機HP1をさらに段階的にΔR3rps(図4参照)ずつ下げて(S112)、優先動力源の圧縮機HP1の回転速度がN1rpsになるまで下げる(S113のNo)。
一方、ステップS107において、循環液Lの温度が目標温度を超えていない場合には(S107のNo)、優先動力源の圧縮機HP1の回転速度が70rpsであるかどうかを判定して(S114)、優先動力源の圧縮機HP1の回転速度が70rpsであれば(S114のYes)、補助動力源の圧縮機HP2を回転速度50rpsで駆動(起動)して(S116)、2台駆動通常制御6AのステップS101(図6参照)へ飛ぶ。
ステップS114において、優先動力源の圧縮機HP1の回転速度が70rpsでなければ(S114のNo)、優先動力源の圧縮機HP1をさらに段階的に例えばΔR3rpsずつ上げて(S115)、目標温度を超えていない場合には(S111のNo)、優先動力源の圧縮機HP1の回転速度が70rpsになるまで上げる(S114〜S115)。
ステップS109において、循環液Lの温度が目標温度を超えている場合には(S109のYes)、優先動力源の圧縮機HP1を停止したままで待機し(S108)、目標温度から下がると(S109のNo)、優先動力源の圧縮機HP1を回転速度70rpsで駆動(起動)する(S110)。
ステップS111における循環液Lの温度が目標温度を超えていない場合(S111のNo)の動作は、ステップS107における循環液Lの温度が目標温度を超えていない場合(S107のNo)の動作と同様であるので、説明を省略する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、前記した実施形態に限定されず、適宜変形して実施することが可能である。例えば、前記した実施形態に係る立ち上げ制御においては、第1の圧縮機43と第2圧縮機53の最大回転速度が同じ(例えば、90rps)になるように仕様を設定したが、使用される地域や天候、圧縮機の仕様等の使用条件に応じて、第1の圧縮機43と第2圧縮機53の最大回転速度を異なる仕様としてもよい。このような場合には、優先動力源の圧縮機HP1よりも補助動力源の圧縮機HP2の回転速度の方が高くなってもよいし低くなってもよい。要するに、第1の圧縮機43と第2圧縮機53の熱効率を考慮して、適宜回転速度を設定する。
1 複合熱源ヒートポンプ装置
2 放熱端末
3 加熱熱交換部
4 地中熱ヒートポンプ装置
5 空気熱ヒートポンプ装置
6 制御装置
31 加熱循環回路
32 加熱循環ポンプ
34 端末温度センサ
41 第1加熱熱交換器
42a,42b 温度センサ
43 第1圧縮機
44 第1膨張弁
45 地中熱源熱交換器
46 熱媒循環路
47 地中熱循環ポンプ
48 地中熱交換器
51 第2加熱熱交換器
52a,52b 温度センサ
53 第2圧縮機
54 第2膨張弁
55 空気熱源熱交換器
57 外気温センサ
61 地中熱ヒートポンプ制御装置
62 空気熱ヒ−トポンプ制御装置
C1,C2 冷媒
H1 熱媒
HP1 優先動力源の圧縮機
HP2 補助動力源の圧縮機
L 循環液

Claims (2)

  1. 放熱端末に循環液を循環させる加熱循環回路と、
    この加熱循環回路に配設された凝縮器としての第1加熱熱交換器と、
    前記加熱循環回路に配設された凝縮器としての第2加熱熱交換器と、
    地中熱を熱源として回路内を循環する冷媒を圧縮する第1圧縮機を備え前記第1加熱熱交換器を介して前記循環液を加熱する第1ヒートポンプ回路と、
    空気熱を熱源として回路内を循環する冷媒を圧縮する第2圧縮機を備え前記第2加熱熱交換器を介して前記循環液を加熱する第2ヒートポンプ回路と、
    前記循環液温度を計測する端末温度センサと、
    外気温度を計測する外気温センサと、
    動作を制御する制御装置と、を有する複合熱源ヒートポンプ装置であって、
    前記第1加熱熱交換器は、前記加熱循環回路における第2加熱熱交換器の上流側に直列に配設され、
    前記制御装置は、前記外気温センサが計測した外気温度を基準として前記第1圧縮機および前記第2圧縮機のうち一方を優先動力源、他方を補助動力源と判定する優先回路判定ステップと、
    前記優先動力源と前記補助動力源の両方を駆動する2台駆動通常運転において、前記循環液温度が所定の目標温度を超えている場合、
    前記補助動力源の回転速度を所定の下限回転速度を限度として減速する下限運転動作を実行する補助動力源の下限運転動作ステップと、
    前記優先動力源の回転速度を所定の下限回転速度を限度として減速する下限運転動作を実行する優先動力源の下限運転動作ステップと、を実行し、
    前記補助動力源が前記所定の下限回転速度で駆動し、かつ、前記優先動力源が前記所定の下限回転速度で駆動しているときに、前記循環液温度が所定の目標温度を超えている場合には、前記補助動力源を停止すること、
    を特徴とする複合熱源ヒートポンプ装置。
  2. 前記制御装置は、前記補助動力源の下限運転動作と前記優先動力源の下限運転動作を実行した場合、
    まず、前記優先動力源の回転速度を維持したままで、前記補助動力源の回転速度を前記所定の下限回転速度まで減速し、
    その後に、前記優先動力源の回転速度を前記所定の下限回転速度まで減速すること、
    を特徴とする請求項1に記載の複合熱源ヒートポンプ装置。
JP2014146629A 2014-07-17 2014-07-17 複合熱源ヒートポンプ装置 Active JP6351414B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014146629A JP6351414B2 (ja) 2014-07-17 2014-07-17 複合熱源ヒートポンプ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014146629A JP6351414B2 (ja) 2014-07-17 2014-07-17 複合熱源ヒートポンプ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016023828A true JP2016023828A (ja) 2016-02-08
JP6351414B2 JP6351414B2 (ja) 2018-07-04

Family

ID=55270750

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014146629A Active JP6351414B2 (ja) 2014-07-17 2014-07-17 複合熱源ヒートポンプ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6351414B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016023827A (ja) * 2014-07-17 2016-02-08 株式会社コロナ 複合熱源ヒートポンプ装置
JP2018054198A (ja) * 2016-09-28 2018-04-05 東芝キヤリア株式会社 運転制御装置および熱源システム
JP2019194510A (ja) * 2018-05-02 2019-11-07 株式会社コロナ ヒートポンプ熱源機

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109140790B (zh) * 2018-10-10 2020-01-31 珠海格力电器股份有限公司 热水机的控制方法、装置和存储介质

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6092059U (ja) * 1983-11-29 1985-06-24 東芝空調株式会社 冷凍サイクル装置
JP2004347262A (ja) * 2003-05-23 2004-12-09 Daikin Ind Ltd 冷凍装置
JP2011202888A (ja) * 2010-03-25 2011-10-13 Daikin Industries Ltd 空気調和装置
JP2013174374A (ja) * 2012-02-24 2013-09-05 Mitsubishi Electric Corp チリングユニット
JP2014035109A (ja) * 2012-08-08 2014-02-24 Corona Corp ヒートポンプ装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6092059U (ja) * 1983-11-29 1985-06-24 東芝空調株式会社 冷凍サイクル装置
JP2004347262A (ja) * 2003-05-23 2004-12-09 Daikin Ind Ltd 冷凍装置
JP2011202888A (ja) * 2010-03-25 2011-10-13 Daikin Industries Ltd 空気調和装置
JP2013174374A (ja) * 2012-02-24 2013-09-05 Mitsubishi Electric Corp チリングユニット
JP2014035109A (ja) * 2012-08-08 2014-02-24 Corona Corp ヒートポンプ装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016023827A (ja) * 2014-07-17 2016-02-08 株式会社コロナ 複合熱源ヒートポンプ装置
JP2018054198A (ja) * 2016-09-28 2018-04-05 東芝キヤリア株式会社 運転制御装置および熱源システム
JP2019194510A (ja) * 2018-05-02 2019-11-07 株式会社コロナ ヒートポンプ熱源機
JP7032993B2 (ja) 2018-05-02 2022-03-09 株式会社コロナ ヒートポンプ熱源機

Also Published As

Publication number Publication date
JP6351414B2 (ja) 2018-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5524571B2 (ja) ヒートポンプ装置
CN103348200B (zh) 空气调节热水供给系统
JP5121747B2 (ja) 地中熱ヒートポンプ装置
JP6351414B2 (ja) 複合熱源ヒートポンプ装置
WO2020191976A1 (zh) 空调器的控制方法、装置及空调器
JP2014035109A (ja) ヒートポンプ装置
JP6231403B2 (ja) 複合熱源ヒートポンプ装置
JP2019163892A (ja) 地中熱ヒートポンプ装置
JP2010164199A (ja) ヒートポンプ式温水暖房装置
JP6609198B2 (ja) 複合熱源ヒートポンプ装置
JP6251649B2 (ja) 複合熱源ヒートポンプ装置
JP6351409B2 (ja) 空気調和機
JP6147659B2 (ja) ヒートポンプ装置
JP6333109B2 (ja) 複合熱源ヒートポンプ装置
JP6143662B2 (ja) 複合熱源ヒートポンプ装置
JP6537641B2 (ja) 温冷水空調システム
CN104344482B (zh) 直流变频空调三合一多功能系统及方法
JP6467276B2 (ja) 複合熱源ヒートポンプ装置
JP2010032150A (ja) ヒートポンプ式給湯機
WO2017050072A1 (zh) 风冷热泵冷热水机组及其化霜控制方法
JP6193142B2 (ja) 複合熱源ヒートポンプ装置
JP6549296B2 (ja) 複合熱源ヒートポンプ装置
CN104566866A (zh) 一种空调综合防冻方法
JP2016011819A (ja) 複合熱源ヒートポンプ装置
JP6258800B2 (ja) 複合熱源ヒートポンプ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171010

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171017

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171207

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180424

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180502

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20180514

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180529

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180605

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6351414

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250