JP2016023609A - 圧縮機システム及びこれを備えた空調装置 - Google Patents

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Shigeki Miura
茂樹 三浦
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Ikuo Ezaki
郁男 江崎
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将成 宇野
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隆史 渡辺
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Abstract

【課題】圧縮機からの吐出温度が高くなる冷媒が利用された場合の冷房能力の損失を低減するためのシート材を容易に取り付ける。【解決手段】冷媒を蓄圧するアキュムレータ7と、冷媒を圧縮する圧縮機8と、一枚のシート状に形成されたシート材15とを備えている。シート材15は、圧縮機8に巻きつけられる圧縮機断熱部分16と、アキュムレータ7に巻きつけられるアキュムレータ断熱部分17と、圧縮機8が配置される領域とアキュムレータ7が配置される領域とを隔てるように圧縮機8とアキュムレータ7との間に配置される隔絶部分とを含んでいる。このような圧縮機システムは、圧縮機8からアキュムレータ7に移動する熱を低減することができ、さらに、部品点数が少なく、シート材15を容易に取り付けることができる。【選択図】図3

Description

本発明は、アキュムレータを備えた圧縮機システムに関する。
アキュムレータを備えた圧縮機システムは、例えば、冷凍装置である空調装置に用いられる(特許文献1参照)。このような空調装置に用いられる冷媒に対して、近年、オゾン層保護の観点から、R410A冷媒より地球温暖化係数が小さいR32冷媒への転換が進められている。しかしながら、R32冷媒は、冷媒物性上、R410A冷媒に比較して、圧縮機での吐出温度が上昇する。そこで、R32冷媒が用いられた場合でも、冷房能力の損失低減を図ることができる圧縮機システムが望まれている。
特許文献2には、圧縮機の吐出温度がR410A冷媒より高くなるR32冷媒では、配管を断熱材で覆うことで冷房能力の損失低減を図ることができることが示されている。具体的には、R32冷媒を用いる冷媒回路において、筐体内に収納される冷媒回路用配管および冷媒回路を形成する容器の低温側、高温側および圧縮機を断熱材で覆う冷凍空調装置の例が示されている。
特開2004−360476号公報 特許第4124146号公報
圧縮機システムは、さらに、容易に組み立てられることが望まれている。しかしながら、特許文献2には、R32冷媒を用いる冷媒回路の冷房能力の損失低減を図るための断熱材を設置する作業を容易化することに関して、何ら示されていない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、圧縮機からの吐出温度が高くなる冷媒が利用された場合の冷房能力の損失低減を図るためのシート材を容易に取り付けることができる圧縮機システムを提供することを目的とする。
本発明による圧縮機システムは、冷媒を蓄圧するアキュムレータと、前記冷媒を圧縮する圧縮機と、一枚のシート状に形成されたシート材とを備えている。前記シート材は、前記圧縮機に巻きつけられる圧縮機断熱部分と、前記アキュムレータに巻きつけられるアキュムレータ断熱部分と、前記圧縮機が配置される領域と前記アキュムレータが配置される領域とを隔てるように前記圧縮機と前記アキュムレータとの間に配置される隔絶部分とを含んでいる。
このような圧縮機システムは、シート材の一部が圧縮機とアキュムレータとの間に配置されることにより、圧縮機からアキュムレータに移動する熱を低減することができ、圧縮機からの吐出温度が高くなる冷媒(例示:R32冷媒)が利用された場合でも、低温冷媒と高温冷媒との間の熱移動を低減することができる。さらに、このような圧縮機システムは、1つのシート材を用いて、圧縮機を環境から断熱し、アキュムレータを環境から断熱し、かつ、圧縮機とアキュムレータとの間を断熱することができる。このような圧縮機システムは、さらに、圧縮機からアキュムレータに移動する熱を低減する断熱材が、圧縮機とアキュムレータとを環境から隔てるシート材と別個に備えている他の圧縮機システムに比較して、部品点数が少なく、容易に作製されることができる。
前記シート材は、前記圧縮機断熱部分が前記圧縮機を取り囲むように前記圧縮機に巻きつけられ、かつ、前記アキュムレータ断熱部分が前記アキュムレータを取り囲むように前記アキュムレータに巻きつけられている。
このようなシート材は、圧縮機とアキュムレータとの間にシート材が二重に配置され、圧縮機またはアキュムレータの側面を一周ぐるりと囲むように巻きついていないときに比較して、圧縮機からアキュムレータに移動する熱を高効率に低減することができる。
前記シート材は、前記アキュムレータ断熱部分が前記アキュムレータを取り囲むように前記アキュムレータに巻きつけられ、かつ、前記圧縮機の周囲のうちの前記アキュムレータの側の領域に前記圧縮機断熱部分で覆われていない隙間が形成されるように前記圧縮機に巻きつけられている。
このようなシート材は、圧縮機をぐるりと囲むように巻きつけられるときに比較して、小さく形成されることができ、安価に形成されることができる。このため、圧縮機システムは、このようなシート材を備えることにより、安価に作製されることができる。
前記シート材は、前記圧縮機断熱部分が前記圧縮機を取り囲むように前記圧縮機に巻きつけられ、かつ、前記アキュムレータの周囲のうちの前記圧縮機の側の領域に前記アキュムレータ断熱部分で覆われていない隙間が形成されるように前記アキュムレータに巻きつけられている。
このようなシート材は、アキュムレータをぐるりと囲むように巻きつけられるときに比較して、小さく形成されることができ、安価に形成されることができる。このため、圧縮機システムは、このようなシート材を備えることにより、安価に作製されることができる。
本発明による圧縮機システムは、前記圧縮機断熱部分の一部分と前記アキュムレータ断熱部分の一部分とを引き寄せるように前記シート材を締め付けることにより、前記シート材を前記圧縮機と前記アキュムレータとに固定する固定部材をさらに備えている。
このような圧縮機システムは、圧縮機断熱部分の一部分とアキュムレータ断熱部分の一部分とを引き寄せることにより、シート材が圧縮機とアキュムレータとから外れないように、圧縮機とアキュムレータとにシート材を適切に取り付けることができる。このような圧縮機システムは、さらに、シート材の一か所を締め付けることにより圧縮機とアキュムレータとにシート材を適切に取り付けることができ、圧縮機断熱部分を圧縮機に固定する固定部材とアキュムレータ断熱部分をアキュムレータに固定する固定部材とを別個に備える他の圧縮機システムに比較して、圧縮機とアキュムレータとにシート材をより容易に取り付けることができる。
前記シート材は、前記アキュムレータ断熱部分の一部分が前記圧縮機断熱部分の一部分に接触するように、前記圧縮機と前記アキュムレータとに巻きつけられている。
このような圧縮機システムは、シート材が圧縮機の側面を一周ぐるりと囲むように巻きついていない場合でも、圧縮機が配置される領域を外部と隔てることができ、圧縮機から外部に伝わる騒音を低減することができる。
本発明による空調装置は、本発明による圧縮機システムと、室内熱交換器と、室外熱交換器とを備えている。
このような空調装置は、圧縮機システムが圧縮機からアキュムレータに移動する熱を低減することができることにより、圧縮機からの吐出温度が高くなる冷媒(例示:R32冷媒)が利用された場合でも、低温冷媒と高温冷媒との間の熱移動を低減でき、空調の効率の向上を図ることができる。
本発明による圧縮機システムは、圧縮機からアキュムレータに移動する熱を低減することができ、圧縮機からの吐出温度が高くなる冷媒が利用された場合でも、低温冷媒と高温冷媒との間の熱移動を低減でき、空調の効率の向上を図ることができる。本発明による圧縮機システムは、さらに、1つのシート材を用いて、圧縮機を環境から断熱し、アキュムレータを環境から断熱し、かつ、圧縮機とアキュムレータとの間を断熱することにより、部品点数を少なし、容易に組み立てることができる。
本発明の圧縮機システムが適用される空調装置を示す冷媒回路図である。 図1の冷媒回路の圧縮機システムを示す縦断面図である。 第1の実施形態の圧縮機システムに利用される断熱部材を示す横断面図である。 第1の実施形態の圧縮機システムに利用される断熱部材を示す側面図である。 第2の実施形態の圧縮機システムに利用される断熱部材を示す横断面図である。 第3の実施形態の圧縮機システムに利用される断熱部材を示す横断面図である。
以下に、本発明の一実施形態にかかる圧縮機システムについて図面を参照して説明する。
この圧縮機システムが適用される空調装置1は、図1に示されているように、冷媒が循環する冷媒回路を備えている。冷媒としては、R32冷媒が例示される。冷媒回路は、四方弁2と室外熱交換器3と膨張弁5と室内熱交換器6とアキュムレータ7と圧縮機8とを備えている。圧縮機システムは、圧縮機8とアキュムレータ7とを備えている。
四方弁2は、冷房運転と暖房運転とで冷媒の流れ方向を切り換える。すなわち、四方弁2は、冷房運転のときに、圧縮機8により圧縮された冷媒を室外熱交換器3に供給し、室内熱交換器6により加熱された冷媒を圧縮機8にアキュムレータ7を介して供給する。四方弁2は、さらに、暖房運転のときに、圧縮機8により圧縮された冷媒を室内熱交換器6に供給し、室外熱交換器3により加熱された冷媒を圧縮機8にアキュムレータ7を介して供給する。
室外熱交換器3は、屋外に配置される室外機の内部に設けられている。室外熱交換器3は、四方弁2または膨張弁5から供給される冷媒を室外空気と熱交換する。膨張弁5は、室外熱交換器3または室内熱交換器6から供給される冷媒を膨張させて低温にする。室内熱交換器6は、屋内に配置される室内器の内部に設けられている。室内熱交換器6は、四方弁2または膨張弁5から供給される冷媒を室外空気と熱交換する。
アキュムレータ7は、室外機の内部に設けられ、冷媒を四方弁2から圧縮機8に供給する吸入側配管10の途中に設けられている。アキュムレータ7は、圧縮機8に供給される冷媒の圧力が所定の圧力に制御されるように冷媒を蓄圧し、さらに、冷媒ガス中に含まれる油、液冷媒等の液分を分離し、ガス分のみを吸入側配管10を介して圧縮機8へと吸い込ませるように構成されている。
圧縮機8は、室外機の内部に設けられ、ロータリー圧縮機から形成されている。圧縮機8は、アキュムレータ7により蓄圧される冷媒を圧縮する。
空調装置1は、以下のように動作する。
空調装置1は、冷房運転のときに、圧縮機8により圧縮された冷媒が室外熱交換器3に供給され、かつ、室内熱交換器6により加熱された冷媒が圧縮機8にアキュムレータ7を介して供給されるように、四方弁2を切り替える。圧縮機8により圧縮された冷媒は、四方弁2を介して室外熱交換器3に供給され、室外熱交換器3で室外空気と熱交換され、室外空気を加熱し、冷却される。室外熱交換器3で冷却された冷媒は、膨張弁5で膨張し、低温になる。膨張弁5で低温となった冷媒は、室内熱交換器6で室内空気と熱交換され、室内空気を冷却し、加熱される。室内熱交換器6で加熱された冷媒は、四方弁2と吸入側配管10とを介して圧縮機8に供給される。吸入側配管10を流れる冷媒は、圧縮機8に供給される冷媒の圧力が所定の圧力になるようにアキュムレータ7により蓄圧される。圧縮機8に供給された冷媒は、圧縮され、高温になる。
空調装置1は、暖房運転のときに、圧縮機8により圧縮された冷媒が室内熱交換器6に供給され、かつ、室外熱交換器3により加熱された冷媒が圧縮機8にアキュムレータ7を介して供給されるように、四方弁2を切り替える。圧縮機8により圧縮された冷媒は、四方弁2を介して室内熱交換器6に供給され、室内熱交換器6で室内空気と熱交換され、室内空気を加熱し、冷却される。室内熱交換器6で冷却された冷媒は、膨張弁5で膨張し、低温になる。膨張弁5で低温となった冷媒は、室外熱交換器3で室外空気と熱交換され、室外空気を冷却し、加熱される。室外熱交換器3で加熱された冷媒は、四方弁2と吸入側配管10とを介して圧縮機8に供給される。吸入側配管10を流れる冷媒は、圧縮機8に供給される冷媒の圧力が所定の圧力になるようにアキュムレータ7により蓄圧される。圧縮機8に供給された冷媒は、圧縮機8により圧縮され、高温になる。
[第1の実施形態]
図2は、圧縮機8とアキュムレータ7とを備えた圧縮機システムの第1の実施形態を示している。圧縮機8は、概ね円筒状に形成された密閉容器を備え、密閉容器の内部の上方部位にモータが設置され、ロータリー圧縮機構がその下方部位に設置されている。ロータリー圧縮機構は、本実施形態では多気筒タイプとされ、複数のシリンダ室と、各シリンダ室内を吸入側と吐出側とに仕切るブレードと、該モータにより各シリンダ室内を回動するロータとを備えている。圧縮機8は、吸入側配管10から各シリンダ室内に吸入される低圧の冷媒ガスがロータの回動により圧縮された後、密閉容器内に吐き出され、四方弁2へと送り出されるように構成されている。圧縮機8は、密閉容器が形成する円筒の軸11が鉛直方向に平行になるように、配置されている。
アキュムレータ7は、概ね円柱状に形成され、その円柱の軸12が圧縮機8の軸11と平行になるように、かつ、圧縮機8の軸11と垂直な方向(水平方向)に沿って圧縮機8と並ぶように、配置されている。圧縮機システムは、支持部材14をさらに備えている。支持部材14は、棒状に形成され、一端が圧縮機8に接合され、他端がアキュムレータ7に接合されている。支持部材14は、両端が圧縮機8とアキュムレータ7とに接合されることにより、アキュムレータ7を圧縮機8に固定している。
圧縮機システムは、さらに、図3に示されるように、シート材15を備えている。シート材15は、連続した長尺の帯状とされたシート状に形成され、フェルト層とゴム層とを含む複数の層が厚さ方向に積層された多層構造に形成されている。フェルト層は、フェルト状の断熱材から形成されている。ゴム層は、ゴムから形成され、フェルト層に重ねられている。シート材15は、このように形成されているために可撓性を有し、簡単に手で曲げることができるように形成されている。シート材15は、さらに、一方の側から音が入射されたときに、その音の一部を吸音し、一方の側から他方の側に透過する音を低減する。シート材15は、さらに、一方の側から熱が入射されたときに、その一方の側から他方の側に移動する熱を低減する。
シート材15は、圧縮機断熱部分16とアキュムレータ断熱部分17と連結部分18とを備えている。圧縮機断熱部分16は、シート材15のうちの圧縮機8が形成する円柱の側面に接触している部分である。圧縮機断熱部分16は、フェルト層の側の面が内周側に位置して圧縮機8の外周面に対向するように、かつ、圧縮機8をぐるりと取り囲むように、圧縮機8が形成する円柱の側面に巻き付けられ、筒状に形成されている。すなわち、圧縮機断熱部分16は、シート材15のうちの圧縮機断熱部分16の側の端19が圧縮機断熱部分16と圧縮機8との間に挟まれている。アキュムレータ断熱部分17は、シート材15のうちのアキュムレータ7が形成する円柱の側面に接触している部分である。アキュムレータ断熱部分17は、フェルト層の側の面が内周側に位置してアキュムレータ7の外周面に対向するように、かつ、アキュムレータ7をぐるりと取り囲むように、アキュムレータ7が形成する円柱の側面に巻き付けられ、筒状に形成されている。すなわち、アキュムレータ断熱部分17は、シート材15のうちのアキュムレータ断熱部分17の側の端20がアキュムレータ断熱部分17とアキュムレータ7との間に挟まれている。連結部分18は、圧縮機断熱部分16とアキュムレータ断熱部分17との間に配置され、圧縮機断熱部分16とアキュムレータ断熱部分17とを連結している。
圧縮機断熱部分16には、切り込みが形成されている。切り込みは、圧縮機断熱部分16が圧縮機8に巻きついているときに、支持部材14が貫通するように、形成されている。切り込みは、圧縮機断熱部分16が圧縮機8に巻きついているときに、さらに、軸11に垂直な平面に沿うように形成され、支持部材14が貫通する部分がシート材15の端19につながるように形成されている。
圧縮機断熱部分16には、さらに、他の切り込みが形成されている。この切り込みは、圧縮機断熱部分16が圧縮機8に巻きついているときに、吸入側配管10のうちのアキュムレータ7と圧縮機8とをつなぐ部分が貫通するように、形成されている。切り込みは、圧縮機断熱部分16が圧縮機8に巻きついているときに、軸11に垂直な平面に沿うように形成され、吸入側配管10が貫通する部分がシート材15の端19につながるように形成されている。
アキュムレータ断熱部分17には、切り込みが形成されている。切り込みは、アキュムレータ断熱部分17がアキュムレータ7に巻きついているときに、支持部材14が貫通するように、形成されている。切り込みは、アキュムレータ断熱部分17がアキュムレータ7に巻きついているときに、軸12に垂直な平面に沿うように形成され、支持部材14が貫通する部分がシート材15の端20につながるように、形成されている。
アキュムレータ断熱部分17には、さらに、他の切り込みが形成されている。この切り込みは、アキュムレータ断熱部分17がアキュムレータ7に巻きついているときに、吸入側配管10のうちのアキュムレータ7と圧縮機8とをつなぐ部分が貫通するように、形成されている。切り込みは、軸11に垂直な平面に沿うように形成され、吸入側配管10が貫通する部分がシート材15の端20につながるように形成されている。
圧縮機システムは、さらに、図示されていない蓋を備えている。蓋は、シート材15と同様にして、フェルト層とゴム層とを含む複数の層が厚さ方向に積層された多層構造に形成されている。蓋は、シート材15がアキュムレータ7と圧縮機8とに巻き付けられているときに、シート材15のうちの端19、20以外の縁に接合され、シート材15により囲まれてアキュムレータ7と圧縮機8とが配置される領域の上下に形成される開口部を塞いでいる。
シート材15は、このように配置されることにより、圧縮機8とアキュムレータ7との間に配置されている隔絶部分を含んでいる。このとき、隔絶部分は、圧縮機断熱部分16の一部とアキュムレータ断熱部分17の一部とから形成されている。すなわち、シート材15は、圧縮機8が配置される領域とアキュムレータ7が配置される領域との間に二重になって配置され、軸11に垂直であり圧縮機8およびアキュムレータ7と交差する断面において、圧縮機8が配置される領域とアキュムレータ7が配置される領域とを隔てている。
シート材15は、さらに、圧縮機断熱部分16のゴム層の側の面の一部分とアキュムレータ断熱部分17のゴム層の側の面の一部分とが接触し、圧縮機断熱部分16とアキュムレータ断熱部分17と連結部分18とで囲まれた領域が外部から隔離されるように、取り付けられている。圧縮機システムは、シート材15がこのように取り付けられていることにより、圧縮機断熱部分16とアキュムレータ断熱部分17との隙間から漏れる圧縮機8の騒音を低減することができる。なお、シート材15は、圧縮機断熱部分16とアキュムレータ断熱部分17との隙間から漏れる圧縮機8の騒音が十分に小さいときに、圧縮機断熱部分16の一部分とアキュムレータ断熱部分17の一部分とが接触しないように、取り付けられることもできる。
シート材15は、さらに、圧縮機側金具21とアキュムレータ側金具22と縛り紐23とからなる固定部材を備えている。圧縮機側金具21は、圧縮機断熱部分16のゴム層の側の表面に接合され、圧縮機断熱部分16のゴム層の側の表面から突出する突起に形成されている。アキュムレータ側金具22は、アキュムレータ断熱部分17のゴム層の側の表面に接合され、アキュムレータ断熱部分17のゴム層の側の表面から突出する突起に形成されている。縛り紐23は、シート材15を圧縮機8とアキュムレータ7とに巻きつけた状態で、図4に示されるように、縛り紐23と連結部分18との間に圧縮機8とアキュムレータ7とが配置されるように配置されている。縛り紐23は、さらに、圧縮機断熱部分16のうちの圧縮機側金具21が接合された部分とアキュムレータ断熱部分17のうちのアキュムレータ側金具22が接合された部分とを引き寄せるように、圧縮機側金具21とアキュムレータ側金具22とに絡められている。
[シート材15の取り付け方]
シート材15は、以下のように取り付けられる。
まず、シート材15の圧縮機断熱部分16は、圧縮機8が形成する円柱の側面に圧縮機断熱部分16が巻き付けられる。このとき、シート材15の圧縮機断熱部分16に形成された切り込みに支持部材14が貫通するように、シート材15の端19から切り込みに支持部材14が差し込まれ、圧縮機断熱部分16に形成された他の切り込みに吸入側配管10が貫通するように、その切り込みに吸入側配管10が差し込まれる。シート材15の圧縮機断熱部分16は、2つの切り込みに支持部材14と吸入側配管10とがそれぞれ差し込まれた後に、シート材15の端19が圧縮機断熱部分16と圧縮機8の間に挟まれて固定されるように、端19が圧縮機断熱部分16と圧縮機8の間に押し込まれる。
シート材15は、さらに、アキュムレータ7が形成する円柱の側面にアキュムレータ断熱部分17が巻き付けられ、アキュムレータ断熱部分17に形成された2つの切り込みに支持部材14と吸入側配管10とがそれぞれ差し込まれる。アキュムレータ断熱部分17は、2つの切り込みに支持部材14と吸入側配管10とがそれぞれ差し込まれた後に、シート材15の端20がアキュムレータ断熱部分17とアキュムレータ7の間に挟まれて固定されるように、端20がアキュムレータ断熱部分17とアキュムレータ7の間に押し込まれる。
圧縮機8に圧縮機断熱部分16が巻き付けられ、アキュムレータ7にアキュムレータ断熱部分17が巻き付けられた後に、縛り紐23を圧縮機側金具21とアキュムレータ側金具22とに絡めることにより、シート材15が緩まないようにシート材15を締め付け、圧縮機8とアキュムレータ7とにシート材15が固定される。圧縮機8とアキュムレータ7とにシート材15が固定された後に、シート材15により囲まれてアキュムレータ7と圧縮機8とが配置される領域の上下に形成される開口部が塞がれるように、シート材15のうちの端19、20以外の縁に蓋が接合され、圧縮機システムが作製される。
[圧縮機システムの作用効果]
以上に説明の構成により、本実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
圧縮機システムは、圧縮機8が配置される領域とアキュムレータ7が配置される領域とを、シート材15の一部からなる隔絶部分が隔てることにより、圧縮機8からアキュムレータ7に移動する熱が低減される。圧縮機システムは、圧縮機8からアキュムレータ7に移動する熱が低減されることにより、圧縮機8から吐出される高温の冷媒の熱損失を低減することができる。この結果、空調装置1は、このような圧縮機システムをそなえることにより、圧縮機8からの吐出温度が高くなるR32冷媒といった冷媒が用いられた場合でも、圧縮機8から吐出される高温の冷媒の熱損失を十分に低減することができ、エネルギー消費効率の向上を図ることができる。
圧縮機システムは、シート材15と蓋とにより圧縮機8とアキュムレータ7とを囲むことにより、圧縮機8から発生する騒音をシート材15と蓋とにより吸音し、圧縮機8から発生する騒音を低減している。すなわち、シート材15は、圧縮機8から発生する騒音を低減する防音材であり、圧縮機8からアキュムレータ7に移動する熱を低減する断熱材として併用されている。このため、圧縮機システムは、圧縮機8からアキュムレータ7に移動する熱を低減する断熱材を、圧縮機8から発生する騒音を低減するシート材15と別途に準備する必要がなく、容易に作製されることができる。
複数のシート材を用いて、圧縮機8とアキュムレータ7とを外部から断熱し、かつ、圧縮機8からアキュムレータ7に移動する熱を低減することもできる。
これに対して、本実施形態の空調装置1は、1枚のシート材15によって圧縮機8及びアキュムレータ7の断熱と、圧縮機8からアキュムレータ7に移動する熱の低減を実現することができるので、部品点数が少なく、シート材15を取り付ける作業の手間を低減し、圧縮機8とアキュムレータ7とにシート材15をより容易に取り付けることができる。
シート材15は、軸11、12に垂直である平面に沿って切り込みが形成されていることにより、比較的容易に圧縮機8とアキュムレータ7とに巻き付けることができる。
すなわち、支持部材14または吸入側配管10が貫通する切り込みが軸11、12に平行に形成されている比較例のシート材は、支持部材14または吸入側配管10を切り込みに差し込むときに、軸11、12と平行に上下に大きく移動させる必要がある。
これに対して、シート材15は、軸11、12と平行に大きく移動させることなく、圧縮機断熱部分16を圧縮機8に巻き付け、または、アキュムレータ断熱部分17をアキュムレータ7に巻き付けるときに移動させる巻き付け方向(軸11、12と垂直である方向)に動かすことにより、支持部材14または吸入側配管10を切り込みに貫通させることができる。このため、シート材15は、比較例のシート材に比較して、支持部材14または吸入側配管10をより容易に切り込みに貫通させることができ、より容易に圧縮機システムに取り付けることができる。
なお、シート材15は、圧縮機側金具21とアキュムレータ側金具22と縛り紐23とからなる固定部材と異なる他の固定部材を用いて圧縮機8とアキュムレータ7とに固定されることもできる。その固定部材としては、圧縮機断熱部分縛り紐とアキュムレータ断熱部分縛り紐とからなる組が例示される。圧縮機断熱部分縛り紐は、圧縮機断熱部分16が緩みなく圧縮機8に巻きつくように、シート材15の端20と圧縮機断熱部分16のうちの連結部分18の側の端とを接近させ、シート材15を締め付ける。アキュムレータ断熱部分縛り紐は、アキュムレータ断熱部分17が緩みなくアキュムレータ7に巻きつくように、シート材15の端19とアキュムレータ断熱部分17のうちの連結部分18の側の端とを接近させ、シート材15を締め付ける。このような固定部材を備える圧縮機システムも、既述の第1の実施形態の圧縮機システムと同様にして、圧縮機8からアキュムレータ7に移動する熱が低減され、圧縮機8から吐出される高温の冷媒の熱損失を十分に低減することができ、エネルギー消費効率の向上を図ることができる。また、第1の実施形態の圧縮機システムは、縛り紐23を用いて一箇所を締め付けるだけで圧縮機8とアキュムレータ7とにシート材15を取り付けることができ、このような圧縮機断熱部分縛り紐とアキュムレータ断熱部分縛り紐とを備える圧縮機システムに比較して、圧縮機8とアキュムレータ7とにシート材15を容易に取り付けることができる。
[第2の実施形態]
図5は、圧縮機システムの第2の実施形態におけるシート材を示している。シート材31は、シート材15と同様にして、シート状に形成され、フェルト層とゴム層とを含む複数の層が積層される多層構造に形成されている。フェルト層は、フェルト状の断熱材から形成されている。ゴム層は、ゴムから形成され、フェルト層に重ねられている。
シート材31は、圧縮機断熱部分32とアキュムレータ断熱部分33と連結部分34とを備えている。連結部分34は、圧縮機断熱部分32とアキュムレータ断熱部分33との間に配置され、圧縮機断熱部分32とアキュムレータ断熱部分33とを接合している。アキュムレータ断熱部分33は、シート材31のうちのアキュムレータ7が形成する円柱の側面に接触している部分である。アキュムレータ断熱部分33は、フェルト層の側の面がアキュムレータ7に対向するように、かつ、シート材31の端36がアキュムレータ断熱部分33とアキュムレータ7の間に挟まれるように、アキュムレータ7が形成する円柱の側面に巻き付けられている。
アキュムレータ断熱部分33には、切り込みが形成されている。切り込みは、アキュムレータ断熱部分33がアキュムレータ7に巻きついているときに、支持部材14が貫通するように、形成されている。切り込みは、支持部材14が貫通する部分がシート材31の端36につながるように、形成されている。
アキュムレータ断熱部分33には、さらに、他の切り込みが形成されている。切り込みは、アキュムレータ断熱部分33がアキュムレータ7に巻きついているときに、吸入側配管10のうちのアキュムレータ7と圧縮機8とをつなぐ部分が貫通するように、形成されている。切り込みは、支持部材14が貫通する部分がシート材31の端36につながるように、形成されている。
圧縮機断熱部分32は、シート材31のうちの圧縮機8が形成する円柱の側面に接触している部分である。圧縮機断熱部分32は、フェルト層の側の面が圧縮機8に対向するように、かつ、シート材31のうちの圧縮機断熱部分32の側の端35(すなわち、圧縮機断熱部分32の連結部分34と反対側の端)が圧縮機断熱部分32の連結部分34の側の端に届かないように、圧縮機8に巻き付けられている。すなわち、圧縮機断熱部分32は、圧縮機8の側面を一周ぐるりと取り囲んでおらず、圧縮機8の周囲には、アキュムレータ7の側の領域に、圧縮機断熱部分32で覆われていない隙間が形成されている。圧縮機断熱部分32は、さらに、アキュムレータ断熱部分33のアキュムレータ7に対向する面の裏面に端35が接触するように、圧縮機8に巻き付けられている。シート材31は、さらに、圧縮機断熱部分32のゴム層の側の面の一部分(シート材31のうちの圧縮機断熱部分32の側の端35)とアキュムレータ断熱部分33のゴム層の側の面の一部分とが接触し、圧縮機8が配置される領域が外部から隔離されるように、取り付けられている。
シート材31は、さらに、圧縮機側金具37とアキュムレータ側金具38と縛り紐39とを備えている。圧縮機側金具37は、圧縮機断熱部分32のゴム層の側の表面に接合され、圧縮機断熱部分32のゴム層の側の表面から突出する突起に形成されている。アキュムレータ側金具38は、アキュムレータ断熱部分33のゴム層の側の表面に接合され、アキュムレータ断熱部分33のゴム層の側の表面から突出する突起に形成されている。縛り紐39は、シート材31が圧縮機8とアキュムレータ7とに巻きついているときに、縛り紐39と連結部分34との間に圧縮機8とアキュムレータ7とが配置されるように配置されている。縛り紐39は、圧縮機断熱部分32のうちの圧縮機側金具37が接合された部分とアキュムレータ断熱部分33のうちのアキュムレータ側金具38が接合された部分とを引き寄せるように圧縮機側金具37とアキュムレータ側金具38とに絡められることにより、圧縮機8とアキュムレータ7とからシート材31が外れないように、シート材31を圧縮機8とアキュムレータ7とに固定している。
シート材31が適用された圧縮機システムも、第1の実施形態の圧縮機システムと同様にして、圧縮機8が配置される領域とアキュムレータ7が配置される領域とを隔てるようにシート材31の一部である隔絶部分が配置されることにより、圧縮機8からアキュムレータ7に移動する熱が低減され、圧縮機8から吐出される高温の冷媒の熱損失を低減することができる。
シート材31が適用された圧縮機システムは、圧縮機8が配置される領域とアキュムレータ7が配置される領域との間にシート材31が二重になっていない部分がある。このため、シート材31が適用された圧縮機システムは、圧縮機8とアキュムレータ7との間のシート材15が二重になっている第1の実施形態の圧縮機システムに比較して、圧縮機8からアキュムレータ7に移動する熱を低減する効率が低下する。しかしながら、圧縮機8とアキュムレータ7との間にシート材31が二重になっていない部分が配置されていても、圧縮機8からアキュムレータ7に移動する熱を十分に低減することができるときに、第2の実施形態の圧縮機システムように、一部が一重になっているシート材31が適用されてもよい。
シート材31が適用された圧縮機システムは、さらに、第1の実施形態の圧縮機システムと同様にして、1枚のシート材31により圧縮機8とアキュムレータ7とを断熱しており、シート材31を取り付ける作業の手間を低減し、圧縮機8とアキュムレータ7とにシート材31をより容易に取り付けることができる。
シート材31は、圧縮機断熱部分32が圧縮機8に巻き付けられたときに、圧縮機断熱部分32が圧縮機8の側面の全部を覆っていないことにより、第1の実施形態のシート材15に比較して、より小さく形成されることができ、より安価に作製することができる。シート材31が適用された圧縮機システムは、シート材31が小さく形成されることにより、第1の実施形態の圧縮機システムに比較して、より安価に作製することができる。
シート材31は、圧縮機断熱部分32の一部分(シート材31のうちの圧縮機断熱部分32の側の端35)がアキュムレータ断熱部分33に接触するように圧縮機8に巻き付けられていることにより、圧縮機8が配置される領域を外部から隔離することができる。このため、シート材31が適用された空調装置は、圧縮機断熱部分32が圧縮機8の側面を一周ぐるりと取り囲んでいないように形成されていても、圧縮機8が配置される領域を外部からシート材31を介して隔離することができ、圧縮機8から外部に漏れ出る騒音を低減することができる。
[第3の実施形態]
図6は、圧縮機システムの第3の実施形態における断熱材を示している。シート材41は、シート材15と同様にして、シート状に形成され、フェルト層とゴム層とを含む複数の層が積層される多層構造に形成されている。フェルト層は、フェルト状の断熱材から形成されている。ゴム層は、ゴムから形成され、フェルト層に重ねられている。
シート材41は、圧縮機断熱部分42とアキュムレータ断熱部分43と連結部分44とを備えている。連結部分44は、アキュムレータ断熱部分43とアキュムレータ断熱部分43との間に配置され、アキュムレータ断熱部分43とアキュムレータ断熱部分43とを接合している。アキュムレータ断熱部分43は、シート材41のうちのアキュムレータ7が形成する円柱の側面に接触している部分である。アキュムレータ断熱部分43は、フェルト層の側の面がアキュムレータ7に対向するように、かつ、シート材41のうちのアキュムレータ断熱部分43の側の端46(すなわち、アキュムレータ断熱部分43のうちの連結部分44と反対側の端)がアキュムレータ断熱部分43のうちの連結部分44の側の端に届かないように、アキュムレータ7に巻き付けられている。すなわち、アキュムレータ断熱部分43は、アキュムレータ7の側面を一周ぐるりと取り囲んでおらず、アキュムレータ7の周囲には、圧縮機8の側の領域にアキュムレータ断熱部分43で覆われていない隙間が形成されている。
圧縮機断熱部分42は、シート材41のうちの圧縮機8が形成する円柱の側面に接触している部分である。圧縮機断熱部分42は、フェルト層の側の面が圧縮機8に対向するように、かつ、シート材41の端45が圧縮機断熱部分42と圧縮機8の間に挟まれるように、圧縮機8に巻き付けられている。圧縮機断熱部分42には、切り込みが形成されている。切り込みは、圧縮機断熱部分42が圧縮機8に巻きついているときに、支持部材14が貫通するように、形成されている。切り込みは、支持部材14が貫通する部分がシート材41の端45につながるように、形成されている。
圧縮機断熱部分42には、さらに、他の切り込みが形成されている。切り込みは、圧縮機断熱部分42が圧縮機8に巻きついているときに、吸入側配管10のうちのアキュムレータ7と圧縮機8とをつなぐ部分が貫通するように、形成されている。切り込みは、吸入側配管10が貫通する部分がシート材41の端45につながるように、形成されている。
シート材41は、さらに、アキュムレータ断熱部分43のゴム層の側の面の一部分(シート材41のうちのアキュムレータ断熱部分43の側の端46)と圧縮機断熱部分42のゴム層の側の面の一部分とが接触し、アキュムレータ7が配置される領域が外部から隔離されるように、取り付けられている。
シート材41は、さらに、圧縮機側金具47とアキュムレータ側金具48と縛り紐49とを備えている。圧縮機側金具47は、圧縮機断熱部分42のゴム層の側の表面に接合され、圧縮機断熱部分42のゴム層の側の表面から突出する突起に形成されている。アキュムレータ側金具48は、アキュムレータ断熱部分43のゴム層の側の表面に接合され、アキュムレータ断熱部分43のゴム層の側の表面から突出する突起に形成されている。縛り紐49は、シート材41が圧縮機8とアキュムレータ7とに巻きつかれているときに、縛り紐49と連結部分44との間に圧縮機8とアキュムレータ7とが配置されるように配置されている。縛り紐49は、圧縮機断熱部分42のうちの圧縮機側金具47が接合された部分とアキュムレータ断熱部分43のうちのアキュムレータ側金具48が接合された部分とを引き寄せるように圧縮機側金具47とアキュムレータ側金具48とに絡められている。縛り紐49は、圧縮機側金具47とアキュムレータ側金具48とを引き寄せることにより、圧縮機8とアキュムレータ7とからシート材41が外れないように、シート材41を圧縮機8とアキュムレータ7とに固定している。
シート材41が適用された圧縮機システムも、第1の実施形態の圧縮機システムと同様にして、圧縮機8が配置される領域とアキュムレータ7が配置される領域とを隔てるようにシート材41の一部が配置されることにより、圧縮機8からアキュムレータ7に移動する熱が低減され、圧縮機8から吐出される高温の冷媒の熱損失を十分に低減することができる。
シート材41が適用された圧縮機システムは、圧縮機8が配置される領域とアキュムレータ7が配置される領域との間にシート材41が二重になっていない部分がある。このため、シート材41が適用された圧縮機システムは、圧縮機8とアキュムレータ7との間のシート材15が二重になっている第1の実施形態の圧縮機システムに比較して、圧縮機8からアキュムレータ7に移動する熱を低減する効率が低い。しかしながら、圧縮機8とアキュムレータ7との間にシート材41が二重になっていない部分が配置される場合でも圧縮機8からアキュムレータ7に移動する熱を十分に低減することができるときに、第3の実施形態の圧縮機システムように、一部が一重になっているシート材41が適用されることができる。
シート材41が適用された空調装置は、さらに、第1の実施形態の空調装置1と同様にして、1枚のシート材41により圧縮機8とアキュムレータ7とを断熱しており、シート材41を取り付ける作業の手間を低減し、圧縮機8とアキュムレータ7とにシート材41をより容易に取り付けることができる。
シート材41は、アキュムレータ断熱部分43がアキュムレータ7に巻き付けられたときに、アキュムレータ断熱部分43がアキュムレータ7の側面の全部を覆っていないことにより、第1の実施形態のシート材15に比較して、より小さく形成されることができ、より安価に作製することができる。シート材41が適用された空調装置は、シート材41が小さく形成されることにより、第1の実施形態の空調装置1に比較して、より安価に作製することができる。
なお、上記実施形態では、圧縮機8としてシリンダ室を複数備えた多気筒ロータリー圧縮機が適用された例について説明したが、これに限らず、シリンダ室を多段構成することにより高圧縮比を得ることができる多段ロータリー圧縮機、シリンダ室を1つだけ備えた単気筒のロータリー圧縮機を適用することもできる。また、圧縮機8は、ロータリー圧縮機と異なる圧縮機に置換されることもできる。その圧縮機としては、スクロール圧縮機が例示される。この場合も、圧縮機システムは、1枚のシート材15、31、41により圧縮機8とアキュムレータ7とを断熱することができ、部品点数が少なく、シート材15、31、41を取り付ける作業の手間を低減し、圧縮機8とアキュムレータ7とにシート材15をより容易に取り付けることができる。
なお、圧縮機システムは、空調装置と異なる他の装置に利用されることもできる。その装置としては、冷凍冷蔵庫、ヒートポンプ式給湯器が例示される。この場合も、圧縮機システムは、1枚のシート材15、31、41により圧縮機8とアキュムレータ7とを断熱することができ、部品点数が少なく、シート材15、31、41を取り付ける作業の手間を低減し、圧縮機8とアキュムレータ7とにシート材15、31、41をより容易に取り付けることができる。
1 :空調装置
7 :アキュムレータ(圧縮機システム)
8 :圧縮機(圧縮機システム)
10:吸入側配管
14:支持部材
15:シート材
16:圧縮機断熱部分
17:アキュムレータ断熱部分
21:圧縮機側金具
22:アキュムレータ側金具
23:縛り紐
31:シート材
32:圧縮機断熱部分
33:アキュムレータ断熱部分
37:圧縮機側金具
38:アキュムレータ側金具
39:縛り紐
41:シート材
42:圧縮機断熱部分
43:アキュムレータ断熱部分
47:圧縮機側金具
48:アキュムレータ側金具
49:縛り紐

Claims (7)

  1. 冷媒を蓄圧するアキュムレータと、
    前記冷媒を圧縮する圧縮機と、
    一枚のシート状に形成されたシート材とを備え、
    前記シート材は、
    前記圧縮機に巻きつけられる圧縮機断熱部分と、
    前記アキュムレータに巻きつけられるアキュムレータ断熱部分と、
    前記圧縮機が配置される領域と前記アキュムレータが配置される領域とを隔てるように前記圧縮機と前記アキュムレータとの間に配置される隔絶部分とを含む圧縮機システム。
  2. 前記シート材は、前記圧縮機断熱部分が前記圧縮機を取り囲むように前記圧縮機に巻きつけられ、かつ、前記アキュムレータ断熱部分が前記アキュムレータを取り囲むように前記アキュムレータに巻きつけられている請求項1に記載の圧縮機システム。
  3. 前記シート材は、前記アキュムレータ断熱部分が前記アキュムレータを取り囲むように前記アキュムレータに巻きつけられ、かつ、前記圧縮機の周囲のうちの前記アキュムレータの側の領域に前記圧縮機断熱部分で覆われていない隙間が形成されるように前記圧縮機に巻きつけられている請求項1に記載の圧縮機システム。
  4. 前記シート材は、前記圧縮機断熱部分が前記圧縮機を取り囲むように前記圧縮機に巻きつけられ、かつ、前記アキュムレータの周囲のうちの前記圧縮機の側の領域に前記アキュムレータ断熱部分で覆われていない隙間が形成されるように前記アキュムレータに巻きつけられている請求項1に記載の圧縮機システム。
  5. 前記圧縮機断熱部分の一部分と前記アキュムレータ断熱部分の一部分とを引き寄せるように前記シート材を締め付けることにより、前記シート材を前記圧縮機と前記アキュムレータとに固定する固定部材をさらに備える請求項1から請求項4のうちのいずれか一項に記載の圧縮機システム。
  6. 前記シート材は、前記アキュムレータ断熱部分の一部分が前記圧縮機断熱部分の一部分に接触するように、前記圧縮機と前記アキュムレータとに巻きつけられる請求項1から請求項5のうちのいずれか一項に記載される圧縮機システム。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の圧縮機システムと、
    室内熱交換器と、
    室外熱交換器と、
    を備えている空調装置。
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