JP2016021807A - ステータ、モータおよび圧縮機 - Google Patents

ステータ、モータおよび圧縮機 Download PDF

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Abstract

【課題】コイルの占積率を低減することなく、コイル間絶縁体を固定できるステータ、モータおよび圧縮機を提供すること。【解決手段】スロット絶縁体71は、周方向において隣り合う一方のティース部512の径方向内側の先端部512Aにおける周方向の端部512aよりもスロット部514側に突出する第1の突出部711と、他方の上記ティース部512の径方向内側の先端部512Aにおける周方向の端部512bよりもスロット部514側に突出する第2の突出部712とを有している。コイル間絶縁体72の第1の端部721は、スロット絶縁体71の第1の突出部711の径方向外側に対向し、コイル間絶縁体72の第2の端部722は、スロット絶縁体71の第2の突出部712の径方向外側に対向している。【選択図】図4

Description

本発明は、ステータ、モータおよび圧縮機に関する。
従来、ステータとしては、特開2010−246325号公報(特許文献1)に記載されているものがある。このステータは、環状に配列された複数の歯部を有するコアと、周方向に隣り合う歯部の間に配置された複数のコイル間絶縁体と、コアの軸方向の両端部に配置されたインシュレータと、コアの各歯部に巻回されたコイルとを備えている。各インシュレータのつば部には、コイル間絶縁体の軸方向の移動を規制する保持溝が設けられている。この保持溝にコイル間絶縁体の端部が挿入されることによって、コイル間絶縁体を固定している。
特開2010−246325号公報
しかしながら、上記従来のステータでは、上記保持溝を設けるために、各インシュレータのつば部における径方向の厚さを大きくしていた。このため、インシュレータのつば部によって、コイルの巻数が低減し、コイルの占積率が低減するという問題があった。
そこで、本発明の課題は、コイルの占積率を低減することなく、コイル間絶縁体を固定できるステータ、モータおよび圧縮機を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明のステータは、
円筒部と、この円筒部の周面から第1径方向側に突出すると共に周方向に配列された複数のティース部とを有するステータコアと、
上記ステータコアの上記ティース部に巻回されたコイルと、
周方向において隣り合う上記ティース部の間の空間であるスロット部内に配置されると共に、上記ステータコアと上記コイルとの間に挟まれるスロット絶縁体と、
周方向において隣り合う上記コイルの間に配置されると共に、少なくとも2つに折り返され、第1径方向側に第1の端部と第2の端部とを有するコイル間絶縁体と
を備え、
上記スロット絶縁体は、周方向において隣り合う一方の上記ティース部の第1径方向側の先端部における周方向の端部よりも上記スロット部側に突出する第1の突出部と、他方の上記ティース部の第1径方向側の先端部における周方向の端部よりも上記スロット部側に突出する第2の突出部とを有し、
上記コイル間絶縁体の上記第1の端部は、上記スロット絶縁体の上記第1の突出部の第2径方向側に対向し、上記コイル間絶縁体の上記第2の端部は、上記スロット絶縁体の上記第2の突出部の第2径方向側に対向していることを特徴としている。
本明細書において、第1径方向側とは、径方向内側または径方向外側を意味する。また、第2径方向側とは、第1径方向側が径方向内側の場合は径方向外側を意味し、第1径方向側が径方向外側の場合は径方向内側を意味する。
上記構成のステータによれば、上記コイル間絶縁体の第1の端部は、上記スロット絶縁体の第1の突出部の第2径方向側に対向し、上記コイル間絶縁体の第2の端部は、上記スロット絶縁体の第2の突出部の第2径方向側に対向している。このため、上記第1,第2の突出部によってコイル間絶縁体を固定できる。
また、上記スロット絶縁体の第1の突出部は、周方向において隣り合う一方のティース部の第1径方向側の先端部における周方向の端部よりもスロット部側に突出している。上記スロット絶縁体の第2の突出部は、周方向において隣り合う他方のティース部の第1径方向側の先端部における周方向の端部よりもスロット部側に突出している。このため、例えばコイルの巻数を増加させ、上記コイル間絶縁体の第1,第2の端部が、上記ティース部の第1径方向側の先端部における周方向の端部よりもスロット部側に移動しても、上記第1,第2の端部を上記第1,第2の突出部の第2径方向側に対向させることができる。したがって、コイルの巻数を増加させ、コイルの占積率を低減することなく、コイル間絶縁体を固定できる。
一実施形態のステータでは、
上記コイルの周方向の端面は、上記ステータコアの上記ティース部の先端部における周方向の端部よりも周方向において隣り合う上記コイル間の周方向の中心側に位置している。
上記実施形態によれば、上記コイルの周方向の端面は、上記ステータコアの上記ティース部の先端部における周方向の端部よりも周方向において隣り合う上記コイル間の周方向の中心側に位置しているので、コイルの巻数を増加させ、コイルの占積率を向上できる。
一実施形態のステータでは、
上記コイル間絶縁体の上記第1の端部と上記第2の端部との少なくとも一方の端部は、上記コイル間絶縁体の内側に折り返された内側折り返し部を有している。
上記実施形態によれば、上記第1の端部と上記第2の端部との少なくとも一方の端部は、上記内側折り返し部を有している。このため、上記内側折り返し部が上記スロット絶縁体の第1の突出部または第2の突出部の第2径方向側に対向して、上記コイル間絶縁体と上記スロット絶縁体とが接触する面積を大きくすることができる。したがって、上記コイル間絶縁体をより確実に固定できる。
一実施形態のステータでは、
上記コイル間絶縁体の上記内側折り返し部の長さは、上記スロット絶縁体の上記第1の突出部と上記第2の突出部との間のスロット絶縁体開口部の周方向の幅よりも大きい。
上記実施形態によれば、上記内側折り返し部の長さは、上記スロット絶縁体開口部の周方向の幅よりも大きい。したがって、上記内側折り返し部がスロット絶縁体開口部を通るのを防止できて、上記コイル間絶縁体をより確実に固定できる。
一実施形態のステータでは、
上記内側折り返し部の長さは、周方向において隣り合う一方の上記ティース部の第1径方向側の先端部における周方向の端部と他方の上記ティース部の第1径方向側の先端部における周方向の端部との間のスロット開口部の周方向の幅よりも大きい。
上記実施形態によれば、上記内側折り返し部の長さは、上記スロット開口部の周方向の幅よりも大きい。したがって、上記内側折り返し部がスロット開口部を通るのを防止できて、上記コイル間絶縁体をより確実に固定できる。
一実施形態のステータでは、
上記コイル間絶縁体の上記第1の端部と上記第2の端部との少なくとも一方の端部は、上記コイル間絶縁体の外側に折り返された外側折り返し部を有している。
上記実施形態によれば、上記第1の端部と上記第2の端部との少なくとも一方の端部は、上記外側折り返し部を有している。このため、上記外側折り返し部が上記スロット絶縁体の第1の突出部または第2の突出部の第2径方向側に対向して、上記コイル間絶縁体と上記スロット絶縁体とが接触する面積を大きくすることができる。したがって、上記コイル間絶縁体をより確実に固定できる。
一実施形態のステータでは、
上記コイル間絶縁体の上記外側折り返し部の長さは、上記スロット絶縁体の上記第1の突出部と上記第2の突出部との間のスロット絶縁体開口部の周方向の幅よりも大きい。
上記実施形態によれば、上記外側折り返し部の長さは、上記スロット絶縁体開口部の周方向の幅よりも大きい。したがって、上記外側折り返し部がスロット絶縁体開口部を通るのを防止できて、上記コイル間絶縁体をより確実に固定できる。
一実施形態のステータでは、
上記外側折り返し部の長さは、周方向において隣り合う一方の上記ティース部の第1径方向側の先端部における周方向の端部と他方の上記ティース部の第1径方向側の先端部における周方向の端部との間のスロット開口部の周方向の幅よりも大きい。
上記実施形態によれば、上記外側折り返し部の長さは、上記スロット開口部の周方向の幅よりも大きい。したがって、上記外側折り返し部がスロット開口部を通るのを防止できて、上記コイル間絶縁体をより確実に固定できる。
一実施形態のステータでは、
上記コイル間絶縁体の上記第1の端部および上記第2の端部は、上記コイル間絶縁体の上記内側折り返し部を有し、これらの内側折り返し部は、互いに支え合っている。
上記実施形態によれば、上記第1の端部および上記第2の端部の上記内側折り返し部は、互いに支え合っている。したがって、上記内側折り返し部がそれぞれ折り返された状態を保持できて、上記コイル間絶縁体をより確実に固定できる。
一実施形態のステータでは、
上記コイル間絶縁体の上記第1の端部および上記第2の端部は、上記コイル間絶縁体の内側に折り返された上記内側折り返し部を有し、これらの内側折り返し部は、互いに係合し合う係合構造を有している。
上記実施形態によれば、上記第1の端部および上記第2の端部の上記内側折り返し部は、互いに係合し合っている。したがって、上記内側折り返し部がそれぞれ折り返された状態を強固に保持できて、上記コイル間絶縁体をより確実に固定できる。
一実施形態のステータでは、
上記スロット絶縁体の上記第1の突出部と上記第2の突出部との少なくとも一方の突出部は、周方向よりも第2径方向側に向かって延在している。
上記実施形態によれば、上記第1の突出部と上記第2の突出部との少なくとも一方の突出部は、周方向よりも第2径方向側に向かって延在している。したがって、例えばノズルを用いてステータコアの各ティース部に導線を巻回し、コイルを形成するときに、スロット絶縁体の上記第1の突出部または上記第2の突出部がノズルに巻き込まれるのを防止できる。
一実施形態のステータでは、
上記ステータコアの軸方向の両端面のそれぞれに対向して配置されたインシュレータを備え、上記インシュレータは、上記コイル間絶縁体の軸方向の移動を規制するための凸部を有している。
上記実施形態によれば、上記インシュレータの上記凸部によって上記コイル間絶縁体の軸方向の移動を規制するので、上記コイル間絶縁体をより確実に固定できる。
本発明のモータは、
ロータと、
このロータと径方向において対向するように配置された上記ステータと
を備えることを特徴としている。
上記構成のモータによれば、上記ステータを備えるから、効率を向上できる。
本発明の圧縮機は、
密閉容器と、
この密閉容器内に配置された圧縮機構部と、
上記密閉容器内に配置されると共に上記圧縮機構部を駆動する上記モータと
を備えることを特徴としている。
上記構成の圧縮機によれば、上記モータを備えるから、効率を向上できる。
本発明のステータによれば、コイル間絶縁体の第1の端部は、スロット絶縁体の第1の突出部の第2径方向側に対向し、コイル間絶縁体の第2の端部は、スロット絶縁体の第2の突出部の第2径方向側に対向しているので、コイルの占積率を低減することなく、コイル間絶縁体を固定できる。
本発明のモータによれば、上記ステータを備えるので、モータの性能を向上できる。
本発明の圧縮機によれば、上記モータを備えるので、圧縮機の性能を向上できる。
本発明の圧縮機の第1実施形態を示す縦断面図である。 上記圧縮機の要部の平面図である。 上記圧縮機のモータ付近を示すと共にステータの第1実施形態を示す横断面図である。 上記ステータの要部を示す拡大断面図である。 図3のA−A断面図である。 本発明のステータの第2実施形態を示す要部拡大図である。 本発明のステータの第3実施形態を示す要部拡大図である。 本発明のステータの第4実施形態を示す要部拡大図である。 本発明のステータの第5実施形態を示す要部拡大図である。 本発明のステータの第6実施形態を示す要部拡大図である。 本発明のステータの第7実施形態を示す要部拡大図である。
以下、本発明を図示の実施形態により詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の圧縮機の一実施形態の縦断面図を示している。この圧縮機は、密閉容器1と、この密閉容器1内に配置された圧縮機構部2と、上記密閉容器1内に配置され、上記圧縮機構部2をシャフト12を介して駆動するモータ3とを備えている。
この圧縮機は、いわゆる縦型の高圧ドーム型のロータリ圧縮機であって、上記密閉容器1内に、上記圧縮機構部2を下に、上記モータ3を上に、配置している。このモータ3のロータ6によって、上記シャフト12を介して、上記圧縮機構部2を駆動するようにしている。
上記圧縮機構部2は、アキュームレータ10から吸入管11を通して冷媒ガスを吸入する。この冷媒ガスは、この圧縮機とともに、冷凍システムの一例としての空気調和機を構成する図示しない凝縮器、膨張機構、蒸発器を制御することによって得られる。この冷媒は、例えば、二酸化炭素やHCやR410A等のHFC、R22、R32等のHCFCである。
上記圧縮機は、圧縮した高温高圧の冷媒ガスを、上記圧縮機構部2から吐出して密閉容器1の内部に満たすと共に、上記モータ3のステータ5と上記ロータ6との間の隙間を通して、上記モータ3を冷却した後、上記モータ3の上側に設けられた吐出管13から外部に吐出するようにしている。
上記密閉容器1内の高圧領域の下部には、潤滑油が溜められた油溜まり部9が形成されている。この潤滑油は、上記油溜まり部9から、上記シャフト12に設けられた(図示しない)油通路を通って、上記圧縮機構部2や上記モータ3のベアリング等の摺動部に移動して、この摺動部を潤滑する。この潤滑油は、例えば、(ポリエチレングリコールやポリプロピレングリコール等の)ポリアルキレングリコール油や、エーテル油や、エステル油や、鉱油である。
上記圧縮機構部2は、上記密閉容器1の内面に取り付けられるシリンダ21と、このシリンダ21の上下の開口端のそれぞれに取り付けられている上側の端板部材50および下側の端板部材60とを備える。上記シリンダ21、上記上側の端板部材50および上記下側の端板部材60によって、シリンダ室22を形成する。
上記上側の端板部材50は、円板状の本体部51と、この本体部51の中央に上方へ設けられたボス部52とを有する。上記本体部51および上記ボス部52は、上記シャフト12に挿通されている。
上記本体部51には、上記シリンダ室22に連通する吐出口51aが設けられている。上記本体部51に関して上記シリンダ21と反対側に位置するように、上記本体部51に吐出弁31が取り付けられている。この吐出弁31は、例えば、リード弁であり、上記吐出口51aを開閉する。
上記本体部51には、上記シリンダ21と反対側に、上記吐出弁31を覆うように、カップ型のマフラカバー40が取り付けられている。このマフラカバー40は、(ボルト等の)固定部材35によって、上記本体部51に固定されている。上記マフラカバー40は、上記ボス部52に挿通されている。
上記マフラカバー40および上記上側の端板部材50によって、マフラ室42を形成する。上記マフラ室42と上記シリンダ室22とは、上記吐出口51aを介して、連通されている。
上記マフラカバー40は、孔部43を有する。この孔部43は、上記マフラ室42と上記マフラカバー40の外側とを連通する。
上記下側の端板部材60は、円板状の本体部61と、この本体部61の中央に下方へ設けられたボス部62とを有する。上記本体部61および上記ボス部62は、上記シャフト12に挿通されている。
要するに、上記シャフト12の一端部は、上記上側の端板部材50および上記下側の端板部材60に支持されている。すなわち、上記シャフト12は、片持ちである。上記シャフト12の一端部(支持端側)は、上記シリンダ室22の内部に進入している。
上記シャフト12の支持端側には、上記圧縮機構部2側の上記シリンダ室22内に位置するように、偏心ピン26を設けている。この偏心ピン26は、ローラ27に嵌合している。このローラ27は、上記シリンダ室22内で、公転可能に配置され、このローラ27の公転運動で圧縮作用を行うようにしている。
言い換えると、上記シャフト12の一端部は、上記偏心ピン26の両側において、上記圧縮機構部2のハウジング7で支持されている。このハウジング7は、上記上側の端板部材50および上記下側の端板部材60を含む。
次に、上記シリンダ室22の圧縮作用を説明する。
図2に示すように、上記ローラ27に一体に設けたブレード28で上記シリンダ室22内を仕切っている。すなわち、上記ブレード28の右側の室は、上記吸入管11が上記シリンダ室22の内面に開口して、吸入室(低圧室)22aを形成している。一方、上記ブレード28の左側の室は、(図1に示す)上記吐出口51aが上記シリンダ室22の内面に開口して、吐出室(高圧室)22bを形成している。
上記ブレード28の両面には、半円柱状のブッシュ25,25が密着して、シールを行っている。上記ブレード28と上記ブッシュ25,25との間は、上記潤滑油で潤滑を行っている。
そして、上記偏心ピン26が、上記シャフト12と共に、偏心回転して、上記偏心ピン26に嵌合した上記ローラ27が、このローラ27の外周面を上記シリンダ室22の内周面に接して、公転する。
上記ローラ27が、上記シリンダ室22内で公転するに伴って、上記ブレード28は、このブレード28の両側面を上記ブッシュ25,25によって保持されて進退動する。すると、上記吸入管11から低圧の冷媒ガスを上記吸入室22aに吸入して、上記吐出室22bで圧縮して高圧にした後、(図1に示す)上記吐出口51aから高圧の冷媒ガスを吐出する。
その後、図1に示すように、上記吐出口51aから吐出された冷媒ガスは、上記マフラ室42を経由して、上記マフラカバー40の外側に排出される。
図1と図3に示すように、上記モータ3は、上記ロータ6と、このロータ6の径方向外側にエアギャップを介して配置された上記ステータ5とを有する。
上記ロータ6は、ロータ本体610と、このロータ本体610に埋設された磁石620とを有する。上記ロータ本体610は、円筒形状であり、例えば積層された電磁鋼板からなる。上記ロータ本体610の中央の孔部には、上記シャフト12が取り付けられている。上記磁石620は、平板状の永久磁石である。6つの上記磁石620が、上記ロータ本体610の周方向に等間隔の中心角度で、配列されている。
上記ステータ5は、ロータ6と径方向において対向するように配置されている。より詳しくは、上記ステータ5は、ステータコア510と、上記ステータコア510の軸510a方向の両端面のそれぞれに対向して配置されたインシュレータ530と、上記ステータコア510および上記インシュレータ530に共に巻き付けられたコイル520とを有する。なお、図3では、上記コイル520および上記インシュレータ530を一部省略して描いている。
上記ステータコア510は、例えば積層された複数の鋼板からなり、上記密閉容器1に、焼き嵌めなどによって、嵌め込まれている。上記ステータコア510は、円筒部の一例としてのバックヨーク部511と、このバックヨーク部511の内周面から径方向内側に突出すると共に周方向に略等間隔に配列された9つのティース部512とを有する。
上記コイル520は、上記各ティース部512にそれぞれ巻かれて複数の上記ティース部512に渡って巻かれていない、いわゆる集中巻きである。上記モータ3は、いわゆる6極9スロットである。上記コイル520に電流を流してステータ5に発生する電磁力によって、ロータ6を、シャフト12と共に、回転させる。
上記インシュレータ530は、上記ステータコア510と上記コイル520との間に挟持され、上記ステータコア510と上記コイル520とを絶縁している。上記インシュレータ530は、例えば、樹脂によりモールド成型されている。インシュレータ530は、環状部531と、この環状部531の内周面から径方向内側に突出すると共に周方向に略等間隔に配列された9つの歯部532とを有する。これらの歯部532は、ステータコア510のティース部512の軸方向の両端面のそれぞれに対向して位置している。
図3と図4に示すように、周方向において隣り合うティース部512の間の空間であるスロット部514内には、ティース部512およびバックヨーク部511の内周面に沿って、スロット絶縁体71が設けられている。周方向において隣り合うコイル520の間には、2つに折り返されたコイル間絶縁体72が挿入されている。スロット絶縁体71およびコイル間絶縁体72は、樹脂製の絶縁フィルムや樹脂成形物などの樹脂材料からなる。この樹脂としては、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)などを用いる。
上記スロット絶縁体71は、ティース部512とコイル520との間に挟まれている。スロット絶縁体71は、第1の突出部711aと第2の突出部712aとを有している。第1の突出部711aは、周方向において隣り合う一方のティース部512の径方向内側の先端部512Aにおける周方向の端部512aよりもスロット部514側に周方向に突出している。第2の突出部712aは、周方向において隣り合う他方のティース部512の径方向内側の先端部512Aにおける周方向の端部512bよりもスロット部514側に周方向に突出している。第1の突出部711aの先端部と第2の突出部712aの先端部とは、周方向に対向すると共に、わずかに離隔している。
上記コイル間絶縁体72は、第1の端部721と第2の端部722とを有している。これら第1の端部721と第2の端部722とは、コイル520の径方向内側の端面520bよりも径方向内側に突出して位置している。第1の端部721と第2の端部722とは、これら第1の端部721と第2の端部722との間の周方向の距離が、先端側に向かうにつれて、すなわち径方向内側に向かうにつれて、次第に大きくなるように逆「ハ」字形に対向している。コイル間絶縁体72の第1の端部721の先端は、スロット絶縁体71の第1の突出部711aの径方向外側の面に当接し、コイル間絶縁体72の第2の端部722の先端は、スロット絶縁体71の第2の突出部712aの径方向外側の面に当接している。
上記コイル520の周方向の端面520aは、周方向において、ティース部512の先端部512Aにおける周方向の端部512a,512bよりもそれぞれ周方向において隣り合うコイル520間の周方向の中心側に位置している。
図3と図5に示すように、インシュレータ530は、ステータコア510のバックヨーク部511の内周面511aよりも周方向内側に突出する断面略四角形状の凸部535を有している。この凸部535は、コイル間絶縁体72の軸方向の両端面のそれぞれに対向して位置している。このため、凸部535によってコイル間絶縁体72の軸方向の移動を規制する。
上記構成のステータ5によれば、コイル間絶縁体72の第1の端部721は、スロット絶縁体71の第1の突出部711aに当接し、コイル間絶縁体72の第2の端部722は、スロット絶縁体71の第2の突出部712aに当接している。このため、第1,第2の突出部711a,712aによってコイル間絶縁体72を固定できる。具体的には、モータ3の振動、冷媒の流れ、または空気の流れなどによりコイル間絶縁体72が径方向内側へ飛び出すのを第1,第2の突出部711a,712aによって防止できる。
また、スロット絶縁体71の第1の突出部711aは、周方向において隣り合う一方のティース部512の径方向内側の先端部512Aにおける周方向の端部512aよりもスロット部514側に突出している。スロット絶縁体71の第2の突出部712aは、周方向において隣り合う他方のティース部512の径方向内側の先端部512Aにおける周方向の端部512bよりもスロット部514側に突出している。このため、例えばコイル520の巻数を増加させ、コイル間絶縁体72の第1,第2の端部721,722が、ティース部512の径方向内側の先端部512Aにおける周方向の端部512aよりもスロット部514側に移動しても、第1,第2の端部721,722を第1,第2の突出部711a,712aに当接させることができる。したがって、コイル520の巻数を増加させ、コイル520の占積率を低減することなく、コイル間絶縁体72を固定できる。
また、コイル520の周方向の端面520aは、周方向において、ステータコア510のティース部512の先端部512Aにおける周方向の端部512a,512bよりも周方向において隣り合うコイル520間の周方向の中心側に位置しているので、コイル520の巻数を増加させ、コイル520の占積率をより向上できる。
また、インシュレータ530の凸部535によってコイル間絶縁体72の軸方向の移動を規制するので、コイル間絶縁体72をより確実に固定できる。
また、上記構成のモータ3によれば、コイルの占積率を向上できるステータ5を備えるから、性能を向上できる。
また、上記構成の圧縮機によれば、モータ3を備えるから、性能を向上できる。
(第2の実施形態)
図6は、本発明のステータの第2の実施形態を示す要部拡大図である。具体的には、図6は、コイル間絶縁体72の第1,第2の端部721,722付近を拡大した断面図である。上記第1の実施形態と相違する点を説明すると、この第2の実施形態では、コイル間絶縁体72の第1,第2の端部721,722の形状が相違する。なお、この第2の実施形態において、上記第1の実施形態と同一の符号は、上記第1の実施形態と同じ構成であるため、その説明を省略する。
図6に示すように、コイル間絶縁体72の第1の端部721および第2の端部722は、コイル間絶縁体72の外側に略90°折り返された外側折り返し部726aを有している。外側折り返し部726aは、スロット絶縁体71の第1,第2の突出部711a,712aに沿って延在している。外側折り返し部726aの径方向内側の面と第1,第2の突出部711a,712aの径方向外側の面とが当接している。
したがって、外側折り返し部726aがスロット絶縁体71の第1,第2の突出部711a,712aに当接して、コイル間絶縁体72とスロット絶縁体71とが接触する面積を大きくすることができるので、コイル間絶縁体72をより確実に固定できる。
(第3の実施形態)
図7は、本発明のステータの第3の実施形態を示す要部拡大図である。具体的には、図7は、コイル間絶縁体72の第1,第2の端部721,722付近を拡大した断面図である。上記第1の実施形態と相違する点を説明すると、この第3の実施形態では、コイル間絶縁体72の第1,第2の端部721,722の形状が相違する。なお、この第3の実施形態において、上記第1の実施形態と同一の符号は、上記第1の実施形態と同じ構成であるため、その説明を省略する。
図7に示すように、コイル間絶縁体72の第1の端部721および第2の端部722は、コイル間絶縁体72の内側に略120°折り返された内側折り返し部727aを有している。内側折り返し部727aは、スロット絶縁体71の第1,第2の突出部711a,712aに沿って位置している。内側折り返し部727aの径方向内側の面と第1,第2の突出部711a,712aの径方向外側の面とが当接している。
したがって、内側折り返し部727aがスロット絶縁体71の第1,第2の突出部711a,712aに当接して、コイル間絶縁体72とスロット絶縁体71とが接触する面積を大きくすることができるので、コイル間絶縁体72をより確実に固定できる。
(第4の実施形態)
図8は、本発明のステータの第4の実施形態を示す要部拡大図である。具体的には、図8は、コイル間絶縁体72の第1,第2の端部721,722付近を拡大した断面図である。上記第1の実施形態と相違する点を説明すると、この第4の実施形態では、コイル間絶縁体72の第1,第2の端部721,722の形状が相違する。なお、この第4の実施形態において、上記第1の実施形態と同一の符号は、上記第1の実施形態と同じ構成であるため、その説明を省略する。
図8に示すように、コイル間絶縁体72の第1の端部721および第2の端部722は、コイル間絶縁体72の外側に略180°折り返された外側折り返し部726bを有している。外側折り返し部726bの先端側の一部は、コイル520とコイル520との間に位置している。外側折り返し部726bの先端と反対側であって径方向内側の一端は、スロット絶縁体71の第1,第2の突出部711a,712aの周方向外側の面に当接している。
外側折り返し部726bの長手方向の長さLsは、スロット絶縁体71の第1の突出部711aと第2の突出部712aとの間のスロット絶縁体開口部715の周方向の幅Dtよりも大きい。また、外側折り返し部726bの長手方向の長さLsは、周方向において隣り合う一方のティース部512の径方向内側の先端部512Aにおける周方向の端部512aと他方のティース部512の径方向内側の先端部512Aにおける周方向の端部512bとの間のスロット開口部515の周方向の幅Dsよりも大きい。
したがって、外側折り返し部726bがスロット絶縁体開口部715を通るのを防止できて、コイル間絶縁体72をより確実に固定できる。また、外側折り返し部726bがスロット開口部515を通るのを防止できて、コイル間絶縁体72をより確実に固定できる。
(第5の実施形態)
図9は、本発明のステータの第5の実施形態を示す要部拡大図である。具体的には、図9は、コイル間絶縁体72の第1,第2の端部721,722付近を拡大した断面図である。上記第1の実施形態と相違する点を説明すると、この第5の実施形態では、スロット絶縁体71の第1,第2の突出部711b,712bの形状が相違する。なお、この第5の実施形態において、上記第1の実施形態と同一の符号は、上記第1の実施形態と同じ構成であるため、その説明を省略する。
図9に示すように、スロット絶縁体71の第1の突出部711bと第2の突出部712bとは、周方向よりも径方向外側に向かって延在している。具体的には、第1の突出部711bと第2の突出部712bとは、これら第1の突出部711bと第2の突出部712bとの間の周方向の距離が、第1の突出部711bの先端側および第2の突出部712bの先端側に向かうにつれて、すなわち、径方向外側に向かうにつれて次第に小さくなるように逆「ハ」字形に対向している。
したがって、例えばノズルを用いてステータコア510の各ティース部512に導線を巻回し、コイル520を形成するときに、スロット絶縁体71の第1の突出部711bと第2の突出部712bがノズルに巻き込まれるのを防止できる。
(第6の実施形態)
図10は、本発明のステータの第6の実施形態を示す要部拡大図である。具体的には、図10は、コイル間絶縁体72の第1,第2の端部721,722付近を拡大した断面図である。上記第5の実施形態と相違する点を説明すると、この第6の実施形態では、コイル間絶縁体72の第1,第2の端部721,722の形状が相違する。なお、この第6の実施形態において、上記第5の実施形態と同一の符号は、上記第5の実施形態と同じ構成であるため、その説明を省略する。
図10に示すように、コイル間絶縁体72の第1の端部721および第2の端部722は、コイル間絶縁体72の内側に略U字形に折り返された内側折り返し部727bをそれぞれ有している。これら内側折り返し部727bの先端側の一部は、コイル520とコイル520との間に位置している。内側折り返し部727bの径方向内側の面は、スロット絶縁体71の第1,第2の突出部711b,712bの径方向外側の面にそれぞれ対向している。
内側折り返し部727b間の周方向の距離は、内側折り返し部727bの先端側に向かうにつれて、すなわち、径方向外側に向かうにつれて小さくなり、内側折り返し部727bの先端部で互いに当接している。このように、内側折り返し部727bは、互いに支え合うように配置されている。コイル間絶縁体72の第1の端部721および第2の端部722は、内側折り返し部727bによって、コイル間絶縁体72の外側に、すなわち周方向においてコイル520側にそれぞれ押し広げられている。このため、第1の端部721および第2の端部722は、コイル520にそれぞれ当接している。
したがって、内側折り返し部727bがそれぞれ折り返された状態を保持できて、コイル間絶縁体72をより確実に固定できる。
(第7の実施形態)
図11は、本発明のステータの第7の実施形態を示す要部拡大図である。具体的には、図11は、コイル間絶縁体72の第1,第2の端部721,722付近を拡大した断面図である。上記第5の実施形態と相違する点を説明すると、この第7の実施形態では、コイル間絶縁体72の第1,第2の端部721,722の形状が相違する。なお、この第7の実施形態において、上記第5の実施形態と同一の符号は、上記第5の実施形態と同じ構成であるため、その説明を省略する。
図11に示すように、コイル間絶縁体72の第1の端部721および第2の端部722は、コイル間絶縁体72の内側に略150°折り返された内側折り返し部727cをそれぞれ有している。内側折り返し部727cの径方向内側の面は、スロット絶縁体71の第1,第2の突出部711b,712bの径方向外側の面にそれぞれ対向している。
内側折り返し部727c間の周方向の距離は、内側折り返し部727cの先端側に向かうにつれて、すなわち、径方向外側に向かうにつれて小さくなり、内側折り返し部727cの先端部で互いに交差している。このように、内側折り返し部727cは、互いに係合し合う係合構造を有している。コイル間絶縁体72の第1の端部721および第2の端部722は、内側折り返し部727cによって、コイル間絶縁体72の外側に、すなわち周方向においてコイル520側にそれぞれ押し広げられている。このため、第1の端部721および第2の端部722は、コイル520にそれぞれ当接している。
また、内側折り返し部727cは、軸方向に沿って互いにクシ形に形成され、このクシ形の凹凸が互いにかみ合うように係合している。
したがって、内側折り返し部727cがそれぞれ折り返された状態を強固に保持できて、コイル間絶縁体72をより確実に固定できる。
なお、上記第1〜第7の実施形態では、コイル間絶縁体72は2つに折り返されていた。しかしながら、これに限らず、コイル間絶縁体が、3つに折り返されてW字状になっていても、4つ以上に折り返されていてもよい。
また、上記第1〜第7の実施形態では、コイル520の周方向の端面520aは、ステータコア510のティース部512の先端部512Aにおける周方向の端部512a,512bよりも周方向において隣り合うコイル520間の周方向の中心側に位置していた。しかしながら、これに限らず、例えば、コイルの周方向の端面とステータコアのティース部の先端部における周方向の端部とが、周方向において同じ位置に設けられていてもよい。
また、上記第1〜第7の実施形態では、インシュレータ530の凸部535は、断面略四角形状であった。しかしながら、これに限らず、インシュレータの凸部は、断面略三角形状や台形状であってもよく、凸部によってコイル間絶縁体の軸方向の移動を規制できればよい。
また、上記第1〜第5の実施形態では、コイル間絶縁体72の第1の端部721は、スロット絶縁体71の第1の突出部711aの径方向外側の面に当接し、コイル間絶縁体72の第2の端部722は、スロット絶縁体71の第2の突出部712aの径方向外側の面に当接していた。しかしながら、これに限らず、コイル間絶縁体の第1の端部は、スロット絶縁体の第1の突出部の径方向外側に対向し、コイル間絶縁体の第2の端部は、スロット絶縁体の第2の突出部の径方向外側に対向していればよい。
また、上記第2の実施形態では、コイル間絶縁体72の第1の端部721および第2の端部722は、コイル間絶縁体72の外側に略90°折り返された外側折り返し部726aを有していた。しかしながら、これに限らず、コイル間絶縁体の第1の端部と第2の端部との少なくとも一方の端部が外側折り返し部を有していればよい。また、外側折り返し部は、コイル間絶縁体の外側に例えば、30°,60°,120°など90°以外の角度で折り返されていてもよい。
また、上記第3の実施形態では、コイル間絶縁体72の第1の端部721および第2の端部722は、コイル間絶縁体72の内側に略120°折り返された内側折り返し部727aを有していた。しかしながら、これに限らず、コイル間絶縁体の第1の端部と第2の端部との少なくとも一方の端部が内側折り返し部を有していればよい。また、内側折り返し部は、コイル間絶縁体の内側に例えば、30°,60°,120°など90°以外の角度で折り返されていてもよい。また、例えば、第1の端部が内側折り返し部を有し、第2の端部が外側折り返し部を有していてもよい。
また、上記第4の実施形態では、コイル間絶縁体72の第1の端部721および第2の端部722は、コイル間絶縁体72の外側に略180°折り返された外側折り返し部726bを有していた。しかしながら、これに限らず、コイル間絶縁体の第1,第2の端部は、外側折り返し部または内側折り返し部を有していればよい。また、外側折り返し部または内側折り返し部は、コイル間絶縁体の外側または内側に例えば、30°,60°,120°など90°以外の角度で折り返されていてもよい。また、例えば、第1の端部が内側折り返し部を有し、第2の端部が外側折り返し部を有していてもよい。
また、上記第4の実施形態では、外側折り返し部726bの長さLsは、スロット開口部515の周方向の幅Dsよりも大きい。しかしながら、これに限らず、外側折り返し部の長さは、スロット開口部515の周方向の幅Dsより小さくてもよい。
また、上記第5の実施形態では、スロット絶縁体71の第1の突出部711bと第2の突出部712bとは、これら第1の突出部711bと第2の突出部712bとの間の周方向の距離が、径方向外側に向かうにつれて次第に小さくなるように逆「ハ」字形に対向していた。しかしながら、これに限らず、スロット絶縁体の第1の突出部または第2の突出部の少なくとも一方の突出部が、周方向よりも径方向外側に向かって延在していればよい。
本発明の具体的な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々変更して実施することができる。例えば、本発明のステータは、インナーロータを備えるモータだけでなく、アウターロータを備えるモータにも適用できる。
1 密閉容器
2 圧縮機構部
3 モータ
5 ステータ
6 ロータ
71 スロット絶縁体
72 コイル間絶縁体
510 ステータコア
511 バックヨーク部
512 ティース部
512A 先端部
512a,512b 周方向の端部
514 スロット部
515 スロット開口部
520 コイル
520a 周方向の端面
530 インシュレータ
535 凸部
711a,711b 第1の突出部
712a,712b 第2の突出部
715 スロット絶縁体開口部
721 第1の端部
722 第2の端部
726a,726b 外側折り返し部
727a,727b,727c 内側折り返し部

Claims (14)

  1. 円筒部(511)と、この円筒部(511)の周面から第1径方向側に突出すると共に周方向に配列された複数のティース部(512)とを有するステータコア(510)と、
    上記ステータコア(510)の上記ティース部(512)に巻回されたコイル(520)と、
    周方向において隣り合う上記ティース部(512)の間の空間であるスロット部(514)内に配置されると共に、上記ステータコア(510)と上記コイル(520)との間に挟まれるスロット絶縁体(71)と、
    周方向において隣り合う上記コイル(520)の間に配置されると共に、少なくとも2つに折り返され、第1径方向側に第1の端部(721)と第2の端部(722)とを有するコイル間絶縁体(72)と
    を備え、
    上記スロット絶縁体(71)は、周方向において隣り合う一方の上記ティース部(512)の第1径方向側の先端部(512A)における周方向の端部(512a)よりも上記スロット部(514)側に突出する第1の突出部(711a,711b)と、他方の上記ティース部(512)の第1径方向側の先端部(512A)における周方向の端部(512b)よりも上記スロット部(514)側に突出する第2の突出部(712a,712b)とを有し、
    上記コイル間絶縁体(72)の上記第1の端部(721)は、上記スロット絶縁体(71)の上記第1の突出部(711a,711b)の第2径方向側に対向し、上記コイル間絶縁体(72)の上記第2の端部(722)は、上記スロット絶縁体(71)の上記第2の突出部(712a,712b)の第2径方向側に対向していることを特徴とするステータ。
  2. 請求項1に記載のステータにおいて、
    上記コイル(520)の周方向の端面(520a)は、上記ステータコア(510)の上記ティース部(512)の先端部(512A)における周方向の端部(512a,512b)よりも周方向において隣り合う上記コイル(520)間の周方向の中心側に位置していることを特徴とするステータ。
  3. 請求項1または2に記載のステータにおいて、
    上記コイル間絶縁体(72)の上記第1の端部(721)と上記第2の端部(722)との少なくとも一方の端部(721,722)は、上記コイル間絶縁体(72)の内側に折り返された内側折り返し部(727a,727b,727c)を有していることを特徴とするステータ。
  4. 請求項3に記載のステータにおいて、
    上記コイル間絶縁体(72)の上記内側折り返し部(727a,727b,727c)の長さは、上記スロット絶縁体(71)の上記第1の突出部(711a,711b,)と上記第2の突出部(712)との間のスロット絶縁体開口部(715)の周方向の幅よりも大きいことを特徴とするステータ。
  5. 請求項4に記載のステータにおいて、
    上記内側折り返し部(727a,727b,727c)の長さは、周方向において隣り合う一方の上記ティース部(512)の第1径方向側の先端部(512A)における周方向の端部(512a)と他方の上記ティース部(512)の第1径方向側の先端部(512A)における周方向の端部(512b)との間のスロット開口部(515)の周方向の幅よりも大きいことを特徴とするステータ。
  6. 請求項1から5のいずれか1つに記載のステータにおいて、
    上記コイル間絶縁体(72)の上記第1の端部(721)と上記第2の端部(722)との少なくとも一方の端部(721,722)は、上記コイル間絶縁体(72)の外側に折り返された外側折り返し部(726a,726b)を有していることを特徴とするステータ。
  7. 請求項6に記載のステータにおいて、
    上記コイル間絶縁体(72)の上記外側折り返し部(726a,726b)の長さは、上記スロット絶縁体(71)の上記第1の突出部(711a,711b,)と上記第2の突出部(712)との間のスロット絶縁体開口部(715)の周方向の幅よりも大きいことを特徴とするステータ。
  8. 請求項7に記載のステータにおいて、
    上記外側折り返し部(726a,726b)の長さは、周方向において隣り合う一方の上記ティース部(512)の第1径方向側の先端部(512A)における周方向の端部(512a)と他方の上記ティース部(512)の第1径方向側の先端部(512A)における周方向の端部(512b)との間のスロット開口部(515)の周方向の幅よりも大きいことを特徴とするステータ。
  9. 請求項3から5のいずれか1つに記載のステータにおいて、
    上記コイル間絶縁体(72)の上記第1の端部(721)および上記第2の端部(722)は、上記コイル間絶縁体(72)の上記内側折り返し部(727a,727b,727c)を有し、これらの内側折り返し部(727a,727b,727c)は、互いに支え合っていることを特徴とするステータ。
  10. 請求項3から5のいずれか1つに記載のステータにおいて、
    上記コイル間絶縁体(72)の上記第1の端部(721)および上記第2の端部(722)は、上記コイル間絶縁体(72)の上記内側折り返し部(727a,727b,727c)を有し、これらの内側折り返し部(727a,727b,727c)は、互いに係合し合う係合構造を有していることを特徴とするステータ。
  11. 請求項1から10のいずれか1つに記載のステータにおいて、
    上記スロット絶縁体(71)の上記第1の突出部(711b)と上記第2の突出部(712b)との少なくとも一方の突出部(711b,712b)は、周方向よりも第2径方向側に向かって延在していることを特徴とするステータ。
  12. 請求項1から11のいずれか1つに記載のステータにおいて、
    上記ステータコア(510)の軸方向の両端面のそれぞれに対向して配置されたインシュレータ(530)を備え、
    上記インシュレータ(530)は、上記コイル間絶縁体(72)の軸方向の移動を規制するための凸部(535)を有していることを特徴とするステータ。
  13. ロータ(6)と、
    このロータ(6)と径方向において対向するように配置された請求項1から12までのいずれか一項に記載のステータ(5)と
    を備えることを特徴とするモータ。
  14. 密閉容器(1)と、
    この密閉容器(1)内に配置された圧縮機構部(2)と、
    上記密閉容器(1)内に配置されると共に上記圧縮機構部(2)を駆動する請求項13に記載のモータ(3)と
    を備えることを特徴とする圧縮機。
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