JP2016020276A - 物品保管仕分け装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】物品を保管し、仕分けする物品保管仕分け装置であって、物品を保管種別ごとに保管する収容容器と、収容容器に収容した物品とを確実に紐づけることができる物品保管仕分け装置を提供する。
【解決方法】物品を保管し、仕分けする物品保管仕分け装置であって、物品を保管種別ごとに収容する収容容器と、収容容器に付され、収容容器を識別する収容容器識別子と、収容容器を運搬する運搬部と、運搬部から運搬された収容容器を保管する保管部とを有し、収容容器に物品を収容した後で、収容容器識別子を読み取る。
【選択図】図1

Description

本発明は、物品の保管仕分け装置に関し、特に、物流センタなどで物品を配送先ごとに仕分ける物品の保管仕分け装置に関する。
これまでは、このような物流センタにおいては、配送すべき多数の物品を、物品ごとに小分けして一時的に保管した後に、配送先ごとに取り出して配送するような方法が広く用いられている。
その際に、一時保管を容易にするために、定形の収容容器(ケースまたは搬送容器などとも言う)に物品を収容することも一般的に行われている。例えば、空の収容容器に付されたバーコード(収容容器識別子)を自動的に読み取ったのちに、当該の物品収容容器に収容すべき物品に付されたバーコード(物品識別子)を作業者に読み取らせ、その物品を収容容器に収容することで、それらを関連付けて記憶して一時保管しておき、配送先ごとに仕分ける作業においては、収容容器識別子を用いて作業を進めるようにしている。
これによって、様々な形状の物品を、定形の収容容器に入れることで、装置の構成が簡素化され、また、収容容器に付された識別子によって処理を進められるので、処理方法が容易になるなどの利点がある。
しかしながら、このような構成では、空の収容容器に付された容器識別子を読み取ったのちに、物品をその収容容器に収容するようにしたため、その収容容器が物品収容の前に脱落した場合には、誤った収容容器に物品が収容される恐れがある。
また、収容容器への物品の収容を失念し、収容容器が空のまま進行し、物品収容がずれてしまう恐れもあり、確実な関連付けができない場合もあり得るという課題があった。
そこで、上記課題を解決するため、本発明は、収容容器と、収容容器に収容した物品とを確実に紐づけることができる物品保管仕分け装置を提供することを課題とした。
かかる課題を解決するため、本発明では、物品保管仕分け装置であって、
−物品を保管種別ごとに収容する収容容器と、
−収容容器に付され、収容容器を識別する収容容器識別子と、
−収容容器を運搬する運搬部と、
−運搬部から運搬された収容容器を保管する保管部と
を有し、収容容器に物品を収容した後で、収容容器識別子を読み取ることを特徴とする。
これによれば、収容容器に物品を収容した後で、収容容器に付された収容容器識別子を読み取り、物品と収容容器との紐付けを行うから、物品が確実に収容された収容容器の容器識別子と物品とが正確に紐付けできるので、処理の誤りの発生を防止することができる。
更に
−収容物品検出部と
を有し、収容容器に物品を収容した後で、収容容器内の物品を検出することを特徴としてもよい。
これによれば、容器識別子を読み取る際に、収容容器に物品が収容されていない、あるいは誤った物品が収容されていることが把握できるため、その時点で処理の誤りを正すことができ、円滑な業務の遂行に役立つ。
更に、これまでに述べた物品保管仕分け装置であって、
−保管部に保管された収容容器または物品を仕分け先ごとに仕分ける仕分け部
を、更に有することを特徴としてもよい。
これによれば、収容容器に物品を収容した後で、収容容器の識別子を読み取ったから、その識別子情報により、保管後の仕分け作業が円滑に実行できる。
また、これまでに述べた物品保管仕分け装置であって、収容容器が空であることを許容することを特徴としてもよい。
これによれば、収容容器を空の状態で、すなわち、物品を収容することなく、運搬し、保管することができるので、運用上必要とされる場合に、空の容器を有効に活用することができるという利点がある。
本発明によれば、収容容器に物品を収容した後で、収容容器の識別子を読み取ったから、収容物品と収容容器が確実に紐づけでき、適切に小分け、運搬、保管、仕分けをすることのできる物品保管仕分け装置を実現することができる。
本発明の第1の実施形態に係る物品保管仕分け装置の構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る装置の供給部及び運搬部の説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る装置の保管部の説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る装置に用いられる収容容器の説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る装置のシステム図である。 本発明の第1の実施形態に係る装置の作業指示を示す表である。 本発明の第1の実施形態に係る装置の制御方法を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る装置の収容容器と収容物品との関係を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る装置の制御方法を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る装置の保管部の状態説明表である。
以下、図面を参照し、本発明の第1の実施形態にかかる物品保管仕分け装置について説明する。なお、以下では本発明の目的を達成するための説明に必要な範囲を模式的に示し、本発明の該当部分の説明に必要な範囲を主に説明することとし、説明を省略する箇所については公知技術によるものとする。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る物品保管仕分け装置の構成図である。また、図2は、本発明の第1の実施形態に係る物品保管仕分け装置の供給部及び運搬部の説明図である。更に、図3は、本発明の第1の実施形態に係る物品保管仕分け装置の保管部の説明図である。
ここで、供給部10は、物品を供給する部分で、供給コンベヤ101と、分岐コンベヤ102などを有する。供給コンベヤ101は、本装置に供給されるべき物品の収容された供給容器11を搬送するコンベヤであり、ローラコンベヤが好適であるが、それに限定されない。
分岐コンベヤ102は、供給コンベヤ101から図示しない公知の分岐機構を用いて分岐して、供給容器11を、小分けステーション12の作業者の面前に提示するもので、供給コンベヤ101と直交する搬送方向のローラコンベヤで構成される。分岐コンベヤ102及び小分けステーション12は複数設けてもよい。
なお、供給部10は、物品を供給できる構造であれば、特にコンベヤとする必要はなく、例えば、棚、フローラックなどを設けて、ここに、本装置に供給されるべき物品を収容しておいてもよい。
操作表示部13は、小分けステーション12近傍に設置され、作業者に対する作業指示などを表示したり、作業者が種々の情報を入力したりするために用いられる。
ハンドスキャナ14は、小分けステーション12近傍に設置され、作業者によって物品またはその外装に付与されている、物品識別用のバーコードを読み取るために用いられる。
運搬部15は、その中に物品を収容するための空の収容容器16を供給する空容器供給コンベヤ151と、供給された空の収容容器16に物品を収容した後に下流へと搬送する収容容器搬送コンベヤ152と、空容器供給コンベヤ151及び収容容器搬送コンベヤ152の合流部分の収容容器合流機構153とからなる。コンベヤは、ローラコンベヤが好適であるがそれに限定されない。なお、空容器供給コンベヤ151には、その上流の、図示しない空容器供給機構から空容器が供給されるものとする。更に、運搬部15は、コンベヤによる搬送に限定されず、マニピュレータなどのコンベヤ搬送以外の機構を用いるものであってもよい。また、運搬部15が、空容器供給コンベヤ151、収容容器搬送コンベヤ152、収容容器合流機構153から構成されなくてもよく、必要とする機能を実現できる機構であればよい。
図4は、本発明の第1の実施形態に係る物品保管仕分け装置に用いられる収容容器16の説明図である。略直方体で上面が開放されており、予め、バーコードからなる収容容器16を特定する収容容器識別子18が付されている。具体的には収容容器識別子18を印刷した紙製のラベルが透明ケースに入れられ、それが収容容器16の側面に貼付されている。収容容器識別子18としては、例えば5桁の数字をバーコード化したものが用いられるが、それに限定されるものではない。
第1のバーコードリーダ19aは、小分けステーション12の近傍で収容容器搬送の下流側に設けられ、第2のバーコードリーダ19bは、収容容器搬送コンベヤ152の下流部で、保管部の前に設けられ、いずれも収容容器識別子18を読み取る。読み取り方法は、LED光源で照射し、反射光をフォトダイオードで受光するなどの、公知技術を用いる。
収容物品検出部17は、搬送コンベヤ上で、第1のバーコードリーダ19aとほぼ同じ位置に設けられ、搬送コンベヤの途中でローラの隙間に設けた重量センサである。これによって、収容容器内の物品の有無などが検出できる。なお、収容物品検出部17としては、重量センサに限定されず、収容容器16内の画像を上方から撮影し、収容物品の有無、形状などを検出する画像センサや、上方から各種の光線や超音波を放射してその反射を検出する反射センサ、メカニカルな触針やレバーなどを用いた接触センサなど、どのようなセンサであってもよい。
保管部20は、収容容器搬送コンベヤ152の下流部に設けられ、収容容器16を運搬するキャリッジ201、キャリッジ201を水平方向及び上下方向に移送させる移送部202、移送された収容容器16をキャリッジ201から受け取り一時保管する、複数の間口203を有するラック204からなる。
図3の例では、移送部202の両側に、4列×5段の間口203を持つラック204が2基設けられており、40カ所の収容個所があることになる。なお、この収容個所数は、この数に限定されず、これより少なくても多くても構わない。業務の必要に応じて適切に選定すればよい。
更に具体的には、移送部202の最下部にキャリッジ201が位置し、かつ移送部202が、運搬部15を横切って位置しているときに、キャリッジ201が収容容器16を受け取り、その後、キャリッジ201は移送部202によって、水平方向に所定位置まで移動させられ、そこで、キャリッジ201が移送部202の垂直壁に沿って、ローラなどの働きにより、上方に所定位置まで移動させられる。その位置において、キャリッジ201は間口203に正対し、図示しない移載機構により、収容容器16が、キャリッジ201から間口203へと水平方向に移動される。
なお、保管部20は、上記の構造に限定されず、容器や物品を自動的に入庫し、出庫することができる、いわゆる自動倉庫であれば、どのような構造であってもよい。装置全体の適切な運用ができるものを選択すればよい。
ここで、保管部20の、キャリッジ201、移送部202、間口203、ラック204は、仕分け部30をも構成しており、仕分け部30は、更に、ローラコンベヤからなる仕分け搬送路301を含んでいる。
仕分け搬送路301の下流には、作業者が仕分け先ごとの物品を、仕分け先ごとの搬送容器40に集積する集積ステーション41が設けられている。また、仕分け搬送路310の集積ステーション41近傍には、第3のバーコードリーダ19cが設けられている。更に、集積ステーション41からは、配送用トラック42への積み込みが可能なように構成されている。
図5は、本発明の第1の実施形態に係る物品保管仕分け装置のシステム図であり、これらの各部を制御するために、パソコンやサーバなどからなる制御部50が設けられ、各部と直接または回線を経由して接続されている。また、制御部50には、物品、保管場所などについての情報を記憶する、ハードディスクなどからなる記憶部60が接続または内蔵されている。
次に、このような構成の物品保管仕分け装置1の作用について説明する。
図6は、本発明の第1の実施形態に係る物品保管仕分け装置の小分けステーション12における作業指示を示す表であり、予め記憶部60に記憶され、制御部50へ提供される。具体的には、小分けステーション12に供給される順に、供給容器11によって供給され、小分け(取出し)すべき物品と数量の作業内容のリストになっており、小分けすべき物品・数量は同一であっても異なっていてもよい。すなわち、単一物品を1個取り出す場合(図中の<1>)、単一物品を複数個取り出す場合(図中の<2>)、複数物品をそれぞれ指定数量取り出す場合(図中の<3>)などが設定できる。
図7は、本発明の第1の実施形態に係る物品保管仕分け装置の収容容器の制御方法を示すフローチャートである。
ここで、制御部50が、本装置において一時保管及び仕分けされるべき物品を、第1の供給容器11aに入れた状態で、供給部10の供給コンベヤ101から分岐コンベヤ102へと供給する(ステップS10)。
次に、制御部50が、小分けステーション12の作業者に、物品XXXを数量1個取出すよう、操作表示部13に表示することで指示する(ステップS11)。
その指示に従って、作業者が、物品XXXを1個取出す。一方、制御部50が、作業者の近傍の空容器供給コンベヤ151に、上流側より空の収容容器16を搬送させ、所定の位置で停止させる。それによって、作業者に、取り出した指定個数の物品を、所定の位置で停止した空の収容容器16に投入させる(ステップS12)。
ここで、指示通りの物品が取り出されたかどうかを確認するため、作業者に、バーコード読み取り用のハンドスキャナ14によって、物品に貼付されているバーコードからなる物品識別子(図示せず)を読み取らせてもよい。なお、物品識別用のバーコードを読み取る装置であればハンドスキャナに限定されず、固定のバーコードスキャナであってもよい。
なお、同一供給容器内の取出し作業は、運用によっては、図6に示す記載順でなく、順不同で行われてもよい。すなわち、ハンドスキャナ14でその物品の物品識別子を読み取らせるとか、操作表示部13から物品を指定させる、などの手段で、取出した物品を特定することで、記載順でなくてもよいようにすることが可能である。このようにすれば、作業者の作業の自由度が増すなどの利点がある。
次に、制御部50は、物品が収容された収容容器16を下流へと搬送させる(ステップS13)。なお、小分けステーション12へは、次の物品の投入のため、空の収容容器16が搬送される。
物品を収容した収容容器16は、引き続き、下流に設けられた収容物品検出部17において、重量センサによって、物品を収容した収容容器16の重量を測定し、収容容器が空でないことを確認する(ステップS14)。すなわち、空の収容容器と比較して、物品が収容されていると判定できる重量であれば、物品が収容されているものとしてその後の通常の処理を続行し、物品が収容されていないと判定された場合は、異常対応の処理を行わせる。但し、運用上、空の収容容器16を搬送する場合もあり、その場合は、空と判定されても、通常処理を続行する。
なお、重量センサによる場合、収容された物品の重量に関する情報を取得しておけば、更に精度よく、指示通りの物品が収容されているかどうかも確認ができる。また、重量以外の光学的、音響的、あるいはメカニカルなセンサによる場合も、収容される物品の形状などの情報を取得しておけば、指示通りの物品が収容されているかどうかの確認が精度よくできる。
次に、収容容器16を搬送させながら、第1のバーコードリーダ19aによって、収容容器識別子18を読み取らせる(ステップS15)。
図8は、収容容器16と収容された物品との関係を示す説明図である。収容容器識別子18が読み取られた時点で、収容容器に収容された物品(XXX)・数量(1)と収容容器識別子18(例えば「53729」)とを、必要があれば、制御部50が紐付けして記憶部60に記憶する(ステップS16)。なお、運用上、紐付けが不要であれば、紐付けを行わず、そのまま下流に搬送するようにしてもよい。
ここで、収容容器が空でないことを確認するステップ(ステップS14)は、収容容器識別子読み取りステップ(ステップS15)あるいは紐付けステップ(ステップS16)と同時あるいは後であっても構わない。また、収容容器が空でないことを確認するステップ(ステップS14)は、運用上の必要性がない場合には省略することも可能であり、その場合は、システム構成は簡略化される。
なお、制御部50は、第1の供給容器11aの物品の取り出しが完了するまで、物品XXX・数量2、物品YYY・数量2、の順に、物品取出し(ステップS11)・物品投入(ステップS12)、収容容器搬送(ステップS13)、収容容器の空の確認(ステップS14)、容器識別子読み取り(ステップS15)・容器識別子と物品の紐付け(ステップS16)を繰り返し、第1の供給容器11aの物品がなくなれば、第1の供給容器11aについての収容容器16に投入する作業は終了となる。
ここで、第1の供給容器11aは、通常、空になるので、分岐コンベヤから取り除かれ、次に、第2の供給容器11bが、小分けステーション12の前に供給され、その後、第1の供給容器11aと同様のステップが継続される。
このようにして、収容容器16の容器識別子18と収容された物品が原則として紐づけられた状態で、次工程へと搬送される(ステップS17)。すなわち、収容容器16が空容器供給コンベヤ151を進んでいき、収容容器合流機構153に到達する。収容容器合流機構153においては、空容器供給コンベヤ151側あるいは収容容器搬送コンベヤ152側に、収容容器を停止させるバーを突出できる構造となっており、収容容器搬送コンベヤ側に、十分なスペースがある場合には、空容器供給コンベヤ151側のバーを開放して、収容容器16を1個または複数個、収容容器搬送コンベヤ152側に放出し、十分なスペースがない場合は、スペースが見つかるまで、空容器供給コンベヤ151側のバーを閉鎖するように制御する。なお、このような収容容器合流機構153については、種々のコンベヤシステムで実用されており、ここでは公知の技術を用いることとする。
図9は、収容容器を保管部に保管する制御方法を示すフローチャートである。この物品を収容した一群の収容容器16は、収容容器搬送コンベヤ上を搬送されていき、第2のバーコードリーダ19bを通過する際に、制御部50が、収容容器16の容器識別子18の読み取りを指示する(ステップS50)。容器識別子18が適切に読み取られる(ステップS51)と、例えば、物品XXX・数量1個のように収容容器の中の物品及び数量が特定できる(ステップS52)。
次に、当該容器の保管先として、現在、空いている保管部20の間口203を指定する。例えば、4列×5段×2セット、計40(No.01−No.40)の保管部20の間口203があり、No.01が空いている場合、そこが指定される(ステップS53)。
引き続き、制御部50が、次の収容容器16の容器識別子18の読み取りを指示し(ステップS50)、容器識別子18が適切に読み取られる(ステップS51)と、例えば、物品XXX・数量1個のように収容容器の中の物品及び数量が特定できる(ステップS52)。
次に、当該容器の保管先として、現在、空いている保管部20の間口203を指定する。例えば、4列×5段×2セット、計40(No.01−No.40)の保管部20の間口203があり、No.03が空いている場合、そこが指定される(ステップS53)。
図10は、保管部20の間口203と、収容容器識別子18と、収容物品及び数量を関連付けた状態説明表である。これまでに述べた方法によって、間口203の番号と、収容容器識別子18と、収容物品及び数量とが紐づけられた形で、制御部50により、記憶部60に記憶される(ステップS54)。なお、ここで、収容容器識別子18と収容される物品とは、既に紐づけられて記憶されているので、ここでは、間口No.と、物品との対応のみを記憶することでもよい。
具体的な保管の動作は、次のようになっている。収容容器16が収容容器搬送コンベヤ152を進み、保管部20へと到達する。まず、保管部20の入り口部に待機しているキャリッジ201に最初の収容容器16が移載され、そのキャリッジ201は、移送部202によって水平直進方向及び上下方向に移送させられ、制御部50によって指示された間口203のいずれかに収納される。キャリッジ201は、その後、保管部20の入り口部に戻って待機する。
この動作を繰り返して、一群の収容容器16が保管部20の指定の間口203に収納される。ここでは、収容容器16に付された容器識別子18の存在は必須ではなく、第2のバーコードリーダ19b以降で、収容容器16の抜き取り・追加などの事態がなければ、収容容器16の収納される間口203を制御部50において記憶しておけば、その間口203の情報と収容容器16に収容された物品を関連づけることが可能である。
次に、保管部20に保管された収容容器16に収容された物品を、仕分け先ごとに仕分ける手順について説明する。
制御部50において、仕分け先ごとに配送すべき物品及び数量を指示すると、図9に示すような、記憶部60に記憶された収容物品と保管部間口203の対応表によって、その物品に対応した間口203の収容容器16を取り出すことになる。これは、前に述べた保管の手順と逆に、キャリッジ201が、移送部202によって指定の間口203に移送され、そこで収容容器16を間口203からキャリッジ201に移載し、キャリッジ201が移送部202により保管部20の出口(入口と兼用)部分に戻ってきて、そこから、仕分け搬送路301へと受け渡される。
同一仕分け先への物品の収容された収容容器16は、連続して取り出され、仕分け搬送路301上で、列をなすこととなる。
次に、仕分け搬送路301の下流の集積ステーション41において、作業者が仕分け先ごとの物品を、仕分け先ごとの搬送容器40に集積する。更に、仕分け先ごとの搬送容器40は、集積ステーション41から配送用トラック42へと積み込まれる。
なお、先に述べたように、保管部間口203と収容物品が紐づけられていることから、収容容器16に付した収容容器識別子18を読み取ることは必須ではないが、確認のために、集積ステーション41の近傍の第3のバーコードリーダ19cで自動的に、あるいは図示しないハンドスキャナを用いて集積ステーション41の作業者に、読み取らせるようにしてもよい。これによって、更に確実性の高い仕分けが行われる。
ここで、本発明の第1の実施形態の説明において、容器識別子18は、紙のラベル上に印刷されたバーコードであり、その紙のラベルが透明ケースに入れられて収容容器に貼付されているものとして説明したが、これに限定されるものでなく、ラベルを入れたケースが収容容器にはめ込まれていたり、ねじ止めされていたりする方法でもよく、ラベル裏面にマグネット、収容容器側に磁性体部分(その逆でもよい)を設け、磁力により付与されていてもよく、ラベルの材質も、紙製のラベルでなく、樹脂製や金属製のラベルでもよい。また、収容容器に予め付与されている紙や布の部分、あるいは直接収容容器表面に、インクジェット印刷や磁性体吹付けのような方法で容器識別子18を印刷されていてもよいし、更に、磁気カード、ICカード、RFIDなどのICタグ、液晶パネルのように、自動読み取り可能な素子に容器識別子18が記憶されていて、収容容器に貼付、内蔵または載置などの方法で設置されていてもよい。
また、ラベルの材質・構造、ラベルの有無によらず、識別子情報が書き換え可能(リライタブル)なものであってもよい。紙製の場合も可能である。省資源などの効果が得られる。
なお、第1の実施形態について、容器識別子あるいは物品識別子として、バーコードを用いるとして説明したが、これに限定されず、QRコード(登録商標)、ARマーカー、RFID、OCR文字認識など、自動読み取り可能なコードであれば、どのようなものであってもよい。また、これらの読み取り部についても、バーコードリーダに限定されず、コード形式によって適切な読み取り部を選択すればよい。
また、第2及び第3のバーコードリーダ19b、19cについては、第1のバーコードリーダ19aにおいて、収容容器識別子18と物品との紐付けが確実になされ、その後は、収容容器16の搬送状態を追跡可能にできれば、その両方またはいずれか一方は設けないことも可能である。
なお、収容容器16を、運用の都合上、物品を収容しないで空のまま搬送することも想定される。例えば、本発明の装置においては、多数の収容容器16を装置内あるいは装置外で循環させるような運用がなされる。その場合、収容容器16の使用状況によっては、小分けステーションの作業と集積ステーションの作業バランスがアンバランスになった場合に空の収容容器を待機させておく限られたエリアでは不足が生じ、溢れかえる事態が考えられる。そのような事態を回避するため、保管部20を収容容器の一時待機エリアとして活用することも可能である。また、逆に、空の収容容器の小分けステーションへの搬送が滞る事態も考えられ、そのような事態を回避するため、予め、空の収容容器を保管部20に保管し、必要になったら空の収容容器を保管部20から放出することも可能である。このようにして、円滑な収容容器16の循環を実現することができる。
その場合も、収容物品検出部17などからの収容容器16が空であるという情報と、読み取った収容容器識別子18とを紐づけて記憶することも可能である。
また、第1のバーコードリーダ19aの、更に下流部に、イレギュラー対応ステーション(図示しない)を設けてもよい。ここでは、先に述べた収容物品がないか誤っている場合、容器識別子18の欠落や汚毀損による読み取り不良の場合、以前の紐付けがされたままの収容容器が現れた場合、空であるべき収容容器に物品がある場合、破損した、あるいは汚損した物品を収容した場合、収容物品の数量に過不足がある場合など、小分けステーション12の作業者が認識していたり、あるいはバーコードリーダ19aや収容物品検出部17で検出されたりするイレギュラーな事態を、専門の作業者に集中的に対応させてもよい。これにより、小分けステーション12の作業者は、非定常業務を極力少なくし、効率的な作業が可能となる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することが可能である。これらはすべて本願に係る技術思想に包摂されるものである。
上述したように、本願に係る発明によれば、収容容器に物品を収容した後で、収容容器の識別子を読み取るような構成により、収容物品と収容容器とが確実に紐づけでき、適切に小分け、運搬、保管、仕分けをすることができる。
したがって、本発明に係る発明は、商品流通に係る小分け、運搬、保管、仕分けにおける作業性を格段に向上させ、経済効率も格段に向上させることが可能となる。よって、本願は、商品物流業に限定されず各種産業に対して大きな有益性をもたらすものである。
10 供給部
11 供給容器
12 小分けステーション
13 操作表示部
14 ハンドスキャナ
15 運搬部
16 収容容器
17 収容物品検出部
18 収容容器識別子
19a 第1のバーコードリーダ
19b 第2のバーコードリーダ
19c 第2のバーコードリーダ
20 保管部
30 仕分け部
40 搬送容器
50 制御部
60 記憶部

Claims (4)

  1. 物品を保管し、仕分けする物品保管仕分け装置であって、
    −物品を保管種別ごとに収容する収容容器と、
    −前記収容容器に付され、前記収容容器を識別する収容容器識別子と、
    −前記収容容器を運搬する運搬部と、
    −前記運搬部から運搬された前記収容容器を保管する保管部と
    を有し、前記収容容器に物品を収容した後で、前記収容容器識別子を読み取ることを特徴とする物品保管仕分け装置。
  2. 請求項1に記載の物品保管仕分け装置であって、更に、
    −前記収容容器に収容された物品を検出する収容物品検出部と
    を有し、前記収容容器に物品を収容した後で、前記収容容器内の物品を検出することを特徴とする物品保管仕分け装置。
  3. 請求項1に記載の物品仕分け装置であって、更に、
    −前記保管部に保管された前記収容容器を仕分け先ごとに仕分ける仕分け部
    を有することを特徴とする物品仕分け装置。
  4. 請求項1に記載の物品保管仕分け装置であって、前記収容容器が空であることを許容することを特徴とする物品保管仕分け装置。
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