JP2016019601A - 搬送用什器 - Google Patents

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Abstract

【課題】周囲の何れの方向からでも物品の大きさに関わらず使用者が物品の出し入れを容易に行い得る搬送用什器を提供する。
【解決手段】本発明に係る搬送用什器は、移動可能な脚ベースと、この脚ベースの前後及び/又は左右方向中央に立設されその両側に少なくとも略対称形状をなすトレーをそれぞれ片持状態で取り付けることができるオプション取付部を有した支柱と、この支柱上に配され当該支柱の両側に取り付けられる前記トレーを平面視において略覆い得る形態を有した天板とを具備してなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、病院や診療所等において好適に使用される搬送用什器に関する。
従来、病院や診療所等において、電子カルテ用ノートPCやレントゲンフィルムその他の資料、薬剤、器具類の収納及び運搬の用に供され、移動可能な脚ベースと、この脚ベースに立設されオプション取付部を有する支柱と、前記支柱上に配された天板とを備えた搬送用什器が、ナースカートと称されるものを始めとして広く用いられている。従来広く用いられている搬送用什器は、例えば、脚ベースから立設した支柱にオプションであるトレーユニット等の収納具を前後に支持させる態様(例えば、特許文献1を参照)や、脚ベースの左右両側からそれぞれ立設した支柱にレールを介して前記トレーユニット等の収納具の左右両側を支持させる態様(例えば、特許文献2を参照)を採用しており、全体としても略左右対称の形状を備えているものが多い。
ところで、病院や診療所等の現場においては、使用者が頻繁に移動しながら作業をスムーズに行うべく、搬送用什器の周囲の全方向からスムーズに物品の出し入れを行いたいという要望がある。
しかしながら、従来の搬送用什器の構成では、支柱を隔てた両側においては略非対称の形状を有することから、物品の大きさによってはそれぞれ搬送用什器の支柱を隔てた何れかのスペースに分別して出し入れしなければならないという問題があった。
特開2013−17707号公報 特開2014−14514号公報
本発明は、このような不具合に着目したものであり、周囲の何れの方向からでも物品の大きさに関わらず使用者が物品の出し入れを容易に行い得る搬送用什器を提供することを目的としている。
本発明は、このような目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち本発明に係る搬送用什器は、移動可能な脚ベースと、この脚ベースの前後及び/又は左右方向中央に立設されその両側に少なくとも略対称形状をなすトレーをそれぞれ片持状態で取り付けることができるオプション取付部を有した支柱とを具備し、当該支柱を、前記両側に前記オプション取付部を有した取付面を備えたものとし、前記取付面と直交する方向の外法寸法を前記取付面に平行な方向の外法寸法よりも小さくしたものとしていることを特徴とする。
このようなものであれば、従来の搬送用什器のように物品の大きさによっては支柱を隔てて設けられた何れかのオプション部材の収納スペースを選択して出し入れしなければならないことに起因する物品の分別といった作業を行う必要はなく速やかに物品の出し入れを行い得る。換言すれば、使用者は物品の大きさや使用者に対する搬送用什器の向きを気にすることなくオプション部材に対する物品の出し入れを始めとした搬送用什器を擁する作業を好適に行うことができる。加えて本発明によれば、支柱の両側に位置する空間を物品収容のための空間としてより有効に利用することができる。すなわち本発明によれば、周囲の何れの方向からでも物品の大きさに関わらず使用者が物品の出し入れを容易に行い得る搬送用什器を提供することが可能となる。
またオプション取付部の具体的な態様として、前記トレーを略水平方向に挿脱可能に取り付け得るトレー取付部材を前記支柱に高さ位置変更可能に保持させるものとする態様を挙げることができる。
さらにオプション取付部の詳細な態様としては、前記各取付面に上下方向に延びる平行な二本の目地と、これら目地の目地底に上下方向に所定の間隔をあけて形成された複数のフック孔とを備えたものであることが好ましい。
そして、上下方向にスペースの余裕が乏しい場合でも取り外し作業を容易に行い得る具体的な態様として、前記オプション取付部が、前記フック孔に掛止めされるブラケットを介して前記トレーを前記支柱に支持させるためのものであり、前記ブラケットが、前記支柱の前記取付面に平行に配される基板と、この基板の両側縁から前記支柱に向かう方向に突出させ前記フック孔に着脱可能に係り合う爪と、前記基板から外方に突出し前記トレーを略水平方向に挿脱可能に取り付け得るトレー取付部材とを有している態様を挙げる事ができる。
また、実際の使用に際して好適に取り扱い得る態様として、前記支柱が、前記脚ベースの左右方向中央に立設されたものであり、前記オプション取付部が、前記支柱の左右方向両側に前記トレーをそれぞれ片持状態で取り付けることができるものである態様を挙げることができる。
そして搬送用什器を構成する部品の共有率を向上して製造工程の簡素化を図りつつ、使用者にとって取り扱い易いものとするためには、前記トレーを、前記支柱の両側ともに取り付けることができるようにすることが望ましい。
本発明によれば、周囲の何れの方向からでも物品の大きさに関わらず使用者が物品の出し入れを容易に行い得る搬送用什器を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る斜視図。 同平面図。 同正面図。 同背面図。 同右側面図。 同分解斜視図。 同他の分解斜視図。 同実施形態の要部を示す図3に係るA−A線断面図。 同実施形態に係る他の斜視図。 同実施形態に係る構成説明図。 同上。 図8に係るB−B線断面図。 同実施形態に係る作用説明図。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
本実施形態に係る搬送用什器たるナースカートNは、移動可能な脚ベース1と、この脚ベース1上に立設された支柱2と、この支柱2の上端に剛結された支持構造体3と、この支持構造体3の上に配設された天板4と、この天板4の一端側に離間状態で沿い設けられた略環状をなすハンドル5とを具備してなる。そして、前記支柱2の両側面にオプション部材たるトレー611をそれぞれ片持状態で支持させている。また前記支柱2には前記トレー611とともに、高さ位置を異ならせて同じくオプション部材である棚板621を支持させている。そして本実施形態では図1〜図8に示すトレー611及び棚板621に代えて、図9〜図11に示すオプション部材である両側トレー631を前記支柱2に支持させることもできる。
なお、図1はこのナースカートNを示す斜視図、図2は同平面図、図3は同正面図、図4は背面図、そして図5は同右側面図である。この明細書において「前」とは、天板4の前記一端側である使用端側を意味し、「後」とは、天板4の反使用端側を意味する。「左」「右」とは、前記正面図における左右をそれぞれ意味するものとする。
次いで、各部の構成を具体的に説明する。
<脚ベース>
前記脚ベース1は、図1〜図7に示すように、横断面形状が各部において同じである素材を所定長さに切断して作られる中間部材11と、この中間部材11の両端に結合された型成形品である左右の脚羽根12とを備えたものである。
前記中間部材11は、所定の長さに切断してなるスチール製の角型パイプ素材を主体としているものである。の中間部材11の左右方向中央、換言すれば脚ベース1の左右方向中央には、前記支柱2を取り付けるための支柱取付部13が設けられている。
一方、前記脚羽根12は、図1〜図7に示すように、例えばアルミダイキャスト製のもので、下方に開放された中空体状をなしている。具体的には、各脚羽根12は、上壁と、内外の側壁と、前後の端壁とを一体に備えてなるもので、その内部には補強用のリブ12rが一体に設けられている。右の脚羽根12と左の脚羽根12とは、左右対称形状をなしており、各脚羽根12の前後方向両端部には、それぞれ360度全方向に首振り可能なキャスタ14が取り付けられている。各脚羽根12の内側壁における前後方向中間位置、より具体的には、前記脚ベース1の前後方向中央よりも天板4の使用端側に偏位した中間位置には、前記中間部材11と連結するための連接部15がそれぞれ設けられている。
<支柱>
前記支柱2は、脚ベース1の左右方向中央に立設されその左右にオプションを片持状態で取り付けるための取付面2aとし、当該取付面2aにオプション取付部2bを設けている。そして、この支柱2に全荷重を支持させ得る状態で当該支柱2上に前記天板4が配されている。換言すれば、前記天板4を一本の支柱2のみによって支持するようにしている。なお、この実施形態においては、前記支柱2は、脚ベース1の左右方向中央に平面視略重複した位置に立設されており、後述するように、この支柱2の左側、右側に同形状をなすトレー611を配するようにしている。本実施形態では、前記脚ベース1の左右方向である両側に前記オプション取付部2bを有した取付面2aを備えたものとし、前記取付面2aと直交する方向の外法寸法を前記取付面2aに平行な方向の外法寸法よりも小さく設定している。また、この支柱2は、前記脚ベース1に対しては左右方向中央、前記天板4に対しては使用端側に偏心させて配されている。
詳述すれば、この支柱2は、テレスコープ式に伸縮し得る構造のもので、図1〜図8に示すように、前記脚ベース1に固定された静止要素21と、この静止要素21に昇降可能に保持され前記支持構造体3を介して前記天板4を支持する昇降要素22と、この昇降要素22の昇降を所望位置においてロックする機能を有したガススプリング23(図8)とを備えてなる。
前記静止要素21は、同図に示すように、前記昇降要素22を昇降可能に包持するコア部材24と、このコア部材24の前後両側に装着された化粧部材25と、これら化粧部材25及び前記コア部材24間に前記取付面2a毎に二本ずつ形成される目地底を形成する目地底材26とを具備してなる。コア部材24は、アルミ押出成形素材を所定の長さに切断した、例えば概略角柱パイプ状のものである。そして、このコア部材24は前記脚ベース1に取り付けるべく内周には図示しない雌ネジ溝が刻設されている。また、このコア部材24の内部には凹陥したレール面が上端から下端に亘って形成されており、これらのレール面で昇降要素22の図示しないベアリングを案内するようになっている。前記化粧部材25は、図5〜図8に示すように、前記コア部材24との間に目地2cを形成する内壁と、この内壁の両端間に設けられ外方に部分円弧状をなして膨出する湾曲した外壁とを一体に備えてなるもので、例えば、アルミ押出成形素材を所定の長さに切断することにより作られている。これら化粧部材25と前記コア部材24との間に配される前記目地底材26は、横断面コ字状をなす押出成形素材を所定の長さに切断することにより作られている。
このようにしてなる支柱2の静止要素21は、その取付面2aである左側面及び右側面に前記各オプションを高さ位置変更可能に取り付けることができるオプション取付部2bをそれぞれ備えている。具体的には、各オプション取付部2bは、前記各目地底材26に複数のフック孔2dを上下方向に所定のピッチで形成したものであり、前記フック孔2dは、前記目地底材26の上下方向全長に亘って形成されている。すなわち、前記各オプション取付部2bは、平均的な使用者の想定膝高さより上の清潔領域と呼ばれる領域から前記想定膝高さより下の不潔領域と呼ばれる領域に亘って設けられている。かかる静止要素21に前記昇降要素22が昇降可能に支持されている。
前記昇降要素22は、同図に示すように、金属製のパイプ部材27と、このパイプ部材27を前記静止要素21に対して昇降可能に支持させる図示しない複数のベアリングとを具備してなる。前記パイプ部材27は、スチール等の角柱パイプ素材を所定の長さに切断することにより作られている。前記パイプ部材27の上端近傍部には、前記ガススプリング23のロックを解除するためのロック解除レバー28が回動可能に軸着されている。
前記ガススプリング23は、静止要素21の下端に取り付けられた図示しないシリンダと、このシリンダ内のピストンに接続されその上端側を該シリンダの上端から突没可能に突出させたロッド29(図8)とを具備してなる通常のもので、常時は前記ロッド29が前記シリンダに対してロックされている。そして、前記ロッド29の先端に設けた操作端を押し下げた場合にだけ、前記ロッド29を封入ガスの弾性反発力により上動させたり前記ガスの弾性反発力に抗する操作力により降下させたりすることができるようになっている。このガススプリング23のロッド29の先端部は、前記昇降要素22のパイプ部材27に固定されている。すなわち、ロッド29の先端に設けられた操作端を、前記ロック解除レバー28の内方端の下側に臨ませて、前記ロック解除レバー28の外方端側を上方に操作することによって、そのロック解除レバー28の内方端が前記操作端を押し下げてこのガススプリング23のロック状態を解除することができるようになっている。
<支持構造体>
前記支持構造体3は、図1〜図7に示すように、前記支柱2の上端に剛結された金属製のもので、前記支柱2における昇降要素22のパイプ部材27に固定された横架材31と、この横架材31の両側端に溶接等により剛結され天板4の使用端及び両側に沿って平面視コの字形に延びるステー32と、当該ステー32に設けられた天板受け33と、この天板受け33から外方に突出させて設けたフック34とを有している。前記横架材31は、スチール製の角柱パイプ素材を所定長さに切断することにより作られたもので、前記パイプ部材27及び前記昇降要素22はそれぞれ溶接等により剛結されている。前記ステー32は、例えばスチール製の円柱パイプ材からなるものであり、上方に位置する天板4との間には手が挿入し得る程度の空間が設けられている。これにより当該ステー32は使用者がハンドル5の代わりに側方からも把持することができ、ナースカートNを容易に移動させ得るようになっている。前記フック34は、前記天板受け33の下端付近から外方に向けて、平面視天板4の側縁よりも若干外側まで突出している。そして天板受け33は、前記ステー32の前後計4箇所に位置付けられたもので、下端部は前記ステー32に固定されるとともに、上端部は前記天板4を安定して支持しつつ、前記他のオプションを固定できるように構成されている。そして本実施形態に係る前記支持構造体3は前記天板受け33と前記天板4との間に、例えばパーソナルコンピュータ用のバッテリを収容するためのバッテリ棚71、カルテ等の書類を収容し得るファイルトレー72及びハンドル5近傍において筆記具やその他の部品を収容するためのペントレー73といった他のオプションを挟持することにより取り付けるための構造を有する。
<天板>
前記天板4は、図1〜図7に示すように、パーソナルコンピュータやカルテ等を載置するための平面視略長方形状のもので、前記脚ベース1及び前記支柱2の上方に配され前記トレー611を平面視において略覆い得る形態を有したものである。この天板4は、例えば、木製の芯材41と、この芯材41の上面に添設されたメラミン樹脂板等の化粧板42と、この化粧板42及び前記芯材41の周縁を包囲するエッジ部材43とを具備してなる。前記芯材41の下面側における前記支持構造体3に対応する部位には、インサートナット44が埋設されているとともに、反使用端側には後述する柵部材46を取り付けるための雌ねじ穴45が形成されている。この天板4は、前記支持構造体3の天板受け33上に配置され、この天板受け33の位置で前記インサートナット44に螺着されるボルトにより該支持構造体3上に固定されている。
そしてこの天板4には、図1〜図7に示すように、前記天板4の反使用端側からパーソナルコンピュータ等の天板4上の載置物が落下しないように、天板4の反使用端から両側の一部に亘って柵部材46を取り付けている。前記柵部材46は、例えば表面が塗装された金属製の線材を主体としたものであり、前記天板4の雌ねじ穴45にねじ止めさせるための柵取付板47と、この柵取付板から天板4の外縁近傍まで延出し上方に起立する起立線材48と、この起起立線材48の上端同士を接続する水平線材49とを備えたものである。これら取付板47と起立線材48及び水平線材49を構成する線材とは、それぞれ溶接等により剛結されている。
<ハンドル>
前記ハンドル5は、図1〜図7に示すように、前記天板4の使用端側に離間状態で沿い設けられたもので、前記支持構造体3に支持されている。このハンドル5は、前記天板4の上面よりも下に隙間を介して配されることで、使用者が使用端側から容易に把持することができるようになっている。
詳述すれば、前記ハンドル5は、前記ステー32よりも一回り径が大きな平面視概略L形をなし上下から前記ステー32両側のコーナ部分を覆う二つの側カバー51と、この二つの側カバー51間に装着された中央カバー52とを具備してなる。前記側カバー51は、前記天板4の使用端に沿って水平に延びる使用端側水平部分53と、この使用端側水平部分53の両端から前記天板4の側縁に沿って後方に延びる側端水平部分54とを有し、前端部分56は前記中央カバーに略接するとともに後端部分55は前記天板受け33近傍に位置付けられる。前記中央カバー52は、前記使用端側水平部分53の一部を覆いつつ使用者に把持され易い形状を有するもので、合成樹脂等により作られている。このハンドル5はさらに、前記側端水平部分54の内側にコードを掛けるためのコード掛け57を備えている。前記コード掛け57は、前記天板4上に載置されたパーソナルコンピュータ等の機器から延びる各種のコードを着脱可能に掛け止めし得るように構成されたものである。
この実施形態における図1〜図7では、前記支柱2の両側に形成される天板4の下方の空間にオプションである2組のトレーユニット61及び棚板ユニット62を配している。
<トレーユニット>
前記トレーユニット61は、板金素材の折り曲げにより成形されたブラケット612と、このブラケット612に着脱可能に保持されるトレー611とを具備してなるもので、当該ブラケット612を介して前記支柱2の取付面2aたる両側面に設けられたオプション取付部2bに高さ位置変更可能に取り付けられる。上側のトレーユニット61は、前記清潔領域に取り付けられており、例えば、使用前の医療用具や衣類或いは薬品類などが収容される。一方、下側のトレーユニット61は、前記不潔領域に取り付けられており、例えば、使用済みの医療用具や衣類等が投入される。
前記トレーユニット61は、前後方向に対称形状をなすトレー611と、このトレー611を前記オプション取付部2bに取り付けるためのブラケット612と、前記トレー611内を前後方向に仕切るための仕切り板613とを有している。トレー611は、例えば硬質樹脂の一体成形によって形成されたトレー本体614と、このトレー本体614の下端縁に嵌め入れられるエッジ部材615とを有している。エッジ部材615は例えば弾性を有した軟質樹脂を所定の断面形状に押し出し成形されたものであり、トレー本体614の前後及び外方に亘って嵌め入れられるものである。なお、このエッジ部材615は複数の色のものを適宜選択して前記トレー本体614に取り付けることができる。すなわち、トレー611を用途により使い分ける等するときは、それぞれのトレー本体614に異なる色を呈した前記エッジ部材615を取り付け、使用者が各トレー611を識別し易いようにすることができる。なお本実施形態では、図示下側のトレー本体614に取り付けられた前記エッジ部材615に対し、図示上側のトレー本体614に取り付けられた前記エッジ部材615とは異なる色を呈していることを示すべくパタンを付して示している。
そして仕切り板613は、トレー本体614の内部を前後に仕切るための板体613aと、この板体613aが倒れないように当該板体613aの上端両側から例えば線材を反円弧状に延出させてトレー本体614に引っ掛けるようにした引掛部613bとを有している。
トレー本体614は、収容物を載置する底板部614aと、この底板部614aの周縁から立ち上がる立壁部614bと、この立壁部614bと前記底板部614aとの間に設けられ前記エッジ部材615を嵌め入れうる所定形状に成形されたエッジ取付部614cと、底板部614aの下面側に設けられ前記ブラケット612に装着し位置決めされるための装着部66とを有している。立壁部614bは、底板部614a上の収容物が落下しないよう底板部614aから一定寸法立ち上がるものであり、外方の前後方向中央位置に前記一定寸法から若干低い立ち上がり寸法に設定された凹み部614eと、前後方向の所定位置に亘って外方、内方ともに前後方向に所定寸法隔てて三つずつ形成された突起614fとを有している。凹み部614eは、トレー本体614内に特定の医療用品、例えば使い捨ての手袋やペーパー、袋等の備品を多数収容した備品収容箱に設けられた備品取り出し口が、当該備品収容箱を例えば縦置きした状態でトレー本体614の外方に完全に露出し得るように高さ位置を設定してある。前記突起614fは、前記仕切り板613の位置を前後方向に位置決めするためのものである。本実施形態では、前記仕切り板613の引掛部613bをこの突起614fの位置に沿って設置したときに、前記備品収容箱の備品取り出し口が前記凹部から完全に露出し得る位置に位置決めされるように設定してある。装着部66は、前記底板部614aの下面側から樹脂素材を下方に突出させることにより形成したものであり、側方から前記ブラケット612に対して水平に差し込むことにより、前記ブラケット612に対して前記トレー本体614を固定するためのものである。この装着部66は、前記ブラケット612の装着時に当該ブラケット612を上方から押圧する押圧リブ661と、前記ブラケット612にそれぞれ前後及び側方から係り合う外リブ662及び端リブ663とを有している。押圧リブ661は、底板における支柱2側たる内側端近傍において前後方向及び側方に延出している。外リブ662は、前記ブラケット612の縁部を上下から挟み込むためのスリット664と、前記ブラケット612に対し凹凸係合するための位置決め凸部665とを有している。端リブ663は、前記外リブ662同様、前記ブラケット612の縁部を上下から挟み込むためのスリット664と、前記ブラケット612の装着終了時に前記ブラケット612の縁部に当接するか近接する挿入端666とを有している。
前記ブラケット612は、例えば板金素材の切り出し及び折り曲げにより一体に成形されたもので、前記支柱2の右側、左側に取り付けるべく互いに対称形状である2種類のものがあるが、本実施形態ではこれらを同じ符号を付してまとめて説明する。このブラケット612は、前記支柱2の側面である前記取付面2aに平行に配される基板612aと、この基板612aの両側縁から前記支柱2に向かう方向に突出させ前記フック孔2dに着脱可能に係り合う爪612bと、前記基板612aから外方に突出し前記トレー611を略水平方向に挿脱可能に取り付け得るトレー取付部材616と、前記基板612a及び前記トレー取付部材616に亘って板金を一定領域凹ませて形成した凹み領域とを有している。本実施形態では、前記凹み領域を形成することによりブラケット612全体の剛性を有効に向上せしめている。基板612aは、本実施形態ではブラケット612を取り付けた状態において前記支柱2の略接し得る位置まで近接するように設定されており、当該基板612aの前後両端における上下方向に離間した二箇所から、前記爪612bを板金の切り起こしにより突出させている。爪612bは、本実施形態では上側の爪612bを先端が上側に向けて屈曲した形状をなす上向き爪612cとし、下側の爪612bを先端が下側に向けて屈曲した形状をなす下向き爪612dとしている。前記トレー取付部材616は、前記基板612aの下端から水平方向に延出し、前記トレー611を側方から水平に挿入して取り付け得るようにしている。このトレー取付部材616は、基板612aから遠い先端側において幅を狭く設定し装着時に前記端リブ663に挟持される幅狭部616bと、基板612aに近接した基端側において幅狭部616bに比べて幅を広く設定し装着時に前記外リブ662に挟持される幅広部616aと、これら幅狭部616b及び幅広部616aとの間を湾曲形状をなして接続する接続部616cと、前記幅狭部616bの一部を前後から凹ませて形成し前記外リブ662の位置決め突起614fに対し凹凸係合する位置決め凹部616dとを有している。なお本実施形態では、前記幅狭部616b及び前記幅広部616aは、両方の縁が並行に延びる形状となっている。換言すれば、前記幅狭部616b及び前記幅広部616aは、それぞれ所定の太さで基板612aから突出している。
<棚板ユニット>
前記棚板ユニット62は、板金素材の折り曲げにより成形された対をなす棚用ブラケット622と、この棚用ブラケット622にねじにより固定される棚板621とを具備してなるもので、前記トレーユニット61同様、当該棚用ブラケット622を介して前記支柱2の両側面に設けられたオプション取付部2bに高さ位置変更可能に取り付けられる。
棚板621は、前記天板4に類する構成をなすものであり、例えば、木製の芯材621bと、この芯材の上面に添設されたメラミン樹脂板等の化粧板621cと、この化粧板621c及び前記芯材621bの周縁を包囲する棚エッジ部材621dとを具備してなる。前記芯材621bの下面側における前記棚用ブラケット622に対応する部位には雌ねじ穴621eが形成されている。この棚板621は、使用端側における幅方向中央を、前記支柱2を囲む程度に凹ませた退避縁621aとしている。この退避縁621aを設けることにより、棚板621は前記支柱2に取り付けた状態で当該支柱2を回り込むように配置される。すなわち棚板621は退避縁621aを設けることで前記支柱2の両側近傍にも物品を載置し得る。
棚用ブラケット622は、前記ブラケット612同様、例えば板金素材の切り出し及び折り曲げにより一体に成形されたもので、前記支柱2の右側及び左側に取り付けるべく互いに対称形状をなす。本実施形態ではこれら対をなす棚用ブラケット622に対し、同じ符号を付してまとめて説明する。この棚用ブラケット622は、前記支柱2の側面である前記取付面2aに平行に配される基板622aと、この基板622aの両側縁から前記支柱2に向かう方向に突出させ前記フック孔2dに着脱可能に係り合う爪622bと、前記基板622aから外方に突出し前記棚板621を取り付ける棚取付部材622cとを有してしている。基板622aは、本実施形態ではブラケットを取り付けた状態において前記支柱2の略接し得る位置まで近接するように設定されており、当該基板622aの前後両端における上下方向に離間した二箇所から、前記爪622bを板金の切り起こしにより突出させている。爪622bは、本実施形態では上記ブラケット同様、上側の爪622bを先端が上側に向けて屈曲した形状をなす上向き爪622dとし、下側の爪622bを先端が下側に向けて屈曲した形状をなす下向き爪622eとしている。前記棚板取付部材622cは、前記基板622aの下端から水平方向に延出している。この棚板取付部材622cは、水平方向に平板状に延出した棚板支持部622fと、この棚板取付部622fの前後2箇所に設けたねじ挿通孔622gとを有している。
<両側トレーユニット>
しかして本実施形態では上述の通り図1〜図8に示す前記トレーユニット61及び棚板ユニット62の他、図9〜図11に拡大して示すように、前記支柱2の左右に亘って物品を収容し得る両側トレー631を有する両側トレーユニット63を前記支柱2に用いることが可能である。以下、斯かる両側トレーユニット63について説明する。この両側トレーユニット63は、支柱に左右にまたがって位置付けられる両側トレー631を、二つの左右対称形状をなす両側トレー用ブラケット632にそれぞれ前記支柱2から左右方向外方に向かって片持ち支持している。この両側トレーユニット63を前記支柱2に取り付けることによって、前記天板4下方における物品を載置するための面積の拡大化を実現したものである。
前記両側トレーユニット63は、板金素材の折り曲げにより成形された対をなす両側トレー用ブラケット632と、この両側トレー用ブラケット632に着脱可能に保持される前記両側トレー631と、この両側トレー631内を仕切るための仕切り板633とを具備してなるもので、当該両側トレー用ブラケット632によって前記支柱2の両側面である取付面2aに設けられたオプション取付部2bに高さ位置変更可能に取り付けられる。この両側トレーユニット63は、前記支柱2に形成された左右のオプション取付部2bに対し、それぞれ両側トレー用ブラケット632を同じ高さに取り付けておき、これら対をなす両側トレー用ブラケット632の後述するトレー取付部材636に対し、後方、すなわち前記天板4の反使用端側から同時に両側トレー631を装着することによって前記支柱2に取り付けられる。
前記仕切り板633は、前記両側トレー631内の所定位置を前後及び/又は左右方向に仕切るためのものである。この仕切り板633は、前記両側トレー631内を左右方向に仕切るべく前後方向に延びる姿勢で装着される長尺板633aと、前記両側トレー631内を前後方向に仕切るべく左右方向に延びる姿勢で装着される短寸板633bと、これら長尺板633a及び短寸板633bの中間位置に設けられ、これら長尺板633a及び短寸板633bを交差した状態で接続するための交差スリット633cと、これら長尺板633a及び短寸板633bの下端から下方に突出し前記両側トレー631に対し上方から差込固定するための底突起633dと、これら長尺板633a及び短寸板633bから一部を水平方向に突出させることで前記底突起633dと同じく前記両側トレー631に対し上方から差込固定するための横突起633eとを有している。当該仕切り板633は図10に図示の通り長尺板633a及び短寸板633bを交差スリット633cによって結合させ平面視交差させた態様に限られず、図9に示すように短寸板633bのみを装着する態様としても、図示しないが前記長尺板633aのみを装着する態様としても良い。すなわち前記仕切り板633により使用者は、前記両側トレー631内の収納空間の使い分けを使用者の意図に応じて自由に設定し得る。
前記両側トレー本体634は、収容物を載置する底板部634aと、この底板部634aの周縁から立ち上がる立壁部634bと、前記支柱2に対応する部分に相当する前記底板部634a及び前記立壁部634bを平面視凹ませて形成した退避部634cと前記底板部634aの下面側において前記退避縁634cを隔てて対をなして左右対称に設けられ、前記両側トレー用ブラケット632の前記トレー取付部材636に装着し位置決めされるための装着部68とを有している。前記底板部634aには、前記仕切り板633の前記底突起633dを上方から差し込み固定するための差込穴634dが形成されている。前記立壁部634bは、前記底板部634a上の物品が落下しないよう前記底板部634aから一定寸法立ち上がるものであり、左右外縁における前後方向の略中央の領域を一部上下方向に凹ませて形成した凹み部634eと、前記仕切り板633の前記横突起633eを差し込み固定するための差し込みスリット634fと、当該側壁部634bの外縁上端からさらに外側へ向けて下方へ湾曲しながら折り返して形成した折り返し縁634gとを有している。前記凹み部634eは、両側トレー本体634内に特定の医療用品、或いは所定規格に準じたサイズのティッシュペーパーの箱等の備品を多数収容した備品収容箱に設けられた備品取り出し口が完全に露出し得るように高さ位置を設定してある。例えば底板部634a上に前記ティッシュペーパーの箱を横向けに載置した場合、当該箱におけるティッシュペーパーの取り出し口は、前記凹み部634eから外側方に完全に露出するようになっている。これにより、両側トレー本体634の側方からティッシュペーパーをスムーズに引き出す事ができる。また前記折り返し縁634gは、前記両側トレー本体631を外方から把持し易いようにしているのみならず、側壁部634bに形成した差込スリット634fを外側から隠蔽する役割も担う。
前記装着部68は、前記底板部634aの下面側から樹脂素材を下方に突出させることにより形成したものであり、側方から前記トレー取付部材636に対して後方から差し込むことにより、前記両側トレー用ブラケット632に対して前記両側トレー631を固定するためのものである。この装着部68は、前記両側トレー用ブラケット632のトレー取付部材636に左右方向外側から係り合う外側リブ682と、前記トレー取付部材636に左右方向内側から当接する内側リブ681と、前記トレー取付部材636に対し後方から係り合う端リブ683と、前記内側リブ681と前記端リブ683との間に設けられた係合リブ687とを有している。前記外側リブ682は、前記トレー取付部材636における前後方向略全域に亘って縁部を上下から挟み込むためのスリット684と、前記トレー取付部材636の前端部分に対し凹凸係合し得る基端凹部688とを有している。前記内側リブ681は、直線状に形成された前記トレー取付部材636の左右方向内側に当接する。前記係合リブ687は、前記トレー取付部材636の後端近傍の位置で当該トレー取付部材636に対し凹凸係合するための先端凸部685を有している。前記端リブ683は、前記両側トレー用ブラケット632の後端縁を上下から挟み込むためのスリット684と、前記両側トレー用ブラケット632への装着終了時に前記トレー取付部材636の後端縁に当接するか近接する挿入端686とを有している。
前記両側トレー用ブラケット632は、前記ブラケット612同様、例えば板金素材の切り出し及び折り曲げにより一体に成形されたもので、前記支柱2の右側、左側にそれぞれ取り付けるために、互いに対称形状である2種類のものがあるが、本実施形態ではこれらを同じ符号を付してまとめて説明する。この両側トレー用ブラケットは632、前記支柱2の側面である前記取付面2aに平行に配される基板632aと、この基板632aの両側縁から前記支柱2に向かう方向に突出させ前記フック孔2dに着脱可能に係り合う爪632bと、前記基板632aから外方に突出し前記両側トレー631を略水平方向に挿脱可能に取り付け得るトレー取付部材636とを有している。そしてこの前記両側トレー用ブラケット632は、前記基板632a、爪632b及びトレー取付部材636に加え、前記基板632aから前記支柱2の後側に添接しながら延出して互いの両側トレー用ブラケット632同士を結合することで、前記両側トレー631を支持する強度を向上させている結合部632eを有している。前記基板632aは、本実施形態では両側トレー用ブラケット632を取り付けた状態において前記支柱2に略接し得る位置まで近接するように設定されており、当該基板632aの前後両端における上下方向に離間した二箇所から、前記爪632bを板金の切り起こしにより突出させている。前記爪632bは上側の爪632bを先端が上側に向けて屈曲した形状をなす上向き爪632cとし、下側の爪632bを先端が下側に向けて屈曲した形状をなす下向き爪632dとしている。前記トレー取付部材636は、前記基板632aの下端から水平方向に延出し、前記両側トレー631を反使用端側から挿入し得るようにしている。このトレー取付部材636は、先端側において幅を狭く設定した幅狭部636bと、基端側において前記幅狭部よりも幅を広く設定した幅広部636aと、これら幅狭部636b及び幅広部636aとを湾曲形状をなして接続する接続部636cと、前記幅狭部636bの後端縁近傍の一部を左右外方から内方へ凹ませて形成した先端凹部636dとに加え、前記幅広部636aの前端縁近傍の一部を左右内方から外方へ凹ませた基端凹部636eとを有している。そして前記結合部632eは、延出先端側に上下2つ設けられた例えば雌ねじ穴である前記結合穴632fを前記支柱2の後ろ側で連通させ、これら連通した前記結合穴632fに対し前記結合ねじ632gを装着することによって、互いの前記両側トレー用ブラケット632同士を結合している。
<動作説明>
しかして本実施形態に係る搬送用什器たる前記ナースカートNは、上述したオプションである前記トレーユニット61、前記棚板ユニット62及び前記両側トレーユニット63をそれぞれ上下方向の任意の位置に取り付け得る。特に本実施形態では、前記オプション取付部2bが、前記トレー611を略水平方向に挿脱可能に取り付け得る前記トレー取付部材616を前記支柱2に高さ位置変更可能に保持させるものとしている。これにより、少なくとも前記トレー611の取り付けは、前記オプション取付部2b近傍において上下方向にスペースの余裕が少ない場合であっても容易に行い得る。以下、前記支柱2に対する前記トレーユニット61に装着する際の態様について図8及び図12に示して説明する。
前記支柱2に対する前記トレー611の取り付けは以下の通りに行う。まず前記ブラケット61を前記支柱2の側面である前記取付面2aに設けられた前記オプション取付部2bに対し装着する。つまり前記目地2c内の前記フック孔2dに対し、前記上向き爪612c、前記下向き爪612dをそれぞれ引っ掛ける。ここで本実施形態では前記爪612bの形状を、上下で異なる形状を有する態様を適用している。そのため前記フック孔2dに前記爪612の取り付け作業の際、前記ブラケット612は図12において想像線で示す状態にまで傾けなければならない。
そして前記支柱2に対してブラケットのみを取り付けた状態では、図12に示すように、前記支柱2から左右何れかの方向に、前記トレー取付部材616が水平に突出した状態となる。本実施形態では、この状態にある前記ブラケット612の前記トレー取付部材616に対し、側方から前記支柱2へ向かう方向に前記トレー611を水平方向に動作させるのみで装着する。具体的には前記トレー611の前記底板部611aに設けられた前記装着部66に、前記トレー取付部材616を以下のように係り合わせる。まず、前記トレー本体664の前記底板部614aを前記トレー取付部材616の側端部分に載せ置く。この状態から前記トレー611を前記支柱2へ向けて側方へスライドさせると、前記幅狭部616bが前後に離間した前記外リブ662間に、幅寸法に余裕を持った状態で挿入されていく。そして当該挿入を進めていくと、前後の前記外リブ662の何れかに前記接続部616cが当接する。このとき前記接続部616cは湾曲形状をなしているので、前記トレー611は前記接続部616cに案内されながら前後方向に位置決めがなされる。そしてさらに前記トレー611の挿入を進めると、前記幅広部616aが前記外リブ662のスリット664に上下から挟まれつつ前記外リブ662間に前記幅広部616aが隙間無く挿入される。しかる後、さらに前記トレー611を前記支柱2へ向けて挿入していくと、トレー取付部材616の先端が端リブ663のスリット664に上下から挟まれつつ挿入端666に当接するか或いは略当接する程度に近接する。このとき、前記位置決め凹部616dと前記位置決め凸部665とが凹凸係合を行う。これにより、挿入動作が禁止されるか或いは前記トレー611を把持している使用者が前記凹凸係合の発生による前記トレー611の振動を認識する。このようにして前記トレーユニット61の前記支柱2に対する取り付けが完了する。
また本実施形態では、上記のように前記支柱2の何れか一方の側面にある前記オプション取付部2bに取り付けた前記トレー611を取り外し、他方の側面に取り付け直すことも可能である。すなわち本実施形態では、前記トレー取付部材616を前記支柱2に取り付けたときの前後方向で対称形状に形成するとともに、前記トレー611も同様に装着部66ごと前後対称形状に設定しているからである。換言すれば、前記支柱2の両側ともに前記トレー611を取り付け得るように本実施形態では少なくとも前記装着部66が前後方向に対称形状をなしているからである。
さらに本実施形態ではオプションたる前記トレーユニット61の取り付けに際しては前記ブラケッ612とオプション部材たる前記トレー611とが別体に構成されているため、同図に示すように、前記トレー611もろとも前記爪612bの装着のために傾けて作業する必要が無いように構成されている。なおこの点は前記棚板ユニット62、前記両側トレーユニット63についても同様である。
続いて図9〜図11を参照しつつ、前記両側トレーユニット63の前記支柱2に対する取り付け態様を説明する。
前記支柱2に対する前記両側トレー631の取り付けは以下の通りに行う。まず対をなす前記両側トレー用ブラケット632を前記支柱2の両側面である前記取付面2aに設けられた前記オプション取付部2bに対し同じ高さ位置で装着する。換言すれば左右で同じ高さにある前記目地2c内の前記フック孔2dに対し、前記上向き爪632c、前記下向き爪632dをそれぞれ引っ掛ける。このとき前記両側トレー用ブラケット632は図11に示した前記ブラケット612同様、前記上向き爪632cを前記フック孔2dへ挿入するために図11における前記ブラケット612と同じくらい傾斜させる必要がある。
そして、前記支柱2に対をなす前記両側トレー用ブラケット632を取り付け終わった状態で、前記結合部632の前記結合穴632fは、左右の前記両側トレー用ブラケット632で互いに略連通する。これら連通した前記結合穴632fに対し、前記結合ねじ632gを装着する。この状態で前記支柱2の両側から後方に、前記トレー取付部材636が同じ高さで水平に突出した状態となる。本実施形態では、この状態にある対をなす前記両側トレー用ブラケット632の前記トレー取付部材636に対し、後方から前記両側トレー631を前方に装着する。具体的には前記両側トレー631の前記底板部631aに左右対称に設けられた装着部68に、前記トレー取付部材636を以下のように係り合わせる。
まず、前記支柱2の左右中央を前記両側トレー631の中央に合わせた状態で前記両側トレー本体634の前記底板部634aを前記トレー取付部材636の後端部分に載せ置く。この状態から前記両側トレー631を前方へスライドさせると、幅狭部636bが前記外側リブ682及び前記内側リブ681の間に、幅寸法に余裕を持った状態で挿入されていく。そして当該挿入を進めていくと、前記外側リブ682及び前記内側リブ681の何れかに前記接続部636cが当接する。このとき前記接続部636cは湾曲形状をなしているので、前記両側トレー631は前記接続部636cに案内されながら左右方向に位置決めがなされる。
そしてさらに前記両側トレー631の挿入を進めると、前記外側リブ682の前記スリット684に上下から挟まれつつ前記外側リブ682及び前記内側リブ681の間に前記幅広部636aが隙間無く挿入される。しかる後、さらに前記両側トレー631を前方へ挿入していくと、前記トレー取付部材636の先端が前記端リブ683の前記スリット684に上下から挟まれつつ前記挿入端686に当接するか或いは略当接する程度に近接する。
このとき、前記先端凹部636dと前記先端凸部685とが凹凸係合を行うとともに前記基端凹部636eと前記基端凸部688も同様に凹凸係合を行う。これにより、挿入動作が禁止されるか或いは前記両側トレー631を把持している使用者が前記凹凸係合の発生による前記両側トレー631の振動を認識する。このようにして前記両側トレーユニット63の前記支柱2に対する取り付けが完了する。
このように、当該両側トレーユニット63の取り付けに際しても、前記支柱2近傍に必要とする上下スペースは前記両側トレー用ブラケット632の装着の際に傾けるときに必要とするだけ有ればよい。つまり、前記トレーユニット61と同様である。
続いて、図13を参照しつつ、前記支柱2に対する前記棚板621の取り付けについて説明する。まず対をなす前記棚板用ブラケット622を前記支柱2の両側面である前記取付面2aに設けられた前記オプション取付部2bに対し同じ高さ位置で装着する。換言すれば左右で同じ高さにある前記目地2c内の前記フック孔2dに対し、前記上向き爪622c、前記下向き爪622dをそれぞれ引っ掛ける。このとき前記棚板用ブラケット622は図11に示した前記ブラケット612同様、前記上向き爪622cを前記フック孔2dへ挿入するために図12における前記ブラケット612と同じくらい傾斜させる必要がある。
そして、前記支柱2に対をなす前記棚板用ブラケット622を取り付け終わった状態で、前記棚板取付部材622cの前記棚板支持部622fは、左右ともに同じ高さをなし且つ水平となる。これら水平となった前記棚板支持部622fには計4つの前記ねじ挿通孔622gが穿たれており、これら4つの前記ねじ挿通孔622fに対し、前記棚板621の前記めねじ穴621eの位置を合わせて、下方から前記固定ねじ621fを前記ねじ挿通孔622fを通過させて前記めねじ穴621eに締結する。
ここで、棚板621は前記天板4同様、上面が精密に平板状となるように成形されている。よって万が一、前記棚板用ブラケット622の形状が左右対をなす個体同士で僅かに誤差があったとしても、同図に示すように固定ねじ621fによるねじ止めを強固に行えば、前記誤差の影響を受けずに前記棚板621が前記棚板用ブラケット622に不意に追従して変形したり撓んだりすることなく前記支柱2に好適に取り付けられる。
このように、当該棚板ユニット62の取り付けに際しても、前記支柱2近傍に必要とする上下スペースは前記棚板用ブラケット622の装着の際に傾けるときに必要とするスペース、及び、前記固定ねじ621fの締結に必要なスペースだけ有ればよい。つまり、図12に示した前記トレーユニット61と略同様である。
以上のような構成とすることにより、本実施形態に係る搬送用什器たるナースカートNは、前記支柱2を左右方向中央に配置しつつ、当該支柱2の両側の取付面2aの何れのオプション取付部2bにも装着可能なトレー611を片持ち状態で支持された状態で取り付けることにより、周囲の何れの方向からでも物品の大きさに関わらず使用者が物品の出し入れを容易に行い得るようにし、ひいては病院や診療所等における使用者の作業の一層の効率化に資する。特に本実施形態では、前記支柱2の左右両側に位置する空間を物品収容のための空間としてより有効に利用するために、前記支柱2を、左右両側に前記オプション取付部2bを有した取付面2aを備えたものとし、前記取付面2aと直交する方向の外法寸法を前記取付面2aに平行な方向の外法寸法よりも小さくしたものとしている。
加えて本実施形態では、前記トレー611を用いた作業を使用者がより行い易くするために、前記支柱2上に配され当該支柱2の両側に取り付けられる前記トレー611を平面視において略覆い得る形態を有した天板4を具備してなるものとしている。斯かる構成によって、使用者はトレー611への物品の出し入れを天板4をも利用しながら容易且つ快適に行い得る。
また前記オプション取付部2bの具体的な態様として本実施形態では、前記トレー611を略水平方向に挿脱可能に取り付け得るトレー取付部材616を前記支柱2にフック孔2dの高さ位置に従って変更可能に保持させるものとする態様を適用している。
さらに本実施形態のオプション取付部2bの詳細な態様として説明すると、前記各取付面2aに上下方向に延びる平行な二本の目地2cと、これら目地2cの目地底に上下方向に所定の間隔をあけて形成された複数のフック孔2dとを備えたものとしている。ここで上述した通り、本実施形態では前記支柱2の前後方向の外法寸法を左右のそれよりも大きく設定しつつ、前記二本の目地2c間の距離を前記コア部材24の前後端に相当するように、可能な限り大きい寸法に設定しているため、取付面2aはオプション部材たるトレー611、棚板621及び両側トレー631を前後方向にがたつき無く安定して支持し得る。
そして、前記支柱2における取付面2aにおいて何も装着していない余裕のスペースが上下方向に乏しい場合でもオプション部材たるトレー611の取り付け/取り外し作業を容易に行い得る具体的な態様として本実施形態では、前記オプション取付部2bが、前記フック孔2dに掛止めされるブラケット612を介して前記トレー611を前記支柱2に支持させるためのものであり、前記ブラケット612が、前記支柱2の前記取付面2aに平行に配される基板621aと、この基板621aの両側縁から前記支柱2に向かう方向に突出させ前記フック孔2dに着脱可能に係り合う爪621dと、前記基板621aから外方に突出し前記トレー611を略水平方向に挿脱可能に取り付け得るトレー取付部材616とを有している態様を適用している。
また、実際の使用に際してオプション部材たるトレー611を好適に取り扱い得る態様として本実施形態では、前記支柱2が、前記脚ベース1の左右方向中央に立設されたものであり、前記オプション取付部2bが、前記支柱2の左右方向両側に前記トレー611をそれぞれ片持状態で取り付けることができるものである態様を適用している。
そして搬送用什器を構成する部品の共有率を向上して製造工程の簡素化を図るために本実施形態では、前記トレー611を、前記支柱2の両側ともに取り付けることができるように、底板部611aの下面側に形成した前記ブラケット612に係り合う装着部66の形状を、前後対称形状としている。これにより前記部品共有率の向上のみならず、トレー611を前記支柱2の左右自由に付け替え可能にして使用者にとっての使い勝手の向上にも資するようにしている。
以上、本発明の実施形態について説明したが、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
例えば、上記実施形態ではオプション取付部に設けた目地を利用してオプションを取り付ける態様を開示したが、一方、目地を省略した支柱にオプションを高さ位置変更可能に取り付けることができるオプション取付部を設けるようにしてももちろんよい。さらに、上述した実施形態ではオプションに爪付ブラケットを備えさせ、支柱のフック孔に前記爪付ブラケットの爪を係り合わせる態様を採用しているが、他の取付態様を採用してももちろんよい。またハンドルや支持構造体の具体的な態様は上記実施形態のものに限定されることはなく、既存のものを含め、種々の態様のものを適用することができる。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明は病院や診療所等において好適に使用される搬送用什器として利用することができる。
1…脚ベース
2…支柱
2a…取付面
2b…オプション取付部
2c…目地
2d…フック孔
4…天板
611…トレー
612…ブラケット
612a…基板
612b…爪
616…トレー取付部材
N…搬送用什器(ナースカート)

Claims (6)

  1. 移動可能な脚ベースと、この脚ベースの前後及び/又は左右方向中央に立設されその両側に少なくとも略対称形状をなすトレーをそれぞれ片持状態で取り付けることができるオプション取付部を有した支柱とを具備してなる搬送用什器であって、
    前記支柱が、前記両側に前記オプション取付部を有した取付面を備えたものであり、前記取付面と直交する方向の外法寸法を前記取付面に平行な方向の外法寸法よりも小さくしたものである搬送用什器。
  2. 前記オプション取付部が、前記トレーを略水平方向に挿脱可能に取り付け得るトレー取付部材を前記支柱に高さ位置変更可能に保持させるものである請求項1記載の搬送用什器。
  3. 前記オプション取付部が、前記各取付面に上下方向に延びる平行な二本の目地と、これら目地の目地底に上下方向に所定の間隔をあけて形成された複数のフック孔とを備えたものである請求項1又は2記載の搬送用什器。
  4. 前記オプション取付部が、前記フック孔に掛止めされるブラケットを介して前記トレーを前記支柱に支持させるためのものであり、前記ブラケットが、前記支柱の前記取付面に平行に配される基板と、この基板の両側縁から前記支柱に向かう方向に突出させ前記フック孔に着脱可能に係り合う爪と、前記基板から外方に突出し前記トレーを略水平方向に挿脱可能に取り付け得る前記トレー取付部材とを有している請求項2記載の搬送用什器。
  5. 前記支柱が、前記脚ベースの左右方向中央に立設されたものであり、前記オプション取付部が、前記支柱の左右方向両側に前記トレーをそれぞれ片持状態で取り付けることができるものである請求項1、2、3又は4記載の搬送用什器。
  6. 前記トレーが、前記支柱の両側ともに取り付けることができるものである請求項1、2、3、4又は5記載の搬送用什器。
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