JP2016019418A - 駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】より簡素な構成で、スイッチングの高速化と出力電流のリンギング抑制を両立する駆動装置を提供する。【解決手段】この駆動装置は、スイッチング素子のオンオフを制御するドライバ回路に電圧を供給する駆動装置である。この駆動装置は、ドライバ回路に接続される主電源と、主電源に対して、ドライバ回路に並列に接続され、ドライバ回路との間に配線以外の素子を介することなく配置された第1キャパシタと、主電源に対して、第1キャパシタおよびドライバ回路と直列に接続され、第1キャパシタおよびドライバ回路との間に配線以外の素子を介することなく配置されたインピーダンス素子と、を備えている。そして、第1キャパシタの静電容量C1は、スイッチング素子のゲート容量Cgs、および、第1キャパシタが十分充電された状態におけるドライバ回路とインピーダンス素子との間の中間電位Vdrに対して、数式1の関係を満たす。【選択図】図1

Description

本発明は、スイッチング素子を駆動するドライバ回路に電圧を供給する駆動装置に関する。
スイッチング素子を駆動するドライバ回路では、スイッチング損失の低減を目的として、より高速のスイッチングが要求されている。しかしながら、スイッチングを高速化すると、EMI(電磁妨害)ノイズやサージなどの問題が生じる。具体的には、スイッチング素子の出力電流にリンギングが発生してしまう。
これを解消するため、特許文献1では、スイッチング素子の主端子に流れる電流をターンオフする際にゲート電荷を放電するための電流源回路が設けられたゲート駆動回路が提案されている。また、スイッチング素子の主端子の両端電圧の上昇に応じて電流源回路を制御して、ゲート電荷を徐々に放電する電流調整回路が設けられている。これにより、スイッチング素子の製造ばらつきや動作条件などに関わらず、効果的にサージとターンオフ損失の両方を低減できる。
一方、特許文献2では、スイッチング素子のオフ直後のゲート電荷の放電経路を2経路にし、その後、ドレイン電圧の低下に伴って自動的に経路を1つに減ずるような駆動回路が提案されている。この駆動回路では、上記機構を構築するために、放電機構を有さない駆動回路に対して2つのMOSFETとひとつのモノステーブルマルチバイブレータ回路を付加している。
特開2008−67593号公報 特開2001−45740号公報
しかしながら、上記2つの特許文献における駆動回路は、放電機構を有さない駆動回路に対して、いずれも比較的大規模な回路を追加している。このため、スイッチング素子の駆動装置全体として回路規模が大きくなるという問題がある。加えて、特別な回路の付加はコストアップにつながってしまう。
本発明は、上記問題点を鑑みてなされたものであり、スイッチングの高速化と出力電流のリンギング抑制を両立する駆動装置を、より簡素な構成で提供することを目的とする。
ここに開示される発明は、上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。なお、特許請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、発明の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するために、本発明は、スイッチング素子(300)のオンオフを制御するドライバ回路(200)に電圧を供給する駆動装置であって、ドライバ回路に接続される主電源と、主電源に対して、ドライバ回路に並列に接続され、ドライバ回路との間に配線以外の素子を介することなく配置された第1キャパシタ(11)と、主電源に対して、第1キャパシタおよびドライバ回路と直列に接続され、第1キャパシタおよびドライバ回路との間に配線以外の素子を介することなく配置されたインピーダンス素子(13)と、を備え、第1キャパシタの静電容量Cは、スイッチング素子のゲート容量Cgs、および、第1キャパシタが十分充電された状態におけるドライバ回路とインピーダンス素子との間の中間電位Vdrに対して、数式1の関係を満たすことを特徴としている。
Figure 2016019418
スイッチング素子がオフの状態において第1キャパシタに蓄積された電荷は、ドライバ回路がスイッチング素子をオンするための動作を開始すると同時に、スイッチング素子のゲートに注入され始める。一方、ゲートへの電荷注入に伴って減少する第1キャパシタの電荷は、主電源により補填される。ここで、第1キャパシタと主電源との間には、所定のインピーダンスを有するインピーダンス素子が配置されている。このため、主電源から第1キャパシタへの電荷の移動に遅延が生じる。よって、ドライバ回路とインピーダンス素子との間の中間電位は、ドライバ回路がスイッチング素子をオンするための動作を開始すると同時に減少を開始する。換言すれば、スイッチング素子のゲートに印加される電圧が減少を開始する。
以上のように、本発明は、第1キャパシタおよびインピーダンス素子を有することによって、ドライバ回路がスイッチング素子をオンするための動作を開始すると同時に、ドライバ回路のドライブ能力を低下させるように作用する。したがって、高速スイッチングを必要とするスイッチング素子の駆動回路において、特許文献1および特許文献2のように、電荷の放電に供される比較的大規模な回路を設けることなく、出力電流のリンギングを抑制することができる。
なお、数式1の関係を満たすことにより、スイッチング素子のゲートに印加される電圧について閾値電圧より大きい状態を保つことができる。また、ドライバ回路がスイッチング素子をオンするための動作を開始した直後、ゲート電位がドライバ回路とインピーダンス素子との間の中間電位Vdrに対して、少なくとも10%低下した状態でスイッチング素子を駆動させることができる。したがって、スイッチング素子を駆動できる最低限のゲート電位の印加が可能であって、スイッチング素子のオン時においてドライバ回路におけるドライブ能力の低下させることができる。
第1実施形態に係る駆動装置およびその周辺回路を示す回路図である。 ドレイン電流およびドライブ電圧の時間変化を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の各図相互において、互いに同一もしくは均等である部分に、同一符号を付与する。
(第1実施形態)
最初に、図1を参照して、本実施形態に係る駆動装置の概略構成について説明する。
図1に示すように、この駆動装置100は、ドライバ回路200に電圧を供給し、ひいてはスイッチング素子300のゲートに電圧を印加するための電源装置である。ドライバ回路200は、制御部500から入力される制御信号に基づいてスイッチング素子300のオンオフを制御し、負荷400に流れる電流量が制御される。なお、本実施形態におけるスイッチング素子300は、パワーMOSトランジスタを想定している。
この駆動装置100は、主電源10と、第1キャパシタ11と、第2キャパシタ12と、インピーダンス素子13と、を備えている。
主電源10は、ドライバ回路200に電圧を供給するものであり、スイッチング素子300のゲートに印加すべき電圧を発生させるための直流電源である。
第1キャパシタ11は、主電源10に対してドライバ回路200と並列に接続されている。第1キャパシタ11は、駆動装置100の出力端子である端子Aおよび端子Bの直前に配置されており、第1キャパシタ11の両端とドライバ回路200の両端は配線を除く素子を介することなく接続されている。
第2キャパシタ12は、主電源10に対して第1キャパシタ11と並列に接続されている。第2キャパシタ12は、第2キャパシタ12と主電源10との間に介される図示しない素子等に起因する電圧のゆらぎを平滑化するための平滑コンデンサとして作用する。
インピーダンス素子13は、例えば抵抗器であり、主電源10と第1キャパシタ11との間であって主電源10に対して第1キャパシタ11と直列に接続されている。言い換えれば、インピーダンス素子13に対して、第1キャパシタ11とドライバ回路200は並列の関係にある。インピーダンス素子13は、主電源10における正極側に接続されている。なお、上記した第2キャパシタ12は、主電源10に対してインピーダンス素子13と並列接続の関係にあり、第2キャパシタ12とインピーダンス素子13との間は配線を除く素子を介していない。
本実施形態では、この駆動装置100の出力端子のうち、低電位側の端子Bはグランド(GND)とする。また、第1キャパシタ11が十分に充電された状態における高電位側の端子Aの電位をVdrと示す。Vdrは、主電源10の両端の電圧に対して、インピーダンス素子13による電圧降下分を差し引いた電位となる。
ドライバ回路200は、オン側スイッチ210とオフ側スイッチ220とが直列に接続された構成となっており、オン側スイッチ210の一端が駆動装置100の端子Aに接続され、オフ側スイッチ220の一端が端子Bに接続されている。スイッチング素子300のゲートは、オン側スイッチ210と、オフ側スイッチ220の中間点に接続されている。なお、本実施形態におけるオン側スイッチ210およびオフ側スイッチ220はMOSトランジスタにより構成されている。
スイッチング素子300をオンする場合、制御部500がオン側スイッチ210をオンし、オフ側スイッチ220をオフする旨の制御信号を出力する。これにより、スイッチング素子300のゲートには、駆動装置100の端子Aと同一の電圧が印加され、スイッチング素子300がオンする。一方、スイッチング素子300をオフする場合、制御部500がオン側スイッチ210をオフし、オフ側スイッチ220をオンする旨の制御信号を出力する。これにより、スイッチング素子300のゲートは、駆動装置100の端子Bと同一のGND電位となり、ゲートに存在する電荷が引きぬかれてスイッチング素子300がオフする。
なお、第1キャパシタ11の静電容量Cは、スイッチング素子300のゲート容量Cgs、スイッチング素子300の閾値電圧Vth、および、上記したVdrに対して、数式7の関係を満たしている。
次に、図1および図2を参照して、本実施形態に係る駆動装置100の作用効果について説明する。なお、図2は、発明者が回路シミュレーションを実行した結果の概略図である。
スイッチング素子300が、オフの状態が十分長い時間経過した状態から、オンの状態に遷移する場合について説明する。
スイッチング素子300がオフの状態(図2における時刻t1以前)は、上記したように、制御部500によって、オン側スイッチ210がオフの状態とされ、オフ側スイッチ220がオンの状態とされている。この状態では、端子Aの電位(=ドライブ電圧)はVdrである。すなわち、ドライブ電圧は主電源10の両端の電圧に対して、インピーダンス素子13による電圧降下分を差し引いた電位である。
時刻t1において、制御部500はドライバ回路200に対して、スイッチング素子300をオンする旨の制御信号を出力する。これにより、オン側スイッチ210がオンし、オフ側スイッチ220がオフする。従来構成のように、第1キャパシタ11およびインピーダンス素子13が配置されていない構成においては、ドライブ電圧は、図2の点線に示すように、主電源10により規定される一定の電圧となる。このような構成では、スイッチング素子300のゲートに、主電源に規定される電圧が常に印加されるため、ドレイン電流の増加が急峻であり、リンギングが発生してしまう。
一方、本実施形態では、駆動装置100が第1キャパシタ11およびインピーダンス素子13を有している。時刻t1において、オン側スイッチ210がオンされ、オフ側スイッチ220がオフされると、ゲートにはドライブ電圧としてVdrが印加される。その後、第1キャパシタ11に蓄積されていた電荷は、スイッチング素子300のゲートに注入されて減少する。第1キャパシタ11の電荷の減少分は、主電源10あるいは第2キャパシタ12により充填されるが、第1キャパシタ11への電流経路にインピーダンス素子13を介しているため、第1キャパシタ11の放電速度に対して充填速度を上回る。このため、ドライブ電圧は、時刻t1以降減少していく。そして、時刻t2において、第1キャパシタ11の放電速度が充填速度を下回ると、第1キャパシタ11に電荷が蓄積され始めるため、ドライブ電圧が上昇していく。
これによれば、時刻t1の時点において、スイッチング素子300のゲートには、主電源10とインピーダンス素子13により規定されるドライブ電圧の最大値を印加することができるので、ドレイン電流の立ち上がり、すなわちdi/dtを、従来の構成とほぼ同等にすることができる。換言すれば、高速スイッチングを実現することができる。
加えて、上記したように、時刻t1直後からドライブ電圧を低下させることができるので、ドライバ回路200のドライブ能力を一時的に低減させることができ、di/dtを抑制することができる。したがって、図2の実線に示すように、ドレイン電流のリンギングを抑制することができる。
次に、第1キャパシタ11の静電容量Cについて定量的に説明する。
ここで、スイッチング素子300のゲート容量をCgsと示し、時刻t1以降のドライブ電圧をV(t)と示す。
時刻t1の前後で、電荷の総量は変化しないから、数式4が成り立つ。
Figure 2016019418
そして、V(t)はスイッチング素子300の閾値電圧Vthよりも常に大きくなくてはならないから、数式4をV(t)について解いてV(t)>Vthを適用すると、数式5が成り立つ。
Figure 2016019418
一方、V(t)がVdrに対して僅かでも低下すればドライブ能力の低減が見込めるが、例えば、V(t)がVdrの90%より小さくなるようにするには、数式4をV(t)について解いてV(t)<0.9Vdrを適用すればよく、数式6が成り立つ。
Figure 2016019418
以上のことから、第1キャパシタ11の静電容量Cは、スイッチング素子300のゲート容量Cgs、および、第1キャパシタ11が十分充電された状態におけるドライバ回路200とインピーダンス素子との間の中間電位Vdrに対して、数式7の関係を満たすようにすれば、上記した作用効果を奏することができる。
Figure 2016019418
次に、インピーダンス素子13のインピーダンスについて定量的に説明する。
なお、本実施形態では、インピーダンス素子13が抵抗値Rの抵抗器である場合について説明する。なお、以下の説明では、静電容量の単位はF、抵抗値の単位はΩ、周波数の単位はHzである。
まず、抵抗値Rの下限について検討する。上記した作用効果を発揮するためには、ドレイン電流の立ち上がりの過渡期において、ドライバ回路200のドライブ能力を抑制する必要がある。ドライブ能力の低下は第1キャパシタ11の電荷が静電容量Cに規定される電荷量に達していないことによって実現できる。換言すれば、ドレイン電流の立ち上がり開始から完了までの時間であるスイッチング時間に対して、第1キャパシタ11の充電時間が長くなければならない。
第1キャパシタ11の充電時間は、充電時定数(=CR)のe倍程度である。ここで、eはネイピア数である。よって、スイッチング時間の最小値が10nsであると仮定すれば、eCR>10×10−9であり、これを整理すると数式8が成り立つ。
Figure 2016019418
次いで、抵抗値Rの上限について検討する。スイッチング素子300は所定の周波数で周期的にオンオフするが、これはドライバ回路200におけるオン側スイッチ210のオンオフと同期している。ドライブ電圧は、オン側スイッチ210がオンからオフに遷移した後Vdrに対して低下を開始するが、オン側スイッチ210が再びオンに遷移するまでにVdrまで復帰していなければならない。
オン側スイッチ210がオンからオフに遷移した後、再びオンに遷移するまでの時間は、スイッチング素子300の駆動周波数であるキャリア周波数fとデューティ比Dとを用いて(1−D)/fと表すことができるから、第1キャパシタ11の充電時間(=eCR)との関係は数式9のようになる。
Figure 2016019418
以上のことから、インピーダンス素子13の抵抗値R[Ω]は、第1キャパシタ11の静電容量C[F]、キャリア周波数f[Hz]、およびデューティ比Dに対して、数式10の関係を満たすように設定することが好ましい。
Figure 2016019418
(変形例)
なお、インピーダンス素子13は、抵抗器のほか、例えば自己インダクタンスLのコイルなどを採用してもよい。以下の説明では、静電容量の単位はF、自己インダクタンスの単位はH、周波数の単位はHzである。また、eはネイピア数であり、πは円周率である。
まず、自己インダクタンスLの下限について検討する。上記した第1実施形態に対して、第1キャパシタ11の充電時定数CRを、2π(CL)1/2に置換すればよい。すなわち、自己インダクタンスLは、数式11を満たすことが好ましい。
Figure 2016019418
次いで、自己インダクタンスLの上限について検討する。上限についても、上記した第1実施形態に対して、第1キャパシタ11の充電時定数CRを、2π(CL)1/2に置換すればよい。すなわち、自己インダクタンスLは、数式11を満たすことが好ましい。
Figure 2016019418
以上のことから、インピーダンス素子13の自己インダクタンス[H]は、第1キャパシタ11の静電容量C[F]、キャリア周波数f[Hz]、およびデューティ比Dに対して、数式13の関係を満たすように設定することが好ましい。
Figure 2016019418
(その他の実施形態)
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記した実施形態になんら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することが可能である。
上記した実施形態では、第1キャパシタ11の静電容量Cが数式7を満たすことが好適であることを示した。ここで、ドライブ電圧V(t)>Vthを満たしても、V(t)がVth近傍の値をとる場合には、ドレイン電流の立ち上がり、すなわちdi/dtが小さくなりすぎてスイッチング損失が大幅に悪化する場合がある。また、V(t)のVdrに対する低下率も、90%よりもさらに小さい50%程度とすると、さらなるリンギング抑制効果が期待できる。すなわち、静電容量Cは数式14を満たすことが好ましい。
Figure 2016019418
ここで、Vは1<V<20を満たす定数である。なお、静電容量CがC<3Cgsを満たすようにすれば、さらなるリンギング抑制効果を期待できる。
また、上記した実施形態では、抵抗値Rの下限について、抵抗値Rが数式8を満たすことが好適であることを示した。これは、スイッチング時間の最小値を10nsと仮定した場合であり、スイッチング時間が10nsよりも長いスイッチング素子300に対しては、十分な充電時間を確保できない場合がある。また、抵抗値Rの上限について、抵抗値Rが数式9を満たすことが好適であることを示した。これは、オン側スイッチ210がオンからオフに遷移した後、再びオンに遷移するまでの時間(1−D)/fに対して、第1キャパシタ11の充電時間(=eCR)が小さいことを示すものである。しかしながら、(1−D)/f≒eCRの条件では、充電後の第1キャパシタ11の両端電圧が安定しない場合がある。よって、例えば、スイッチング時間が10μsよりも長いスイッチング素子300に対しても有効であり、且つ、第1キャパシタ11の両端電圧の十分に安定させるために、数式15を満たすことが好ましい。
Figure 2016019418
また、上記した実施形態およびその変形例において、駆動装置100が第2キャパシタ12を有する構成について示したが、第2キャパシタ12が配置されていない構成であっても上記の作用効果を奏することができる。ただし、第2キャパシタ12は、主電源10と第2キャパシタ12との間に構成される任意の回路において発生する電圧のゆらぎを平滑化するものであるから、第2キャパシタ12を有していることが好ましい。
また、上記した実施形態およびその変形例において、ドライバ回路200を、MOSトランジスタ2つで構成する例について示したが、駆動装置100はこの例以外のドライバ回路にも適用することができる。
また、上記した実施形態およびその変形例において、スイッチング素子300の一例としてパワーMOSトランジスタの例について示した。しかしながら、この例に限定されるものではなく、例えば絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)に対しても、駆動装置100を適用することができる。また、例えば、GaN系の高電子移動度トランジスタ(HEMT)や、SiC系のMOSFETにも適用することができる。
10…主電源,11…第1キャパシタ,12…第2キャパシタ,13…インピーダンス素子,100…駆動装置,200…ドライバ回路,300…スイッチング素子,400…負荷,500…制御部

Claims (6)

  1. スイッチング素子(300)のオンオフを制御するドライバ回路(200)に電圧を供給する駆動装置であって、
    前記ドライバ回路に接続される主電源(10)と、
    前記主電源に対して、前記ドライバ回路に並列に接続され、前記ドライバ回路との間に配線以外の素子を介することなく配置された第1キャパシタ(11)と、
    前記主電源に対して、前記第1キャパシタおよび前記ドライバ回路と直列に接続され、前記第1キャパシタおよび前記ドライバ回路との間に配線以外の素子を介することなく配置されたインピーダンス素子(13)と、を備え、
    前記第1キャパシタの静電容量Cは、前記スイッチング素子のゲート容量Cgs、および、前記第1キャパシタが十分充電された状態における前記ドライバ回路と前記インピーダンス素子との間の中間電位Vdr、および、前記スイッチング素子の閾値電圧Vthに対して、数式1の関係を満たすことを特徴とする駆動装置。
    Figure 2016019418
  2. 前記インピーダンス素子は、抵抗器であることを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
  3. 前記抵抗器の抵抗値R[Ω]は、前記第1キャパシタの静電容量C[F]、キャリア周波数f[Hz]、デューティ比D、およびネイピア数eに対して、数式2の関係を満たすことを特徴とする請求項2に記載の駆動装置。
    Figure 2016019418
  4. 前記インピーダンス素子は、コイルであることを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
  5. 前記コイルの自己インダクタンスL[H]は、前記第1キャパシタの静電容量C[F]、キャリア周波数f[Hz]、およびデューティ比Dに対して、数式3の関係を満たすことを特徴とする請求項4に記載の駆動装置。
    Figure 2016019418
  6. 前記主電源に対して、前記インピーダンス素子と並列に接続され、前記インピーダンス素子との間に配線以外の素子を介することなく配置された第2キャパシタ(12)を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の駆動装置。
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