JP2016018850A - 電気部品の冷却構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】空気流に関して、高温電気部品よりも下流側に低温電気部品を配置していても、低温電気部品に対する高温電気部品の熱的な影響を少なくするように、低温電気部品を効果的に冷却できる電気部品の冷却構造を提供する。
【解決手段】電気部品の冷却構造は、高温電気部品3と、上記高温電気部品3の温度よりも低温に保つ必要のある低温電気部品5と、主空気流Xに関して、上記低温電気部品5が高温電気部品3よりも下流側に位置するように、上記高温電気部品3と低温電気部品5とが搭載された基板12と、上記高温電気部品3を冷却しないで、上記低温電気部品5を冷却するように、副空気流Yを案内する副空気流案内手段15,17とを含む。
【選択図】図2

Description

この発明は、電気部品の冷却構造に関する。
従来、電気部品の冷却構造としては、基板にパワー素子などの高温電気部品を取り付けると共に、この基板を収容するホルダから、高温電気部品のヒートシンクだけを突出させて、このヒートシンクやリアクタを、ホルダの外の送風ダクト内に配置して、冷却するようにしたものがある(特許文献1:特開2011−202887号公報)。
特開2011−202887号公報
ところで、基板設計において、配線などの都合により、例えばパワー素子などの高温電気部品からの熱の影響を受ける場所に、この高温電気部品の温度よりも低温に保つ必要のある例えばバリスタや電界コンデンサなどの低温電気部品を配置しなければならない場合がある。
特に、図8(この図8は、この発明の課題を説明するための説明図で、従来例ではない。)に示すように、内部を冷却用の空気流Aが矢印の方向に流れるホルダ1内に、基板2を配置し、この基板2にパワー素子などの高温電気部品3とバリスタ、電界コンデンサなどの低温電気部品5を搭載し、配線などの都合により、高温電気部品3よりも空気流Aの下流側に低温電気部品5を配置しなければならない場合がある。
この場合、上記低温電気部品5が高温電気部品3よりも空気流Aの下流側にあるため、低温電気部品5が、高温電気部品3によって加熱された高温の空気流Aの影響を著しく受けて、低温に保つ必要がある低温電気部品5が高温になってしまい、性能、耐久性を損なうという問題がある。
しかしながら、上記従来の電気部品の冷却構造では、パワー素子のヒートシンクをホルダから突出させていても、パワー素子と電界コンデンサとを搭載した基板を、ホルダに収容しているだけなので、電界コンデンサがパワー素子の高温の影響を受けて、電界コンデンサの性能、耐久性を損なう場合が有るという問題がある。
そこで、この発明の課題は、空気流に関して、高温電気部品よりも下流側に低温電気部品を配置していても、低温電気部品に対する高温電気部品の熱的な影響を少なくするように、低温電気部品を効果的に冷却できる電気部品の冷却構造を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の電気部品の冷却構造は、
高温電気部品と、
上記高温電気部品の温度よりも低温に保つ必要のある低温電気部品と、
主空気流に関して、上記低温電気部品が高温電気部品よりも下流側に位置するように、上記高温電気部品と低温電気部品とが搭載された基板と、
上記高温電気部品を冷却しないで、上記低温電気部品を冷却するように、副空気流を案内する副空気流案内手段と
を備えることを特徴としている。
1実施形態の電気部品の冷却構造は、
上記基板、高温電気部品および低温電気部品を収容するホルダと、
上記ホルダの近傍に設けられ、上記ホルダ内に、上記主空気流および副空気流を生成するファンと
を備える。
1実施形態では、
上記副空気流案内手段は、
上記基板に設けた開口と、
この開口から吹き出した副空気流を低温電気部品に向けて導く導風板と
を有する。
1実施形態では、
上記副空気流案内手段は、
上記高温電気部品よりも上流側から、上記低温電気部品に向けて副空気流を導くダクトを含む。
1実施形態は、
上記基板、高温電気部品および低温電気部品を収容するホルダを備え、
上記副空気流案内手段は、
上記ホルダに設けられて、上記ホルダの外側から内側に向けて副空気流を導く開口を含む。
1実施形態は、
上記副空気流案内手段は、
上記副空気流を、上記低温電気部品に向けて導く導風板を有する。
この発明によれば、空気流に関して、高温電気部品よりも下流側に低温電気部品を配置していても、低温電気部品に対する高温電気部品の熱的な影響を少なくして、低温電気部品を効果的に冷却でき、低温に保つことができる。
この発明の第1実施形態の電気部品の冷却構造を有する加熱調理器の正面図である。 上記第1実施形態の電気部品の冷却構造の縦断面図である。 第2実施形態の電気部品の冷却構造の横断面図である。 第3実施形態の電気部品の冷却構造の横断面図である。 第4実施形態の電気部品の冷却構造の横断面図である。 第5実施形態の電気部品の冷却構造の横断面図である。 第6実施形態の電気部品の冷却構造の横断面図である。 この発明の課題を説明するための説明図である。
以下、この発明を図示の実施形態により詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、この第1実施形態の電気部品の冷却構造を有する加熱調理器を前方から見た外観図である。この加熱調理器100は、直方体形状のキャビネット102の正面の上部に操作キー部103を設け、キャビネット102の正面における操作キー部103の下側には、左端側の辺を中心に回動して、キャビネット102内の加熱室(図示せず)を開閉する扉104を設けている。そして、上記扉104の右部にはハンドル105を設け、扉104には耐熱ガラス製の窓106を嵌め込んでいる。さらに、上記操作キー部103における図中左側には液晶表示部107を設け、操作キー部103のキーを操作することによって、制御部108の制御の下に、操作に応じた内容を液晶表示部107に表示するようにしている。
上記加熱調理器100は、図示しないが、上記加熱室の下方に配置したマグネトロンから発生したマイクロ波を、導波管によって、上記加熱室の下部中央に導き、モータによって駆動される回転アンテナによって、加熱室内の上方に向かって放射するようにしている。
なお、この加熱調理器100においては、特に加熱構造を特定するものではなく、上記マイクロ波による加熱に替えて、加熱ヒータや過熱蒸気等によって被加熱物を加熱する加熱構造であってもよい。
一方、上記キャビネット102と加熱室との間には、図2に示す電気部品の冷却構造を配置している。この電気部品の冷却構造は、ホルダ1内に基板12を収容し、この基板12の表側に、例えば、パワー素子などの高温電気部品3と、この高温電気部品3の温度よりも低温に保つ必要のあるバリスタ、電界コンデンサなどの低温電気部品5とを搭載している。上記基板12の表側には大きな空間を有し、基板12の裏側とホルダ1との間に隙間18を有する。
上記ホルダ1の右端の近傍にファンの一例としての吸気ファン13を設けて、ホルダ1内に、矢印で示す主空気流Xと後記する副空気流Yを生成するようにしている。上記主空気流Xに関して、上記高温電気部品3よりも下流側に、配線などの都合により、低温電気部品5を配置している。
一方、上記基板12には、低温電気部品5と高温電気部品3との間、かつ、低温電気部品5の近くに位置する開口15を設けている。この開口15および低温電気部品5を覆うL字型の導風板17を設けている。この導風板17と開口15は、副空気流案内手段の一例を構成する。
上記導風板17は、開口15よりも主空気流Xに関して上流側において基板12から垂直に起立する垂直壁17aと、この垂直壁17aの上端から基板12に平行に吸気ファン13側へ延びる平行壁17bとからなっている。この導風板17は、主空気流Xが低温電気部品5に当たらないようにすると共に、隙間18を通って開口15から出てくる副空気流Yを低温電気部品5に向けて案内するようになっている。
上記構成において、吸気ファン13を駆動すると、主空気流Xが矢印の方向に流れて、高温電気部品3を冷却する。この高温電気部品3を冷却した後の高温の主空気流Xは導風板17に遮られて、低温電気部品5に当たることがないから、低温電気部品5の冷却が阻害されることがない。
一方、上記ホルダ1と基板12の裏側との間の隙間18を通り、基板12の開口15から吹き出た副空気流Yは、高温電気部品3に接触していないから低温のままであり、この低温の副空気流Yは、導風板17によって案内されて低温電気部品5に吹き付けられて、低温電気部品5が効果的に冷却される。
このように、この第1実施形態の電気部品の冷却構造によれば、高温電気部品3を経由していなくて低温である副空気流Yが、基板12の開口15から吹き出して、導風板17で低温電気部品5に向けて吹き付けられ、かつ、高温電気部品3を冷却した後の高温の主空気流Xが低温電気部品5に当たらないように導風板17で遮られるので、高温電気部品3よりも下流側に低温電気部品5を配置していても、低温電気部品5に対する高温電気部品3の熱的な影響を少なくして、低温電気部品5を効果的に冷却でき、低温に保つことができる。
また、上記第1実施形態によれば、上記ホルダ1内に、基板12、高温電気部品3および低温電気部品5を収容し、上記ホルダ1の近傍に設けたファン13によって、上記ホルダ1内に、主空気流Xおよび副空気流Yを生成するので、上記ホルダ1内に比較的強い主空気流Xおよび副空気流Yを生成できて、高温電気部品3および低温電気部品5を効果的に冷却することができる。
上記第1実施形態では、導風板17は断面L字型をしているが、低温電気部品5を覆う湾曲した曲面形状をしていてもよい。
また、上記第1実施形態では、ファンとして、ホルダ1内の空気を吸い込む吸気ファン13を用いたが、ホルダ1内に空気を供給する給気ファンを用いてもよい。
また、上記第1実施形態では、ファン13は、ホルダ1の近傍に設けたが、ファンをホルダ1の近くに設けないで、他の箇所に設けたファンによって、空気の流れを生成するようにしてもよい。
また、上記基板12に設ける開口15は、1個に限らず、複数個であってもよい。
また、上記導風板17で覆われる低温電気部品5の数は、1個に限らず、複数個であってもよい。
また、上記基板12に設ける開口15は、円孔、スリットなどどのような形状であってもよい。
(第2実施形態)
図3は、この第2実施形態の電気部品の冷却構造の要部の横断面図である。
図3において、図2に示す第1実施形態および図7の説明図の構成要素と同一構成要素については、図2および図7の構成要素と同一参照番号を付して、詳しい説明は省略する。
図3に示すように、ホルダ1内に基板2を収容し、この基板2の表側に、例えば、パワー素子などの高温電気部品3と、この高温電気部品3の温度よりも低温に保つ必要のあるバリスタ、電界コンデンサなどの低温電気部品5とを搭載している。上記高温電気部品3よりも、主空気流Xに関して下流側に、配線などの都合により、低温電気部品5を配置している。
上記ホルダ1内に、例えば、樹脂やゴム等の比較的断熱性の高い材料からなるダクト20を設けている。このダクト20の入口21は、主空気流Xに関して、高温電気部品3よりも上流側に開口し、出口22は、低温電気部品5に対向するように側方に開口している。このダクト20は、高温電気部品3の上または下または側方を通ってもよく、あるいは、ダクト20の図示しないヒートシンクの間を通ってもよい。このダクト20は、副空気流案内手段の一例である。
上記構成において、吸気ファン13を駆動すると、主空気流Xが矢印の方向に流れて、高温電気部品3を冷却する。
一方、上記ダクト20の入口21には、高温電気部品3よりも上流側の冷たい空気が吸入されて、副空気流Yとなって、ダクト20内を通り、ダクト20の出口22から、低温電気部品5に向けて、吹き付けられる。
この副空気流Yは、高温電気部品3の近くを通るときは、断熱性の高いダクト20内を通るから、高温電気部品3から、殆ど、熱を奪わない。
このように、この第2実施形態の電気部品の冷却構造によれば、ダクト20内を通って、高温電気部品3を経由していない低温の副空気流Yが、低温電気部品5に吹き付けられるので、高温電気部品3よりも下流側に低温電気部品5を配置していても、低温電気部品5に対する高温電気部品3の熱的な影響を少なくして、低温電気部品5を効果的に冷却でき、低温に保つことができる。
(第3実施形態)
図4は、第3実施形態の電気部品の冷却構造を示す図である。この図4の第3実施形態では、高温電気部品3と低温電気部品5との間に位置して、高温電気部品3から低温電気部品5への熱の伝達を遮り、かつ、ダクト20から吹き出した副空気流Yを低温電気部品5に向けて案内する断面L字型の導風板27を設けている。この導風板27とダクト20は、副空気流案内手段の一例を構成する。
なお、導風板27以外の構成は、図3に示す第2実施形態と同じであるので、第2実施形態の構成要素と同一構成要素については、図3の構成要素と同一参照番号を付して、詳しい説明は省略する。
この第3実施形態では、導風板27が、高温電気部品3と低温電気部品5との間に位置して、高温電気部品3から低温電気部品5への熱の伝達を遮り、かつ、ダクト20から吹き出した副空気流Yを低温電気部品5に向けて案内するので、低温電気部品5をより効果的に冷却でき、低温に保つことができる。
上記第3実施形態では、導風板27は断面L字型をしているが、低温電気部品5を覆う湾曲した曲面形状をしていてもよい。
また、上記第3実施形態では、ファンとして、ホルダ1内の空気を吸い込む吸気ファン13を用いたが、ホルダ1内に空気を供給する給気ファンを用いてもよい。
また、上記ダクト20および低温電気部品5は、1個に限らず、複数個であってもよい。
(第4実施形態)
図5は、この第4実施形態の電気部品の冷却構造の要部の横断面図である。
図5において、図3に示す第2実施形態の構成要素と同一構成要素については、図3の構成要素と同一参照番号を付して、詳しい説明は省略する。
図5に示すように、ホルダ30内に基板2を収容し、この基板2の表側に、例えば、パワー素子などの高温電気部品3と、この高温電気部品3の温度よりも低温に保つ必要のあるバリスタ、電界コンデンサなどの低温電気部品5とを搭載している。上記高温電気部品3よりも、主空気流Xに関して下流側に、配線などの都合により、低温電気部品5を配置している。
上記ホルダ30には、低温電気部品5よりも少し上流の位置に対向する開口31を設けている。
吸気ファン13の駆動により、ホルダ30の外側から、開口31を通って、冷たい副空気流Yがホルダ30内に流入し、低温電気部品5に当たるようになっている。上記開口31は、副空気流案内手段の一例である。
上記構成において、吸気ファン13を駆動すると、主空気流Xが矢印の方向に流れて、高温電気部品3を冷却する。
一方、上記ホルダ30の外側の空気が、開口31を通して、吸引されて、副空気流Yとなって、低温電気部品5に向けて、吹き付けられる。
この副空気流Yは、ホルダ30の外側を通って、高温電気部品3を経由していないので、高温電気部品3の熱的な影響を受けていなくて、低温のままである。
したがって、主空気流Xに関して、高温電気部品3よりも下流側に低温電気部品5を配置していても、高温電気部品3の熱的な影響の少ない副空気流Yによって、低温電気部品5を効果的に冷却でき、低温に保つことができる。
(第5実施形態)
図6は、第5実施形態の電気部品の冷却構造を示す図である。この図6の第5実施形態では、高温電気部品3と低温電気部品5との間に位置して、高温電気部品3から低温電気部品5への熱の伝達を遮り、かつ、開口31から吹き出した副空気流Yを低温電気部品5に向けて案内する断面L字型の導風板37を設けている。この導風板37と開口31は、副空気流案内手段の一例を構成する。
なお、上記導風板37以外の構成は、図5に示す第4実施形態と同じであるので、第4実施形態の構成要素と同一構成要素については、図5の構成要素と同一参照番号を付して、詳しい説明は省略する。
この第5実施形態では、導風板27が、高温電気部品3と低温電気部品5との間に位置して、高温電気部品3から低温電気部品5への熱の伝達を遮り、かつ、ダクト20から吹き出した副空気流Yを低温電気部品5に向けて案内するので、低温電気部品5をより効果的に冷却でき、低温に保つことができる。
上記第5実施形態では、導風板37は断面L字型をしているが、低温電気部品5を覆う湾曲した曲面形状をしていてもよい。
また、上記ホルダ30に設ける開口31は、1個に限らず、複数個であってもよい。
また、上記導風板37で覆われる低温電気部品5の数は、1個に限らず、複数個であってもよい。
また、上記ホルダ30に設ける開口31は、円孔、スリットなどどのような形状であってもよい。
(第6実施形態)
図7は、この第6実施形態の電気部品の冷却構造の要部の横断面図である。
図7において、図5に示す第4実施形態の構成要素と同一構成要素については、図5の構成要素と同一参照番号を付して、詳しい説明は省略する。
図7に示すように、この第6実施形態は、第4実施形態の吸気フアン13に代えて、給気フアン131を用いた点のみが、第4実施形態と異なる。
この給気ファン131は、主空気流Xと副空気流Yとの両方を生成できる位置に配置している。
但し、この第6実施形態の給気ファン131を用いた場合に比べて、図5に示す第4実施形態の吸気ファン13を用いた場合は、ホルダ30からの排気口に、吸気ファン13の吸気口を対向するように配置するだけで、主空気流Xと副空気流Yとの両方を生成することができて、レイアウトが簡単になって、設計スペースも少なくすることができるという利点がある。
この発明の電気部品の冷却構造は、加熱調理器に限らず、空気調和機などの種々の機器に適用できる。
この発明および実施形態を纏めると、次のようになる。
この発明の電気部品の冷却構造は、
高温電気部品3と、
上記高温電気部品3の温度よりも低温に保つ必要のある低温電気部品5と、
主空気流Xに関して、上記低温電気部品5が高温電気部品3よりも下流側に位置するように、上記高温電気部品3と低温電気部品5とが搭載された基板2,12と、
上記高温電気部品3を冷却しないで、上記低温電気部品5を冷却するように、副空気流Yを案内する副空気流案内手段15,17;20,27;31,37と
を備えることを特徴としている。
上記構成の電気部品の冷却構造によれば、上記副空気流案内手段15,17;20,27;31,37によって、上記副空気流Yが、高温電気部品3を冷却しないで、低温電気部品5を冷却するように、副空気流Yを案内されるので、主空気流Xに関して、高温電気部品3よりも下流側に低温電気部品5を配置していても、低温電気部品5に対する高温電気部品3の熱的な影響を少なくして、低温電気部品5を効果的に冷却でき、低温に保つことができる。
1実施形態の電気部品の冷却構造は、
上記基板2,12、高温電気部品3および低温電気部品5を収容するホルダ1,30と、
上記ホルダ1,30の近傍に設けられ、上記ホルダ1,30内に、上記主空気流Xおよび副空気流Yを生成するファン13と
を備える。
上記実施形態によれば、上記ホルダ1,30内に、基板2,12、高温電気部品3および低温電気部品5を収容し、上記ホルダ1,30の近傍に設けたファン13によって、上記ホルダ1,30内に、主空気流Xおよび副空気流Yを生成するので、上記ホルダ1,30内に比較的強い主空気流Xおよび副空気流Yを生成して、高温電気部品3および低温電気部品5を効果的に冷却することができる。
1実施形態では、
上記副空気流案内手段15,17は、上記基板12に設けた開口15と、
この開口15から吹き出した副空気流Yを低温電気部品5に向けて導く導風板17と
を有する。
上記実施形態によれば、上記基板12の開口15から吹き出した副空気流Yを、導風板17で、低温電気部品5に向けて吹き付けることができるので、主空気流Xに関して、高温電気部品3よりも下流側に低温電気部品5を配置していても、低温電気部品5に対する高温電気部品3の熱的な影響を少なくして、低温電気部品5を効果的に冷却でき、低温に保つことができる。
また、高温電気部品3を冷却した後の高温の主空気流Xが低温電気部品5に当たらないように、主空気流Xを導風板17で遮ることができ、高温電気部品3よりも下流側に低温電気部品5を配置していても、低温電気部品5に対する高温電気部品3の熱的な影響を少なくして、低温電気部品5を効果的に冷却でき、低温に保つことができる。
1実施形態では、
上記副空気流案内手段20は、
上記高温電気部品3よりも上流側から、上記低温電気部品5に向けて副空気流を導くダクト20を含む。
上記実施形態によれば、上記高温電気部品3よりも上流側から、ダクト20内を通った副空気流Yを、低温電気部品5に吹き付けることができるので、高温電気部品3よりも下流側に低温電気部品5を配置していても、低温電気部品5に対する高温電気部品3の熱的な影響を少なくして、低温電気部品5を効果的に冷却でき、低温に保つことができる。
1実施形態は、
上記基板2、高温電気部品3および低温電気部品5を収容するホルダ30を備え、
上記副空気流案内手段31は、
上記ホルダ30に設けられて、上記ホルダ30の外側から内側に向けて副空気流を導く開口31を含む。
上記実施形態によれば、上記ホルダ30の外側の空気が、副空気流Yとなって、開口31を通して、低温電気部品5に向けて、吹き付けられる。
この副空気流Yは、ホルダ30の外側を通って、高温電気部品3を経由していないので、高温電気部品3の熱的な影響を受けていなくて、低温のままである。
したがって、主空気流Xに関して、高温電気部品3よりも下流側に低温電気部品5を配置していても、高温電気部品3の熱的な影響の少ない副空気流Yによって、低温電気部品5を効果的に冷却でき、低温に保つことができる。
1実施形態は、
上記副空気流案内手段20,27;31,37は、
上記副空気流Yを、上記低温電気部品5に向けて導く導風板27,37を有する。
上記実施形態によれば、上記導風板27,37は、ダクト20またはホルダ30の開口31からの副空気流Yを低温電気部品5に向けて導いて、吹き付けることができるので、低温電気部品5をより効果的に冷却でき、低温に保つことができる。
第1〜第3実施形態および変形例で述べた構成要素は、適宜、組み合わせてもよく、また、適宜、選択、置換、あるいは、削除してもよいのは、勿論である。
1,30 ホルダ
2,12 基板
3 高温電気部品
5 低温電気部品
13,131 ファン
15,17;20,27;31,37 副空気流案内手段
15,31 開口
17,27,37 導風板
20 ダクト
X 主空気流
Y 副空気流

Claims (5)

  1. 高温電気部品と、
    上記高温電気部品の温度よりも低温に保つ必要のある低温電気部品と、
    主空気流に関して、上記低温電気部品が高温電気部品よりも下流側に位置するように、上記高温電気部品と低温電気部品とが搭載された基板と、
    上記高温電気部品を冷却しないで、上記低温電気部品を冷却するように、副空気流を案内する副空気流案内手段と
    を備えることを特徴とする電気部品の冷却構造。
  2. 請求項1に記載の電気部品の冷却構造において、
    上記基板、高温電気部品および低温電気部品を収容するホルダと、
    上記ホルダの近傍に設けられ、上記ホルダ内に、上記主空気流および副空気流を生成するファンと
    を備えることを特徴とする電気部品の冷却構造。
  3. 請求項1または2に記載の電気部品の冷却構造において、
    上記副空気流案内手段は、
    上記基板に設けた開口と、
    この開口から吹き出した副空気流を低温電気部品に向けて導く導風板と
    を有することを特徴とする電気部品の冷却構造。
  4. 請求項1または2に記載の電気部品の冷却構造において、
    上記副空気流案内手段は、
    上記高温電気部品よりも上流側から、上記低温電気部品に向けて副空気流を導くダクトを含むことを特徴とする電気部品の冷却構造。
  5. 請求項1に記載の電気部品の冷却構造において、
    上記基板、高温電気部品および低温電気部品を収容するホルダを備え、
    上記副空気流案内手段は、
    上記ホルダに設けられて、上記ホルダの外側から内側に向けて副空気流を導く開口を含むことを特徴とする電気部品の冷却構造。
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