JP6298653B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

この発明は、加熱調理器に関し、詳しくはマイクロ波により被加熱物を加熱する加熱調理器に関する。
従来、加熱調理器としては、加熱庫内に吸気ダクトを介して外気を供給する加熱庫用ファンと、加熱庫内からの排気を下方の排気口に案内する排気ダクトと、マグネトロンの下方に配置された冷却ファンと、この冷却ファンからの冷却風がマグネトロンを冷却した後に排気ダクトに沿って流れる空間部を備えたものがある(例えば、特開平9−273759号公報(特許文献1)参照)。
特開平9−273759号公報
上記従来の加熱調理器では、マグネトロンを冷却した後の温度上昇した冷却風により下流側の電装品を冷却した後、空間部を通って外部にそのまま放出されているため、加熱庫内からの排気が希釈されずに排出されるという問題がある。このような構成の加熱調理器では、加熱庫内からの排気の温度や湿度が下がらずに排気され、マグネトロンを冷却した後の低湿の冷却風を排気の希釈に利用されていないという問題がある。
そこで、この発明の課題は、マグネトロンを冷却した後の冷却風を利用して加熱庫内からの排気の温度と湿度を効率よく下げて排出できる加熱調理器を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の加熱調理器は、
本体ケーシングと、
上記本体ケーシング内に配置された加熱庫と、
上記本体ケーシング内に配置され、上記加熱庫内にマイクロ波を供給するマグネトロンと、
上記本体ケーシング内に配置され、上記マグネトロンに冷却風を送る冷却ファンと、
上記マグネトロンを冷却して下流側に流れ出た冷却風の一部を、上記加熱庫内に案内する第1案内流路と、
上記マグネトロンを冷却して下流側に流れ出た冷却風の他の一部を、排気側に案内する第2案内流路と、
上記加熱庫内からの排気と上記第2案内流路により案内された冷却風とを混合して外部に排出するための排気ダクトと
を備え
上記排気ダクトの後面側に配置された排気ファンと、
上記第1案内流路または上記第2案内流路からの冷却風が上記排気ダクトへ流入する位置に設けられた傾斜部材と
を備え、
上記傾斜部材は上記排気ファンの正面側に対向する位置にまで延在していることを特徴とする。
また、この発明の加熱調理器は、
本体ケーシングと、
上記本体ケーシング内に配置された加熱庫と、
上記本体ケーシング内に配置され、上記加熱庫内にマイクロ波を供給するマグネトロンと、
上記本体ケーシング内に配置され、上記マグネトロンに冷却風を送る冷却ファンと、
上記マグネトロンを冷却して下流側に流れ出た冷却風の一部を、上記加熱庫内に案内する第1案内流路と、
上記マグネトロンを冷却して下流側に流れ出た冷却風の他の一部を、排気側に案内する第2案内流路と、
上記加熱庫内から排出された排気と上記第2案内流路により案内された冷却風とを混合して外部に排出する排気ダクトと
を備え、
上記排気ダクトの底部に溜まった結露水を上記第2案内流路に案内する案内部を備えたことを特徴とする。
また、一実施形態の加熱調理器では、
上記排気ダクトの下流側の排気口に設けられた抵抗部を備えた。
また、一実施形態の加熱調理器では、
上記本体ケーシングの前面側に設けられた吸気口を備え、
上記排気ダクトの下流側の排気口は、上記排気ダクト内で混合された排気を上記吸気口と反対の側に向けて吹き出すように、上記本体ケーシングの前面側に設けられている。
また、一実施形態の加熱調理器では、
上記排気ダクトと上記加熱庫との間を仕切る部分に空気断熱層を有する。
また、一実施形態の加熱調理器では、
上記排気ダクトに設けられ、上記第2案内流路により案内されて上記排気ダクト内に流入する冷却風によって、上記加熱庫内からの排気を上記排気ダクト内に引き込むためのエジェクタ部を備えた。
また、一実施形態の加熱調理器では、
上記排気ダクト内に流入する上記加熱庫内からの排気よりも、上記排気ダクト内に流入する上記第2案内流路からの冷却風の流速が速い。
また、一実施形態の加熱調理器では、
上記冷却ファンからの冷却風のうちの一部を、上記マグネトロンの冷却用流路を通らずに上記本体ケーシング内の電装品に向けて吹き出すように案内する第3案内流路を備え、
上記排気ダクトから外部へ排出する排気経路において、上記第2案内流路からの冷却風が上記排気ダクトに流入する位置よりも上流側において上記第3案内流路により案内された冷却風を上記排気ダクトへ流入させる。
以上より明らかなように、この発明によれば、冷却ファンからの冷却風のうちのマグネトロンを冷却して下流側に流れ出た冷却風の一部を、第1案内流路により加熱庫内に案内すると共に、冷却ファンからの冷却風のうちのマグネトロンを冷却して下流側に流れ出た冷却風の他の一部を、第2案内流路により排気ダクト側に案内して、加熱庫内からの排気と第2案内流路により案内された冷却風とを排気ダクトで混合して排気することによって、マグネトロンを冷却した後の冷却風を利用して加熱庫内からの排気の温度と湿度を効率よく下げて排出できる加熱調理器を実現することができる。
図1はこの発明の第1実施形態の加熱調理器の正面図である。 図2は上記加熱調理器の本体ケーシングの上カバーを外した状態の右側面図である。 図3は上記加熱調理器の本体ケーシングの上カバーを外した状態の平面図である。 図4は図3のIV−IV線から見た縦断面図である。 図5は図3のV−V線から見た縦断面図である。 図6は図3のVI−VI線から見た縦断面図である。 図7は上記加熱調理器を前方の右斜め上方から見た斜視図である。 図8は上記加熱調理器を後方の右斜め上方から見た斜視図である。 図9は上記加熱調理器を前方の左斜め上方から見た斜視図である。 図10は上記加熱調理器の冷却ファンの吸込経路を説明するための上面模式図である。 図11は上記加熱調理器の冷却ファンの吹出経路を説明するため上面模式図である。 図12はこの発明の第2実施形態の加熱調理器の排気ダクトの上面模式図である。 図13はこの発明の第3実施形態の加熱調理器の要部の縦断面図である。
以下、この発明の加熱調理器を図示の実施の形態により詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図1はこの発明の第1実施形態の加熱調理器の正面図を示している。
この第1実施形態の加熱調理器は、図1に示すように、直方体形状の本体ケーシング1と、本体ケーシング1内に設けられた加熱庫2(図2〜図4に示す)と、本体ケーシング1の前面側に回動自在に取り付けられた扉3とを備えている。
上記扉3は、左側の辺を中心に回動し、加熱庫2の開口を開閉する。この扉3の右部にはハンドル4が取り付けられている。また、扉3の略中央部には耐熱ガラス5が配置されており、ユーザは耐熱ガラス5を通して加熱庫2内の状態を視認することができる。また、扉3の後面には、耐熱ガラス5を取り囲むように耐熱樹脂製のパッキン(図示せず)が固着されている。この扉3を閉じると、パッキンが加熱庫2の開口の周縁部に強く密着して、扉3と加熱庫2の開口の周縁部との間を密閉する。
上記本体ケーシング1の前面の右側には操作パネル6を設けている。この操作パネル6は、表示基板40(図2に示す)に実装された液晶表示部7を有している。また、操作パネル6の下側に電源スイッチ8を設けている。
また、上記本体ケーシング1の前面の左側に排気口9を設けると共に、本体ケーシング1の前面の扉3の下側に3つの吸気口10を設けている。
図2は上記加熱調理器の本体ケーシング1の上カバー1aを外した状態の右側面図を示しており、図2において、T1,T2は本体ケーシング1の底板上に載置されたトランスである。
図2に示すように、本体ケーシング1内の加熱庫2の右側かつ後方に冷却ファン21を配置している。この冷却ファン21にはシロッコファンを用いている。吸込口を下方に向けた冷却ファン21を、発熱量の大きいトランスT1の上側に配置している。冷却ファン21の吹出側に一端が接続された送風ダクト22の他端をマグネトロン23に接続している。この送風ダクト22は、矩形状の断面が冷却ファン21からマグネトロン23側に向かって徐々に広くなっている。また、本体ケーシング1内の前面側のマグネトロン23に対向する位置に表示基板40を配置している。
また、送風ダクト22の右側面かつマグネトロン23近傍に、マグネトロン23の右側方を通過して前面側に吹き出す吹出口22bを設けている。この送風ダクト22の吹出口22bから吹き出した冷却風は、送風ダクト22の一部およびマグネトロン23のハウジングの右側面と本体ケーシング1で囲まれた空間によって、マグネトロン23を通過せずに本体ケーシング1内の前面側に向かってスムーズに案内される(矢印R1)。上記送風ダクト22の一部およびマグネトロン23のハウジングの右側面と本体ケーシング1で囲まれた空間で第3案内流路を構成している。
また、図3は上記加熱調理器の本体ケーシング1の上カバー1aを外した状態の平面図を示しており、図3において、図1,図2と同一の構成部には同一参照番号を付している。
図3に示すように、本体ケーシング1内の加熱庫2の後面側に電源部30を配置している。
また、送風ダクト22の吹出口22b(図2に示す)から吹き出した冷却風は、送風ダクト22の一部およびマグネトロン23のハウジングの右側面と本体ケーシング1で囲まれた空間で形成された第3案内流路によって、マグネトロン23を通過せずに本体ケーシング1内の前面側に向かって流れ、表示基板40の手前で加熱庫2側に曲がるように案内される(矢印R2)。これによって、本体ケーシング1内の前面側の表示基板40を覆うエアカーテンが形成される。このときの冷却風は、本体ケーシング1の右側壁の内側を冷却して温度上昇を防ぐ。
なお、マグネトロン23を通過せずに本体ケーシング1内の前面側に向かって流れる冷却風の流速が速くなるように、例えば第3案内流路の流路断面積が徐々に狭くなるように構成してもよく、これにより確実にエアカーテンを形成できる。特に、マグネトロン23を通って温度上昇した冷却空気が本体ケーシング1内の前面側に向かって流れるような構造である場合は、マグネトロン23を経た冷却風に妨げられることなく確実にエアカーテンを形成できる。
図4は図3のIV−IV線から見た縦断面図を示しており、図4では図1〜図3と同一の構成部には同一参照番号を付している。また、図4において、33はマグネトロン23からのマイクロ波を攪拌させるための回転アンテナ、34は底トレイである。
図4に示すように、マグネトロン23は、冷却ファン21(図2,図3に示す)からの冷却風が送風ダクト22を介して流入する冷却用流路24と、その冷却用流路24内に配置された冷却フィン23aを有する。上記マグネトロン23の冷却用流路24の下流側と加熱庫2内とを連通する第1案内流路25を設けている。この第1案内流路25によって、冷却ファン21からの冷却風のうちのマグネトロン23を冷却して下流側に流れ出た冷却風の一部を、加熱庫2内に案内する。この実施の形態では、動作中のマグネトロン23を通った冷却空気の温度は150℃程度となる。
また、マグネトロン23の下流側と排気ダクト50内とを連通する第2案内流路26を設けている。この第2案内流路26によって、冷却ファン21からの冷却風のうちのマグネトロン23を冷却して下流側に流れ出た冷却風の他の一部を、排気ダクト50側に案内する。また、マグネトロン23の冷却用流路24は、冷却フィン23aの右側方に仕切板80により仕切られた通路81を有している(図11参照)。
また、本体ケーシング1内の加熱庫2の左側かつ前面側に排気ダクト50を配置している。この排気ダクト50の下側に第2案内流路26の下流端が接続されている。
ここで、上記マグネトロン23の冷却用流路24の圧力損失を、第1案内流路25の圧力損失と第2案内流路26の圧力損失の合計よりも大きくなるように、かつ、第1案内流路25の圧力損失よりも第2案内流路26の圧力損失が小さくなるように、第1案内流路25および第2案内流路26をそれぞれ構成している。
また、加熱庫2内の天面左側に設けられた排気口2bと排気ダクト50の上部とを接続ダクト27で接続している。上記排気ダクト50の後面側に、後面側から排気ダクト50内に送風する排気ファン31,32を配置している。
図5は図3のV−V線から見た縦断面図を示しており、図5において、図1〜図4と同一の構成部には同一参照番号を付している。
図5に示すように、送風ダクト22の上部かつ冷却ファン21近傍に吹出口22aを設けている。この吹出口22aは、複数の丸穴で形成されている。
また、マグネトロン23の下流側に連通する第2案内流路26が、加熱庫2の下側かつ前面側に配置されている。
また、本体ケーシング1内のマグネトロン23と送風ダクト22の上側に取付板60を水平に配置している。この取付板60は、前後方向が長手方向の長方形状をしており、長辺側の一方を加熱庫2の側壁に固定し、長辺側の他方を枠部材42(図2示す)に固定している。この取付板60上に、発熱量を大きいトランスT1,T2に比べて発熱量が比較的小さいトランスやリレーなどの電装品を取り付けている。
上記取付板60の後側を後方に向かって斜め下方に折り曲げられた傾斜部60aを設けると共に、取付板60の略中央に切り起しにより後方に向かって斜め下方に折り曲げられた傾斜部60bを設けて、開口61を形成している。
上記送風ダクト22の吹出口22aから吹き出した吹出風の一部は、取付板60の後側の傾斜部60aに沿って流れて、取付板60上の電装品に当たる。また、送風ダクト22の吹出口22aから吹き出した吹出風の他の一部は、取付板60の中央部の傾斜部60bに沿って流れて、開口61を介して取付板60上の電装品に当たる。
上記傾斜部60a,60bと開口61を有する取付板60で第4案内流路を形成し、その第4案内流路によって、冷却ファン21からの冷却空気の一部を、本体ケーシング1内の天面側に吹き出すように案内している。
また、図6は図3のVI−VI線から見た縦断面図を示しており、図6において、図1〜図5と同一の構成部には同一参照番号を付している。
図6に示すように、排気ダクト50の上部に設けられた接続口50aに、接続ダクト27の下流端を接続すると共に、排気ダクト50の下部に設けられた接続口50bに第2案内流路26の下流端を接続している。そして、排気ダクト50内の接続口50aに、その接続口50aの後縁側から前面側かつ下方に向かって傾斜する空気断熱層の一例としての傾斜部材51を設けている。また、排気ダクト50内の接続口50bに、その接続口50bの後縁側から前面側かつ上方に向かって傾斜する傾斜部材52を設けている。
上記排気ダクト50の後面側に配置された排気ファン31,32により、排気ダクト50内に送り込まれた冷却風は、接続口50aを介して排出された排気および接続口50bを介して流入した乾いた冷却風と混合されて排気口9から前方に排出される。このとき、加熱庫2から排出された高温多湿の排気は、排気ダクト50内でマグネトロン23を冷却した後の低湿度の冷却風および排気ファン31,32からの冷却風により希釈され、排気の温度と湿度を下げることができる。
また、上記傾斜部材51を中間に空気層を設けた部材で形成することによって、排気ファン31により供給された冷却風により傾斜部材51の下側が冷却されても、傾斜部材51の上面において高温多湿の排気が結露するのを防止できる。なお、上記傾斜部材は、中間に空気層を設けた部材に限らず、断熱材で形成されたものでもよい。
なお、上記空気断熱層は閉じられた空気層として形成されてもよいが、排気ダクト50に対して開放されていてもよく、すなわち、加熱庫2から排出される排気が衝突する壁面部に対して排気ファン31により供給された冷却風が衝突しないようになっていればよい。
上記排気ダクト50内に傾斜部材51と傾斜部材52を設けることにより排気ダクト50にエジェクタ部が構成されている。このエジェクタ部によって、第2案内流路26により案内されて排気ダクト50内に流入する冷却風および加熱庫2内からの排気を排気ダクト50内に引き込む。
上記排気ダクト50内のエジェクタ部より下流側の混合部は、内容積が大きいほど混合希釈の効果が高くなり、あるいは、エジェクタ部から排気口9までの距離が長いほど混合希釈の効果が高くなる。
また、エジェクタ部を形成する傾斜部材51,52を、排気ファン31,32に対向する位置にまで延在させることによって、排気ファン31,32から吹き出す冷却風が中央に向かって向きが変わり、衝突する。それによって生じた乱流によって、第2案内流路26により案内されて排気ダクト50内に流入する冷却風および加熱庫2内からの排気を効率的に混合することができる。
図7は上記加熱調理器を前方の右斜め上方から見た斜視図を示しており、図7において、図1〜図6と同一の構成部には同一参照番号を付している。
図7に示すように、送風ダクト22の下側に送風ダクト22の下面に沿って仕切板41を配置している。この仕切板41は、本体ケーシング1内の右側空間を送風ダクト22の下側で前後に仕切っており、仕切板41よりも後方の空間は、冷却ファン21の上流側すなわち吸込側となり、仕切板41よりも前方の空間は、冷却ファン21の下流側すなわち吹出側となっている。また、本体ケーシング1の前面に設けられた吸気口10(図1に示す)を介して外気が加熱庫2の下側空間を通って冷却ファン21の下側の吸込口(図示せず)に吸い込まれる。これにより、仕切板41と送風ダクト22の後方の空間に配置されたトランスT1,T2(図2,図5に示す)などの高熱を発する電装品を、冷却ファン21により吸気口10を介して吸い込んだ低温の冷却空気(外気)により冷却することができる。
図8は上記加熱調理器を後方の斜め上方から見た斜視図を示しており、図9は上記加熱調理器を前方の左斜め上方から見た斜視図を示しており、図8,図9において、図1〜図7と同一の構成部には同一参照番号を付している。
図8,図9に示すように、加熱庫2内の天面左側に設けられた排気口2b(図4に示す)に接続された接続ダクト27は、前後方向に延在する直線部28とその直線部28の前側から左側方に屈曲する屈曲部29とを有している。この屈曲部29の下側かつ前面側が排気ダクト50の接続口50a(図6に示す)に接続されている。
図10は上記加熱調理器の冷却ファン21の吸込経路を説明するための上面模式図を示しており、本体ケーシング1の前面に設けられた吸気口10を介して冷却ファン21により前面側から外気を吸い込む。このとき、吸気口10から吸い込まれた外気は、本体ケーシング1の底部と第2案内流路26との間を通って加熱庫2の下側の空間を後面側に流れて、本体ケーシング1内の右後方に配置された冷却ファン21の下側の吸込口に流入する。このとき、本体ケーシング1の底板に載置されたトランスT1,T2(図2,図5に示す)などの高熱を発する電装品を、冷却ファン21に吸い込まれる低温の外気により冷却する。
また、図11は上記加熱調理器の冷却ファン21の吹出経路を説明するため上面模式図を示しており、冷却ファン21から吹き出した冷却空気のうち、送風ダクト22とマグネトロン23を通った冷却空気は、一部が第1案内流路25側に案内され、残りが第2案内流路26に案内される。そうして、第1案内流路25を介して加熱庫2内に案内された冷却空気は、加熱庫2内を流れて接続ダクト27を介して排気ダクト50側に排出される。また、第2案内流路26を介して排気ダクト50内に案内された冷却空気は、排気ファン31,32(図4, 図6に示す)からの冷却風と共に加熱庫2内からの排気と混合されて前方に排出される。
また、マグネトロン23の冷却用流路24は、冷却フィン23aの右側方に仕切板80により仕切られた通路81を有している。この通路81を冷却ファン21からの冷却空気がそのまま通過して、第2案内流路26の入口で内壁に沿って流れることにより、第2案内流路26の前面壁部26aの温度上昇を防いで、その前面壁部26aの前面側にある表示基板40(図2,図3に示す)などの温度上昇を抑制している。
なお、送風ダクト22の吹出口22bから吹き出した冷却空気は、マグネトロン23の冷却用流路24を通過せずに側方を通って本体ケーシング1内の前面側に向かって吹き出すように案内される(第3案内流路)。また、図示していないが、送風ダクト22の吹出口22a(図5に示す)から本体ケーシング1内の天面側に吹き出した冷却空気は、取付板60上の電装品に当たる(第4案内流路)。この送風ダクト22の吹出口22a,22bから吹き出した冷却空気は、表示基板40(図2,図3に示す)や他の電装品を冷却した後に合流しながら、加熱庫2の側面、天面、背面に沿って排気ダクト50の後面側にスムーズに流れて、排気ファン31,32に吸い込まれる。
図10に示す冷却ファン21の吸込経路の領域と、図11で説明した冷却ファン21の吹出経路の領域は、分離されているかまたはほぼ分けられており、本体ケーシング1内において冷却ファン21の吹出経路を介して再び冷却ファン21に吸い込まれないような構成としている。
上記構成の加熱調理器によれば、本体ケーシング1内に配置された冷却ファン21からの冷却風のうちのマグネトロン23を冷却して下流側に流れ出た冷却風の一部を、第1案内流路25により加熱庫2内に案内すると共に、冷却ファン21からの冷却風のうちのマグネトロン23を冷却して下流側に流れ出た冷却風の他の一部を、第2案内流路26により排気ダクト50側に案内する。そして、加熱庫2内からの排気と第2案内流路26により案内された冷却風とを排気ダクト50で混合して排出する。上記第1案内流路25を介して加熱庫2内に案内された冷風は、加熱庫2内からの排気として接続ダクト27を介して排気ダクト50側に流れる。すなわち、冷却ファン21からマグネトロン23を通過して後、第1,第2案内流路25,26で二分された冷却風は、排気ダクト50で再び合流して排出される。このマグネトロン23を冷却して第2案内流路26により案内された冷却風は、湿度が低くかつ第2案内流路26を経ることにより温度が低くなる。これにより、マグネトロン23を冷却した後の冷却風を利用して、加熱庫2内からの排気の温度と湿度を効率よく下げて排出することができる。
また、上記加熱調理器では、簡単な構成でマグネトロン23を冷却した後の冷却風を利用して加熱庫2内への給気を行うことができると共に、1つの冷却ファン21で加熱庫2内への給気とマグネトロン23の冷却が行える。また、冷却ファン21の上流側に電装品を配置することによって、電装品を効率よく冷却でき、冷却ファン21による電装品の冷却性能を向上できる。
また、上記送風ダクト22の一部およびマグネトロン23のハウジングの右側面と本体ケーシング1で囲まれた空間で形成された第3案内流路によって、冷却ファン21からの冷却風のうちの一部(図2の矢印R1)を、マグネトロン23の冷却用流路24を通らずに本体ケーシング1内の前面側に吹き出すように案内するので、マグネトロン23の冷却により温度上昇した風とは別の温度の低い冷却風で本体ケーシング1内の前面側を冷却することができ、前面側に配置される表示基板40などを冷却することができる。
また、上記第3案内流路により案内された冷却ファン21からの冷却風の一部(図2の矢印R1)によって、本体ケーシング1内の前面側にエアカーテンが形成され、そのエアカーテンで覆うことにより前面側に配置される表示基板40などの温度上昇を抑制することができる。
また、上記傾斜部60a,60bと開口61を有する取付板60で形成された第4案内流路によって、冷却ファン21からの冷却空気の一部を、本体ケーシング1内の天面側に吹き出すように案内するので、マグネトロン23の冷却により温度上昇した風とは別の温度の低い冷却風で本体ケーシング1内の天面側に配置される電装品を冷却することができる。
また、上記本体ケーシング1の前面側に設けられた吸気口10を介して冷却ファン21により前面側から外気を吸い込むので、ビルトインタイプで前面側からしか吸気できない環境に設置する加熱調理器に好適である。
また、上記冷却ファン21からの冷却風が流れるマグネトロン23の冷却用流路24の圧力損失が、第1案内流路25の圧力損失と第2案内流路26の圧力損失の合計よりも大きくすることによって、マグネトロン23の冷却用流路24を通過した冷却風が、圧力損失合計が冷却用流路24よりも小さい第1,第2案内流路25,26に流れ出るので、マグネトロン23の冷却用流路24を冷却風がスムーズに流れ、マグネトロン23の冷却効率が向上する。
また、上記第1案内流路25の圧力損失よりも第2案内流路26の圧力損失を小さくすることによって、第1案内流路25を介して加熱庫2内に流れる冷却風よりも第2案内流路26を介して排気ダクト50側に流れる冷却風の方が多くなり、必要以上に加熱庫2内へ給気することがない。加熱庫2内への給気量が多すぎると、被加熱物である食品が乾燥したり食品温度が下がったりするが、マイクロ波による加熱中の食品の乾燥や温度低下が生じない程度の給気量とすることで、加熱庫2内に発生した水蒸気を排気することができる。
また、上記冷却ファン21からの冷却風をマグネトロン23の冷却用流路24に送風ダクト22により案内することによって、冷却ファン21からの冷却風のうちの主たる成分をマグネトロン23の冷却用流路24に供給することができ、マグネトロン23の冷却効率がさらに向上する。
〔第2実施形態〕
図12はこの発明の第2実施形態の加熱調理器の排気ダクト50の上面模式図を示している。なお、この第2実施形態の加熱調理器は、排気ダクト50の排気口9に抵抗部を除いて第1実施形態の加熱調理器と同一の構成をしており、図1〜図11を援用する
この第2実施形態の加熱調理器は、図12に示すように、排気ダクト50の排気口9に抵抗部の一例としての吹出グリル70が配置されている。この吹出グリル70は、複数の縦桟71を横方向に間隔をあけて平行に配置している。この複数の縦桟71は、水平断面がくの字形状をしており、前後方向に沿って延在する直線部71aと、直線部71aの前端から左斜め前方に向かって屈曲する屈曲部71bを有している。
上記第2実施形態の加熱調理器によれば、排気ダクト50の下流側の排気口9に設けられた吹出グリル70(抵抗部)によって、排気ダクト50内の流速が遅くなるので、排気口9から排出されるまでに、加熱庫2内からの排気と第2案内流路26により案内された冷却風の混合希釈が促進される。
また、上記排気ダクト50内で混合された排気を本体ケーシング1の前面側に設けられた吸気口10と反対の側(この実施形態では左斜め前方)に向けて吹き出すように、排気ダクト50の下流側の排気口を本体ケーシング1の前面側に設けることによって、排気ダクト50の排気口9から排出された排気が吸気口10から再び吸い込まれるのを抑制できる。このように、再吸い込みを防止することで、本体ケーシング1内の電装品に対する冷却効率の低下を防ぐことができる。
上記第2実施形態の加熱調理器は、第1実施形態の加熱調理器と同様の効果を有する。
なお、上記加熱調理器では、複数の縦桟71が横方向に間隔をあけて平行に配置された吹出グリル70を抵抗部として排気ダクト50の排気口9に設けたが、抵抗部の形態はこれに限らない。
〔第3実施形態〕
図13はこの発明の第3実施形態の加熱調理器の要部の縦断面図を示しており、図3のVI−VI線から見た他の例の縦断面図である。図13において、図1〜図5と同一の構成部には同一参照番号を付している。
この第3実施形態の加熱調理器は、図13に示すように、排気ダクト50内に吸引口90aを有するエジェクタ部90が形成されている。
上記第1,第2実施形態では、排気ダクト50に排気ファン31,32を配置した加熱調理器について説明したが、この発明の第3実施形態の加熱調理器では、排気ファンを用いずに冷却ファン21の送風能力を高め、排気ダクト50に設けられたエジェクタ部90によって、第2案内流路26により案内されて排気ダクト50内に流入する冷却風により加熱庫2内からの排気を排気ダクト50内の下流側に引き込む。これにより、加熱庫2内からの排気と第2案内流路26により案内された冷却風とを混合して排気口9から排気する。
上記排気ダクト50内のエジェクタ部90より下流側の混合部は、内容積が大きいほど混合希釈の効果が高くなり、あるいは、エジェクタ部90から排気口9までの距離が長いほど混合希釈の効果が高くなる。
上記第3実施形態の加熱調理器によれば、排気ダクト50に排気ファンを用いる必要がなく、加熱庫2内からの排気と第2案内流路26により案内された冷却風とを混合でき、構成を簡略化することができる。
また、上記排気ダクト50内に流入する加熱庫2内からの排気よりも、排気ダクト50内に流入する第2案内流路26からの冷却風の流速が速いことによって、エジェクタ部90により加熱庫2内からの排気を排気ダクト50内に引き込むエジェクタ効果を高めることができる。
上記第3実施形態の加熱調理器においても、第1実施形態の加熱調理器と同様の効果を有する。
〔第4実施形態〕
この発明の第4実施形態の加熱調理器は、排気ダクト50の案内部を除いて第1実施形態の加熱調理器と同一の構成をしており、図1〜図11を援用する
上記第4実施形態の加熱調理器によれば、排気ダクト50の底部に溜まった結露水を案内部により第2案内流路26に案内することによって、加熱庫2内からの排気に含まれる水蒸気が排気ダクト50内に結露しても、底部に溜まった結露水を第2案内流路26に導き、第2案内流路26内においてマグネトロン23を冷却して温度上昇した乾いた冷却風により結露水を蒸発させることができる。
例えば、上記案内部として、排気ダクト50の底部に排気ダクト50の下部に設けられ、第2案内流路26の下流端が接続された接続口50bに向かって徐々に低くなるように傾斜面を設けて、その傾斜面により排気ダクト50の底部に溜まった結露水を第2案内流路26に案内する。
上記第4実施形態の加熱調理器は、第1実施形態の加熱調理器と同様の効果を有する。
上記第1〜第4実施形態では、マグネトロン23を冷却して下流側に流れ出た冷却風は、第1案内流路25と第2案内流路26にのみ流れる構成の加熱調理器について説明したが、これに限らず、マグネトロンを冷却して下流側に流れ出た冷却風が第1,第2案内流路以外の流路に流れる構成の加熱調理器にこの発明を適用してもよい。
また、この発明の加熱調理器としては、例えば、マイクロ波加熱方式の電子レンジのみならず、過熱水蒸気(または飽和水蒸気)を使用するオーブンレンジや、過熱水蒸気(または飽和水蒸気)を使用しないオーブンレンジなどの加熱調理器がある。
この発明の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記第1〜第4実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。
この発明および実施形態をまとめると、次のようになる。
この発明の加熱調理器は、
本体ケーシング1と、
上記本体ケーシング1内に配置された加熱庫2と、
上記本体ケーシング1内に配置され、上記加熱庫2内にマイクロ波を供給するマグネトロン23と、
上記本体ケーシング1内に配置され、上記マグネトロン23に冷却風を送る冷却ファン21と、
上記マグネトロン23を冷却して下流側に流れ出た冷却風の一部を、上記加熱庫2内に案内する第1案内流路25と、
上記マグネトロン23を冷却して下流側に流れ出た冷却風の他の一部を、排気側に案内する第2案内流路26と、
上記加熱庫2内から排出された排気と上記第2案内流路26により案内された冷却風とを混合して外部に排出する排気ダクト50と
を備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、本体ケーシング1内に配置された冷却ファン21からの冷却風のうちのマグネトロン23を冷却して下流側に流れ出た冷却風の一部を、第1案内流路25により加熱庫2内に案内すると共に、冷却ファン21からの冷却風のうちのマグネトロン23を冷却して下流側に流れ出た冷却風の他の一部を、第2案内流路26により排気ダクト50側に案内する。そして、加熱庫2内からの排気と第2案内流路26により案内された冷却風とを排気ダクト50で混合して排出する。上記第1案内流路25を介して加熱庫2内に案内された冷風は、加熱庫2内からの排気として排気ダクト50側に流れる。すなわち、冷却ファン21からマグネトロン23を通過して後、第1,第2案内流路25,26で二分された冷却風は、排気ダクト50で再び合流して排出される。このマグネトロン23を冷却して第2案内流路26により案内された冷却風は、湿度が低くかつ第2案内流路26を経ることにより温度が低くなる。これにより、加熱庫2内からの排気の温度と湿度を効率よく下げて排出することができる。また、1つの冷却ファン21で加熱庫2内への給気とマグネトロン23の冷却が可能になる。
また、一実施形態の加熱調理器では、
上記排気ダクト50の下流側の排気口9に設けられた抵抗部を備えた。
上記実施形態によれば、排気ダクト50の下流側の排気口9に設けられた抵抗部によって、排気ダクト50内の流速が遅くなるので、排気口9から排出されるまでに、加熱庫2内からの排気と第2案内流路26により案内された冷却風の混合希釈が促進される。
また、一実施形態の加熱調理器では、
上記本体ケーシング1の前面側に設けられた吸気口10を備え、
上記排気ダクト50の下流側の排気口9は、上記排気ダクト50内で混合された排気を上記吸気口10と反対の側に向けて吹き出すように、上記本体ケーシング1の前面側に設けられている。
上記実施形態によれば、排気ダクト50内で混合された排気を本体ケーシング1の前面側に設けられた吸気口10と反対の側に向けて吹き出すように、排気ダクト50の下流側の排気口9を本体ケーシング1の前面側に設けることによって、排気ダクト50の排気口9から排出された排気が吸気口10から再び吸い込まれるのを抑制できる。このように、再吸い込みを防止することで、本体ケーシング1内の電装品に対する冷却効率の低下を防ぐことができる。
また、一実施形態の加熱調理器では、
上記排気ダクト50の後面側に配置された排気ファン31,32と、
上記第1案内流路25または上記第2案内流路26からの冷却風が上記排気ダクト50へ流入する位置に設けられた傾斜部材51,52と
を備え、
上記傾斜部材51,52は上記排気ファン31,32の正面側に対向する位置にまで延在している。
上記実施形態によれば、傾斜部材51,52を、排気ファン31,32に対向する位置にまで延在させることによって、排気ファン31,32から吹き出す冷却風の向きが変わり、乱流が生じる。それによって、第2案内流路26により案内されて排気ダクト50内に流入する冷却風および加熱庫2内からの排気を効率的に混合することができる。
また、一実施形態の加熱調理器では、
上記排気ダクト50の底部に溜まった結露水を上記第2案内流路26に案内する案内部を備えた。
上記実施形態によれば、排気ダクト50の底部に溜まった結露水を案内部により第2案内流路26に案内することによって、加熱庫2内からの排気に含まれる水蒸気が排気ダクト50内に結露しても、案内部により結露水を第2案内流路26に導き、第2案内流路26内においてマグネトロン23を冷却して温度上昇した乾いた冷却風により結露水を蒸発させることができる。
また、一実施形態の加熱調理器では、
上記排気ダクト50と上記加熱庫2との間を仕切る部分に空気断熱層51を有する。
上記実施形態によれば、排気ダクト50と加熱庫2との間を仕切る部分に空気断熱層51を有することによって、排気ファン31により供給された冷却風により空気断熱層51の下側が冷却されても、空気断熱層51の上面において高温多湿の排気が結露するのを防止できる。
また、一実施形態の加熱調理器では、
上記排気ダクト50に設けられ、上記第2案内流路26により案内されて上記排気ダクト50内に流入する冷却風によって、上記加熱庫2内からの排気を上記加熱庫2内に引き込むためのエジェクタ部を備えた。
上記実施形態によれば、排気ダクト50に設けられたエジェクタ部によって、第2案内流路26により案内されて排気ダクト50内に流入する冷却風により加熱庫2内からの排気を加熱庫2内に引き込むことが可能になる。あるいは、排気ダクト50に排気ファンを用いることなく、第2案内流路26により案内されて排気ダクト50内に流入する冷却風により加熱庫2内からの排気をエジェクタ部により加熱庫2内に引き込むことにより、加熱庫2内からの排気と第2案内流路26により案内された冷却風とを混合でき、構成を簡略化できる。
また、一実施形態の加熱調理器では、
上記排気ダクト50内に流入する上記加熱庫2内からの排気よりも、上記排気ダクト50内に流入する上記第2案内流路26からの冷却風の流速が速い。
上記実施形態によれば、排気ダクト50内に流入する加熱庫2内からの排気よりも、排気ダクト50内に流入する第2案内流路26からの冷却風の流速が速いことによって、エジェクタ部により加熱庫2内からの排気を排気ダクト50内に引き込むエジェクタ効果を高めることができる。
また、一実施形態の加熱調理機では、
上記冷却ファン21からの冷却風のうちの一部を、上記マグネトロン23の冷却用流路24を通らずに上記本体ケーシング1内の電装品に向けて吹き出すように案内する第3案内流路を備え、
上記排気ダクト50から外部へ排出する排気経路において、上記第2案内流路26からの冷却風が上記排気ダクト50に流入する位置よりも上流側において上記第3案内流路により案内された冷却風を上記排気ダクト50へ流入させる。
上記実施形態によれば、1つの冷却ファン21でマグネトロン23の冷却と他の電装品の冷却を行うことができると共に、それらの冷却風によって加熱庫2の排気を希釈することができるため、ファンの個数を低減できる。
1…本体ケーシング
1a…上カバー
2…加熱庫
3…扉
4…ハンドル
5…耐熱ガラス
6…操作パネル
7…液晶表示部
8…電源スイッチ
9…排気口
10…吸気口
21…冷却ファン
22…送風ダクト
23…マグネトロン
23a…冷却フィン
24…冷却用流路
25…第1案内流路
26a…前面壁部
26…第2案内流路
27…接続ダクト
28…直線部
29…屈曲部
30…電源部
31,32…排気ファン
40…表示基板
41…仕切板
42…枠部材
50…排気ダクト
60…取付板
70…吹出グリル
80…仕切板
81…通路
90…エジェクタ部

Claims (7)

  1. 本体ケーシングと、
    上記本体ケーシング内に配置された加熱庫と、
    上記本体ケーシング内に配置され、上記加熱庫内にマイクロ波を供給するマグネトロンと、
    上記本体ケーシング内に配置され、上記マグネトロンに冷却風を送る冷却ファンと、
    上記マグネトロンを冷却して下流側に流れ出た冷却風の一部を、上記加熱庫内に案内する第1案内流路と、
    上記マグネトロンを冷却して下流側に流れ出た冷却風の他の一部を、排気側に案内する第2案内流路と、
    上記加熱庫内から排出された排気と上記第2案内流路により案内された冷却風とを混合して外部に排出する排気ダクトと
    を備え
    上記排気ダクトの後面側に配置された排気ファンと、
    上記第1案内流路または上記第2案内流路からの冷却風が上記排気ダクトへ流入する位置に設けられた傾斜部材と
    を備え、
    上記傾斜部材は上記排気ファンの正面側に対向する位置にまで延在していることを特徴とする加熱調理器。
  2. 本体ケーシングと、
    上記本体ケーシング内に配置された加熱庫と、
    上記本体ケーシング内に配置され、上記加熱庫内にマイクロ波を供給するマグネトロンと、
    上記本体ケーシング内に配置され、上記マグネトロンに冷却風を送る冷却ファンと、
    上記マグネトロンを冷却して下流側に流れ出た冷却風の一部を、上記加熱庫内に案内する第1案内流路と、
    上記マグネトロンを冷却して下流側に流れ出た冷却風の他の一部を、排気側に案内する第2案内流路と、
    上記加熱庫内から排出された排気と上記第2案内流路により案内された冷却風とを混合して外部に排出する排気ダクトと
    を備え、
    上記排気ダクトの底部に溜まった結露水を上記第2案内流路に案内する案内部を備えたことを特徴とする加熱調理器。
  3. 請求項1または2に記載の加熱調理器において、
    上記排気ダクトの下流側の排気口に設けられた抵抗部を備えたことを特徴とする加熱調理器。
  4. 請求項1から3までのいずれか1つに記載の加熱調理器において、
    上記本体ケーシングの前面側に設けられた吸気口を備え、
    上記排気ダクトの下流側の排気口は、上記排気ダクト内で混合された排気を上記吸気口と反対の側に向けて吹き出すように、上記本体ケーシングの前面側に設けられていることを特徴とする加熱調理器。
  5. 請求項1からまでのいずれか1つに記載の加熱調理器において、
    上記排気ダクトと上記加熱庫との間を仕切る部分に空気断熱層を有することを特徴とする加熱調理器。
  6. 請求項1からまでのいずれか1つに記載の加熱調理器において、
    上記排気ダクトに設けられ、上記第2案内流路により案内されて上記排気ダクト内に流入する冷却風によって、上記加熱庫内からの排気を上記排気ダクト内に引き込むためのエジェクタ部を備えたことを特徴とする加熱調理器。
  7. 請求項1からまでのいずれか1つに記載の加熱調理器において、
    上記冷却ファンからの冷却風のうちの一部を、上記マグネトロンの冷却用流路を通らずに上記本体ケーシング内の電装品に向けて吹き出すように案内する第3案内流路を備え、
    上記排気ダクトから外部へ排出する排気経路において、上記第2案内流路からの冷却風が上記排気ダクトに流入する位置よりも上流側において上記第3案内流路により案内された冷却風を上記排気ダクトへ流入させることを特徴とする加熱調理器。
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