JP4498367B2 - 電源盤 - Google Patents

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Description

この発明は、電源盤、特に、放電加工機やレーザ加工機などの工作機械の電源盤内発熱機器を空気流により強制空冷する構造に関するものであって、電源盤内発熱部品の効率的な冷却方式に関するものである。
レーザ加工機などの電源盤内に設置される部品については、高発熱のもの、発熱量は小さいが耐熱温度が低いもの、また部品間距離を長くできないものなど種々な設置条件があり、冷却構造を設計する際には、これらの条件を全て満足させる必要がある。
例えば、特許文献1によると、発熱部品であるトランスなどの電力用機器部品を冷却空気が流れるダクト内に直接設置し、あるいはフィンなどを介して間接的に設置することにより電源盤全体を適正に冷却している。
特開平9−213532号公報(第1頁、図1)
このような冷却構造では、多くの発熱部品が冷却用ダクトの中に設置されたり、冷却用フィンなども冷却用ダクトの壁面に多数設置されるため、冷却用ダクトの流路断面積や流路長が大きくなるなど、電源盤全体が大きくなる問題点がある。また、冷却効率を高めるためにはダクト内の空気流速を大きくする必要があるが、そのためにダクトの絞りなどが加わると圧力損失が大きくなり、これに対処するためには高価な大型冷却用ファンが必要となるなどの課題が伴う。
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、電源盤筐体に収納された電力用機器部品を強制冷却する冷却用ファンにより電源盤筐体の内部に形成される循環空気流によって電源盤筐体に収納された電力用機器部品および制御用素子部品をそれぞれ温度上昇バランスを適正に保って冷却できる電源盤を得ることを目的としている。
この発明に係わる電源盤では、電源盤筐体の内部に配設されたダクトと、前記ダクトの内側領域に配置された複数の電力用機器部品と、前記電力用機器部品のそれぞれに対応して設けられた冷却用ファンと、前記ダクトの外側領域であって前記電源盤筐体の内部に配置された制御用素子部品と、前記電源盤筐体の内部において前記冷却用ファンにより前記ダクトの内側領域と前記ダクトの外側領域とを循環する空気流を前記ダクトの内側領域からの出口で冷却する液冷式熱交換器を前記ダクトに備えたものである。
この発明によれば、電源盤筐体に収納された電力用機器部品を強制冷却する冷却用ファンにより電源盤筐体の内部に形成される循環空気流によって電源盤筐体に収納された電力用機器部品および制御用素子部品をそれぞれ温度上昇バランスを適正に保って冷却できる電源盤を得ることができる。
実施の形態1.
この発明による実施の形態1を図1について説明する。図1は実施の形態1における電源盤の構成を示す側面図である。
図1において、防塵的に密閉された電源盤筐体1を備えた電源盤は、放電加工機やレーザ加工機などの工作機械の電源装置として用いられるものである。電源盤筐体1の内部には、定電圧直流ユニットおよびスイッチングユニットや整流器と接続されるトランス4およびリアクトル5などの電力用機器部品や、これらの電力用機器部品を制御するための多数の電子回路素子を実装した電源回路制御基板3などの制御用素子部品が収納されている。
電源盤筐体1の内部に配設されたダクト7は、電源盤筐体1における水平面の中央部に底板11から天板10へ向けて角筒状壁面7aを上下に延在して設けられ、上部には上方へ向けて末広がり形状に形成された截頭角錐状の拡大部壁面7bを有している。
ダクト7における内側領域15の下部にはトランス4が底板11の上に設置され、ダクト7における内側領域15の上部すなわちダクト7における拡大部壁面7bの内側には複数のリアクトル5が拡大部壁面7bに近接しトランス4の上方において中央部の上下に抜ける空間をあけて設置されている。
ダクト7の上部端面には、ダクト7の上部端面を通る空気流をダクト7の出口で冷却水などの液状冷却媒体との熱交換により冷却する水冷式熱交換器8が設けられている。水冷式熱交換器8の上面と電源盤筐体1の天板10との間には所定の空間が確保され、天板10に沿って電源盤筐体1の壁面1a,1bへそれぞれ向かう冷却用空気流の循環流路が形成されている。
電源回路制御基板3は電源盤筐体1の内部におけるダクト7側方の図示左右両側に位置してダクト7の外側領域16に設けられた基板ラックユニット6に配置される。
そして、トランス4および複数のリアクトル5はダクト7の筒状壁面7aおよび拡大部壁面7bに取り付けられた各個別の冷却用ファン2によりそれぞれ強制冷却される。
高発熱を生じる発熱部品である電力用機器部品としてのトランス4およびリアクトル5をそれぞれ強制冷却する冷却用ファン2は、トランス4およびリアクトル5を強制冷却する際に、電源盤筐体1の内部におけるダクト7の外側領域16から内側領域15へ向かう空気流を生成し、トランス4およびリアクトル5を強制冷却した後、ダクト7の内側領域15から水冷式熱交換器8を通り天板10に沿って電源盤筐体1の壁面1a,1bに至り、ダクト7の外側領域16に設けられた電源回路制御基板3が配置された基板ラックユニット6を通って冷却用ファン2に戻る循環空気流を形成する。
この循環空気流によって、トランス4およびリアクトル5が強制冷却されるとともに、基板ラックユニット6に配置された電源回路制御基板3には比較的弱い冷却作用が与えられる。
電源盤筐体1内に収納される発熱部品の内、インバータ関連素子などの高発熱部品は電源回路制御基板3の集合体である基板ラックユニット6中に設置された水冷ジャケットに直接接続して冷却されるため温度面では大きな問題にならない。
一方、トランス4やリアクトル5などは直接水冷することができないため冷却用ファン2による強力な強制空冷方式をとらざるを得ない。
また、基板ラックユニット6内の電源回路制御基板3上に設置される弱発熱素子、あるいは耐熱温度の十分に高い部品等は冷却用ファン2による直接的な強制空冷をするほどではないが、弱い冷却は必要とされる。
これら全体の要求を少ない個数の冷却用ファン2で満足する方式として、図1に示す実施の形態1では、電源盤筐体1内に水冷式熱交換器8を内装するダクト7を設けるとともに、ダクト7内に強力な強制空冷を必要とするトランス4やリアクトル5を設置し、ダクト7の壁面7a,7bに設置した冷却用ファン2からの冷却風が直接トランス4やリアクトル5に1:1の関係で当たるようにする。
ダクト7内で熱を奪って高温となった空気はダクト7の排気端にある水冷式熱交換器8を通って冷却された後、低温空気流となって電源盤筐体1内に放出される。
図1では、電源盤筐体1の中央にトランス4などを内装したダクト7があり、最上端から電源盤筐体1の天板10に沿って左右に排気される。そして、電源盤筐体1における左右端の壁面1a,1b付近まで進んだ後は下降し、各基板ラックユニット6を通過した後に、ダクト7の壁面7a,7bに設置された冷却用ファン2に還流される。
冷却用ファン2が比較的に下方にあること、またダクト7の排気が上方に排出されることにより電源盤筐体1内の冷却空気流は電源盤筐体1内をまんべんなく循環することになる。
そして、トランス4の上方に位置させたリアクトル5に、トランス4からの温風が当たりにくくする手段として、図1に示すように、リアクトル5を収納するダクト7を末広がり形状にすることにより、トランス4からの温風はリアクトル5に触れることなくダクト7の内部を通過し、リアクトル5にはダクト7外からの冷風が直接当たるようにすることができる。
このような冷却空気循環方式により、最小数量の冷却用ファン2であっても、強冷却を必要とする部品から弱冷却でもかまわない部品まで、全ての部品を適正に冷却することが可能となる。
なお、基板ラックユニット6の内部に設置した電源回路制御基板3中の弱発熱部品群であっても、積極的に冷却を必要とする部品は冷却用ファン2の吸い込み口付近に位置させることにより、より適正な冷却を行うことができる。
この発明による実施の形態1においては、最小限の小型冷却用ファン2を大きな冷却効率が要求される部品に1:1であてがうとともに、小さな冷却効率でよい部品群には上述冷却用ファン2による盤内循環流を利用して冷却するなど、少ない冷却用ファン2の個数で盤内全体における部品の温度上昇バランスを適正に保つことを目的としている。
この発明による実施の形態1に係わる冷却方式は、高発熱部品であるトランス4とリアクトル5を冷却空気ダクト7中に設置するとともに、ダクト7の壁面7a,7bに冷却用ファン2を設置してトランス4やリアクトル5を1:1の関係でダクト7の外空気が直接当たるようにする。トランス4やリアクトル5から熱を奪った空気流はダクト7の端面に設置された水冷式熱交換器8を通って冷却された後、電源盤筐体1の内部に吐き出され、電源盤筐体1の内部を循環して途中、電源回路制御基板3の集合体である基板ラックユニット6を通った後にダクト7の壁面7a,7bに設けられた各冷却用ファン3に還流される構造としたものである。
この発明による実施の形態1では、冷却用ファン2をトランス4やリアクトル5からなる高発熱部品に1:1の関係で設置したため、冷却用ファン2から得られる最大流速を高発熱部品表面に吹き付けることができる。したがって、トランス4やリアクトル5からなる高発熱部品の表面熱伝達率を最大級にするとともに冷却空気の温度上昇が無い状況で冷却することができるため、従来にない顕著な冷却効果を得ることができる。
また、水冷式熱交換器8からの排気は電源盤筐体1の上部に排出し、冷却用ファン2の設置は電源盤筐体1の下部にすることにより、水冷式熱交換器8から排出された空気流は電源盤筐体1内を全体的に循環するが、循環経路の途中に電源回路制御基板3の集合体である基板ラックユニット6を設置したため、冷却空気流は基板ラックユニット6間の電源回路制御基板3からなる小発熱部品を冷却した後で冷却用ファン2に還流される。すなわち、高発熱部品専用の冷却用ファン2だけで電源回路制御基板3からなる小発熱部品の冷却も可能とする冷却構造を提供するものである。
(1A)この発明による実施の形態1によれば、電源盤筐体1の内部に配設されたダクト7と、前記ダクト7の内側領域15に配置されたトランス4およびリアクトル5からなる複数の電力用機器部品と、前記トランス4およびリアクトル5からなる電力用機器部品のそれぞれに対応して設けられた冷却用ファン2と、前記ダクト7の外側領域16において前記電源盤筐体1の内部に配置された電源回路制御基板3からなる制御用素子部品と、前記ダクト7に設けられ前記冷却用ファン2により前記ダクト7の内側領域15と前記ダクト7の外側領域16とを前記電源盤筐体1の内部において循環する空気流を前記ダクト7の内側領域15から前記ダクト5の外側領域16への出口で冷却する水冷式熱交換器8からなる液冷式熱交換器を備えたので、電源盤筐体1に収納された高発熱を生じる発熱部品であるトランス4およびリアクトル5からなる電力用機器部品を強制冷却する冷却用ファン2により電源盤筐体1の内部に形成され所定個所で適切に冷却される循環空気流17によって電源盤筐体1に収納されたトランス4およびリアクトル5からなる電力用機器部品および電源回路制御基板3からなる制御用素子部品をそれぞれ温度上昇バランスを適正に保って冷却できる電源盤を得ることができる。
すなわち、防塵的に密閉された電源盤筐体1内に、定電圧直流ユニット、スイッチングユニット、トランス4、リアクトル5、整流器などが収納され、また多数の電子回路素子を実装した電源回路制御基板等が収納された放電加工機やレーザ加工機などの工作機械の電源・制御ユニットにおいて、電源盤筐体1内に水冷式熱交換器8を内装するダクト7を設けるとともに、ダクト7内に強力な強制空冷を必要とするトランス4やリアクトル5を設置し、ダクト7壁に設置した冷却用ファン2からの風が直接トランス4やリアクトル5に1:1の関係で当たるようにする。そして、ダクト7内で熱を奪って高温となった空気はダクト7の排気端にある水冷式熱交換器8を通って冷却された後、低温空気流となって電源盤筐体1内に放出される。なお、電源盤筐体1の中央にトランス4などを内装したダクト7があり、最上端から電源盤筐体1の天板10に沿って左右に排気される。そして、電源盤筐体1の左右端まで進んだ後は下降し、各基板ラックユニット6を通過した後に、ダクト7の壁面7a,7bに設置された冷却用ファン2に還流されることを特徴とする電源盤の冷却方式に関するものであって、次に記載した具体的効果を奏するものである。
最小数量の冷却用ファン3であっても、強冷却を必要とする部品から弱冷却でもかまわない部品まで、全てを適正に冷却することが可能となる。なお、水冷式熱交換器8出口の最も温度の低い空気は基板ラックユニット6をへて、最終的に温度が高くなるトランス4やリアクトル5へと順に流れるため、部品と空気温度の温度差が平均的に大きくなる構成、すなわち温度効率の良い空気循環を行わせることができるメリットがある。
(1B)この発明による実施の形態1によれば、前記(1A)項における構成において、上下に延在する前記ダクト7の上部に截頭円錐状の拡大部壁面7bを設けて前記ダクト7の上部を末広がりに構成するとともに、複数の前記トランス4およびリアクトル5からなる電力用機器部品を上下に配置し、上方に位置するリアクトル5からなる電力用機器部品を前記ダクト7の末広がりに構成した截頭円錐状の拡大部壁面7bの壁面寄りに配置するようにしたので、電源盤筐体1に収納された発熱部品であるトランス4およびリアクトル5からなる電力用機器部品を強制冷却する冷却用ファン2により電源盤筐体1の内部に形成され所定個所で適切に冷却される循環空気流17によって電源盤筐体1に収納されたトランス4およびリアクトル5からなる電力用機器部品および電源回路制御基板3からなる制御用素子部品をそれぞれ温度上昇バランスを適正に保って冷却できるとともに、ダクト7内の下方で電力用機器部品から熱を奪って高温になった空気流が上方の電力用機器部品に直接当たりにくくなり、上方に配置した電力用機器部品の冷却効果を高めることができる電源盤を得ることができる。
すなわち、高発熱部品が収納されるダクト7の形状を末広がりにするとともに、下方に位置する部品は中央寄りに配置、また上方に位置する部品はダクト7の壁面7b寄りに配置することを特徴とする電源盤の冷却方式に関するものであって、次に記載した具体的効果を奏するものである。
ダクト7内の下方で部品から熱を奪って高温になった空気流が上方の部品に直接当たりにくくなり、上方に配置された部品の冷却効果を高めることができる。
実施の形態2.
この発明による実施の形態2を図2について説明する。図2は実施の形態2における電源盤の構成を示す側面図である。
この実施の形態2において、ここで説明する特有の構成以外の構成については、先に説明した実施の形態1における構成と同一の構成内容を具備し同様の作用を奏するものである。図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
図2において、水冷式熱交換器8が設けられたダクト7の上部には、ダクト7の端面に連通して電源盤筐体1の天板10との間に天板10に沿って壁面1a,1bに向かう冷却風通路を形成する排気ダクト9が設けられている。
ダクト7から排出され水冷式熱交換器8で冷却された循環空気流は、電源盤筐体1の天板10に沿って延在する排気ダクト9により形成される冷却風通路を天板10に沿い壁面1a,1bに向かって流れ、壁面1a,1b近傍から下方へ循環される。
この実施の形態2では、水冷式熱交換器8を出た冷却空気を確実に電源盤筐体1の端部まで導く手段として、図2に示すようにダクト7に連通する排気ダクト9を電源盤筐体1における図示左右端の壁面1a,1b付近まで延長することにより、電源盤筐体1の内部における冷却空気流のショートサーキット現象を回避し、基板ラックユニット6に空気が流れなくなることを防止できる利点がある。
(2A)この発明による実施の形態2によれば、実施の形態1の前記(1A)項または前記(1B)項における構成において、前記水冷式熱交換器8からなる液冷式熱交換器で冷却された循環空気流17を前記電源盤筐体1の天板10に沿って前記電源盤筐体1の壁面1a,1b付近に誘導する排気ダクト9からなる延長ダクトを設けたので、電源盤筐体1に収納された高発熱を生じる発熱部品であるトランス4およびリアクトル5からなる電力用機器部品を強制冷却する冷却用ファン2により電源盤筐体1の内部に形成され所定個所で適切に冷却される循環空気流17によって電源盤筐体1に収納されたトランス4およびリアクトル5からなる電力用機器部品および電源回路制御基板3からなる制御用素子部品をそれぞれ温度上昇バランスを適正に保って冷却できるとともに、循環空気流17の不本意な環流を防止し、電源盤筐体1の内部全体を適正に冷却できる電源盤を得ることができる。
すなわち、水冷式熱交換器8で冷却された循環空気流が電源盤筐体1の端まで確実に運ばれるように、水冷式熱交換器8の排気ダクト7を電源盤筐体1における端部の壁面1a,1b付近まで設けたことを特徴とする電源盤の冷却方式に関するものであって、次に記載した具体的効果を奏することができる。
水冷式熱交換器8から排出される冷却空気流が、ショートサーキット的にダクト7に取り付けられた冷却用ファン2に還流することを防止できるため、基板ラックユニット6などを含む電源盤筐体1全体を適正に冷却することが可能となる。
実施の形態3.
この発明による実施の形態3を図3について説明する。図3は実施の形態3における電源盤の構成を示す側面図である。
この実施の形態3において、ここで説明する特有の構成以外の構成については、先に説明した実施の形態1または実施の形態2における構成と同一の構成内容を具備し同様の作用を奏するものである。図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
図3において、延長ダクト9から排出され電源盤筐体1の壁面1a,1b付近から下方へ向かう冷却用循環空気流17が基板ラックユニット6の周囲を通り抜けないように、基板ラックユニット6の周囲を閉塞する仕切板12が設けられている。
延長ダクト9から排出された冷却用循環空気流17は、基板ラックユニット6の周囲を通り抜けることなく、電源盤筐体1の壁面1a,1b付近から基板ラックユニット6の内部を通り冷却用ファン2へ流通するものであって、基板ラックユニット6に設けられた電源回路制御基板3を確実に冷却することができる。
この実施の形態3では、基板ラックユニット6周囲の空間が大きい場合などには、図3に示すように、電源盤筐体1の端部からの冷却風が基板ラックユニット6周囲を通らないように、基板ラックユニット6周囲を閉塞するような仕切板12を挿入することによって、より多くの冷却空気が基板ラックユニット6内を通過するため、基板ラックユニット6の内部に設置された発熱機器の冷却効率を高めることができる。
(3A)この発明による実施の形態3によれば、実施の形態2における前記(2A)項における構成において、前記水冷式熱交換器8からなる液冷式熱交換器で冷却された循環空気流17を前記電源回路制御基板3からなる制御用素子部品へ誘導する仕切板12からなる仕切部材を設けたので、電源盤筐体1に収納された高発熱を生じる発熱部品であるトランス4およびリアクトル5からなる電力用機器部品を強制冷却する冷却用ファン2により電源盤筐体1の内部に形成され所定個所で適切に冷却される循環空気流17によって電源盤筐体1に収納されたトランス4およびリアクトル5からなる電力用機器部品および電源回路制御基板3からなる制御用素子部品をそれぞれ温度上昇バランスを適正に保って冷却できる電源盤を得ることができる。
すなわち、電源盤筐体1の基板ラックユニット6の部分における冷却空気の流路断面において、基板ラックユニット6周囲の空間に無駄な冷却空気が流れないように、無駄空間を仕切る仕切板12を設置したことを特徴とする電源盤の冷却方式に関するものであって、次に記載した具体的効果を奏することができる。
水冷式熱交換器8から排出される冷却用空気流が無駄なく、基板ラックユニット6の内部を流れることになり、基板ラックユニット6内部における冷却効果を高めることができる。
実施の形態4.
この発明による実施の形態4を図4について説明する。図4は実施の形態4における電源盤の構成を示す側面図である。
この実施の形態4において、ここで説明する特有の構成以外の構成については、先に説明した実施の形態1から実施の形態3までのいずれかにおける構成と同一の構成内容を具備し同様の作用を奏するものである。図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
図4において、水冷式熱交換器8が設けられたダクト7の上部に設けられ、ダクト7の上部端面に連通して電源盤筐体1の天板10との間に天板10に沿って壁面1a,1bに向かう冷却空気流17を流通する冷却風通路を形成する排気ダクト9の一部には開口部13が設けられていて、その開口部13に対向して下流側に高発熱を生じる発熱部品14が設置されている。
ダクト7の上部端面からダクト7の上部に設けられた水冷式熱交換器8で冷却され天板10に沿って壁面1a,1bに向かう冷却空気流17の一部は開口部13から高発熱を生じる発熱部品14へ向けて分流し、高発熱を生じる発熱部品14に吹き付けられて発熱部品14を直接的かつ効率的に冷却する。
この実施の形態4では、トランス4やリアクトル5などの電力用機器部品に類する高発熱を生じる発熱部品であるがダクト7内にスペース的に収納しきれない部品や、あるいはトランス4やリアクトル5などの電力用機器部品に類する高発熱を生じる発熱部品であるが他の機器との位置関連からダクト7内に収納できない部品がある場合には、ダクト7に連通した水冷式熱交換器8より下流の排気ダクト9の一部に開口部13を設けて開口し、そこへ高発熱を生ずる発熱部品14を設置することにより、冷却空気流17を直接的に高発熱を生ずる発熱部品14へ当てることができて強力な冷却効果を得ることができる。
(4A)この発明による実施の形態4によれば、実施の形態2の前記(2A)項または実施の形態3の前記(3A)項における構成において、前記水冷式熱交換器8からなる液冷式熱交換器で冷却された循環空気流17を前記電源盤筐体1の天板10に沿って前記電源盤筐体1の壁面1a,1b付近に誘導する排気ダクト9からなる延長ダクトに前記循環空気流17の一部を流出する開口部13を設け、前記開口部13に対向してそこに高発熱を生じる発熱部品14を配置したので、電源盤筐体1に収納された発熱部品であるトランス4およびリアクトル5からなる電力用機器部品を強制冷却する冷却用ファン2により電源盤筐体1の内部に形成され所定個所で適切に冷却される循環空気流17によって電源盤筐体1に収納されたトランス4およびリアクトル5からなる電力用機器部品および電源回路制御基板3からなる制御用素子部品をそれぞれ温度上昇バランスを適正に保って冷却できるとともに、ダクト7に収納できない発熱部品14を効率的に冷却できる電源盤を得ることができる。
すなわち、水冷式熱交換器8からの排気ダクト9の一部に開口部13を設け、そこに発熱部品14を配置したことを特徴とする電源盤の冷却方式に関するものであって、次に記載した具体的効果を奏することができる。
水冷式熱交換器8からの冷却空気流を発熱部品14へ直接的に当てることができるため、高発熱を生じる発熱部品14がダクト7内に収納できない場合であっても効率的に冷却できる。
実施の形態5.
この発明による実施の形態5を図5について説明する。図5は実施の形態5における電源盤の構成を示す側面図である。
この実施の形態5において、ここで説明する特有の構成以外の構成については、先に説明した実施の形態1から実施の形態4までのいずれかにおける構成と同一の構成内容を具備し同様の作用を奏するものである。図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
図5において、電源盤筐体1の内部には、電源盤筐体1の内部におけるダクト7の側方に位置して図示左側だけに基板ラックユニット6が設置されている。
ダクト7の上部端面から水冷式熱交換器8を介して流通し、ダクト7の左側へ天板10に沿って延在する延長ダクト9から排出された冷却用循環空気流は、電源盤筐体1の壁面1a付近からダクト7の図示左側に設置された基板ラックユニット6の内部を通り冷却用ファン2へ流通し、基板ラックユニット6に設けられた電源回路制御基板3を確実に冷却する。
ダクト7の上部端面から水冷式熱交換器8を介して流通し、ダクト7の右側へ排出された冷却用循環空気流は、電源盤筐体1の壁面1b付近からダクト7に設けられた冷却用ファン2へ環流される。
実施の形態1〜4では電源盤筐体1の内部におけるダクト7側方の左右両側に基板ラックユニット6が有る場合について示したが、この実施の形態5では、図4に示すように、基板ラックユニット6がダクト7側方の片側一つに位置して構成されるものであって、この場合についても実施の形態1〜4と同様の効果を得ることができる。
(5A)この発明による実施の形態5によれば、実施の形態1の前記(1A)項および前記(1B)項、実施の形態2の前記(2A)項、実施の形態3の前記(3A)項ならびに実施の形態4の前記(4A)項のいずれかにおける構成において、電源回路制御基板3からなる制御用素子部品を設置した基板ラックユニット6をダクト7の図示左側または右側の一方だけに設けたので、電源盤筐体1に収納された発熱部品であるトランス4およびリアクトル5からなる電力用機器部品を強制冷却する冷却用ファン2により電源盤筐体1の内部に形成され所定個所で適切に冷却される循環空気流17によって電源盤筐体1の内部に配設されたダクト7に収納されたトランス4およびリアクトル5からなる電力用機器部品およびダクト7の図示左側または右側の一方だけに設けられた基板ラックユニット6に配置された電源回路制御基板3からなる制御用素子部品をそれぞれ温度上昇バランスを適正に保って冷却できる電源盤を得ることができる。
この発明による実施の形態1における電源盤の構成を示す側面図である。 この発明による実施の形態2における電源盤の構成を示す側面図である。 この発明による実施の形態3における電源盤の構成を示す側面図である。 この発明による実施の形態4における電源盤の構成を示す側面図である。 この発明による実施の形態5における電源盤の構成を示す側面図である。
符号の説明
1 電源盤筐体、2 冷却用ファン、3 電源回路制御基板、4 トランス、5 リアクトル、6 基板ラック、7 ダクト、8 水冷式熱交換器、9 排気ダクト、10 天板、11 底板、12 仕切板、13 開口部、14 発熱部品。

Claims (5)

  1. 電源盤筐体の内部に配設されたダクトと、前記ダクトの内側領域に配置された複数の電力用機器部品と、前記電力用機器部品のそれぞれに対応して設けられた冷却用ファンと、前記ダクトの外側領域であって前記電源盤筐体の内部に配置された制御用素子部品と、前記電源盤筐体の内部において前記冷却用ファンにより前記ダクトの内側領域と前記ダクトの外側領域とを循環する空気流を前記ダクトの内側領域からの出口で冷却する液冷式熱交換器を前記ダクトに備えたことを特徴とする電源盤。
  2. 上下に延在する前記ダクトの上部を末広がりに構成するとともに、複数の前記電力用機器部品を上下に配置し、上方に位置する電力用機器部品を前記ダクトの末広がりに構成した壁面寄りに配置することを特徴とする請求項1に記載の電源盤。
  3. 前記液冷式熱交換器で冷却された循環空気流を前記電源盤筐体の天板に沿って前記電源盤筐体の壁面付近に誘導する延長ダクトを設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電源盤。
  4. 前記液冷式熱交換器で冷却された循環空気流を前記制御用素子部品へ誘導する仕切部材を設けたことを特徴とする請求項3に記載の電源盤。
  5. 前記延長ダクトに前記循環空気流の一部を前記延長ダクトの外側に流出する開口部を設け、前記延長ダクトの外側であって前記開口部近傍に発熱部品を配置したことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の電源盤。
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